エンゼルギア研究所
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◇ 第24話『這い寄るもの』◇

「ヤるんなら、どっか他所でヤってよね」
――三条恭花

 

シーン1/シーン2/シーン3/エンディング:///
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■クライマックスフェイズ/シーン1 「安息の貫手」
 シーンPC:レイモンド。

GM:どうにか格納庫にたどり着いたシオン、トゥアレタ、凜、凍の4人の視界に飛び込んできたのは、凄惨な光景だった。
GM:甲高い鳥の鳴き声にも似た絶叫。
GM/加賀:「喰われる、解ける。俺が、俺で……なくなって、いく?!」
GM:ホイシュレッケの咆哮が、びりびりと格納庫を震わせる。
GM/加賀:「痛いイタイ痛いイタイイタイイタイタイタイイイイイ!!」
GM/トゥアレタ:「…………っ!」(思わず目を背ける)
シオン:「なんだよこれ・・・吐き気がする」
凜:「人を……取り込んでいると言うの!?」
GM/凍:「…………凜」(頷いて、軽く袖を引く)
凜:「うん、凍?」
GM/凍:「…………急がないと、間に合わない」
レイモンド:義手の指をスナップ。煙草に火をつける。
レイモンド:「……(´ヘ`)y-~~」
GM:ぞぶり、と背中の方に動いた天使兵は……だが、白いフーファイターの直前で、何かに弾かれて動きを止めた。
GM/加賀:「助け、タス、け、テ! 助け、タスタスタスタシタスタススス……!」
レイモンド:「……一本分だ。それ以上の時間は要らねェ」>天使
GM:ぎょろり、と動いた視線が――格納庫の奧の、シュネルギアを見て止まる。
GM/トゥアレタ:「こいつ、人間戦車を狙ってるの?」
シオン:「トゥアレタ、行こう。急がないと間に合わない」
GM/凍:「…………ヤツが邪魔で、行けない」
ジークベルト:「やはり、狙いはこいつか……」
ジークベルト:「皆、意識をしっかり保て。でないと奴に取り込まれるぞ!」
凜:「生憎と、そこまで柔な精神はしてませんわ、大尉」>ジーク
GM:この天使兵を撃退し、ドライバーたちをシュネルギアまで辿り着かせるのは……大人たちの仕事だろう。
ジークベルト:「いいか、私たちが道を開く! 開いたらわき目も振らずに駆け込め!!」
凜:「……拓いて下さいますわよね、道を」信頼の眼差し
GM:と、いうわけで。戦闘開始です。

◆戦闘の条件
・PCは全員、ヴィークルに搭乗していない
・敵天使兵はホイシュレッケ/ヤークト級の能力と推察される。
・但し、HPは通常型の倍。
・対人戦闘であるため、ダメージは自動的に[致]となる。
・《自動封鎖》があるため、基本的に倒さない限りシュネルギアにたどり着くことは出来ない。
・範囲制圧攻撃(《制圧射撃》)が可能。
・エンゲージは、PC全員で1つ、無人のシュネルギアとホイシュレッケで1つ

GM:てことで、各自【感覚】を宣言。ナビ修正は入れてOK。
凜:ナビ入れると【感覚】9
レイモンド:ヴィークル乗ってないと8だな、俺は
シオン:ナビ修正加えて6
シオン:ストライカーだから理知高いけど感覚低めだし
GM:安心しなさい、ヤークトの【感覚】は6ゆえ。
ジークベルト:素で3(笑)
レイモンド:格闘狙いなので、特に行動速くなくてもいいんで(笑)<〈突き返し〉狙い
凜:いや、制圧射撃って事は射撃>レイモンド
ジークベルト:倒すだけなら、私の【援護射撃】とレイぽの行動で十分だが
GM:あ、あとですね。
GM:[福音]発生させて倒すと、いいことがあります。
ジークベルト:だよな(笑)
レイモンド:おっけー。狙おうかね(笑)

