エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第13話『光源、なお遠し』◇

「…………沙羅も、自然……好き?」
――八坂凍

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1//
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 激闘の末、座天使ザフキエル戦を切り抜けることに成功した瑞穂基地。しかし、それは確実に合衆国の覇気を高める結果となっていた。
“聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな……”
 8番機の輸送時に発生した大出力のエネルギー反応。それは、輸送機を跡形もなく葬り去る死の閃光だった。
 そこに佇む主天使級天使兵、セラキエル。今までの天使兵を凌ぐ圧倒的な火力に加え、ザフキエルに匹敵する結界を持つ新たな敵を取り巻くのは、共に現出し立ちはだかる新型ホイシュレッケ。
 再び訪れた、訪れてほしく無かった強敵の出現は、ほんの僅かな平和の時間に終止符を打った。
 今、瑞穂基地に向けて光が放たれる……!

 エンゼルギア・天使大戦TRPG 第13話
 『光源、なお遠し』

「チャンスは1度よ。でも、必ず生きて帰って来なさい」


シナリオハンドアウト
▼PC1 橘 響  ギアドライバー/フェンサー
 ナビゲーター:草薙伊音
 ダーザイン:【軽い約束からの重圧】
 君は、目の前で護衛していた8番機をのせた輸送機を墜とされてしまった。輸送機パイロットとの「最期まで護る」という軽い口約束が、今では君に重くのしかかる。
 パイロットの死に、伊音も酷く心を打ちのめされた。
 敵は沼矛島に居る。その思いだけが徐々に増して行く。
 そして、ついに作戦は決行されようとしていた。
 君の傍には、常に伊音の視線があった。だが、今回は……。

▼PC2 時祭 沙羅  ギアドライバー/シューター
 ナビゲーター:八坂凍
 ダーザイン:【セラキエルからの敵意】
 「今日に限って」、君と凍は沼矛島上空をシュネルギアで飛んでいた。真下には美しい青と緑。そして……。
 放たれたのは、凄まじき閃光だった。

▼PC3 ハンス・レーマン  管制官
 ダーザイン:【瑞穂基地からの信頼】
 圧倒的な力を見せ付けたセラキエル。その声は、確かに君にも届いていた。仲間達とセラキエルの戦い。君は、それをただ黙って見ているわけにはいかない。
 自らの役目を果たし、味方を「生還」という2文字に導くのが、君の戦いだ。


自己紹介
響:「オレは橘響。響(ヒビキ)でいいぜ」
響:「いちおう少尉だっけか。シュネルギア3番機“マサムネ”のドライバーだ」
響:「気がつきゃ、オレもけっこう古株になっちまってるんだよなぁ……」
響:「っと、忘れるところだった。ナビゲーターは草薙家の伊音ちゃんな。冗談は通じない方だから、気をつけろよ……っとと、悪ィ悪ィ(苦笑)」<睨まれた(笑)
響:「ま、よろしくな。とりあえず、お互い頑張ろうぜ」
響:#ダーザインは【草薙伊音からの幸福感/2】【自己からの執着/2】【軽い約束からの重圧/2】【ハンス・レーマンからの期待/2】。
響:以上(オーバー)!

沙羅:「時祭沙羅です。……よろしくおねがいします」
沙羅:「天使を相手にして、運がよかったんでしょうね。まだ生きていますから」
沙羅:「アイスドール、一見氷だけど、氷の中には白い炎が封じ込めてある…って事ですよ」
沙羅:所持ダーザインは【凍からの信頼/2】【中島茜からの友情/2】
沙羅:【セラキエルからの敵意/2】【橘響からの仲間意識/2】。以上(オーバー)!

