エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第23話『裏切りの行方』◇

「つっ、つべこべ言わないの! もしかしたら、何かの罠かも知れないでしょ? 探求あるのみッ!」 ――トゥアレタ・クレーリオン

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1///
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告

「やぁやぁ、出迎えご苦労さん」
 天使大戦において合衆国軍に所属し、天使兵たちを率いる指揮官であったその男が、ヤシマに亡命してきた。
 その彼が、手土産と称したトランク。ふとしたことから開いてしまったその中には――ひとりの、少女。

「お父様は、わたしのことをヤシマの中将さまに売ったのですよ」
 自らを、人間ではないと語る少女。

「彼女が生きていても良いことにはならない。――それは自明の理、でしょう?」
 寂しげな、だが真意を見せない瞳で呟くのは。

「あえて言います。――彼女を殺しなさい」
 微笑む少女。
 切られる鯉口。
 斬撃が鞘走り――、一閃。

 エンゼルギア 天使大戦RPG 第23話
 『裏切りの行方』

「言ったはずですよ。――旧交を温めに来たのではない、とね」


シナリオハンドアウト
▼PC1 レオンハルト・トゥルナイサー  ギアドライバー/ファランクス
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
 ダーザイン:【ミシェルからの好意】
 合衆国からの亡命者、ノーマン・ベイカー中将が持っていたトランク。
 その中に詰め込まれるように眠っていた1人の少女と、君は出会う。
 ベイカーが「手土産」と称した彼女は、無垢な笑顔で君に笑いかけた。

▼PC2 矢神 翔一  ギアドライバー/スナイパー
 ナビゲーター:香夜・リヒトヴィッツ
 ダーザイン:【カノンからの隔意】
 合衆国からの亡命者、ノーマン・ベイカー中将が伴ってきた黒髪の少女、カノン。フーファイターライダーとして紹介された彼女も、ヤシマへの亡命を希望しているとは言うが――。
 ヤシマ人と見まがうばかりの容姿とは裏腹に、彼女の態度は酷く冷たいものだった。

▼PC3 ジークベルト・ノイマン  情報将校
 ダーザイン:【維馬篭代胤からの有為】
 瑞穂基地に合衆国からの亡命者がやって来るという。彼をヤシマに招き入れたのは、かの陸軍中将、維馬篭代胤その人であった。
「一筋縄では行かない方ですが、それゆえ使い道も多い。――彼の身辺に気を配り、万が一の無いよう務めてください」
 それがとんでもない難題だと、君は後に身を以って知ることになる。

▼PC4 八田 鏡平  機械化兵
 ダーザイン:【ノーマン・ベイカーからの侮蔑】
 ――ノーマン・ベイカー合衆国天使軍中将。
 君は、この男の名を片時も忘れたことは無い。天使大戦勃発以来、合衆国天使軍第7艦隊の提督として大いにヤシマ軍を苦しめ、君の居た部隊を全滅させた男。
 その彼が、何をのうのうとヤシマに亡命してくるのか。君は大きな怒りと一抹の不安を伴い、この男を迎えることになる。


自己紹介
レオンハルト:「………レオンハルト・トゥルナイサーです」
レオンハルト:「階級は少尉、シュネルギアに乗っています…」ぽそぽそ
レオンハルト:基本的に天才肌なやつです。
レオンハルト:シュネルギアの操縦に天才的な素養を見せ、別の部署から引き上げられた、と言う経緯があります。
レオンハルト:そんなこともあって家族の期待を一身に受けつつ。てきとうにへいこらと
レオンハルト:猫の世話や、犬の世話や、兎の世話をしています。
レオンハルト:トゥアレタとは婚約者だったようですが、彼女の両親が死んでからは形骸化中
レオンハルト:シナリオダーザインは【ミシェルからの好意】、PCは【八田からの期待】
レオンハルト:以上

翔一:「矢神翔一。矢神でも、翔一でもいい。よろしく」
翔一:「達観してる、とはよく言われるよ。単に覇気に欠けるだけだろうけど」
翔一:「結果が見えているのなら、努力なんて何の意味もない。……と思っていたけどね」
翔一:「でも、例え結果が決まっているとしても」
翔一:「少しでも、何かが変えられるのなら。誰かのために戦うのも、悪くないのかもしれないな」
翔一:クラス:ギアドライバー/スナイパー。ナビゲーター:香夜
翔一:所持ダーザイン:【セラピアからの興味/2】【香夜からの信頼/2】【自己の侮蔑/2】
翔一:シナリオダーザイン:【カノンからの隔意/2】【レオンからの腐れ縁/2】
翔一:以上(オーバー)