GM:てことで、セーットアーープ!
ジークベルト:ではレイぽに【援護射撃】
GM:エンゲルシュヴァルトな演出しても良いぞ(笑)>ジーク
凜:さて、ここで指示に従って頂けると、漏れ無く行動順好きに出来るんですが……(笑)>大人組
レイモンド:とりあえず先に動けるようだから不要だ<リーダーシップ
凜:了解。それじゃ、お手並み拝見、と(笑)
シオン:タイミングを計りましょう。
ジークベルト:例の追加ルールーはありでしたね
GM:アリです。5レベルまで技能上昇もOK。
凜:いつの間に!?<追加ルール
GM:いつの間にか、追加されてました(笑)<GF誌で
GM/あやか:「すみません大尉! 八坂中尉たちは、ちゃんとそっちに着いてます?」(通信)
ジークベルト:「問題ない。後はバリケードを崩すだけだ!」>あやか
GM/あやか:「こっちはこっちで……あぁもう寄って来ないで!!」(断続的に銃声、通信)
ジークベルト:「すまない、もう少し持ちこたえてくれ」>あやか
GM:リンケ「こちらオスカー・リンケ特務曹長。格納庫、聞こえるか?」>レイモンド
レイモンド:「おぅ、なんだ?」>リンケ
GM:リンケ「居住区の方にも大物が出たのでね。生憎とこれ以上すぐにはギアドライバーを届けられそうに無い」
GM:リンケ「そっちに2組回せたと思うが、何とかなりそうか?」
レイモンド:「ああ、大丈夫だろ……おい、瀬奈あやか少尉。聞こえるか?」
GM/あやか:「は、はい! ……な、なんですかレイモンドさん、こんな時に」(ちょっと声が上ずっていたり)>レイモンド
レイモンド:「俺のカッコいいとこ、声だけでも聞きたくねぇか?(´ー`)y-~~」>あやか
GM/あやか:「…………」(通信機ごしに、頷く気配な吐息)>レイモンド
レイモンド:「いいね。いい女に期待されると、俺ァ燃えるんだよなァ……」
GM/あやか:「あ、あの……中尉!」>レイモンド
レイモンド:「おう、なんだ!」
GM/あやか:「頑張って……くださいね?」(銃声のなか、やけにはっきりと聞こえる)
レイモンド:「当……然ッ」ニヤリ。
ジークベルト:「私が足を止める。その隙に奴を!」レイぽ
ジークベルト:【軍略】3→5 《忠誠》使用 ロゴス30でダイスブースト
ジークベルト:さらに維馬篭・レイ・シオンのダーザインを昇華 成功度+24
ジークベルト:#30c5+28
●ダイス:Siegbert:30c5+28=25(4,2,4,3,6,1,1,6,5,5,2,1,5,4,4,4,5,4,3,6,4,2,
4,6,2,4,3,5,3,6)+28= 53
ジークベルト:53成功で
GM:では、通常行動で、凜が最初なんだけど。
GM:せっかくだから、通常型のホイシュレッケが1体、格納庫の入り口から、ぬっと姿を現してみようか(笑)>凜
GM/凍:「…………! 凜、後方にも!」
GM:凍が拳銃で先制するが、まるで効いてない。
凜:「全く……邪魔なのよ!」懐からちっちゃな宝石を取り出し「勿体ないけど……」
GM:ホイシュレッケ/シュトルム「QXIEEEEEEEEEEE!」
凜:ロゴス9点で〈誘導兵器2→5〉のダイスブーストに20点使用
凜:#25c5 〈誘導兵器〉《呪法爆弾》 「接続……解放……一斉射撃!」
●ダイス:Yasaka:25c5=18(5,6,3,6,6,4,5,4,1,1,3,5,1,4,3,3,2,6,5,5,6,5,6,6,1)= 18
凜:18成功で>ホイシュレッケ/シュトルム
GM:#7c3 回避〜。
●ダイス:SOUMA_016:7c3=1(1,6,4,6,6,4,6)= 1
GM:(笑)。
GM:えーと、差分値17ってことは……。
シオン:散ってないか?
凜:+15(軽)なので32点でつ<ダメージ
GM:ドガッ!! と打ち込まれた魔術が、ホイシュレッケ/シュトルムを吹き飛ばす!
GM/トゥアレタ:「……嘘?」(あ然)
シオン:「冗談みたいだ」
GM/トゥアレタ:「……凜さんにそんな才能があったなんて、迂闊だったわ」(考え込む)
凜:「大師父の“宝石”の称号は伊達じゃなくてよ」不敵な笑顔で>トゥアレタ
レイモンド:じゃ、俺かな?
GM:では、お待たせレイモンドの番〜。
レイモンド:ロゴス6消費で格闘3→5。ダーザイン【加賀修平からの尊敬/4】【あやかからの有為/4】【ハルトマンからの信頼/4】昇華。達成値に+24、援護射撃含めて+77。
レイモンド:さらにロゴスでダイスブースト、32個。リミッター解除宣言!
ジークベルト:「いくぞ! レイモンド!!」
ジークベルト:「ハッッ!!」
ジークベルト:手近なギアの拘束台に駆け寄り、支柱を切断。ホイシュレッケに向けて拘束台を倒す。
ジークベルト:#援護射撃の効果
GM/ホイシュレッケ:『GUEEEEEIIIIIIII!!!」
レイモンド:「いっくぜ……シュートッ」
レイモンド:#40c5+77
●ダイス:Raymond:40c5+77=36(3,1,6,1,4,2,1,5,4,4,2,3,6,1,6,2,5,1,5,4,2,4,5,
1,4,2,3,4,6,3,1,2,5,4,1,1,1,2,5,4)+77= 113
レイモンド:#4c5
●ダイス:Raymond:4c5=3(2,5,4,6)= 3
レイモンド:116成功!
シオン:鳴った!
凜:リーンゴーン♪ リーンゴーン♪ リーンゴーン♪
GM:拘束台が倒れ掛かり、動きが鈍った所に……レイモンドの身体が疾風の如く、駆け抜ける!!
レイモンド:壁を蹴り三次元的な機動で天使を翻弄し、天井すら蹴り飛ばして真っ逆さまに……
レイモンド:「歯ァ喰いしばれ加賀ッ! 一撃必倒、バーニング・フィストッ!」
GM/ホイシュレッケ:『serra,serra,serra……」
レイモンド:……で、義足にて抉り込む様に加賀の顔の埋まってる付近を蹴り通すッ!(笑)
GM:もう、回避する気もおこりませーん(笑)。
GM:(戦闘は終了で)
ジークベルト:「いまだ! 走れ!!」>ギアドライバーたち
シオン:「トゥアレタ、行くぞ! まったくトゥアレタの寝顔見られる数少ない機会をつぶしてくれた代償は大きいんだからね」
GM/トゥアレタ:「ッ! ちょ、シオン? こんな時に何言ってるのよ!!」
シオン:手つかんで走り出します。
GM:トゥアレタは手を引かれつつ走りつつ。
GM/凍:「…………凜、行こう」
凜:「ええ、行くわよ、凍。わたしたちの、戦場へ」
ジークベルト:「約束は果たした、後は頼んだぞ」>凜
凜:「了解。後はお任せ下さい、大尉」駆けながら敬礼>ジーク
ジークベルト:黙って答礼
GM:一瞬の攻防の後。
GM:ばしゃッ! とホイシュレッケの肉塊が飛び散る! ……そして。
GM:どちゃり、と生臭い音を立てて、崩れ落ちたホイシュレッケ。
レイモンド:「……ま、拳っつーて拳が飛ぶのが喧嘩か? って話でよ……武術だの何だのってな、成文化された卑怯の代名詞だろ」
レイモンド:すぅ、と大きく息を吸い。
レイモンド:「これで終わりだ……あばよ」
レイモンド:煙草の吸殻を、天使の身体に放り投げる。
GM:ヒュボッ! と燃え上がるホイシュレッケの残骸。
レイモンド:「……間違いなく一本分だ。燃えたろ……魂から、体までな」>天使
GM:炎上する肉塊の中に、浮かび上がる人間――加賀修平の、シルエット>レイモンド
ジークベルト:「まだ……生きているか……!」
レイモンド:「……って一緒に燃えてんじゃねーッ!?」あわてて救出します(笑)
GM:それはOKだ(笑)<救出
GM/加賀:「レイモンドさん……すんません、俺……」
ジークベルト:「良く耐えたな」>修平
レイモンド:「おぅ加賀、大丈夫か?」
GM/加賀:「……熱ィっす、死ぬっす。シャレになってねーっす」
GM:滂沱の涙で訴える修平。が、確かに彼の生命は、まだ燃え尽きていないと感じられた。
ジークベルト:「その分なら大丈夫だな……」苦笑
レイモンド:「そうか熱いか。それなら……」
レイモンド:「ま、ここから逃げるか。燃料だのなんだのに引火する前に、まず化学消化剤が降ってくるからよ」駆け出す!
ジークベルト:私もいったん離れます。
GM/加賀:「レイモンドさん……すんません、俺……」
GM:涙を流しながら、詫びる加賀。それがどういう意味なのか、言われずとも痛いほどレイモンドには分かっていた。
レイモンド:「おう、気にすんな。どうせ後でお前が泣くまでブン殴ってやっからよ……だから今は、何も言うな」
GM/加賀:「へへ、きっと俺、バチが当たったんすね……ずっと、レイモンドさんたち、騙してたか、ら……」
GM/加賀:「へ、へへっ、もっと色々仕事覚えて……俺も、マジでヤシマを、守……」
GM:がくっ、と気絶する加賀。
レイモンド:とりあえず医官に預けたいが。基地内は大丈夫か?
GM:いやいや、それどころか(笑)>レイモンド
ジークベルト:「肝心の奴のほうは、燃え尽きたかな……」様子を見ます。
GM:その時、この場に居る全員が気がついた。
GM/カノン:「Nearer, my God, to Thee, Nearer to Thee...」
GM:崩壊しかけていたホイシュレッケの破片が、もぞりと蠢くのを。
ジークベルト:「まだ生きている!!」
レイモンド:「あいたぁ……ふざけた生命力だな、こいつァ」
GM:まだ生きている“それ”が、黒髪の少女の歌声によって組み上げられていくのを――!!
GM:シーンエンド。

