■今回予告
1990年代後半、某年某月、シュネルギア第一号機ロールアウト。
天使大戦の切り札として極秘裏に建造されたソレは、幾多の実戦と実験を経験し。数年後、研究用として解体され…以後、その消息は不明となる。 時は流れ1999年、夏。場所は激戦の続く瑞穂基地。
8番機として配備されたのは、既に型遅れとなったシュネルギア:ベーシック。大方の予想に反し、この機体は既存戦力に勝るとも劣らぬ戦果を叩き出した。
その一因は、機体に搭載された補助AI……アベル。
彼の未来予知じみた的確なアドバイスは、基地全体にとっての福音になるかと思われた。
けれど、夢見た未来は残酷で。
いつか砕ける理想ならば、いっそのこと―――。
エンゼルギア 天使大戦RPG 第22話
『夢の、向こう側』
私の先を往く、貴女へ。
せめて、穏やかな夢と優しい嘘を。 |