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Last Update/2012.02.05


◇ 第79話『我が身、轟雷の如く』◇

「何が嫌かって、こんな作戦がヴィヴリオ司令やアクシアたいちょーじゃなくて、いいんちょから発案されたのがありえねえー」 ――橘響

 

ミドルフェイズ:シーン1///
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「涙を見せるな」
 シーンPC:響。

GM:瑞穂基地、医務室。
響:「…………」
GM:重傷を負った響は、このなじみ深い部屋に運ばれ。
GM/羽村:「ん……まあ怪我はしてるけど死ぬほどじゃないね。流石流石」
GM:この部屋の主に、とりあえずの診察をしてもらっているところです。
響:「…………何か、前にも似たこと、言われた気がする……」(ぼー)
GM/羽村:「ははは、まあ既視感はありありだろうね。キミは怪我多いから」
GM/羽村:「よしっ、終わり。まあしばらくは安静にしてるんだね」
響:「せんせー……」
GM/羽村:「ん?」書類を書きながら話を聞く。
響:「あいつは……ッ、ギガプラント3号棟は、どう、なって……痛っ、ぐ」
響:半身を起こそうとして、顔を顰めてわなわなと痙攣。
GM:ぴたっと筆を止め
霜一狼:「おめおめと逃げ帰ってきた連中を除き、全滅」
霜一狼:「簡単に言えば、こういう表現が相応しい」
霜一狼:踵を鳴らして、ドアを開け、入り来る。
GM/羽村:「ま、そんな訳だね」肩をすくめる軍医さん。
響:「ぜん、めつ……? じゃあ、まさか、もう……」(←跡形も無く吹き飛ばされたのか、と思ったらしい)
GM/羽村:「若干訂正入れるなら、一応行方不明だね。草薙中尉は」
GM/羽村:「最後に彼女を見たのは、キミとゆー訳さ」>響
響:「…………」(泣きそうな顔をするが、涙が出ない)
響:たぶん、まだ涙腺も壊れたままなのだろう。
霜一狼:「しかし」
霜一狼:「現時点での情報を統括したのならば、現実は阿呆でも判る事だ」
GM/羽村:「ははは、南雲中尉はキッツいねぇ……」
響:「違う……オレは、そんなことが、聞きたいんじゃ無い……」>霜一狼
霜一狼:そして、ばさりと、響のベッドに何枚かの資料を放り投げる
響:「…………まだ、ギガプラントは、消滅してないの、か?」
霜一狼:「いずれ、消えることになる」
霜一狼:ちらりと見える、写真。リュンマ、ツバサ……。
霜一狼:「お前の次期ナビゲーターの候補だ。これまでの功績を考慮し、軍上層部は選択権を与えた」
響:まだ資料に目を通せるほど回復してないので、写真に視線を落とすだけ。
響:「……次の、さくせん、で、か?」(じろり)>霜一狼
霜一狼:「違う」
響:「…………?」
霜一狼:「以降の作戦任務、だ」
霜一狼:「軍上層部は草薙 伊音をMIAと認定している」
響:「……だッ、たら」
響:ぐッ、と歯を食いしばって痛みを殺し、身を起こす。
霜一狼:す、と目を細め、見る。
響:ぼたぼたとシーツに脂汗が落ち。
響:「アペルギアで、いい。……おれ、も、そのにんむ、に」(ぶるぶるがくがく)
GM/羽村:「あー、南雲中尉。一応お医者な立場上、患者にストレスはあんまり与えてほしくないんだけどなー」
霜一狼:「…………」
霜一狼:す、と響の耳元に唇を寄せ
霜一狼:「お前に、選択の余地は……ない」
響:濡れた前髪の中から、ぎらついた視線で睨むように>霜一狼
響:「違う」
響:「よち、なんかじゃない。おれは、あいつを……ぐっ」
GM:一触即発な状態。が、それを打ち消す希望の通信。
GM/管制官:『南雲中尉! 橘中尉!』
霜一狼:判っていたかのように、踵を返し、響の言葉をその背で受け止める。
GM/管制官:『ヤシマ陸軍より通信がありました……草薙中尉からの通信があったとのことです!』
響:ぜふ、ぜふと息を吐き、俯いたまま聴覚に意識を集中(笑)。

