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Last Update/2012.02.05


◇ 第23話『裏切りの行方』◇

「ふはははは! さ、さすがだぞミシェル! お、おおお父様のために、死んでくれえ!!」 ――ノーマン・ベイカー

 

///////
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「狐と狸と」
 シーンPC:ジークベルト。

GM:応接室に案内されてきた亡命者、ノーマン・ベイカー。
GM:応対するのはヤシマ陸軍切っての傑物、維馬篭代胤である。
GM:むろん、基地での護衛監督役として、自分も同席しているのだが。
ジークベルト:一歩下がった位置で待機。
GM/ベイカー:「あの若き俊才が、今やヤシマの未来を担う軍の中核か。――お見事でありますなぁ、維馬篭どの!」
GM/維馬篭:「ベイカー殿も、矍鑠とされたお姿にお変わりなく。……はは、確かに懐かしき話ではありますが」
GM:再会を祝し、久闊を叙する2人。
GM:妙に、妙に白々しく和やかな雰囲気が満ちているのは気のせいだろうか……。
GM/ベイカー:「知っとるかね君ィ、維馬篭どのは昔、わしと同じ戦場を共にした戦友なのだぞ?」>ジーク
GM/維馬篭:「はは、お恥ずかしい。私もあの頃はまだまだ若輩。ベイカー殿の手腕に学ばされることも多かったものです」
ジークベルト:「なるほど……しかし今は要件を先に済ませましょう。旧交を温めるのは、その後でよろしいかと」
GM/ベイカー:「むぅ、君は真面目だな」
ジークベルト:(まさに狐と狸の化かしあいだな。もっとも豚と白竜といったほうがふさわしいが)
GM:ともかく、ふふん、と鼻を鳴らしてベイカーはジークベルトを見る。
GM/ベイカー:「維馬篭どののご尽力を思えば、大尉ごときに指図されるのは我慢せねばなりませぬか」
GM/維馬篭:「彼の剣腕は私の直伝でしてね。そこらの大佐よりは信頼できるかと思いますよ」
GM:フ、と涼やかな笑みでジークベルトを見る維馬篭。
GM/ベイカー:「ほう、そうなのかね?」>ジーク
ジークベルト:うなずいて「閣下が当基地にご滞在の間は、私が護衛の任に付かせていただきます」
GM/維馬篭:「では、私は中将殿の受け入れ準備がありますので、お先に失礼します」
GM:さらりと立ち上がる維馬篭(笑)。
ジークベルト:ああ、逃げた(笑)
ジークベルト:「維馬篭閣下と比べれば、まだまだ若輩者ですが、よろしくお願いします」表情は消している(笑)
GM/ベイカー:「ふーむ。しかし維馬篭どの直伝の腕前、披露される機会が無いに越したことはないが……見てみたいのう」(うんうん、と頷く)
GM/ベイカー:「さすがに演舞とはいかぬにしても……ちょっとだけ。ちょっとだけ何とかならぬか? なぁ君ィ?」>ジーク
ジークベルト:「機会があれば、そのうちに……」
GM/ベイカー:「機会など無ければ良いと儂が今いったばかりであろう? だからちょっとだけ見てみたくなるのだよ。分からんかね?」>ジーク
GM/維馬篭:「ははは。ではノイマン大尉、中将殿の御身に、けして失礼の無いように頼みますよ?」
GM:悠々と退室していく、鬼が1人(笑)。
ジークベルト:「それでは、基地をご案内します。どうぞこちらに……」ドアを開けて、慇懃に礼
GM/ベイカー:「ちッ、つまらん。これだからヤシマ軍人は」(ぼそ)
GM/ベイカー:「まぁ良い。気が向いたら頼むぞ君ィ!」
GM:バンバン! とでっぷり太った掌に背中を叩かれながら、ジークベルトはただ、ため息をつくしかなかった。
ジークベルト:(恨みますよ、維馬篭閣下……)
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン2 「トランクの行方」
 シーンPC:翔一。

GM:「賓客」が基地に来ようとも、命令が無ければ特に変わったことをするわけでも無い。
GM:午後の訓練に入ろうと基地内を歩いていた翔一と香夜は――だが、“彼女”に出会った。
GM/カノン:「あなたたち、人間戦車のパイロットですね?」
GM/香夜:「あ――っ」
GM:固まる香夜。
翔一:「(やれやれ。連れてくるのが早すぎたかな? ……というわけでもないか。この様子じゃ)」<香夜
翔一:「そういう君も、人間戦車のドライバーかな」
GM/カノン:「はい。フーファイターというものは、ご存知ですか?」>翔一
翔一:「ああ。戦った事もあれば……撃墜した事もある」>カノン
GM/カノン:「そうですか」(頷く)
GM/カノン:「私は、合衆国十字軍第7艦隊所属の、フーファイターライダーです」
GM/香夜:「…………」(少し、震えている)
GM:だが、彼女の様子など意に介した風も無く、黒髪の少女は翔一に訪ねる。
GM/カノン:「私は、ミサイル搭載型の人間戦車のパイロットを探しています」
GM/カノン:「彼らに預けたトランクがまだ届いていなかったので、話を聞きたいのですが……どこに居るかご存知ありませんか?」
GM:おそらく、レオンとトゥアレタだろう。訓練に出てこなければ心当たりもそう多くは無いが――。
翔一:「冷静なのもいいし、話をするのも構わないが」
翔一:「まずは自己紹介といかないか?」
GM/カノン:「ああ――それは、思いつきませんでした」
GM/カノン:「確かヤシマでは、異邦人から名乗るのが礼儀、でした」
翔一:「――だと思ったよ。そんな顔をしてた」<思いつかない
GM/カノン:「私はカノン。カノン・M(ミューズ)・ガイスト。合衆国十字軍中尉です」(す、と一礼)
GM:びくん! と香夜が震える。
翔一:……この時、俺は思った。
翔一:カノン・ミューズと矢神翔一はどこか似ている。だがそれゆえに、お互いを認められない……そんな予感を感じた。
翔一:「……(すぅ、と息をついて)瑞穂基地G3シュネルギア実験部隊所属シュネルギアドライバー、矢神翔一。階級は少尉だ」
GM/香夜:「翔一さん……っ」(ぎゅ、としがみつく)
GM:まるで、悪い夢をこれ以上見たくないと言いたそうに。
翔一:「……香夜」
翔一:俺がついてるから、と言うように。
GM/カノン:「矢神さん。そちらの方は?」
GM/香夜:「…………」
GM:彼女の震えは止まるが、答えることはできないようだ。
翔一:「香夜・H・ガ―ーいや、香夜・リヒトヴィッツ少尉だ」
翔一:「同じくナビゲーターだよ」
GM/カノン:「そうですか」(抑揚の無い声)
GM/カノン:「では矢神さん。私の質問にも答えてください」
翔一:「ああ。君が探してるのはレオンのことだろ。この時間なら、訓練室か、動物に餌でもやってるか……ま、確率高いのは部屋だろうな」
GM/カノン:「そうですか。では、探してみます。ありがとうございました」
GM:悠然と一礼するカノン。
翔一:「案内はいらないか?」
GM/カノン:「不要です……と、云いたいところですが」
GM/カノン:「どの道、断ってもついてくるおつもりでしょう? お願いします、矢神さん」
GM:再び、ぺこりと一礼。
翔一:「(この子とトゥレアタが一緒になるってのがどーにも不安だしな……)」苦笑。
翔一:「了解。香夜もいいか?」>香夜
GM/香夜:「…………」(こくん、と小さく頷く)
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「再会、あるいは初見」
 シーンPC:鏡平。
ジークベルト、登場済。