ハンス:「私の名前はハンス・レーマン。ノイエンガンメ人です」
ハンス:「長い間、そう長い間、天使と戦いつづけてきた」
ハンス:「ただ、祖国の地を踏みたいがためにね」
ハンス:「階級のことはあまり気にしないでほしい。長く生きていると、勝手に上がってしまうのさ」
ハンス:初期ダーザインは部隊からの信頼、自己からの執着
ハンス:以上


■オープニングフェイズ/シーン1 「墜ちゆく翼」
 シーンPC:響。
ハンス、登場済。

GM:ヤシマ海域上空。
GM:8番機である改良型のシュネルギア:シュトルム+(プラス)を積んだ輸送機が、海上を行く。
GM:ギアドライバーである橘響は、その護衛を任されていた。瑞穂基地まであと30分という距離だ。
GM/パイロット:「さて、瑞穂基地までもう少しだな。調子は、どうだ?」
GM:輸送機に乗るパイロットが何処か浮かれたような口調で話し掛けてくる。
GM:コンソール越しには瑞穂基地から管制を行なうハンスの他に、嬉しそうな顔をした屈強な軍人の顔が映しだされた。輸送機のパイロット、その人である。
響:「ま、上々だね」<調子
ハンス:『気を抜くな、橘少尉』
響:「瑞穂基地まで……えーっと、あとどれくらいだ?」(後席の伊音を振り返る)
GM/伊音:「瑞穂基地までは、後30分という所だ。もう少しの辛抱だな」コンソール見つつ>響
響:「……ってことだ。まぁこのまま問題なく行けると思うぜ」>輸送機
響:「今日はヤシマ陰陽部からの天使警報も出てないし……」
ハンス:『草薙中尉。橘少尉はあてにならんから、君が気をつけていてくれたまえ』何気に酷い
響:「まぁ、もしホイシュレッケくらい迷い込んで来たとしても……って、そりゃヒドいっすよ准将〜」(へら〜)
GM/伊音:「安心して下さい。響に関しては私が責任を持ちます」>ハンス
GM/パイロット:「この仕事が終われば俺は休暇なんだ。妹が久々に家に帰って来ててな。休暇中は妹と一緒にいることにしてるんだ。今にもあいつの笑顔が思い浮かんできて」にかっと笑う。それは、とても幸せそうな表情だ。
響:「妹さんねえ。……カワいいの?」(笑)>輸送機
GM/パイロット:「俺の妹だ、可愛くないわけ無いだろう?」屈強な顔して何を言う(笑)>響
GM/伊音:「妹、か…」呟きつつ、表情は優しいものに。<兄妹話題
ハンス:それに微笑みつつも、ずっとレーダーを注意している
響:「なるほど。それじゃあ、とっとと護衛任務終わらせなきゃあなぁ」(苦笑)<伊音の様子には気付いてない、のか?
GM:「まあ、色々と積もる話しもあるが。後少しの間、護衛宜しく頼むぜ」改めて、軽口を叩くように>響
GM/伊音:「任せておけ」響より先に言う(笑)
響:「任せなって。っつーかこれだけ視界が良けりゃ、何が来たって大丈夫大丈夫」(軽〜く)>輸送機
響:「それに、オレも早く積荷の中身、見たいしな」
ハンス:『橘少尉、そういった発言をするから、君に信頼が置けんと言うのだ』説教開始モード寸前
響:「んがッ」(ちょっとコケ)<信頼が置けん
GM:モニター越しにでも、パイロットの信頼の目は響に真っ直ぐ届いていた。
GM:その時だった。
GM:ハンスが管制するレーダーに天使反応が現れる。
ハンス:『レーダーに天使反応感!』
GM:場所は……沼矛島。距離的には輸送機と3番機の現在地より約300km離れた場所だ。近くには2番機(沙羅達)のシュネルギアがいる。
GM:――状況把握を行なえたのは、そこまでだった。
響:「…………何ッ?」(一瞬で真顔になる)
GM:突如、沼矛島より高エネルギー反応が発生し、響達に向けて放たれたのだ。
GM:凄まじい勢いで、それは響きたちに向かってくる!
響:「伊音、全周囲警戒! 何処だ、何処に……ッ?!」
GM/伊音:「響!」叫ぶ
響:「?! 間に合え……ッ!!」
ハンス:『草薙中尉、橘少尉!!』
GM:前方が、一瞬だけ。眩んだ。
響:輸送機の前面に出て、ケルン全開でガードしようとするが。
GM:却下、届かない(笑)
響:や、届かないのは分かってるにゃよ(笑)
響:「ンなッ……?!」
GM:凄まじい、光。マサムネの下をすり抜け、巨大な筒状の光が確かに、そして一瞬で。
GM:……輸送機を、掻き消して行った。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「羽ばたく閃光」
 シーンPC:沙羅。

