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†Testify Your Own / Angel Gear†
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Last Update/2012.02.05
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◇ 第24話『這い寄るもの』◇
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「うわー、凜たんがお怒りだー!!」
――瑞穂基地整備兵ズ |
■ミドルフェイズ/シーン1 「ふわふわ」
シーンPC:シオン。GM/トゥアレタ:「はい、お待たせ。特製のミルクよ〜?」
GM:ここは、基地の滑走路を見下ろせるレストルームの隅っこ。
GM:柔らかな朝の日差しの中、観葉樹に隠れるようにして、トゥアレタは極上の笑顔で仔猫にミルクを振舞っていた。
シオン:「おはよ。アリスのご機嫌はどうかな?」
GM/トゥアレタ:「にゃんにゃにゃーん。どう、おいしい?」
GM:さくっとシオンを無視して、猫にかまいっぷりの委員長(笑)。
GM:にこにこと、慈母の如き笑み。シオンの前でさえ滅多に見せないような表情をいとも簡単に引き出す仔猫に嫉妬しても、仕方ないといえば仕方ないのだが……。
GM:アリスはアリスで、ご機嫌にミルクを舐めている最中で、シオンに気付かない(笑)。
シオン:ぽりぽり・・・・。(まいったね)
GM/トゥアレタ:「っと、おはよ、シオン」(滅多に見ない、満面の笑顔)>シオン
シオン:「なんだ、気づいてたのか。アリスに夢中で気づいてないと思った」
GM/トゥアレタ:「……ごめんシオン。実を言うと、気付いたのは今なの」(あはは、と悪びれず笑う)
GM/トゥアレタ:「はぅ〜。仔猫ってどうしてこんなに可愛いのかしら! 超☆癒し系よね。ね、シオンもそう思うでしょ?」
GM:と、何かずいッと同意を求められて顔が近づく。
シオン:「そうだな。(至近距離でドキッ)それはそうとそろそろ行かないとまずいよ。遅刻だ」
GM/トゥアレタ:「そ、そうね。今日も訓練あるものね」(わたわた)
GM/凍:「…………」(じー)>2人
GM/凍:「…………猫」(ぽつり)
凜:「ええ。猫ね、間違いなく」凍の横でチェシャ猫の如き笑みを浮かべつつ
レイモンド:(登場)とことことこ「……美味しいんだよね(ぼそ)」とことことこ(退場)
GM/凍:「…………美味しい、猫?」(きょと)
凜:「……ああ、気にしない気にしない。何も見てない聞いてない」>凍
GM/凍:「…………」(こくん、と頷く)>凜
シオン:「・・・・おはようございます、中尉。で、報告します?」
凜:「訓練に遅れた事実はね。当然でしょ」人差し指を立てて左右に振りつつ
GM/トゥアレタ:「だ、だめよシオン、そんなこと許しちゃ!」<報告
シオン:「まだ、遅れていませんよ」
シオン:目線で「まかせて」します。
GM/トゥアレタ:「だってこの子、もう帰るところ無いのよ……」
GM:不意に重くなる、トゥアレタの声。
GM/トゥアレタ:「基地の裏手の道で、お母さん猫が車に跳ねられてたの」
GM/トゥアレタ:「でも、この子はそれも分からなくて、にゃあにゃあ、にゃあにゃあって鳴いていたのよ……」
GM:どこか自分の境遇に重ね合わせているのか、仔猫を撫でるトゥアレタの手つきは、ひどく優しく、また繊細に見えた。
GM/トゥアレタ:「だから。ってワケじゃない。ワケじゃないけど……」
GM:ぎゅっ、と仔猫を抱きしめるトゥアレタ。いつにも増して、彼女の様子は弱弱しく見える。
シオン:「・・・代償は?」
凜:「……まあ、あなたたちが責任もって飼育するって言うのなら」トゥアレタの方を見ながら、ちょっと言葉を切って
GM/トゥアレタ:「じゃ、じゃあ!」(ぱっ、と明るい表情に)
凜:「わたし達に……この娘(凍)にも撫でさせて頂戴。それで、共犯になったげるわ」笑顔
GM/トゥアレタ:「…………」(シオンを見る)
シオン:「…(こくり)」うなづきますよ
凜:「まあ、こんなのは心の贅肉なんだろうけれど……たまには潤いも無くっちゃ、ね」ウィンク一つ>シオン
シオン:「感謝します。中尉」 |
GM/凍:「…………任務、了解」(こくん、と頷いて前進開始)
GM/凍:「…………」(ぴた、と止まる)
GM/凍:「…………凜」(お先に、と一歩引いて)
GM/トゥアレタ:「はい、どうぞ中尉?」(にこ)<アリス差し出し>凜
GM:アリス「にゃぁ〜」
凜:「わ、わたし!?」
GM/凍:「…………凜、触りたそう、だったから」(こくん、と頷く)
凜:ビクッと瞬間的に緊張して、キョトキョトと周囲を見回して
GM:アリス「にぅ〜」(顔をこしこし)
GM/トゥアレタ:「どうしたんです中尉? そんなに緊張しなくったって大丈夫よ?」(にまー)>凜
シオン:「もしかして、苦手とか?」(にまー)>凜
GM/凍:「…………そんなこと、ない。……凜の部屋には、ぬいぐるみが、……たくさん」>シオン&トゥアレタ
凜:「うぅ……あ〜もう! 可愛いんだから〜〜〜!」何かデレデレになってます、既に別人28号(笑)
シオン:「・・・・・・・・逆だったのか(笑)」
GM:アリス「にぁ〜」(頬ずり)>凜
凜:「あ〜ん……頬っぺた柔らか〜♪ 肉球ぷにぷに〜〜♪」
