■ミドルフェイズ/シーン5 「陽霊子振動兵器」
シーンPC:ほのか。GM:朝方の、ギアドライバー宿舎だいばくはつ。
GM:その報告書――もしくは始末書の作成に、灰原ほのかは1日を費やす破目に陥っていた。
ほのか:「……あーうーあーうー、不条理だー、理不尽だー」
GM:まぁ、目の前には山ほどの報告書やら請求書やら積んであるわけですが(笑)。
フィリエ:ここで出よう。
GM:と、しゅいーんと開く電算室の扉。
GM:徹夜明けなのだろう。ちょっとボロい雰囲気の中島茜であった。
GM:(同行しててOK>フィリエ)
フィリエ:OK。
アレクセイ:「階級が高いというのは、それだけで多くの責任を負うということだね」
GM/茜:「あー。ほのかさん? ちょっとお邪魔してもいいかな?」
ほのか:「……はぇ?」ぴこん
フィリエ:「ご苦労様です、大尉」
GM:てこてこ、とデスクに寄って来る茜。
GM:彼女の手には、1枚のデータディスクが握られている。
アレクセイ:覚えがあるのか、ほのかの傍でで首肯しつつ……茜の持ってきたディスクにも視線を。
GM/茜:「ん、あたしもリメッツェたちやまーくんに話を聞いたんだけど……。どうもアヤしいんだよね、あのクベルタって子」
フィリエ:「――やはり、そうですか」
ほのか:「報告からして相当の荒唐無稽だけど」
GM/茜:「うん。でも、これ見てみてよ」
GM:ディスクを端末に投入し、カタカタとプログラムを幾つか立ち上げる。
GM:モニターに映し出された3Dモデルは、斧にもナイフにも見える、特異な形状のバヨネットであった。
ほのか:「なにこれ」
GM/茜:「ヤシマ合同技術開発局試作品、陽霊子カッター。……V機関からエーテル供給を受けて、陽霊子レーザーを刃に流して結界ごと天使を叩き斬る試作品」
GM:カタカタと茜が呼び出す幾つかのデータが、彼女の言葉を裏付けている。
アレクセイ:「ラグナレクタイプの拳銃……いや、違うな」>茜
GM/茜:「ラグナレクのバヨネットとして開発中らしいよ」
ほのか:「……これ、一体どこから?」
GM:あ、えーっと。と、そこは誤魔化す(笑)<どこから>ほのか
ほのか:w
GM/茜:「こいつを起動するプログラムは、まだ未完成なはずなんだ。でも――」
フィリエ:「彼女が持っていた、と?」
GM:ううん、とそこは否定<クベルタが持っていた>フィリエ
GM:呼び起こされるのはシミュレーター。例えば大鍋に満たした水に、この陽霊子カッターを起動するエーテルをダイレクトに流してやればどうなるか……。
GM/茜:「第一段階として、瞬時に沸騰、膨張した水蒸気が……。ガス爆発もどきの破壊力で破裂する」
アレクセイ:「爆発が起こったのは調理場。調理場では水を使うから、水蒸気も発生する。……まさか!?」
GM/茜:「どっちかっていうと、大鍋で煮てたスープじゃない?」>アレク
アレクセイ:「水気のある場所、って事が災いしたのは疑い様がないね……」
アレクセイ:腕を組んで、考え込み。
フィリエ:「成程、ありえますね……あ、スープといえば。大尉、差し入れです」ほのかの前にカップに入ったスープを置く
フィリエ:「数え切れない食材を精密なバランスで配合し、なおかつ特殊な味付けで七日七晩じっくり煮込んだフィリエ特製スープです、ご賞味あれ」一礼。
ほのか:「そこ、なにその至○田シェフ」
フィリエ:「残念ながら調理場の損壊によりコレが最後の一杯となっております」
GM:そして、第二段階は――。
GM:<情報処理>か<エーテル>で判定したまい(笑)>ほのか
GM:目標値は4で。
ほのか:とりあえずロゴス3つをダイスブーストして判定を
ほのか:#12c4
●ダイス:Honoka:12c4=8(5,3,6,4,1,3,2,5,1,1,6,3)= 8
GM:うお、余裕!(笑)
GM:そのまんまノーコントロールで空気中に放出されたエーテルは、周囲の水蒸気やら粉塵やら巻き込んで、もういっぺん派手な爆発を起こし……。
GM:ギアドライバーの宿舎など簡単に吹き飛ばすほどの爆発が起こるだろう。と予測できる>ほのか
GM:ついでに、おそらくクベルタはプログラムミスか何かで、間違えてこの機能を鍋に使ったんだろうなー、とも予想がついた(笑)。