霜一狼:「……羽村軍医……あとは、好きにするといい」
霜一狼:「彼に、選択の余地など、あるまい?」
レオンハルト:「うおーい、響ー?」
響:「つう、しん……」
レオンハルト:響の目の前で、手を振り振り
レオンハルト:「ノックしてもしもーし?」
霜一狼:レオンとすれ違い、ちらりと目を落とすのみ。
響:「うる、せえぞ……れおん」(ぜふ、ぜふ)
GM/トゥアレタ:「聞こえた、響くん!? 伊音さんからの通信が入ったって」
GM:一緒に駆け込んでくるトゥアレタ。
響:トゥアレタには頷く(笑)。
レオンハルト:「なんだようなんだよう、無視するなよーう」
レオンハルト:響の肩を掴んでぐわんぐワン揺らす
響:「頼む、れおん、いいんちょ……。おれも、ぎが、プラントに……っ」(がふ、と大きく息を吐いて気絶する(笑))
響:つーかレオンやーめーてー、しんじゃうー?!(笑)
レオンハルト:「珍しく落ち込んでると思ったら、伊音ちゃん分が不足してるんだろ、そーだろ?」
レオンハルト:「じゃあ、摂取に行かなきゃな!」
レオンハルト:と言うところで。
霜一狼:「……さぁ、舞うが良い……歯車達よ」
霜一狼:廊下を歩みさる。
GM:シーンエンド。

■ミドルフェイズ/シーン2 「伊音の覚悟」
 シーンPC:霜一狼。
全員登場済。

GM/伊音:『こちらはヤシマ陸軍中尉、草薙伊音だ』
GM:ディスプレイに映るのは、敵と己の血にまみれた草薙伊音。
GM/伊音:『なんとか通信手段は確保したが、あいにく受信は不可能な状況にある』
レオンハルト:響に肩を貸して、連れて来ている
響:ずーるずーると引きづられて居る。
GM:限界を超えた肉体を、精神で動かしている。そんな様が見て取れる画面の中の彼女。
響:「いおん……」
GM/伊音:『奴らの狙いはヤシマ本土に対する直接攻撃だ! 先の一撃など比較にはならぬ、最悪の“弾丸”が準備されている。撃ち出されれば被害は甚大なものになろう』
GM/伊音:『幸いこのギガプラントに“無事”でいるのは私のみだ。これより弾丸発射阻止に死力を尽くす所存だが――』
響:「待ってろ……待っててくれ……」(ぐ、と拳を握り)
GM:そう言い放ち、ふと彼女は微笑んだ。
霜一狼:「やはり、か。これで裏付けは取れたな……」
響:「予想が、つくのかよ?」<弾丸>霜一狼
霜一狼:響の問いには、意味深な笑みを浮かべるのみ。
レオンハルト:「んー」
GM/伊音:『……適わぬ時は、添付したデータに沿った作戦を希望する』
GM/伊音:『頼む……ヤシマを――我らが祖国を』
響:「…………ッ」
GM:その言葉を最後に、画面はブラックアウトします。
響:何か、すっごく情けない目をしている<切れた通信
GM:入れ替わるようにして映る、ヤシマ軍の高官。
レオンハルト:形ばかりの敬礼
GM/ヤシマ軍高官:『以上が……先ほど我が部隊が受信した通信だ』
響:敬礼するパワーも失せた(笑)。
GM/ヤシマ軍高官:『データに関しては、既にそちらに送ってある。参照してほしい』
霜一狼:「これが、その資料だ」
霜一狼:トゥアレタに渡すか(笑)
響:顔は俯いたまま。でも伊音が送ってきたのでいちおう確認する(笑)<データ
GM:そんな訳でPC全員の共通情報として、以下の2点を。

