エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第87話『すべてが始まる神の島』◇

「現在の我々に、天使兵を相手にしながら3方面からの総力戦を凌ぐだけの戦力は無い」 ――ヴィヴリオ・グデーリアン

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1////
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
「結界強度レベル低下――紗が散ります! 八門結界……維持、できません!!」

 それは、ほんとうに唐突に始まった終わり。
 3発の呪法弾道ミサイルに穿たれながら、なおヤシマ=統一帝国を護ってきた八門結界。

 それが、一夜のうちに消え失せてしまうとは。果たして誰に予想できただろうか。

「やってくれたな……。すでにヤシマ全土が、あの女の掌上か」

 否。これあるを予想した者は居たのだ。
 ただ、その絶対数は余りにも少なすぎた。
 あたかも、13年の偽りの平和を、大多数の人々が永遠に続くと錯覚していたように――。

「誰ひとり、歴史どころか己の経験からさえ学んで居ないとは。呆れる他あるまい?」

 ――政宗沖、太平洋上の孤島、神守島。
 かつて八門結界を敷く実験が行なわれ……その源となった聖地。
 いまや天使たちの宮殿と化した地を奪還するより他に、ヤシマ=統一帝国に未来は無い。

 エンゼルギア・天使大戦TRPG 第87話
 『すべてが始まる神の島』

「……諦めないで。わたしはきっと、帰ってくるから」


シナリオハンドアウト
▼PC1 鴇宮静真  ギアドライバー/シューター
 ナビゲーター:T−X
 ダーザイン:【遠山桂からの思い出】
 一夜にして八門結界を失ったヤシマ=統一帝国。
 無論、対天使戦闘の決戦部隊であるドライクロイツにも総動員体制が掛かる。
 それは……もう長くない彼女の命の終わりの宣告でもあった。
 覚悟は、できている。少なくともそのつもりはある。
 ただ一つ解せないのは――。君たちが、神守島奪還部隊という、この事態で最重要のポジションに配置されたことだ……。

▼PC2 ハインリヒ・インメルマン  機械化兵
 ダーザイン:【鳴姫櫛乃(なるき・くしの)からの信頼】
 今回、君がドライクロイツ司令官ヴィヴリオ大佐から直々に受けていた命令。
 それは、神守島の結界を維持する巫女の後継者、鳴姫櫛乃の護衛。
 ――結界のど真ん中、しかも巫女本人でなく後継者の護衛など、任務とは名ばかりの休暇も同然……。そんな君の認識は一夜にしてひっくり返る。
 結界が破られ、天使の宮殿と化した神守島。
 唯一の希望の護り手は、もはや君しか残っていない。

▼PC3 ディーン・ホワイトクラウド  ギアドライバー/シューター
 ナビゲーター:リトス・エングリオ
 ダーザイン:【“クルセイダー”からの敵意】
 神守島の結界が破られた夜――。
 君たちは、状況を探るための威力偵察任務を拝命し、そして謎の機体に撃墜される。
 辛うじて不時着した神守島は、もはや人の住まわぬ天使の宮殿と化していた。
 あの時と同じね、と、君のパートナーは呟く。でも、違うのは――。
 そう、君が居ることだ。

▼PC4 エルリッヒ・フォン・ハインシュタイン  指揮官
 ダーザイン:【ヴィヴリオからの信頼】
 ヤシマより消えうせた八門結界。これの再起動には、何としても神守島の奪還が必須である。――しかし、ヤシマ全土に仕掛けられた合衆国十字軍第13艦隊の攻撃は、投入できる戦力を極端に限定させる結果となった。
 君は、その選ばれし戦力の一翼として、鴇宮静真と共に天使の宮殿と化した神守島へ向かうこととなる。


自己紹介
静真:「鴇宮 静真、ゲードライ少尉、ギアドライバー」
静真:「任務は敵天使兵の殲滅……と言いたい所だけど」
静真:「俺の任務は、他に在るのさ。本当の任務が」
静真:クラス:ギアドライバー
静真:黒髪黒瞳、精悍な顔つきの少年。年齢15歳、身長169cm
静真:初期取得ダーザイン【T−Xからの苛立ち/2】【遠山 桂からの嫉妬/2】
静真:シナリオダーザイン【遠山桂からの思い出/2】
静真:PC間ダーザイン 【ハインリヒからの呆れ/2】
静真:初期アガペー640
静真:以上です

ハインリヒ:「私はハインリヒ・インメルマン。階級は少尉だ」
ハインリヒ:「世界大戦からこっち……天使は幾つ落としたかなんて、数えてないな」
ハインリヒ:「何年生きてるかって? そいつは秘密だ」
ハインリヒ:「お前ももう少ししたらわかるさ」
ハインリヒ:ダーザインは鳴姫櫛乃からの信頼、ディーン・ホワイトクラウドからの畏怖
ハインリヒ:以上。

