エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第29話『海底200海里』◇

「アタシの古傷、抉って楽しいのか〜大佐は〜」
――アクシア・リヒトヴィッツ

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1//
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 瑞穂基地より遠く南南東に位置する伊豆、小笠原海溝。
 ほの暗き海の底より発する高濃度のエーテル反応に対し、G3はシュネルギアによる海溝内探査を計画する。
 だが、その場所には別の曰くも存在する。

 呪法船団。
 封鎖された海上を、結界に包まれたヤシマへ、決死の覚悟で物資を輸送する者たち。
 かの地点は、数年前、船団の一つが壊滅した場所であり、かろうじて生き延びた者たちにとっても、消すことの出来ない傷痕である。

 探査を開始するうちに、保護された一人の少女。
 思い出される過去と、かつて望んだ未来のカタチ。
 それは希望の道標。あるいは、絶望を示す羅針盤。

 海底に眠るパンドラの棺は、彼らに何をもたらすのだろうか。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第29話
 『海底200海里』

「――わたしは、ただ復讐をしたいだけなのかもしれない」


シナリオハンドアウト
▼PC1 オスカー・リンケ  情報将校
 ダーザイン:【アクシアからの哀しみ】
 君はアクシアとは親しい仲の友人だ。
 高濃度エーテルの反応が見られた地点の探査。この計画が決まって以来、アクシアはどこか元気がない。
 それも当然だろう。あの場所は、かつて呪法船団護衛部隊として戦った彼女が敗れ、妹のように可愛がっていた少女を失った場所なのだから。
 海溝の奥に潜む謎もある。彼女がちゃんとしていられるよう、助けなければ。

▼PC2 シオン・ミドウ  ギアドライバー/ストライカー
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
 ダーザイン:【謎の少女からのまごころ】
 君は瑞穂基地に所属するギアドライバーの一人だ。
 海溝探査の為、ホルテンが上陸した小島。その浜辺で、君は一人の少女を見つけた。
 記憶を持たず、エーテル能力までを持つその子に向けられる疑惑の視線。けれど君は、彼女を助けたいと思った。それは君にすがるその瞳に、嘘はないと感じたからかもしれない。

▼PC3 瀬名 まどか  管制官
 ダーザイン:【羽村総司からの連帯感】
 慣れない海底探査管制の傍ら、君は軍医として同行している羽村医師に頼まれ、保護された少女についての調査を行うこととなる。
 そして、君はいつしか知ることとなる。この海域で沈んだ呪装高速船の謎と、そこに秘められた哀しみに。


自己紹介
オスカー:「私はオスカー・リンケ特務曹長」
オスカー:「瑞穂基地では、アクシア大尉の補佐及び、ギアドライバーの護衛を務めている」
オスカー:「それが今の私の仕事だ」
オスカー:肉体派情報将校その1です。
オスカー:シナリオダーザインはアクシアからの哀しみ、PCダーザインはまどかからの畏怖
オスカー:以上

シオン:「僕はシオン、シオン=ミドウ。一応G3の少尉ってことになっている」
シオン:「見てのとおり、純粋なヤシマ人じゃない。 母親はヤシマ人なんだけどね」
シオン:「こんな外見だから合衆国のスパイ扱いされるのは日常茶飯事さ」
シオン:「裏切ったと思ったらいつでも後ろから撃って構わない。 どうせ一度死んだはずの命だ」
シオン:クラスはギアドライバー/ストライカー。瑞穂中学三年。
シオン:所持ダーザインは【トゥアレタからの戸惑い/2】【合衆国からの憎悪/2】
シオン:【謎の少女からのまごころ/2】【オスカーからの興味/2】。以上(オーバー)!

