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†Testify Your Own / Angel Gear†
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Last Update/2012.02.05
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◇ 第27話『もがれた翼』◇
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「メイの笑顔が、大好きだったんだ」
――榊刀真 |
■クライマックスフェイズ/シーン1 「強襲、阻止臨界点!」
第1ラウンド。GM:曙基地上空。
GM:砲撃を受けつつホルテンから飛び立ったマサムネ2とイェーガーを、融合天使(戦車)の部隊が迎え撃つ。
GM:その先には”ホウセンカ”と融合した主天使ガルディエル、その護衛であるフーファイター”オウガ”の姿があった――――。 GM:ということで、戦闘開始なんですが……まずは前提条件を幾つか。
GM:今回、主天使ガルディエルはメジャーアクションで一切の移動を行いません。
GM:攻撃行動も行いません。
GM:その代わり、ラウンドの最後にマサムネ2、イェーガー、ホルテンの三機にランダムに射撃を行ってきます。
GM:また、今回は敵にも擬似的なロゴスを使用してきます。擬似ロゴスの数は、セッション中に発生したイベントでのPCの行動で増減していたり。
GM:という事で、改めて戦力&エンゲージを。 GM:正面1km先/融合天使(戦車)3グループ
GM:正面2km先/フーファイター”オウガ”
GM:正面3km先/主天使ガルディエル(地上・電力供給施設の傍に固定。移動不可) GM:ガルディエルが感覚15で行動、オウガと融合天使(戦車)は感覚12で行動します。
刀真:こちら、修正込みの感覚は9です。
八房:9です
メイ:感覚は2です(笑)
GM:では、まずセットアッププロセス。
GM:天使側は特になし。PC側は……ありませんね?
メイ:ないです
刀真:うい、ありませぬ。
八房:ないですー
GM:では、イニシアチブプロセス、メインプロセスへと移る訳ですが……。割り込み特技の使用は無いですね?
メイ:あ。ありますー
GM:はい。どうぞ>メイ
メイ:感応使用。いいですか?>GM
GM:OKです。代償を払って判定してください
メイ:ロゴス−10で。
メイ:#8c4 〈エーテル〉《感応》難易度:3修正値:2>八房に
●ダイス:May:8c4=6(4,6,1,6,3,3,4,4)= 6
GM:成功ですね。八房、行動どうぞ。
GM:さあ、こーい(ガクガク)
メイ:「ヤツフサ。サポートします…殲滅してください」
八房:「OK。雑魚は引き受けた」
GM/トゥアレタ:「融合天使の一匹や二匹ならどうってこと無いわ。いつでも大丈夫よ!」>八房
八房:では《予測射撃》で攻撃を
八房:「ついでだ。あのデカブツと護衛サンもロック頼むぜ?」
GM/トゥアレタ:「了解。全武装の安全装置解除。………ロック完了!!」
八房:《接合》《予測射撃》使用の【自己からの侮蔑】【ガルディエルからの敵意】を昇華のダイス+30にて
GM:さあ来いー!
八房:攻撃対象は融合天使、フーファイター、ガルディエル
●ダイス:Yatufusa:48c4=31(2,5,6,1,5,4,1,4,5,3,3,5,3,4,3,
5,6,5,2,4,3,5,2,3,6,4,1,5,4,6,5,6,1,6,4,1,4,4,2,1,3,4,3,
5,3,2,4,6)= 31
八房:では、成功数47で対天使砲改で攻撃
GM:とりあえず、オウガは回避を試みるー(笑)
GM:#23c4 <回避>3 擬似ロゴス10点使用、一応ダイスを増やしてみる(笑)
●ダイス:Haga_GM:23c4=17(4,5,2,2,2,2,5,2,1,5,5,5,4,2,2,
2,3,3,6,4,3,3,2)= 17
GM:それでも17、か。当たりだこんちくしょー!(笑)
八房:では差分+35(重)のダメージどうぞ
GM:まず、融合天使(戦車)の三個小隊が次々と火達磨になっていく。
GM:15点を重傷ゲージ、20点をHPに割り振ってガルディエルがダメージを受け。
GM:軽傷と重傷ゲージが埋まって、HPを16点削ってオウガが耐えた。
GM/サイ:「くっ……!! 融合天使たちをこうもあっさり手玉に取るとは……!!」
GM:あ……ガルディエル死んでる(笑)
メイ:何Σ( ̄□ ̄;
刀真:…のぉ!?(笑)
八房:おお!?
