エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ ギアドライバー ◇

「第三世代人間戦車“シュネルギア”の操縦者を表わすクラスである」
――『エンゼルギア』第参章より

 
京崎高雄/橘響/蘇我良樹/矢神翔一/時祭沙羅/河凪純/榊刀真/海賀俊文/レオンハルト・トゥルナイサー/椎名崇史/霧島亮/シオン・ミドウ/綾瀬穂/御波司/八坂凜・シュヴァインオーグ/郷理々太/守郷八房/天城総一/赤石徹哉/水原九郎/小和田克己/久住真琴/若神達実/烏丸大地/守崎秀吾/菅沼新/鴇宮静真/字伏焔/メーア・ズィルバーン/東雲武尊/水護律/紬操久朗/里見圭一/宇佐清海/六道要/薔薇原槻助/御使奏/

京崎高雄(きょうざき・たかお) 男性、12歳、G3少尉→大尉。
 ギアドライバー:スナイパー
 ナビゲーター:セラピア・パルマコン
▼レポート
 京崎重工の社長令息だったが、適性を認められ徴用。天使化した遠山桂の後任ドライバーとして瑞穂基地に配属されるも、民間人を守るため初陣で戦死した。
▼登場話
 第1話

橘響(たちばな・ひびき) 男性、14歳、ヤシマ陸軍少尉→中尉。
 ギアドライバー:フェンサー
 ナビゲーター:草薙伊音
▼レポート
 天性の剣才を認められ、草薙伊音と共に「マサムネ」を駆る。
 斜に構えようとしているが、根は熱血漢かつ単純明快な性格。伊音とは良きパートナーにして喧嘩相手。第13話でシュネルギア用特装呪法剣“草薙の剣”を得ているが、その意味にはちっとも気付きそうに無い。第41話で、それがもともと人間用の剣であったと知っても「そういうもんか」で済ましている。
 正規の訓練はサボりがちだが、市内の剣道場で鍛錬する姿も見かける。ギアドライバー陣では最古参のひとりであり、総合的なタフさでは随一と云われるものの、ご多分に漏れず相棒にはとことん弱い。
 要するに、馬鹿を通り越して大馬鹿に属する類の少年。ゆえに仲間と手を携え、突破口を見出し、勝ち残る能力は驚異的なレベルに達している。また、伊音から文字通り体得した草薙流剣術は、シュネルギアに搭乗さえしていれば師匠よりも対天使効果が高いらしい。
 なお、第26話で中尉に昇進。それまでの実績が評価されたというよりも、ヤシマ陸軍の内部事情による面の強い人事として様々な憶測を呼んだ。
 第75話で、海上に建設されたヤーウェ・システム対応型第10世代完全機械化兵の製造プラント――通称“バビロニア”破壊作戦に従事する際、試作型エンゲルランツェを受領。これが“黒い巨石”の破片を使用した聖遺物「ロンギヌスの槍」であることには、やっぱり気づいていない。
▼登場話
 第1話〜

蘇我良樹(そが・よしき) 男性、15歳、G3少尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:八坂凍
▼レポート
 古都出身。幼馴染の桐島翔子と共にシュネルギアへの適性が認められるが、瑞穂基地への移動中に天使兵の襲撃を受け、翔子が天使化。眼前でパートナーとなる八坂凍に射殺されたという経緯をもつ。
▼登場話
 第2話

矢神翔一(やがみ・しょういち) 男性、15歳、G3少尉。
 ギアドライバー:スナイパー
 ナビゲーター:セラピア・パルマコンor香夜・リヒトヴィッツ
▼レポート
 遠山桂、京崎高雄の後任として調達された人材。
 もともと瑞穂中学校の一般クラスに所属しており、弓道部では遠山桂や綾村翠と一緒に活動していた時期もある。無気力で達観していたが、セラピアの影響と、第3話で“奇跡”的に香夜・リヒトヴィッツを救ったことから、最近少し前向きになった。それと同時に、山盛りのピロシキとボルシチにうなされる日々。
 “糸を引くほどの腐れ縁”なセラピアと、“運命の少女”とも言える香夜に挟まれ、悩ましくも両足を片方ずつ棺桶に突っ込んだ人生を送っている。
 第51話で、天使兵の精神的揺さぶりにあい、セラピアに言ってはいけないことを言ってしまった――。幸い、それは2人の関係をより固める方向に働いたものの、次第に何かが変わりつつあるのは確かである。
▼登場話
 第3話〜

