■オープニングフェイズ/シーン1 「嗤う天使」
シーンPC:翔一。GM:瑞穂市近郊、山岳部上空。
GM:接近する主天使級天使兵迎撃のため、翔一と響を中心とした部隊が出撃した。 繰り返される、シュネルギアと主天使のドッグ・ファイト。
GM:モニターには、響の駆るシュネルギア・マサムネが大空を舞う主天使の攻撃に身構える姿が見える。
翔一:「支援部隊、距離を。シュネルギア小隊、戦闘空域に入ります」
翔一:「橘、迂闊に踏み込まないよう」キリ、と射線を確保してライフルを構える
GM:全長30mはあろうかという巨大な天使は、驚異的なスピードでロックを振り切る。
翔一:「(アクシア隊長たちは不在、指揮官は臨時、味方は少数……。俺たちへの負担が大きいにもよく分かる……!)」
翔一:「サイト・イン。シュー……振り切られた!?」
GM/セラピア:「進路確認……。さ、三番機が危ないんだよ〜!」
翔一:狙撃用カメラ外して叫ぶ
翔一:「……この!」
翔一:ドウ、ドウ、ドウ! 進路の空域を塞ぐようにライフルを打ち込んでいく
GM:手応えはあった。しかし、主天使は減速することなく響に向かって一直線に突き進む!
翔一:「止まらない――5発で弾切れ!? これだからライフルはっ」弾装の取り替えに一瞬の隙が出切る
翔一:「橘!」
GM:次の瞬間、主天使に組み付かれた響の機体は紅蓮の炎に包まれた。
翔一:「橘――! 管制官、状況を!」
GM/プシナプシナ:「三番機、失速……墜落します!」
翔一:再装填した弾丸を一息にドミニオンへ叩き込み、3番機への追撃を止める
GM:失速しつつも渾身の力で一撃を繰り出すマサムネ。機体は燃え盛る焔に重力に身を任せて堕ちていく―――。
GM/セラピア:「3番機中破、戦線から離脱。……て、敵は炎を使うんだよ。翔一ちゃん、気をつけて!」
GM:心なしか、背後のセラピアの声も震えている。
翔一:「橘――っ。遠山の二の舞は、御免だぞ」呟く。
翔一:「っ(内心;……そうだ。俺が不安になる訳にはいかない)」<背後の震えた声。
GM:マサムネの墜落を確認した主天使は、方向を変えて翔一の方に向かって来る。
翔一:「敵機をギリギリまで引き付ける。そして急速にエンゲージより離脱、一撃で仕留める」
GM:という訳で、戦闘でーす。感覚いくつ?>翔一
翔一:16ですね
翔一:「……やれるな、セラピア」
GM/セラピア:「が、頑張るんだよ」
翔一:「ああ。……信じてる」
翔一:迫り来るドミニオンを前に、静かに構えて待ち受ける。
GM:4差で主天使の先行。接近しつつ《聖光》を撃つ。
GM:#18c5 目標値5 +12軽 《聖光》
●ダイス:Haga_GM:18c5=(6,1,6,1,2,5,3,6,4,4,2,3,6,4,6,2,6,4) = 12
翔一:12個成功ですかね。
GM:ですね。12個成功。回避プリーズ 。
翔一:#7c3 回避3
●ダイス:Yagami_s:7c3 = (4,5,4,1,2,3,5) = 3
翔一:3個成功、差分9ですね
GM:差分3に8を足して、11ダメージと。
GM:ダメージ種別は(軽)です。
レイモンド:? 差分+12じゃ無いっけ
翔一:差分は9ですので、+12で21ダメっすな、おそらく
GM:失敬。えーと、軽傷ゲージ埋まりますね。このダメージだと。
翔一:21ダメージか。機体のHP9、軽傷6、重傷4。で、自分の軽傷にも2点入れときます。
GM:目映く輝く閃光の槍が、翔一の駆るヤークトを貫く。
翔一:機体が爆炎に包み込まれて、コクピットでも翔一の付近で小爆発が。
翔一:「くっ……セラピア、照準!」額から血を流しながらも、視線は敵を捉えたままで。
GM/セラピア:「わ、わかったんだよ!」指示に従い、主天使をロック
翔一:「こちらは狙撃機、引いたら負ける――必殺必中!」
翔一:こちらの手番でイイのかな?
GM:はいな、翔一の攻撃です。
翔一:では、ライフルで攻撃。
翔一:「ここで橘を見殺したりしたら……死んでも遠山に顔向け出来そうにないしね」
翔一:#16c4 砲術4
●ダイス:Yagami_s:16c4 = (4,1,4,2,1,1,3,3,5,5,2,1,6,4,6,5) = 11
翔一:11個成功ですね
GM:#30c1 回避1
●ダイス:Haga_GM:30c1 = (1,6,6,4,5,3,1,2,4,2,4,4,2,1,2,4,3,6,2,5,2,6,4,1,6,3,4,4,2,5) = 4
GM:4個しか成功してないから命中。
翔一:差分7か。では31ダメージ(重)です 。
GM:そ、それはいきなりきっついダメージを……(笑)
翔一:「やった!?」額の血をぬぐおうともせずに
GM:決死の思いで浴びせた最後の一撃に、怯む主天使。
GM:そのまま距離を取ると、彼方へと飛び去ってゆく。
翔一:「やれたのか……?」<飛び去る
GM:翔一は見た。エンゲージから離れる瞬間の天使の顔を。
GM:血塗れの顔に、嘲笑が浮かんでいるかの様な錯覚を覚える……。
翔一:「――っ!」
GM:ごうっ!!
翔一:ダン、とコンソールに拳を打ちつける。
GM:天使兵は自ら生み出した炎に包まれ、姿を消した。
GM/プシナプシナ:「敵、反応消失!撃退しました!」
翔一:「撃退した。……でも、勝てては、いない」
GM/まどか:「戦闘空域のエーテル濃度、急激に減衰―――。 翔一クン、やったじゃない!」
翔一:「……ええ」生返事>まどか
GM:通信機ごしに聞こえる安堵の声と快哉。しかし……。
翔一:「セラピア……見た?」<嘲笑
GM/セラピア:「うん、ボクも見たんだよ……」
GM/セラピア:「翔一ちゃん、あの子は……。あの天使は、まだ死んではないんだよ」
翔一:「遠山なら。もし遠山なら……倒せていたんだろうな」
翔一:力が抜けたように、シートに背を預ける。天使が消えた空間を見詰めながら。
翔一:「……ごめん、セラピア」
翔一:「(だけど、もし次があるのなら)」
翔一:指先で額の血を拭って、頬に塗る。
GM:セラピアは応えない。ただ、唇を噛み締め呻くのみ……。
GM:そんなパートナーの嗚咽が、翔一の胸に重くのしかかっていた。
GM:シーンエンド。 |