エンゼルギア研究所
†Testify Your Own / Angel Gear†

■サイト内検索

- Powered By Google -


■はじめに

■メインコンテンツ
研究所掲示板
エンゼルギア考察
▼天使大戦用語集
▼巫女ナビ推進委員会
TRPG用データ集

■オンラインセッション
セッション掲示板
レギュレーション

【1st対応版】
「この」瑞穂基地の設定
PCリスト
ログリスト
第1クール
第2クール
第3クール
第4クール
第5クール
第6クール
第7クール
│┣第79話
│┣第80話
│┣第81話
│┣第82話
│┣第83話
│┣第84話
││┣オープニング
││┣ミドル
││◇クライマックス
│┣第85話
│┣第86話
│┣第87話
│┣第88話
│┣第89話
│┣第90話
│┗第91話
第8クール
アーリーデイズ

■その他

Written by Japanese ONLY
(C)2003-2012 Souma-Seien.
All Rights Reserved.
back to Main

(C)2003 Inoue Jun'ichi
/ FarEast Amusement Research Co., ltd
(C)2003 ENTERBRAIN,INC.
(C)RUNE

Last Update/2012.02.05


◇ 第84話『想い、すれ違い』◇

「……ご謙遜を。姫と和解出来たのは、貴方のおかげでもあるんですよ」
――敢雲綾乃

 

クライマックス:シーン1//エンディング://
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■クライマックスフェイズ/シーン1 「天使派、襲来」
 シーンPC:要。

GM:基地から飛び立つシュネルギアとホルテン。
GM:対空レーダーには、中規模の天使反応が1つ。
響:敵の情報がS.Q.U.I.Dに流れてくるのを見てる。
GM:継ぎ接ぎだらけの機体が1機――機体から漏れたエーテルを撒き散らしながら、飛んでくる。
響:「オンボロの機体が1機だけ――? 何かあるのか」
服部:敵のデータと、入手した奪取部品のデータの照合はできます?
GM:できますの。奪われたパーツの種類から判別して、“天使派”が建造していた機体だという推測が成り立ちます>涼蔵
GM:陽霊子砲やミサイルを所狭しと装備したその様は、ノイエ・ギアの1機“月霊”に近い。
GM:恐らく、それをベースにした機体だろう。
服部:「……あの機体は天使派が各地の工場を襲撃しその部品から作り上げたものです」
要:「紀央先輩……データの収集をお願いします」<なにかイヤな予感を覚えて
GM:具体的なデータは、《アナライズ》が必要ですが(笑)
響:うお、持ってないぞ(笑)。服部少佐〜(笑)。
響:「うー……射撃系の機体か。どうやって懐に飛び込むか、だな」(後席に視線を転じつつ)
響:「S.Q.U.I.Dリング接合、ケルン展開準備良し。状況問題なし(ユーヴァーグリューネン)!」
響:「シュネルギア3番機“マサムネ”――出るぜ!」
服部:「……あの機体に引き寄せられて門が開く可能性もあります。各員はそのことを念頭に」
響:「了解!」>涼蔵
要:「了解です!」>服部
GM/天使派:『くっくっく……我らが同志の血と汗と涙の結晶で出来たこの機体なら、連中に……うわ、なんだっ!?』
GM/天使派:『V機関が暴走だとっ!? ……コクピットが、肉。肉まみれにうがぎゃああっ!?』
要:「敵機に異常なエーテル反応!?」
響:ごうん! と接続アームから切り離された朱色の機体が加速する!
響:「何だ? ――敵の機体が、喰われてる?!」
服部:「………敵機の状況を」オペレーターに。
GM/まどか:『自機から漏れ出すエーテルが機体の部品を侵食。受肉しています!』
要:「6番機“スオウ”、出ますっ!」3番機に続き飛び立つ。
GM/エノア:『このままだと、“天界の門”が開いちゃう計算になるですよ?』>涼蔵
響:「その前に――倒せるかッ?!」(ごう、と機体を加速)
要:(追随するように、加速を)
GM:刹那。敵機を取り巻くエーテルが光の渦を造り――――爆発。
GM:異形の天使が、顕現する!!
服部:『………聞きましたね? 各員は可及的速やかに標的を排除すること』
響:「ちぃいいいいいッ!!」(ケルンを盾状に展開し直して防御な演出!)
要:「くっ!」伍式展開。障壁で爆発の衝撃を相殺する。
要:「紀央先輩っ、“天界の門”が開くまでの予想時間をお願いしますっ!」
GM/紀央:「えー……あと1ラウンドしかありませんね。要さん」
GM/紀央:「その間に敵を撃墜できれば、なんとかなる……かもしれません」
GM:ぴっぴっぴ……とコンソールに指を走らせながら、応える紀央
要:「橘先輩、草薙先輩!」<紀央の伝えた内容を伝えたとゆーことで
響:「手数が微妙に足りてねえ?!」<1ラウンド(笑)
GM:天使化したシュネルギア?「serra,serra,serra……」
GM:そちらの姿を認めた敵が、一直線に向かってくる。