GM:まず、渡された資料にあるのはひとつの画像。
GM:カタパルトにフライングユニットが、無造作に設置されています。
GM:機首部には、虚ろな目をした完全機械化兵が張りつけられています。
GM:これが、先に撃ち出された“弾丸”です。

響:げろげろー(笑)<FU弾丸
レオンハルト:「天使核の弾頭か……」
レオンハルト:じっと見つめる
響:「ッ、まさか――」
霜一狼:「そう。で、なくば……鹿縞の地図を書き換えるほどの事態にはなっていない」
レオンハルト:「御手軽に用意できて、悪辣なミサイルですね」
GM:軍部の見解としては、FUと完全機械化兵
GM:2つのV機関を利用することで、マスケンヴァル現象を起こさせているものと推測されています。
GM:そして二枚目の画像。最悪の予感は、的中するのが世の習い。
響:まさか――。
響:「あいつら、“マサムネ”を撃ち出すつもりか?! っ、ぐあ痛」(げふげふ、と咳き込む)
GM:もっとも大型なカタパルトに設置された、無人のシュネルギア3番機――マサムネ。
響:最悪の予想が当たっちまった……っ!!(笑)
霜一狼:「素敵な土産だな、橘中尉」
響:「まったく、ね……」(ぜふぜふ)
レオンハルト:「ふーん…………」思索にふける
GM:また画像と同時に送られてきたデータから、マサムネ射出のタイミングはこれより9時間後の2300時と計算されています。
レオンハルト:「これをなんとかしないといけないわけ、だ」
レオンハルト:「ですね、南雲さん?」
レオンハルト:にぃっと
霜一狼:「その通りだ」
響:「くそっ、あの馬鹿、ぜったい――自爆装置とか、動かそうって思ってる……ッ!」
GM/ヤシマ軍高官:『……これらの状況から、軍上層部では2250時、複数の超長距離狙撃用陽霊子砲による一斉砲火で、ギガプラントの“殲滅”を行うことを決定した』
GM:苦渋に満ちた声で告げるヤシマ軍高官。
霜一狼:「そこで、お前たちには超長距離狙撃用陽霊子砲の護衛を行ってもらう」
響:「あー……、南雲ちゅうい?」>霜一狼
霜一狼:「不服か、橘中尉」
響:「いっとくけど、おれは……弾除けにも、ならねー、ぞ?」<護衛
響:何しろこんな状態だぜー、と微妙な笑い。
GM/ヤシマ軍高官:『草薙中尉よりもたらされた情報により、砲撃の10分前から結界が弱体化することがわかった。その機を狙う』
レオンハルト:「帝族を見殺しになされる、そういうことですか?」>高官ズ
GM/ヤシマ軍高官:『――遺憾ではあるが。例え帝族とは言え、一人の命とヤシマの本土を引き替えにはできん』
GM/ヤシマ軍高官:『……なによりもこれは、本人の希望でもある』>レオン
霜一狼:「彼女は軍人だ」
霜一狼:「そして、捕虜と言うわけでもない」
響:「ああ。あの馬鹿なら、ぜったいに、そう言うな……」(良い意味で諦め混じりの苦笑)<本人の希望
レオンハルト:「不躾ながら、上申を願い出たく思います」
響:「レオン……?」
レオンハルト:敬礼し、発言の許可を求める>高官ズ
GM/ヤシマ軍高官:『かまわん、発言したまえ』
レオンハルト:「ありがとうございます。……残された時間は多くは無いとは言え、少なくもありません」
レオンハルト:「もし、草薙中尉を救い出すことが可能な作戦があるならば、作戦の変更は可能でしょうか?」