■クライマックスフェイズ/シーン2 「天使・再生」
 シーンPC:シオン。

GM:じぶじぶと蠢き、立ち上がっていくホイシュレッケの肉片。
GM:どこに潜んでいたのか、格納庫の天井から滴ってくるもの、床下から滲み出てくるもの、果ては入り口から這いずってくるものまでが、寄り集まり収斂し、再生していく。
GM/カノン:「E'en though it be a cross that raiseth me...」
GM:少女の歌声に呼び寄せられ、共鳴する白いフーファイターに導かれるように……。
GM/トゥアレタ:「そんな。いつの間に、これだけの敵がこの基地に……」
シオン:「くそっ、すごい速さで再生してやがる。トゥアレタ、起動チェックはバイパスしてすぐ行くよ。もたもたしてられない」
GM/凍:「…………話は、後。いまならシュネルギアを、起動、できる」
GM/トゥアレタ:「え、ええ。分かったわ!」
凜:「──Anfang!」
GM/トゥアレタ:「S.Q.U.I.D接合、ケルン……展開ッ!!」
GM:ハンガーに鎮座した白いフーファイターの前で、ホイシュレッケの肉片だったものは、シュネルギアをいびつに歪めたような、邪悪な存在へと変貌していた。
GM/カノン:「Still all my song shall be, nearer, my God, to Thee...」
GM:シュネルギア2番機、4番機のV機関が澄んだ音を立てて起動し、ケルンを展開するのと、シュネルギアの偽物が、咆哮を上げながら本物のシュネルギアへ掴みかかってくるのとは、ほぼ同時だった。
シオン:「ハードシールド! 気やすく触るんじゃねえ!」
ジークベルト:「いつもの格闘戦の訓練だと思え! 君たちならやれる!!」
レイモンド:「……」
レイモンド:ぱんぱんと、ポケットを探る。
GM:ビスケットが2つ(笑)>レイモンド
レイモンド:「……やれやれ、煙草も無しで殴り合いか? 勘弁してくれよ……」ビスケットをかじりつつ(笑)
GM/カノン:「Nearer, my God, to Thee, Nearer to Thee...」
GM:格納庫の中で対峙する両者。
GM:そこに、ヴィヴリオから緊急通信が入る。
GM/ヴィヴリオ:「状況はどうなっている、ノイマン大尉。シュネルギアとドライバーたちは無事なのだろうな?」>ジーク
ジークベルト:「どちらも現在は無事です。ただちょっと厄介なことになってますが」
凜:「今ちょっと、ライブで大ピンチ……かも」
レイモンド:「生身で天使との殴り合いになるのは初めてです、大佐」>ヴィヴリオ
GM/ヴィヴリオ:「そうか。――そいつの狙いは、恐らくシュネルギアだ。これまでと同じように取り込んで、自分の力にしたいのだろうさ」
GM/ヴィヴリオ:「ボクたちが手塩にかけて育てて来たシュネルギアを……そんなヤツの栄養分にされるなど、ごめんだよ」
ジークベルト:「大丈夫ですよ。こんな奴らにやられるほど柔には育ててませんから。私も、アクシアも」
ジークベルト:「手がすいたら、他のシュネルギアを格納庫周りに展開させてください」
GM:報告を聞いたヴィヴリオの声が、微かに笑みを含んだようにも思う。
GM/ヴィヴリオ:「それは無理だな」>ジーク
GM/ヴィヴリオ:「シュネルギアと天使兵が格闘しているような場所に、貴重なギアドライバーを踏み込ませられるわけが、ないだろう?」
GM/ヴィヴリオ:「どんな手段を使ってもいい。全力を持って敵の撃破にあたれ。ただし――」
GM/ヴィヴリオ:「他のシュネルギアには、傷1つつけるな。生身でなら殴ってでも倒せ。以上だ」>ALL
ジークベルト:「そんなことだろうと思いましたよ。分かりました、万が一の時は格納庫ごと吹き飛ばしてください」(苦笑)
レイモンド:「ボーナスは出るんですか?」ビスケットぽりぽり>ヴィヴリオ
GM/ヴィヴリオ:「そうだな。整備兵1人の不始末くらいは、どうにかしよう」>レイモンド
GM/トゥアレタ:「……だって、シオン。相変わらず無茶なコト、言ってくれるわよね!」
シオン:「無茶だろうがなんだろうが僕達ならできるって言うんだろ。期待に応えてやろうじゃないか」>トゥアレタ
GM/トゥアレタ:「……そうね。やりましょう、シオン!」
シオン:「建物の被害は考慮する必要無いんですね。ゼロ距離かましますよ」
ジークベルト:「かまわん、派手に壊しても良いぞ」>シオン
凜:「さて、と……弾薬の在庫は充分よね、少尉?」>シオン
シオン:「もちろんフル装備だ。殴り合いには向いて無いけどね」>凜
凜:「宜しい。これよりロッテの指揮を執る」《リーダーシップ》の予告
GM/凍:「…………凜」
GM/凍:「…………4番機は、この距離だと、戦えない」
ジークベルト:「2番機で抑えろ。その隙に4番機は距離をとれ」
凜:「ええ。わたし達で、彼等の動ける余地を作るわ。遠慮なく振り回しちゃって」>凍
GM/凍:「…………分かった」(頷く)
GM/凍:「…………私たちが、前に、出る!」
GM:では、戦闘を再開します(笑)。