■クライマックスフェイズ/シーン2
 第1ラウンド。

GM:戦闘開始です。
響:ういっす。【感覚】11にて。
要:込み込みで【感覚】8です。
服部:操縦してないので3です。
GM:天使化したシュネルギア(?)の【感覚】は40。距離はPCから1qです。
響:はやっ?!(笑)<40
要:おう(汗)<40
GM:敵ギア(40)→響(11)→要(8)→涼蔵(3)
服部:なんて速さだw
GM:なお、このラウンド中に撃墜しないと“天界の門が発生”、天使兵が増えます(笑)

響:ちなみにセットアップは無い。
服部:セットアップで《リーダーシップ》を。
要:こちらもセットアップはなしで
GM:《リーダーシップ》は通します。順番は?<涼蔵
服部:服部>六道>橘>敵 かな
GM:了解。では行動を順番にどうぞ

服部:うい、そして自分の番で《アナライズ》の取得をしたい>GM
GM:了解。ってことは《アナライズ》使用ですね。判定をどうぞ
服部:#3c3+5 《忠誠》使用
●ダイス:Ryouzou:3c3+5=1(4,5,3)+5= 6
服部:成功です
GM:はい。では管制官が解析したデータが表示される。
GM/まどか:「解析終了。データ、各機に転送します!」

■ヌーベル・ノイエ・ギア
 種別:シュネルギア(?)
 能力値:
 肉体:35 感覚:40 理知:40
 聖霊:14 階級:0  HP:90
 負傷ゲージ(軽/重/致/死):
 40/20/10/1
 武装:
  追尾式拡散陽霊子砲(射程:2Km)ダメージ種別+24
  クリーガー(射程:至近) ダメージ種別+22
  連装式対天使ミサイル(射程:4km)ダメージ種別+32
  ドラッヘ(射程:500m)
  エンゲルランツェ(射程:至近)ダメージ種別+28
 特殊能力:
 《飛行》 常に[飛行状態]にある。
 《聖光結界》 対天使効果のない武器によるダメージは自動的に無効となる。
 《予測射撃》 シーン内の任意の対象に攻撃が可能。同エンゲージ内は不可。
 《連撃》 同じ対象に連続攻撃。1ラウンド1回のみ。
 《乾坤一擲》 ダメージ種別を“致”に変更。[死亡ゲージ]が埋まっていなければ使用できない。
 《マルチブルウェポン》 装備している武器のうち、3つまでを同時に使用できる。メジャーアクション特技。修正値−3。
 《ヴォイドスフィアAC−X》 敵機のレーダーを撹乱させる。命中/回避の判定に常時−5の修正を受ける。マイナーアクション特技。代償にHP5点を消費

