エンゼルギア研究所
†Testify Your Own / Angel Gear†

■サイト内検索

- Powered By Google -


■はじめに

■メインコンテンツ
研究所掲示板
エンゼルギア考察
▼天使大戦用語集
▼巫女ナビ推進委員会
TRPG用データ集

■オンラインセッション

■その他

Written by Japanese ONLY
(C)2003-2012 Souma-Seien.
All Rights Reserved.
back to Main

(C)2003 Inoue Jun'ichi
/ FarEast Amusement Research Co., ltd
(C)2003 ENTERBRAIN,INC.
(C)RUNE

Last Update/2012.02.05


◇ 第2話『舞い散る羽根のゆめ』◇

「羽根のゆめ。真っ暗闇なのに、雪のようにたくさんたくさん、羽根が舞い降りてくるの」 ――桐島翔子

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1//
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 迫り来る天使兵の脅威に立ち向かう最後の砦、瑞穂基地。
 だが、重なる激戦にパイロットの多くが消耗し、シュネルギアはその定数を満たすことができないでいた。
 そんな折、G3情報部から福音がもたらされる。ある地方都市、ある中学校。ヘルプストハイム検査で、シュネルギアのパイロット適性である“黒い天使核”の持ち主が見つかったのだ。それも、2人。
 だが、いまやたったの1機となった、稼働可能なシュネルギアは動かせない。そこで、新造されたシュネルギア輸送機ホルテンXXBのテストも兼ね、リヒトヴィッツ大尉麾下の部隊が、その街に派遣される。

 ひとりの少女が舞い散る羽根のゆめを見た時。天使の国から、迎えの使者が遣わされる。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第2話
 『舞い散る羽根のゆめ』

「……わたしね、ゆめを、みたんだ」


シナリオハンドアウト
▼PC1 蘇我 良樹  ギアドライバー/シューター
 ナビゲーター:八坂凍
 ダーザイン:【桐島翔子からの信頼】
 遠い場所に3発の爆弾が落ちて、戦争が始まった。でも、それは自分とは関係ない。そう思っていた、思い込もうとしていた。……幼馴染の彼女が、自分にあるゆめの話をしてくるまでは。

▼PC2 瀬名 まどか  管制官
 ダーザイン:【アクシア・リヒトヴィッツからの母性愛】
 どういうわけだか、G3大尉アクシア・リヒトヴィッツは自分のことを気に入っているらしい。まるで弟妹のように優しくしてくれる彼女のことは、……嫌いではない。
 シュネルギアのパイロット不足は深刻だ。今回の任務は、何としても成功させなくては。

▼PC3 ハインリヒ・インメルマン  機械化兵
 ダーザイン:【ヴィヴリオからの信頼】
 今回の任務は、不足するギアドライバーの確保だ。久しぶりに瑞穂基地に戻って来たあなたに、ヴィヴリオは言う。キミさえ居てくれれば、むざむざ2人も死なせはしなかったのに、と。


自己紹介
良樹:遠い街で戦争が始まったが、正直自分には関係なかった。
良樹:それよりも、その数ヶ月前に古都の帝国大学に受かった事と…母の死の方が一大事だった。
良樹:老舗の酒屋、その長男として生まれたはずの自分。
良樹:だが母の葬儀(交通事故―人間はあっけなく死ぬのだなと思った)、そのお通夜の日の夜中・・・父から語られた言葉はそれを覆した。
良樹:なんでも自分は、父の知り合いから預けられた子なのだという。
良樹:「軍に入れ」と父は言う。
良樹:「理由は、今はまだ話せない。だが……おまえはそれをいずれ知るはずだ」
良樹:初期ダーザインは、【謎の声からの愛情/2】【八坂凍からの信頼/2】【桐島翔子からの信頼/2】【ハインリヒからの既視感/2】
良樹:以上。

まどか:「あたしは瀬名まどか、第13実験部隊シュネルギア隊管制官。階級はG3准尉よ」
まどか:「少年少女諸君、困った事があったらおねーさんにまっかせなさい!」
まどか:16歳の管制官。所持ダーザインは【蘇我良樹からの不安】【アクシアからの母性愛】【桐島翔子からの大嫌い】。
まどか:ツインテールがチャームポイントです(笑)
まどか:以上、かな?