ジークベルト:「G3大尉ジークベルト・ノイマンだ」
ジークベルト:「戦局はいよいよ厳しいものとなってきたが、各々が持てる力を十分発揮し、一層奮起してもらいたい」
ジークベルト:「(苦笑して)とりあえず、難しいことは我等大人に任せて、思いっきり暴れて来い」
ジークベルト:統一帝国人とヤシマ人のハーフ。統一帝国籍であるが、生まれも育ちもヤシマのため、そのメンタリティはヤシマ人のそれに近い。
ジークベルト:しかし幼年兵として、幼い頃から統一帝国のために働いてきたため、その忠誠心に疑問を差し挟むものはいない。
ジークベルト:ダーザインは【統一帝国からの信頼/2】【維馬篭代胤からの期待/2】
ジークベルト:加えて【維馬篭代胤からの有為/2】【矢神翔一からの信頼/2】、以上。

鏡平:「ん、オレぁ八田。よろしく。いちおー中尉だねぇ。ただ単に死んでないだけって気もするけど、ま、気にしない方向で」
鏡平:「ま〜これでも結構辛い過去があったりするんだぜ。何なら、今度ゆっくり話そうか?」
鏡平:「え?もっと俺のこと聞きたいのかい?はっはっは、中々に物好きなクソガキだねぇ。でも、俺は夜勤明けなんでまた今度」
鏡平:普段から、大雑把で細かいことは気にしないテキトーな性格
鏡平:#ダーザインは
鏡平:【フリューゲル・ズィーガーからの信頼/2
鏡平:【烏丸 天音からの純愛/2】
鏡平:【ノーマン・ベイカーからの侮蔑/2】
鏡平:【ジークベルトからの不安/2】。以上


■オープニングフェイズ/シーン1 「敗北の記憶」
 シーンPC:鏡平。

GM:1999年、7月5日。
GM:太平洋上――ヤシマ八門結界内、海上ギガプラント2号機近海。
GM:ヤシマ海軍ギガプラント防衛艦隊所属、空母「赤城」の甲板上。
GM:突如として防空警戒網が死に絶え、帝都との連絡が途絶え、本国に3発のミサイルが落ちたらしいという噂と共に出現したのは。
GM:夥しい天使の群れ。――ホイシュレッケたち。

GM:艦隊司令「敵戦力は絶大だ。我が艦隊は既に包囲され――撤退は望めない」
GM:艦隊司令「敵は合衆国十字軍、第7艦隊提督ノーマン・ベイカー中将の名で降伏を勧告している」
鏡平:「あらまぁ」
GM:艦隊司令「もちろん、守られる可能性はゼロだ。敵は天使兵だからな。――諸君らの奮戦敢闘を期待する。以上だ」
GM:状況は最悪だ。40年戦役の時でもこうは行かないだろう。
GM:言うなれば1945年5月の、第2次ロッキー会戦と同じ、戦いにもならない殲滅戦の宣告か。
鏡平:「とうとう、俺も年貢の納め時ってか。今まで一度も払ったこと無かったんだけどねぇ」
GM/天音:「なら、やることは1つだよね、――鏡平」(僚機から通信)
GM/天音:「死中に活。――敵の指揮官を、討ってやるわよ!」
鏡平:「おうおう、でも、心中だけはごめんだからな」
GM/天音:「そうね。――あたしも、遠慮しとく」

GM:それならば、と。ギガプラント防衛艦隊は鬼神の如き奮戦ぶりを見せた。
GM:この日のために用意された最新式の戦闘機、あるいは完全機械化兵たちは戦力を一点に集中。
GM:全滅に近い損害を出しながら、敵旗艦、改エンタープライズ級空母の喉笛に喰らいつくことに成功したのだ。

