エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第7話『双剣、相翳り』◇

「シュネルギアが戦闘機と1対1で、苦もなく墜とされたなどと……誰が信じられる?」 ――ヴィヴリオ大佐

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1///
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 迫り来る天使兵の脅威に立ち向かう最後の砦、瑞穂基地。
 かの地に於いて、切り札としてのシュネルギア及びドライバーの配備は急務であったが、出雲基地から配備された4番機に続き、5番機、6番機が搬入される。しかも、この2機はヤシマ製の高性能試作機「マサムネ」であった。
 1機は格闘用、1機は汎用をコンセプトに仕上げられた新たな戦力の配備により、瑞穂基地の戦力は大いに充実を見る――はずであった。

 紀伊半島沖に出現した、不思議な波動を持つ天使核反応。
 新配備の「マサムネ」のテストも兼ねて出撃したドライクロイツ隊は合衆国軍の戦力と接触、交戦。偶発的な遭遇戦にも関わらず、シュネルギア5番機とフライングユニット1機をロストするという大損害を被る。

 だが、彼らはまだ死んだわけではなかった。
 謎の天使核反応。それは40年戦役時に試作されたヤシマ海軍のステルス空母「信濃」に積まれた特殊V機関の波動だったのだ。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第7話
 『双剣、相翳り』

「目を背けるな。これが“戦争”だ――――」


シナリオハンドアウト
▼PC1 榊 刀真  ギアドライバー/グラップラー
 ナビゲーター:タン・メイリィ
 ダーザイン:【ロバート・ライアンからの腐れ縁】
 適性を認められ、シュネルギアのパイロットとなった君とメイリィ。
 最新鋭機「マサムネ」と共に最初に出た戦場で、君はこれまでに相対したことの無い脅威……敵のエースパイロットと向かい合い、撃墜される。
 だが、それは君に戦争の現実を突きつける、ほんの序曲でしかなかったのだ――。

▼PC2 矢神 翔一  ギアドライバー/スナイパー
 ナビゲーター:セラピア・パルマコン
 ダーザイン:【八幡重工からの侮蔑】
 瑞穂基地に配備された2機の「マサムネ」。それは八幡重工により、これまでの高コスト部品や設計を見直しつつ、性能はそのままにという大体的な触れ込みだった。
 G3の技術が入ったシュネルギアなど、もはや時代遅れ……とでも言わんばかりの状況に、君は反発と共にどこかおかしな違和感を抱く。

▼PC3 リーゼロッテ・アイヒベルガー  情報将校
 ダーザイン:【シュネルギア5番機からの偽装】
 瑞穂基地に配備された5番機は、その性能を発揮する間も無く撃墜された。
 そんな状況を冷ややかに見ていた君に、ヴィヴリオから命令が下る。それは同時期に納入された6番機に対する、徹底した調査であった。
 5番機、6番機には意図的に耐久性の無い部品が使われた疑惑があるとのヴィヴリオの言葉に、君は僅かな笑みを浮かべる。

▼PC4 ナナエ7−7  完全機械化兵
 ダーザイン:【ロバート・ライアンからの憐憫】
 戦場で、君は初めての感覚を覚える。
 それは恐怖。絶対的な実力を前に、これまで狩る立場だったのが、初めて狩られる立場に突き落とされる、圧倒的な――――。
 気が付けば、君は古びた空母の甲板の上に寝かされていた。目覚めた時、君を見ていたパイロットの目には、これまで見たことの無い感情が浮かんでいるように、君には思えた。


自己紹介
刀真:「榊刀真。どう呼んでもらっても構わない」
刀真:「少尉ってことになってるけど…正直、まだ実感は沸かないかな」
刀真:「…あ、この眼鏡?ちょっとワケアリでさ。気を悪くしたら、ゴメン」
刀真:「ともかく。こんなヤツだけど、よろしくね」
刀真:クラスはギアドライバー/グラップラー。ナビゲーターはタン・メイリィ。
刀真:ダーザインは【メイリィからの親近感】【家族からの忌避】
刀真:【ロバート・ライアンからの腐れ縁】【ナナエ7-7からの隔意】
刀真:以上、よろしくお願いします。

