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Last Update/2012.02.05


◇ 第26話『新世紀の鼓動』◇

「代わりとか言うなッ!」「それしか残ってないんだッ!!」
――橘響、郷理々太

 

シーン1/シーン2/シーン3/シーン4/シーン5/シーン6
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「割り切れない対峙」
 シーンPC:理々太。

GM:倉島重工業の社章が描かれた大型輸送機。それが静かに、瑞穂基地に着陸する。
GM/オリヴィー:「さ、郷テスト生行きますよ」
理々太:その光景に心奪われ……そして、努めて平静な顔に戻る。
理々太:「了解しました」
GM:表では、君の乗機になる“タケミカヅチ”が格納庫に運ばれている
理々太:「あれが……アイツの“タケミカヅチ”」
GM:試験機を現すオレンジ色のカラーリングだが、どこか無骨な西洋の騎兵を思わせるフォルム
響:では登場。格納庫の前で、運び込まれる新型機を見てる。
響:「……こいつ、が」
服部:「……………………来ましたか………」格納庫のキャットウォークからホルテン、タケミカヅチ、そして新任パイロットを見下ろしている
GM:オリヴィーは、一足先に司令官室に向かう…と行ってしまう。
理々太:ただただ、静かに機体を見ている。
GM:で、一人にされた理々太を睨んでいる人物がいる
理々太:では、すとその視線に気づいて。
GM:あの写真の少女
GM:火の出るような視線を、君に向けている
GM:少なくとも、好意的には思えない視線
理々太:「軍では、どういう挨拶をすればいいんでしょうか?」その少女に向けて。
GM/伊音:「………まず、名を名乗れ」
GM:む、と視線を君から逸らしつつ
理々太:「郷 理々太訓練生です。本日より、この瑞穂基地に配属となるテストドライバーです」
GM/伊音:「草薙伊音中尉だ………。お主のナビを務めることになる」
GM/伊音:「………すまぬ、気分が優れぬ。基地は、誰かに案内してもらってくれ」
GM:そういうと、角の少女は踵を返してしまう
理々太:「そうですか……よろしくお願いします。あの、あちらの方は?」遠くに立つ少年に目線をやり(笑)
響:(あッ、と伊音と理々太の対面に気付いて、走り寄ろうととして踏みとどまる)
GM:あちらの方は? という問いに…一瞬そちらに視線を向ける伊音だが…
響:(何やってるんだ、オレは! みたいな感じで地面を軽く蹴ってる(笑))
GM:唇を噛み、何も言わずに走り去る
服部:「………………(あの二人を組ませるのか………機体のテスト以前に別の問題があるな……)」高所から様子を見守る
GM:で、響と理々太の視線が合うわけだが…
響:「…………」(じー)>理々太
理々太:「郷 理々太です。本日配属されました。もしよろしければ案内お願いできますか?」
理々太:なんの表情も浮かべず。
響:「…………」(ちら、と伊音の去った方を見てから)
響:「ああ」(頷く)>理々太
響:「オレは橘響。響でいいぜ?」
響:「いちおう、この基地でギアドライバーをやってる。分からないことがあったら何でも聞いてくれ」
響:友好的に笑おうとして、うまく行かない表情(笑)。

服部:「………………頭では分かっていても納得できんか…………感情に振り回される………ベテランとはいえまだまだ子供…………か…」
理々太:「響……すみません、階級で呼べないことをお許しください、響さん」
響:「? 何でだ?」<階級
響:「別にオレらはそんなのあまり気にしてねえけど……」
理々太:「1ヶ月前まではただの学生でした。まだ、慣れていないもので……」
響:「ああ、だから響でいいって云ってんだろ?」
理々太:「ありがとうございます、響さん」控えめな笑みを浮かべて。
響:「ただの学生だった奴だって、この基地にはごろごろしてる。……あんま気にすんな」
服部:「…………そして………彼が新任か………今の所、目立った特長は無いが………油断は禁物か……」
GM:格納庫では、マサムネの隣に“タケミカヅチ”が運び込まれている。
GM:マサムネよりも頭一つ以上、肩幅も一回りほども大きい。
響:とりあえず立ち話も何だし、と視線で移動を促してみる>理々太
理々太:「はい。響さん、草薙さんってどういう人ですか?」
理々太:それに応えて歩き出す。
響:「…………っ」(一瞬、ぎり、と歯噛み)<草薙さんってどんな人
響:「アイツは……いや、草薙中尉は」
響:「見てのとおりさ。ちょっと怒りっぽいけど、誰よりもヤシマのことを護りたいと思ってる」(理々太には顔を向けず、背中で話す)
理々太:「成る程……嬉しいです。ヤシマの人は、やっぱり、みんな……」
響:「お前がいお……草薙中尉と組むんだろ? だったら、そのことだけは忘れるな」
GM:では、そろそろシーンを切ります。なんかありゃどぞり
理々太:「忘れるはずがないです」ここだけ、力強く言い切る。
響:「…………っ」(いま、オレ、ぜったい酷い顔、してるな)
響:とか思いつつ、無言で理々太の前を歩く。
服部:二人が移動したのを見届けてキャットウォークから飛び降り“タケミカヅチ”の前に立って
服部:「…………………困ったものだ」きらりとミラーシェードを光らせて口元に笑みを浮かべる。
GM:シーンエンド。