響:「そんなてが……」<あるのか、と疑問形。すがりたいがバカなので思いつかないのだ(笑)
レオンハルト:「自分としても、功績が残るほうを選択したく思いますので」
レオンハルト:肩を竦めつつ
GM/ヤシマ軍高官:『なるほど……もっともな意見ではある。あれば……の話だが』<選択肢
レオンハルト:「これは自分にしか出来ません」
GM/ヤシマ軍高官:『そうなのかな、南雲中尉?』
霜一狼:「さて?」
レオンハルト:意地悪そうな笑みで、南雲の方を見る
レオンハルト:『ほら、どうする? あんたがどう思ってるかは知らないけど、このおっさんたちは伊音ちゃんを殺したくは無いのさ』
レオンハルト:と、南雲に視線を向けている
霜一狼:「ですが、当人にその自信はあるようです」
霜一狼:「出来の悪い駒ならば、ここで進言するほど愚鈍ではないでしょう」
レオンハルト:「付け加えて言うなら、この瑞穂基地の人員は、不可能を可能にしてまいりました」
響:うんうん、と頷いてレオンを支援(笑)<不可能を可能に
霜一狼:「草薙伊音の救出がなされたのであれば、各地の基地の士気も上がるでしょう」
レオンハルト:「もちろん自信はあります。自分はトゥルナイサーの家名を背負っています。それ相応の権利と共に、義務を背負っています」
GM/ヤシマ軍高官:『なるほどな、話には聞いていたが。実にユニークで有能だな、君は』>レオン
レオンハルト:「恐縮です」
レオンハルト:ぜんぜん、恐縮して無さそうな顔で
響:「それなら熾天使どころか、大天使だってやっつけてやる……」(ぼそ)<伊音の救出
GM/ヤシマ軍高官:『いいだろう。第十三実験部隊は独自に動きたまえ。南雲中尉、指揮は君に任せる』
霜一狼:「了解しました」
GM/ヤシマ軍高官:『なに、護衛ならば虎の子のシュネルギアに来て貰う必要もあるまい』
レオンハルト:「ありがとうございます」ようやく綺麗な敬礼を見せる
GM/ヤシマ軍高官:『私とて……やおら帝族殺しの名を冠したい訳ではないからな』ニヤリと笑うオヤジ。
レオンハルト:そこで、つんと響の脇を肘で突く
レオンハルト:で、どうよ? と得意げな顔で見つめる。
響:「じゅうぶんだ。さすが天才……」(痛みをこらえつつ、微笑う)
響:オレにはこんな口車無理だぁー、とちょっと気が楽になった。
レオンハルト:いたずらっ子な笑みで南雲を見つめる
レオンハルト:「さ、これで連帯責任ですよ、南雲さん」
霜一狼:「連帯責任?」
響:ふぅ、と息を吐いて。
響:「責任者だろ、あんたがさ……?」>霜一狼
霜一狼:「責任は上官のものだ」
レオンハルト:「いーえいえいえ、泥沼だろうと地獄だろうと、嫌でも付いて来てもらいますよ、南雲さん」
霜一狼:「お前たちが責を負うには、10年早い」
レオンハルト:へぇっとちょっと感心したように
霜一狼:「トゥルナイサー、作戦の立案はお前に一任する。至急、データをまとめ提出しろ」
レオンハルト:「はいはい、任せてもらいますよ」
響:「天国よりゃ、ぜったいマシだろーな。付き合うぜ」>レオン
霜一狼:「……」ちらりと、響を見る。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「護るべきモノ」
 シーンPC:レオンハルト。