翔一:「矢神翔一。矢神でも、翔一でもいい。よろしく」
翔一:「達観してる、とはよく言われる。単に覇気に欠けるだけだろうけど」
翔一:「戦争してて、死ぬ事が怖くない、といったら嘘になる」
翔一:「俺が本当に怖いのは、死んで全てが無意味になる事かもしれない」
翔一:「なら、生きているうちに何ができるのか……。それを考えるのも悪くない」
翔一:クラス:ギアドライバー/スナイパー。ナビゲーター:セラピア
翔一:所持ダーザイン:【セラピアからの興味/2】【自己からの侮蔑/2】【香夜からの信頼/2】
翔一:シナリオダーザイン:【八幡重工からの侮蔑/2】.PC間ダーザイン【榊刀真からの苛立ち/2】。
翔一:……以上(オーバー)

リーゼ:「あたしはリーゼロッテ。G3の情報将校よ」
リーゼ:「あー、そんなにカタくなんなくってもいいって。上官つっても肩書きだけだし」
リーゼ:「あんた達と違って、こっちは戦いを見てるだけの歯痒い立場だしね」
リーゼ:「必ず生きて帰って来なさいよ。あんた達には、まだ護るべきものがあるんだから」(にやりと笑い)
リーゼ:ブロンドの長髪と咥え煙草がトレードマークのG3情報将校。射撃が得意な実戦派のエージェント。
リーゼ:過去、負傷した際特殊技術で身体強化を施された経験あり。
リーゼ:#ダーザインは【統一帝国からの信頼/2】【ヤシマ軍部からの期待 /2】。
リーゼ:【アクシアからの友情/2】【矢神からの感心/2】。
リーゼ:以上(オーバー)!

ナナエ:「ナナエ7-7。ヤシマ海軍の備品であります」
ナナエ:ヤシマ陸軍より海軍に供与された完全機械化兵第七世代派生型のシリアルナンバー7。
ナナエ:身体スペック上では現行機に及ばないが、並列処理能力とエーテル親和性に優越する。
ナナエ:但し、感情を極力排し処理能力を上げる為、薬物投与を含めた調整が欠かせない不安定さがあり、
ナナエ:現場からは「陸式の失敗作」として嫌われている。
ナナエ:7-7は、その中で試験的に呪法を焼き付けられた個体である。
ナナエ:純血のオニを素体としており、外見上の特徴として、額に角を有する。
ナナエ:ダーザインは【小隊からの畏怖】【主人からの支配】
ナナエ:【ロバート・ライアンからの憐憫】【リーゼロッテからの戸惑い】
ナナエ:以上。