■ミドルフェイズ/シーン2 「苛立ち」
 シーンPC:響。

GM:あれから数日が過ぎた。
GM:君は一人、自主訓練の日々が続いている。
響:「…………」(黙々と木刀を素振り中)
GM:伊音は、理々太とともに、試作機“タケミカヅチ”の起動テストを行っている。
響:気合が入っているようにも、だらけているようにも、空回りしているようにも……要するに打ち込んでるけど手についてない(笑)。
GM:そうやっている君に、誰かが近づいてくる
響:「…………」(黙々と素振り続行中)
GM/オリヴィー:「やぁ、君が橘響君だった、かな?」
GM:素振りをしている君に構わず、話し掛けてくる。
響:「……アンタは、確か」(素振り止めて)>オリヴィー
GM:金髪の青年、確か“タケミカヅチ”の開発者…だったか?
GM/オリヴィー:「こうして話すのは初めてだね、ギアドライバーの橘響くん。オリヴィーだ」
GM:と、右手を差し出してくる
響:「オレに何か用か? ……アンタ“タケミカヅチ”が領分だろ」
響:握手は子供っぽく無視だ(笑)。
響:「だったらいお……草薙中尉と理々太んとこに居ればいいだろ。オレには関係ねえんだから」
GM/オリヴィー:「ふぅ…」
GM:やれやれ、嫌われましたねという風に肩を竦める
GM/オリヴィー:「そんなに、草薙中尉と引き離されたのが気に入らないですか」
響:ふんっ、と云わんばかりに無視して素振り再開(笑)。
響:……しようとして、止め(笑)。
響:「…………ッ」
GM/オリヴィー:「おや図星…か」
響:ざッ、とオリヴィーに向き直り。
響:「ああ、気にくわねえ! オレと伊音のどこに問題がある?!」
響:「確かに、何度も死にそうになった。撃墜されたのも一度や二度じゃねえ」
響:「でも、それでも……オレと伊音だから、ここまでやってこれたんだ。マサムネがどれだけの天使兵を倒してきたか、知らないはずないだろッ?!」
GM:ふぅと、ため息をつくオリヴィー
GM/オリヴィー:「“タケミカヅチ”のナビゲーターは彼女でなければならない。しかし残念ながら、君には“タケミカヅチ”のドライバーは務まらない」
響:「何でだよッ!?」
響:がーっ! と食って掛かる勢いで<オレにはドライバーは務まらない
GM/オリヴィー:「それは、君自身がわかっているんじゃないのかな? いや、わかっていないからこそ、そうやって素振りばかりしているのか」
GM/オリヴィー:「理由が知りたいなら、拗ねていないで付いて来なさい。もうすぐ起動テストが終わります。そうすれば模擬戦を行いますからね」
GM:と、彼は立ち上がり、行ってしまう
響:「…………ッ」
響:がッ! と木刀を地面に叩きつけてから、オリヴィーの後を追う(笑)。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「武神、起動」
 シーンPC:涼蔵。
理々太、登場済。