GM:カタコトカタコト……
GM:レオンの隣で、なにやらカタコトとパソコンを弄るトゥアレタ。
レオンハルト:ノートにぐりぐりと落書きをしている
GM:どうやら先ほど渡されたデータを色々と整理してるようです。
GM/トゥアレタ:「ん……まとめると、こんなとこね」じじじっとプリントアウト。
レオンハルト:「おつかれー、トゥアレタ」
GM/トゥアレタ:「そっちはどう、レオン?」
レオンハルト:「傑作完成!」
レオンハルト:トゥアレタの横顔をノートに書いていた。
GM/トゥアレタ:「………………」どよーんな表情。
レオンハルト:「え、どったの?」
GM/トゥアレタ:「なにかーかんがえがーあるんじゃーなかったのー!」こめかみをぐりぐりしながら。
レオンハルト:「いたいいたいいたい!」
レオンハルト:「あの場はあー言うしかないでしょ」
レオンハルト:「それともトゥアレタも、伊音ちゃんを見殺しにしたほうがよかったと思う?」
GM:と、一転後ろからレオンを抱きしめて。
GM/トゥアレタ:「しっかりしてよ……みんな、レオンを頼りにしてるんだから」
レオンハルト:「わかってるさ」
GM/トゥアレタ:「……で、妙案は?」
響:「だからおれまでこんなところに――」(ぐたー、とあっちの方でノビてる)
レオンハルト:真面目な表情を浮かべる
レオンハルト:「まず問題は一つ」
レオンハルト:「敵に鹵獲されたマサムネ」
響:うんうん、と首肯<問題
GM:黙って聞き入るトゥアレタ。
レオンハルト:「ほっとけばあと9時間でヤシマに飛んでくるわけだ」
レオンハルト:ビーカーに何か液体を注いで、ぐりぐりいじりつつ話す。
響:「たぶん、9時間ってのはV機関のプロテクト解除にかける時間だろーな」
響:どの道、オレと伊音が居なけりゃS.Q.U.I.Dは動かないから、弾丸にするしかねーんだろうけど。と補足
GM/トゥアレタ:「それに……ギガプラントを守る結界ね」
レオンハルト:「最強の盾と矛ってやつだ」
GM:先ほどトゥアレタから渡された資料で、判明したことが何点か。
GM:まず結界には微少な穴がいくつか存在しています。
GM:穴の大きさは大きいモノで100cm、小さいモノは数cm。
響:だめじゃん!(笑)<穴
響:「海中から攻める、てのはどうだ? ――確か前にも“バビロニア”でやったろ?」
レオンハルト:「無理じゃないかなぁ? 結界が海底まで張り巡らされてるみたいだし」
GM/トゥアレタ:「ダメ。同じ事を考えた部隊があったみたいだけど。撃沈されてるみたい」
響:だめかー、とがっくり(笑)。