シオン:「さてと、堪能したらお仕事行きましょう。隊長に角が生える前にね」
ジークベルト:「さて、盛り上がっているところ悪いが……」登場
ジークベルト:「とりあえず、全員遅刻だ。これからリヒトヴィッツ大尉のスペシャルメニューを受けてもらうから、楽しみにしてろ」
GM/凍:「…………!」
GM/トゥアレタ:「しまッ……」(刻すでに遅し)
シオン:「遅かった・・・」
凜:「し、しまった〜〜! あたしが時間忘れてどーするのよ!?」
ジークベルト:「それから……」トゥアレタとシオンに向かって
ジークベルト:「官舎で動物を飼うのは、別に禁止していない。ただし、責任をもって飼う様にな」
シオン:「ありがとうございます」
GM/トゥアレタ:「……は、はい! ありがとうございます、ノイマン大尉!」(ぺこっ)
GM:まぁ、そんなこんなで……。
GM:4人とも仲良く、グラウンド周回追加の代償を支払ったりとかしたのでありましたとさ。
GM:シーンエンド。 |
■ミドルフェイズ/シーン2 「嫌疑充分、証拠不十分」
シーンPC:ジークベルト。GM:何がどう気に入ったのか、“彼女”は時間と状況が許せば、瑞穂基地の滑走路を区切る緑地帯に佇んでいることが多かった。
GM:この炎天下にどういう神経なのか……そもそも神経があるのかどうか疑わしくなるのは、相変わらず日焼けする素振りすら見せない、その薄いヤシマ色の肌のせいもあるかも知れない。
GM/カノン:「スパイ。……私が、ですか?」
GM:心底不思議そうに、だが予想していましたと云いたげな抑揚の無い声で、彼女は聞き返してきた。
ジークベルト:「そういう可能性もあるということだ」
GM:カノン・M(ミューズ)・ガイスト。
GM:先だっての合衆国十字軍提督、ノーマン・ベイカー中将の亡命を手引きしたフーファイターライダーであり……ヤシマ人としか思えぬ長い黒髪と風貌、そして海の蒼の瞳を持つ少女。
GM/カノン:「私がそれを否定する理由はありません。……ですが、否定できるだけの材料を、大尉はお持ちのはずと思います」
GM:淡々と、事実を述べるように告げる。
ジークベルト:「そうは思わない者も居るということだ……」
GM/カノン:「…………そう、ですね」
GM:てことで、<情報処理>ロールをどうぞ。難易度は3で>ジーク
ジークベルト:《忠誠》使用
ジークベルト:#5c3+4
●ダイス:Siegbert:5c3+4=4(1,3,2,3,5)+4= 8
GM:確かに、今回ヴィヴリオの元に上がって来た報告のような活動を、この少女が行なうのは不可能に近い。
GM:彼女の部屋は女子寮の一角に用意されているが、内部の事前点検はもちろん、持ち込んだものの入念な事前チェックや24時間監視など、取れる対策は全て取ってあるのだ。
GM:それを行なったのが、他ならぬ自分であることは――この際、自惚れるべきかどうかは微妙なところであるが。
ジークベルト:「(瀬名少尉の報告には間違いはない、な)」
シオン:でますね。「あれ? 珍しい組み合わせですね。大尉」
GM/カノン:「ミドウ少尉」
シオン:「こんにちは、カノンさん」
GM/カノン:「こんにちわ」(礼)>シオン
ジークベルト:「どうした、ミドウ少尉?」
シオン:「トゥアレタがあの状態なんで、ちょっとぶらついてました」
GM:キィイイイイ……と、どこか遠くから、とも思えるように現実感の無い、BvP504の爆音。
GM/カノン:「…………猫、ですね?」>シオン
シオン:「カノンさんも気づいてたんだ・・・。猫かわいがりはいいけど、ガード緩々だな(苦笑)」
ジークベルト:「クレーリオン少尉にしては、珍しいことだな(笑)」
シオン:「あいつ、自分を重ねているんでしょうね」
GM/カノン:「……大尉」>ジーク
ジークベルト:「どうした?」>カノン
GM/カノン:「私は、スパイのことは分かりません。ですが私以外にも、この基地に招かれざる侵入者が入り込んだことなら、分かります」
GM:そうして、すっ、とカノンは細い指でシュネルギアのハンガーを示した。
ジークベルト:「ほう……(ハンガーを見る)なるほど……」
GM/カノン:「微弱です。けれど、あちらから聞き慣れない天使の声がしたように思います」
GM/カノン:「最初は、ほんとうに息も絶え絶えでした。でも、少しずつ、強さを取り戻している……」
シオン:「エンジェルハイロウですか?」
ジークベルト:「ただの侵入者ではない、ということか……」
GM/カノン:「…………」(小さく首を左右に振る)>シオン
GM/カノン:「歌声です。……天使が天使になる前の」
GM/カノン:「ミドウ少尉。……あなたたたちも、気をつけて」
シオン:「ありがとう」
ジークベルト:「歌声……まさか(何か思い当たる)」
GM:ゆっくりと手を下ろし、格納庫の方に歩き出すカノン。
GM:その後姿は、神の声に導かれた聖女のそれを思い起こさせた。
GM:シーンエンド。 |
■ミドルフェイズ/シーン3 「忍び寄る影」
マスターシーン。 GM:穏やかな午後。シオン・ミドウの私室。
GM:いつもの訓練メニューを消化するため、主の姿はここには無い。
GM:誰も居ない部屋の中、毛布を折りたたんだ即席の寝床に、仔猫が丸まって寝息を立てているところを――何者かが、天井から見ている。
GM:ずるり、べちゃり。
GM:粘液混じりの音を立て、侵入者は壁を伝い、床に降りる。
GM:怪しい気配か、侵入者の臭気か。
GM:何かに気がついたように、仔猫が目を覚ます。瞬間――侵入者が、仔猫に襲い掛かった!