GM:回避してないからダメージを素で食らって、死亡ゲージがピッタリ埋まる(笑)
GM:さらに、死亡ゲージ受けをした上でまだダメージが残ってるから……うおぉぉ、なんですとおお!?
メイ:「一撃……強い」
八房:「ふ、あのデカブツは前に“一回見た”からな。弱い所は覚えてる」 |
※本来、死亡ゲージで受ければ1回のダメージは全て吸収できるのだが。これはガルディエルがそういうものだったと思われる。
GM:これじゃあイベント発生が早まるじゃないか(笑)
刀真:うなあっ!?(笑)<イベント
メイ:いべんとっΣ( ̄□ ̄;
八房:うはーw
GM/サイ:「ガルディエルを打ち破るだと……? 隼雄を合衆国の橋頭堡にするという計画が、これではッ!!」
GM:ガルディエル『sera……sera……sera……』
GM:イェーガーの一斉射撃の前に、ガルディエルの巨体が倒れる。
GM:だが、その体から一本の光の柱が立ち上ろうとしているのを、三人は見逃さなかった。
メイ:「みんな、気をつけて!」
刀真:「――なに。これって……」
八房:「くう…流石に一撃ってのはムシが良すぎたか……?」
GM/サイ:「だが……俺もみすみす敗れる訳にはいかん。人の身を棄ててもこの戦い、勝利してみせるッ!!」
GM:サイは、オウガを光の柱の中へ飛び込ませる。
メイ:「兄さん…!」
刀真:「―――! 駄目だ!“向こう側”に行っちゃ…!」
GM:立ち上る光の柱……それは、天使核の力の解放。天界の門が開く証。
八房:「ち、しまった……あれは………」
メイ:「お願い。やめて。帰ってきて…」思わず呟く
GM/サイ:「もうこの身はあの頃には戻れない。ならば……俺は修羅の道を生きよう!!」>メイ
メイ:「そんなの勝手すぎる…兄さん」
GM:オウガの鋼の装甲が”受肉”する。鋼の変わりに肉をまとい、鋼鉄の翼に替わって本物の羽で羽ばたく、天使へと変貌していく。
GM/サイ:「おおおおおおおおおおおッ!!!」コクピット内で進みつつある天使化の苦痛に悲鳴をあげる
メイ:「絶対、迎えに来てくれるって言ったじゃない…」
GM/メイリィ:「エーテル係数、3500を突破……天使化してるアル、あの機体」
八房:「っきしょー………俺がしっかり落とせていれば……」
メイ:「トーマ、ヤツフサ……お願い」
刀真:「―――うん。約束は、果たすよ。女の子との約束は、ちゃんと守らなきゃ」全身の力を、抜く。
GM:では、天使化したオウガの行動、いくぜー。
刀真:かもーん。
GM:まず、マイナーアクションでエンゲージを移動。刀真のもとへ。
GM:《バーンナウト》(移動距離が2倍になる)を取得しているので、軽い軽い。
GM:接近したところで、攻撃ッ!!
GM:#17c4 <射撃戦闘>4+《ガンフー》 判定値11
●ダイス:Haga_GM:17c4=10(6,2,5,3,1,6,6,1,6,2,1,2,4,5,3,2,6)= 10
GM:10個成功。さあ回避を>刀真
刀真:…ぬ、射撃か。ならば。
刀真:《接合》を宣言。ロゴス3点で回避をLv4に。
刀真:#26c4 <回避>《反射防御+接合》 代償:ロゴス4
●ダイス:To-ma:26c4=18(5,6,3,4,2,1,2,2,3,5,4,1,6,6,4,4,5,1,6,3,3,4,3,6,4,4)= 18
GM:8差で回避とは、やるな刀真!!