GM:舞台は沼矛島海域上空
GM:久々にオーバーホールされた機体に乗り、沙羅と凍は機体チェックという名目でシュネルギアを駆り海上を飛んでいた。
GM/凍:「…………もうすぐで、沼矛島が見えると思う」
GM:言ったが先か、下には青に目映える緑が彩られていた。その形はハートのそれに似ていなくもない。
GM:少なからず民家もある。その美しさはかなりのものであったが、海の中に薄く見える本土からの巨大なパイプラインが少々気分を損ねさせた。
沙羅:「綺麗なところだよね…、凍、コンディションは大丈夫?」
GM/凍:「…………問題ない」>沙羅
GM/凍:「…………ほんとに、綺麗」沼矛島を見つつ
沙羅:「戦争やってる最中なんて嘘みたいだよね…」
GM/凍:「…………沙羅も、自然……好き?」<嘘みたい〜には無反応>沙羅
沙羅:「好きだよ。花も、草も、みんな好き…」
GM/凍:「…………私は―――」
GM:そんな、会話の最中だった。
GM:突如沼矛島に現れる天使反応!
GM:強烈な光が、空もろとも一帯を包む!
沙羅:「緊急回避、データを瑞穂に!」
GM:刹那、放たれる閃光!
GM:…その光は筒状の形を取りながらはるか海の向こうへと放たれていった。
GM:…そして。沼矛島上空に佇む、一体の天使。
GM:――“聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな”――
GM:凍は機体を閃光の余波から回避させつつ、緊急コードを発信している。
GM/凍:「…………沙羅、どうする?」戦うか? という問い>沙羅
沙羅:「凍、閃光の射線上に対象物はある?」
GM/凍:「…………射線上に、響と伊音のマサムネが、居る」反応が、一つのみレーダーに映し出されている。>沙羅
沙羅:「大きいね……。情報収集に専念します。勝ち目は無いだろうから」
沙羅:「マサムネのミッションは輸送機の護衛だったはずだよね。輸送機の反応は、ないの?」
GM/凍:「…………何処にも……見当たらない」>沙羅
沙羅:「確認できない高度なのか、それとも落ちたのか…FCS、パワーカット。機体制御に回して。取れるだけデータ取るよ」
GM/凍:「…………敵。主天使級が一体……いや、まだ…来る!」
GM:空間が、歪む。
GM:ゆっくりと、そいつは徐々に姿を表していく……。
GM:まず目に入るのは、たくさんの、手と足と羽。それらが、巨大な風船のような本体からびっしりと生えている。
沙羅:「……凍、データある?」
GM/凍:「…………データ照合……アンノウンと断定」
GM/凍:「…………天界位階基準(セレスティアル・ヒエラルキー)は……」と、凍が発言を中断する。
沙羅:「凍、言って。おねがい」
GM/凍:「…………“多分”、座天使……“だと、思う”」
GM:直後、淡い光が沼矛島を覆っていく……。
沙羅:「後退します」
GM/凍:「…………待って、沙羅。――直上!」
沙羅:「緊急回避!」
GM:直後、上空より黒い霧のような“何か”が降り掛かってくる!
GM:間一髪で、2番機は回避する!
沙羅:「一体、何が降ってきたの?」確認しようとします。
GM/凍:「…………天使反応…100…500……1000…2000……数えきれない」
GM:良く見ると、手の平サイズの球状の集まり…天使兵です。>沙羅
GM/凍:「…………能天使……ホイシュレッケ?」
沙羅:「これが全部天使兵!? まずい、緊急退避。いっぺんに来たら耐えられない!」
GM:てことで、判定いきます。
GM:#30c2
●ダイス:GM_AYU:30c2=8(6,4,6,1,6,3,6,6,1,5,2,2,3,3,3,4,4,3,4,4,2,3,6,3,2,2,1,5,3,3)= 8
GM:回避どうぞ。
沙羅:#10c4
●ダイス:sara_TL:10c4=5(5,3,5,6,3,6,6,3,2,2)= 5
沙羅:3差で負けた
GM:黒い渦がうねりを挙げて2番機を襲う!
GM:てことで、13ダメージどうぞ。
GM/凍:「…………沙羅。撤退しないと……分が悪い」
沙羅:全部装甲に入れます。残り7
沙羅:「そうだね。なぶり殺しは趣味じゃないし、撤退します。凍、戦闘記録を瑞穂に送ってくれる?」
GM:一気に退却するシュネルギア。不思議と、天使兵はその後を追わなかった…。
沙羅:「追ってこない…。なぜ…?」
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「座天使級、セラキエル」
 シーンPC:ハンス。