GM:……とまあ、こんな感じです(笑)
響:げー。《マルチウェポン》持ってやがる(笑)。
GM:前回、痛い目見ましたからねー。でも使えるモノは使っておくのがGMの心意気(笑)
響:うし、心置きなく殴るといい>要きゅん
要:「いき……ますっ!」
GM:チクショー、前回の轍を踏んで《戦術演算装置》も組むべきだったかっ。来い!!(笑)
要:剣も銃も使えぬこの身故――
要:目(を)瞑(り)、唯(だ)想(う)。
要:《接合》&エーテルを4>5へ、ダイスボーナス210(笑)
要:「陰陽五行、万物を顕す……」
GM/紀央:「今です、要さんっ!!」
要:ダーザイン、【紀央からの母性愛】【綾乃からの憂い】【響からの期待】【服部からの庇護】を昇華+40で
要:想うは自分が知り得る最強の力。
要:魔を断ち邪を滅し、絶望を覆す希望の顕現。
要:――橘響の放つ、破邪の剣閃!!
要:「いっっっっっ……けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっ!!」
要:えっと、ダイスの上限は200でしたっけ?(汗)
GM:まあ、ほら。取り合えず振ってみよう(笑)
響:200だね(笑)
要:#200C5
●ダイス:
kaname00:200c5=170(3,3,4,3,3,3,1,1,5,2,2,5,6,2,3,6,6,2,2,5,3,6,4,5,5,4,3,
1,3,1,3,4,2,5,6,4,2,3,1,5,6,1,3,6,4,2,1,4,5,6,2,4,1,3,2,2,2,5,6,3,2,4,2,
4,6,5,6,6,3,5,1,6,1,4,6,4,5,5,4,3,4,5,3,2,1,4,4,3,4,5,4,1,5,5,1,3,2,1,5,
3,5,5,2,1,4,4,6,6,6,5,1,5,3,5,5,3,3,6,6,4,5,6,5,6,4,3,3,4,4,1,6,5,3,5,1,
3,1,6,2,4,4,1,3,2,1,6,5,5,3,3,3,2,4,2,1,3,2,2,4,2,5,6,5,2,6,2,1,3,2,3,4,
5,6,1,3,3,5,1,1,6,5,6,3,4,6,1,3,4,2,4,3,1,5,4,1,4,2,5,5,1)= 170
GM:あー、もうどないせいと(笑)
要:#36C5+210
●ダイス:kaname00:36c5=26(1,2,3,3,1,1,2,3,2,1,4,6,6,2,4,6,1,4,3,6,2,6,4,
4,6,6,3,1,6,2,3,2,6,5,6,4)= 26
要:光の刃と化した玖式が、“巨大な人型”によって振るわれたかのような動きを見せ――ヌーベル・ノイエ・ギアを薙ぎ払う!
要:達成値263、ダメージは+18で
要:そしてダメージステップで《マインドクラッシュ》を宣言します。
GM:あぁん!?(笑)
要:ロゴス残り15 アガペー629で
響:「あー……やっぱなぁ。本気出させるととんでもねーな、要っちは」(うんうん)。
響:「――ま、でもソレを引き出せるのが司鏡さんの凄いトコ、ってか!」
GM:#35c3 〈回避〉3 一応、回避くらいはしてみるさっ!!(笑)
●ダイス:Haga_GM:35c3=20(4,4,5,6,1,6,6,3,2,3,4,5,2,3,2,2,2,1,2,2,3,1,2,4,
4,3,4,5,3,4,3,1,6,1,4)= 20
服部:「………周囲のエーテル値を測定。警戒を怠らずに」
GM:差分値は243の、ダメージ修正を足して……261ダメージか。
GM:死亡ゲージ受けします(笑)
響:いや、あかんねんGM。
響:気付いてない(対策してない)ようだから補足するけど。
響:《マインドクラッシュ》のダメージは、HPにしか振れんのだ。
GM:ぎゃー!? そういえばそうだった!!(笑)
響:つーか、トラバント使い持ちがそんなコトではいかんなぁ?!(をひ)
要:なのでダメージは−5で正確には256です……おお、なにやらキリのよい(笑)
要:<256
響:てことで、[墜落]状態になったところできっちり[とどめを刺]しに、行くぜ!!
GM:まあ、どっちみち削れてる訳ですが。とほほほー(笑)
響:判定要る?(笑)>GM
GM:………演出どうぞ。ぶわーっと殺っちゃってください(笑)
響:「よし、動きが止まった――伊音! ヤツのV機関の位置を探査してくれ!」
響:「一撃で、ぶっ飛ばす!!」
GM/伊音:「そう言うと思って既に探査済みだ。――ノイエ・ギアシリーズと同じ、左胸部!!」
響:ぐうん! と墜落していくヌーベル・ノイエギアの下方にマサムネを廻りこませる。
響:「よっし、行くぜ伊音! V機関全開ッ!!」
GM/伊音:「行くぞ、響っ!!」
響:そのまますれ違い様に――。一瞬の剣閃が、人間戦車の左胸に炸裂!!
響:ごばッ、と抉り取られたV機関を――空中で吹き飛ばす!!
GM/ヌーベル・ノイエギア:「serra,serra,serra……Shaaaaaaaaaaa!?」
響:「よっし、完璧!」
GM:心臓を失った鋼の巨人が、爆発四散する。
響:ひゅん、と“草薙の剣”を一振りして、納刀――。
GM:戦闘終了です。