GM:あれから天使兵との実戦経験を買われ、瑞穂基地に配属となった鏡平。
GM:愛機のチェックをしていると、格納庫が俄かに騒がしくなった。
GM/ベイカー:「ほほほう! ここがヤシマ軍の最新鋭機が集う、瑞穂基地の格納庫か!」>ジークベルト
ジークベルト:「……で、こちらが格納庫になります」ベイカーを案内しつつ
GM/ベイカー:「成る程成る程、我らが合衆国とはずいぶんと趣が違うねえ、君ィ!」
ジークベルト:ひそかに顔をしかめていたり(笑)
GM:ばんばん! とジークベルトの背中を鷹揚に叩いている老人は……間違いない。
GM:あの時、改エンタープライズ級の艦橋に居た、あの男だ――!!
鏡平:「茜ち〜ん。例の騒音防止装置……うん?」
GM/茜:「あいよー、今そっちに……って、あれ?」
GM/茜:「どーしたのさ鏡平ー。そんな固まっちゃってさー。あ、もしかして惚れた女でも陣中見舞いに来てくれた〜?」(にしし)>鏡平
鏡平:「…………あれ、ダレ?」
GM/茜:「さぁ? あたしもよく知らないー」
GM/ベイカー:「な、何だね君は?!」>鏡平
鏡平:「俺っすか? まあ、ただの機械化兵っすよ。ただの」
ジークベルト:「紹介します、こちらは八田中尉。この基地のパイロットです」
GM/ベイカー:「ほーう、ほうほう」
GM:じろじろじろー、と鏡平をなめまわすよーに観察するベイカー。
ジークベルト:「どうかされましたか?」>ベイカー
GM/ベイカー:「ふーむ、そうか君は機械化兵か。機械化兵(マシーネンゾルダート)技術も随分と進んだものだ」
GM:うんうん、と感心したように腕組みしつつ、頷く。
鏡平:「おっさんに見られても嬉しくないんだけどなー」
GM/ベイカー:「いやなに」
GM/ベイカー:「ま、儂に言わせればだね。いつまでもこんな紙飛行機では天使兵には勝てんと言うことだよ!」
GM/ベイカー:「やはり時代は人間戦車だよ君ィ!」
GM:ばしばし、とジーク&鏡平の肩背を叩くベイカー中将(笑)。
鏡平:「へ〜ソウナンデスカ。チットモシラナカッタナー。ハハハ」
ジークベルト:「……ま、兵器論は後で論じましょう」
ジークベルト:身振りで“堪えろ”と鏡平に
GM/ベイカー:「ははは、気を悪くさせてしまったかな、機械化兵くん!」(えらそげに)
GM/ベイカー:「おお、そう言えば」(ぽん、と手を打つ)
GM/ベイカー:「儂はいちどヤシマ軍の戦闘機に危うく殺されかけたことがあってねえ」>2人
GM/ベイカー:「我が合衆国の人間戦車、フーファイターに無様に撃墜されたのだが、あれは肝が冷えた……と、これは失言でしたかな?」
鏡平:「いえいえ、事実でしょうからね〜しょうがないっすよ〜」ちらりとジークを見て
ジークベルト:どうどう(笑)
鏡平:「はぁ、そりゃ危ない所でしたねーで、その人間戦車には貴方が乗ってたんで?」
GM/ベイカー:「いやいや、儂はそこまで丈夫にはできておらんよ」
GM/ベイカー:「ん? どうしたのかね君ィ? 顔色が悪いぞ? まさかもぅ寿命が来たのか、んん?」>鏡平
GM:何だか、ねちっこく心配されている(笑)。
鏡平:「(だろうね)ん〜ニコチンがきれかけてるのかもしれませんねぃ。ま、気にしないで下さいな」
GM/ベイカー:「そうかそうか。まぁ、頑張りたまえ君ィ! この儂が来たからには、ヤシマの勝利は間違いないぞぅ?」>鏡平
GM:がはははは、と笑うベイカー中将。
ジークベルト:遮るように「それでは、その人間戦車もご覧になりますか?」ベイカーを促す
GM/ベイカー:「おお! それは是非!」>ジークベルト
ジークベルト:「それでは案内いたします、どうぞこちらへ」再び促す
GM:まだまだヤシマの戦闘機も捨てたものではないですぞ! と言ってるあたり、もちろんこいつは、鏡平のことなど微塵も認識しちゃいない。
GM/ベイカー:「おお、人間戦車といえば、儂がお持ちしたフーファイターはどうなっとりますかな? あれは従来の兵器概念を変えうる革新的な……」
GM:偉そうにべらべら喋るだけ喋ると、ベイカーは格納庫を出て行く。
ジークベルト:ベイカーの後ろで“すまんな”と身振りで>格納庫の皆に
GM/茜:「……何だよ、アイツ。えっらそーに」
鏡平:出て行った入り口に二人がいなくなったのを確認して中指立て
鏡平:「あのヤロウ……」
GM/茜:「鏡平も鏡平だよ。どーして一言くらい言い返してやら……わー」<中指
鏡平:「……今に見てやがれ。この、ポークヤロウが!!」
GM:おおぅ! と何かどよめきが格納庫に湧いた、と。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「トランクと女の子」
 シーンPC:レオンハルト。

