エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第11話『右手に剣を、左手に君を』◇

「でもさ、僕は魅亞みたいな子の方がいいなあ。お日様みたいに暖かい人って、一緒に居て楽しいもん」 ――瀬村鏡夜
 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1//
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 実験部隊という名の下、ヤシマ最強とも呼べる戦力が集う瑞穂基地。
 “ノイエ・ギア”事件の傷が癒えきらぬ時に配備されたのは、シュネルギア7番機――ケンプファー。
 今や旧式とも言えるこの機体は、八幡重工の全面的な協力により、マサムネをも凌駕するスペックを叩き出した。
 新たな守護天使を駆るは、心優しき姉と己を忘れた弟。
 今、双翼舞う刻――来たれり。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第11話
 『右手に剣を、左手に君を』

「ゴメンね。私……ずっと、あなたを騙してた」


シナリオハンドアウト
▼PC1 橘 響  ギアドライバー/フェンサー
 ナビゲーター:草薙伊音
 ダーザイン:【瀬村彩音からの母性愛】
 新しく配備された7番機は、シミュレーションでキミをあっさりと撃墜した。本来のキミなら、そんな事実に納得せず何かに八つ当たりしているところだったろうが、彼女の柔らかな笑顔を見ると、そんな気も何処かへ飛んで行ってしまう気がする。
 ただ、どうにも彼女は、キミのことを自分の弟と同じようにしか見ていないようだ。……それがちょっとだけ気に障るのは、何故だろう?

▼PC2 魅亞:93式8-8甲  完全機械化兵
 ダーザイン:【瀬村鏡夜からの信頼】
 何故かは分からないが、キミは新任のギアドライバー、鏡夜に懐かれてしまっている。過去の記憶をほとんど失っている彼を一目見た時、可哀想だと思ってしまったのが悪かったのか。
 何にせよ、年の離れた弟―あるいは兄―というのも悪くは無いと、キミは思い始めている。……分不相応にも、思い始めてしまった。

▼PC3 遠岐野 識  指揮官
 ダーザイン:【ヴィヴリオからの信頼】
 無人実験機“ノイエ・ギア”の一件。解決したかに見えたこの事件は、まだ終わっていなかった。損害補填の名目で八幡重工が調整した7番機。旧式にしては不自然なほどの性能。
 何かがおかしい。そう思っていた矢先、司令官から新たな命令が下された。


自己紹介
響:「オレは橘響。響(ヒビキ)でいいぜ」
響:「いちおう少尉だっけか。シュネルギア3番機“マサムネ”のドライバーだ」
響:「気がつきゃ、オレもけっこう古株になっちまってるんだよなぁ……」
響:「っと、忘れるところだった。ナビゲーターは草薙家の伊音ちゃんな。冗談は通じない方だから、気をつけろよ……っとと、悪ィ悪ィ(苦笑)」<睨まれた(笑)
響:「ま、よろしくな。とりあえず、お互い頑張ろうぜ」
響:#ダーザインは【草薙伊音からの幸福感/2】【自己からの執着/2】【瀬村彩音からの母性愛/2】【魅亞8−8からの憐憫/2】。
響:以上(オーバー)!

魅亞:「ボクは魅亞8−8甲、九三試八姉妹の6番目だよ」
魅亞:「んーと、ちょっとボクって変でしょ?ほかのコみたいに静かなのが普通なんだよね?あ、でももう一人ボクみたいなのはいるんだよ。もちょっと大人しいけど」
魅亞:「んと、長くなっちゃいそうだからこれぐらいにしとく。?飲めないくせにコーヒー置いて何やってるかって?気分楽しんでるだけだよ〜、のど渇いてるなら上げちゃうよ♪」
魅亞:#ターザインは、【小隊からの畏怖/2】【G3からの支配/2】【瀬村鏡夜からの信頼/2】【遠岐野識からのまごころ/2】
魅亞:以上(送レ)!