まどか:「あたしは瀬名まどかG3准尉。シュネルギア部隊の管制官よ」
まどか:「何か困った事があったらおねーさんに相談してみなさいな。大抵の事なら任せといてよ」
まどか:「相談料はアクシア隊長の生写真って事で……あー、冗談よ冗談!」
まどか:横ポニーテールがトレードマークの管制官。
まどか:#ダーザインは【小隊からの信頼/2】【アクシアからの慈愛 /2】【ヴィントからのまごころ/2】
まどか:【羽村総司からの連帯感/2】 【シオンからの腐れ縁/2】。以上(オーバー)!


■オープニングフェイズ/シーン1 「酔っ払い」
 シーンPC:オスカー。

GM:舞台/出発前夜、瑞穂基地アクシア私室

GM:調査への出発を明日に控え、オスカーは細かい打ち合わせのため、アクシアの私室前まで来ていた。
GM:ってところから始まります。
オスカー:ノックノック
オスカー:ノックノック
GM:…しーん。
オスカー:「アクシアー?」
GM/アクシア:「あ〜に〜? 鍵なら開いてるわよ〜〜〜?」
GM:どう聞いても普通の声ではない。
オスカー:「ったく…」
オスカー:ドアを開けよう
GM:誰でも一発で分かる酔っぱらい声
GM:部屋に入ったオスカーの足下に、空になったビール缶が転がってくる
GM:部屋の主は予想通り、ビール片手に机に突っ伏していた
GM/アクシア:「ん〜? あ〜、オスカーだー。やっほ〜」手をひらひら
GM:服装はタンクトップに短パンね(笑)
オスカー:「なにやってるんだよ、アクシア。打ち合わせするって言うから来たのに、これか?」
オスカー:缶ビールを片付けだす
GM/アクシア:「ん〜。そういや、そうだっけ」<打ち合わせ
オスカー:「俺は片付けてるから、おまえは顔でも洗ってこい。いくらなんでも、情けないぞ」
オスカー:ほれっと、そこらから発掘したタオルを差し出しつつ
GM/アクシア:「あたしだってね〜。呑みたい時ぐらいあんのよ〜」
GM:オスカーの首に抱きついてくる
オスカー:「………酒臭いぞ。いったいいつから飲んでたんだ」
オスカー:しょうがないので、お姫様抱っこをしてベッドまで運んでやる
GM/アクシア:「部屋に帰ってからよ〜」
GM/アクシア:「だいたいさぁ…今更、あんな所に行ってどうなるってのよ」
GM/アクシア:「アタシの古傷、抉って楽しいのか〜大佐は〜」
オスカー:溜息
オスカー:「任務は任務だろ」
GM:明日、探査を行う地点。
オスカー:「俺だって、あそこには苦い思い出しかないさ」
GM:そこはかつてメーヴェに所属していたアクシアにとって、苦い思い出がある場所だということをオスカーは知っている。
GM/アクシア:「…分かってる」
オスカー:「俺にとっては、比喩でもない文字通りの古傷さ」
GM:ごろんと、ベッドに転がってオスカーと視線を合わせないようにしながら
オスカー:ベッドに寝かしつけ、そこらへんに転がっているノートで扇いでやる
オスカー:「………お前らしくないぞ」
GM/アクシア:「そうね。…ごめん、オスカー」
オスカー:「いつだって、なんにでも、まっすぐ突っ込むのが、アクシア・リヒトヴィッツじゃないのか」
GM/アクシア:「分かってる。ね、任務が終わったら、丁度いいから“あの子”にお花、備えてこようか」
オスカー:「そうだな」
オスカー:髪を撫でてやる
GM/アクシア:「お墓参りだって考えれば、そう悪いものでもないんだろうし」
オスカー:「なら、きちんとアルコールは抜いておけよ」
オスカー:「墓参りに、酔っ払ってちゃ、格好つかんぞ」
GM/アクシア:「了解。………」
GM:沈んだ呪装船。それに乗っていた一人の少女。
GM:あるいは香夜の代わりにアクシアの養女になっていたかもしれない少女の面影が、アクシアを「らしくなく」させたのかもしれなかった。
オスカー:立ち上がる
GM/アクシア:「…すー」寝息
GM:最後になんかあればどうぞ
オスカー:「………背中が…疼くな…」
オスカー:僅かな翳りとともに
オスカー:以上
GM:そして、オスカーに消えない傷を負わせてしまった責任感も。…つーことにしていいの?(笑)
オスカー:おっけい(笑)
GM:うい(笑) では、シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「浜辺の少女」
 シーンPC:シオン。