GM:場所変わって、レオンハルトの部屋。
GM:トゥアレタの眼鏡が、窓からの光を反射して妖しく輝く。
GM/トゥアレタ:「ふふふ、猪口才な〜。この程度のセキュリティ、このわたしが突破できないとでも思っているなら、間違いだと教えてあげるわ〜」
GM:カタカタカタカタ……と、不規則なキータイプの音。
レオンハルト:隣で椅子に座り…優雅にコーヒーを。
レオンハルト:部屋の中には、学術書などがびっしりと並んでいる
GM/トゥアレタ:「レオン、コーヒーもう1つお願い!」(手だけ、びッと(笑))
レオンハルト:「はいは〜い」
GM:何か、携帯PCとトランクとの間には、コードが何本ものたくったりしている(笑)。
レオンハルト:足元には、ふわふわのもこもこの生物が犇いている
レオンハルト:「トゥアレタ、やっぱり僕が変わろうか?」
レオンハルト:コーヒーを差し出しつつ
GM/トゥアレタ:「ん。そうね、ちょっと最後のプロテクトが厄介だわ」
GM:お願いできる? と場所を譲るトゥアレタ。
レオンハルト:足元から、兎を抱きかかえて
レオンハルト:「んー………」
レオンハルト:PCの画面をじろじろっと眺めて…
GM/トゥアレタ:「きゃッ、ちょ、ヤダ! 胸に上らないで、胸に!!」(どたばた)
GM:何か、背中でトゥアレタと小動物が格闘しているようだ(笑)。
レオンハルト:「イオン〜、胸が羨ましいからって触っちゃダメだぞー、せらぴあもー」
レオンハルト:カタカタとキーを叩き、幾度か頷き
レオンハルト:「よし、これでクリアー」
レオンハルト:かちっとEnter
GM:と。トランクが諦めたようにピー、と電子音を発した。
GM/トゥアレタ:「……うー、やっぱレオン、変よその名前の付け方」
レオンハルト:「なぁに、いいじゃん。みんなかわい子ちゃんだからねー」
GM/トゥアレタ:「こっちの子、てくすって言うんだっけ?」(リスなど摘みつつ)
レオンハルト:「そ、それで、こっちの猫がトゥアレタ」
レオンハルト:ぶらんと持ち上げて
GM/トゥアレタ:「む〜〜〜〜って、え?」←こっちの猫
レオンハルト:「ほら、ちゃんと女の子だぞー」
GM:バシュン! バシュン! と解除されるロック。
GM:しゅー、と煙を吐き出しながら開いたトランクから転がり出てきたのは……全裸の少女だった。
GM/トゥアレタ:「そうね。……女の子ね」
レオンハルト:「……………」
GM:と、認識した瞬間、トゥアレタの肘打ちがレオンハルトを横合いからフッ飛ばす!
GM/トゥアレタ:「み、みみ見ちゃ駄目、レオンっっ!!」
GM:ごがすッ!!
レオンハルト:「むえたい!?」
レオンハルト:本棚に激突
GM:………………。
GM:…………。
GM:……。
GM:そして今。
GM:レオンハルトのベッドに腰掛けた少女は、トゥアレタの用意したオレンジジュースを、両手で持ったカップから飲んでいる。
GM:年齢は12歳くらいだろうか。細く色素の薄い白金の髪、澄んだ湖のような氷蒼の瞳、白磁のように真っ白な肌。
GM:制服の予備のYシャツもトゥアレタに徴用され、彼女に着せられているが、これはまぁ、諦めるしかないだろう。
GM/トゥアレタ:「後で洗って返してあげるから、借りるわよ?」
GM:というわけだ。
レオンハルト:「別にいいけどサー。トゥアレタのYシャツ貸してくれたら」
レオンハルト:膨らんだほっぺたを、氷嚢で抑えつつ
GM/トゥアレタ:「わッ、わたしのは胸が余るからダメってこの前……」
GM/少女:「ぷぅ、ありがとうございます。おいしかったのです」
GM:こくこくとジュースを飲んでいた少女が、にっこり笑ってぺこりとお辞儀をした。
GM/トゥアレタ:「あ」(止まる)
レオンハルト:「はい、お粗末さまでした」
レオンハルト:「僕はレオンハルト、こっちはトゥアレタ。で…君は?」
GM/少女:「あ、わたし、ミシェルって言いますですよ。初めましてなのです」(ぺこり)>2人
GM/少女:「それにしても……わたし、どうしておはようしてるですか?」
GM:きょろきょろと部屋を見回すミシェル。
GM:どういうわけか、部屋の小動物たちは彼女に近寄ろうとはしない。
レオンハルト:「そうだなぁ………君って、親戚に伊藤さんっている?」
GM/少女:「ミッシェル伊藤という名前の親戚はいないです、はい」(頷く)
レオンハルト:「まぁ、冗談は置いておくとして…」
レオンハルト:「トランクで寝るのが趣味だとか?」
GM/トゥアレタ:「…………」(こめかみのあたりを押さえている)
GM/ミシェル:「違うです。わたし、お父様のヤシマへのおみやげなのです」
GM/ミシェル:「おみやげなので、トランクに入っているのは普通でした」
レオンハルト:「………お父さんって…誰?」
GM/ミシェル:「はい。お父様の名前はノーマン・ベイカー。御年101歳の偉大なる提督さまなのです」
レオンハルト:「………」ぽんと、ミシェルの肩を叩く
GM/ミシェル:「?」
レオンハルト:「お父さんに似なくて…よかったね…」
レオンハルト:くぅっと、涙を流す仕草
GM/ミシェル:「はいです。……でも、きっとそのせいでわたしは要らなくなったのかもです」(しゅん)
GM/ミシェル:「お父様は、わたしのことをヤシマの中将さまに売ったのですよ」
GM:よよよ、と泣き崩れる(フリをする)ミシェル。
GM/トゥアレタ:「……この子たちはっ」(拳がぶるぶる震えている(笑))
レオンハルト:「………大丈夫、僕とトゥアレタが何とかしてあげるよ」
レオンハルト:「ね、トゥアレタ?」
レオンハルト:震えているトゥアレタに微笑む
GM/トゥアレタ:「ええ。そ、そうね……」(#マークひくひく)
レオンハルト:「うん、どうしたのトゥアレタ? 妬いた?」
GM/トゥアレタ:「ちッ、違うわよ!!」>レオン
GM/ミシェル:「ありがとうなのです。でも、それは少し難しいかもです。何故なら……」
GM/ミシェル:「わたしが、普通の人とは違う生まれの天使だからなのです」
GM:うんうん、と頷くミシェル。
GM/トゥアレタ:「……は?」(ぽかーん)
レオンハルト:「天使………君が?」なんだか、さっきから疑問符ばかりだな…と思いつつ
GM:もっと詳しい話を聞かないと。
GM:そう思ったとき、コンコン、とノックの音――。
翔一:「レオンハルト、いるか?」
翔一:と、だけ(笑)
GM:声がした(笑)。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン5 「うろたえる豚」
 シーンPC:ジークベルト。

