■今回予告
――彼女が見てる世界は、自分に見える世界とは違うのかもしれない―― ヤシマを強襲した、極超音速で飛翔する天使兵――アラエル
目視すら適わぬその速度に、瑞穂の誇る天使核兵器群は手痛い敗北を喫した。
ナビゲーターに、ただ、負担だけを課したモノ――
「……私が、もっと速くなればいい」
追いつくことすら適わなかったモノ――
「……おめえが使いこなせるってぇなら、貸してやってもいい機体がある」
そして、問題の解決を命ぜられたモノ――
「なに、ただ“速い”だけだ。楽なモノだろう?」
為すべきひとつは敵の打破。
そのためには如何なる代償も問われない。問われない、はず。
けど――
「ぐっはぁ!? あっ……ぁぁぁぁぁあっあぁあっっ!?」
この彼女の悲鳴に、あなたは耐えられるのか?
エンゼルギア・天使大戦TRPG 第82話
『光速の天使』
「何の為に、何を為すんだ、おまえは?」 |