■オープニングフェイズ/シーン1 「新鋭機、来たる」
 シーンPC:翔一。

GM:深い蒼に広がる夏空の元、蝉の鳴き声をあっさりと圧倒する喧騒に、瑞穂基地は包まれていた。
GM/中島:「おら、手前ェらとっとと搬入作業急げ!」
GM/整備兵A:「でもおやっさん、どれだけ急いでも、今日は徹夜確定でしょ?」
GM/中島:「バカ野郎! 何当たり前ェのコト言ってやがる!」
GM:どっと笑いに包まれるシュネルギア格納庫。
翔一:「つかの間の平和、かな」
GM:彼らの表情は、皆一様に明るい。それもそのはず。今日は出雲基地から配備されたミサイル支援型の4番機に続いて、格闘戦仕様の5番機、汎用型の6番機が搬入されたからである。
翔一:「その割には、扱っているものが物騒すぎるけど」
GM/茜:「それにしてもマサムネが2機かぁ……。くぅーっ、燃えてきたぁ!」
GM/セラピア:「新型機ー、新型機、新型機〜♪ なんだよ〜」
GM:妙な気合を入れる茜に、不思議な踊りで新鋭機の搬入を祝福するセラピア(笑)。
GM:訓練の合間に格納庫に様子を見に来た翔一も、どこかしら浮ついた気分になるのは否めない。
翔一:「(ひょいとセラピアを脇にどける(笑))あの機体、橘の3番機と同型なんだろう? よく二機も来たなあ」>茜
GM/茜:「いやぁ、そうだよねえ」(うんうん)
GM/茜:「マサムネって、ここだけの話けっこうコストがバカにならないって、オヤジが言ってた」
GM/茜:「こりゃあ、いよいよ軍も本腰入れてきたってことだよ、きっと!」(嬉)
翔一:「新型機整備できるの、嬉しそうだなあ」(笑)>茜
GM/茜:「そりゃもう! やっぱ新型機っつったら……」
GM:と、ここで茜はおやっさんにどやされて退場(笑)。
GM/セラピア:「うにゅー、翔一ちゃん、ジャマーなんだよ〜」(ぷぅ)<脇にどけられ
翔一:「むしろ君が搬入の邪魔です(びし)。普段の5割増で浮つかない」>セラピア
GM:向こうの方では、アクシアが八幡重工の係官と話している。
翔一:「そういえば、誰がこいつに乗る事になるんだろうな」
GM/セラピア:「……はてな?」(くえすちょんまーく浮かび)
翔一:なんとなく好奇心がうずいて、ひょこひょことおやっさんたちの傍へ
GM/係官:「では、納品書にサインをお願いします」
GM/アクシア:「おっけ。えーっと、ここでイイのよね?」(さらさらさら)
GM:と、翔一に気づくアクシア。
GM/アクシア:「あら、翔一くんじゃない」
翔一:「どうも、大尉」敬礼。
GM/アクシア:「ふふーん、新型機が気になる?」
翔一:「そりゃあね。性能は橘の空戦を見て知っていますし」にこり<気になる
GM/アクシア:「ま、新型って言っても、ミサイル支援に特化した4番機“イェーガー”はともかく、5番機と6番機は“マサムネ”なんだけどね」
GM/アクシア:「5番機は格闘戦に特化した機体よ。……ミサイルは、4番機のおまけみたいなもんね」
GM/アクシア:「ナビゲーターは、コンロン出身の子ね。パイロットは大佐がどっかから連れて来たみたいなんだけど。ま、いつものコトよね。後で紹介するわ」
GM:ひらひら〜、と手を振るアクシア。
翔一:「大尉……なんか嬉しそうですね」指摘(笑)
GM/アクシア:「あ、分かっちゃう? やっぱりね、戦力が増えるっていいもんだし」
翔一:「願わくば、これ以上人死にが増えないように……ですね。脆い願いですけど」<戦力
GM/セラピア:「ふむ。翔一ちゃんが珍しくまじめなんだよ〜」(うりうり、とツインテールで小脇をつつく)
翔一:「キミのよーに不真面目な人がいると、誰かが真面目になってバランスととらないといけないんです」さらり(笑)>セラピア
GM/セラピア:「う、翔一ちゃん、それは酷いんだよ〜」(うにうに)
GM/アクシア:「さて問題です。6番機には誰が乗るでしょう?」(にこにこ)>翔一
翔一:「え? 5番機が新人として、6番機も俺の時のようにスカウトされてきた連中ですか?」
GM/アクシア:「ぶっぶー!」(嬉しそう)
GM/アクシア:「6番機には、リュンマちゃんと香夜が乗るわ。ある意味、これまで蓄積されたシュネルギア戦闘の集大成、になるかしらね」
GM/アクシア:「右手には、スコルピオンを長射程対応型に改造した専用ライフル」(#要《距離外射撃》)
GM/アクシア:「左手には、防御用のグロースヴァント」
GM/アクシア:「バックパックにはエンゲルシュヴァルト×2と、予備弾倉を装着」(#ウェポンラック)
GM/アクシア:「あッ、もちろん制圧用の20mm機関砲も搭載済よ!」(腕部HP)
GM:ちょっと、何だか燃えている?(笑)<アクシア
GM/アクシア:「しかも、これで従来のマサムネの70%のコストだってんだから。どういう魔法を使ったのかしら、八幡重工って」
翔一:「萌え……もとい燃えてますね、大尉(笑)」>アクシア
GM/アクシア:(聞こえないフリ)「しかもね。今回納入されたマサムネのパーツは、8割方が八幡重工でのライセンス生産なのよ」
翔一:「アドバンスト・ヴァリアブル・ギア(次期全領域機)って訳ですか。一社の独占開発だからコストを下げられたんですかね」
GM/アクシア:「さぁ……その辺は何だか怪しいけど?」(苦笑)
GM/アクシア:「ま、もともとマサムネって、ただでさえ建造費の嵩むシュネルギアなのに、ヤークトやシュトルムの倍近いコストなのよねー」
GM/アクシア:「性能は申し分ないんだけど。でもこうやって限定的でも量産ノウハウが確立していけば、部品の規格も揃えられるし」
GM/アクシア:「そのうち、翔一くんも乗ることになるかもだわよん?」
翔一:「あはは、そのコストでその開発費じゃ、今までの機体がお払い箱になりそうですね」
GM:そうして、アクシアは引継ぎやら何やらのために司令室に行ってしまう。
GM:それを見送りつつ、憮然とするセラピア。
GM/セラピア:「ぷっぷくぷー」(怒ってる)
GM/セラピア:「あの子(ヤークト)と翔一ちゃんは、無敵なんだよ。偉い人には、それが分からないのでありますなんだよ〜」
翔一:「……新型機、嫌いか?」>セラピア
GM/セラピア:「うん……。何だかあの子たちは、冷たい感じがするんだよ……」
翔一:「俺は、それで出来る事が増えるなら、悪くないと思うよ」
GM/セラピア:「ボクの、気のせいだったらいいんだよ。でも……」(きゅ、と翔一の袖を掴む)
翔一:「お前のカンは八卦だからなあ」ぼそ(笑)
GM/セラピア:「何かいったの? なんだよ〜」(ぷりぷり)
翔一:「お前と一緒なら、どんな機体でも同じって言ったの」さらり(笑)
GM:とまぁ、シーンエンドです。