時祭沙羅(ときまつり・さら) 女性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:八坂凍
▼レポート
 沈着冷静な性格だが、内に秘めた闘志は誰にも負けていない。
 開戦直後に戦死したエーファ・ハインラインの後任。パートナーである凍との信頼関係は確かで、そうは見えないようで凍はしっかり沙羅に懐いている。
 和装が趣味らしく浴衣の手持ちが多い。きっと茶道華道も得意。趣味で扇を持ち歩いているが、日常では使い道が無いのが悩みの種か。
▼登場話
 第3話〜

河凪純(かわなぎ・じゅん) 男性、15歳、G3少尉。
 ギアドライバー:ファランクス
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
▼レポート
 ごくごく平凡な少年だったが、幼い頃に親戚に引き取られた姉に会うため出雲基地を出入りする呪法船団に密航。実はそれ自体が、彼をギアドライバーとして確保するための計画であったことには今も気づいていない。
 呪法船団の壊滅、姉の死、ヴィント・シュトラントとの邂逅。戦いを通じて、彼は大きく成長していく。年下のトゥアレタにお姉さんぶられたりしても、笑って許せるくらいには。
▼登場話
 第6話

榊刀真(さかき・とうま) 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:グラップラー
 ナビゲーター:タン・メイリィ
▼レポート
 古来よりヤシマの“武”の系譜のひとつ榊家の一員。黒い天使核と類稀な格闘センスを持つが、幼少時の修練で両腕の腱を損傷して以来、一族から見捨てられた。それもあってか、極端に自分を過小評価する傾向が強い。
 そんな彼を拾ったのがヴィヴリオ大佐であった。自分と同じく卓越した格闘術を持つナビゲーター、タン・メイリィと共に瑞穂基地に呼び出された刀真は、橘響と並ぶ前衛の打撃役として重要な役割を果たしていくことになる。
 瑞穂基地に来てからは、市内の剣道場で鍛錬を積んでいる。また、第62話で相棒であるメイリィの“退けない理由”を知ったことで、己の拳の意味をまた一つ理解した模様。
▼登場話
 第7話〜

海賀俊文(かいが・としふみ) 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:スナイパー
 ナビゲーター:セラピア・パルマコン
▼レポート
 ヤシマ=統一帝国のハーフ。ぶっきらぼうな物言いが多いが、根は優しい。
 戦災により家族と故郷を同時に失い、途方に暮れる暇も無く即戦力としてG3に召集される。八幡重工気鋭の技術主任である笹原桐子の幼馴染であり、姿を変えてしまった彼女と運命的な再会を果たし、そして……。
 狙撃の腕は確かであり、第16話では地表から成層圏外の天使兵を撃墜する戦果を上げている。
▼登場話
 第9話〜

レオンハルト・トゥルナイサー 男性、14歳、G3少尉→中尉。
 ギアドライバー:ファランクス
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
▼レポート
 統一帝国人。トゥアレタとは幼馴染にして婚約者。もっとも、それは親同士が勝手に決めたものではあるのだが……本人は10年前の約束をきっちり守るつもりであるらしい。
 自分をヒーローと任じる“天才”肌の少年。空間把握能力に長け、イェーガーとトゥアレタの能力を最大限に引き出せる才能の持ち主。それゆえ敵に懐に飛び込まれると脆いところもあるため、何とかしようとあれこれ模索中、の模様。
 その甲斐あってか、第31話では見様見真似でイェーガーによる格闘戦を仕掛け、フーファイター1機を倒すという天才ぶりを発揮している。
 トゥアレタの性格を熟知しているため、彼女の機先を制することにも長けるが、ついでにセクハラも敢行するため概ねぶっとばされていることが多い。
 無頼の動物好きであり、自室は小動物のムツゴロウ公園状態。ウサギやハムスターをまとわせながら基地を散歩する姿もよく見かける。
 第42話で、それまでの功績が認められ中尉に昇進。夢はアクシアを部下にすること! と公言するが、それが功名心から出ている台詞では無い、とは彼を知る人間が口を揃えて言うコトである。
 第48話では、受肉した第10世代?完全機械化兵ガブリエラと対峙。常人なら即死でもおかしくないほどの重傷を負わされたが、何とか生き延びている。さらに第52話において“ザインキステ”発動の触媒にされ、“救世主候補”として強制的な昇華をしかけられるが、辛うじてこれを跳ね除けた。
▼登場話
 第10話〜