GM:ひととおり基地を案内して回ったジークベルトは、士官用宿舎の一角にベイカー中将を送ってきた。
GM/ベイカー:「ふむ、大した設備では無いが、前線基地では仕方あるまい」
ジークベルト:「まあ基地ですからね、しかたありません」
GM:と、ジークベルトは宿舎の前に1人の少女が佇んでいることに気付く。
GM:確か彼女は、ベイカーが連れて来ていた……。
ジークベルト:「おや、どうかしましたか」
GM/ベイカー:「か、かかカノン中尉? 何故此処に――い、いや、私のトランクはどうした? 見当たらないようだが」
GM/カノン:「少々重たかったので、基地の方に預けましたが。何か?」
GM:心底不思議そうな声で、小首を傾げるカノン。
GM:対するベイカーの表情がみるみる不安に染められていくのが、滑稽なほど対照的だ。
ジークベルト:「彼女は?」ベイカーのほうを向く
GM/ベイカー:「ああ、君にも紹介しただろう! 私の亡命の立役者だよ」
ジークベルト:「ほう、それはなかなかに優秀なようですな」
GM/ベイカー:「カノン・M・ガイスト。フーファイターライダーだが、そんなことは君ィ、今は問題ではなぁい!」(喚く)
翔一:「そ。カノン・M・“ガイスト”中尉」横から顔を出す>ジーク
ジークベルト:「矢神少尉まで……」(苦笑)
GM/カノン:「案内を頼んでいます」<翔一>ジーク
ジークベルト:「ところで、誰に預けたのです?」>カノン
GM/カノン:「ミサイル搭載型の人間戦車のパイロットに。……ちょうど今、探しているところです」>ジーク
GM/ベイカー:「あ、ああアレは大切な物なのだぞ? ど、どうするつもりなのだ?」
GM:ぬああああ、とベイカーが頬をかきむしる。
GM/ベイカー:「も、もしアレが勝手に開けられたりなどしたら、どうなるか分かっているのか中尉!」
GM:ぎゃあぎゃあと喚くベイカー中将。
GM/カノン:「ええ。ですから預けた者には、けして中を見るなと念を押しておきましたが」>ベイカー
翔一:「そんな危険なものなら、もっと丁重に自分で扱うべきだと思うんですがね」ぼそ(笑)<ベイカー>ジーク
ジークベルト:「レオンか……」
GM:ぐるん! と老人とは思えない勢いで、ジークベルトに向き直るベイカー。
GM/ベイカー:「き、君ィ! あ、あああのトランクだ! すぐに探しに行くぞ!」>ジーク
ジークベルト:「わかりました、私が探してきます。閣下は部屋でお待ちください」
ジークベルト:「それから、くれぐれも一人で出歩かないように。みだりにあるいては、命の保障をいたしかねますので……」
GM/ベイカー:「も、もももし何かあったら、ただでは済まんのだよ君!」
GM:じたばたと暴れるベイカー(笑)。
翔一:とりあえずベイカーから後ろの香夜は見えないように遮っておこう(笑)
GM:うん、香夜もしっかり翔一の影に隠れている(笑)。
GM/カノン:「……護衛の任務、引き継いでも構いませんが」>ジーク
GM/カノン:「手分けして探したほうが、効率も良くなるでしょう」
ジークベルト:「よろしく頼む、カノン中尉」
ジークベルト:「それではいこうか、矢神少尉」ベイカーを部屋においていく(笑)
翔一:「いえ、俺はできればカノン中尉とご一緒させていただきたいのですが」さらり(笑)>ジーク
ジークベルト:「(苦笑して)いいだろう、カノン中尉もいいかな?」
GM/カノン:「私? 私は構いませんが……」(ちらり、とベイカーを見る)
GM/ベイカー:「ぬ、ぬうう。分かった。今すぐトランクを取ってきたまえ!」>ALL
ジークベルト:「それでは閣下、部屋にてごゆるりとお待ちください」
GM/ベイカー:「私は部屋で待つ。……ふん、こんなボロ官舎、案内など要らぬわ!」
GM:ずんずん、と不満げにベイカーは高級士官用のブロックに歩いていく。