GM:涼蔵、格納庫と管制室、どちらにいたいですか?
服部:管制室かなぁ
GM:では管制室。
GM:オリヴィー博士が、倉島重工業の社員たちに指示を与えている。
GM:格納庫には、“タケミカヅチ”
服部:ガラス越しにテストをみてる感じで
服部:「……………(今の状態の二人でうまく起動するなら、本当にたいした物だが………)」
響:登場しておきます。オリヴィー博士の指示で、オレも管制室で模擬戦を観戦。
GM/オリヴィー:「それではこれより、“タケミカヅチ”の最終起動テストを行う」
GM/オリヴィー:「郷テスト生、草薙中尉、準備はよろしいですか?」
理々太:「はい……大丈夫です」
理々太:そういって、金属の角を装着する。
GM/伊音:「問題、ありません」
GM:この機体、ドライバーとナビゲーターのコックピットは完全に分離している。
響:複雑な表情で、“タケミカヅチ”の起動実験を見ている。
響:「オレと理々太の、違い……だって?」(呟き)
GM/オリヴィー:「基本はシュネルギアとそう変わりません。草薙中尉、リンケージを開始してください」
理々太:「草薙さん、よろしくお願いします」
GM/伊音:「…緊張するな、郷。テストは問題なかったのだからな」
GM:どこか、君に対しては堅い伊音
理々太:「ええ、問題あるわけがないんです」
GM/伊音:『“タケミカヅチ”、言霊詠唱開始…』
理々太:「状況、異常なし」
GM:霊圧を示すのメーターが上がっていく
GM/オリヴィー:「どうですか、服部少佐。私の“タケミカヅチ”は」
服部:「…………まだ、実験が終わった訳ではありませんからね。現時点での発言は控えさせていただきます…………」>オリヴィー
響:「少佐、あいつ(理々太)って、どういう経緯でここに来たんです?」>涼蔵
服部:「…………彼らの推薦ですよ………それ以上は私の管轄ではありません」>響
響:「…………」(ホントに? と言いたげな目を向けつつ、起動実験の模様に集中しなおす)
GM/伊音:『伊耶那岐神…伊耶那美神…』
GM/伊音:『神代七代百八柱』
GM/伊音:『十拳剣で切捨てし火之迦具土神より生まれ出でよ…“タケミカヅチ”!』
響:「何だ、これ……呪文の、詠唱?」
GM/オリヴィー:「最終安全装置解除…」
理々太:「フェイズ移行、接続開始。……集中します」
GM:轟轟轟
GM:独特の起動音を上げて、“タケミカヅチ”の双眸に輝きが点る
理々太:「リンク!」
GM/オリヴィー:「起動成功…」
GM/オリヴィー:「郷テスト生、草薙中尉。そのまま模擬戦に移行します。格納庫から移動してください」
GM:ということで、理々太は退場してください(笑)
理々太:了解(笑)
響:「……ッ、な、あ」(気圧されている)<起動した“タケミカヅチ”に
服部:「(…………ふむ、パイロットとナビゲーターの心理状態には左右されないのか…………汎用性からみれば実用に耐えうる………か)」
GM/オリヴィー:「さて、ご覧になっていかがですか、お二人とも?」
GM:そう、金髪の青年は振り返る
響:「…………っ」(霊圧の余波に魂消た状態なので、涼蔵に回答譲るさ(笑))
GM:そうだな…服部しゃん。
服部:うい?
GM:情報処理で判定してみなっせ。ここまでで、この人のこと調べてたりするでしょ。(笑)<オリヴィーのこと
服部:#5c3+4 ≪忠誠≫使用
●ダイス:Ryouzou:5c3+4=5(3,1,1,2,3)+4= 9
GM:オリヴィー博士は、合衆国からの亡命者ですが、年齢は80歳です
GM:出身がノイエンガンメ公国。公国が統一帝国に合併されてからは、天使核の研究をゾフィー・V・シャウベルガー博士と行った記録が残っています。
GM:そして、後にシャウベルガー博士と共に、合衆国に亡命しています。
GM:その後は現在にいたる…ということです。
GM/オリヴィー:「“タケミカヅチ”は、シュネルギアと異なり、起動の安定性に優れており、ドライバー、ナビゲーターの健康状態などに左右されません」
服部:「……………そのようですね……(流石に優秀と言う事か………)」
GM/オリヴィー:「黒の天使核、それが二つ内包されていれば、“タケミカヅチ”にとってはドライバーなどパーツに過ぎないのですよ」
GM:そう、どこか暗い笑みを浮かべる
響:「な、んだって……?」<パーツに過ぎない
GM/オリヴィー:「おっと、これは橘中尉の前で失言でしたかな」
響:「それが、理由か……?」
GM/オリヴィー:「いいえ。それは早計ですよ、中尉」
GM:と、オリヴィーは管制室から出て行く。
GM:なんかありゃどうぞ
響:ぎろっ、とオリヴィーの背中を睨む(笑)。
服部:「…………結果に至る手段は一つではない………ですが………それでも道を見誤りたくはないものですね………」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「代わりになれますか?」
 シーンPC:理々太。
全員登場済。