GM:では、消滅しちゃった融合天使(戦車)の番をすっ飛ばし、刀真の手番です。
刀真:「―結局貴方には、名乗りを上げることができなかった」ゆらり、と。隼雄の大気に溶け込むような、自然な動き。
刀真:待機します。ラウンドの最後に行動、で。
GM/サイ:「お前の様な子供に何が判る。俺の体験してきた苦しみの、万分の一でも判るというのかッ!?」>刀真
刀真:「分からないよ!でも、分かろうとするから…人は、人を好きになれるんだろう!?」
GM/サイ:「戯れ言を!!」
GM:待機は了解。では、八房の行動順です。
八房:では、攻撃します
GM/サイ:「お前もあの少年と同じ事を言うつもりかッ!?」>八房
GM:八房に向かって、襲い掛からんばかりの勢い。
八房:「ああ、俺にもてめェの苦しみなんざサッパリわからねぇよ…」
八房:「でもな……」
GM/サイ:「何が言いたいッ!!」
八房:「俺には俺の苦しみがある。それを人に押し付ける事なんかしねぇし、分かってもらおうとも思っちゃいねぇ…」
GM/トゥアレタ:「守郷くん……」
GM:さあ、攻撃をどうぞ。
八房:「只な……自分の生き方に、自分で責任持てねぇヤツにあれこれ言われたくねぇんだよ!!」
八房:《接合》使用のダイス+13 【トゥアレタからの苛立ち】【刀真からの好意】【メイからの信頼】昇華でミサイルで攻撃
八房:#27c4+28
八房:#27c4
●ダイス:Yatufusa:27c4=16(5,6,3,5,5,2,4,1,5,2,6,5,1,2,2,2,6,5,1,6,1,2,5,1,2,3,1)= 16
八房:44成功にて
GM:#19c3 <回避>
●ダイス:Haga_GM:19c3=8(6,3,6,2,4,5,4,1,4,4,6,4,6,2,6,2,3,1,2)= 8
GM:根本からしてダメじゃんっ!!(笑)
GM:回避失敗、ダメージをどうぞ。
八房:36+24で60点の指定無しダメージ
GM:死亡ゲージで受けます。っていうか最初の《予測射撃》が痛過ぎだっ(笑)
メイ:すばらしい(笑)
GM/サイ:「どこまでも……俺を阻むというのかああああああっ!!!」
GM:その身にミサイルの直撃を受け、満身創痍ながらも健在のオウガ。
GM/サイ:「メイイィィィィ!!」
メイ:「あなたはもう、お兄ちゃんじゃない…」拳を握り締めて
GM:ではメイの行動です。
メイ:ええっと。ロゴスを全部使って(44点)盾の乙女…かな
GM:OK。判定をどうぞー。
メイ:ダーザインも昇華しとくか(笑)サイ、八房、刀真のダーザイン昇華。これでいいのかな?
刀真:それで達成値+30、ってトコですやえ。
メイ:#54c4 〈エーテル〉+《盾の乙女》難易度:0 修正値:−3 対象:1体 代償:ロゴス3 効果:判定値+[成功数]>刀真
●ダイス:May:54c4=35(6,1,2,4,1,1,2,5,4,3,5,2,4,3,6,3,1,3,5,4,3,6,4,4,3,2,1,
3,6,3,6,5,5,6,2,6,3,1,6,1,5,4,6,5,6,6,6,4,4,3,3,4,1,3)= 35
GM:65成功のボーナスが刀真の次のメジャーアクションにつきます。
刀真:あいさ、さんくすー。
メイ:「トーマお願い。兄を…天使を討ってください」
刀真:「――うん。…僕は、これから、人を殺す」
メイ:「…わたしの、かわりに」
GM/サイ:「俺を、父さんを棄てて。そんな男に………許さん、許さんぞ、メイイィィィ!!」
刀真:「――恨まれたって、構わない。今は…今だけは。力を、貸して…」回線の向こうのメイに。己の背後のメイリィに。懺悔にも似た声を。
GM/メイリィ:「……刀真。サイさんを苦しみから解放してあげるアル」
八房:「ああ……そうだ。これから先、その事をずっと背負って行くんだ。それが覚悟ってヤツだ」>刀真
刀真:「―――僕の名前は榊刀真。弱さを捨てられず、信じることを選んだ拳士!」右手を、掲げる。
メイ:モニターをじっと見つめている。一言も話さずに
刀真:「サイ・マクラクラン!貴方の憎悪とメイの哀しみは、僕が地獄へ持って往く!」鋼の翼を、広げ。
GM/サイ:「―――この威圧感。気圧されている、だと!?」
刀真:掲げた右手から迸る光は、隼雄の空を白く染め。
刀真:ってなワケで、攻撃宣言。《接合》と《奇襲》、及び【オウガからの圧倒感】【家族からの忌避】【八房からの信頼】を昇華。達成値+24.