ディーン:「ディーン=ホワイトクラウド。お前達が言う所の合衆国先住民、という奴だ」
ディーン:「む、そう身構えてくれるな。生まれた場所こそ違うが、俺たちはきっと上手くやっていけるはずだ」
ディーン:「何故か? 簡単だ。俺と同じ「魂」を、お前の中に感じるんでな。信じるに足るかどうかなど、それで十分だ」
ディーン:「それでは、宜しく頼む」
ディーン:合衆国から亡命してきた、合衆国先住民の少年。
ディーン:多少荒っぽいが情に厚く、受けた恩は必ず返す義理堅い男。
ディーン:クラスはギアドライバー、ナビゲーターはリトス・エングリオ。
ディーン:ダーザインは【リトスからの信頼/2】【合衆国からの憎悪/2】【“クルセイダー”からの敵意/2】【エルリッヒからの疑惑/2】
ディーン:以上、宜しくお願いしますー。

エルリッヒ:「俺はエルリッヒ・フォン・ハインシュタイン。大尉をやってる」
エルリッヒ:「潜水艦――ドンガメ乗りだ。ふん、この基地では珍しいか」
エルリッヒ:「しかし嬉しいとは思わないかね? 戦争だぞ。誰を気にすることもなく、誰かを守るための戦争だ! これが軍人にとって喜ばしいことでなくてなんだというのか!」
エルリッヒ:潜水艦乗りとして13年間を戦い抜いたベテランの艦長。
エルリッヒ:現在も活動している群狼船団(ウルフパック)の数少ない生き残り。乗艦はUボート『ティンダロス』。
エルリッヒ:じつはアクシアの従兄弟だったり。
エルリッヒ:ダーザインは【部下からの信頼】【戦争からの愛情】【アクシアからの家族】【ヴィヴリオからの信頼】【静真からの警戒】
エルリッヒ:「さあ、戦争を教えてやる」
エルリッヒ:以上、どうかよろしく!