椎名崇史(しいな・たかふみ) 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:コンダクター
 ナビゲーター:司鏡紀央
▼レポート
 もともとは紀伊半島の海岸に位置する九鬼市立第3中学校に通っていた少年。外見こそ普通だが、ヤシマの古代種“オニ”の血を濃く継ぐ。
 このエーテルを扱う素養と“黒い天使核”を兼ね備えた人物は極めて稀であり、一説によれば“天使派”が九鬼市立第3中学校を占拠したのは、彼に逢いたいと強く望んだ紀央の示唆が影響したのではないかとも言われている。
 彼女の突拍子の無い行動にきちんと振り回される、つきあいのいい性格。崇史にとっては、普段の紀央のほんわりとした姿を守ることが、戦う理由になっている様子である。
▼登場話
 第10話〜

霧島亮(きりしま・りょう) 男性、15歳、G3少尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:八坂凍
▼レポート
 親は天使物理学者。シュネルギアの操縦適性が判明して以降、テストパイロットとして機体や武器の開発に携わってきた少年。今まで前線に回されることは無かったが、最近になって瑞穂基地に転属となった。
 相棒である八坂凍の出自とも関連がありそうだが、詳細は不明。
▼登場話
 第17話〜

シオン・ミドウ 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:ストライカー
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
▼レポート
 合衆国から数年前、両親に連れられてヤシマに亡命。
 この時の経験からか、自分の内心を見せようとしないが、恐らくこの亡命劇自体が、ヤシマ系であり黒い天使核所有者であったシオンを確保する目的であったことは想像に難くない。
 そんな自分でも分け隔てなく接してくれるトゥアレタを「姫君」扱いするのは半分趣味・半分本気。彼女の性格に合わせた柔軟な対処能力に優れる。
 かつて自分と同じようにヤシマに向かい、果たせなかった1人の少女を巡る戦いに、いろいろと思うところもあった様子。
▼登場話
 第18話〜

綾瀬穂(あやせ・みのる) 女性、14歳、兵器開発局所属(軍曹待遇)→G3准尉。
 ギアドライバー:フェンサー
 ナビゲーター:リュンマ・サカモト
▼レポート
 ヤシマ軍兵器開発局所属。開発局での主な役割は実験機、実験武器のテストパイロット。パートナーはG3より派遣のリュンマ・サカモトが務めている。2人して新兵器に目が無いため、よく専門用語で会話していることが多い。
 なお、リッターは番外機扱い→廃棄処分が転じて、制式に瑞穂基地に配備となっており、併せて穂もG3に転属、准尉に任官されている。
 第76話では、奪取された新型シュネルギアを向こうに回して健闘するも敗北。しかし、それで折れることなく相棒であるリュンマを立ち直らせる絆の強さを発揮。直後に行なわれた困難な任務をも遂行して見せた。また、この時リッターが中島茜の手で魔改造され、シルトとなっている。
▼登場話
 第19話〜

御波司(みなみ・つかさ) 男性、15歳、G3少尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:T−X
▼レポート
 かつて「疾風(シュテルカーヴィント)」と呼ばれたエースパイロットの息子であり、その血筋と“黒い天使核”を見込まれ、ヴィヴリオ大佐がドライクロイツに引っ張ってきた少年。一部には電波の導きというわけの分からない説もある。
 潜在能力の高さと入隊のタイミングからT−Xのパートナーに選ばれ、初陣では乗機“ケンプファー”を大破させるも生還。どうやら相棒に一目惚れしたようなのだが、それが招くのは果たして……。
▼登場話
 第21話

八坂凜・シュヴァインオーグ(やさか・りん・) 女性、15歳、G3中尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:八坂凍
▼レポート
 凍と同様、八坂機関で育成された一人だが、魔術の扱いに適性を見出され(他にも諸々の思惑の末)、統一帝国のシュヴァインオーグ退役元帥に引き取られた。
 幼年学校卒業後、呪法船団の結界担当任務に就いたが、さほど間を置かず瑞穂基地に配属。そこで凍と再会を果たす事となる。
 何かと攻撃的で他人を突き放す言動をするが、根は姐御肌で面倒見が良い。特殊な媒介を必要とするものの、魔術でホイシュレッケをぶっ飛ばす実力の持ち主でもある。
▼登場話
 第24話

郷理々太(ごう・りりた) 男性、14歳、ヤシマ陸軍少尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:草薙伊音→三条恭花
▼レポート
 戦災孤児。ヤシマの帝族を親友に持っていたため、彼もそれなりの血筋と思われるが、本人は黙して語らない。0−3番機が天使化を起こした事件にも関わっているとされるが、真相は定かでない。
 失われた0−3番機のドライバーの代わりとして徴用されるが、彼が正式に前線である瑞穂基地に投入されたのは、第四世代と目される“タケミカヅチ”完成を待ってのことであった。
 高い定格出力の“黒い天使核”を要する“タケミカヅチ”のドライバーとして草薙伊音とコンビを組むが、この機体が叛乱行為に使われ、破壊されたことに伴って再び予備ドライバーに戻されていた。
 失われた親友を始め、誰かの“代わり”である存在としての自分を強く意識していたが、この件が1つの大きな転機になった模様。
 そして……彼は三条恭花と出逢った。
 “黒い天使核”を受け入れる素養のあった彼女が、機械化兵手術によりナビゲーターとなったことについて複雑な想いを抱くが、彼女のソレがかつての親友のものでもあるため、あまり深く触れることはできない模様。
 三条恭花の正式な任官に伴い、シュネルギア9番機“ベルゼルク”のパイロットとなる。
▼登場話
 第26話〜