GM:そしてギガプラントと融合したと思われる天使兵――。
GM:ラミエルと呼称されることとなったそれの攻撃範囲は、およそ500km
GM:極超音速で飛来する砲弾は、シュネルギアを持ってしても回避は容易ではありません。
GM:理論的には、マッハ20に近い速度ならば、迎撃されずに接近が可能です。
レオンハルト:「一つだけ、方法は無くは無いんだけど」
レオンハルト:「ちょっと、情報が足りないんだよね」
レオンハルト:と考え込んでいる
レオンハルト:結界の穴の位置を、モニターに出しつつ
響:「その方法ってのは?」
レオンハルト:「それは、これ」
レオンハルト:と、ビーカーに注がれた液体を見せる
GM/トゥアレタ:「それって……今朝の?」
レオンハルト:「うん。茜から分けてもらったやつ。これに、これを注いでーっと」
レオンハルト:ぐりぐり混ぜて、ゼリー状になったものをぺいっと響に投げる。
響:「のわっ?」
響:回避できず、べたっと顔の上に。
GM:衝撃は完全に中和され、痛くも痒くもありません。<ゼリー状のモノ
響:「な、何だこりゃ? ふにふにしてて気持ちいい……?」
レオンハルト:「響、それ刀で切ってみて」
響:「っと、了解――」
響:あー、いま力入んねーけど、と基地の倉庫から拾ってきた刀抜きつつ。
レオンハルト:ストップウォッチで時間を計っている
響:別に、力入れてやる必要はないか――と、伊音との特訓を思い出しつつ、一閃!
響:「はあッ!!」
響:ぐにょん。
響:「うあわっ?!」
響:反動でよろける(笑)。
レオンハルト:刀を弾き返したそれを、ぺちぺち叩きつつ
GM:直後、液状に戻る衝撃中和ジェル
レオンハルト:衝撃を吸収しなくなるまでの正確な時間を、計算する。
レオンハルト:「んー、やっぱり結構シビアだな」
響:「なるほど。柔らかいモチみたいなもんか」
レオンハルト:「液体を混ぜてから、こんだけ……と」
レオンハルト:書き書き
GM:時間にして、十数秒。確かにレオンが考えついた作戦に用いるにはシビアかもしれません。<ジェル
レオンハルト:「んー、カタパルトを止めれても数十秒、か……
レオンハルト:と、思案していた策について、とりあえずの説明を響にしてあげる
GM/トゥアレタ:「ふう……マサムネが自力で脱出してくれれば話は簡単なんだけど……」眉根にシワを寄せるトゥアレタ。
響:「んー。……なら、飛んできたところにぶつけて叩き落すってのは?」
レオンハルト:「それも、あり……か」書き書き<叩き落す
レオンハルト:「ま、どっちにしろ、狙撃については任せてよ。やったことはないけど、ほら、僕って天才だから」
レオンハルト:けらけらと笑う
響:「前にも、そう言ってフーファイターぶん殴ってたなぁ」(うんうん)<てんさい>レオン
響:「結界が解除できれば、やれないことはない。――いや、やってやるさ」<マサムネ再起動
GM/トゥアレタ:「あまり賛成できないわね。データから見ると、マサムネに伊音さんが乗せられていたなら……あ」
GM:と、なにか気づいたような顔になるトゥアレタ。
レオンハルト:「どしたのトゥアレタ? 生理きたの?」
GM/トゥアレタ:「ばっ! ち、違うわよ!」真っ赤っか
響:「何か閃いたのか、いいんちょ?」
GM:響の問いに、表情を暗くするトゥアレタ。
GM/トゥアレタ:「ごめん、なんでもない。気にしないで」
GM/トゥアレタ:「こんなの、作戦なんてもんじゃないから」
レオンハルト:「なんだよう、途中で止めるなよー。気になるじゃんかー」
レオンハルト:ぶぅぶぅー
響:「そうだそうだー」
響:「話してくれないと、胸もむぜ、いいんちょ。――レオンが」(笑)
レオンハルト:手をわきわきさせる
GM/トゥアレタ:「だって、こんなの酷い! いくら要素がかっちり組み合ったからって!」逆ギレする委員長。
GM/トゥアレタ:「あ……ごめん」
レオンハルト:「まぁ、まぁトゥアレタ」
レオンハルト:「最初に僕は言ったじゃん」
レオンハルト:「瑞穂のみんなは、不可能を可能にしてきたってさ」