■オープニングフェイズ/シーン1 「絶望の帳」
 シーンPC:ハインリヒ。

GM:夏盛りの、蒸し暑い午後。
GM:ハインリヒ・インメルマン統一帝国空軍少尉は、とある神社の縁側に腰を下ろし、冷たい麦茶と程よく切られたスイカを横に、のんびりとした時間を過ごしている。
ハインリヒ:サングラスをかけ、寝転がっている。
GM:ここは神守島。政宗沖、黒潮と親潮の潮目に浮かぶ小さな孤島。
GM:40年戦役末期、ヤシマを守る八門結界の実験が行なわれ、また起点ともなった始まりの地。
GM:政宗方面の結界を形成する重要拠点だが――、いまはそこらのヤシマの田舎とほとんど変わらない風情を醸し出していた。
ハインリヒ:「平和だ……」
GM/櫛乃:「あの、インメルマン少尉? 難しい顔をされてますけど……どうかなさいました?」
GM:同じく傍に腰掛けている、巫女服姿の少女。
GM:肩甲骨くらいまでの黒髪を二つお下げにして結わえている。――名は、鳴姫櫛乃(なるき・くしの)。
ハインリヒ:よっと起き上がる
ハインリヒ:「これはお姫様」
GM/櫛乃:「よしてください、そういう言い方……。って、これで26回目、ですよ?」(くす)
GM:この地の結界維持を預かる、当代の巫女の実孫にして後継者ということで、ハインリヒが数日前から護衛を命じられている対象でもある。
ハインリヒ:タバコを取り出そうとして、止める。目の前の彼女に言われ、禁煙を命じられている。
GM:ちなみに、タバコを吸おうとされたのは8回目ですね、と微笑。
ハインリヒ:「いやぁ、なんとも年なもので。忘れっぽくなっていけませんね」
ハインリヒ:はははと笑って誤魔化す
ハインリヒ:「しかし、難しい顔をしていましたか、自分は?」
GM:少し、寂しげな顔をする櫛乃。
ハインリヒ:埃を払い、立ち上がる
GM/櫛乃:「やっぱり、少尉のような方には退屈ですか、ここは?」
GM:七式対天使哨戒機で瑞穂基地から3時間半のこの島は――ひたすらに、平和だった。
GM:護衛任務など名ばかりで、実質上バカンスも同然である。
ハインリヒ:「いや、退屈ではありませんよ。ただ……平和すぎます。自分は常に戦場に身を置いていましたから」
ハインリヒ:なれない敬語を使う
GM/櫛乃:「軍人さんは、大抵ここに来るとそう云われますね」(くす)
GM/櫛乃:「でも嬉しいです。ここは余り外の情報は入って来ませんから……。それに、インメルマン少尉は物知りですし」
GM:うんうん、と頷く櫛乃。頭の動きに合わせて揺れる2つお下げ。
ハインリヒ:「はっはっは、なんでも聞いてください。今日は何処の国の話しが聞きたいですか?」
GM/櫛乃:「はい! 今日は新王国の――」
GM:だが……そんな緩んだ空気に混じってくる、嗅ぎ慣れた、だがここ数日だけは無縁だった匂いが、ハインリヒの鼻を衝く。
GM:そう――もう慣れ過ぎてしまった。これは、血の匂いだ。
ハインリヒ:「新王国ですか。あの国には戦争でもないと行きたくありませんな。なんと言っても、飯がまずい……」
ハインリヒ:と、空を見る
GM:いや、見るべきは空ではない。まだ。
GM/櫛乃:「え……?」
GM:どさり、と庭先に放り出される、巫女服姿の女性の死骸。
GM:傍らに立つ、ふわっとした赤茶色の髪の少女。
GM:白いワンピースに、まだらに咲く真紅の花は――鮮血そのもの。
ハインリヒ:「櫛乃、俺の傍に来い!」
ハインリヒ:死体から遠ざけるように、引き寄せる
GM/櫛乃:「――!」(頷いて、ハインリヒの傍に)
GM/ガブリエラ:「……目標Bを発見。敵性戦力:機械化兵1を確認」
ハインリヒ:ぎちっと鋼の拳を握り締める
GM/櫛乃:「あ。嘘……? おばあちゃん?!」
ハインリヒ:「天使……か」
GM:がたがたと震えている少女。
ハインリヒ:自分の中の天使の血がざわめく
ハインリヒ:「櫛乃、落着け!」
GM:間違いなく、アレは君と同質であり、遥かに上位の存在だ――。
GM/ガブリエラ:「――了解、位置情報を送信。離脱する」
GM:瞬間、完全機械化兵じみた挙動で境内から跳び去る少女。
GM:その判断と、ふと聞こえた風斬り音がハインリヒの勘をイヤに刺激した。
GM:これは、遠距離からの砲撃が――!!
ハインリヒ:櫛乃を抱えて、横っ飛び!
GM/櫛乃:「きゃああああッ?!!」
GM:ぼんっ、とあっさり軽い爆音と共に、爆発四散する神守神社。
GM:圧縮された霊圧による炎が、境内の木々に火を灯していく。
ハインリヒ:「糞っ!」
GM/櫛乃:「う……あ? あ、何、が……?!」
GM/櫛乃:「何で……? 神社が、おばあちゃんが――!?」
ハインリヒ:焼け焦げた背中に、顔をしかめるが立ち上がる
ハインリヒ:「櫛乃! 立て!」
ハインリヒ:腕を引き、立ち上がらせる。
GM/櫛乃:「――? は、はい」
GM:状況を理解できず、混乱し、茫然としているが。
GM:それゆえに――君の腕にすがってくる。
ハインリヒ:背負おうと考え、自分の背中を想像し、お姫様抱っこする。
GM:少女を抱えて境内を脱出し、階段を駆け下りる。
GM:そうしてふと見上げた空には――。
ハインリヒ:「今は逃げるぞ」
GM/櫛乃:「うそ……あれ、は。てんし……?」
ハインリヒ:「これは、これは……どうりで血が騒ぐわけだ」
GM:ハインリヒと、空を見ていた櫛乃が呟いた。
ハインリヒ:空を見上げる。
GM:白を基調に青でポイント塗装され、蒼銀に輝く光の翼を拡げる、見たことも無いシルエットの人間戦車。
GM:そして、それに召喚でもされたのか。中空に浮かぶ魔法陣めいた“天界の門”から次々に降って来る下級の天使兵たち。
GM/ホイシュレッケ:「「「serra,serra,serra……」」」
GM/黒色天使:「「「gueeee……gaaaaaaa……」」」
ハインリヒ:「俺一人じゃどうにもならんな……。櫛乃、行くぞ」
ハインリヒ:走り出す。
GM/櫛乃:「は、はいッ!」
GM:こちらの戦力は、自分以外には、海岸の港に併設された浮き飛行場“プチフロート”に駐留する田舎の半個中隊のみ。
GM:おそらく――数時間もしないうちに人間は全滅し、この島は天使の宮殿と成り果てるだろう。
ハインリヒ:ここよりましな地獄は無いだろうが、まぁ、動きつづける限り死なない
ハインリヒ:「参ったな、新兵の頃の教えを思い出すとはな」
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「クルセイダー」
 シーンPC:ディーン。