GM:アリス「ふにゃっ?!」
GM:悲鳴は、ごく短かった。
GM:じぶじぶ、としばらく何かが蠢く音が続いた後、室内に沈黙が降りる。
GM:僅かに響くエアコンの低音だけが変わらずに……。
GM:シーンエンド。 |
■ミドルフェイズ/シーン4 「作りたての犬小屋」
シーンPC:レイモンド。GM:夕方近く、いつもの慣熟飛行を兼ねた哨戒任務から戻ったレイモンドが格納庫に赴くと、その片隅に整備兵たちが輪を作っていた。
GM:覗いてみれば、加賀と中心とした若い連中が、余った板切れなどを使って犬小屋を作っているところである。
GM:軽い既視感。そういえばこの場所、以前には精霊棚とかが鎮座ましましていなかっただろうか?
レイモンド:「あんだー、エロいねーちゃんでもいんのかー……う」
GM/加賀:「あ。おお、お疲れさまっす、レイモンドさん!」
GM:ちょっと驚いた様子の加賀が、トンカチを持った手で頭を掻いた。
GM:犬小屋の傍には、やせ細った老犬がだるそうに寝転がっている。
GM/加賀:「へへ、こいつ……基地に迷い込んで来たンっすよ」
レイモンド:「……あー……別に良いけどよ。おやっさんは知ってんのか、これ」老犬の頭撫でつつ
GM/加賀:「もっちろん。そこに手抜かり無しってヤツですよ」
GM:レイモンドの隣に座って、老犬の背中をさする加賀。
レイモンド:「……ガラスープ……」ぼそ(爆)
GM/加賀:「しょぼくれた面でしょ? 俺、どうもこういうヤツって、ほっとけないんすよねえ……って、レイモンドさん?」
GM/加賀:「まさか、このまんま至高亭に連行しよーとか、考えてないっすよね、ね?」
GM:どこか哀願するような目で、レイモンドを見上げる加賀修平(笑)。
レイモンド:「いや食わんけどな(笑) まぁ、可愛がってやれよ。俺はそれほど暇じゃねぇから手伝ってはやらんぞ」
GM/加賀:「やぁ、そりゃまぁ……ここに犬小屋置くのにも、おやっさんに散々怒鳴られたクチっす」(苦笑)
GM:ぼふぼふ、と老犬の頭を撫でる加賀。
GM:慣れたものなのか、犬の方は意に介した様子も無い。
GM/加賀:「疎開で置いてけぼりになったんすかねえ……。元々はラブドルじゃねえかって思うんすけど」
レイモンド:「んー……ぷしなにやる筈のビスケットがあるな。食うか、犬?」ひょい。
GM:老犬「ばうっ」(はぐっ)
GM:老犬「…………」(ぼりぼり)
GM/加賀:「ぅわ、さっそく餌付けとはさすがっすねーレイモンドさん」
レイモンド:「……うむ、よろしい。本日只今からお前の名前はダウゲ・ベルガーと勝手に名付ける。存分にまったりせよ」なでなで>犬
GM:老犬「…………ばう」
GM:へへッ、と加賀が笑った時、かなりレアな気配が場に差した。
GM/凍:「…………犬」
凜:「ねえちょっと、わたしの機体の塗装だけど、あれからどうなって……って、あら? 今度は犬なの?」
GM:訓練帰りなのか。常に冷静沈着な八坂凍が、足を止めて、息を呑むような気配。
GM/加賀:「あっ、凜ちゃんに凍ちゃん! そうそう、こいつどっかから迷い込んできて……」
GM/凍:「…………猫、触れなかった……」(じ、と手を見て)
GM/凍:「………………る」
凜:「何、凍? 触りたいの?」>凍
GM/凍:「…………」(こくん、と頷く)>凜
凜:「そう……なら、思う存分触って来なさい。わたしが許可するわ」頷きながら嗾ける(笑)
GM/凍:「…………うん」>凜
GM:小さく呟き、微動だにしなかった凍が、老犬に向けて一歩を踏み出す。
GM:分かったもので、加賀を始めとする整備兵たちはモーゼを前にした海の如く、音もなく左右に分かれて道を作った。
レイモンド:「あからさまに俺相手とは態度が異なるなぁ、加賀。お前さんひょっとして性差別主義者か?」(笑)>加賀
GM/加賀:「や、俺らレイモンドさんみたく博愛主義できるほど恵まれてないっすから」(笑)>レイモンド
GM:うんうん、と頷く整備兵ズ(笑)
レイモンド:「いかん。いかんなー、いい若いモンが女に縁がないと諦めるようでは。よし、今度俺がいい店奢っちゃる」>整備兵ーず
GM/加賀:「まぁまぁレイモンドさん、ここはこう、めっちゃレアなもんを拝むのが先決ってヤツですよ、ね、ね?」(小声)>レイモンド
レイモンド:「まぁ、凍のこんな一面はあまり見られるもんでもないが……お前ら、ちょっとフェチ入り気味(笑)」苦笑しつつ俺も見守る。
GM:無言で恐る恐る、犬に近づく凍。
凜:「(……お願い、ね♪)」とウィンク贈呈>整備兵ズ
GM/加賀:「……(万事お任せ下さいお嬢さんたち!)……」>凜
GM:妙ちきりんな緊張感に包まれた場の空気を一切無視して、しゃがみ込み、そっと老犬に手を伸ばす。
凜:「ほら、大人しそうな犬だから、噛み付いたりしないわよ」>凍 「(……しないわよね?)」小声で確認(笑)>加賀
GM/加賀:「ええ、多分」(はは、と小声)>凜
GM/凍:「………………?」
GM:ふと、凜を振り返る凍。
GM:その目は、明らかに“触っても、大丈夫?”と問いかけていた。
凜:ギュッと両の拳を握ってコックリと頷き返し>凍
GM:頷き、しばし躊躇してから、意を決して老犬の頭に掌を載せる凍。
GM/凍:「………………!」
GM:彼女の瞳が、大きく開いた。
GM:元が良いだけに、その毛並みが気持ちいいのか、何度も何度も、無表情に、でも、どこか優しい雰囲気で頭を撫で続けている。
GM/加賀:「いやレイモンドさん。下手したらこれ、熾天使級よりレアかも知れないっすよ?」(どきどき)