響:「ふー……」(息を吐き) 「じゃ、帰ろうぜ!」>ALL
服部:「…………引き続き周囲のエーテル濃度の測定を」オペレータに。
要:「お疲れさまです、橘先輩。草薙先輩」戦うそれから、普段の表情に戻って――以上です。
GM/まどか:『周囲のエーテル濃度、急激に減衰中。……安全レベルまで低下しました』>涼蔵
GM:ふと、響たちが視線を地上にやれば……瑞穂基地の管制塔で、羽村に付き添われて手を振っている綾野の姿が見えた。
服部:「………分かりました。両機を収容後帰還します」
GM/伊音:「……さあ、帰ろう」
GM/紀央:「要さん、帰りましょう」
響:「ああ。――ま、これで分かってくれたかな……? オレと伊音なら、心配無用ってさ」
響:ひゅーん、と帰投しよう。
GM:うぃ。ではシーンエンドで(笑)。


■エンディングフェイズ/シーン1 「蛇の道は」
 シーンPC:涼蔵

GM:綾乃が瑞穂基地を経つ当日。
GM:涼蔵の執務室に、荷物を纏めた彼女が尋ねてきます。
GM/綾乃:「服部少佐。今回は……お世話になりました」
服部:「いえ、貴女の世話が私の仕事でしたからね。氣にすることはありませんよ」
GM/綾乃:「……でも、凄いですね。帝族の中でも私の詳しい事情を知る人は少ないのに」
GM:どんな魔法を使ったんですか? と興味津々の様子で君の方を見る綾乃。
服部:「………蛇の道は蛇。我々はそういう道を常に歩いてきた一族ですから……」くいとミラーシェードを上げ。
GM/綾乃:「……ご謙遜を。姫と和解出来たのは、貴方のおかげでもあるんですよ」
GM:そう言って、三日前にもしたあの敬礼をする。
GM/綾乃:「ご武運をお祈りしています、服部少佐。それでは!」
GM:てってってって……と足早に去っていく姿に、三日前に見た張り詰めた様子は微塵もない。
服部:「…………それも作戦をより円滑に進めるための手段に過ぎませんよ。私はそれ程、暖かい人間ではありません……」敬礼を返しつつ。
GM/羽村:「……とか、何とか言っちゃってェ。俺は、そう思いませんけどね」
GM:入れ替わりに現われた羽村が、いつもの調子でそんな事をのたまう。
GM/羽村:「暗闇を知る者こそ、光の貴さを知っている。そういうもんでしょ、少佐殿?」
服部:「…………ふ、否定はしません」
GM/羽村:「……で、今日お邪魔した要件ですが。実は、東海竜の方で不穏な動きがあるって話が――」
GM:いつもの調子で、羽村の怪しい“噂話”が始まる。
服部:「…………私は何でも屋じゃありませんよ。何でもかんでもこちらに持ってこないでくださいと、“友人”に言っておいてください」
GM:特務少佐・服部涼蔵に安息の日が訪れるのは、まだ随分先の話の様だ……。
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン2 「きっと世界だって」
 シーンPC:要。