GM/天音:「――鏡平、ごめん。あたしも、ここまでみたい」
GM:ノイズの向こうから、もっとも信頼してきた相棒にして恋人、烏丸天音の声が、途切れ途切れに聞こえてくる。
鏡平:「はぁ? 冗談にしちゃ笑えないぜ」
GM/天音:「あの空母に、敵の司令官が――お願い、鏡へ」(爆発音)
GM:最後の僚機の反応が消えた。ホイシュレッケに、喰われたのだ。
鏡平:「……え? お、おい…」
GM:だが、戦友たちの執念が実ったのか。自機と改エンタープライズ級の艦橋を遮るものは、もはや何も無い――。
GM:濃密な対空砲火さえ、一瞬、途切れたこの機会こそ――。
鏡平:「………畜生が……」
GM/ベイカー:「な、何だあの敵機は! う、撃て、撃ち堕とせぇ!」
鏡平:「………畜生がぁ!!」
GM:ミサイルが踊り、改エンタープライズの甲板が次々と吹き飛ぶ!!
GM:あと一歩で、敵旗艦の艦橋を潰せる――!
GM:そう確信した時、鏡平の意識は千切れ飛んだ。
GM:最後に見えたものは、黒い人間戦車のシルエット。
GM:そして、見えるはずのない、でっぷり太った老提督の冷や汗交じりの嘲笑だった――。
鏡平:「ち、カッコつけてもここまでかよ。情けねぇ……」
GM/ベイカー:「は、はは、は! よくやったカノン! さすがは――」
GM:………………。
GM:…………。
GM:……。
GM:その後、八田鏡平少尉(この戦闘後、中尉に任官)は奇跡的にギガプラント2号機に漂着。
GM:7月7日、ヤシマ海軍第五艦隊所属の偵察機に回収され、九死に一生を得ることになる――。
鏡平:「あ…まね………」
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「厄介な客人」
 シーンPC:ジークベルト。

GM:瑞穂基地、司令室。
GM:いつもの如く急な呼び出しを受けたジークベルトは、ヴィヴリオの他にもう1人、意外と云えば意外な人物の姿を見つける。
GM:ヤシマ陸軍中将、維馬篭代胤。
GM:窓辺に立ち、にこにこと人の好い笑顔を浮かべている純血のヤシマ人を、ヴィヴリオは務めて無視しているようにも見えた。
GM/ヴィヴリオ:「急な呼び出しで済まない、ノイマン大尉」
ジークベルト:「……お久しぶりです、閣下」
ジークベルト:「ところで、ご用件とは……」
GM/維馬篭:「こらこら大尉。まずは直属の司令官殿への挨拶が先ではないですか?」(にこにこ)>ジーク
GM/ヴィヴリオ:「…………」
ジークベルト:「失礼しました、ジークベルト・ノイマン大尉。ただいま出頭しました」
ジークベルト:少し動揺を隠せないようだ(笑)
GM/ヴィヴリオ:「貴官を呼んだのは他でもない。――厄介ごとの種を1つ、この基地に迎え入れることになった」
GM:不機嫌そうに、机の上にファイルを放り出すヴィヴリオ。
GM:その1枚目には、太った老軍人の写真が貼られている。見たところ、合衆国軍の高官のようだが……。
ジークベルト:「……これは!?」
GM/維馬篭:「彼の名はノーマン・ベイカー。合衆国天使十字軍中将の位にある方です」
GM:不機嫌そうに押し黙るヴィヴリオに代わって、唐突に、だがやけに自然に維馬篭中将が会話を引き継ぐ。
GM/維馬篭:「古都のヤシマ軍臨時本部に移送する前に、保安上の理由から、いったん瑞穂基地を経由することになりました」
ジークベルト:「亡命、ですか……」
GM/維馬篭:「見ての通り、彼は重要人物です。一筋縄では行かない方ですが、それゆえ使い道も多い」
GM/維馬篭:「そこで、ノイマン大尉。――彼の身辺に気を配り、万が一の無いよう務めてください」
GM:にこにこと、買い物でも頼むように気さくに言ってのける維馬篭中将。
ジークベルト:「この方が、本気でヤシマのためになるとお思いですか……?」
GM/維馬篭:「なりますとも」(即答)
ジークベルト:「彼のことは良くご存知でしょう」
GM/維馬篭:「それとも大尉は、私の見立てに不服でも?」(にこにこ)
ジークベルト:すこし考えるそぶりを見せて
ジークベルト:「……承知しました。“万が一”のことが起きないよう、最善を尽くします」表情を消して敬礼
GM:だが、これがどれだけ厄介な任務かは、ヴィヴリオの心底うんざりした表情からも推察できた。
GM/ヴィヴリオ:「……よろしく頼む、ノイマン大尉」
GM/ヴィヴリオ:「統一帝国から逃げ出し、今度は合衆国から亡命――ふざけた男だが、拒否することもできない。頼んだぞ」
GM/維馬篭:「おやおやヴィヴリオ。その一端は貴女の頑張りのせいなのでは? 負けが込めば、それは逃げ出したくもなるでしょう?」
GM:くっく、と笑う維馬篭中将。
GM:ヴィヴリオは、これ以上の問答は無用とばかりにだんまりを決め込んでいる。
ジークベルト:「承知しました」
ジークベルト:(やれやれ、これはただではすみそうにないな……)
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「蝙蝠と黒鴉」
 シーンPC:翔一。