ハインリヒ:「俺はハインリヒ・インメルマン」
ハインリヒ:「G3帝国空軍少尉だ」
ハインリヒ:「俺の戦いは、まだまだ終わりそうに無いな………」
ハインリヒ:「この空に天使が居る限り」
ハインリヒ:外見22歳(実年齢75歳)の機械化兵。
ハインリヒ:世界大戦当時から戦いつづけています。
ハインリヒ:ダーザインは【ギュンター・ハルトマンからの信頼】【軍上層部からの期待】【ヴィヴリオからの信頼】【瀬名まどかからの恐怖】
ハインリヒ:以上


■オープニングフェイズ/シーン1 「遅かりし再会」
 シーンPC:ハインリヒ。

GM:瑞穂基地の司令官室に、ハインリヒは呼ばれている。杖を突き、やや身体を左に傾けたヴィヴリオが、懐かしそうな表情で切り出した。
GM/ヴィヴリオ:「久しぶりだな、ハインリヒ。よく瑞穂基地に戻ってきてくれた。歓迎するよ」
ハインリヒ:「御久しぶりです大佐。おかわりないようで」
ハインリヒ:体面上、一応敬礼をする。
GM/ヴィヴリオ:「貴様もな」
GM:ほんの僅かだけヴィヴリオは相好を崩したが、直ぐにいつもの冷徹な表情に戻ってしまう。
GM:再会の挨拶もそこそこに、さっそくヴィヴリオは現状を説明し始め……。
ハインリヒ:ちょっと近寄って、肩に手を置く
ハインリヒ:「俺がいない間に、苦労をかけたみたいだが…すまない」
GM/ヴィヴリオ:「……」(ジト目で見上げる)>ハインリヒ
ハインリヒ:撫で撫で
GM/ヴィヴリオ:「お前のそういうところが、気に入らないと何度言わせればいい?」(あ、怒ってる声ではないよん(笑))
ハインリヒ:機械にしてない方の手で、灰色の癖毛を撫でる
ハインリヒ:「性格は、部品交換できないからな。仕方ないだろう」
GM/ヴィヴリオ:「全く……。まぁ、いい」(少し呆れた声(笑))
ハインリヒ:こちらも、少しだけ相好を崩す。
ハインリヒ:では、説明を聞こう。
GM/ヴィヴリオ:「ハインリヒ。貴様も聞き及んでいるとは思うが」
GM/ヴィヴリオ:「当初4機体制で発足したシュネルギア隊……機体もナビゲーターも何とか運用できている。だが、パイロットの損耗率が酷い」
GM/ヴィヴリオ:「発足当初の、4人いたパイロットのうち、今も存命なのが2名、現状で戦えるのは1人だけだ」
GM/ヴィヴリオ:「補充で入ってきた2人も、3度目までの実戦に耐えられたヤツがいない」
GM/ヴィヴリオ:「このままでは、シュネルギア隊は張子の虎だよ」
GM:自嘲気味に唇の端を歪めるヴィヴリオ。
ハインリヒ:「仕方ないだろう…戦闘もなにも、初めての子供たちだ…」
ハインリヒ:「俺たちが守ってやれないのが…悪いんだ」
ハインリヒ:唇を歪める
GM/ヴィヴリオ:「……」
GM/ヴィヴリオ:「任務の概要だが、新たなパイロット適性者が2名見つかった。この基地から回収部隊を派遣するが、その護衛をしてもらいたい」
GM/ヴィヴリオ:「詳細は、護衛部隊の隊長であるリヒトヴィッツ大尉から説明させる。以上だ」
ハインリヒ:「了解、必ず連れ帰る」
GM:では、退室しようとしたハインリヒの背中に、もう一度声がかかる。
GM/ヴィヴリオ:「ハインリヒ」
ハインリヒ:背を向けたまま立ち止まる
GM/ヴィヴリオ:「……お前が居てくれれば、むざむざあの子たちを死なせはしなかったぞ」
ハインリヒ:「言うな………今の俺には、お前たちだけを守ることは出来ない」
ハインリヒ:「俺は軍人だ。命令に従い、守るべきものを守る」
ハインリヒ:「だが、今の命令はお前たちを守る事だ。誰も、もう殺させはしない」
GM:コンッ、と軽く杖で床を叩く音。
GM:振り向かずにそのまま行け、という意味かも知れない。
ハインリヒ:軍帽を被りなおし、襟を正し退室する。
GM:では、シーンエンドです。