GM:――神守島より、八門結界が消失してより2時間後。
GM:S.Q.U.I.Dに表示される、現在の時刻は午後18時過ぎ。
GM:太陽が西の水平線に沈んでいくのを背に受けながら、ディーン・ホワイトクラウドとリトス・エングリオが操縦するシュネルギア11番機“タイフーン”は、進路を東に取っていた。
GM:パワードアーマーの調整のため、政宗基地に出向いていた2人に結界消失の報がもたらされ、大至急現地に飛ぶよう指令が出されたのである。
GM/リトス:「まだ大丈夫、ディーン?」
ディーン:「今のところは、だ。だが油断は出来んぞ」
GM:依然、敵の影も異常も見当たらない。――穏やかで平和で、不気味な海。
GM/リトス:「政宗基地を出て1時間と少し。……セミオート飛行でも、そろそろ稼動限界が近いわ」
GM:後席で様々なパラメーターをチェックしている、銀髪赫眼の少女。
GM:もともとシュネルギアは決戦兵器であり、このように長時間、長距離の稼動を考えて造られたものではないが――。
GM/リトス:「……うん、戦闘行動にはまだ問題なし。でも気をつけて、ディーン」
ディーン:「どうした?」
GM/リトス:「油断しないで……。ということ」(ちょっと顔を紅くして、そっぽを向く(笑))
GM:ともあれ。
GM:彼女の的確なナビゲートがあればこそ、神守島を光学映像でも捉えられる位置まで来れた、と言えるだろう。
ディーン:「目視で捉えられる距離までは着たが……。さて、どうしたものかな」何か見えますかな?
GM/リトス:「――――?! !」
GM/リトス:「S.Q.U.I.Dのエーテル濃度がおかしい……? 天使兵レベルの敵が居る可能性が高……きゃあああああッ?!!」
GM:ガガガガゴゴゴンンッ! とシュネルギアの装甲を穿つ鈍い音。
GM:着弾音から判断して機関砲。
GM:ケルンを纏う第三世代人間戦車に、傷をつけられる通常兵器など存在しない。――で、あるならば。
ディーン:「くぁ――――!? リトス、状況を!」体勢を立て直し、気を張り巡らせる
GM/リトス:「人間戦車を確認! IFF(敵味方識別信号)反応無し。データベースに該当機種無し。……光学映像を出すわ、ディーン」
GM:微かに、彼女の声が震える。
GM:味方でなく、見たことも無い人間戦車。つまりそれは――。
GM/リトス:「敵の、新型――ッ!!」
GM:※外見:http://www.fear.co.jp/information/kami_info.htmのPC4 なイメージと思ってください(をい)
ディーン:「全く、次から次へと―――」じゃき、と陽霊子砲を向け、距離をとる
GM:うむ。だが敵の方が機動力が高いのか、彼我の距離は変わらない。
GM:白を基調に、クリスタルブルーをポイントにした塗装。
GM:女性的なフォルムながら、より重厚にまとめられた装甲の配置は、女騎士、あるいは北欧の伝承に姿を見せる戦乙女を思わせる。
GM:そして、何より――。
GM/リトス:「嫌な感じがする……。わたしは、この敵を知っている……?!」
ディーン:「逃げ切れんか……。リトス、活動限界まで何分ある?」
GM/リトス:「一戦闘こなすには、充分――持た、せる!」
GM:かの機体は、背に白銀の光の翼を纏い、悠然とシュネルギア:タイフーンの行く手を阻んでいた。
GM/??:「随分と慌てて出てきたのね。――でも、まだ駄目だわ。こちらの準備が終わってないもの」
GM:国際救難チャンネルを通して、敵のパイロットらしい――少女の声。
GM:それに重なるように、悲鳴のようなノイズが走る。
GM/通信兵:「――ちら、……守島駐留……隊」
GM/通信兵:「……けてくれッ! 天使が……山ほど……もう持たな……」
GM/リトス:「――ッ!!」
ディーン:「―――リトス、気を乱すな。乱せば、こちらが獲られるぞ」視線は外さず
GM:見れば、神守島の駐留部隊が居るはずの海岸線――“プチフロート”付近で、散発的に砲火が閃いている。
GM:S.Q.U.I.Dが映し出す天使反応で、島は真っ白になるかと思うほど。
GM/??:「――余裕ね。前の連れ合いよりはマシになったのかしら」
GM/リトス:「――貴女を、私は知っているわ」
ディーン:「……知り合いか?」
GM:きっ、と敵の機体を見据えるリトス。――その赫眼には、憎悪にも似た感情が揺れている。
GM/リトス:「ちょっとだけ……。ッ、来る!!」
GM/??:「ええ、わたしもよ。――墜ちなさい、リトス・エングリオ!」
GM:■35mm大型機関砲(射程:2.5km)
GM:#31c5+3 <射撃戦闘5>《マルチプルウェポン》《貫通弾》ダメージ+20(軽)
●ダイス:SOUMA_GM:31c5+3=25(2,3,4,3,6,5,2,6,1,4,1,4,6,2,6,6,1,4,2,5,2,5,6,3,1,5,3,4,1,3,4)+3= 28
GM:というわけで、まず28で攻撃(笑)>ディーン
ディーン:「くぅ……っ!?」
ディーン:#9c3  鬼やw
●ダイス:din:9c3=6(5,2,3,2,1,4,2,1,4)= 6
ディーン:差分値22ッ!w
GM:では42ダメージを。……えーと、種別(軽)ですが、GM権限によってどこからでもお好きなように振ってOKとします(笑)。
ディーン:「くっ、反応速度が違いすぎる!?」
GM:ぶっちゃけると、シュネルギアのHPにぜんぶ振って撃墜されてくれると嬉しい(笑)。
GM/リトス:「――そんな! “タイフーン”でも、追いつけない?!」
GM:ゴンゴンガンガンガガガガガ!! と装甲がみるみる削られていく。
ディーン:死亡ゲージに割り振らない限り一瞬でレッドゾーンですん、はいw
GM:まぁ、そういう敵ですし(笑)。
ディーン:ではまあ、HP全振りで素直に落ちておきますw
GM:了解ー。ここで「じゃあとどめ差します」とかいうとシナリオ終わるなぁ、どうしようかなぁ(嘘(笑))
GM/リトス:「くッ、駄目……機体が制御できない――」
GM/リトス:「海中に墜ちたら……ッ、何とか持たせるから。ディーン……っ!」
GM:機体制御を失い、錐揉み状に神守島へ墜ちていく“タイフーン”。
GM:ディーンの眼前に、島を覆う深い森が迫り――!
ディーン:「持たんか……くそ、俺としたことが……!」がんっとコンソール叩いて、直後に意識がブラックアウト。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「結界、消失」
 マスターシーン