ほのか:「クベルタの だいばくはつ こうげき! ほのかは たおれた!」がくーり
GM:……火加減が足りない、とか。そういう理由で。
GM/茜:「さっすがほのかさん。……でも、おかしいと思わない?」
フィリエ:「?」
GM/茜:「爆発は2回あったんでしょ? でも、被害はほとんど1回目の爆発のだけ……だよね?」>ほのか
ほのか:「……だったら、二回目の爆発は何だ、って話になるよね」
GM/茜:「この破壊力を一瞬で抑え込むなんて、それこそケルンでも張れなきゃ不可能だよ……」
GM/茜:「第9世代の出力じゃ難しい。あの子たちはフライングユニットのサポートが無いと、シュネルギア並みのケルン展開能力は無いからさ」
GM:どう思う? と真剣な瞳>ALL
アレクセイ:「―――2回目の爆発は、クベルタの仕業だという事になるね」
アレクセイ:「ここからは推論になるけど……いいかい?」
フィリエ:「どうぞ」
GM:小さく頷く茜。
ほのか:「あ、お願いします」
アレクセイ:「“ラグナレクベイル”の暴発によって暴走したエーテルをシールドする為に、クベルタがケルンを展開……」
アレクセイ:指を1本立てて、一拍置く。
GM/茜:「暴発したのはベイルじゃないけどねー」(ぼそ(笑))
フィリエ:「無粋な突っ込みは厳禁です」横っ腹に肘。
GM/茜:「あうっ、ひどいやフィリエさん」(しおしお)
アレクセイ:「展開したケルンと外部の霊素が反応しあって、爆発が起こった……とみるべきだろうね」
フィリエ:「それに、ケルンを展開していたというなら……彼女の服に被害がなかったことにも説明はつきますね」
GM/茜:「惜っしい。……爆発は、普通に起こったんだよ、中尉」
GM/茜:「あのクベルタって子は――2回目の爆発そのものを、ケルンで封じ込んだんだ」
GM/茜:「そんなコト、T−Xだってできないだろうにね」
ほのか:「…………二回目、そのものを?」
GM:頷く茜。だから、爆発音はしたが、実際には破壊力は封じられていた。
アレクセイ:「確かに、“封じ込める”のは予想外だったね。T−Xの実働データから試算すればこのくらいは、と思ったんだが……」
GM:どちらかといえば、これは紀央などが得意とする陰陽術の分野かも知れない――。
ほのか:「―――化け物、ね」
GM/茜:「……直接いじれれば、もう少し詳しく分かると思うんだけど」
GM/茜:「あいつ……OKしてくれるかな。クベルタの“ご主人様”だもんなぁ……」
GM:茜が、ずーんと落ち込む。
GM:どうやら、ここんところを相談しに来たらしい(笑)。
ほのか:「……いろんな意味でやばい状況ね」
フィリエ:「恐らく難色を示すでしょう。彼は、私達完全機械化兵を兵器と、備品としては見ていない」
GM/茜:「それは、あたしだって同じだよ! ……でも」(しゅーん)>フィリエ
アレクセイ:「現状、クベルタは新宮少尉に従属しているね。彼がOKすれば、“彼女”は何の疑いもなく従うだろうけど……」
ほのか:「かけあってみなきゃ始まらないよ」
GM/茜:「…………い、いっしょに聞いてみてくれる?」(おずおず)>ほのか
ほのか:「もちろん!」
GM/茜:「あ、ありがとほのかさん。……ごめん、何か変なコト頼んじゃって」
ほのか:チラ目で机の上の大量の書類を見て「……も、もちろん」少しトーンが下がる
フィリエ:「……茜、あなたは大事なことを忘れています」
GM/茜:「はい?」>フィリエ
フィリエ:「ここまで、話を聞かせたのですから私達も巻き込んでおしまいなさい」アレクセイの腕を引っ張ってw
GM/茜:「い、いいのかなぁ。迷惑じゃない?」>2人
フィリエ:「そのための私です。汚れ役でしたら、喜んでお引き受けいたしましょう」一礼して
GM/茜:「うん! ありがとう、2人とも……えへへ」(鼻先をちょっと擦って)
アレクセイ:「僕はもう少し、クベルタについて洗ってみるよ。だから、そっちは君たちに任せて構わないかな?」
アレクセイ:「お願いしますよ、灰原“大尉”?」苦笑しつつ拝み
ほのか:「……そ、そこを強調されるとなんかなー」
GM:シーンエンド。 |