識:「遠岐野 識(おきの しき)、年齢は24。
識:ヤシマ海軍大尉……もとい、この度出向してG3少佐になりました。以後宜しく」
識:普段はどう見ても軍人には見えないぽややん……だが、戦場での指揮能力は本物。
識:上層部から睨まれて盥回しにされながら今に至るが、本人は至ってお気楽。
識:所持ダーザインは【部下からの不安】【義妹からの純愛】
識:加えて【ヴィヴリオからの信頼】【橘響からの信頼】
識:以上。送レ


■オープニングフェイズ/シーン1 「音速の闘士」
 シーンPC:響。

GM:天使兵の襲撃で破壊され尽くした市街…その上空。
GM:音速を超えて飛翔するマサムネの機体を、SMG“スコルピオン”の銃弾が掠めてゆく。
響:「ぬわッ?!」
GM:伊音「何を呆けている! 遊びではないのだぞ!」
GM:後部座席から、叱咤が飛ぶ。
響:「分かってる! いくら至近距離用のSMGっつったってな!」
響:ていていてい、と珍しく手裏剣パックで応射(笑)
GM:そう、近距離用のはずのSMG…その弾幕で、放った手裏剣が全て打ち落とされる。
GM:旧式機体相手に、なんたる無様。…君の中の何かが、語りかける。
響:「こいつは……」
GM:伊音「それではラチが開かん。虎穴に入らずんば虎児を得ず、だ」
響:「でもな伊音! 今の弾幕の張り方、尋常じゃねえ」
響:「防ぎきる自信、あるのかよッ!」(と、機体をロールさせつつケンプファーの隙を窺うが……)
GM:伊音「相手とて、弾が無限と言うわけでは…ああ、こら! 迂闊に動くな、馬鹿者!」
GM:まるで予測していたように、弾丸の雨が襲い来る。
響:「んんなッ? き、消えた? って、おわあああああっ??!」
響:とりあえず、《八重垣》で致命傷だけは防ぐけれど、ボコボコにされ(笑)
GM:…が、伊音の言う通り弾丸は無限ではない。弾倉の交換か、一瞬。弾幕が途切れる。
GM:伊音「……守りを覚えたことは褒めてやる。響、降りるぞ!」
響:「ここに、賭けるっきゃねえってか! 伊音! ケルンぜんか……って、へ?」<降りる
GM:伊音「上空に留まってはラチが開かん。ならば、無理矢理にでもこちらの土俵を広げるしかなかろう」
響:ほへっ、と間抜けな表情で後席を振り返ってみたり(笑)。
GM:伊音「ええい、いちいち振り返るな! 前を見ろ、前をっ!」怒鳴り返す。(笑)
響:「だーッ、こ、ここで反撃しなくてどうするっっての!」(ぶつぶつ言いながら機体を下降させる(笑))
GM:伊音「…残弾をよく見ろ、莫迦」予備弾倉も全て撃ち尽くしていたらしい。(笑)
GM:廃墟、廃墟、廃墟。その中に佇むのは、盾とSMGを手にした闘士―ケンプファー。
GM:伊音「…真っ向勝負、ということらしい。受けるか、響?」
響:「当然!」 じゃき、と呪法剣を構え。
響:「ん? あれ……ああッ?」
GM:伊音「うむ。それでこそヤシマ男児だ。…どうした」満足そうに笑みを浮かべ…怪訝な顔を。
響:「おい伊音! カウンターソード、どこ行った?!」
響:#ラッチの根元から吹っ飛ばされてるってことで(笑)
GM:伊音「…先ほどの銃撃でラックごと剥落したらしい。弾幕の狙いはこれ、か」
GM:てなわけで、ワリとズタボロなマサムネ。(笑)
響:「たはーッ、やってらんねえ!」(愚痴を言いつつも呪法剣を両手で構え直し。意気軒昂よー)
GM:そんな響の意志を感じてか。ケンプファーは“スコルピオン”を投げ捨て、翼部ウェポンラックから長剣―ヴァイトシュヴァルトを抜き放つ。
GM:剣と盾を構えるケンプファー。その姿はまるで剣闘士…否、鎧を纏った騎士のようですらある。
響:「…………」
響:(やべえ、隙が全然見えねえ……)
GM:伊音「…焦るな、響。それでは思う壺だ」
響:たらり、と頬を冷や汗が落ちる。それを、かすかに乾いた舌で舐め。
響:「……ああ、分かってる」
GM:伊音に意識をやった、その一瞬。爆発的な加速で、ケンプファーが肉迫する!
GM:まっすぐ突き出された長剣。その狙いは…マサムネの、首。
響:「くッ!!」(全力で受ける!)
響:(受けきれるか……いやぁッ、弾いてみせる!)
GM:ギィン…。
GM:鍔迫り合い。だが、いかなケンプファーとて…単純な力勝負なら、マサムネの敵では…ない。
GM:伊音「パワーゲインはこちらが上だ! 押し切れ、響!」
響:「おおあああああああッッ!」(V機関、出力全開!)
響:パワー戦で押し切れば隙の1つや2つ! と(笑)
GM:長剣を弾き、返ってくるのは鋼を斬り裂くたしかな手ごたえ。
響:「……貰ったァ!!」
響:調子に乗って、一気に斬り付ける!(笑)
GM:“取った!” 響と伊音の意志が、重なる…が。
GM:伊音「…ッ! 対象をロスト…残像だと!?」
GM:そう。斬り裂いたのは、ケンプファーが携えていた長剣“だけ”。
響:「んなッ?!」
GM:伊音「レーダーに反応が無い…いや、違う。捕捉できん。ええい、何だというのだ!?」どん、とコンソールに拳を叩き付ける。
響:「どこに……消え」
響:「落ち着けよ伊音。レーダーに……目だけに頼るなっていっつもお前……!!」
GM:“後ろだ”
GM:ドライバーとしての…人間として。いや、動物としての本能が、告げる。
響:反射的に機体を向き直らせる!
響:(この感じ、恐怖? オレは今、怯えたのか……ッ?!)
GM:振り返った正面。そこに在るのは、ケンプファーと…ぴたりと胸部にポイントされた、盾の先端。
響:「ぐッ……」(ぐぅの音も出ない(笑))
GM:迫り来る、不恰好な黒い円錐。それが…爆ぜる。
響:「わあああッ?!」
GM:盾の裏に隠された“ドラッヘ”による不意打ち。頭がそう理解した時…君の世界は、轟音と暗闇に閉ざされた。
響:「…………」
GM:―GAME OVER―
響:「……やられたー」(棒読み)
GM:伊音「…してやられた、な」
響:「……はぁ、完敗かよ」(がっくし)
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「闘士の主」
 シーンPC:魅亞。

