■ミドルフェイズ/シーン3 「オファニエルの調査」
シーンPC:まどか。 GM:撃墜されたオファニエルは、瑞穂近郊の山中にその巨体を晒していた。
GM:エーテルに分解しなかった理由は――と調べてみれば、その身体を構成する成分の大半が「物質」だったというから、呆れるほかない。
GM:これまで襲われたホルテンの装甲材や、奪われた物資はまだいいとして、四十年戦争期の兵器まで発見されている。
まどか:「うはー……こりゃ、崇史クン辺りが見たら喜びそうなモノがごろごろと」
まどか:思わずあがる、感嘆の声。
GM:さて。どうやらコイツが下手人であるようなんですが――オファニエルの前歴やら、こいつの現状やらを調べることが可能です。
GM:<情報処理>で4を出すか、あるいは何らかの方法で代用してください。(笑)
まどか:「さて、っと……それじゃ早速、現場検証といきますか!」
まどか:ぐいぐいっと袖捲くりして、現場をウロウロ……ということで。
まどか:ロゴス5点消費、ダイス+5で<情報処理>いってみましょうか。
まどか:#12c4 〈情報処理〉4レベル
●ダイス:Madoka:12c4=6(6,4,4,1,5,5,4,2,5,5,6,3)= 6
まどか:達成値は6。楽々成功ー♪
GM:問題ないですね。こんなところであります。
【オファニエルの調査報告】
・座天使級天使兵オファニエル。合衆国本土、ロス・アラモス撤退戦で確認された、「最初の座天使」である。
・当初は主天使級の姿で出現し、戦闘中に姿を変えて、内部から複数の能天使を出撃させ始めたという。
・体内に生産施設を具えるものと推測される。この残骸内部にも、幾つか空洞が確認されている(内部から、天使兵らしき反応は、今のところ確認されていない)。
GM:こんなカンジになっております。古参兵っぽいものでした。実は。(笑)
まどか:「隼雄に出現した座天使カフジエル……どっかで見た様な気がしたけど、コレの亜種だった訳ね……」
刀真:ではまあ、こう。草むらガサガサー。
刀真:「……うわ、でかっ!?」もそりと出てきて、見上げ見上げ。
クドリャフカ:「地球に優しいリサイクル天使ってとこかー。いや人には優しくないな。むしろ愛が欲しい」とか言いつつ、残骸の向こう側から出てくる
まどか:「そりゃ、大きいわよ。なんてったって“ロス・アラモスの最初の座天使”だもの」
GM/メイリィ:「ちょっと待つアルよ刀真……むぐっ」止まった背中にとすんと衝突。
刀真:「ぉぅぁー」そして押されて。
刀真:=■●_(べちゃ)
刀真:と顔面からコケる少年、一人。
クドリャフカ:「おお、トーマよ、こけてしまうとはなさけない! ゆうべはおたのしみでしたか?」あえて棒読み
GM/メイリィ:「ああもう、何やってるアルか、病み上がりとはいえ……って、クドー! それどういう意味アルッ!」むきーっ
クドリャフカ:「さあて、俺は言った以上の意味は込めてないけどー?」にやにや
GM/恭花:「クドーくん、人様にセクハラはやめなさいって言ってるでしょうがっ」ごん。
クドリャフカ:「あいったぁーっ!!??」頭抑えて七転八倒――はできないのでうずくまって我慢ッ
刀真:「こう、クドーくんの台詞にマトモに反応すると物凄く疲れる、と僕は最近学習した」よっこらせー。
GM/メイリィ:「ああいうふうに言われて気にしないほーが問題アル」突っ込みそこねて、ぶすー。>刀真
クドリャフカ:「まったく……俺はこんなにも素直なのになあ……」頭抑えつつ立ち上がる
GM/恭花:「それにしても。最初の……座天使? でもそれにしては、鉄ばっかりですね……。鉄じゃないのかな」
まどか:「兵器と直接“融合”するんじゃなくて、体内に取り込んで栄養源にしてた……ってトコかしらね、これは」>恭花
まどか:唇に人差し指を当てて、思索。
まどか:「ここ最近の輸送機の連続襲撃事件、みんな知ってるわよね? 実は、その件の調査を大佐から命令されたのよ」
まどか:という訳で、大佐とのお話をかくかくしかじかと。
GM/恭花:「……こいつが? でも、二階堂さんたちの輸送機は……」
刀真:「いやだって、ユウトくんだってそーだったじゃない…か……」と、メイリィに反論して。セルフしょぼーん。
GM/メイリィ:「…………っ」刀真の台詞に唇を噛み、鉄の塊を見上げる。
まどか:「輸送機を襲撃するにも関わらず、撃墜はしない。“餌”を奪ったら見逃す……なんか、どうもそこが引っ掛かってたんだけど」
まどか:という事でGM。大佐からもらったリストと照合してみて、「何が」天使兵に取り込まれてるか判ります?<物資
GM:食料は基本的に消えてませんね。コンテナの一部をこそぎとられて、パーツ類が持っていかれている。
GM:あと、人的被害は基本的にゼロ。その割に、目撃者は出ていません。今回の交戦が最初の目撃例。岡島ユウトを含めて、ホルテンの乗員にも死者が出ている。
まどか:パーツ類、か……例えば、V機関とか天使核に関わるブツは取り込まれてますか?