■クライマックスフェイズ/シーン3
 第1ラウンド。

GM:エンゲージ状態などは次のとおり。

・エンゲージ1:シュネルギア2体、再生天使、ホイシュレッケ3体
・エンゲージ2:レイモンド、ジークベルト
・エンゲージ3:ホイシュレッケ3体(出入口付近)
【敵戦力】
・再生天使×1
・ホイシュレッケ×6(3体ずつ2グループ)
【特別ルール】
[高濃度エーテル空域]
・要するに《予測射撃》が多少弱体化(笑)。
[限定空間戦]
・シュネルギアの機動力が充分に発揮できない、狭い空間での戦闘。
・この状態では、シュネルギアは[失速]や[墜落]にならないが、こうした効果が発生した場合[転倒]する。[転倒]は、シーン終了時のペナルティを除き[墜落]の処理に準じる。
[天使力共鳴]
・天使力同士のぶつかりあいにより、福音が発生しやすくなっている状態。
・この状態においては、ロゴスによる技能が5レベルまで上昇する。

GM:以上です。
GM:では、各自ヴィークル込みで【感覚】をば。
凜:全部込みで【感覚】15
シオン:感覚9
レイモンド:8ね。ワルサーは抜いておきます。
ジークベルト:ヴィークルなんてない(笑) 3です
GM:てことで、セットアップー。
凜:《リーダーシップ》使用を宣言。順番動かすー(笑)
GM:では、凜の《リーダーシップ》は起動するとして、《援護射撃》はどーなるのだ。
ジークベルト:援護射撃は誰に飛ばそうかな
ジークベルト:一番効果がありそうなのは、シオンかな?
シオン:このターンはどつけないけどね。
凜:このターンはこっちのが効果的かな?
GM:入り口のホイシュレッケなら狙えるけど、あまり美味しくないですね(笑)<シオン支援
ジークベルト:フェイドアウェイ持ってないのか>シオン
シオン:ありませんがな
凜:経験点あったら取りなさい。《予測射撃》には必須だぞ(笑)
シオン:エンゲージからの離脱はメジャーアクション。エンゲージの封鎖はされてます?
GM:《自動封鎖》により封鎖中。でなくともここ、狭いからなー(笑)。
ジークベルト:凜も制圧射撃持ってなかったね
凜:無いけど《呪法爆弾》で充分(笑)<制圧
ジークベルト:凜を底上げしておくか
GM:それが《呪法爆弾》はエンゲージ内には撃てないんだなぁ(笑)。<誘導兵器で判定なので
ジークベルト:中途半端だー
シオン:経験点使用《フェイドアウェイ》取得いいですか?
GM:それを認めるとこの戦闘の意義が、と言いたいのだけど。でもOK(笑)。
凜:まあ、必要に応じて取るけどね、この手のは(笑)
ジークベルト:ではシオンを底上げしておくか
ジークベルト:「4番機離脱しろ。突入のタイミングは八坂中尉に任せる」
シオン:「了解」
ジークベルト:っていうことで、順番決めてください>凜
凜:んじゃ、順番は再生天使の前にシオン>凜>レイ>ジークで良いかな?
ジークベルト:いいですよ、私は
シオン:Okです
凜:それじゃ、援護射撃からどうぞ>ジーク
凜:これはセットアップなので
ジークベルト:軍略3→5 《忠誠》 ダイス10ブースト
ジークベルト:凜・G3のダーザイン昇華 成功数+16
ジークベルト:#16c5+21
●ダイス:Siegbert:16c5+21=15(4,1,4,3,1,5,1,4,3,2,6,4,2,4,1,2)+21= 36
ジークベルト:+36成功ブースト
GM:これはどういう掩護なんだ。やっぱりあれか、斬るのか、斬っちまうのか!(笑)
ジークベルト:演出行きましょうか(笑)
GM:うぃ(笑)。
ジークベルト:「頼んだぞ、居蔵少尉!」手近なクレーンに捕まり、一気に天井まで上昇。天井の鋼材を切りまくって、天使どもの頭上に落とす(笑)
GM/三穂:「ひゃーん、なんで私が−ッ」(クレーンを遠隔操作)
GM:てことで、シオンの行動どうぞー。
シオン:ここで鳴らしても、死亡ゲージ埋めて終わりだろうしなぁ・・・・。フルパワー突っ込んでも仕方ないし・・・。
GM/トゥアレタ:「とりあえず、ホイシュレッケを駆逐しつつ、あの再生天使に致命傷を与えるのが正解ね」
GM/トゥアレタ:「あぁもう! ミサイルの弾道計算なんかできっこないわよこんなとこで!」
凜:「この閉鎖空間だし、撃てば当たるわよ!」
GM/凍:「…………凜、それは、駄目」
GM/凍:「…………流れ弾が、味方に当たる、かも」
凜:「むぅ……わたしは派手なのが好きなのよ、派手なのが!」(猫の皮、剥げてる:笑)
GM/凍:「…………凜は、弾をたくさん、撃ちたがる」
GM/凍:「…………無駄弾が多いのは、よくない」(こくこく、と頷いている)
凜:「だって、教わったんだもの……“戦闘は火力!”」(誰にだ:笑)
GM/凍:「…………火力は、4番機の方が上」
GM/凍:「…………シュトルムは、その分、破壊力がある」
凜:「だから、プリマは譲ってあげてるでしょ。わたし達は、その分精度でカバーするわ。オペレートは正確に、ね」>凍
GM/凍:「…………うん、任せろ」(こくん)
シオン:「じゃ、露払いいくよ!」
凜:「吹き飛ばしなさい! 有象無象の区別なく!」>シオン
シオン:「パワードアーマー、全バーニアリバース! 距離をとるぞ」
シオン:《フェイドアウェイ》使用
GM/トゥアレタ:「了解! この閉鎖空間なら、逆についてこれないハズ!」
GM:ゴウッ! とストライカーが見かけに合わない勢いでその場を離れる。