GM:NPCは……綾乃ですかね?(笑)
要:まあ、ダーザイン的に(笑)。さっきのシーンの続き、基地の門とかで要が待ってるな感じでどうでしょうか?
GM:いいですね。ではそれで。
GM/綾乃:「要くんに……司鏡さんか。見送りに来てくれたのか?」
GM:二人に出会った綾乃の表情は……どこか、照れくさそうだ。
要:「はい、お見送りに来ました。……草薙先輩や橘先輩にご挨拶は?」>綾乃
GM/綾乃:「まあ、それなりにね。それに……今回だけって訳でもないだろう? ここに来るのは」
要:「そうですね。お待ちしてます、いつでも来てくださいね」
要:と、ふと思い出したように
要:「そうだ……」
GM/綾乃:「……何か?」
要:「この前お話しましたよね、……適材適所の話、草薙先輩は、後詰めにあるべきだってお話」
要:「あらためて思ったんです、この前の戦いで」
要:「やっぱり草薙先輩は、橘先輩と一緒にいるべきだと思うんです」
GM/綾乃:「……聞かせてくれないか?」
要:「えっと……草薙先輩が後詰めにいれば、確かにヤシマを守れるかもしれないですけど……」
要:「草薙先輩と橘先輩が一緒にいれば、ヤシマだけじゃなくて、世界だって救ってしまう」
要:「そう、思ったんです」
要:にっこりと、ルルブにある(無い:笑)とびっきりの笑顔で
GM/綾乃:「世界……か。あの二人なら、そんな事だってやってしまいそうな気もするな」
GM:綾乃は破顔し、唐突に要を抱きしめる。
要:「!?」吃驚予想外
要:「むむむむ、敢雲さんっ!?」どぎまぎ
GM/綾乃:「君も……死ぬなよ」
GM:そういうと、すぐに身体を離してしまう。
GM/綾乃:「おっと、後ろで君の佳人が怖い顔で睨んでる。……呪いでもかけられないうちに、私は退散するよ」
要:「はい……敢雲さんも、お元気で」真摯な行為だったのでパニックはすぐにおさまり。真摯な返事を返す。
GM:要の返答に綾乃は微笑むと、小走りに門をくぐって去っていった。
GM/紀央:「かーなーめーさーんー………」
GM:後に残った要を、紀央が凄い表情で睨んでいる(笑)
要:びびくぅっ、と。後ろは怖くて見れない(笑)。
要:「え、えっと……」
GM/紀央:「私、もっと頑張りますから。要さんのお役に立てる様に、頑張りますから」
GM/紀央:「だから、その……私を、忘れないでくださいね?」
要:っと、それは慌てて振り返ります。
GM:いずれ、彼女はこんな会話を交わした事も。その時抱いた想いも、忘れてしまうのだろう。
GM:だが……それでも、要は戦うことをきっと辞めはしないのだろう。
要:その表情をじっと見つめた後――その白い手を両手で優しく包み込む。
要:「大丈夫です……例えどんなことがあっても――世界の誰が紀央先輩を忘れたとしても――」
要:「僕は……僕だけは、絶対に、忘れません」
GM/紀央:「ありがとう、ございます」
要:今――ここに確かに在る、彼女の想いと、自分の想いを。
GM:きっと、要は忘れはしない――――。
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン3 「繰り返す日々こそが」
 シーンPC:響。