守郷八房(もりさと・やつふさ) 男性、15歳、G3少尉。
 ギアドライバー:ストライカー
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
▼レポート
 アペルギアドライバーとして頭角を現してきた少年。“黒い天使核”保有者と判明したことから、瑞穂基地に配属となった。
 以前に居た部隊は彼を除いて壊滅しているが、記録によれば壊滅時に天使化した同僚を自らの手で“処理”しているとある。
 戦闘においては、特に誘導兵器の使用に長ける。マルチタスク処理では天才的な速度を誇るが、実生活においてもマルチタスク振りを発揮……というより、一つの事に集中できていない。
 本当は影で密かに努力をするタイプだが、自分がそうしている所を見られるのを他の何よりも嫌うため、周りからは天才肌の少年と見られているし、見せようとしている。普段、何も考えていない様に見えるのも、本人曰く、色々な事を考えていることを悟らせないため。
▼登場話
 第27話

天城総一(あまぎ・そういち) 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:コンダクター
 ナビゲーター:司鏡紀央
▼レポート
 熱血直情タイプ+ツッコミ体質な少年。基本的におバカ。以前は“氷上”という名字であったらしい。
 周囲には明るく振る舞っているが、両親が離婚して母親に育てられたという過去を持つため、根の部分で人間不信めいた暗い面も持っている。
 人の心の動きに敏感で、高い感受性とエーテル操作能力を持っているため、トラバントジステムの実験機のドライバーとして選ばれた。――多分に、感受性の高さと精神的な鈍感さが両立している珍しいタイプ。
 パートナーの紀央の前では、とにかく強くいようとする少年らしい一面も、ちゃんと持ち合わせてはいるのだが……。
 第42話にて、同じヤシマ人でありながら異なる正義を持つ者さえ存在する現実を前に懊悩し、少しずつ成長しつつある模様。
▼登場話
 第37話〜

赤石徹哉(あかし・てつや) 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:八坂凍
▼レポート
 見た目も中身も不良気味なギアドライバー。人情に厚く義理堅い面もある、二挺拳銃(トゥーハンド)愛用家。物事に対する見切りの付け方にそつが無いなど、若輩ならぬ器を感じさせる面もあるが――実はこの名前は偽名であり、実はヤシマ帝族に連なる家系であるらしい。
 ギアドライバー適性の判明後、半ば家出同然に瑞穂中学校に転校したらしく、所属がヤシマ陸軍ではなくG3であるのも本人の意向によるらしい。
 そうした経緯ゆえか、そうしたことをまったく気にしない凍に絶大な信頼と愛情を注ぐところは、やはりどこにでもいる普通の少年。彼女と組めば生身の人間と戦うことも躊躇しない。羽村総司曰く“戦士”の資質を持つ。
▼登場話
 第38話〜

水原九郎(みずはら・くろう) 男性、13歳、民間人?
 ギアドライバー:??
 ナビゲーター:ふわら→??
▼レポート
 東北、磐梯山麓で育った穏やかな少年。
 ヘルプストハイム検査の結果、ギアドライバー適性ありと判断されるが……強力な天使“ふわら”をパートナーに、天使核兵器なしで天使兵を撃退する離れ業を見せる。
 それは2つの可能性を意味している。1つは彼がまさしく天使を従える者であるか。もう1つは彼もまた天使であるか――。
 現在、彼は消息不明扱いである。結論は出ていない。出されていないことがすなわち結論とする向きもある。
▼登場話
 第39話