GM:――神守島より、八門結界が消失してより6時間後。

GM/オペレーター:「結界強度レベル低下――紗が散ります! 八門結界……維持、できません!!」
GM:それは、ほんとうに唐突に始まった終わり。
GM:3発の呪法弾道ミサイルに穿たれながら、なおヤシマ=統一帝国を護ってきた八門結界。
GM:それが、一夜のうちに消え失せてしまうとは。果たして誰に予想できただろうか。

GM:神守島に端を発した広域結界の消失。
GM:3発の呪法弾道ミサイルによって破損した、ヤシマの八門結界を何とか支えてきた陸軍陰陽部の必死の努力もむなしく。
GM:その余波は波紋のように他の結界を蚕食し、また失わせていった。

GM:「――神威市、ホイシュレッケの出現を確認!」
GM:「政宗市、能天使級の攻撃を受けています!」
GM:「古都上空にフーファイターを確認!」
GM:「琉球沖に、合衆国十字軍の空母を確認! 艦載機、発進しました!」

GM:まるで、それを待っていたかのように、同時多発に仕掛けられる合衆国十字軍と天使兵の侵攻。
GM:それは比較的散発的ながら、結界内の防衛体制整わぬヤシマ=統一帝国軍に対して極めて効果的な奇襲となった。

GM/ヴィヴリオ:「やってくれたな……。すでにヤシマ全土が、あの女の掌上か」

GM:――関東方面、瑞穂基地。
GM:ドライクロイツの司令室で報告を受けるヴィヴリオ大佐は、歯噛みすると踵を返した。
GM/ヴィヴリオ:「神守島に一番近い、アペルギア搭載型の潜水艦を呼び出せ! その艦にシュネルギアを届ける!」
GM:後の対応をアクシアに、また基地の防衛をハルトマン大佐に託し、滑走路に引き出されたホルテンを見上げるヴィヴリオ。
GM:すでに、瑞穂基地全体が蜂の巣をひっくり返したような大騒ぎになっているのが、どこか遠い世界のように蒸し暑く重たい空気。
GM/ヴィヴリオ:「誰ひとり、歴史どころか己の経験からさえ学んで居ないとは。呆れる他あるまい?」
GM:その言葉は、誰に対してのものだったのか。
GM:フ、と皮肉げに笑みを浮かべ、彼女はタラップを登って行った。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン4 「反撃の狼煙」
 シーンPC:エルリッヒ。
静真登場済。

