エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第14話『撃墜王出撃』◇

「なんでも新型はよ、アペルギアみたいに色気が無い外見じゃなくて、こうボンキュッボーン! らしいぜ」 ――クリストフ・ベーメ

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1//
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 幾度もの合衆国軍の侵攻を跳ね返してきた瑞穂基地。
 だが合衆国はついに本腰を入れ始める。御神原諸島近辺に現れた艦隊こそ、合衆国が誇る合衆国十字軍第7艦隊。
 新型空母ニミッツ級を擁する先遣隊が搭載するのは、すなわち“トップガン”部隊。
 黒きシュネルギアが、牙を剥く。

 エンゼルギア・天使大戦TRPG 第14話
 『撃墜王出撃』

「お前のせいで、俺は地獄を見たんだよ!!」


シナリオハンドアウト
▼PC1 レイモンド・サダルメリク  機械化兵
 ダーザイン:【クリストフ・ベーメからの憎悪】
 統一帝国にやってきた際、君のはじめての相棒。
 だが今隣に奴はいない。奴は、合衆国に亡命したから。
 彼と君の間にある溝。それは埋めることは出来ない。

▼PC2 矢神 翔一  ギアドライバー/スナイパー
 ナビゲーター:セラピア・パルマコン
 ダーザイン:【フーファイターからの侮蔑】
 御神原諸島近辺を偵察していた君は、突如奇襲を受ける。
 それは漆黒の機体。速く、剛く、恐ろしい敵。

▼PC3 門峰 蔵人  情報将校
 ダーザイン:【アクシアからの仲間意識】
 優れた前線指揮官にして、傑出したギアドライバー。それが彼女だ。
 そんな彼女が撃墜され帰還してきた。君は、それ見てどうするだろう……。


自己紹介
レイモンド:「第七飛行小隊長、レイモンド=サダルメリクだ(敬礼)」
レイモンド:「出撃しちゃあ俺以外の部下が全滅するんで、死神呼ばわりされるところもあるがね…」
レイモンド:「ま、宜しく頼まぁ」
レイモンド:#ダーザインは【上司からの信頼/2】【借金取りからの執着/2】【ひまわりから純愛/2】に、アクト分【クリストフ・ベーメからの憎悪/2】とPC分【蔵人からの友情/2】。上(オーバー)!

翔一:では、と
翔一:「矢神翔一。矢神でも、翔一でもいい。よろしく」
翔一:「達観してる、とはよく言われるよ。単に覇気に欠けるだけかもしれないな」
翔一:「人間は、いつか必ず死ぬよな?」
翔一:「結果が見えているのなら、努力なんて何の意味もない。そう思っていた」
翔一:「でも、例え結果が決まっているとしても」
翔一:「ほんの少しでも、何かが変えられるなら。戦うべきなのかもしれない」
翔一:クラスはギアドライバー/スナイパー ナビ:セラピア
翔一:シナリオダーザイン:【フーファイターからの侮蔑】
翔一:PC間ダーザイン:【レイモンドからの連帯感】
翔一:所持ダーザイン【セラピアからの興味】【自己からの侮蔑】【香夜からの信頼】
翔一:以上。よろしくどうぞ


蔵人:「ぼくは門峰蔵人。色々やってるけど、格納庫の居候って呼ばれることが多いかな」
蔵人:「本当は戦争やら謀略やらより、細々と機械いじくる方が好きなんだけど」
蔵人:「ああ、今の、大佐には内緒だよ。これ以上減俸くらったら、パーツ買う金足りなくなるから」
蔵:「そんなワケで。何か困ったことがあったら、気軽に声かけてくれていいからね」
蔵人:「電化製品の修理くらいだったら、いつでも承るよ」
蔵人:28歳、男性。情報将校ながら、格納庫に入り浸る変人。
蔵人:PC間ダーザインは【翔一からの疑惑】、シナリオダーザインは【アクシアからの仲間意識】。
蔵人:所持ダーザインは【ヤシマ軍部からの信頼】、【中島三郎からの慈愛】。
蔵人:以上、よろしくですよー。