■オープニングフェイズ/シーン2 「お姉さんと一緒?」
 シーンPC:まどか。

GM:新たなるシュネルギアのパイロット候補生。
GM:彼らの名前は、蘇我良樹、及び桐島翔子。
GM:いずれも、古都の名門中学に通う2年生である。
GM:2人を瑞穂基地に迎えるべく、ホルテンXXBは羽柴空港に降り立ち。
GM:そして今、アクシア・リヒトヴィッツG3大尉は助手席にお気に入りの管制官を乗せ、アウトバーンを疾駆していた(笑)。
まどか:お気に入りなの?(笑)
GM:お気に入りらしい(笑)。
GM:大酒から古都を繋ぐ高速道路(アウトバーン)を疾走するローズレッドのBMW/Z4。その助手席に、まどかは座らされていた(笑)。
GM:颯爽と風に髪をなびかせ、軍服にサングラスをキメているのは、G3実験部隊シュネルギア小隊長、アクシア・リヒトヴィッツ大尉その人である。
GM/アクシア:「んー、いい風! やっぱ、たまにはこういう余禄がないと駄目よねえ?」
GM:でしょ? と同意を求めるようにまどかを見るアクシア。
まどか:「そりゃそうですけど、隊長〜……羽目を外すのも大概にした方がいいですよ」苦笑しつつ
GM/アクシア:「あっはははは、気にしない気にしない!」
GM:グン、とアクセルを踏み込まれ、加速するBMW
GM/アクシア:「まどかちゃんも、細かいことばっかり気にしてると出世できないわよ〜?」
まどか:「一応、新人クンたちのお出迎えが任務なんです……からっととおぉ!?」急加速にバランスを崩す
GM:とまぁ、空港からこの方、ホルテンXXBの格納庫のどこにしまっていたのか、彼女はこの私物を速度規制もお構いなしに走らせていた。
まどか:「隊長、前、前!! トレーラーが――――ッ!!」悲鳴混じりに(笑)
GM:ぎゅん! とGを無視してトレーラーをひょいと躱すアクシア。
GM:そりゃもう戦闘機の如く、並み居るマイカーだのトラックだのを余裕で抜き去っていく(笑)。
まどか:「速度制限、20キロオーバーですって!! 憲兵隊に捕まっても知りませんよ、あたしはっ!!」
GM/アクシア:「20キロ? 甘い。甘いゾまどかちゃん!」
GM:メーターの単位、マイルなんでよろしく(笑)。
まどか:「あはは〜……ホルテンで飛ぶ時って、障害物がない空の上だからいいよねー」ゆかり車に乗った後のあずまんがキャラの如く(笑)
GM:(つまり今、時速110kmではなくて、110マイルなんですな。メートル法換算で176km……いいのかをひ)
GM/アクシア:「あ、そうそう。ちょっとこれ、見ておいてくれる?」
まどか:「はひ?」
GM:G3大尉が(脇見しながら)取り出した書類は、中学生の男女についての報告書である。
GM/アクシア:「今回のパイロット候補生たちなんだけど、まどかちゃん、どっちに会ってみたい?」
GM:資料には、蘇我良樹と桐島翔子の名前がある。ちなみに、アクシアとまどかが会わない方には、ハインリヒと凍が会いに行くとのこと。
まどか:「んー……まず、男のコからですかね? 気になるし」(笑)
GM/アクシア:「よし、そっちね。……じゃ、飛ばすわよ!」
GM:また加速がかかった。
まどか:「だーかーらー! これ以上加速は止めてくださいってばー!!」
GM:メーターは、時速に直せば200km/hは超えているだろう(笑)。
GM:とまぁ、そんなまどかの悲鳴を後に引きつつ、シーンエンドです(笑)。。