■オープニングフェイズ/シーン2 「遭遇、出撃、そして」
 シーンPC:刀真。
翔一、登場可。

GM:数日後、紀伊半島沖上空。
GM:この海域に出現した、不思議な波動を持つ天使核反応を調査するため、急遽瑞穂基地よりホルテンXXBが派遣されていた。
GM:この反応が、天界への門(ヘヴンズゲート)である可能性は、ある。
GM:だが、そうでなけば簡単な偵察で終わるだろう……。といった予測は、どちらも外れた。
GM/まどか:「レーダーに感あり! F/A22ラプター6、融合天使戦闘機6、ホイシュレッケ12!」
GM/まどか:「後方に改エンタープライズ級1、イージス艦4、他8。合衆国十字軍第7艦隊所属と思われます!」
GM/アクシア:「予期せぬお客さんってワケね……。総員、第1種戦闘配置! 随伴の飛行隊及びフライングユニットにも連絡!」
GM:#ちなみに、刀真はブリッジに居ます。
GM:#少ない時間も有効に使うべく、メイリィと一緒にアクシアにシュネルギアの操縦理論の補講を受けていた次第。
刀真:「…ここが、戦場…」慌しいブリッジを見て、どうすればよいのか判らず。
GM/メイリィ:「決まってるアル! 刀真、ワタシたちも格納庫へダッシュあるヨ!」
GM:と、立ち上がりかけたメイリィを、アクシアが制する。
GM/アクシア:「榊少尉。貴方は今回の戦闘に限り、出撃を拒否する権利があるわ。……基礎理論を一通り聞いただけで、慣熟飛行訓練も不十分な貴方を戦場に出すほど、アタシたちは落ちぶれてはいないつもりよ?」
GM:モニターでは、シュネルギア3番機(響/伊音機)、続けて6番機(リュンマ/香夜機)が、ホルテンXXBから切り離されていくのが、見える。
刀真:「…いえ、出ます。僕らがやらなきゃ、誰が…」
GM/アクシア:「今回は、慣熟飛行訓練を兼ねた偵察任務の予定だったから……って、聞きそうにないわね」(苦笑)
GM/メイリィ:「聞かれるまでも無いアル! わっ、ワタシは天使と戦うためにヤシマに来たんだッ、だから……!!」
翔一:「そう思い詰めると、無用な怪我をするぞ?」肩をぽん、と>刀真、メイリィ
翔一:刀真と一緒に理論補講を受けていた事にしやうか
GM/メイリィ:「!!」(キッ、と翔一を睨み)
GM/メイリィ:「不覚アル。……こんなド素人に、真後ろとられるなんて」
刀真:「…メイリィ?」こう、いつもと違う雰囲気に戸惑い気味で。
刀真:「大丈夫、だよ。戦って勝つために、今まで訓練を受けてきた…から」>翔一
翔一:「俺たちにできることは限られてる。出来る事をやればいいさ」>刀真
GM/アクシア:「……矢神少尉は、とっとと格納庫に行く。セラピアを待たせるつもり?」>翔一
翔一:「了解。またツインテールでつつかれたら溜まりませんからね」<セラピア>アクシア
GM/アクシア:「あの技は謎よねー。じゃ、前衛の2人の援護頼むわ」>翔一
GM/アクシア:「刀真くんとメイリィちゃんは、この機体を守る役目ね。何事も最初は慣れることが、肝心よん」>2人
刀真:「…行こう、メイリィ。行かなきゃ、終わらない」>メイリィ
GM/メイリィ:「はいアル! ワタシたちの力、思い切り天使兵どもにぶつけるアルよ!!」(アクシアの話、耳に入って無いっぽい)>刀真
刀真:「あ、ああ…。やろう、メイリィ。そのために今、ここに来てるんだから」
GM/メイリィ:「うん、行こう刀真!」
GM/アクシア:「命令よ。ちゃんとここに、還ってきなさい」(敬礼)>刀真
刀真:「了解、です。…それじゃ、行って来ます」ぴ、と敬礼。
翔一:格納庫へ行こうとして振り返る。
翔一:「懸命なんだよな……。羨ましいよ、ホント」呟きを残して、格納庫へごー。<刀真たち