GM:瑞穂基地、滑走路を臨むことができるレストルーム。
GM:今、第2滑走路にホルテンXXBが着陸し、搭乗していた「賓客」を降ろしているところだ。
GM:護衛任務を指揮したアクシアや、ホルテンに随行した4番機のパイロットたちまで出迎えに狩り出されているとなれば、相当の大物なのだろう。
GM:やがて姿を見せた、でっぷりと太った軍服姿の男。
GM:出迎えたちへ鷹揚に手を振るのを、翔一と香夜は窓越しに眺めている。
GM/香夜:「合衆国からの亡命ですか……ちょっと複雑です」
GM:少し困ったようにはにかみつつ、ベイカーを評する香夜。
GM:彼女が瑞穂基地に来てから“慣れる”までの振る舞いや知識、言動からして、あの男と同じ出自であることは間違いないだろう。――認めたくないことでは、あるが。
翔一:「……随分と丁寧な出迎えに、立派な軍服だな」
GM/香夜:「伊音さんが言ってました。ベイカー中将は世界大戦の時から軍人で、当時は統一帝国軍に居たって」
GM/香夜:「でも、統一帝国軍がロッキーで全滅した頃、天使研究に関する機密文書を手土産に、合衆国に亡命したんだそうです……」
GM:どこか昏い色が、彼女の瞳に揺れる。
翔一:「童話の古人曰く、蝙蝠」
GM/香夜:「?」(きょとん、と翔一を見上げる)
翔一:「蝙蝠と自分を比べるなよ、香夜」
翔一:ぽん、と見上げた香夜の頭に手を乗せて。
GM/香夜:「?? ……ふあっ?」
GM:なんかよく分かってないらしいが、でも嬉しそうだ(笑)<香夜
翔一:「昔の童話にあるのさ。ああいうのを表して蝙蝠とね。あっちへふらふら、こっちへふらふら」
翔一:「お前は、“ここ”にいるだろ?」
GM/香夜:「そうなんですか……。あ、そうだ翔一さん! こんどそのお話きかせ」
GM:唐突に、バンッ、とガラス窓が揺れた。
GM:英雄気取りで階段を下りた老軍人に続いてホルテンから降りてきた少女の姿に、香夜は釘付けになっている。
翔一:「……自前の護衛付きか。随分と念のいったことだ」
GM:人間でも入りそうなほど大きなトランクを、事もなげに運びながらタラップを降りてくる黒髪の少女。
GM/香夜:「うそ――カノン、ねえさま?」
翔一:「……。知り合いか?」
GM:15歳くらいだろうか。ヤシマ人と見まがうばかりの黒髪に――神秘的な蒼い瞳。
GM:ふと。
GM:その瞳が、こちらを射抜いたような気がする――!
GM/香夜:「あッ、はい。……あの人は、カノンねえさまは、わたしと同じで、フーファイターライダーで、そのあの」
GM:少し話しにくいのか、言葉に詰まる香夜。
翔一:「――――(かすかに眉根を寄せて)いや、後で聞くよ。それよりも」
翔一:「会いに行って、みるか?」
GM/香夜:「……あ、はい。あぅ、でもその」(嬉しいような、恐いような?)
GM:そんな彼女の様子を見ながら。
GM:翔一は、波乱の気配を感じ取っていた――。
翔一:「――しかし、怖いな。あの目は。――なんか、昔の自分を見ているみたいで」
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン4 「開けてはいけない」
 シーンPC:レオンハルト。