翔一:「……ところで、アレが例のアレなんですよね?」ぼそぼそ(笑)<ベイカー>ジーク、鏡平
ジークベルト:「そうだ、厄介ごとの種だな」(苦笑)
鏡平:「ん〜何かあったん?」ふらふらと歩いてくる
翔一:「ああ。どーもあの亡命者のお方がとても大事なものを無くされたそーで」さらり(笑)>鏡平
ジークベルト:「八田中尉も来てくれないかな」(苦笑)
GM/カノン:「八田さんは、どうされますか?」(素朴な疑問ぽく)>鏡平
GM/カノン:「仇を取られるのでしたら、またとない機会かも知れませんが」(さらり)
翔一:「…………」頭を抱える(笑)<カノン
鏡平:「ん? あんたは?」>カノン
GM/カノン:「私は、カノン・M・ガイスト。フーファイターライダーです」>鏡平
GM/カノン:「あなたのジャケットのパーソナルマークには、見覚えがあります。……太平洋、ギガプラント2号機近海で撃墜したはずですが」
GM/カノン:「生きていらしたとは、重畳でした」(礼)
鏡平:「(シケモクをとりだして)じゃあ、そのとき死んだんだろうな。俺もアンタと同じ“ガイスト”ってことかねぇ」
翔一:「仇を取るならこっちの懐に居る以上、正面からやる必要はないわな……」
GM/カノン:「……失礼しました。血縁者、あるいは縁の深い方である可能性を失念していたようです」(いまいちど、礼)>鏡平
ジークベルト:「カノン中尉、今はトランクの捜索が先決だ。それから八田中尉も手伝ってもらおう。いいね」
GM/カノン:「分かりました」(頷く)
ジークベルト:「場所は大体見当は付いている、トゥルナイサー少尉の部屋へ行くぞ」>ALL
GM:では、<探知>ロールしてください。目標値は5で>ALL
ジークベルト:むりぽー(苦笑) ということで、翔一頼んだ(笑)←感覚低いヒト
翔一:ナビ修正つけていいかにゃ?>GM
GM:シーンに居るので、OK>翔一
翔一:ロゴス3で探知1→2 &《鷹の目》使用
翔一:#10c2+3 <探知2>《鷹の目》
●ダイス:Yagami:10c2+3=3(2,1,3,4,4,3,2,6,6,3)+3= 6
翔一:合計8ロゴス消費で問題なく。
GM:では、皆が移動し始めたとき。
GM:ベイカーの去った方を見ていたカノンが、こう(英語で(笑))呟いたのが聞こえた。
GM/カノン:「滑稽な豚ぶりね、中将閣下。……私も、でしょうけど」
GM:長い黒髪の少女が侮蔑めいた言葉を、ベイカーの背中に投げたような……。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン6 「造られた天使」
 シーンPC:翔一。
レオンハルト、登場済。

GM:コンコン、とレオンの部屋の扉をノックする翔一。
GM:どたばたと、部屋の中から聞こえてくる慌てふためいた様子。
ジークベルト:「やはりここにいたか」確信した面持ちで登場
レオンハルト:「ちょ、ちょっと待ってくれるかなー」
レオンハルト:こいつには珍しく、慌てた声
翔一:「いるか、レオン? トゥアレタと人には言えないような事でもしてたかー」<どたばた
レオンハルト:「そう、そうなんだ。だから、今入ってこられると、僕がトゥアレタに撲殺されちゃうよー」
GM/香夜:「翔一さん……悪の匂いがします!」(ぐっ)
GM/香夜:「こういうときは、吶喊あるのみです! 伊音さんもそう言ってました!」
GM:どかーん! と扉を押し開けようとして、詰まる香夜(笑)。
GM:うーん、うーん。と一生懸命押している(笑)。
翔一:「また変な時代劇でも見せられたのか……まあいいけど」<香夜
翔一:「ま、武士の情けだ。30秒待つ」>レオン
翔一:「いーち、にーい、さーん……」
GM/トゥアレタ:「30秒で、どうやってこの子隠すのよレオン!」
レオンハルト:「もう諦めるしかないよ、トゥアレタ」
ジークベルト:「なるほど、な」(苦笑)
レオンハルト:「ちなみにそっちからだと引くんだよ、香夜」中からがちゃっと『押して』開ける。
GM/香夜:「きゃうっ?」(ころころ)
翔一:「ツッコミありがとう。もういいのか?」>レオン
GM/トゥアレタ:「って、あーちゃぁ〜」(しょんぼり)
レオンハルト:「やや、これは皆さんお揃いで…まぁ、しょうがないしね」>矢神
GM/カノン:「これはまた……素敵な結果ですね」
GM:無表情に、だが、どこか呆れたようなため息を吐くカノン。
ジークベルト:「気は済んだか」>レオン
GM:見れば、トランクに取りあえずミシェルを押し込めなおそうとしたトゥアレタ、それを止めようとしたレオン、きょとんとして動物まみれの2人を見ているミシェルの3人が、仲良くこちらを見返して来たところ。
ジークベルト:「それでは、入るぞ」ドアを開ける
レオンハルト:「ええと………とりあえず、コーヒーでもお出ししますね」
GM/カノン:「お願いします」>レオン
GM/香夜:「……えーっと」(反応に困ってる(笑))
翔一:「あるがままに受け容れよう。でないと話も進められない」部屋に誘導>香夜
ジークベルト:「ずいぶんと仲が良いな」>レオン・トゥアレタ
レオンハルト:「そりゃあなんたって、僕とトゥアレタは将来を誓い合った仲ですから」コーヒーを皆に出しつつ>ジーク
ジークベルト:「で、その娘は誰だ? 君たちの娘か?」
レオンハルト:「この子、実は僕とトゥアレタの隠し子なんです。トランクの中から出てきたりなんかはしてないんです」
レオンハルト:よよよ…と、ベッドに倒れ付す
翔一:「あなたまでその冗談に乗りますか」>ジーク<娘
GM/香夜:「娘さん……レオンさんと、トゥアレタさんの」(じー、とトゥアレタを見る。主にムネ)
GM/トゥアレタ:「な、ななな何よ香夜さん?」(どぎまぎ)
翔一:「……どうします、この人たち?」頭かき(笑)<娘とか>鏡平
鏡平:「俺に訊かれてもな。こっちのおねーさんに訊いてくれ」>翔一
鏡平:「あんまり、怒らんのねぇ」>カノン
GM/カノン:「……そんなことは、ありません」<怒る>鏡平
GM/カノン:「とんでもないことをしてくれました。この2人は、これ(と、ミシェルを視線で示し)がどれだけ危険なものか、分かっていないように見えます」>鏡平
鏡平:「なるほどねぇ。ただのオンナノコに見えるけど…」ミシェルを見る
ジークベルト:「この娘のことを知っているようだね」>カノン
GM/カノン:「…………」
GM/ミシェル:「あうあう〜。ダメですよ、カノンちゃん、怒っちゃや〜、なのです」
GM/カノン:「怒ってなどいません。呆れているだけです……」
翔一:「君でも呆れることがあるんだな」へぇ、という顔>カノン
ジークベルト:「とりあえずドアを閉めてくれ」>手近なヒト
GM/香夜:「あ、は、はい」(ぱたむ)<ドア