GM:そして、発進するシュネルギア5番機。
刀真:「(…そうだ。今僕は、戦争を…してるんだ。)」浮遊感の中、ぼんやりと。
GM/アクシア:「こっちは半分が新兵か。なまじ天使兵相手より、厳しい戦いになるかも……」
GM:と、モニターを見つめているアクシアの表情が変わる。
GM/アクシア:「?! ……あの蒼いラプター、まさか!」
GM/アクシア:「まどかちゃん! 全機に伝えて。“蒼き死天使”が出てきてる! あれは……とんでもないエースよ!」
GM:と、ここで登場している人は、<情報処理>してみて。難易度は3(笑)。
刀真:#9c1 【理知】9 <情報処理Lv1>
●ダイス:Toma_S:9c1=2(1,4,3,4,4,4,1,4,2)= 2
翔一:#6c1〈情報処理〉
●ダイス:Syouiti:6c1=2(5,1,2,2,6,1)= 2
刀真:…ぎにゃー。( ´Д⊂ヽ
翔一:惜しいなー
GM:惜しいのう(笑)。
翔一:あ、ヴィークルの分振ってないわ。まあいいか(笑)
GM:では、管制官のまどかたんから情報を貰ったということで。
GM:“蒼き死天使”
GM:合衆国十字軍第7艦隊所属、ロバート・ライアン少佐の異名。
GM:彼は機体を常に蒼く塗装することから、こう呼ばれている。なお、メーヴェ時代のアクシアは彼と交戦して撃墜されかかること3度。
GM:……と、萌え声で瀬名まどか准尉が解説してくれたと(笑)。
GM/まどか:「前衛、すり抜けられました! 警戒してください!」>主に刀真(笑)
GM/セラピア:「蒼き巨星が来るんだよ〜!」
翔一:「了解。……セラピア、知ったかぶりしない」(笑)
刀真:「合衆国の、エースパイロット…。…でも、この機体なら…ッ!」ブーストかけてイイ?(笑)
GM:いや、ここでシーンエンド(笑)。