レイモンド:「そーかー? まぁ、反論はしないけどよー」フライトジャケット腰に縛りつつ、しゃがみこんでゆっくりするモード。
レイモンド:「……ま、今夜くらいはいいやな。どれ、周りがダメみたいだし犬小屋作成、手伝うかよ?」>加賀
GM/加賀:「ぅあー、お手間かけるっすレイモンドさん」(恐縮してぺこぺこ)
凜:ごきゅっと喉を鳴らしてから「ど……どう、凍?」恐る恐る確認
GM/凍:「…………犬。きもち、いい」>凜
凜:「……そう。良かったわね、凍」慈愛に満ち溢れた表情で
GM/整備兵ズ:「……くぅッ、いいもん見れたっ!」(感涙)
GM:不意に、周囲から一斉に笑い声が上がる。
GM:じじい犬のくせになまいきだー、とか、おれの凍姫が犬に取られたー、とか。
GM:犬も触ったこと無いなんて、八坂の子は不憫すぎるー、とか、触り心地ならおれのノ方が(ごげしッ)、とか。
GM:そんな周囲の様子も意に介さず、無表情に犬を撫で続ける凍。
凜:「……って、誰が『おれの』よ! 今言った奴、表に出なさい!」(笑)>整備兵ズ
GM/整備兵ズ:「うわー、凜たんがお怒りだー!!」(蜘蛛の子を散らすように散開)
GM/凍:「…………」(さわさわと犬を撫で続け。周囲は目に入ってない)
凜:「全く……莫迦ばっかりなんだから」微苦笑と共に
GM/加賀:「…………」(はは、と苦笑しつつトンカチ握りなおし)
レイモンド:「……面白い馬鹿ばっかりだな、お前の班はよ(笑)」義手で、でこピン釘打ち。びし(ずむ)びし(ずむ)
GM/加賀:「いやまぁ、おかげさまでいっつもおやっさんに怒鳴られっぱなしっすよ」(はは)<とんかちとんかち
GM/加賀:「すんません、そっちの屋根板、抑えててもらえます?」>レイモンド
レイモンド:「おうよー」義手でホールド
GM:確かに、八坂凍はいつもより喜んでいる。
GM:皆、そんな気配を感じ取り……彼女が、ただの戦闘機械では無いことに小躍りしているのかも知れなかった。
凜:「(……そうよ。あの娘だって、単なる道具で終わって良いワケがないんだから)」一人呟く
GM:シーンエンド。 |
■ミドルフェイズ/シーン5 「迷子の、仔猫」
シーンPC:シオン。GM:夕食時、訓練後にひたすら犬を撫でていた凍がどこか楽しそうな雰囲気だったのに対し、トゥアレタは深く暗い表情をしていた。
GM:……猫が、居なくなったのだ。
GM/トゥアレタ:「…………」(何か、ご飯が喉を通らないらしい)
シオン:「トゥアレタ、大丈夫だって。すぐみつかるよ」
GM/トゥアレタ:「……昼休みには、居たのに」
レイモンド:「(゜Д゜≡゜Д゜) く、食ってないぞ?」定食を掻き込みつつ。<猫>トゥアレタ
ジークベルト:「どこかに遊びに云ったのではないのか?」箸で器用に食べつつ
GM/トゥアレタ:「いいえ! シオンの部屋には鍵をかけてました」>ジーク
GM/トゥアレタ:「あの子が……アリスが、ひとりでどこかに行っちゃえるわけ、ない」(しょぼーん)
シオン:「心配だからって食べないと、トゥアレタの方が倒れるよ」
GM/トゥアレタ:「え、ええ。そうね……。ね、シオン」>シオン
GM/トゥアレタ:「一緒に、探してくれる?」
シオン:「当たり前だろ。畏まって言わないの」
ジークベルト:「……部屋を見せてくれないか」トゥアレタ・シオン
GM/トゥアレタ:「あ、は、はい。……ええっと」(シオンを見る)
凜:「あ〜もう! ウジウジしてる位なら、サッサと食事を済ませて、捜し回れば良いじゃない! その方が余っ程建設的よ!」>トゥアレタ
GM/凍:「…………」(黙々と栄養剤を摂取中)
凜:言って、物凄い勢いで食事を掻き込み始める
GM/トゥアレタ:「……凜さん。そんなに焦って食べると、太るわよ?」(きらーん)
GM:と、言いつつも箸を進め始めるトゥアレタ。
ジークベルト:「鍵をかけても、小さな隙間からネコは這い出せるからな。一応確認しよう」
シオン:「分かりました。食後におねがいします」>ジーク
凜:「……わたしも手伝ったげるわよ。何だか、後味悪いし」>トゥアレタ
凜:ちょっとむくれながらも、箸を動かす速度を更にアップさせてゆく
GM/トゥアレタ:「……ありがとう、凜さん」(少し俯いて、もぐもぐ)
シオン:「すいません、おかわり」
GM:遥香1−13「はいミドウさん、たーんとどうぞ」(つぎつぎ)>シオン
凜:「……ムッ。わたしも、おかわり!」何か対抗してる?(笑)
GM:遥香1−13「凜さんもよく食べてくれて、遥香は嬉しいです」(にこ、とつぎつぎ)>凜
シオン:「ありがと」さっさと食いきって更に「おかわりお願いします」
レイモンド:「まぁ、頑張れ皆ъ( ゜ー^)」応援しつつ夕食掻き込み
ジークベルト:「暇そうだな、君も手伝うか?」(笑)>レイぽ
レイモンド:「え? 何を?(もぐもぐ)」
ジークベルト:「捜索だ」
レイモンド:「……俺一人の力なんて微々たる物ですしー……」目線そらしつつもぐもぐ。
GM:とまぁ、そんなこんなで食事も終わり。
GM:場面移って、シオンの部屋。
GM:(着いて来てる人はそのまま顔を出すべし)
レイモンド:「……あれ? 俺なんで居るの……?」(笑)<シオン部屋
ジークベルト:「運命だ、あきらめろ」肩ぽむ(笑)>レイぽ
GM/凍:「…………居ないより、いい」>レイモンド
ジークベルト:部屋をざっと見回してみる
GM/トゥアレタ:「アリス? アリス〜?」(ひょいひょい、とあちこち探し回り)
シオン:隙間をもう一度探して見ます。
レイモンド:「……そうか、シオンはこういう女が好みかー」ベッド下の水着グラビアをじっくり眺めつつ(核)