■オープニングフェイズ/シーン1 「天界の門」
 シーンPC:レイモンド。

GM:それは少し、かなり昔のこと。
GM:君がまだ、亡命してきたばかりの頃だ。
GM:クリストフ「よう。あんたがレイモンドか?」
レイモンド:「え、ああそうだけど……あんたは?」
GM:生粋の統一帝国人だろう、見事な金髪の男。
GM:クリストフ「俺はクリストフ、クリストフ・ベーメ少尉。お前の新しい相棒だ」
GM:そう右手を差し出す
レイモンド:「あんたが……ああ、こちらこそよろしく」右手で返す。
GM:クリストフ「なぁに、お前は死なねぇぞ。俺が相棒なんだからな」
GM:陽気な男だ、と君は思った。
レイモンド:「よろしく頼むよ……なにしろ、軍用に乗るのは初めてでね」
GM:確かにクリストフの空戦技は抜群で、当時の君は足元にも及ばなかった。
GM:君は、背中を安心して任せることが出来た。
GM:この相棒関係は永遠に続くと思われた。
GM:しかし、それはある日唐突に終わりを告げる。
GM:クリストフが君の部屋に駆け込んでくる。
GM:ものすごく嬉しそうだ。
レイモンド:「あれ、どーしました(するめ&ポン酒)」
GM:クリストフ「これを見ろよ、これを!」
GM:なんか紙をばんっと、机に叩きつける
レイモンド:「どれどれ……漢字はやっぱり難しいですねぇ(読み読み)」
レイモンド:で、なんて書いてありますの?
GM:紙の内容は、「クリストフ・ベーメ少尉を新型機のテストパイロットとして採用する」とある。(要約)
GM:クリストフ「新型だぞ、新型! 人間戦車の新型だ!」
レイモンド:「お、やったじゃないすか! 頑張って下さいよ、ベーメ少尉!」背中をばーんと(笑)
GM:クリストフ「なんでも新型はよ、アペルギアみたいに色気が無い外見じゃなくて、こうボンキュッボーン! らしいぜ」
レイモンド:「おお、とりあえずそれは二重にめでたい! 飲もう飲もう!」とくとくとく(笑)
GM:そうやって、君たちはその日は馬鹿騒ぎをしながら、飲み明かした。彼が部隊から抜けると、君はわかっていながらも。
GM:そしてまた時間は幾ばくか流れる。