GM:レオンハルトとトゥアレタの2人は、合衆国天使十字軍中将、ノーマン・ベイカーの乗ったホルテンの護衛任務を無事に終え――まだ解放されなかった。
GM/アクシア:「ゴメンね2人とも。まぁ見栄えってゆーか、気持ちの問題ってヤツ?」
GM:と、よく分からない理由でアクシアに説得され、出迎えの列に並ばされているのである。
GM/トゥアレタ:「…………」(こめかみに#マークが浮かんでいる)
レオンハルト:「ふわーー………」欠伸
レオンハルト:こしこしと目を擦る
GM:それもあってか、不機嫌に呟くトゥアレタ。
GM/トゥアレタ:「亡命者、ねえ。……要は裏切り者でしょ? なのに見てよ、まるで英雄気取りじゃない」
GM/トゥアレタ:「あんまり、仲良くはなりたくないタイプね」
レオンハルト:「敵の敵は味方ってことでしょ」
GM/トゥアレタ:「それはそうだけど。……でも」
GM:機嫌よくタラップを降りてくるベイカーに続いて、姿を見せる黒髪の少女。
レオンハルト:「トゥアレタが仲良くなりたいって言う人のほうが少ない気はするなぁ…」ぼんやり
GM:彼女は、人間でも入りそうなほど大きなトランクを苦もなく携えて歩いてきて……レオンの前で足を止める。
GM/トゥアレタ:「ちょっとレオン! それどういう意味……あ」
GM:かーッ、と赤くなるトゥアレタ(笑)。
GM:じー、と2人を見ている黒髪の少女。
レオンハルト:にっこりと微笑む>黒髪の少女
レオンハルト:「お持ちしましょうか、フロイライン?」
GM/カノン:「貴方たち、あの人間戦車のパイロットね?」>レオン&トゥアレタ
レオンハルト:「………そうなのかな?」トゥアレタを見る<あの
GM/トゥアレタ:「そうなるでしょ。この人だってホルテンに乗ってたんだし」>レオン
GM/カノン:「では、お願いします」<荷物>レオン
GM:抑揚の無い声、感情の読めない表情。
GM:八坂凍とは違う――人形のような雰囲気を持った少女だった。
レオンハルト:「はい、お預かりいたします」
レオンハルト:にっこりと微笑み、トランクを受け取る
GM/トゥアレタ:「……はぁ?」(ぽかーん)
GM/カノン:「このトランクは。あの方――ノーマン・ベイカー中将の部屋まで運んでください」>レオン
GM/カノン:「決して開けたり、中を見たりはしないように」
レオンハルト:トランクとカノンを交互に見て、頷く
GM:一礼し、トランクを置いて去っていくカノン。
レオンハルト:「じゃトゥアレタ、一緒に行こうよ」
GM:憮然とした表情で、トゥアレタがコメントする。
GM/トゥアレタ:「何、あれ……。ってちょっとレオン、鼻の下伸ばしてるんじゃないわよ!」(ごすッ、と肘突き)
レオンハルト:「これ、重くってさぁ…ごふっ」肘打ちで吹っ飛び
レオンハルト:トランクごと吹っ飛ぶ
GM/トゥアレタ:「…………」
GM:がらがらと転がったトランク&レオンを見下ろして。
GM:きらーん、と光る彼女の眼鏡。何やら悪巧みをしている時のそれだ。
レオンハルト:「酷いなぁ、トゥアレタったら…」頭を振る
レオンハルト:「………君がその目をする時は…」
GM/トゥアレタ:「ごめんね。……ねえ、レオン?」(助け起こしつつ)
GM:ぽそぽそと、耳打ちしてくる。
GM/トゥアレタ:「……開けちゃおっか、これ?」
レオンハルト:「………トゥアレタ………耳を貸しなさい」
レオンハルト:んーと、トゥアレタより小さい背で、胸を張りつつ
GM/トゥアレタ:「? いいけど?」(耳貸し)
レオンハルト:「………ふぅっ」息を吹きかける
GM/トゥアレタ:「〜〜〜〜ッッ!!」(真っ赤になって、ばぱッ、と離れる!(笑))
レオンハルト:「ははははは、やーい引っかかった引っかかった」
GM/トゥアレタ:「つっ、つべこべ言わないの! もしかしたら、何かの罠かも知れないでしょ? 探求あるのみッ!」
GM:がーっ! と唸るトゥアレタ。こうなった彼女を止めるのは、至難の業だ。
レオンハルト:「んじゃまぁ、僕の部屋で開けようか? 人に見られたくないしさ」
レオンハルト:「トゥアレタと二人きりになるのも、久しぶりだしさ」にこにこ
GM/トゥアレタ:「さっすがレオン、話わかるわね!」(腕に抱きつき)
レオンハルト:「トゥアレタが、実は生命の泉でも屈指の悪戯好きだと知っている僕だからねぇ」
GM/トゥアレタ:「そこは余計だってば」(むぅ、と膨れるが笑顔に戻り)
GM/トゥアレタ:「とにかく! そうと決まったらさっそく行くわよ。……あ、コーヒーくらい置いてあるわよね?」>レオン
レオンハルト:「はいはい、お姫様、おやつもお付けしますよ」
レオンハルト:トランクを重そうに抱えつつ
GM/トゥアレタ:「よろしい」(満面の笑みで)
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