GM:模擬戦場には、マサムネ2が立っている。
響:「……急造コンビで、いきなり刀真とメイリィってのはキツくねえかなぁ」(何か心配調(笑))
GM/オリヴィー:「それでは、模擬戦の用意整い次第、開始の合図を出しますよ」
服部:「………………(この分だとある程度の出力も期待できそうだな……)」
服部:「…………気になりますか? 橘中尉」
響:「ん? あ、ああ。そりゃあ……」(照れ)<気になる>涼蔵
響:「しゅッ、出撃もしてねーうちから怪我でもされたら、しょ、少佐だって困るだろ?」(しどろもどろ)>涼蔵
服部:「…………落ち着きなさい。隠さなくても分かりますから………」>響
響:「……ぅう」<落ち着け
GM/伊音:「郷、模擬戦とはいえ気を抜くなよ」
理々太:「草薙さん、大丈夫ですか?」
GM/伊音:「………私は一応…お前の先輩になるのだ。自分の心配をしていろ」
GM:という声が通信機越しに聞こえてくる
理々太:「すみません」
理々太:そして、キッと目標を見据えて。
理々太:「準備完了。命令、どうぞ」
GM/オリヴィー:「それでは、はじめて下さい」
GM:空砲を合図に、マサムネ2がじぐざぐに突進してくる
GM/伊音:『郷、接近戦では敵わぬ。距離を取れ!』
響:「流石に、踏み込みが早い……!」
理々太:ガチャっと腰からヴァルダーフォルケを抜き出して構え……
理々太:そして、突出する。
GM/伊音:『郷!?』
理々太:「いきますっ!!」
GM:距離を詰めたマサムネ2と“タケミカヅチ”
GM:お互いのケルンが干渉しあう!
GM:が…次の瞬間、マサムネ2が吹き飛ばされている
響:「…………は?」(目が点)<吹っ飛ばされるマサムネ2
理々太:「……いけっ!」
GM/伊音:『!? 郷、今、なにかしたのか!』
GM:君は何もしていない、ただ相手と距離を詰めただけだ
理々太:「戦って、いるだけです」冷静に、伊音に言う。
GM/伊音:『ケルンの出力が…マサムネ2の標準値を遥かに越えているのか…』
GM:体勢を立て直したマサムネ2が君の“タケミカヅチ”に拳を振るうが、目の前で壁にぶつかったように跳ね返されている
理々太:その瞬間に、ターゲットロック。
GM/伊音:『よし、郷。そのまま、撃ち込め!』
GM/オリヴィー:「くくく…計算どおりです…。擬似八門結界陣の展開は順調のようですね…」
GM:理々太のコックピットの、“タケミカヅチ”のパラメーターを示す画面に、ケルンとは別の出力を示す数値が出ているわけだ
響:「ッ、でも、少佐! あれって……」<別の出力>涼蔵
服部:「…………仮にも次世代機なのですから……現行機種と同レベルでは困りますよ………」>響
GM:マサムネ2は明らかに劣勢、こちらが優勢だ
理々太:「……がぁぁ!!」引き金を引く。吼える。
GM/伊音:『いまだ、響!!』
GM:と、通信機の向こうで、はっとした気配が伝わってくる
響:「……ッ、のバカ」(項垂れ)
響:何かもう、喜んでいいやら嫉妬していいやら情けないやらで、顔が上げられない(笑)
理々太:「……草薙さん」通信を聞いて。
GM/オリヴィー:「なにをしています、“タケミカヅチ”。相手に攻撃を続行しなさい」
GM:と、それを引き裂く通信が響く
響:「?!」<通信
GM:ぎぎ、ぎ…と、マサムネ2はすでに模擬弾とはいえ相当なダメージを受けている様子
理々太:「……証明します」無慈悲に、四肢へ向けて銃口を向けて……。
GM/伊音:『やめろ、理々太!』
響:「ッ、止めろ理々太! もう勝負はついてる!」(インカム奪って叫び(笑))
GM/伊音:『もう勝負はついている。そうでしょう、オリヴィー博士』
響:「少佐っ!」(涼蔵を振り返り)
服部:「…………ふむ………では私の権限により模擬戦を中止させます………銃を納めなさい。郷少尉」
GM/オリヴィー:「困りますねぇ、まだ途中ですよ」
GM:そう、涼蔵を睨んでくるオリヴィー。
服部:「本模擬戦は新型機の性能テストです………十分に性能を見せていただいたので、中止としただけですが………何か問題でも…」>オリヴィー
GM/伊音:『もう、いい。もう撃たなくていい、理々太。銃を納めろ…』
理々太:「……もう……いいですよね……」引き金は、引けない。
GM/オリヴィー:「このことは…上に報告させていただきますよ」
GM:と、オリヴィーは去っていく
理々太:「……草薙さん、代わりになれますか?」
GM/伊音:『………誰の、だ?』
理々太:「ここにいる奴は……代わりになれますか?」
響:「…………ッ」(が! とインカムをコンソールに押し付けて。でもスイッチが切れない)
GM/伊音:『………人は…誰かの代わりになぞ…なれぬ…』
GM:コックピットに、声が響く
GM/伊音:『お前は…お前だ、理々太』
GM/伊音:『………今まで、すまなかった…理々太』
GM:そう、彼女は繰り返した
GM:なんかありゃどうぞ
響:(オレは特になーい^^;)
理々太:「……そうかも、知れない」一縷の雫とともに。
服部:「…………………一難去ってまた一難。正直、勘弁して欲しい所ですが…………」呟いて立ち去る
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン5 「美しく蒼き」
 シーンPC:響。