GM:ある日、君の部隊は緊急出撃する。
GM:Bポイントの対象物を破壊せよ、と指令が下ったのだ。
レイモンド:「エンジンぶん回せ! 即上がるよ!」
GM:実験工場で、炉心が暴走している。
GM:そう君は聞かされていた。
GM:隊員「隊長、見えました!」
レイモンド:「下手すりゃ死ぬね……安い命だね、軍人ってのは」
GM:空を駆け抜けて、君が見たそれは…
GM:………
GM:………天使………
GM:………
GM:白い羽を周囲に撒き散らし、破壊活動を行なう巨大な天使。
レイモンド:「全機、散開! ケツまくって逃げろ!!」
GM:通信が入る
GM/??:『逃げるな』
GM/??:『逃げれば、即後方から諸君らを砲撃する』
GM/??:『あれは天使ではない。ある実験の産物だ。安心して破壊しろ』
GM:その声は、冷たく告げる。
GM:どこか、少女のような声。
レイモンド:「!? ……へっ、やっぱ安い命ってかァ! なら、まず俺が突っ込む! 全機、注意しつつ包囲陣形!」
GM:ソレに肉薄した君の機体に、別の通信が届く
GM/??:『レ…レイ…モンドォオオオオオ』
GM:正面のソレが、君を見据えている
レイモンド:「!? まさか?」
GM/クリストフ:『………タ…タァス…ケテ…クレエエエ』
GM:助けを求めるように…君の方に手を差し出す。
レイモンド:「おいチビッ娘! この機体……まさか!?」>先の通信相手
GM:隊員「隊長!?」
GM/??:『………引き金を引け、これは命令だ』
GM:君の問いには答えない
GM/??:『やつは、完全に天使化(エンジェライズ)している』
GM:その時、君の隣の機体が吹き飛ぶ!
GM:爆発四散
レイモンド:「……俺が、この引き金を引けるとでも思ったかよ! こいつにはまだ意思がある! クリストフ少尉のなァ!!」
GM:ソレが、差し出した右腕に、銃を構えている。
GM/??:『レェエエイ…モンドォオオオオオ………』
GM:ソレが、段々と輝きを増す。
GM/??:『まずい………エーテル値臨界…マスケンヴァル現象が起きる!』
レイモンド:「少尉! 聞こえるか!?」
GM/クリストフ:『レイモンド………たすけて、くれ………』
GM:一瞬だけ、人の声が聞こえた。
GM:だが次の瞬間、ソレは構えた銃から君に殺意を吐き出してくる。
レイモンド:「少尉! 少尉ィイイイイイイイッ!」
GM/??:『撃て、撃たなければお前が死ぬんだ!!』
レイモンド:「だけど……だけどよぉっ!」
GM/??:『駄目だ…天使の門が…開く!』
レイモンド:と、ここで腹を見せるかのように一瞬レイの機体がぶれる。
GM:
レイモンド:「!!」
GM:大気を震わす衝撃と共に、ソレの上空に光り輝く渦が広がっていく。
レイモンド:反射的に、ミサイルのトリガーを……引き絞る。
GM/??:『撃てええええええええ!!』
GM/クリストフ:『ォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオ』
レイモンド:「少尉! 逃げてくれぇええええッ!」
GM:聖なるかな
GM:聖なるかな
GM:聖なるかな
GM:光り輝く門が開く
GM:ソレは、穴に吸い込まれていく
GM:撃つ好機は今しかない。
GM:撃つか、撃たないか?
レイモンド:「……何が“聖なるかな”だ……許さねぇ……ゼッテェに容赦しねェぞ、天使野郎ォオオオオオオッ!!」
レイモンド:リミッター解除。20mmの弾雨をありったけぶち込む!
GM:君の銃撃で、ソレは蜂の巣になる!
GM:羽根が舞い散る
GM:っ!
GM:度轟!!
GM:光の門を中心に、爆風が舞い起こる。
GM:君の機体は、木の葉のように吹き飛ぶ
レイモンド:「……へっ……やっぱ、安い命だったか……」失神。演出で(笑)
GM:………
GM:そこで目が覚める。
GM:冷や汗がびっしょりと
レイモンド:「んどわぁっ!? ……あー、はー、はぁあああああ……夢、かよ……」
レイモンド:がばちょと飛び起き、汗をぬぐう。
GM:久しぶりに、この夢を見た。
GM:なんかあれば最後にどうぞ。
レイモンド:「……嫌な、思い出だな……」
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「精鋭部隊」
 シーンPC:翔一。