シオン:「・・・なに自分の本を持ちこんでるんですか(苦笑)」
GM/凍:「…………胸、おっきい」(ぽそ)
GM/凍:「…………」(じ、と自分の胸を見る)
GM/凍:「…………」(じ、とトゥアレタの胸を見て、頷く)
凜:「む、胸なんて……気にする事は無いわよ」ちょっと視線を明後日の方へ逸らしつつ>凍
GM/トゥアレタ:「誰かに見つかったのかしら。……もしヴィヴリオ大佐に見つかってたりしたら、怒られるだけじゃ済まないわね」
GM:↑気付いてないトゥアレタ。
ジークベルト:「青少年の教育に悪影響を与えるんじゃない」(ゴス)>レイぽ
レイモンド:「……そうか、こっちがいいのか(ぽん)」薔◎族プレゼントふぉーゆー(笑)>シオン
シオン:「そもそもそんな本いらないし」
GM:ま、ともあれ<探知>ロールを。難易度は5で<挑戦したい方
レイモンド:ベッド下に余った本を放り込みつつ。
レイモンド:#8c1 振るだけ振る。ロゴスは取っときます(笑)
●ダイス:Raymond:8c1=1(5,4,3,5,4,1,2,2)= 1
ジークベルト:《忠誠》使用
ジークベルト:#3c1+4
●ダイス:Siegbert:3c1+4=0(4,4,4)+4= 4
ジークベルト:だめか、ロゴス3で成功度+1
GM:良くやった。騎士十字章ものだ>ジーク
ジークベルト:ここで決めなきゃ嘘です(笑)
GM:部屋の隅っこの隙間に、よく見ると(巨大な)なめくじか何かが這いずったような粘液が付着しているのを発見した>ジーク
ジークベルト:「む……」粘液を採取し、どこから取り出したのかシャーレに採る。当然白手袋もつけている(笑)
ジークベルト:粘液に心当たりはないですね
GM:無いですな>ジーク
凜:「……で、何でしょうか、それ?」>ジーク
シオン:「なんでしょうか・・・・」
ジークベルト:「分からんな、今のままじゃなんとも云えん」
ジークベルト:「とりあえず鑑識(?)にまわそう」
凜:「……って、医官ですか、“あの”?」<鑑識
ジークベルト:「他に適任も居ないしな」(苦笑)>凜
レイモンド:「とりあえず有能なあんちゃんだとは思うぞ、アレも」<医官
GM/トゥアレタ:「…………? 一体、何があったかしら……」(ぶるッ、と肩を抱いて身を振るわせる)
シオン:「大丈夫だよ」肩抱きます(笑)
GM/トゥアレタ:「う、うん。ありがとシオン……」(頭持たれ)
ジークベルト:「(どうもいやな予感がするな)あまり心配するな。今日はゆっくり休め」>シオン&トゥアレタ
GM:シーンエンド。 |
■ミドルフェイズ/シーン6 「天使のことば」
シーンPC:ジークベルト。GM:深夜の瑞穂基地、中央情報管理室。
GM:遅々として進まないスパイの捜索に加え、トゥアレタ・クレーリオンが猫を探して基地中を徘徊したり、格納庫の隅っこに犬小屋が建造されたりと、ジークベルトは気の休まる暇も無い。
GM/三穂:「ふぅ〜。こうも賑やかですと、なかなか仕事になりませんね、大尉?」
GM:念のため、基地職員を始めとした人員のプロフィールを再点検していた居倉三穂が、こきこきと首を鳴らしながら呟いた。
ジークベルト:「まあね、だがこの基地では珍しいことではないからな」(苦笑)
GM/三穂:「怪しい人物は何人か居るんですけど。こう、絞り込みが……」
GM:てことで、またも<情報処理>の判定を要求。難易度は3でOK>ジーク
ジークベルト:《忠誠》使用しときます(笑)
ジークベルト:#5c3+4
●ダイス:Siegbert:5c3+4=3(6,3,4,3,3)+4= 7
GM:楽勝でクリアですかー。
GM/三穂:「……あら? これは」
GM:カタカタとコンソールに指を滑らせる三穂。
GM:ピアノの演奏にも似た彼女の所作から導き出された解答が、モニターに表示される。
ジークベルト:「どうした……?」
GM/三穂:「この人は……!」
GM:モニターに映し出されたのは、1人の若い整備兵だった。
GM:彼の父親は小さな町工場の社長だが、取引先の重工業系の大企業から、最近になって一方的に取引を打ち切られ、資金繰りに行き詰まっている。
GM:ところが、会社は突然大金を手に入れ、仕事も再び軌道に乗り始めた。
GM:ほぼ同じ時期に、この整備兵は瑞穂基地に配属。
GM/三穂:「この取引先って、ヤシマの財閥系ですね。……シュネルギア嫌いで有名な」>ジーク
ジークベルト:「……話がうますぎるな」(苦笑)
GM/三穂:「八幡重工などと違い、ヤシマ純国産の対天使兵器を開発中と噂も聞きます。……上手く行ってないみたいですけど」
GM:呟く三穂。
ジークベルト:「あいも変わらず、あきらめないところだな。その執念には感服するがね」
GM/三穂:「何だか、嫌な話ですね。得体の知れない天使兵相手より、私たち人間同士の戦いの方が、よっぽど……」
GM:彼女の視線の先には、まだ若い整備兵の顔写真があった。
GM:加賀修平――モニターには、そんな名前が表示されている。
ジークベルト:「結局のところ、人間の敵は人間以外にはありえない、ということさ」>三穂
GM/三穂:「…………」(押し黙る)
GM/三穂:「どうします? ――容疑者としては充分な状況証拠ですけれど」
ジークベルト:「そうだな、監視を続けておいてくれ。もう少し泳がせて見たい。それと身辺調査もな……」
GM/三穂:「了解です」(頷く)
ジークベルト:「それから、例のリストの作成は進めておいてくれ」>三穂
GM/三穂:「はい?」<例のリスト?