レオンハルト:「で、ジークさんは分かるとして、どうしたの八田さんと矢神くんは?」
レオンハルト:ベッドに座りなおし、何時もの調子で微笑み…膝の上で猫を撫で撫で
翔一:「探し物。主にトランクとかトランクとかトランクとか」>レオン
レオンハルト:「君が探しているトランクは、こちらのセラピアが入っているとランクですか、それとも香夜の入っているトランクですか?」>探し物
GM/カノン:「そうですね。できれば香夜・H・ガイスト入りを所望します」>レオン
レオンハルト:「残念ですが、嘘をついた貴方にはこの空のトランクを差し上げます」と、カノンに開いちゃったトランクを手渡す
GM/カノン:「……それは、残念です」(抑揚の無い顔で)>レオン
翔一:「なんだ、冗談も言えるんじゃないか。割と安心」>カノン
レオンハルト:「今の冗談だったのかな…」>矢神
翔一:「下手だけどな。アレは冗談だと認識した。トゥアレタも冗談は下手だろ?」>レオン
レオンハルト:「そうだねぇ、トゥアレタは冗談と部屋の掃除は下手だからねぇ」
GM/トゥアレタ:「…………」(きッ、とレオンを睨む)
ジークベルト:「さてと、順を追って話してもらおうか」何事もなかったように>レオン
レオンハルト:「そう、実は僕がトゥアレタに開けようって言い出したんですよ〜」と<順を追って>ジーク
GM/トゥアレタ:「え? ちょ、レオン?!」
GM:違います、実はわたしが……と、言いかけるトゥアレタ。
レオンハルト:にっこりと微笑む>トゥアレタ
GM/トゥアレタ:「ぅう〜〜〜〜」(赤くなって、ぺたん、とベッドの上にへたり込む)
GM:では、レオンが言い訳をしている間にですね。
GM:その他の方は<探知>を。今度は目標値7で(笑)。
レオンハルト:俺以外かYo(笑)
翔一:それは僕にロゴスを使えと言っていますか?(笑)
GM:別に失敗しても害は無いので、気楽に振るべし(笑)。
鏡平:じゃあ、ちょっと頑張ってみるかな
ジークベルト:ちょっとまじめに頑張ってみるかな
翔一:探知1→3の《鷹の目》でロゴス11消費
翔一:#10c3+3
●ダイス:Yagami:10c3+3=6(3,5,6,2,5,1,5,3,2,1)+3= 9
鏡平:探知を3にしてダイス+5
鏡平:#13c3
●ダイス:Kyouhei:13c3=7(4,2,2,2,2,4,3,4,4,5,1,5,3)= 7
ジークベルト:探知1→3ダイス5ブースト《忠誠》
ジークベルト:#8c3+4
●ダイス:Siegbert:8c3+4=5(6,1,3,2,1,4,6,3)+4= 9
GM:何だ、全員かい。頑張るなあ(笑)。
GM:では、3人とも。
GM:レオンが話す(まぁ、言いだしっぺは改竄されていますが(笑))事情を聞きながら。
GM:こうも上手く行くものなの、と。
GM:そんな風に、彼女の唇が動いたように思えたのは、気のせいだろうか。