GM:舞台は瑞穂基地管制塔
GM:たった一度の攻撃。それが、室内に緊張と焦りを引き起こしていた。
GM:ハンスの額にも、緊張が浮かび上がる。
GM/プシナプシナ:「輸送機、高エネルギー反応と共に消滅! 聖光と思われるエネルギーはそのまま近隣の無人島へ接触、無人島はロスト!」
GM/ヴィヴリオ:「島一つを一瞬で吹き飛ばしただと。ふざけた攻撃だ…!」
GM/アクシア:「状況報告、急いで!」>ハンス、プシナ
ハンス:「二番機、三番機と至急連絡を取れ!」
ハンス:「主天使、座天使の状況は逐次報告しろ!」
GM:てところで、<情報処理>技能で判定要請。難易度は2
ハンス:#9c3
●ダイス:Hans:9c3=6(2,3,2,5,2,2,6,1,6)= 6
ハンス:らっくしょー
GM:まあ、わかる情報は、

・沼矛島に座天使級率いる天使軍が出現した。
・島全域に謎の結界が張られた。アンノウンな天使兵の結界と思われる。
・また、4桁の天使反応が発生。2番機が交戦、退却している。
・2番機より天使兵のデータが届く。

GM:ということですな。
ハンス:「プシナプシナ准尉、二番機と通信は開けるか?」
ハンス:送られてきたデータを解析しつつ
GM/プシナプシナ:「……ダメです。何等かの障害でこちらからは干渉できないようです」>ハンス
ハンス:二番機はレーダーに映ってます?
GM:映ってます。
ハンス:基地方向に逃げてきてるんですな?
GM:ですね。
ハンス:「ヴィヴリオ大佐、至急機動部隊を発進させ、二番機の回収、三番機の捜索を進言いたします」
ハンス:アクシアの方も見つつ
GM/ヴィヴリオ:「すでに、回収班を出している」>ハンス
ハンス:「流石…」
GM/ヴィヴリオ:「ザフキエルとの戦いから1週間。どうやら、向こうも本気を出し始めたな……。沼矛島に出現した座天使級。これをセラキエルと呼称する」
GM/ヴィヴリオ:「リヒトヴィッツ大尉、それからハンス准将。私は一旦司令室に戻る。後は頼んだぞ」
ハンス:「了解しました。……さて、こちらはこちらで仕事にかかるとしますか」
ハンス:データの山を前に
ハンス:「プシナプシナ准尉、そちらは二番機、三番機へ呼びかけつづけてくれ」
GM/プシナプシナ:「了解しました」>ハンス
GM/アクシア:「2番機、3番機を召集ないし回収。2時間後に作戦会議に移るわ」
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