GM:舞台/伊豆・小笠原海溝上空

GM:蒼穹と蒼海の間。
GM:目標地点の近くに着陸し、設営を行っているホルテンより出撃したストライカーは、単機哨戒飛行を行っている。
GM:第7艦隊は主力が御神原に封印され、分艦隊も既に後退し、この海域に敵の存在は確認されていないが、油断は禁物だ。
GM:というところから始まります。
シオン:「状況、グリューン。何も無いようだな…。トゥアレタ、そっちは?」
GM/トゥアレタ:「こちらも異常なし。とりえずは何もなさそうね」
シオン:「このまま、何もないに越したことはないんだけどね…」
GM/トゥアレタ:「そうね。けど油断は禁物。気は抜かないでよ、シオン」
シオン:「了解。……でも、いつ見ても飽きないよな…。空も海も…」
GM/トゥアレタ:「…でも、本当になーんにもないわね。空と海と」
GM/トゥアレタ:「…そうね。戦いなんかで汚すには勿体ない位に」
シオン:「余裕があればまた泳ぎたいとこだな」
GM/トゥアレタ:「任務が無事終了したらね。…って、またって何よ、またって」
シオン:「…昴さん元気かな」
GM/トゥアレタ:「もう、すぐそうやって話を逸らすんだから。…元気よ、きっと」
GM/トゥアレタ:「? ちょっと待って! 生体反応?」
シオン:「こっちでも確認した。コントロール、生体反応に向かっていいか?」
GM:管制からも念のため確認するよう指示が帰ってきた。
シオン:「了解、いくよ!」
GM/トゥアレタ:「ええ。あの島の浜辺からね。この辺りの住民はみんな避難してるはずなんだけど…」
シオン:距離を詰めていきましょう。
GM/トゥアレタ:「キャッチ、画像拡大するわね。……子供?」
シオン:「敵か、味方か…。判断に迷うとこかな」
GM:浜辺に倒れているのは、年の頃12歳前後の少女。
GM:海から打ち上げられたようにも見える
シオン:浜辺の開けたところに着陸します。
GM/トゥアレタ:「でも、助けるのよね?」>シオン
シオン:「もちろん。異議は認めません(笑)」
GM/トゥアレタ:「そうこなくっちゃ」微笑む
GM/トゥアレタ:「私は応急キットを準備していくわ」>シオン
シオン:「了解。コクピット開けるよ」
GM:降りて駆け寄る?>シオン
シオン:当たり前でしょう(笑)
GM:では、かなり水を飲んでいるのがわかる。このままでは危ないね>シオン
GM/少女:「…こほっ、げほっ」
シオン:水を吐かせます「大丈夫か?」
GM:色素の薄い髪と肌。白金の髪が太陽を受けてきらめく
GM/少女:「……」
シオン:(ヤシマ人ではないね…、帝国系かな?)
GM:うむ、呼吸が止まり欠けている。やばいね
シオン:とりあえず気道確保のうえ顔を横に向けて水を出しやすくします。それでだめなら、行くしかないでしょ人工呼吸
GM:では、無事水を吐き出します
GM/少女:「こほっ、こほっ。……誰…?」うっすらと目を開けて。
GM:流暢なヤシマ語
シオン:「ヤシマ語がわかるか、助かる。僕はG3少尉、シオン・ミドウ。きみは?」
GM:助けを求めるように、片手をシオンに向けて延ばす
シオン:手をつかみます。
GM/少女:「シオン…? わたし…ファーナ」
GM:そして安心したように、意識を失う。
GM:てことろで、最後になにかあればどうぞ
シオン:「仕方ないな、とりあえずギアまで連れて行くか…、でもどうしてこんなところに」
シオン:お姫様抱っこで運んでいきますけど(笑)
GM:では、そこでシーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「古い傷」
 シーンPC:まどか。