■オープニングフェイズ/シーン3 「途切れる、日常」
 シーンPC:良樹。

GM:ありふれた退屈な日常は、突如として始まった戦争で様変わりした……ようには、まだ見えない。
GM:時々鳴る天使警報。ニュースで伝えられる、天使とシュネルギアとの戦い。
GM:それはまだ、戦争がどこか遠い世界の出来事にしか思えなかった頃の、最後の思い出の欠片。
GM/翔子:「ね、良樹? どうしたの、ぼーっとして。もう授業、終わっちゃったよ?」
GM:彼女は、桐島翔子。家が隣同士で、生まれた年からの付き合い。典型的な幼馴染。何でも話せる、親友同士。
GM:放課後のクラスだと思ってください(笑)<場所
良樹:「………いや(そうか、もう終わったのか)」
GM/翔子:「ふふふ、何か、いいゆめでも見てたの?」
GM:にこにこと、彼女はいい笑顔で笑う。
GM:風が、窓から吹き込んで来た。彼女の長い黒髪が、ふわり、と鼻先をくすぐる。
良樹:「……別に(あれがいい夢かどうか、わからないしな)」
良樹:「髪が乱れているぞ」
良樹:そういって彼女の髪に触って、まとめ直す(w
GM/翔子:「……あっ」(微妙に頬が染まる(笑))
良樹:「三つ編みやめたのは、中学入ったときだったかな…?(今のほうがかわいいけど)」
GM/翔子:「あっ、あのね良樹。……その、わたしも、ゆめを、みたよ?」
GM/翔子:「羽根のゆめ。真っ暗闇なのに、雪のようにたくさんたくさん、羽根が舞い降りてくるの」
良樹:「羽根の夢・・・・」
GM/翔子:「うん」(頷く)
GM/翔子:「何か、いいことあるのかな。ね、良樹は、どう思う?」
良樹:「その羽根を降らせているのは、何か覚えてる?」
GM/翔子:「よく分からない……けど」
GM/翔子:「綺麗なうたが、聞こえてたかも」
良樹:「……歌、ね」
良樹:「……まさか、賛美歌じゃないよね?」微笑して顔を近づける
GM:と、イイ雰囲気をぶち壊すかのようにチャイムが鳴る(笑)。
GM/翔子:「それは……」(言いかけてた(笑))
GM:というわけで、校長室に呼び出し喰らいます(笑)>良樹&翔子
良樹:「……あ(一体、なんだろう)」
良樹:顔を離して
GM:では、場面移って校長室です。
GM/校長:「大変急な話だが……。君たちには転校してもらうことになった」
GM/校長:「転校先は、東京都瑞穂市の瑞穂中学校だ」
GM/校長:「残念ながら、これは軍からの命令なのだ。夕方までには君たちの自宅に軍からの迎えが来ることになっている」
GM/校長:「急な話で君たちも驚いていると思うが、分かって欲しい」
GM:どこか事務的な口調で、淡々と告げる校長。
GM:あまりのことに、翔子は驚きを隠せずに固まっている。
良樹:「…軍ですか」
GM/校長:「そうだ」
良樹:「……どこの?」
GM/校長:「合衆国でも新王国でもないことは確かだよ」
良樹:「……確かに(考えてみれば、陸軍にこんな子供入れるわけないよなぁ)」
GM/翔子:「ね……良樹」(ぐ、と袖を引っ張る)
GM/翔子:「早く……かえろ。すぐ、晩御飯になっちゃうよ」
良樹:「……うん(まぁ、どちらにせよ)」
GM:なんと言うか、翔子の笑顔がすごく硬い。
良樹:「今日は、奮発して料理作ろう?(大丈夫、だよ。多分)」>翔子
良樹:彼女に微笑みかけながら
GM/翔子:「あの、すみません校長先生。……その、帰ります」
GM/校長:「うむ。……元気でな、2人とも」
GM:校長の台詞は、もう2度と2人が自分の学校の生徒に戻ることは無い。そんな最後通告にも聞こえた。
良樹:「ああ、先生」
GM/校長:「何かな?」
良樹:「うちらの『引越し』の事は、クラスの連中には内緒にしておいてください」
良樹:「それでは、また」微笑して、翔子といっしょに立ち去る
GM/校長:「そうもいかんよ。これは名誉なことでもあるのだからな。……キミたちが、知る必要も無い事だが」(良樹たちが、立ち去った後に)
GM:では、シーンエンドです。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