小和田克己(おわだ・かつみ) 男性、16歳、民間人→G3少尉→大尉。
 ギアドライバー:キャバリアー
 ナビゲーター:リトス・エングリオ
▼レポート
 帝都郊外の、ごく普通の家庭に生まれ育った少年。
 偶然にも“第四の喇叭”を回避し、偶然にも瑞穂市に取り残され、偶然にも“黒い天使核”を保有していたことから、天津島沖海戦の直前、ドライクロイツに復帰したリトス・エングリオのパートナーとして徴用される。
 その潜在能力は恐らく最強レベル。間に合わせ的にS.Q.U.I.Dを搭載したフーファイター鹵獲機で出撃し、初めての機体で初めてのパートナーと初めての実戦であるにも関わらず、歴戦の1番機や4番機さえ退けた合衆国十字軍第3艦隊所属の“白い”フーファイターと互角の戦闘を演じて見せた。
 だが、あまりにもそれは遅すぎた、また早すぎた邂逅であった。
 ほとんど相討ちとなった両機の戦いの結果、彼は命を落とす。
 一説には激戦の末“天使化”を起こし、パートナーであるリトス・エングリオに射殺されたとも言われるが、真相は彼女の胸のうちに秘められ、明かされることは無いだろう。
▼登場話
 第45話

久住真琴(くずみ・まこと) 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:八坂凍
▼レポート
 生来病弱で、目も、足も不自由な少年。
 シュネルギアこそが自分の居場所であり、無機質な兵士である事をアイデンティティとする凍に共感を抱いている。
 特殊なセンサーを取り付けたインプラントにより、物体の把握程度はできるが、色彩などは一切感じられない。それらの補助機能を有した車椅子で行動する。
 感覚が一定程度欠損している事と引き換えに、凍の本来の反応速度に追従できるというのが、ペア選定の理由であるらしい。凍は凍でそれが好ましいのか、けっこう甲斐甲斐しく身の回りの手伝いをしていたりする。
▼登場話
 第46話

若神達実(わかがみ・たつみ) 男性、15歳、ヤシマ陸軍特務少尉。
 ギアドライバー:コンダクター
 ナビゲーター:司鏡紀央
▼レポート
 ヤシマの名門の一族出身らしく、エーテル兵器(というより陰陽術)の扱いに掛けて天賦の才を持つ。驕ることなく修練に励む面もあるが、他人と接する際に慇懃無礼とも取れる態度で接するためか、あまり他人からの印象はいい方ではない。
 そこを評して「陰陽師みてーなやつ」と評されたことがあるらしいが、事実そのとおりだと思われる。
 現在のパートナーである司鏡紀央とは、かつて何らかの面識があったようだが、当人にその記憶が無く、また達実自身も過去や自分の事はあまり話さないため、現状は“何となく仲のいいコンビ”どまり。ただしその連繋は完璧に近く、御神原諸島封滅戦(第49話)では、無尽蔵に天使兵を吐き出す天界の門をかっちりと封印する大活躍を見せた。
 冷静さが仇になり、第52話で“ザインキステ”に取り込まれた際、紀央に変化が起きていることに気付かなかった。もっとも、これは彼女が気付かせないようにふるまった結果であり――気付いていればただではすまなかっただろう――ある意味で、達実の非凡さの顕れとも云える。
▼登場話
 第49話〜

烏丸大地(からすま・だいち) 男性、15歳、ヤシマ海軍特務少尉。
 ギアドライバー:スナイパー
 ナビゲーター:リトス・エングリオ
▼レポート
 天使大戦会戦直後に壊滅した、ヤシマ海軍ギガプラント防衛艦隊に所属していた空母“赤城”艦載航空隊のエース、烏丸天音の実弟。
 ヘルプストハイム検査の結果、黒い天使核の持ち主と判明していたが、その記録を姉に改竄されていたため、開戦直後に彼女が戦死して以降も軍に徴用されることなく、親戚筋を頼って政宗に疎開していた。
 疎開先の政宗では、老舗の温泉宿“翠雲楼”でアルバイトをしつつ、戦争とは無縁の生活を送っていた。――が、天津島沖会戦からしばらく後、何者かに連れ出され、何らかの機械化処置を受けた、とされている。
 さらにしばらく後、“翠雲楼”を訪れたG3所属のナビゲーター、リトス・エングリオと奇妙な出会いを経て“黒い天使核”持ちであることが発覚。さらに結界内であるにも関わらず出現した天使兵を迎撃するため、なし崩し的にギアドライバーとされてしまい、現在に至る。
(一説には、彼に施された機械化処置には合衆国の技術が使用されており、天使兵も出現したのでは無く、もともと天使兵を操れる誰かが大地に仕込んでいたのではないかという噂もあるが、真相は不明)
 現在のパートナーであるリトスとは、重い過去と共に死線を潜り抜けた経験からか、知り合ってからの時間以上に信頼を寄せあっている。なお、所属がヤシマ海軍となっているのは姉である烏丸天音大尉(2階級特進による)の後継を本人が望んだためであり、実質上はG3所属扱い。
▼登場話
 第53話〜