ジークベルト:「この際に、瑞穂基地で蠢くネズミの数を把握しておきたい。ちょうどカノンという餌も居るしね」
GM/三穂:「ああ……分かりました。いちばんおっきな人が少し厄介ですけど」(くす)
ジークベルト:「彼女には悪いが、この際利用させてもらう。彼女の監視も続行してくれ。ネズミどもにさりげなく目に付くようにね」
GM/三穂:「はい。そっちはあやかにやってもらいます」
ジークベルト:「大変だが、宜しく頼む。このようなことは君らにしか頼めない」
GM:では、シーンエンド。 |
■ミドルフェイズ/シーン7 「失踪」
シーンPC:凜。GM:翌日。
GM:小雨の降る中、いつに無く困った顔をした凍が、凜のもとに小走りで近づいてきた。
GM:ぎゅっ、と不安そうに凜の制服の袖を掴んで、凍が呟く。
GM/凍:「…………凜」
GM/凍:「…………犬、居なく、なった」
凜:「あ゛〜〜〜なに? どしたの、凍?」低血圧で酷い寝起き
GM/凍:「…………犬、が」(しゅん)
凜:「犬? 犬って言うと、格納庫の?」
GM/凍:「…………」(こくん)
GM:省みれば、彼女の瞳は不安そうな色に揺れている。
GM:戦闘中でも、ここまで動揺する姿があっただろうか。凜の記憶を探る限り、こんな雰囲気の凍はほとんど見覚えが無い。
凜:「ちょ、ちょっと凍……んもう、ほら、しっかりしなさい」幼子をあやす様に
GM/凍:「…………朝、頭、撫でようって」
GM/凍:「…………格納庫。行ってみたら……居なかった」
GM:どうしようと訴える凍の表情は、いつもとそう変わらない。なのに何故か、今にも泣きそうにも見えた。
凜:「うん、うん。それじゃ、一緒に捜して見よう。まずは現場よね」
GM:格納庫に行ってみる。
GM:犬小屋に、例の老犬の姿は無い。代わりに……長い黒髪の少女が、犬小屋の傍に佇んでいた。
ジークベルト:「皆、早いな」すでに現場検証しています(笑)
凜:「大尉。それと……(語尾を濁して)」一礼>ジーク&カノン
レイモンド:「あいたー、やっぱり綺麗にいなくなってらー」犬小屋覗きつつ
シオン:「おはよ・・・ふあ・・・一体何の騒ぎ?」
GM/カノン:「おはようございます」(ぺこ)>ALL
シオン:「あれ、カノンさんおはようございます。なにしてるの?」
GM/カノン:「わたしは、ノイマン大尉のおつきあいです」>シオン
シオン:「あらら、大尉も人使いが荒いなぁ(苦笑)」
レイモンド:「はて、首輪や紐はどうなってんだ?」検証検証〜
GM:#<探知>を振るべし<検証組 難易度は3じゃ(笑)。
レイモンド:#8c1 振るだけッ
●ダイス:Raymond:8c1=2(1,4,6,1,4,4,3,2)= 2
ジークベルト:もう一回《忠誠》じゃー(笑)
ジークベルト:#3c1+4
●ダイス:Siegbert:3c1+4=0(3,2,2)+4= 4
シオン:#5c1 振るだけ
●ダイス:Sion_TL:5c1=1(4,6,3,1,6)= 1
GM:では、ジークは分かるのだけど。
GM:老犬を繋いでいた首輪は無い。……紐は、酸か何かで溶かしたように、どろっとした断面を見せている。
GM:例の、粘液っぽいものも付着していた。
ジークベルト:「どうやら、シオンのネコと状況は似ているようだな」
ジークベルト:「で、どうだ、カノン。何かこの現象に心当たりはあるか?」
GM/凍:「…………犬、知らない?」
GM:懇願するような凍の問いに。淡々としたジークの言葉に。
GM:ゆっくりと、彼女は噛み締めるように、告げた。
GM/カノン:「侵入者が、この基地に入り込んでいる」
GM/カノン:「この犬も、小さな猫も、天井裏のネズミたちも。奴らに喰われてしまって、もう居ないわ」
凜:「侵入者……ですって!?」
GM/凍:「…………!」(きッ、と睨むように)
ジークベルト:「おちつけ、八坂少尉」
シオン:「奴らって、一体・・・」
ジークベルト:「……やはりな」
凜:「喰われたと言うからには、相手は……人間じゃない、と?」>カノン
シオン:「まさか天使?」
GM/カノン:「天使の破片。天使から生まれて、また天使に孵るもの」>シオン&凜
GM/カノン:「気をつけて。自分をしっかり持って。……でないと“取り込まれる”から」>ALL
ジークベルト:「そうか……ではこの粘着質は……」
レイモンド:「……はー、やれやれ。基地内に居るんなら、手を打てる人間は少ないんじゃないか?」<天使
シオン:「何でそんなものが・・・」
凜:「待って……破片? まさか……!?」心当たりのせいで顔色が真っ青に
シオン:「心当たりがあるんですか?」
GM/凍:「…………!」(ハッ、とした表情で、格納庫のハンガーに拘束されている、シュネルギア2番機を見上げる)
凜:「……」沈痛な表情で、同じく2番機を見遣る