GM:ヤシマ全土より、八門結界が消失してより12時間後。
GM:――政宗沖、太平洋上にエルリッヒ・フォン・ハインシュタイン大尉の率いるUボートF103“ティンダロス”がその雄姿を浮上させた。
GM:上空には、瑞穂基地所属のホルテンXXBがケルンを駆使してホバリングを行なっている。
GM/通信兵:「会合地点ぴったりです、艦長。やりますねあちらさんも」>エルリッヒ
エルリッヒ:「なに、時間も守れんようでは戦争はできんよ」
エルリッヒ:「陸(おか)の連中に失礼のないようにな」薄笑いを浮かべて、制帽を被りなおす
GM/通信兵:「陸っていうより、空じゃないですかねえー」(苦笑)
GM:ホルテンの右翼外側のケージが開き、後方に伸ばされる接続アーム。
GM:それに固定されていた女性型のシルエットを持つ第3世代人間戦車――シュネルギアが切り離され、“ティンダロス”の甲板に降着する。
GM/通信兵:「へえ、いいナビゲートだ。甲板アペルギアサイロ、開きます」
GM/通信兵:「……って、あれ? 艦長! あの方は……」
エルリッヒ:「メーンタンクちょいブロー。角度調整をしておけよ……うん?」
GM:降着したシュネルギアの掌上には、G3大佐の軍服を着た銀髪の少女が立っていた。
GM:跪き、降ろされた手から、すとんと甲板に降り立つ。
静真:(……こわー、アレだな、クルマの静かなブレーキと言うのだろうか。アレに挑戦した気分だ)
GM/ヴィヴリオ:「任務ご苦労。――ハインシュタイン大尉は指揮所だな?」(通信)
GM:そう、瑞穂基地所属、第13実験部隊の指揮官。ヴィヴリオ大佐その人であった。
エルリッヒ:「……なるほど」唇の端を吊り上げて笑うと、指揮所の梯子から上に出て、直に視線をあわせようか。
GM/ヴィヴリオ:「久しぶりだな、ハインシュタイン大尉。――壮健そうで何よりだ」(微笑)
エルリッヒ:「ヤー・ヴォール。お顔を拝見するのは随分と久しぶりですな?」 潜水艦乗りの黒コートと、無精ひげの生えた制帽の男が敬礼をする。
GM/T−X:「格納はわたしがやっておくから、静真も先に降りて挨拶、挨拶っ」(慌)
静真:「うぃーっす」
静真:のんびりとコックピットから立ち上がり、ひょいひょいと慣れた感じで降りてくる。
GM:視線で静真を確認し、軽く頷くヴィヴリオ。
エルリッヒ:「どうやら陸の方は結界が消えたとかで大変なようですな。その人間戦車もそれ絡みで?」
GM/ヴィヴリオ:「そうだ。任務先は既に伝えたと思うが、詳細はまだだったな。――指揮所のモニターを借りたいが、構わないかい?」>エルリッヒ
エルリッヒ:「構いませんよ。まだ換気が終わってないんで、ちょいと臭いですがね」肩を竦めて。
GM/ヴィヴリオ:「何。あの地獄の東部戦線に比べれば気楽なものさ。――周り中、味方しかいないのだから」
静真:「ゲードライ所属、ギアドライバー。鴇宮 静真少尉です」敬礼。
GM:ほう、とちょっと驚いた顔をするヴィヴリオ(笑)>静真
静真:当り障り無い挨拶、と言うのを覚えたらしい
エルリッヒ:「G3大尉、エルリッヒ・フォン・ハインシュタインだ。ようこそ、群狼船団が一匹、我がティンダロスへ」敬礼。>静真

