■総評
まさに「エンゼルギア2nd」を象徴するクラスにして、裏の主役。というより、居るだけで戦局ががらりと有利になる。
只でさえ希少な“黒い天使核”持ちに“歌唱能力者”が重なった【聖霊】特化型のシンガーがどうなるかは、これまで述べたとおり。友軍の力を何倍にもする、という表現が誇張ではなくまったくそのとおりなのが恐ろしい。
1stがエヴァンゲリオンやガンパレード・マーチだったとしたら、2ndは確実にマクロスと化している。《鎮魂歌》さえあれば完全に、完全にデカルチャー。戦闘機の後席に可愛い歌姫を乗せて、銀河の果てまで駆け抜けろ!
「エンドレスサマー」導入後は、他クラスの破壊力テコ入れに比べれば地味目の強化――に思えて、《大いなる楽の音》や《子守歌》という下手なオーギュメント顔負けの強力な特技を入手。相変わらず我が世の春を謳歌している。
あまりにも強力なので、ギアドライバーよりもシンガーの数を揃えた方が戦争に勝てるのではと思っていたら、実はギアドライバーよりレアな存在であるとGF誌15期1号で述べられてしまった。まあプレイヤーとして遊ぶ分には、特に気にすることも無いだろう。
その逆に、ナビゲーター特技は比較的大人しめ。どれもこれもあれば便利だが、直接的に戦況を激変させるほどのものではない。……その中で、どんなに紙な特技でもリソースに変換する《◎混成歌》の存在は、それだけでシンガーの特異性を瞠目するに十分ではないだろうか。
■相性
シンガーには《※戦場の歌姫》と《アイドル》があるため、相性の悪いクラスという概念自体が存在しない。
そのため、他のクラスの相性評価でも、シンガーは考慮していない。
しかも、【聖霊】4のクラスと噛むと暴虐な性能を発揮するのはギアドライバー以上。《鎮魂歌》があればシュネルギアも不要とすさまじい存在に成り果てる。 ■オーギュメント
正直に言えば、3つとも揃えたいくらいに強力。
《ビナー》はサムライの特権である《ホド》の突破力をあらゆるクラスに解放する福音であり、《テアテラ》があれば、超強力なナビゲーター専用オーギュメントの使用回数を増やせる。
また、敵のエネミー特技と能力値次第ではあるが、《†復活》も《†難攻不落》も、それどころか、《†黒き業炎》や《†憎しみの代価》さえ封印できる《アシェル》も強大な敵を打ち倒す切り札となる。
よって、味方にサムライが居れば、あえて《ビナー》を切る手は考慮に値する。
逆に、そうでない場合は《ビナー》の確保が最優先。次に取れるものがあれば、味方のオーギュメントを見て《テアテラ》か《アシェル》を選ぶと良いだろう。 |