ジークベルト:「この間の出撃で、なにか粘着質のようなものは付着しなかったか?」>凜、凍
GM/凍:「…………」(凜を見る)
シオン:「・・・したんですね」
レイモンド:「その様子じゃ、心当たりがあるって顔だな」
凜:「……ええ。最後に残った天使兵を片付けた、あの時に……」瞑目して、絞り出すように告げる
ジークベルト:「まちがいないな……」
ジークベルト:「天使だとすると、奴らの狙いは……」つぶやく
凜:「二つに一つでしょう……人か、物か」>ジーク
ジークベルト:「……そうだな」
レイモンド:「やべぇな。鼠食ってるうちはまだマシだが、俺たち食うようになっちゃ……」
ジークベルト:「サダルメリク中尉」
レイモンド:「あいよ」
ジークベルト:「君の力が必要だ。この子達から目を離さないでやって欲しい」
レイモンド:「了解した。任せとけ(´ー`)y-~~」
ジークベルト:「頼むぞ」>レイ
レイモンド:「なに、成人の務めって奴でしょ」
ジークベルト:「ギアに乗っていない子達は、無力だからな。我々で何とかしないとな」>レイ
レイモンド:「……つーても、結局戦えるのは俺や完機の嬢ちゃんたちくらいだけどな……おう、少年少女諸君。頼るべき大人はとりあえずここに居るから、覚えとけよ」>ドライバー&ナビ連
ジークベルト:「君たちも警戒は怠るな。銃は忘れないように」
シオン:「あと、単独行動は避ける。ですね」
ジークベルト:「そうだ。必ずパートナーと組で行動しろ」
凜:「天使に銃は効くのかしらね」(溜息)
ジークベルト:「ないよりましさ」>凜
GM/凍:「…………!」
GM:はッ、と息を呑む凍。
GM:何かを感じたのだろうか、いきなり格納庫の外に駆け出し、非常用のはしごを伝って屋上へと登る。
凜:「凍! どうしたの!?」追いかけ
GM:凍、言った傍から聞いてない(笑)>ジーク
ジークベルト:「どうした!」追いかける
ジークベルト:(まったく言ったそばから……)
GM/凍:「…………居ない」
GM:格納庫の屋上で、凍の白い髪が風に吹かれ、ざわめいている。
GM/凍:「…………確かに、気配がした。のに」
GM:持っていた銃を、そっと仕舞う。
凜:「何? 何か居たの、ここに?」キョロキョロと見回しつつ>凍
ジークベルト:「気配……天使か?」>凍
GM:(では、シーンエンドですが。何かあればどうぞ)
GM/凍:「…………」(こくん、と頷く)>凜&ジーク
シオン:「いやな予感がします。トゥアレタ連れてきますね」
レイモンド:「離れンなって言ったばっかだろうがお前らッ!(駆け寄って拳骨一発ずつ・笑)」>少年少女連
GM/凍:「…………っ」(涙目で見上げ)>レイモンド
ジークベルト:「どうも、思ったより深刻なようだな。こいつの出番が来るのか……」愛用のエンゲルシュヴァルトを見やる
凜:「……宝石箱の中身、準備してた方が良いかもね」誰へとも無く呟き
GM:では、シーンエンド。 |
■ミドルフェイズ/シーン8 「侵蝕」
シーンPC:レイモンド。GM:格納庫の片隅にしつらえられた犬小屋の主が消え、瑞穂基地が静かな緊張感に包まれたその日。
GM:発案者である加賀修平もまた、行方不明となっていた――。 GM:深夜。
GM:歴戦の戦士の勘か、それとも身体に埋め込まれたV機関が何かを感じ取ったのか。どこか落ち着かない気分のままに、レイモンドは格納庫へとやって来ていた。
レイモンド:「……おいおい、困ったもんだよなー……」
GM:半ば予想したとおり――誰もいないはずのこの場所に、自分以外の人影がある。
GM/加賀:「レイモンド、さん……?」
GM:加賀修平が、泣き笑いのような顔を浮かべて、佇んでいた。
レイモンド:義手の指をスナップ。煙草に火をつける
レイモンド:「……(´ー`)y-~~」
GM/加賀:「どうしたんですか、こんな時間……を、あ、俺、……俺は、どうしたんだ? 何で俺、こんなところに居るんだろ……?」
レイモンド:「どうした、若造。こんな時間に、こんなとこでよ(´ー`)y-~~」
GM:その答えなのか。もう1人の少女の姿が、闇の中から現れる。
GM:何かの歌を口ずさむ彼女の背中に鎮座しているのは――白く塗り替えられた合衆国製の人間戦車、フーファイター。
GM/カノン:「…………」
レイモンド:「よう嬢ちゃん。どうしたアンタも」>カノン
GM/カノン:「歌が、聞こえるわ……」>レイモンド
GM/加賀:「っ! レイモンドさん、違、お、俺は別に、シュネルギアのことも、フーファイターのことも調べてたりなんか……!」
GM:動揺したのか、それとも耐え切れなくなったのか。
GM:自らがスパイであることの、決定的な一言を漏らす、加賀修平。
レイモンド:「調べてたって構いやしねぇよ。それで利敵行為をするんじゃなきゃ、よ」
ジークベルト:「遅かったか……予想の最悪を極められたか……」修平の背後に登場