GM:夜の管制室。
GM:君は、オリヴィーに呼ばれた。あの時の問いに答えてあげよう、と。
GM/オリヴィー:「よく来てくれました、橘中尉。ココアでも飲みませんか?」
響:「…………」(じッ、と睨む)>オリヴィー
GM/オリヴィー:「私の故郷の物ほどはおいしくはありませんが、中々のココアがありますよ」
響:「悪ィけど、遠慮しとく」
響:憮然として小さな反抗。この辺はまぁ、中学生の反応(笑)。
GM:それは残念、と
理々太:登場。歩いていたら偶然、二人の声が聞こえてきたので物陰に隠れて聞いてます。
GM/オリヴィー:「なぜ君が“タケミカヅチ”のパイロットに向かないか、だったね」
響:「ああ」(頷く)
理々太:「(……ごめんなさい)」静かに聴いている。
GM/オリヴィー:「これは、昼間の映像です」
GM:マサムネ2が、見るも無残に蜂の巣にされている映像だ。
響:「…………」(注視)<映像
GM/オリヴィー:「このマサムネは君ですよ」
響:「……要するに、アレを使いこなすだけの才能が、オレには無いってことでいいのか?」>オリヴィー
GM/オリヴィー:「君の太刀捌きは確かに立派です。しかしそれでは、何も切れない」
響:「…………」(じッ、とオリヴィーを見据える)
GM/オリヴィー:「大事なものも、何も守れない」
GM/オリヴィー:「………そう、私の祖国のようにね」
響:「じゃあ、ついでだ博士。も1つ聞かせてくれ」
GM:なんだね? と
響:「伊音以外に、この基地のナビゲーターでアレを乗りこなせるとしたら、博士なら誰を選ぶ?」
響:「アンタはアレのパイロットをパーツって言ったな。だったら、伊音じゃなくてもいいんだろ?」
GM/オリヴィー:「………くく………」
GM:さもおかしそうに彼は笑う
GM/オリヴィー:「そうですよ、誰でもいいんですよ」
響:「ッ、オレは真面目に聞いてるんだよ! 誰かが伊音の代わりにアレに乗れるんなら……っ?」
GM/オリヴィー:「“タケミカヅチ”を動かすための、出力上限を満たすことができるなら、誰でもね!」
GM/オリヴィー:「だが、彼女を乗せておかなければいけない。私の目的のためにはね」
響:「目的……?」
GM/オリヴィー:「おっと、少し喋りすぎたようだ。誰かが聞いているようだしね」
理々太:びく、と体を震わす。
響:「……?」<誰か
響:「“タケミカヅチ”を実用化するのが、アンタの目的じゃなかったのかよ?」
GM/オリヴィー:「私の目的は最初から一つしかありませんよ…」
GM:そう、どうしようもなく暗い笑み
GM/オリヴィー:「復讐を、遂げることですよ」
響:「天使にか? いや、違う……」
響:「天使兵に復讐するんなら、あんなモノは作らねえ……」(ぐ、と拳を作って)
響:「……ま、いいさ。アレの性能を引き出すのが伊音で無くてもいいんなら、話は早い」>オリヴィー
響:「一度でいいさ。伊音をオレに返せよ。そしたら……」
GM:そんな響に興味を無くしたように、オリヴィーは立ち去る。
理々太:「……」無言で入れ替わりに入ってくる。
GM:部屋から出たオリヴィーは一瞬だけ理々太を見るが、すぐに踵を返して歩いていった。
響:ふ、勝った!(何にさ(笑))<オリヴィー退室