守崎秀吾(もりさき・しゅうご) 男性、14歳、ヤシマ陸軍准尉。
 ギアドライバー:フェンサー
 ナビゲーター:香夜・リヒトヴィッツ
▼レポート
 シュネルギア部隊の補充要員として、G3が大酒で調達した少年。母子家庭+弟妹たくさんの苦労を感じさせない、明朗快活で人当たりのいい性格をしている。
 現在、ドライクロイツでは前線に立ってシュネルギアで戦うメンバーとは別に、何らかの実験や実戦に参加したものの失敗に終わった、あるいは単純にシュネルギアで戦うには“黒い天使核”の定格出力が低めである――と言ったメンバーを集めた“予備組”を編制しており、書類上は秀吾もそこに組み込まれている。
 ただ、秀吾の場合は単に出力の問題であったことと、男性であるせいか、耐久力の高さは一線級であったことなどから、ちょうど浮いていた0−5番機のドライバーとして、香夜・リヒトヴィッツとコンビを組むこととなった。
 しかし初陣ではそれがモロに裏目に出てしまい、0−5番機は修復不可能なまでに大破、廃棄処分となった。それでもきちんと生還していることが、彼のもう一つの特性を十二分に証明したのは皮肉めいた事実であろう。
 もちろん精神面でも挫けぬ心を持っており、敗北を糧に、日々真剣に訓練に取り組んでいる模様。0−5番機喪失後は、フーファイター鹵獲機を乗機としている。
▼登場話
 第54話

菅沼新(すがぬま・あらた) 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:フェンサー
 ナビゲーター:三条恭花
▼レポート
 印象の薄い顔立ちで、どこかしら無気力そうな少年。えらく淡白。
 開戦初期に天使兵の襲撃を受けて壊滅した、東海龍地方松平市の出身。生き残りとして保護され、そのままドライクロイツに編入された。左目の負傷はその時のものだが、何故か本人は機械化による治療を受けていない。
 ――余談だが、この際に同じく“黒い天使核”を持ちながら、それを暴走させたことにより現地で封印されたクラスメートを、後に羽村総司が開封。彼に付き合う形で対戦させられ、殲滅している。
 “黒い天使核”の定格出力なら、ヘタをすると純血種に比するレベルに至るが、コントロールの才能にまるで欠けている。本人も基礎を覚えるのは早いが応用力に乏しい性質。
 戦闘のための天賦に見放され、一つの技術を覚えこむしかなかったドライバーであり、その意味で異形の巨剣のみを武器とする“ベルゼルク”以外の機体とはとことん相性が悪い。
 剣で敵を叩き伏せる以外の戦術が取れない、単一機能への特化ぶりは3番機や5番機以上であり、戦場ではもっとも早死にするタイプ。それが今まで生き延びているのは周囲のサポート――特に、三条恭花の戦い続けることへの執着が、奇妙な形で噛み合っているからだろう。もっとも、そのせいか彼女との微妙な距離は縮まりも離れもしないのが現状である。
 計量が重要な料理が密かな趣味で、休日はイーストからパンを焼き上げたりしているらしい。
▼登場話
 第56話〜

鴇宮静真(ときみや・しずま) 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:T−X
▼レポート
 瑞穂市在住。両親は既に亡く、2つ歳下の妹も、疎開途中で合衆国十字軍の攻撃に巻き込まれ、天使化。よって天涯孤独である彼もまた“黒い天使核”の持ち主であり――その境遇を利して瑞穂中学校にストックされていたスペアの1人である。
 本人が自覚していたかいないかはともかく、瑞穂中学校の一般クラス在籍時より、ドライクロイツ初期メンバーのリーダー格であった遠山桂に強く惹かれていた。彼女のため“だけ”に弓道部に入り、それなりの才能と隠れた努力によって一目置かれるまでになっているのは、その顕れだろう。
 遠山桂の戦死後、彼女の“黒い天使核”とクローニングされた脳を用いて建造された第10世代完全機械化兵の試作機、T−XのパートナーとしてG3によって徴用され、瑞穂基地に配属された。
 遠山桂の外見そのものでありながら、“完全に”完全機械化兵として振舞うT−Xには複雑な想いを持つものの、その命数を削りかねない行動にだけは出ない鋼の自制心の持ち主。ただし、その反動なのか、かなりのおっぱい星人との噂も一部に流れている。
 弓よりは銃に才能があったため、シュネルギア搭乗時には二丁拳銃であるクロイツフォイヤーを用いている。
▼登場話
 第59話〜