鏡平:「ふむ………なるほどねぃ……」
ジークベルト:「とりあえず、事情は分かった。トゥアレタがそそのかしたこともな」にこり
レオンハルト:優雅にコーヒーを口に運びつつ。何時ものペースのレオン。
翔一:「で、自称天使のお嬢さん」>ミシェル
GM/ミシェル:「はい、何でしょうなのです」>翔一
翔一:「トランクなんかに詰められて、君は平気なのか?」>ミシェル
GM/ミシェル:「わたし、お父様にいろいろされるですから、身体は柔らかいですよ?」(ぐにー、と柔軟。確かに柔らかい(笑))>翔一
GM/香夜:「…………ぅ」(何かこう、思い当たったらしい)
レオンハルト:「………」指先で、ミシェルの胸を突く
GM/ミシェル:「やんっ?」(感度の好い反応)
レオンハルト:「おぉ、確かに柔らかい」
GM:ごすッ! とレオンの脳天に刺さる、トゥアレタの鉄拳!
レオンハルト:ぷしゅううううう………
ジークベルト:ゴス。さりげなくレオンの頭をなでる(笑)
レオンハルト:二発くらい、床に沈没。猫と兎、小動物sで埋まる。
翔一:「いや、そういう意味じゃなくて……なあ?」>ジーク、鏡平、レオン
鏡平:「そうそう、食事とかトイレとか大変でしょ?」
GM/ミシェル:「そんなことないです。わたしは人間ではありませんですから、食事やトイレは必要ないときは必要ないのです」>鏡平
翔一:「モノ扱いされて平気なのか? ってこと」>ミシェル
GM/ミシェル:「はい。わたしは人間じゃないのです。だから別に、構わないのです」>翔一
GM/カノン:「…………」(ふぅ、と息を吐き)
GM/カノン:「その娘は、純血の天使の複製です。名前から推察しているかも知れませんが、天使兵を統べる天使の長となるために、ミシェルは作られた」>ALL
ジークベルト:「純潔の天使だと……」
GM/トゥアレタ:「ミシェル……michiel……って、まさか、大天使長(ミカエル)?!」
GM:トゥアレタの叫びに、おもむろに頷くカノン。
GM:対照的に、にこにこと無邪気にミシェルは笑っている。
鏡平:「へ〜〜ホントかねぇ…」
ジークベルト:「いったいそんなものを作って、合衆国は何をするつもりだろうね」
翔一:「……(ふー、と溜息)」で、振り向いてカノンと目が合うって感じで(笑)
翔一:「……ああいうのが癪に障ってしかたない、って顔してるぜ」彼女にだけ聞こえる声で呟く。<ミシェルの無邪気な笑顔>カノン
GM/カノン:「そんなことはありません」>翔一
翔一:「まあ、それならいいけど。達観したフリは疲れるよな、お互い」>カノン
鏡平:「そうそう、変に身構えずに気楽にいこーぜ、な、ショーネンよ」>翔一
翔一:「そーですね。そのうち気楽にやるやり方、教えて下さい」>鏡平
GM/カノン:「…………」(じ、と翔一を見て、また視線をミシェルに戻す)
鏡平:「でも、何でそんなもん、持ってきた…っていうか、持ち出せたの?」>カノン
GM/ミシェル:「お父様は、わたしのお父様だからです」>鏡平
ジークベルト:「確か君が亡命の手引きをしたのだったね、カノン」
GM/カノン:「手引きをしたのは維馬篭中将です。私は、艦隊からの逃走手段を確保したに過ぎません」>ジーク
ジークベルト:「なるほど、ね」
レオンハルト:「でもさ、ミシェル」
レオンハルト:よっと立ち上がり、彼女の手を握る。
GM/ミシェル:「はいなのです」(頷いて)>レオン
レオンハルト:「君の手は暖かいよ。これは人間とか天使とか、そんなの関係無いことだよ」
レオンハルト:カノンの言葉を言外に、排除しながら。
GM/ミシェル:「そうですか? でも、わたしはレオンさんとは違うですよ?」(きょと)
レオンハルト:「一緒さ。僕も君も、生きているってことさ」
GM/ミシェル:「生きてる。はい、わたしもレオンさんも、生きてるです。……暖かい、です」(にこ)>レオン
レオンハルト:にっこりと無邪気に微笑む
GM:こちらもにっこりと。
翔一:「で、この子どーする?」<ミシェル>ALL
レオンハルト:「そりゃあもちろん、僕とトゥアレタで育てます」
ジークベルト:「この子のことは、しばらく黙っていてくれ」>ALL
レオンハルト:「ジークさんも、こう言ってることだし<黙って」
GM/トゥアレタ:「な、なんでわたしッ? ……て、いうか、その、レオン?」(うかーッ、と耳まで真っ赤になってる(笑))<僕とトゥアレタで
GM/ミシェル:「あ、それならわたし、皆さんにお願いがあるのです」>ALL
レオンハルト:「お願いですか、いいですよ」
レオンハルト:トゥアレタのうかーは、脇に押しつつ(笑)
GM/ミシェル:「わたし、お空が見たいのです。滑走路に、連れてって欲しいのです」
GM:彼女の、唐突な願い。
GM:それに、カノンは反対しない。
鏡平:「ほぅ…」ちらりとカノンを見る
GM/カノン:「何か?」>鏡平
鏡平:「いやぁ…別に」
レオンハルト:「それじゃあ…その格好だと目立っちゃうね。トゥアレタ…はダメか」胸を交互に確認し
レオンハルト:「矢神君、香夜の制服貸してくれる?」
翔一:「幸か不幸か丁度合いそうだしな」>レオン
GM/香夜:「あッ、わ、わたし服取ってきます!」(ぱたぱたぱた)
ジークベルト:「それでは彼女を着替えさせている間、少し待ってくれ、すぐに戻るから」
ジークベルト:そういって部屋を出る
レオンハルト:「他の人に言っちゃダメですよー」>ジーク
ジークベルト:部屋の外で、「基地内外の監視体制を強化してくれ」まどかか三穂に連絡をとる
ジークベルト:「それから、ベイカー中将の様子もな、何かあったら知らせてくれ」
GM/まどか:「了解です、大尉」
GM/三穂:「中将閣下は、今現在、生贄のレイモンド大尉にねちっこく絡んでいるところです……あッ、きゃッ、やだ、そんな展開ってアリなの?」(どきどき)。
ジークベルト:で、みなに合流
翔一:カノンに視線を送って、香夜を追って外へ。
GM:では、シーンエンドです。


■ミドルフェイズ/シーン7 「生への執念」
 シーンPC:鏡平。

GM:まぁそれは、ほんの気まぐれだったのだ。
GM:そらが見たいという少女に、遥か高い場所からの、どこまでも蒼いそらを見せてやりたいと、ほんの少し思っただけの。

GM:瑞穂基地、航空隊格納庫。
GM:唐突に、基地全体に鳴り響くサイレン。
GM:次いで、プシナプシナの舌っ足らずな放送が流れる。――つまり、とんでもない非常事態。
鏡平:「んぁ? マジですかい」
GM/プシナプシナ:「敵天使兵の大群を確認、本土接触まで――あと30分!」
レオンハルト:「マジみたいですね」
GM:そして、まるでタイミングを合わせた様に駆け込んでくる、豚野郎。
GM/ベイカー:「て、て、天使兵ッ!? ――やはり、アレは目覚めていたか。目覚めたアレを追って来たのか!」
ジークベルト:「さて、誰を追ってきたのかな」>カノン いるよね(笑)
GM:居ませんが(笑)<カノン
翔一:あ、俺もいません(笑)
ジークベルト:なにー!(笑)
ジークベルト:目を離さないつもりだったのだが、カノン。
GM:居るのはベイカーです(笑)。
鏡平:「アレ…とは?」
GM:青ざめ、ブルブルと震えながら叫んだベイカーが、次の瞬間血相を変えて壁際に走った。
GM:そこに置いてあるのは――分解整備のため、外されていたBvP504の20mm機関砲!
レオンハルト:「うわ?」
レオンハルト:と、棒読みで驚き、一歩下がる
GM:びゅん! と信じられないスピードで、レオンハルトの眼前を横切るベイカー!
GM/ベイカー:「何をしている、そこの機械化兵!」>鏡平
レオンハルト:「すばやいデブ?」
レオンハルト:「サモハンが実は親戚に」
鏡平:「ちょ、ちょっとオッサン。とーとつに何をしてるんかなぁ?」
GM/ベイカー:「いい、今ならまだ間に合う! 今すぐミシェルを殺せば、この基地は助かるのだぞ?」>鏡平
鏡平:「は?」
GM/ベイカー:「き、君たちもこの基地の兵士なら、わ、わわ私を手伝いたまえ!」
GM:ごばぁ! と轟音を立てて20mmを持ち上げるベイカー中将。
GM:これが、本当に齢100を越えようとする老人なのか?
レオンハルト:「おじいさん、無理はやめたほうがいいですよー」
ジークベルト:「何事ですか、閣下!」
GM/ベイカー:「非常事態だ。ついて来い、そこの君ィ!」>ジーク
GM:ごばあん! と響く轟音!
ジークベルト:「説明いただけますかな」
GM/ベイカー:「説明は後回しだ!!」(どどーん!)
GM:どーん、とぶった切れるシーン(笑)。
鏡平:「うぉう!!」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン8 「銃口」
 シーンPC:翔一。