■オープニングフェイズ/シーン3 「蒼き死天使」
 シーンPC:ナナエ7−7。
刀真、登場済。

GM:遅れて発進した刀真の5番機、ホルテンの近くで遊弋していたナナエ機に、まどかから通信が入る。
GM/まどか:「こちらアドラー1。フォトン1、フォトン2、聞こえますか?」#フォトン1は僚機、ナナエ7−5搭乗。
GM:#翔一の機体は狙撃ポイントに移動したので、この場に居ない(邪)。
ナナエ:「……はい。こちらフォトン2。感度良好」
ナナエ:そう応えながら、機体をシザース運動に入れる。
GM/まどか:「敵側には、エース機の“蒼き死天使”が居ます。フォトン1は要撃を、フォトン2はホルテンの護衛を継続しつつ、シュネルギア5番機を援護して下さい」
GM:ナナエ7−5「了解、迎撃位置に……」
GM:瞬間、ホルテンの前方で何条かの閃光、続けて、爆発。
GM/まどか:「フォトン1、識別コード消滅……うそ……」
ナナエ:「……フォトン1、撃墜確認。ホルテン支援へ急行する」
GM:アクシアの言葉に偽り無く、その蒼き機体は一撃で要撃したフライングユニットを撃破。
GM:そのまま、ホルテンの真上に廻り込む。
GM/メイリィ:「まずいアル、刀真! あの位置取り……ホルテンが!」
刀真:「…! …こな…くそぉッ!!」その閃光に吊られるように、蒼いラプターに突撃。
GM:XXBとラプターの間に滑り込む5番機。
GM:錐揉みしながら迫り来る敵機に叩き込んだ拳が……だが、躱される!
GM/メイリィ:「なッ、何アルカ今の機動ーー! あっ、ありえないアル!」
GM:次の瞬間、迫るミサイル。
GM:“蒼き死天使”は、太陽と自機の二重の目晦ましの中に、必殺の矢を仕込んでいたのだ。
刀真:「…な……!」突き出した拳を戻すのも忘れて、硬直。
GM:パッ、と弾頭が割れ、5番機の至近距離で次々と爆発する。
GM/メイリィ:「きゃああああああああああああっっ??!」
刀真:「うああああああっ!?」ちゅどーむ。(笑)
GM/まどか:「5番機被弾! V機関出力50%低下……えっ?」
GM:何とかケルンでミサイルの直撃を跳ね除け、機体を立て直そうとした5番機。
GM:その挙動が、不意に空中で静止する。
GM/メイリィ:「なっ、何アルかコレ?! V機関の動力伝達が……きゃああッ?」
刀真:「…この……動けよ!今動かなきゃ…今動けなきゃ、何もできないだろッ!?」
GM:ばんッ、とメイリィ側のS.Q.U.I.Dが爆発。衝撃と反動で、彼女は気絶する。
GM:機体のコントロールを失い、失速、墜落してゆく5番機。
GM:ぼッ、とその姿が雲の上に落ちる。
GM:(と、いうわけで刀真退場(笑))
刀真:「…ッ!メイリィっ!?」コントロールを戻す…よりメイリィの方に手を伸ばしかけて、フェイドアウト。了解。(笑)
GM/まどか:「5番機の識別コードが……」
GM/アクシア:「今はいい! それより、敵の位置はッ?」
GM:ホルテンを仕留め損なった蒼きラプターは、悠然と旋回すると再び矛先を鈍重な空の要塞に向けた。
GM:迎撃できる位置にいるのは……ナナエ7−7の空我のみ!
ナナエ:敵機の上方から急降下、ホルテンとの間に割り込む。
ナナエ:「この機体は墜とさせない。任務だから……」
ナナエ:設計限界を越えた無理な機動に機体がギシギシと音を立てる。
GM:ラプターから放たれる多弾頭ミサイルが、包み込むようにナナエの空我を襲う!
GM:それはまるで、あらかじめ糸でも付けてあったかのような綺麗な軌跡。
GM:ちなみに、上空から降ってくる88mmはかすりもしていない(笑)。
ナナエ:「躱せない……ならば」ミサイルに構わず、敵機の目前に呪法爆弾を起動させようとするが……ロゴスが無いので無理(笑)
GM:では、ミサイルの直撃が空我の腕をもぎとり、装甲の破片を散らす。
GM:激しい衝撃音の中、何発かの機関砲弾が、空我の動力部周辺にも命中したらしい。
GM:一瞬の交錯。直後、制御機構の異常を示すハザードランプがあっという間に空我の機体全体に拡がる。
GM/まどか:「フォトン2被弾! つっ、墜落、していきます……。識別コード、ロスト」
ナナエ:「機体損傷……。任務……ホルテンの護衛……遂行不能」
GM/アクシア:「……何てこと」
GM/アクシア:「来るわよ! 面舵40、回避ッ!!」
GM:シーンエンドです。