GM:あれから暫く経った、ある日の武道場。
響:びしばしびしー、と木刀で散々打ち合って。
響:とりあえず一息入れようと縁側で並んで冷たい麦茶を飲んでいる(笑)。
響:「だーっ、疲れたぁ……。くそう、相変わらず容赦がねえ」(へろへろ)
GM/伊音:「なあ、響。……初めて、剣を交えた日の事を覚えているか?」
響:「んあ? ……あー、あん時のか」
響:むー、と表情をうにうにさせ。
GM:それは、もう遥かな昔の事に思える。
響:「アレはダメだったなー。なーんにもしないで負けちまったもんな……」(ちょっと遠い目(笑))
響:「これでも、ちょっとは腕に自信があったんだぜ?」
GM:あの日、帝都で開かれた剣道大会の決勝戦。そこで響は、彼女と出会った。
GM/伊音:「実はあの日。綾乃の奴も見に来ていたんだ、大会を」
響:「伊音の太刀筋があんまりにも綺麗過ぎて、見蕩れてたら負け……うえっ?!」<綾乃も見に来てた
響:マジですか?! とちょっと詰め寄ってみる(笑)。
GM/伊音:「お前の太刀筋は兄様と同じで真っ直ぐで……迷いが無い。私も綾乃も、暫し見惚れたものだ」
響:「……う、そーか? オレは別にそんな風に考えたこと、ないけど」(ちょっと照れ照れ(笑))
GM/伊音:「あの子は兄様に懐いていてな。今にして思えば、響と兄様を重ねていたのかも知れない」
響:「なるほどねえ。……でも、伊音って兄貴が居たんだな」
響:「やっぱ強いのか?!」(わくわくした目(笑))
GM/伊音:「あ、ああ。優しく聡明で、そして強かった」
響:「そうだよな、伊音の兄貴だもんな! 是非今度手合わせ……。……」
GM:そう語る伊音の瞳に宿った憂いの光に、響は気付く事が出来ただろうか?
響:「強かっ、“た”?」
響:何か、マズいこと聞いたオレ?! とこんらんしている(笑)。
GM/伊音:「いや、まあ兄様の事は良い。……兄様は、いつも私と、お前を守ってくれているのだから」
GM:そう言って、伊音は傍らに置かれた“草薙の剣”の鞘を、そっと撫でる。
響:「…………そっか」(頷いて、元の位置に戻る)
GM/伊音:「響……これからも、よろしく頼む」
響:「当たり前だろ?」
響:「――オレと伊音とマサムネとがあれば……どんなヤツにだって、負けねえ」
GM/伊音:「……っ。そうだ、お前はそういう能天気な奴だったな。は、はははははは!」
GM:あの伊音が珍しく、声をあげて破顔一笑する。
響:「能天気?! ってどっちがだよ! 剣一本でヤシマを護る! って言うお姫さまほど酷くないと思うぜ?」
響:にやーり、と反撃してみる(笑)。
GM/伊音:「ほぅ。ならば本気で手合わせしてみるか? 先ほどの様な練習ではなく」
GM:すちゃ、と竹刀を手に取り、構える伊音。
響:「――そーだな。それも悪くねー」
GM:「では、ゆくぞっ!!」
響:ててっ、と歩を進めて間合いを取り、竹刀を構え。
響:「応、来やがれ、伊音!!」(てやーっ!!)
響:ばしーん! と今日も元気に、竹刀の打ち合う音が響き渡る――。
GM:それは、“終わらない夏”の、ありふれた日常の1コマ。
GM:響が“草薙の剣”、そして伊音の兄について真実を知らされるのは、もっと先の話になるのだが……。
GM:それはいずれ、別の語り部が語るその時まで、置いておこう。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

■アフタープレイ

【経験点計算】
 橘響@相馬斉遠:6点
 六道要@Mao:6点
 服部涼蔵@阿桜聖:6点
 GM@相馬斉遠:18÷3+1=7点

【雑感】


エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