理々太:「……聞く気は、なかったんですが」平静の顔を装う。
響:「ん? ああ、別にいいぜ、んなコト」(苦笑)>理々太
響:ふぅ、と気を吐いて、そこらに残されてるオリヴィー博士のココアでも注ぐか(笑)。
理々太:「響さんが……草薙さんとパートナーだったんですね」
響:「ん。まぁな……っても、お前がここに来る前までだけど」
響:と云いつつ、ほれ、と理々太にココアを出そう。自分も持ってる(笑)。
響:「何か、あの博士の故郷のには及ばないけど、美味いってさ」>理々太
響:湯気を楽しみつつ、ココアを啜る。
理々太:「別に、どうでもいいです。ココアは」
理々太:「けど、響さんが煎れてくれたから……もらいます」
響:「……そっか」(苦笑)
響:「気にしてるのか?」(何を、とはあえて付けず)>理々太
理々太:「草薙さんのこと、伊音って呼んでるんですね」それを返答として。
響:「……ぅあ、えーと、それは、ま、まぁ何ていうか」(紅くなって明後日の方に視線を泳がし)
響:「えーと、うー。そ、そうだ、お、お前には関係ない! だ」(慌て慌て)>理々太
理々太:「でも、草薙さんは今は“タケミカヅチ”に乗っています」
響:「そうだな」(頷く)
理々太:「代わりに、なりますから」じっと、はじめて感情的な目で響を見よう。
響:「…………」(す、と瞳から表情が消える)
響:「……代わりになんて、なれねえよ。誰も」
理々太:「……同じこと、いうんですね」ちょっとさびしげな目で。
響:「お前はお前だし、オレはオレだ。……伊音の今のパートナーがお前になってるのは、悔しいけど認めるさ。あの“タケミカヅチ”の性能もな」
響:「でも、な理々太……」
響:がッ、と一投足で間合いを詰めて。
理々太:反応できないまま、詰められて。
響:「伊音に怪我でもさせてみろ。……オレがお前を戦場から退場させてやる」
響:「分かってるか? あの機体は何かヤバい。……いくら新型機だからって、あの性能は絶対どこかに何か、ヤバいもん隠してる」
理々太:「そう思います……けど」
響:「…………」(先を促す)<けど
理々太:「アイツの機体を、侮蔑するんじゃねえ」理々太として。
響:「? ……アイツって、誰だよ」(ちょっと素で)>理々太
理々太:「親友です。その代わりとして、来てますから」
理々太:「だからこそ、あの機体で絶対に草薙さんを傷つけたりしない」
響:いきなり、ごかっ! と理々太を殴り倒す(笑)<ダメージは無いように
理々太:冷静な目で見つめたまま、殴られるままに(笑)
響:「代わりとか言うなッ!」
理々太:「それしか残ってないんだッ!!」
響:「じゃあお前は何だ? その親友とかの予備パーツか何かか?!」
響:「そんな程度の覚悟で……戦場に立つなッ! いくら機体が立派だろうが性能が高かろうが、死ぬぞお前?」
理々太:「……否定されるのは、構いません」
理々太:「けれど、誓いがあります。想いがあります。だから……」
響:がッ、と理々太の襟首掴んで引き上げ。
響:「お前が死ぬのは勝手だけどな……だけど、それはッ!!」
響:と、続きを言いかけて、思いなおして手を離す。
理々太:「“角”にかけて、伊音さんだけは守ります」真摯な瞳で。
響:「……そんな台詞、聞きたくねえよ」(現状を認めたくない、だけだが(笑))
理々太:「……すみません」逃げるように、去りましょう(笑)
響:「……理々太」(背中に)
響:「お前も、死ぬな。……自分だけ助かるなんてこと、伊音は絶対に望まないんだ」
GM:おしまいかな?
響:ぬ、もう一言だけ(笑)。
響:理々太も出てった後に、壁をこう、ガンッ! と殴りつけて。
響:「伊音をオレに、返せよ……っ。伊音とオレとマサムネなら、あの“タケミカヅチ”だって斬り伏せて、やれる……ッ!」
響:うああああ、と声にならない嗚咽を闇の中で。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン6 「かの河へと還れ」
 シーンPC:響。