GM/トゥアレタ:「シオン! 使うんなら98式改にしなさいよね。あれなら狙うの、楽だもの」
シオン:「そういうわけにもいかないって。エーテル誘導対天使ミサイル全弾スタンバイ。ターゲット、再生天使と取り巻きホイシュレッケ!」
GM/トゥアレタ:「だからぁ! 計算なんか要らないし、おっ着かないって言ってるじゃない!」
GM:と、喚きつつもしっかり制御プログラムを切り替え、目標を捕捉するトゥアレタ。
GM/トゥアレタ:「あーもう、ロックオンなんか要らないわよね? ……しっかり狙って、当てなさいシオン!」
GM/トゥアレタ:「この子の射撃精度なら、それで充分よ!」
GM:ピピピピピッ、と全ての天使兵がロックオンされる。
GM:さーこーい
GM:(あ、制圧射撃ですが)
GM:(目標が3グループしか居ないので、好きに使ってください(笑))
シオン:《接合》《予測射撃》使用【カノンからのまごころ/5】【ジークベルトからの期待/3】【合衆国からの憎悪/4】昇華、誘導兵器4から5へレベルアップ、ダイス追加30個
シオン:#44c5+60 いけ〜
●ダイス:Sion_TL:44c5+60=36(6,2,1,3,4,6,2,5,4,6,6,3,4,2,4,2,6,5,5,4,5,1,3,
4,2,2,3,5,4,4,5,5,6,1,6,1,2,1,4,6,4,2,5,2)+60= 96
シオン:鳴らなかった。
ジークベルト:惜しかったね
GM:12点ロゴスを使えば!(笑)
ジークベルト:死亡ゲージ埋めるには十分では(笑)
GM:うむ、ホイシュレッケは避ける価値がない(笑)。
GM:んで、再生天使は回避持ってない(笑)。
GM:ので、ダメージは幾つだー?
GM:……って、出目だけで死んでるじゃん(笑)。死亡ゲージゲット。
シオン:96+26=122ダメ
GM:駄目駄目(笑)<122ダメージ
シオン:「露払い終了。凜、よろしく!」
GM:再生天使「serra,serra,serra……」
GM:てことは、次は凜か。……美味しい出番だな(笑)。
シオン:ホイシュレッケの掃除と死亡ゲージ埋めは果たしたから文句なし。
凜:それじゃ、真打ち登場と行くか(笑)
GM:うい(笑)
GM/凍:「…………凜。今度こそ」
シオン:「一撃で決めろ!」
凜:ロゴス6点で《接合》使用&〈射撃戦闘〉4→5、ダイスブースト切り良く100個と(笑)
凜:【八坂凍からの信頼5】【侵入者からの偽装5】【レイモンドからの危機感4】【軍上層部からの期待4】【シオンからの有為4】【整備兵ズからのお姫さま4】をまとめて昇華して+52
凜:#121c5+52 〈射撃戦闘〉
●ダイス:Yasaka:121c5+52=101(5,5,6,3,5,3,2,6,1,4,2,4,5,2,5,6,1,1,5,1,2,4,
1,6,2,6,2,4,2,2,4,4,5,3,5,4,5,6,6,4,6,3,2,4,2,1,2,5,2,4,4,1,6,6,2,6,6,2,3,
3,6,1,3,1,3,1,4,6,1,3,3,1,3,5,1,1,4,6,5,1,1,2,2,1,1,1,4,3,4,4,1,5,3,1,6,3,
3,4,3,5,1,2,1,6,6,6,1,6,5,2,4,2,5,5,1,2,4,1,3,1,1)+52= 153
凜:「照準、精査、一点突破!」
GM/凍:「…………決める!」
GM:再生天使「serra,serra,serra……!!」
ジークベルト:「チェックメイト……だな」
レイモンド:ぽりぽりと最後のビスケットを食い終わる。
凜:20mmアサルトの一撃を、再生天使の中心に叩き込む。
GM:153って、やっぱり出目だけで吹っ飛ぶぞー(笑)。
GM:ダメージ幾つだー?(笑)
凜:+22なので175点(笑)
GM:跡形もないでーす(笑)。
GM:(戦闘終了です)
GM/凍:「…………目標の、消滅を確認」
凜:「終わったわ。……仇はとったわよ。ね、凍」
GM/凍:「…………ん」(小さく、頷く)>凜
シオン:「・・・・・・トゥアレタに触れさせるわけねえだろうが・・・」敵の跡を見て
GM/トゥアレタ:「…………終わった、のね。シオン」
シオン:「ああ、そうだな。アリスの盛大な火葬にもなっちゃったけどな・・・」
GM/トゥアレタ:「…………」(眼鏡を外して、ちょっと涙を拭う)。
ジークベルト:「状況終了、後始末を頼む」>司令部
シオン:「後は残敵掃討っと」
GM/アクシア:「りょーかい。あーあ、アタシ、掃除って苦手なのになぁ……」(ぶつぶつ)
ジークベルト:「さて、後は……」カノンのほうはどうなってます?
GM:ん。歌声とフーファイターの共鳴は収まっている>ジーク
GM:彼女は、この戦いを見届けると、つぃっ、とまたどこかに行ってしまった。
ジークベルト:「……監視を続行しろ」>あやか
GM/あやか:「無理ですーぅ、こっちはこっちでぐちゃぐちゃなんですよ〜」(泣)>ジーク
レイモンド:フーファイター破壊しちゃおうかなぁ(笑)<余力あり
GM:借金が増えるだけなので、止めといた方が吉(笑)>レイモンド
レイモンド:「……なんでぇ、一気に片がついたな。楽ができていいが……煙草買ってくるかな」ポリポリ。
GM:では、シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン1 「失くしたこと、気づいたこと」
 シーンPC:凜。