響:ん、待てよ。
響:GM、オレ実は《超推理》持ってるんですが。
GM:ふむ
GM:例の伊音が閃くとゆー奴ですね<超推理
響:トゥアレタの口を借りて吐かせたい(笑)<アイデア
GM:ああ、なるほ。それはオッケーです(笑)
GM:<委員長に閃かせる
響:今は本人居ないから、レオンもしくは委員長を代理指名で(笑)。
響:ロゴス1消費、と。
GM:では委員長が重い口を開きます
レオンハルト:「ほら兎、襲えー」
レオンハルト:と、トゥアレタに兎をけしかけたり
GM/トゥアレタ:「ちょ、まっ……話す。話すわよ!」焦る委員長。
GM/トゥアレタ:「マッハ20以上の速度、1mの穴――」
響:「…………」
GM/トゥアレタ:「それにマサムネさえ起動してしまえば、なんとかなる状況――」
響:「いま、すっげえ嫌な予感がしたんだけどさ」
GM/トゥアレタ:「……本当に、作戦なんてものじゃないの。可能性は限りなく0。しかもそれを何個もクリアしなくちゃいけない……」
響:「まさか、オレをジェルに詰めて1mの穴に特攻させる、とか言わないだろうな?!」
GM:無言で、響を見つめる。
レオンハルト:無言で響を見つめる
レオンハルト:兎のつぶらな瞳も見つめる
霜一狼:(・x・)
レオンハルト:「響」
レオンハルト:がしっと響の肩を掴む
響:「…………なぁ、いいんちょ。嘘だと言ってくれよ!」(涙目ですがり(笑))
レオンハルト:「男なら、やってやれだ!」
GM/トゥアレタ:「だ、だから言ったでしょ! こんなの作戦じゃないって!」
レオンハルト:「だけど、少なくとも、僕が考えてたのよりは、成功率は高いと思うよ」
響:「嫌だぁ、こんなのは嫌だー、断固みとめねえー」(さめざめ)
響:「何が嫌かって、こんな作戦がヴィヴリオ司令やアクシアたいちょーじゃなくて、いいんちょから発案されたのがありえねえー」(しおしお)
GM/トゥアレタ:「わ、わるかったわね! 私だって、心に秘めておくつもりだったわよ!」<信じられない
レオンハルト:「ちょっと待ってよ、響」
レオンハルト:「目を瞑って想像してみて」
響:「ん? お、おう」(瞑目)
レオンハルト:「囚われの身で不安にかられる伊音ちゃん」小声で
響:「ぐ」
レオンハルト:「そこに天空から颯爽と現れる響」
レオンハルト:「惚れるよ?」
響:「ああ。――そのプラン自体が嫌ってワケじゃ、ねーし」(頷き)
響:「どうせ死に損なってるんだ。こうなりゃ弾丸でも何でもやるさ。――オレは、いや……オレたちは伊音を助けて、ヤシマを護る!」
響:そうだろ? と同意を求める(笑)>レオン&トゥアレタ
レオンハルト:「決まりだね。じゃ、南雲さんと詳細を詰めようか」
レオンハルト:ぽんぽん、と響の肩を叩く
GM/トゥアレタ:「なら、さっそく茜さんにも頼まないと……“弾丸”は確保できたんだから、“砲”も用意しないと、特別のね」
響:「おう。よろしく頼む」(ぺこりん)
響:(待ってろよ、伊音――オレは、必ずお前を助ける!)
響:決意の目で。
レオンハルト:「しかし、ま、長距離の狙撃ってはじめてだけど、だいじょうぶでしょ、たぶん」
響:「……信じてるぜ、天才!」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「熱く激しいこの想い」
 シーンPC:響。
全員登場済。