GM:夜の格納庫
GM:整備班も久々に早く仕事を終え、今は誰もいない
GM:シュネルギアが居並ぶ中、異彩を放つ“タケミカヅチ”
GM:その足元に一人立つ金髪の青年
服部:「……………新型機………擬似八門結界陣と言ったか……………ん…………?」
GM/オリヴィー:「もうすぐだ…もうすぐ」
GM/オリヴィー:「おや、これは服部少佐」
服部:「…………遅くまでご苦労様です………オリヴィー博士……」
GM/オリヴィー:「どうですか、“タケミカヅチ”の力は。素晴らしいでしょう」
服部:「……………そうですね……模擬戦を見る限りでは十分な性能を持っているようですね」
GM/オリヴィー:「橘中尉にはね、誰でもいい…と言いましたが、実はそうではないのですよ」
GM/オリヴィー:「“タケミカヅチ”のナビゲーターには、オニのヤシマ人が不可欠なのです」
GM:そう、彼はにこやかな、暗い笑みを浮かべる
服部:「…………あれだけの機体です。相応のエーテル出力が必要になるでしょうし、必然的にそうなるでしょうね…………」つとミラーシェードを押さえて
GM/オリヴィー:「ただエーテル出力が必要なのではありません。オニがもつ、二つの力の源」
GM/オリヴィー:「角に天、胸に地」
GM/オリヴィー:「それを相互作用させ、擬似八門結界陣を作り出しているのですよ」
服部:「…………………」無言
GM/オリヴィー:「そして、最後にドライバーの力で“タケミカヅチ”はほんとうの力を手に入れるのですよ」
GM/オリヴィー:「服部少佐は、私の出身はご存知ですか?」
服部:「………仕事柄、調べさせていただきましたが……」
GM/オリヴィー:「美しかったノイエンガンメ」
GM/オリヴィー:「私はね、それを蹂躙した帝国を…絶対に許さないと、心に誓ったんですよ、少佐」
GM:ゴンゴンゴン
服部:「……………復讐ですか…………このようなものを作る動機としては十分ですね………」
GM:と、“タケミカヅチ”のナビゲーターブロックが開いていく
GM/オリヴィー:「見えますか、少佐?」
GM:ナビゲーターブロックに、伊音の姿が見える。気絶しているようだ。
服部:「……………ここまでするとはね……」ミラ−シェード越しに伊音を見て
GM/オリヴィー:「そして、最後の鍵となるドライバー」
GM/オリヴィー:「それが私ですよ、少佐」
GM:オリヴィーが中に飛び上がり、そのままコックピットブロックに入っていく
服部:「!!………………」拳銃を抜こうとするが間に合わぬと判断して携帯電話を取り出す
GM/オリヴィー:「言い遅れました。今の私は、オリヴィーであると共に、合衆国十字軍、主天使オーリヴィエールです」
GM:そう、コクピットブロックを羽根が包む
GM:なんかあればどうぞー
服部:『……もしもし……はい……そうです…………閣下の読みどおりでしたね………ええ、ヴィヴリオ司令にも伝えておきます………』と言って携帯を切り「天使である以上、遠慮はいりませんね……………」きと“タケミカヅチ”を見上げて
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