GM:では、場面移って“ティンダロス”指揮所。
GM:かつかつかつ、と軍靴の音とともに“ティンダロス”の指揮所に姿を見せるヴィヴリオ。
エルリッヒ:あー、まあ潜水艦にありがちな滅茶苦茶狭い場所です(笑)
静真:「映画だともうちょい広く感じられたんだけどなぁ……やっぱりドラマか」
エルリッヒ:「狭いながらも楽しい我が家だ。一ヶ月も過ごせば、これぐらいが心地良い」ニヤリと。
GM:ブリッジ要員がいっせいに振り返り、敬礼で迎える。
GM:立つと余計狭苦しくなるので、そこはお互い分かっているっぽい(笑)。
エルリッヒ:うむうむ(笑)
GM/ヴィヴリオ:「――既に諸君らも聞いていると思うが、現在、ヤシマ全土の八門結界陣が消失。各方面に出現した天使兵、及び合衆国十字軍の攻撃により、大混乱に陥っている」
GM/ヴィヴリオ:「G3情報部によれば、さらにホウライ及び“連邦”方面でも通常戦力の挙動が確認された」
GM:ヴィヴリオからデータディスクを受け取った通信兵がコンソールを操作し、指揮所のスクリーンにヤシマ近海の地図が出る。
GM:3本の赤い矢印が、それぞれ咲森市、出雲市、そして神威方面へと伸びていく。
GM/ヴィヴリオ:「あと20時間もすれば、第一陣が出撃すると予想されている。天使兵が遊弋しているせいで、航空戦力が投入されないだけマシ、と言ったところだ」
GM:かぶりを振るヴィヴリオ。
GM:この事態は、さすがにヤシマ=統一帝国でも想定外――あるいは、想定のうちで極めて最悪の部類なのだろう。
静真:「全面戦争ってやつか……」
エルリッヒ:「戦争の常だな。防壁が崩れれば一斉攻撃。あとは虐殺。――なんとも、楽しくなってくる」
GM/ヴィヴリオ:「そうだ。そして現在の我々に、天使兵を相手にしながら3方面からの総力戦を凌ぐだけの戦力は無い」
GM/ヴィヴリオ:「つまり、20時間以内に、八門結界陣を再起動する必要がある。――ヤシマ海側の進行ルートを塞げば、いくらでもやりようはあるからな」
GM:そうして彼女は、杖を指揮棒代わりに、政宗沖の太平洋上――その一点を差す。
GM/ヴィヴリオ:「全ては、この神守島が敵の手に墜ちたことに端を発する」
GM/ヴィヴリオ:「詳しい説明は省くが、ここを合衆国十字軍から奪回せぬ限り、結界の再起動は極めて困難だ。……少なくとも、あと20時間ではな」
静真:「……ゑぇ……」ぼそ。
静真:眉根を寄せて、エルリッヒを見る。
エルリッヒ:「ドンガメ乗りの場合、『位置』という防壁が崩れたら、それで終りなのでね」静真に肩を竦めて見せる。
GM/ヴィヴリオ:「斥候に出したシュネルギアの報告によれば、現在、この地には合衆国十字軍の人間戦車と天使兵が居るらしい」
GM/ヴィヴリオ:「本来であれば、ドライクロイツの全力を持って戦うところだが……我々がそれをすれば、ヤシマ全土が継戦能力を喪失するほどの被害を受けるだろう」
静真:「はぁ……(さっぱり判らん)」
エルリッヒ:「なるほど。深く静かに潜行し、その場まで少年少女とギアドライバーを運搬せよ、ですか」
GM/ヴィヴリオ:「察しが良くて助かる。その通りだ」
GM:うむ、とエルリッヒに頷く。
静真:「よろしくお願いしま〜っす」
GM/ヴィヴリオ:「投入できる戦力は、この艦とシュネルギアが1機。――それ以上は無い」
GM:ざわ、と指揮所全体に動揺がさざなみのように広がる。
エルリッヒ:「戦力不足はいつも通りだろう?」クック、と笑って。
GM/ヴィヴリオ:「諸君らの双肩に、ヤシマ=統一帝国の未来が懸かっている。――無理は承知だが、やってくれねば滅ぶのは我々だ」
GM:すまないが、頼む。とヴィヴリオが――頭を下げた。
エルリッヒ:「大佐殿。別段、頭なんぞ下げなくても良いですよ」笑いつつ、数ヶ月火をつけていないパイプを口に咥えて。
静真:「……」目を開いて驚く。うそん、俺って凄いシーン見た?
エルリッヒ:「負けられないのはいつもの事ですんでね、我々にとっては」
GM/ヴィヴリオ:「……すまん」
GM/通信兵:「……へ、へへ。そうと決まれば、ぐずぐずしてられませんぜ!」
GM/副官:「シュネルギアの格納作業は終わっているな? ――総員、第2種戦闘配備! 急速潜行準備にかかれ!」
GM/航法士:「現在位置から神守島まで……最速8時間ちょいですか。じゅうぶん間に合いますよ!」
GM:何か、一気に活気付いてきた(笑)。
エルリッヒ:「ドンガメの足でも、な。よし、急速先行ッ! 常どおりだ、地獄の夜を歩く猫のように静かに行けよ」
GM/乗組員一同:「ヤー・ヴォール!!」
GM:そんな光景を見て、何か少し微笑っているヴィヴリオ大佐。
エルリッヒ:「さて、あー。ギアドライバー。輸送する際、三つだけ条件がある」
静真:「……水の中、か(……不安、だな……)」
静真:「んぁ、なんすか?」
エルリッヒ:「一つ、音を立てるな。二つ、空気を無駄に使うな」
静真:「ん、はいはい」指折り。
静真:「あと一個は?」
エルリッヒ:「三つ。――水圧で潰れるか、酸素切れで死ぬのを待つ状態になっても、慌てるな。だ」ニヤリと笑って。
静真:「……その時は一足先にケルン貼って逃げますよ?」
静真:「出来れば、だけど」
エルリッヒ:「出来れば、そうすると良い」
GM/ヴィヴリオ:「やれやれ。……さて、艦長。乗艦許可をいただきたい」
GM/ヴィヴリオ:「コトがコトだ。大尉の指揮に口を挟むつもりは無いけれど。ボクも共に戦わせてくれないか?」
静真:「………………」
静真:「……“ボク”…………?」
GM:何か、すっごい期待の篭った視線が四方八方から十字砲火(笑)>エルリッヒ
エルリッヒ:「……やれやれ。同型艦の”ゼーガイスト”は海の魔女とも呼ばれたらしいが」クック、と心底楽しそうに笑い。
エルリッヒ:「よろしい。大佐殿、少々狭いですが艦長予備室をお使いください」
静真:「……海の中で、大佐は凄いことになりました、と……」
GM/ヴィヴリオ:「すまないな。……なるべく酸素を使わないよう、息を止めておくことにするよ」(苦笑)
静真:「えー、とその。ヨロシク、かんちょー」
静真:手を差し出す。
エルリッヒ:「こちらこそ。よろしく頼むよ、ギアドライバー」握手をし。
静真:気合で握ってみる、ぎゅーむ。
エルリッヒ:では握り返しつつ眼光鋭く見返してやる。
静真:「イタタあたたタタ……あは、あはははは」
静真:しゅーん
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン5 「おりかえし」
 シーンPC:静真。
エルリッヒ登場可。