GM/加賀:「で、でも俺……情報ッ」
GM/加賀:「ジークベルト、さん……」(表情がない交ぜに)
レイモンド:「それ以上言うな」
ジークベルト:「どこまで仕事熱心だったのかな、君は?」静かに問いかける
GM/加賀:「へへッ、やっぱ……もう、バレてますよね?」>ジーク
ジークベルト:「ヒトを疑うのが仕事なのでね、因果な商売だ……」>修平
GM/加賀:「レイモンドさん、俺……俺は、この基地の内部を探るように、人間戦車の技術を盗み出すように、そう言われて来たんです」
レイモンド:「……それ以上口を開くようなら、俺はお前をぶん殴る。声も出せないようにな」
GM/加賀:「スパイなんですよ、俺……」
GM:あえて、レイモンドの言葉を聴いて。
GM:加賀修平は、明言した。
レイモンド:「……そうか」
レイモンド:大きく息を吸い、煙草を灰に変える。
GM/加賀:「でッ、でも、飛行機が好きなのも、機械いじりが好きなのも本当なんだ! 整備の仕事は、とても楽しかった……なのに、なのに、俺ッ」
ジークベルト:「どこから頼まれたか? といっても答えてくれるかな?」
レイモンド:「……」
レイモンド:ふはー、と大きく息を吐き、煙を吹く。
GM/加賀:「すンません……それだけはッ、親父の……工場が……」(哀願)>ジーク
ジークベルト:「ひとはいろいろなものに縛られる。だからそれを咎めはしない……。しかし、それによってもたらされる被害については、黙視できないからな……」
ジークベルト:「……どこまで、情報を渡した?」
レイモンド:「男がベソ垂れて泣き言こいてんじゃねェッ!」一喝!>加賀
GM/加賀:「ほとんど……何もッ、基本構造とか、モジュール設計とかそこらへ……がッ?」<一喝
ジークベルト:「…………そうか」<ほとんどなにも
レイモンド:「お前が必要だと思ってやったことなら、胸を張って告げてみろ。お前の正体がどうであれ、ンな情けねぇ顔で屁みたいな繰言たれんな」手を引いて立たせる。>加賀
GM/加賀:「…………ッ、ぅあ?!」
GM:不意に、胸を押さえてうずくまり、苦悶の声をあげ始める加賀。
レイモンド:「お?」
ジークベルト:「君の処遇は考えて……どうした!」
GM:その声は、とても尋常な痛みのものとは思えなかった。
GM/カノン:「離れて2人とも。……始まるわ」
ジークベルト:「…………まさか!」カノンを見やる
GM/加賀:「ぐああああッ、れ、レイモンドさん、助けて、助けてください……」
レイモンド:「寄るなジーク大尉! こいつァ……やべぇからよ」>ジーク
ジークベルト:「……食われたのか、あいつも」
GM/加賀:「俺の、俺の中に何かが……居る? 俺を、勝手に動かしてて……喰ってるッ、いて、痛ええ……ッ!」
GM:必死に、すがるような目をレイモンドに向ける加賀の背中に、無慈悲ともいえる抑揚の無い声が降り落ちる。
GM/カノン:「……あきらめなさい。それが、あなたの結末」
GM:次の瞬間。
GM:加賀の身体が大きく膨れ上がったかと思うと、ぱづん! と弾け飛んだ。
GM:裂けた皮膚から、どろりとした肉があふれ出す。加賀の内側に巣食っていたモノは、みるみるうちに成長し、人間の数倍の大きさの――良く見知った形状へと変貌していく。
ジークベルト:「まさしく最悪だな……」苦々しげに
レイモンド:「……助けて? 馬ッ鹿野郎、まァだわかんねぇのか……」
GM:――ホイシュレッケ。
GM:そのいびつな形は、まさに人類の敵、天使兵のもの。
レイモンド:天使の足元で轟然と立ち、その面を見上げる。
GM/加賀:「た……助けてくれよ、俺、こんなんで死にたくねえよぉッ!!」
GM:何かに祈るような、呪うような悲鳴。ホイシュレッケの身体に張り付いた加賀の顔が、涙を流しながらそう訴えていた。
ジークベルト:「まだ自我が残っている……」
ジークベルト:「いいか、奴の意識に飲み込まれるな! 己をしっかり保て!!」>修平
ジークベルト:「やれるか、サダルメリク中尉……」
レイモンド:「っオットコならンな泣き言くれる暇がありゃあ、歯ァ喰いしばって我慢しろ、阿呆ぅッ!!」>加賀
GM:そして、基地じゅうに流れる、警報。
GM:それはいつもの天使兵の襲来を告げるものでは、無い。
GM/ヴィヴリオ:『総員、手近なものをたたき起こせ! ――“喰われた”者には、容赦するな』
GM/ヴィヴリオ:『ギアドライバーたちは、最優先でシュネルギアに搭乗! 一刻も早くシュネルギアを起動し、ホイシュレッケを駆逐しろ!』
GM/ヴィヴリオ:『この基地が、食い尽くされる前に、だ――!』
GM:シーンエンド。 |
エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠
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