GM/セラピア:「あおいそらー、あおいうみーなんだよー」
GM:機体を疾駆させ、御神原諸島近辺を偵察中なのだ。
翔一:「夏の空。夏の海。外は快晴、ヤシマ晴れ」
翔一:「そんな中、何の因果か俺はうにょうにょ娘と色気のないデートか……」濁(笑)
GM/セラピア:「ぷっぷくぷー。翔一くんはひどいんだよー!」
GM:げしっげしっ
翔一:「ふ……ちゃん付けじゃないってことはかなり怒ってますねすいませんごめんなさい」げししされつつ(笑)
GM/響:『やぁー、こう、こんな日はプールで泳ぎてぇよなぁ』
GM:僚機のマサムネから通信が入る。
翔一:「そうだな……。お前の場合は後ろに乗ってる奴と一緒に、なんだろうけど」後半は響にだけ聞こえるよーに(笑)
GM/伊音:『気を緩めるな。今は偵察任務中なのだぞ』
GM/響:『うわっ!? で、でもな。こんなトコに合衆国軍が来たなんてデータ、別になかっただろ』
翔一:「ああ。注意は払ってる。だが、出会うも八卦出会わないも八卦」達観(笑)>伊音
GM/セラピア:「帰ったら、食堂で翔一ちゃんのおごりでお昼にするんだよ。いっぱい食べるんだよ〜」
GM:ここのところ、基地に篭っての訓練ばかりだったので、こうして思い切り空を飛ぶのは、いい気分転換だ。
翔一:「……俺も一緒に? あのボルシチとピロシキの山を?」<おごり>セラピア
GM:だからセラピアも、上機嫌なのだろう
GM/セラピア:「ピロシキとボルシチがあれば、人は暮らしていけるんだよ〜」
翔一:「俺はその二つさえこの世に無ければ生きていけます」きっぱり(笑)
GM/伊音:『………(くすり)』
GM:そんなやりとりに、あの伊音も笑っているようだ。
翔一:「……平和だな。ほんの少しだけは」ぽつり。
翔一:「(気を取り直して)まあ、大佐の事だから、何の意味もなく偵察はさせないだろうな……」>響
GM/響:『かもなぁ。ま、翔一もご愁傷さ…!?』
GM:突然通信が途絶える。
翔一:「橘?」
GM/響:『な…ザザ…なんだ、このヤロウ!!』
GM/セラピア:「?? レーダーには何も映ってないんだよー!」
翔一:「橘? 草薙。応答しろ」冷静に
GM/伊音:『黒い…この機体は!?』
GM/響:『…ザザ………翔一! 援護…ザ…してくれ!!』
翔一:「第一種戦闘警報、警告にオートリアクション、セット、索敵!」>セラピア
翔一:指示を出しつつ、目視も使って周囲を見回す
翔一:「どこだ……どこに居る!? 橘! 無事なら応答しろ!」
GM/セラピア:「索敵セット! 肉眼で交戦を確認なんだよ!」
GM:シュネルギアのメインモニターに、マサムネが映る。
翔一:「3番機! それに……馬鹿な!」
GM:マサムネの周囲を、黒い影が飛び回っている。
GM/響:『っのやろう!! 逃げ回りやがって!』
GM:それはどこか見覚えがある機体。
翔一:「……まさか……」ごくり、と唾を飲み込み。
GM/伊音:『響、落ち着け! これでは…!?』
翔一:「フーファイター。……俺の前に、それを持ってくるかよ!」
GM:ドゴン!!
翔一:「3番機、後退しろ、射線が確保できな……!!!」
GM:右上腕分を吹き飛ばされたマサムネが、墜落していく
GM/響:『…うわあああああああああ!?』