GM:滑走路に出たミシェルは、青空を仰ぎながらくるくると嬉しそうに踊る。
GM:G3制服の裾がふわふわと揺れ、ひどく艶かしく泳いでいた。
GM:そして、鳴り響くサイレン。天使兵の接近を告げる声。
GM:ぴたりと、ミシェルは踊るのを止める。
GM/ミシェル:「みんなが、わたしを……迎えに来たのです……」
GM:寂しそうに、呟く。
翔一:「そうか。天使の主となるよう造られたのなら……」
GM/カノン:「…………」
翔一:「天使は彼女を求めてやってくるのも必然か」
GM:翔一に向き直って。
GM/ミシェル:「最期に、ほんとうの蒼い空が見れて、ミシェルは幸せです」
GM/ミシェル:「だから、もういいのです。――わたしを、殺してくださいなのです」
GM:何の前置きも無しに、そんなことを、言う。
レオンハルト:「ミシェル!」
GM/ミシェル:「あの天使たちは、わたしを探しに来たのです。だから、わたしが死ねば、天使たちは道しるべを失って、引き返すはずなのです」>レオン
翔一:「とか、言ってるが、どうする?」>レオン
レオンハルト:「関係無いさ、そんなこと」>ミシェル
GM/ミシェル:「関係ありますです。わたしは……」>レオン
レオンハルト:「僕はねミシェル、ある人に約束したんだ」
レオンハルト:遮る
レオンハルト:「僕が、この戦争を終わらせるって」
GM/ミシェル:「…………」
レオンハルト:「だからさ、どうせ闘わなきゃいけない相手なんだ」
レオンハルト:「ミシェルを殺して、引き返させたってどうせいつかやっつけるんだ、関係無いさ」
レオンハルト:そう、ミシェルの方に近づく。
翔一:「ま、確かに殺したところで必ず引き返すとは限らないだろうな。逆に主の仇と怒り奮闘になるかもしれないし」<レオンの言葉に続いて
GM/ミシェル:「レオンさ……」
レオンハルト:「だってさ、僕とトゥアレタは、ヒーローとヒロインなんだ。ハッピーエンドになるって決まってるからね」
GM/ベイカー:「そうはいかぁああん! 儂は、儂はこんなところで死ぬわけにはいかんのだよ!」
GM:と、格納庫の方から轟音。
GM:振り返れば扉が吹き飛び――滑走路に写る、一迅の影。
ジークベルト:「閣下、ご自分のやっていることが理解できていますのかな?」
GM/ベイカー:「無論だとも、ノイマン大尉」
GM:ずしぃん! と着地したそれが、ごふー、と息とも排気ともつかぬ音を振るわせた。
鏡平:「ああ言ってますが、おねーさんの意見はどうなのかなぁ?」>カノン
GM/カノン:「否定する理由はありませんが」>鏡平
鏡平:「あの天使兵なんだけど、どうすればいいかな?」>カノン
GM/カノン:「別に何も。……中将閣下にお任せすれば良いと思います」>鏡平
翔一:「素直に引き下がってくれると思います?」苦笑して<天使兵>鏡平
鏡平:「無理だろうねぇ…」
ジークベルト:「そんな柔な敵なら、われわれは苦労しない」
翔一:「なら、俺たちでどうにかするしかないでしょうね。……あの豚さんも含めて」銃を抜く>鏡平
ジークベルト:「もう一度云います、武器を下ろしてください。これ以上の行動は、敵対行為とみなしますよ」
GM/ベイカー:「敵対行為なのではない! これは、ヤシマの、君たちのためだ!」>ジーク
ジークベルト:「20mmぶっ放すことがですか?」
ジークベルト:こっちは、ベイカーを抑えています(笑)
GM/ミシェル:「あ、お父様。おはようございますなのです」
GM:とんッ、とミシェルがレオンを突き飛ばす。
レオンハルト:「う、うわ!?」
GM:そして、ジークはトンでもない力でベイカーに跳ね飛ばされる(笑)。
ジークベルト:「うお!!」
GM/ベイカー:「さ、さすがだミシェル。よく分かっているではないか……さすがは、私の娘だ!」
GM:ごうん、と20mmを向けるベイカーに、ぺこりとお辞儀をするミシェル。
レオンハルト:「止めろ!」
GM/ミシェル:「……レオンさんは、こんなことで死んではいけないです」(寂しそうに微笑)
GM/ベイカー:「ふはははは! さ、さすがだぞミシェル! お、おおお父様のために、死んでくれえ!!」
ジークベルト:ぶっ放す前にベイカーに切りかかって良いですか?(笑)
GM:死亡ゲージに入れる覚悟がおありなら(笑)>ジーク
ジークベルト:ぶ!(笑)
レオンハルト:( ; ゜Д゜)
GM:ドガガガガガッ!! と火を噴く20mm機関砲!
GM:蜂の巣になり、血や皮膚や臓物を滑走路に撒き散らしながら、ミシェルの身体が転がる――!!
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