GM:少々時は遡り。ここは瑞穂基地へ向かう輸送機、そのシュネルギアハンガー。
GM:君の目の前には、SMGと盾…それと長剣を背負ったケンプファーが、無言で佇んでいる。
GM:そして、君の傍らにはと言えば。
GM/鏡夜:「ねー、魅亞。瑞穂基地ってどんなトコなのかな」
GM:無邪気な瞳で君を見るのは、闘士を駆る少年。記憶を、自らを失っている少年。
魅亞:「どんなのかなー? ボクが知ってる基地はこないだまでいたとこだけだもん。想像もつかないよ〜」(くび傾げ、また反対側に首かしげ)
GM:君の任務は彼とその姉…そしてケンプファーの護衛。瑞穂基地到着後も、しばらくはその任務が続くらしい。
GM:まあ、それはいいのだが。どうしてこう、妙に懐かれてしまっているのか。
GM/鏡夜:「…なんか魅亞ってさ。他の女の子…ええと、ふぁるこんねんマシーねんぞるだーど、だったっけ。皆とは、ちょっと違う感じがするよね」
GM:背丈はほぼ同じ。当然、目線も同じになる。
魅亞:「余計な感情があるからだよ〜。お人形さんしてるのがふつーなんだよ♪」(人差し指立てて知ったかぶりのポーズ)
GM/鏡夜:「でもさ、僕は魅亞みたいな子の方がいいなあ。お日様みたいに暖かい人って、一緒に居て楽しいもん」
GM:年相応…むしろ、それより幼い印象を与える微笑み。
魅亞:「ほえー? そうなのかな。それじゃーボクのこの気持ちもいっしょで気分がいいのかな」(完全機械化兵だといわれても大半が信じないようなふわふわした笑顔)
GM/鏡夜:「そう思ってもらえるんなら嬉しいんだけどなー。…ね、そうだ。瑞穂基地に着いても、トモダチでいてくれる…かな?」きょと、と小首を傾げる。
魅亞:「許してくれるなら、いつまででも、だよ♪」(軽く抱きついてみて)
GM/鏡夜:「あううっ!? ちょっ、魅亞っ!(ぢたばた)」心なしか、顔が赤かったりもする。(笑)
魅亞:「あはは〜赤くなるのって恥ずかしいって意味なんだよね〜、そっかーボクが抱きつくと恥ずかしいんだ〜♪」(はなれるといいこと知ったという風に笑い声上げて)
GM/鏡夜:「うう、酷いよ魅亞…。…っと。ごめん、そういえば姉さんに呼ばれてたんだ。基地に着いたらすぐ模擬戦だから、その打ち合わせだって」
魅亞:「そっか、大変だね。あ、ボクのほうも機体の事でなんだかんだあったっけ。それじゃあがんばって、応援してるよ♪」
GM/鏡夜:「うん!それじゃ、“また後で”!」
GM:最後ににっこりと微笑んで。少年は駆け出してゆく。
魅亞:「はーい、またあとで〜♪」(深く考えず大きく手を振って見送り)
GM:ガランとした格納庫。残されたのは、君と新たな守護天使のみ。
GM:“闘士”ケンプファー。…冷たい瞳に見下ろされているような気がするのは…何故だろう?
魅亞:(ケンプファーを見つつ)「…気のせいだよね。キミはこっちの人間を守る側のはずだもんね」(軽く首を振るとその場を後にした)
GM:では、シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「疑惑の眼」
 シーンPC:識。