字伏焔(あざふせ・ほむら) 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:グラップラー
 ナビゲーター:タン・メイリィ
▼レポート
 ギアドライバーとして配属される前は、故郷の中学で腕っ節にモノを言わせてやりたい放題の人生を送ってきたが、初対面のメイリィをお子様扱いした直後に瞬殺されて以来、彼の目標は彼女にケンカで勝つこと、である。
 日に焼けた浅黒い肌と鼻の上のバンソーコーが示すとおり、アウトドアな肉体派。そうしたタイプの類に洩れず、頭を使う作業はとことん苦手。江戸っ子堅気で単純な性格をしており、当然好きなものは喧嘩と祭り&花火。
 多少「男の方が女より偉い(とゆーか強い)」的な考えを持つため、基地の女性陣とはトラブルを起こすことも多い(大抵は焔がメイリィにしばかれて事なきを得る)。
▼登場話
 第60話〜

メーア・ズィルバーン 女性、17歳、G3中尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:八坂凍
▼レポート
 先の大戦で、両親を“第三の喇叭”で失ってしまった、軍人家系の少女。
 彼女自身はヤシマに送られていて、事実を知らされたのは、物心がついてから。
 できるだけ多くの人を助けた上で死にたいと思っており、人を助けるなら、自分に対するどんな危険もいとわない。
 いつもは強気で振る舞っているが、実は孤独を極端に嫌う側面も持つ。
 “第三の喇叭”直後の4歳になるかならないかの時点で“黒い天使核”保有者であることが判明しており、それゆえにシュネルギアへの関わりは八坂凍と同じくらい長い。かの事件に何らかの形で関わりも疑われるが、詳細は不明である。
 ただし、実戦配備が遅かったのはそのあたりも理由であるらしい。
▼登場話
 第60話〜

東雲武尊(しののめ・たける) 男性、12歳、ヤシマ陸軍少尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:八坂凍
▼レポート
 ヤシマの名家東雲家の末っ子。維馬篭代胤は叔父にあたり、武尊は『大叔父様』と慕っている。
 “黒い天使核”の持ち主と判明しつつも、維馬篭の手回しで軍への編入は免れていた。しかし、名家の責務を果たさんと武尊は自ら志願して軍人となる。
(同じく帝族出身の草薙伊音の境遇を鑑みるに、これは武尊の自尊心をくすぐる手の込んだやり方であった可能性が高い)
 およそ軍人に必要な素質は致命的に欠けている。……が、それでも何とかなるのは本人の一途な性格とカリスマ、そして高い定格出力を持つ“黒い天使核”ゆえ。
 八坂凍は幼少から武尊を知っていたらしく、なんだか弟のような目で見ている模様。実際、東雲・八坂ペアの戦績はイコール凍の実力とカウントされるため、維馬篭中将も複雑な気分ながら概ね満足らしい。
▼登場話
 第63話〜

水護律(みずもり・りつ) 男性、13歳、G3准尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:八坂凍
▼レポート
 戦災地からの避難民。家族との死別後、“生命の泉”教会系の施設で育つ。ヘルプストハイム・チェックの結果、高い適正が認められ瑞穂基地に配属される――と、生い立ちにトゥアレタ・クレーリオンとの共通点が多い少年。
 実際、自分の事はできるだけ自分でこなそうと言う努力癖があり、それが自罰的な性格の一因となっているところも良く似ている。但し、彼の場合は片親が純血の天使であるらしい。
 トゥアレタとは違う施設で育ったらしく、特に以前からの知り合いというわけではない模様。適性と相性から八坂凍とコンビを組んでおり、彼女との戦闘訓練が自主的な日課。
▼登場話
 第64話〜

紬操久朗(つむぎ・そうくろう) 男性、15歳、ヤシマ陸軍少尉。
 ギアドライバー:グラップラー
 ナビゲーター:タン・メイリィ
▼レポート
 忍の流れを汲む糸使いの一派、紡家の生き残り。生家および係累は帝都壊滅に巻き込まれ、祖父と共に帝都を離れて修行中だった操久郎のみが難を逃れた。その後黒い天使核保有者であることを見出され、瑞穂基地所属ギアドライバーとして着任する。
 祖父との修行生活のせいか、どこか年寄り臭い印象を持ち、ギアドライバー達の中でも少々浮いて見えるときがある。が、相棒であるメイリィは例外らしく、喧嘩するほど仲が良いを地で行く関係。
 うなじで縛った長髪と、開いているかどうか判然としない糸目が特徴。
▼登場話
 第64話〜