GM:翌朝。
GM:戦闘によって半壊した格納庫。がれきが積まれたそこに、凍はしゃがみ込んでいる。
GM:無言で、ひとつひとつがれきをどかしながら、何かを探しているようだ。
GM:そんな彼女を、凜は見つけた。
凜:「う゛〜〜あ゛〜〜何してるの、凍?」寝惚け眼のまま
GM:遠くでは、修復の突貫工事の音も慌しいが、このあたりは不思議と物静かだった。
GM/凍:「…………探してる」
GM:がらん、がら、がらごん!
GM/凍:「…………犬。まだ、この下かも。だから」(がらんがらん)
凜:「……そっか」優しい微笑み
凜:「なら、一緒に探しましょ。二人で探せば、見つかる確率も二倍よ」
GM/凍:「…………うん。凜、ありがと」(僅かな笑みが)
凜:隣にしゃがみこんで、瓦礫を引っ繰り返し出す
凜:(正直、見つかるとは思っていないけれど、凍がそうしたいなら、と思って)
GM:やがて、がれきの下から出てきたのは……バラバラになった、犬小屋。
GM/凍:「…………」
GM/凍:「…………やっぱり、駄目。だった」(しゅん)
GM/凍:「…………あの人が生きてたから。もしかしたら、って……」(言葉に詰まる)
凜:「……でも、凍が探した事は無駄じゃなかったわよ、きっと」ポンポンと肩を叩いて
GM/凍:「………………うん」
GM:頷いて、立ち上がる凍。
GM:すっかり吹き抜けた、高い青空を見上げる。
GM/凍:「………………さよ、なら」
GM:空に向かって。あの老犬に向かって。……凍は、小さく呟いた。
凜:無言で凍の背を見詰めつつ、エンド桶。


■エンディングフェイズ/シーン2 「予兆」
 シーンPC:レイモンド。

GM:瑞穂駅。臨時列車を待つホームで、レイモンドはただ一人、基地を去る青年の見送りに来ていた。
レイモンド:「(´ー`)y-~~ あー、今日もいい天気だなぁ、コンチクショウ……」
GM:加賀修平は――公式には、あの戦いに巻き込まれ、重傷を負って入院したことになっている。
GM:結局、現場復帰の見込みが無く、退役――。そういう、扱いだ。
GM/加賀:「すンませんでした、レイモンドさん……。こんなトコにまで、来てもらって……」(恐縮)
レイモンド:「……気にすンな。俺が来たくて来ただけじゃねェか」肩ぽん。
GM/加賀:「わわっ」(笑)
レイモンド:「で、これからどうすんだって?」
GM/加賀:「いっペン、実家に戻ります。親父に会って……ちょっくら、殴り倒して来ようかなって」
レイモンド:「手伝おうか?」ニヤリ。
GM/加賀:「いいですよそンなの。俺の問題っすから。それより……」
GM/加賀:「それが済んだら……俺、また、こっちに戻ってこようかなって思ってるんです」
レイモンド:「お前の選択だ、お前の好きにするさ。まぁ……」
GM/加賀:「土下座でもハラキリでも何でもやって……もっぺん、おやっさんに弟子入りして」
GM/加賀:「そしたらまた、レイモンドさんの機体……俺にいじらせてもらえませんか?」
GM:にかッ、と笑う加賀。その表情に、迷いの色は無い……。
レイモンド:「馬鹿かお前は」こつん。
GM/加賀:「わぷっ? ば、馬鹿とは酷いっすよ、レイモンドさん……」
GM:犬っぽい目で抗議する加賀。
レイモンド:「腹切ったら俺の機体は弄れねェだろが。生きて戻って来い、生きて」
GM:はた、と気付いて。
GM/加賀:「あー、そりゃ、そうっスね。ハラキリはやっぱ駄目かぁ」
GM:ぽりぽり、と頬を掻く。
GM:そうして、ホームに列車が入ってくる……。
レイモンド:「戻って来られたら、オヤッサンと二人で鍛えてやらぁ。楽しみにしとけ」
GM/加賀:「今度こそ、レイモンドさんに負けねーくらい、強くなってみせますよ」
GM:おう、とうなづくように拳を掲げる修平。
レイモンド:「それは無理だな。お前、女にからっきし弱いじゃねェかよ」笑って。
GM/加賀:「ははッ、それ言われると弱いっすー。……そうだ、戻ってきたら誰か紹介してくださいよ!」
レイモンド:「無事に戻って来たら考えてやらァ。ンじゃ、風邪ひくなよ」
GM/加賀:「……俺、ぜったい戻ってきますから。レイモンドさんも、元気でやってて下さいよ?」
レイモンド:「これ餞別だ。持ってけ」冷凍みかんとコーラを投げて寄越す。
GM/加賀:「わっとと、ありがとうございます」(受け取って)
GM:ぶんぶん! と手を振って、彼の姿が列車の中に消える。
GM:るるるるる……と、出発ベルが鳴って。
レイモンド:手を振ってやろう。汽車が去るまで。
GM:ゆっくりと、列車がホームから離れていく……。
GM:いつかまた、彼はこのホームに戻ってくるのだろう。
レイモンド:「俺ァ130まで生き延びるって決めてんだ……死ぬ訳ねェだろ」
GM/クリスティン:「それまでは、せいぜいこの街が壊れないよう、奮闘するしかあるまい。サダルメリク中尉?」
GM:と、物陰から背の高い金髪の美女が。
レイモンド:「あー、そーだな。あいつが戻ってくる場所、守ってやんねぇとな」>クリス
GM/クリスティン:「そういうコト。……有能な整備兵は、1人でも多く欲しいからね」
GM/クリスティン:「とっとと戻るよ。みんな、あいつだけじゃなくてアンタのことも待ってるんだからね」
レイモンド:「あー、あっちー……なぁ、訓練ふけて酒でも飲みに行こうぜー。奢るからさー」(笑)>クリス
GM/クリスティン:「……みんな呼んでもイイんなら、考えるけど?」(ふふ)
レイモンド:「ソイツは勘弁。やれやれ、だ……さて、と」
レイモンド:吹かしていたシケモクを、いつもの様に義手の指先で揉み消して
レイモンド:「熱っちぃッ!?」
レイモンド:びっくりして吸殻を取り落としそうになる。
GM/クリスティン:「…………」(←声を殺して笑ってる)
GM:(では、エンドです。何かあればどぞー)
レイモンド:「? ? ???」
レイモンド:義手の指の先で、何度も火の消えた吸殻を揉み潰し……
レイモンド:「……気のせい、か」
レイモンド:そのままポケットに吸殻を放り込み、カメラアイに背を向けて歩み去る。
レイモンド:エンドOK。