翔一:「橘、草薙! ……くっ」追撃させないように、黒い機体へ乱射!
GM:黒い影…フーファイターは動くな、とばかりに君の方に銃を向ける。
GM:君の乱射を、機体の姿勢を崩すことなく回避していく。
翔一:「!!」ぴくん。
GM/セラピア:「翔一ちゃん、後ろ!!」
翔一:「桁違いの乱数回避……このプレッシャー」
GM:ガンッ!!
GM:機体が揺れる
翔一:「ぐうっ!? こいつは……エースか!」
GM:別のフーファイターが、君の後ろに取り付いている。
GM/??:『隊長、捕獲しました』(英語)
GM:君にはわからない言葉が、通信に混じってくる。
GM/??:『油断するな』
GM/セラピア:「…うう、まずいんだよ〜」
翔一:「!! セラピア、引き剥がせるか!?」
GM/セラピア:「やってみるんだよ〜。V機関出力最大、ケルン展開値最大に設定なんだよ〜」
GM/セラピア:「翔一ちゃん、気合入れて欲しいんだよ〜」
翔一:「このまま捕獲された場合、二人揃ってモルモットか。あがいてみるしかない」やれやれ、と言う風に
翔一:「了解。お前と二人で檻の中は、魅力的かもしれないけれど……却下だ」
翔一:「ケルン展開。V機関……最大出力!」
GM:ばんっ!!
GM:機体に取り付いていたフーファイターは弾き飛ばされる。
GM/セラピア:「逃げるが勝ちなんだよ〜」
翔一:「急速降下、戦域より離脱する!」
GM/セラピア:「あそこ、響ちゃんたちの子が浮かんでるよ〜!」
GM:セラピアが示した海面に、マサムネがぷかぷか浮いている。
翔一:「回収……出来るかっ!?」
GM/セラピア:「しなきゃ、だめなんだよ!」
翔一:「……っ」
GM:ぎ…ぎぎ、とマサムネの左手が上に伸ばされる。
翔一:では、躊躇わずに88mmライフルを投げ捨て(両手塞がってるんで(笑))その手を掴む!
GM:ヤークトは、マサムネを伴い低空で逃げる!
GM/セラピア:「がんばって、がんばって!」
GM:レーダーには、真っ黒な影が映っている。
翔一:「あの二機相手に……振り切れるか? ……やるしかない、か!」
GM:あの二機以外にも……。
GM:フーファイターが、上空を覆うように飛んでいる!!
GM/セラピア:「っ………」
翔一:「……はは。年貢の納め時、かな」必死に飛びつつ
翔一:「だけど……死ねない!」
GM:その時、フーファイターたちは一斉に引いていく。
GM/アクシア:『二人とも、早く逃げなさい!!』
翔一:「……大尉!」
翔一:俯いていた顔を上げて
GM:ごう!!と、一機のシュネルギアが、フライングユニットを伴い飛んでくる。
GM/アクシア:『ここは私が支えるから、早くそこでやられちゃってるのと一緒に退却しなさい』
GM/アクシア:『ったく、こいつ、見かけだけで動きが…もう!!』
GM:どごんどごんどごん!!
翔一:「……了解。足手纏いはとっとと離脱します」奥歯を噛んで
翔一:「大尉も、ご無事で!」
翔一:と、離脱う〜
GM:フーファイターの群れに、アクシアは砲撃を打ち込んでいる。
GM:その隙に、翔一たちはなんとか基地まで逃げ帰った。
翔一:無力感を噛締めつつ(笑)
GM:しかし、帰り着いた直後に、その知らせを聞く。
GM:アクシア・リヒトヴィッツ大尉が撃墜され、重傷を負ったと。
GM:シーンエンド