里見圭一(さとみ・けいいち) 男性、14歳、G3特務少尉。
 ギアドライバー:シューター
 ナビゲーター:八坂凍
▼レポート
 戦争を別世界の出来事として育った、ごく普通の少年。
 平均的な中流家庭に育ち、取り立てて特技があるわけでもない。
 ただ、生まれながらに黒い天使核を持っていたという、それだけの理由で軍籍を帯びることになった。当初は戸惑ったものの、今では慣れてきた模様。また、ナビゲーターである八坂凍との邂逅には素直に喜びを見せている。
 ――実のところ、彼の両親は本当の親では無い。実の親は海外からの亡命者であり、彼の“黒い天使核”もその血筋に由来しているのだが、圭一はそのことについて何も知らない。
▼登場話
 第66話〜

宇佐清海(うさ・きよみ) 女性、14歳、ヤシマ陸軍少尉。
 ギアドライバー:コンダクター
 ナビゲーター:司鏡紀央
▼レポート
 太平楽に明るいギアドライバー。陸軍陰陽部出身で、司鏡紀央とは同期の桜。結界維持班所属の彼女と違い、対天使哨戒を主な任務としていた彼女は“第四の喇叭”による即死こそ免れたが、開戦直後の御神原諸島沖海戦での哨戒任務中に高位の天使兵を接触、重度の霊素被爆を受けてしまう。
 この副作用なのか、入院中の検査で“黒い天使核”の存在が確認されたことから、退院後にドライクロイツへ転属となった。
 三つ編み+眼鏡がトレードマーク。古都の出身だが、訛りは似非大酒弁が中心。実は呪言説も根強い。
▼登場話
 第66話〜

六道要(りくどう・かなめ) 男性、12歳、ヤシマ陸軍少尉。
 ギアドライバー:コンダクター
 ナビゲーター:司鏡紀央
▼レポート
 何事にも一生懸命にあたる、真面目でまっすぐな少年。和を尊ぶ穏やかでお人よしな性格だが、歳相応な子供っぽさや背伸びをしたがる傾向も若干残っている。
 父親はヤシマ旧家の出身、母親はその元護衛官。いわゆる妾腹であることから母子家庭状態にあったため、家事全般に長じている。
 天使大戦勃発後、軍務に就いていた母親が戦死したのを奇貨として軍部に身柄を引き取られ、そのまま瑞穂基地に配属される。血筋として強力な天使核を保持していることも不思議ではないが、その力に技術や体力、精神力がまったく追いつかない状態。“ロケットエンジンを積んだ自転車”とは、ヴィヴリオ大佐の評らしい。
 本人は自覚していないが重度のマザ魂。行動の指針には常に母親の影響がみられる。――パートナーであるところの紀央にも、無自覚に母を重ねているフシが見られるが、彼女を護りたいという想いが、徐々にそれを変えつつある模様。
▼登場話
 第67話〜

薔薇原槻助(ばらはら・きすけ) 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:ファランクス
 ナビゲーター:−
▼レポート
 ギアドライバーとしてG3に登録されているが、ナビゲーターとの“相性”問題を良くも悪くも持たない。そのため戦力としては2線級と看做され、事実上の予備パイロット扱い。
 編制上はシュネルギア:カノーネのギアドライバーだが、あくまで書類上のものであり、他のドライバーやナビゲーターが出撃できない時のピンチヒッターとして様々な機体やナビゲーターを扱っている。それはそれで貴重な特性であり、軍上層部からの評判も悪いものではないらしい。
 実家から莫大な借金の肩替りに軍に売られたも同然の待遇を受けるなど環境は不遇。故にこだわりを持たず、スタイルを持たないことが、現在の槻助の持ち味となっている。それ故、友人として接してくれるナビゲーターの少女たちとも馴染めない部分を自覚しつつある。
▼登場話
 第70話〜

御使奏(みつか・かなで) 男性、14歳、G3少尉。
 ギアドライバー:スナイパー
 ナビゲーター:セラピア・パルマコン
▼レポート
 純血の天使を母に持ち、強力な“黒い天使核”を保有している少年。
 だが、奏は戦いを嫌い、望むことなく、優しいままに天使と相対し、そして苦しむ。天使を血を分けた兄弟と知覚する奏にとって、彼らを殺すことは自らの半分を殺すほどの苦痛となるのだ。
 これによって壊れかけた奏を癒す存在となったのが、セラピアである。戦いの恐怖を忘れさせるため新兵に投与される戦闘薬の如く、セラピアが傍に居る限り、奏は天使を殺す苦痛を癒すことができるのだ。
 彼にとってセラピアは無くてはならない存在であり、もはや麻薬以上に彼女の存在に依存しきっている。そして、そうある状態の奏は、まさに天使に死を告げる天使そのものであるという。
▼登場話
 第71話〜

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