■エンディングフェイズ/シーン3 「真の目的」
 シーンPC:ジークベルト。

GM:今回の被害は、半壊した格納庫と、巻き添えを喰った戦闘機が何機か。
GM:ホイシュレッケとの交戦による戦死者は数名、負傷者多数。
GM:その他、完全機械化兵に関係する技術者たちが、何名か行方不明となっている。
GM:そして、炙り出されたネズミ――どれも小物ではあったが――も、両の手で数えられるほどには。
ジークベルト:「やられた、か……」
GM/ヴィヴリオ:「気付いていたか。さすがだな、ノイマン大尉」
GM:――ジークベルトのまとめた報告書に目を通したヴィヴリオの表情が、ここからでも分かるくらい青ざめたものになった。
GM/ヴィヴリオ:「やられたよ。……ベイカーの亡命も、カノン中尉の滞在も、今回の特殊なホイシュレッケも、全てはこのためだと考えれば納得がいく」
ジークベルト:「未然に防げなかったのは、残念です」
GM/ヴィヴリオ:「思えば、スパイ騒ぎにしても……これの一環だったのかも知れないな」
ジークベルト:「どうも、連中もいよいよ本腰を入れてきたようです」
GM/ヴィヴリオ:「やけにあっさり容疑者が割り出せたとは思ったが……オトリにしては、なかなかに効果的だ」
GM:ばさッ、と叩き付けるように報告書を投げ出すヴィヴリオ。
GM/ヴィヴリオ:「戦果のためなら自分の娘すら捨て駒に使う、か。……変わらんな、“総統(フューラー)”」
GM:ぎしッ、と椅子を軋ませ、深く息を吐くヴィヴリオ。
ジークベルト:「総統……まさか!」驚いたように、でもどこか納得したように
GM/ヴィヴリオ:「敵は……強大だ。むしろ今回の事件、この基地が壊滅しなかっただけ、ヤツの思惑から外れたのかも知れん」
GM/ヴィヴリオ:「ヤツの相手は容易ではないが……頼めるか、ノイマン大尉?」
GM:いつもより、彼女の声は真剣なものに聞こえる。
ジークベルト:「もちろんです。我々の未来をつなぐためなら、私は喜んでその礎となりましょう」
GM/ヴィヴリオ:「その意気だ。……期待している」
ジークベルト:「はっ!」
GM:(エンドですが、何かあればどうぞー)
ジークベルト:「(あの噂はやはり本当だったか……となれば次の手は……)」深刻な、しかし闘志に満ちた表情でつぶやく
GM/ヴィヴリオ:「ノイマン大尉。……キミは、将棋は得意かな?」
GM:ふと、ヴィヴリオが退室するジークベルトの背中に告げる。
ジークベルト:「まあ、たしなむ程度には……」
GM/ヴィヴリオ:「今回の事件。……そうあるよう、思うことにしよう」
GM/ヴィヴリオ:「貴官も心に留めておいてくれ。以上だ」