GM:舞台:ホルテン内医務室

GM/羽村:「こりゃー、典型的な記憶喪失だね」
GM:ベッドに寝かされた少女を前に、羽村はいつもの調子で言った。
GM:てところから始まります。
まどか:「センセでもお手上げ、ってコトですか……」
まどか:さて、どうしたもんだろうなあ……と、思案顔。
GM/羽村:「詳しい検査をしてみないと分からないけど、頭の中をいじられた様子なんかもなし」
GM/羽村:「とりあえず目が覚め次第、話は聞いてみるつもりだよ」
まどか:「まあ、しばらくは様子見かあ……。せっかく噂のタネがひとつ増えると思ったのに」
まどか:心底残念そうな口調(笑)
GM/羽村:「はは、相変わらずまどかちゃんは噂好きだねえ」
GM:煙草に火を付けようとして、ニナさんに睨まれて止めつつ笑う羽村。
まどか:「いや、同い年の子の話だけに気になるじゃないですか」
GM/羽村:「まあ、それはともかく。今回の任務と無関係じゃないだろうし、俺とまどかちゃんで調べるように、ってアクシア大尉から御指令が下ったよ」
GM/羽村:「女性と組むのはこちらとしては大歓迎だけどね」
まどか:「……センセ。後ろ、後ろ」背後のニナを視線で示し(笑)
GM/羽村:「は、は、は。冗談は置いておこうか」両手上げ。冷や汗(笑)
まどか:「任務の兼は了解です。それと……くれぐれもその子やあたしへのセクハラは禁止ですからねっ?」
GM/羽村:「そこは大丈夫。俺はロリコンじゃない」(笑)
GM/羽村:「にしても、知ってるかい? 以前この海域じゃ、避難民を乗せた呪装船が天使兵にやられて撃沈したらしいんだよ」
まどか:「そのくらいなら覚えてますよ。一応、記憶力だけが取り柄だし」たははー、と笑い
GM/羽村:「その時はアクシア大尉やオスカー氏も居たっていうし。案外この子、幽霊か何かだったりしてねえ」
まどか:「せせせせせ……センセ、冗談ですよ……ね?」
まどか:びくっ!? っと壁際まで後退。膝が笑っている。
GM/羽村:「はっはっは。やだなあまどかちゃん、本気にしちゃって」
まどか:「もう、怒りますよっ」
GM:…と、後退したまどかの肩を、後ろからぽんと叩く手。
まどか:「……いひゃあああああっ!?」
GM/アクシア:「いひゃぁぁぁぁぁっ!! って、驚かせないでよ、まどか」
まどか:「隊長ぅ〜! 羽村センセがセクハラするんですけどぉ〜」
GM/アクシア:「いつものことでしょ(笑) ったく…。そろそろ海溝探査の準備始めるから、ブリッジに集合すること。いいわね?」
GM:すたすたと去っていく
まどか:「了解でーす。……センセ、あとでこの借りはたっぷり返して戴きますから……覚えといてくださいね!?」
GM/羽村:「女性から貰えるものは何でも歓迎だよ」
GM:その時、ふとまどかの頭をよぎったのは、少女の顔を見た時、アクシアがどこか驚いたような顔をしていたことだった。
まどか:「あの女の子と隊長、どこかで会った事が……なーんて、そんな訳ないか」
GM:最後になんかあればどうぞ。
まどか:ここでエンドで。
GM:では、シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