GM:南雲、響、レオン、トゥアレタ――
GM:そして説明のために呼ばれた茜が、モニターを前に陣取っています。
GM/茜:「使うのは、この前瑞穂に搬入されてきた。この“衝撃中和ジェル”と――」
GM/茜:「シュネルギア用の兵器として回ってきたけど、色々と問題があってお蔵入りになってる“超伝導電磁砲”」
GM:と、画面にジェルとなにやら巨大な砲が映しだされます。
レオンハルト:椅子をがっこがっこ前後に揺らしつつ、聞く
GM/茜:「ジェルはさっき説明したとおり。数十秒しかもたないけどとんでもない衝撃吸収能力を持ってる。で、超伝導電磁砲の方はぶっちゃけギガプラントにあるカタパルトと一緒。簡単に言えば“物を凄い勢いで遠くに飛ばす”ってな代物で……」
GM/茜:「ちょっと調整をすれば、弾丸以外の物も撃ち出すことができる、トゥアレタの注文通り、マッハ20以上の速度でね。だから――」
GM:と、画面が切り替わり。なにやら肉厚なドラム缶状の物体を加工している整備の人たちが映ります。
GM:茜:「あんなのでも、まあ大丈夫」胸をはる、茜。
レオンハルト:「しかし、響はとことん速い乗り物に縁があるね。この間は、300ノット以上の潜水艇に乗ったんでしょ?」
響:「もう慣れたさ」(苦笑)
レオンハルト:「で、南雲さん。どうですか?」
レオンハルト:この作戦は? と問う。
霜一狼:「既に、上に話は通してある」
霜一狼:「お前達の好きにするが良い」
レオンハルト:「さっすが!」
GM/トゥアレタ:「伊音さんからのデータだと、緒舞崎方面から結界の“穴”を通すことができれば」
GM/トゥアレタ:「ちょうど3番機が捕らえられている、カタパルト付近に撃ち込めます」
GM/トゥアレタ:「……数百km先の1mを通すことができれば、ですけど」
レオンハルト:「まー、そこらへんは任せてよ、トゥアレタ」
レオンハルト:「ほら、僕、天才だから
響:「実際、レオンといいんちょの演算能力があれば、向こうは動かない目標なんだろ? やれると思うぜ」
GM/トゥアレタ:「ありがと、橘くん」ほっとしたように、笑う。
響:「翔一の場合、それを戦闘中に移動する目標相手にやるってのが凄いんだよな……」(うんうん)
レオンハルト:「まー、大船に乗ったつもりで」
レオンハルト:「乗るのは大砲だけどさ」けたけたと笑う
響:「…………何だっけ、大砲の弾丸に乗って月まで行こう。って話、なかったか?」
GM/トゥアレタ:「アレは……成功したのよね、確か?」<月世界旅行
レオンハルト:「ジュール・ヴェルヌだね」
響:「この基地にだって、宇宙に行った奴らが居るんだ。――天使要塞くらい何でもないぜ」(力強く頷き)
霜一狼:ちと陳情。エンゲルランツェ、15を目標で。(笑)
GM:どうぞー
霜一狼:陳情を3→4で3点、Dブースト+18
霜一狼:#23c4
●ダイス:NAGUMO_Cy:23c4=17(5,4,1,5,4,6,2,2,3,1,6,6,4,3,3,2,4,3,2,3,6,4,1)= 17
霜一狼:成功。と
GM:ではエンゲルランツェを陳情成功で。
響:ひゃっほう! こいつを持って行くよー。デカブツ相手には使い勝手がいい。
霜一狼:「橘」
響:「はい?」>霜一狼
霜一狼:「砲弾の中に、お前が手放した“"モノ”の代わりを用意しておいた」
響:「もしかして――」(ピンと来たらしい)
霜一狼:「勝手は違うかも知れんがな」
霜一狼:「―――やってみせろ」
響:「――“光の槍”なら、前に使ったことがあります。あれなら」(がしっ、と掌底を打ち合わせ、頷く)
GM:そしてついでに、超伝導電磁砲のデータを提示

■超伝導電磁砲
 種別:搭載火器 技能:<砲術戦闘>
 命中修正:±0 ダメージ(種別):???
 射撃回数:1  射撃方式:S
 射程:500km  装備位置:両手
 装備コスト:100 対天使効果:?
 効果:シュネルギア専用。特殊弾丸“橘響”を装備。使用にはシュネルギアのサポートを必要とする。

レオンハルト:「ほーへーほー」
レオンハルト:と、データを見ている
GM/トゥアレタ:「いけそう、レオン?」横からデータを覗いて。
レオンハルト:「うん、いけると思うよ」
GM/トゥアレタ:「なら、届けましょう。伊音さんのところに――」
GM/トゥアレタ:「“希望”を」
レオンハルト:「あぁ。相棒を返してあげなきゃな」
響:「――っ!?」(←えらい恥ずかしい台詞が出てきたので、照れている(笑))
響:「し、しししっかり狙ってくれよ? 何しろオレは“弾丸”なんだからなっ?!」(あわわ)
GM:(それではなにかありましたら)
霜一狼:「では、これよりオペレーション:Hoffnungen Kugel を開始する」
霜一狼:「各員、準備を怠るな」
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