■オープニングフェイズ/シーン4 「絡みつく糸」
 シーンPC:リーゼロッテ。

GM/ヴィヴリオ:「これが、昨日の戦闘の顛末だよ。……まったく、何と言う体たらくか」
GM/ヴィヴリオ:「しかも残った3機がかりで、当てるのが精一杯。結局、逃がしてしまうなんてね」
GM:怒りを抑えきれないのか、僅かに拳をわななかせつつ、それでも声と表情は変えぬヴィヴリオ大佐。
リーゼ:「新型機1機大破、フライングユニット1機中破ですか……」
GM/ヴィヴリオ:「2機撃墜、だよ。嫌味かね、それは」
リーゼ:上官の前でも咥えたままの煙草を、もごもごと揺らしつつ。
GM/ヴィヴリオ:「まぁ、それは良いさ。敵にもそれだけ優れた人材が居るということだ」
GM/ヴィヴリオ:「しかし、問題(コト)は、重大なんだよアイヒベルガー大尉」
リーゼ:「……と、言いますと?」
GM/ヴィヴリオ:「シュネルギアが戦闘機と1対1で、苦もなく墜とされたなどと……誰が信じられる? パイロットが適性検査を終えたばかりのシロウトだとしても、あれしきのダメージで堕ちる機体じゃないんだ!」
GM:少し声を荒げたのが気まずかったのか、やや押し黙るヴィヴリオ。
GM:その真意を見せまいとするように、軍帽を深くかぶり直す。
リーゼ:「……確か今度の機体、G3から民間企業へのOEM(技術供与)で作られたモノだとか」
GM/ヴィヴリオ:「違う。あれはヤシマ軍の純正品だ」
リーゼ:「は? 民生品じゃないですか。あんな動きしかしない機体なんて」
GM/ヴィヴリオ:「正確には、ヤシマ軍からのOEMだな。機体の緒元程度は把握しておけ。……それとも、これも嫌味なのかい?」(溜息)
GM/ヴィヴリオ:「…………」
GM/ヴィヴリオ:「まぁいいい。アイヒベルガー大尉。君の経歴と成績に期待して、任務を命じる」
リーゼ:「はあ。あたしみたいなトリガーハッピーに出来る事でしたら、なんなりと」
リーゼ:気怠るそうに……しかし、興味深そうに話に聞き入る。
GM/ヴィヴリオ:「帰還した6番機を徹底して調査せよ。あらゆる手段を使ってだ」
リーゼ:「合法、非合法の是非は問わず……ですか。了解です」
GM/ヴィヴリオ:「5番機、6番機には意図的に耐久性の無い部品が使われた疑惑がある。ゆえに……6番機だけじゃない。3番機の乗員を使っての耐久テストも認める」
GM/ヴィヴリオ:「相手役は、1番機の乗員にでもやらせろ。これは敗北を喫した罰だよ」
リーゼ:(やーれやれ。身内まで疑わなきゃならんとは……寒い時代になったもんだね)
GM/ヴィヴリオ:「当基地の警備体制は、当面2番機と4番機にやらせる。貴官が心配する必要は無い。以上だ」
リーゼ:「ま、あいつらを攻めるのも程ほどにしてやって下さいよ。兵士である前に、まだ子供ですから」
GM/ヴィヴリオ:「子供だろうと何だろうと、この基地でアレに乗るからには、戦士であらねばならん」
GM/ヴィヴリオ:「そのことを、大尉なら教練できるとも、期待しているよ」
リーゼ:「……あたしはアクシアほど教え上手じゃないんですけどね。ま、期待に添える様頑張りますよ」
リーゼ:苦笑しつつ敬礼、踵を返す。
GM/ヴィヴリオ:「……フリーデン・イン・デア・ハント」(敬礼)
GM:シーンエンドです。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