■エンディングフェイズ/シーン4 「それでも、守れたもの」
 シーンPC:シオン。

GM:トゥアレタとシオンは、今回の事件が終わった翌日になって――ようやく、羽村医師に呼び出された。
GM/トゥアレタ:「今ごろ、あの粘液の正体が分かったって……」(しゅん)
シオン:「トゥアレタ、分からないよりはいいさ。先生。お願いします」
GM/羽村:「まぁ、確かに今さら俺が語るべきことはほとんど無いんだけどね」
GM/羽村:「あのホイシュレッケは特殊なタイプで……肉片からでも、苗床があれば再生できるようだったね」
シオン:「苗床・・・・
GM/羽村:「あの粘液は、考えてみれば天使兵に乗っ取られた動物や人間をバラした時のそれに、良く似ていたよ」
シオン:「苗床・・・・ですか?」
GM/羽村:「そうだけど……どうしたんだい?」>シオン
シオン:「苗床って今回の場合生物ならなんでもいいわけですよね?」
GM/羽村:「そうだね。実際、最後は人間やシュネルギアまで狙われたわけだし」
シオン:「今更ながらぞっとしますよ」
GM/羽村:「全くだねえ……。もうちょっとで、こーんな可愛い子までぐっちゅぐちゅのげろげろなコトになってたかも知れないんだしさ」
GM:と、背後のベッドを示す羽村。
シオン:そっちを見ます。
GM:ベッドに寝かされ、うなされ続けているのは。
GM:瑞穂中学校一般クラスの同級生。名前は確か……三条、恭花。
GM/トゥアレタ:「あ……っ?」
GM/羽村:「ね、キミたちこの娘のこと知ってるかい?」
GM/羽村:「この制服……瑞穂中学校の一般クラスのでしょ?」
GM/トゥアレタ:「シオン、この娘……」
シオン:「A組になる前のクラスメイトです。何でこんなとこに」
GM/羽村:「さぁ? 基地の近くにたまたま居たらしいね」
GM/羽村:「彼女も加賀くんと一緒で、ホイシュレッケに取り込まれたらしいんだけどね……格納庫で戦闘が始まる前に吐き出されたんだって。運が良かったよ」
GM/羽村:「や、でも俺、こういうタイプって苦手なんだ。委員長は得意でしょ? じゃ、あとよろしく〜」
GM:逃げ出す羽村。うなされ続ける恭花。
GM:そっと、彼女の寝ているベッドに寄り添う、トゥアレタ。
GM/トゥアレタ:「三条さん……もしかしたら、あの子と同じに、なってたのかも知れないわね……」
シオン:「トゥアレタ、ちょっと歯車が狂えば君がああなっていたかもしれない・・・。そうおもうとぞっとするよ」
GM/トゥアレタ:「…………」
GM/トゥアレタ:「わたしたち、アリスは助けてあげられなかったけど……三条さんのことは、助けてあげられたのかな」
GM/トゥアレタ:「ねえ、シオン……?」
シオン:「そう思いたいな・・・。なに?」
GM/トゥアレタ:「……ううん、何でもないわ」
GM:優しく、うなされる彼女が乱したシーツを整えなおすトゥアレタ。
GM:少し落ち着いたのか、恭花の寝息がやや大人しくなる。
シオン:後ろから人間ジャンパーします。(笑)
GM/トゥアレタ:「ちょっ、シオン? やめ……」(うかー、と真っ赤に)
シオン:「君はここにいる。間違い無いよな」
GM/トゥアレタ:「ええ。シオン。わたしは、ここに居るわ……」
GM:ぎゅ、とシオンの腕を握るトゥアレタ。
GM:ゆっくりと振り向いて、そっと目を閉じて……。
GM/恭花:「ん……。あれ、私、どうして……?」(意識が戻ってきた(笑))
GM/トゥアレタ:「…………あ」(固まる)
GM/恭花:「…………」(ぼ〜っ、と2人を凝視)
シオン:気にしないでキスしちゃいます。(笑)
GM/トゥアレタ:「きゃん! シオン、ちょっ……んんんっ」
GM/恭花:「……どうでもいいけど」
GM/恭花:「ヤるんなら、どっか他所でヤってよね」(ごろん、と寝返り)
GM/トゥアレタ:「んッ、んん、んぅ……」(反論しようにもどうにもこうにも(笑))
シオン:離れて、「悪い、失礼するね」トゥアレタ引っ張ってくよ〜(笑)
GM/トゥアレタ:「あ、あのね三条さん! これは、ええっと……」(声がフェードアウトしていく)
GM:まぁ、そんなわけで。
GM:瑞穂基地に平和が戻ってきた。
GM:……束の間の、平和が。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

■アフタープレイ

【経験点計算】
 シオン・ミドウ@Torl:6点
 レイモンド・サダルメリク@礼智仁:6点
 ジークベルト・ノイマン@越後屋:6点
 八坂凜・シュヴァインオーグ@Ray:6点
 GM@相馬斉遠:24/3+1=9点

【雑感】
 GF誌掲載のシナリオを、これまたぐにぐにと改造。と言ってもこちらはストーリーラインにほとんど変化は無い。瑞穂基地に這い寄るものの使い方を、単発の敵ではなく全体の流れの中での敵に変更という感じ。
 また、今回ナビゲーターの2人がそれぞれ仔猫と老犬に萌える展開でもあるのだが、トゥアレタのこの激しい壊れっぷりはどうしたことか(笑)。いちおう理由はつけてみたのだが、この調子であれば、今後は捨て猫の2〜3匹くらい装備していそうな勢いではある。
 逆に、凍については意外性を出すエピソードであろうという認識のもと、隠された女の子らしさの演出を意識してみたのだが、うまく行っているだろうか。……少なし、整備兵ズはがっつんとやられてしまったようではあるが。あ、ちゃんと凜も凍を可愛がってるか。この2人はおしゃべりと無口の組み合わせながら、ボケとツッコミをいつでもクラスチェンジ可能というふざけた(※褒め言葉)ペアなのが実に楽しかった……。
 加賀修平は……今回のお話の鍵となるNPCなのに、前述の仔猫と老犬に立場を喰われまくり、ついでに自分も天使兵に食われるという不幸な役どころ。これが分かっていたので数話前から登場だけはさせてみたのだが……やはり不憫(笑)。無事に生き残ったので、今後また何かの機会に登場することを期待。
 そして、何だかいろいろな伏線が張られたお話でもある。逡巡しながらも策動を続けるカノン。奪われた完全機械化兵の技術。何気に登場した三条恭花。さらに――と来るのだが、それは後々お見せできると思うので、気長にお待ちいただければ幸い。


エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