GM:照明の暗い司令室。その中で、正面のモニターだけが明るく、虚構の映像を放つ。
GM:映像はマサムネの胸部を“ドラッヘ”の弾等が打ち砕いたところで、停止している
GM/ヴィヴリオ:「…機体は中破、ドライバーとナビゲーターの両名は死亡。最新鋭機が相手どって、この結果だ」
識:「ま、これが模擬戦でまだ良かった、って所ですか」
識:欠伸を噛み殺しながら、お気楽に
GM/ヴィヴリオ:「そうだ…と言いたいところだが。そうも言っていられないのが現状でな。遠岐野准尉」
GM/紅葉:「はい。…7番機ケンプファーと、その搭乗者のデータです」
GM:コンソールを操作。画面が切り替わり、紅葉が告げたデータが表示される。
識:どんな感じかな?<データ
識:眠そうなショボショボの眼に映るデータの数々
GM:機体の方は、多くの面でマサムネを上回っている。明らかに不自然なスペック。
GM:搭乗者の方は、瀬村彩音と瀬村鏡夜…16歳と14歳の姉弟の、ぴったりと一致した黒い天使核の波長が表示されている。
識:「いやはや……これが本当だとしたら、素晴らしいスペックですねぇ」
GM/ヴィヴリオ:「この機体、調整を行なったのが八幡重工でな。本来の仕様以上のスペックと、八幡重工。…聞き覚えがあると思わないか?」
識:「八幡の技術力……であるならば、喜ぶべき事ではありますが……前歴を見ると、そうも言ってられませんか」
GM/ヴィヴリオ:「マサムネ二期ロットとノイエ・ギア。それらの補填を名目としているが…そうだな。素直には喜べんよ」
GM:ふう、と溜息を吐いて杖にもたれかかる。
識:「……問題が無ければ、結果おーらいで放っとくんでしょうけど。流石に、現状で疑問を抱えたままでは、無理でしょうね」溜め息
GM/ヴィヴリオ:「ノイエ・ギアの二の舞は御免だからな。そこで、遠岐野少佐。貴官に命じる」
GM:杖を持ち、姿勢を正すヴィヴリオ。
識:「はっ!」同じく、姿勢を正して……今までのぽややんが嘘の様に。
識:「(やれやれ……転属早々、仕事が増えるか……とほほ)」声には出さずに(笑)
GM/ヴィヴリオ:「シュネルギア7番機とその搭乗者…何でもいい。貴官が怪しいと感じたことすべてに、『らちをあけろ』」
GM/ヴィヴリオ:「転任してきた貴官に、このような命令は酷かもしれないが。部下に示しをつける意味でも、上手く立ち回ってほしい」
識:「……了解しました。『適当に』遣ってみるとしましょう」微笑みと共に敬礼
GM/ヴィヴリオ:「気張りすぎて転ばぬようにな。…後ほど、模擬戦についてミーティングが開かれる。それまでに、当人たちと会っておくのもいいだろう」
識:「ヤヴォール。では、失礼致します……フリーデン・イン・デァ・ハント」決まり文句と共に退室。
GM/ヴィヴリオ:「自由を、我等の手に」敬礼を返す。
GM:…そんな光景を不安げに見る管制官が居たりもするが。まあ、それはそれ。(笑)
識:あ、そっちにウィンク投げとこう(笑)>紅葉
GM:『お気をつけて…』と。小さな声が聞こえた気が、した。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