GM:――ヤシマ全土より、八門結界が消失してより16時間後。
GM:深く静かに、神守島に進行する“ティンダロス”の狭い艦内だが――。
GM:その士官室の1つが待機部屋として、静真に宛がわれている。
GM:もちろん、“備品”もいっしょに。
静真:「うおー、ギシギシ言ってる……」
エルリッヒ:あ、あとコーン、コーンというソナー音も時々(笑)
GM/T−X:「……」(スリープモードに入っているのか、ずっと反応が無い)
GM:酸素を無駄に使うな、というかんちょーの教えをしっかり守っている様子(笑)。
静真:「つーか、暇だ……基本的に寝てるばっかだしな……」
GM:起こしますか、起こしませんか?
静真:仕方ない。
静真:「れっつ、日課」
静真:「れっつ、備品のチェーック」
静真:わきわき
GM/T−X:「……」(スリープモードに入っているのか、ずっと反応が無い)
静真:つんつん。
静真:ふにゅ
GM:しーん。
静真:むに。
静真:さわさわ
GM/T−X:「ひゃああああッ?!!」(ばきっ!)
静真:「ごふっ!?」
GM:何か、気持ちよくアッパーが入った。
静真:どさぁ……
GM/T−X:「て、敵襲ですか? 静真?!!」
静真:ひく、ひくひくひく……
GM:何か、条件反射っぽかった(笑)。
静真:「……敵襲は、まだ、だと思う……」
GM/T−X:「……っ、じゃあさっきのぞわぞわした感覚は」
静真:「ぞわぞわれーだー」
GM/T−X:「静真……?」(ヘルメットを外し、ジト目)
静真:「むしろ俺的には……はっ、なんでございますか」床に正座
GM/T−X:「ヘンなところ、触らないでって言ったのに……」
GM:ぎゅっと胸にヘルメットを抱いて、ベッドの上で涙目(笑)。
静真:「ヘンじゃないって」
エルリッヒ:『――――――あー。指令所より各部署。伝声管の蓋は、しっかりと閉じておくように』
静真:「…………」
静真:「あいあい、さー……」ばちこん!
エルリッヒ:と、クック、と色んな場所からの忍び笑いが聞こえてくる、で(笑)
静真:「……取り敢えず、うん。えぇい!」
静真:「その凶悪なサイズのおっぱいがいけないのだッ」
GM/T−X:「……っ、だ、ってこれ。仕方な……!」(真っ赤になってヘルメットを抱く)
静真:「年齢不相応めー」
GM/T−X:「……退屈、だったのかな。えっと、ポーカーくらいならできるけど。それともチェス、将棋?」
静真:「うん、暇。スッゴイ暇」
静真:「でも、ゲームは別に良いや」
静真:「話相手くらい、してくれると嬉しい」
エルリッヒ:(「やれやれ。……ああいう連中がいるから、戦争をする甲斐がある」にやにや笑ってます。)
GM/T−X:「でも、艦長さんが……。いまのわたしなら、呼吸しなければ酸素は使わないでいいし……」(うーん、と悩み(笑))
GM:まぁ、基本的に真面目さんなのだ、彼女は。
静真:「……俺と話すのは詰まんない、と。そ〜かそ〜か、そ〜ですか」
静真:床にごろんと寝っ転がっていぢける。
GM/T−X:「そういう話してないじゃない……っ」(もー、と苦笑)
GM/T−X:「……不安?」
静真:「……まぁ、ね」
GM:ぎしっ、とベッドを鳴らして、上から見下ろすような格好。
静真:「なぁ、遠山……」
GM/T−X:「……戦闘記録は見たわ。ディーンとリトスの“タイフーン”を、一撃で撃墜とすような敵」
GM:? と小首を傾げるT−X。
静真:「……いや、そう言う事じゃない。戦闘とかじゃなくてな」
静真:「なんで、俺たちなんだ……?」
GM/T−X:「そこが、決め手なんだと思うよ」(ふぅ、と息を吐く)
静真:「……敢えて聞く。何で、そう思う?」
GM/T−X:「最新鋭の11番機を瞬殺するようなヤツ相手に、用意されたのがわたしたち……。まともに戦え、って言われて無いのは分かるでしょ?」
静真:「……勿論」
GM/T−X:「そして、クベルタじゃなくてわたしが選ばれた。――そういうコトだと、思うかな?」
GM:そっと顔を近づけてきて、囁くように。
静真:「頭ではな」
GM/T−X:「じゃあ、後は簡単」
静真:「……でもな、やっぱり納得はいかないね、俺は」
GM:す、と身体を離す。
静真:じ、と彼女を見る。
GM/T−X:「何で? ……不安なら、大佐に聞いてみればいいじゃない」
GM:そのために、着いて来てくれたんだと思うよ、と微笑う。
静真:「あれだ」
静真:「たまーに、遠山が嫌いになる。このいじめっ子め。どSの隠れMめ」
GM/T−X:「……いいよ」
GM/T−X:「わたしは……その方が、いい」(小声)
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