GM:ホルテンのV機関は無事ですし、伝達パーツが消えていたりはします。それに、瑞穂への搬入物ですから、基本的に天使核兵器関連のモノの比率が多いのは不自然ではないですねえ。
まどか:うーむむむ、情報不足か……。
まどか:「引っ掛かるのはね、実働可能なシュネルギアを搭載したあの輸送機だけを、何故襲ったのか、なのよね」
クドリャフカ:「んー……新型シュネルギアが狙われるのは何時ものことじゃなかったっけか? 合衆国のヒトも好きだよなあ、新型襲うの」
まどか:「物質そのものを捕食して、かつエーテルを捕食する訳じゃない。理由は何? いったい、何を見落としてるの……?」
GM/恭花:「そうね。……瑞穂に入ってくるのを待ってたのかな」なんともいえない目で見上げる鉄の塊。
まどか:「入ってくるのを……待って、いた?」
GM:と。
GM/メイリィ:「……? 何か聞こえないアルか?」
GM:がん。
GM:がん。がん。がん。がん。がん。
GM:がん。
まどか:「何かって……ちょ、何よこの音?」
刀真:「……叩いてる? これ……中、から?」
クドリャフカ:「……トーマ、一応、気をつけとこうな?」ジャックナイフ取り出しつつ
GM:ごく冷静に判断する限り――金属の塊が薄くなったところを叩いている。それが面積が広いので妙に籠って反響している。そういう音である。
GM:???「――れか、――いっすか、いまの――」
刀真:「……!」微かに聞こえる声が耳に入るや否や。
GM:反響の向こうに、遮蔽に阻まれているかすかな声。
刀真:鉄の塊を殴る、殴る、殴る、時々蹴る!
クドリャフカ:「……ッ! まさか!」
GM/メイリィ:「って、何してるアルか刀真っ……もしかして!?」
クドリャフカ:では、こっちもつなぎ目にナイフ突き入れて抉じ開けようとする
クドリャフカ:「トーマ、そっち蹴るんだ! 引っかかってる、其処!」
刀真:「もしかしなくても、こんなユル軽い声他にいないよ!」
刀真:クドーの示した箇所に、思いっきりヤクザキックかましつつ!
まどか:インカムを取り出してギアドライバー用の固定周波数で回線を開く。
まどか:「こちら、ドライクロイツの瀬名まどか准尉です。岡島ユウトくん、生きていたら返事をして」
GM:???『って、あ、電波入った! どこっすかここ? 暗くて何も見えないンすけど……キリエはどこに、ってうわあっ!』
クドリャフカ:「だぁーッ! 確かに『行方不明』だよな、クソッ!」強引に隙間を抉じ開けつつ
GM:がらんがらんがらんがらん――と、派手な音を立てて内側に鉄の扉が吹っ飛ぶ。
GM:本気で面食らった顔で飛び退った少年は――
まどか:「……いや、まさか天使兵がここまで悪食だとは…………予想外だわ」
まどか:吹っ飛んだ鉄の扉から出てきたユウトを見て、呟いて。
GM:シーンエンド。 |