■オープニングフェイズ/シーン2 「回収」
シーンPC:修吾。『克己くん無事ですか。このメールは届いていますか。逢いに行けなくてごめんなさい。』
『私も無事です。詳しく話せないけど、人間戦車に乗ることになりました。……またメールするね。』
GM:開戦後。
GM:結界が破られたことと、太平洋上のギガプラント2号棟を貪りつくした新たな天使兵――ホイシュレッケの出現により、ヤシマ海軍は制海権を奪われていた。
GM:ギガプラント護衛艦隊は壊滅。領海への敵艦隊侵入も阻止できず、偵察でさえ命懸けの任務。
GM:……そんな状況下にあって、瑞穂基地所属の天水修吾に課せられた任務は、さらに過酷なものと云えた。
GM/ヴィヴリオ:「天津島近海で行方不明となったシュネルギア、及びその乗員を捜索しろ」
GM/ヴィヴリオ:「生死は問わん。……パイロットだけでも、発見して持ち帰れ」
修吾:「……そんな、簡単に言われても……ヒトを作業ロボかなんかと勘違いしてなかろうか………」ぼそり
GM:詳細は不明だが、この島の海域でも対天使兵戦闘が発生。敵を撃破したもののシュネルギアは撃墜され、島にも多くの被害が出たらしい。
GM:今では疎開が進み、無人島となった天津島上空を中心に、捜索活動を続ける。
GM:もし天使兵と遭遇すれば、逃げる以外に有効な手段は無い――。
修吾:「まぁ、場合と状況に合わせて、ヤバくなったらさっさと逃げんとなー」
GM:ふと。レーダーが洋上に微弱な天使核の存在を感知する。
GM:同時に射程圏外から侵攻して来る、ホイシュレッケの天使反応(エンジェルハイロゥ)!
修吾:「お!? って、敵かい!!」
GM:さぁ、どうする?(笑)
修吾:「むむむ、これくらいなら………何とかなる、か……」
GM:確かに、手早く確認すれば間に合いそうではある。
GM:アクシデントが1つでも起これば、間違いなく喰らいつかれそうでもあるが……。
修吾:「何か起きたらその時考える。まずは敵の迎撃からっ!」
修吾:旋回してそちらの方向へ
GM:ブッブー! と頭にダメ出し音が(笑)>修吾
GM:単機でホイシュレッケの群に特攻して生きて帰ってこれる保証は無いぞ。
GM:(特にOPでは(笑))
修吾:おおう
修吾:では、そのまま旋回して逃げます
GM:目標は?(笑)
修吾:「とりあえず………どっかに隠れるかな……」
修吾:近くの天津島に
GM:ふむ。では<探知>ロールをば>修吾
GM:目標値は1で。
修吾:これ、ヴィークル修正入れていいですよね?
GM:問題ないです。
修吾:#17c1
●ダイス:Syuhgo:17c1=6(3,2,1,1,4,5,1,2,1,3,3,1,6,5,4,1,6)= 6
GM:では、島に隠れてホイシュレッケをやり過ごせる……と思った時。
GM:天水修吾は“それ”を見つける。
GM:シュネルギアの鈍くくすんだ銀色の機体を。
修吾:「ふぅい……なんだったんだ、あれ………って、アレは!!」
GM:但し、それは破壊された残骸に過ぎない……。
GM:そして、かすかに見上げてくる――パイロットスーツ姿の、少女。
修吾:「流石に機体はどうしようもないし、パイロット、パイロット……」
GM/リトス:「…………あ、」
GM:何とか回収できたナビゲーターの少女――リトス・エングリオの細い身体を包むように、ふわり、ふわりと舞う羽根の幻影。
GM:……“天使化(エンジェライズ)”の予兆。
修吾:「ああ、動かんでいい……」
GM/リトス:「……私は、いいから……早く、逃げて」
修吾:「そうも行かんのよ。生死問わずパイロットの回収が任務なんでね」
GM/リトス:「天使が、来るわ……こえが、聞こ、え」
GM:くたり、と意識を失う彼女。
修吾:「大丈夫。俺には聞えない」
GM:しかし、レーダーの警告音はばっちり聞こえる。
GM:どうやら、さっきのホイシュレッケの群が転進し、こちらに向かって来ているようだ。
修吾:「よっし、目標確保。さっさとずらかるとするかっ」全速力で逃げ切る体勢
GM/リトス:「…………」
GM:こうして天水修吾は、どうにか任務を達成することができた。
GM:だが、回収した彼女の昏睡状態は、その後も解けることは無く――それが、永遠に続くのかと思えた。
GM:シーンエンド。
『うん、僕は生きています。君のメールのおかげなのかな』
『でも人間戦車に乗ってるだなんて……瑞穂に戻ったのってそのためだったんだね。あの日は会えなくて残念だったよ』
『神音に時間ができたら、今度こそ会いたいな』
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