■オープニングフェイズ/シーン3 「松葉杖で百叩き」
 シーンPC:蔵人。

GM:ここは病院
GM:重傷を負ったアクシア大尉の見舞いに来た門峰大尉
蔵人:「さって…何処だったかなあ、病室」やたらと可愛いデザインのラジカセ片手に。
GM:騒がしい病室がある。
GM「いいじゃない煙草くらい!!」
GM「いけません、ここは病院です!!」
GM:わいのわいの、ぎゃいのぎゃいの
蔵人:「過ぎた喫煙は心肺を痛め寿命が縮まる云々。…いやはや、思ってたより元気そうだねぃ」
蔵人:人垣の向こうからひょっこりと顔出し。
GM:看護婦に煙草を取り上げられたアクシアが、取り返そうとしている
GM/アクシア:「あ、門峰大尉。た、煙草、取り返して!」
GM:右腕ギプス、左足ギプスなアクシアがじたばたしている。
蔵人:「はいな、了解…って言いたいトコだけど、ぼくは嫌煙家でねぃ。ついでにほら、ここ禁煙」ぴし、と壁の注意書き指差し。
GM/アクシア:「あ、うー………けちー」
GM:看護婦さんが、「安静にしていてください!」とぷりぷり怒って出て行く。
GM:アクシアは、ぶすーっといじけて窓の外を見ている。
蔵人:「まあ、煙草はちょっと我慢しときなよ。そーいや、コレ。頼まれてたラジカセ、直しといたよ」ベッド脇の机にラジカセ置いて、パイプ椅子に座り。
GM/アクシア:「わお。ありがとー。んーっちゅ」投げキッス
GM:何か必要以上に元気でハイだ。
蔵人:「んー…。…階級高いってのも、時にゃ不便なモンだねぃ。ぼくはともかく、キミなんかだと、特に」
GM/アクシア:「はーー………でも、私も焼きが回ったかしら」
GM:窓の外を見たまま、アクシアは少し低いトーン
蔵人:「モノは直せるけど、ヒトは治せない。…おやっさんがよく言ってるけどねぃ」
蔵人:「ぼくだってほら。昔っから機械いじりは好きだったけど、自分の腕は治せなかったし」金属フレームがむきだしの、右腕。
GM/アクシア:「ま、私は幸い骨折だけみたいだけどね………」
GM/アクシア:「香夜にも怪我は無かったみたいだし…」
GM:先日の遭遇戦。
蔵人:「命あってのものだね、とは良く言ったモンで。3番機の子たちはどーしてんのかねぃ」
GM:撤退の援護に向かったアクシア機、フライングユニットは、敵フーファイターの大群相手にではなく、一機の“シュネルギア”に翻弄され、弄ばれ……。
GM:そう、まるで猫が虫の脚をもいでいくように、じわりじわりと追い込まれ、撃墜されたと言う。
GM/アクシア:「響が来たわよ。『すいません』って。まったく、私の方がすいません、って言いたい気分よ」
GM/アクシア:「あんな目に…あんな目に!!」だんっ!!
GM:と、ギプスのついた腕を、ベッド横のテーブルに叩きつける
GM:めきょっ!! と歪むテーブル
蔵人:「のぉぅっ!? まあ、暴れたい気も分からんでもないけどねぃ…」
GM:はぁと、そこで溜息を一つ
蔵人:「ついでと言っちゃアレだけど。たまにゃ、背負い込んでるモン、他のヤツに任せてみちゃどう? 例えばぼくとか」冗談とも本気ともつかぬ口調で。
GM/アクシア:「心配無用、蔵人に頼るほどじゃないわよ」
蔵人:「ありゃ。やっぱ頼りない男かねえ、ぼくって」ばつが悪そうな苦笑いを浮かべて…ふと、真顔に。
GM/アクシア:「………でも、あれは確かに。“シュネルギア”だったわ」
GM:アクシアは少し考え込んでいる。
GM/アクシア:「それに敵の大軍……」
GM:アクシアは蔵人を見る
GM/アクシア:「ま、そーゆーこと。頼りにはしてるんだから。あの子たちのこと、頼んだわよ」
GM:にこっと笑う
蔵人:「…ま、たまにゃ本業の方やっとかないと。エライ人に怒られちゃうしねぃ。それに…」
蔵人:「時代錯誤だけど。仲間の仇討ち合戦ってのも悪くない、なんてね」死んでねえ、とツッコミがはいりそーなコトを真顔で言う阿呆。(笑)
GM/アクシア:「私の怪我が治るまでに何とかしなかったら、松葉杖で百叩きね」
GM:にっこり。
GM:そう、アクシアはスチール製の杖を指し示す
蔵人:「…善処するヨ」カクカクと音がしそーなくらい、ぎこちない笑顔。
GM:面会を終えた蔵人は、病院の前で携帯が鳴る。
蔵人:「…ま、ホントは。子供の面倒見られるよーな大層な身分でも人柄でもないんだけど、ねぃ」ボヤいてから、携帯を取り出し、通話。
GM/ヴィヴリオ:『私だ…』
蔵人:「ああ、こりゃどーも。…珍しいですやね、大佐直々ってのは」変わらぬ口調。ただ少し、冷たいものが混じる。
GM/ヴィヴリオ:『今回の敵軍の全容が掴めた。会議室にドライバーたちを集合させろ』
GM:プチっと切れる
蔵人:「…ふむ。何やらキナ臭くなってきたねぃ…。冴えない見習いメカニックに何が出来るやら」
GM:なんかありゃどぞり
蔵人:「ま、どうあれど。人の身でやれることはやっとけ、byおやっさん」気楽な口調で、鼻歌なんぞ歌いつつ。基地へと足を勧める。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