GM:おっしゃ、こーい!!
刀真:代償を引いて残ったロゴス111点、全てダイスボーナスに。判定、参ります。
刀真:#195c4
●ダイス:To-ma:195c4=126(1,1,6,6,4,4,5,4,3,6,1,2,2,3,6,2,1,5,1,5,1,6,4,5,
2,5,5,2,3,3,3,2,5,4,6,3,1,2,5,4,6,4,6,4,5,3,3,5,3,1,3,6,5,1,4,1,5,2,4,3,6,
6,1,6,3,4,2,5,2,2,5,4,2,5,3,3,3,4,2,3,4,6,6,3,3,1,6,1,3,3,6,2,4,4,2,5,4,3,
6,4,3,3,4,2,4,6,2,1,4,6,4,5,2,2,4,6,3,1,6,2,1,1,6,5,3,1,1,2,5,3,3,2,6,3,3,
1,5,2,2,4,4,4,3,1,6,4,6,6,6,5,6,4,2,6,6,3,3,2,5,2,6,5,4,6,5,6,6,2,6,5,2,5,
4,5,5,2,3,6,5,3,6,2,1,2,3,2,6,4,4,6,4,6,3,4,1)= 126
GM:りーんごーん。りーんごーん(福音発生)
刀真:+24で成功数150、差分値2倍となります。
GM/サイ:「……オウガの装甲が砕けるだと? 天使のチカラを得て、受肉したこの機体が……敗れるというのか!?」
刀真:何処からか、鐘の音が響く中。輝く右腕を、オウガの胸部へ。
刀真:「だから―だからきっと、いつか、どこかで」
刀真:…で、回避は?(笑)
GM:ふ、無駄だと思うけどやってみよう(笑)
GM:#19c3 <回避>
●ダイス:Haga_GM:19c3=11(6,3,2,3,2,1,2,6,5,4,2,1,4,4,3,3,3,4,6)= 11
刀真:…それでも期待値以上だもんなあ。(笑)
メイ:惜しい。あとちょっと足りない(笑)
GM:うん、あとちょっとだけ足りなかった(笑)
八房:ちょっとw
刀真:ちょっと、か。(笑)
刀真:「二人がまた、出逢えることを」エーテルが。生命の光が、異形のフーファイターを包む。
GM/サイ:「父さん、母さん……メイ、どこにいるんだ?」
GM/サイ:「ここは寒い。寒いよ……」生命の光の中、悶え苦しむ
刀真:というワケで。278+13、合計291点をぷれぜんつ。
メイ:「兄さん…兄さん!!」
GM/サイ:「天使のチカラを手に入れたのに。それなのに……何で俺は。僕は……ああ、あああ……」
刀真:「――誰も貴方を、忘れない」
刀真:「僕も貴方も、赦されはしないだろうけど。―――それでも、僕らは」
GM:虹色に輝く光が、オウガを包み込む。
GM:それはやがて光の柱となって天へと昇り………消え去っていった。
メイ:「……お兄ちゃん」泣きそうな顔で、でも表情を極力殺している
八房:「俺たちは………アンタみたいなヤツを背負って生きていく……いや、生きていってみせる……」
刀真:「一歩ずつ、進んでいくから。自分たちの足で、歩いてゆくから」涙が、一筋。
GM:様々な思いが交錯する中で……今ここに、ひとつの戦いが幕を閉じた。
GM:シーンエンド。 |
■エンディングフェイズ/シーン1 「レッツ、買い物」
シーンPC:八房。GM:事件後の瑞穂中学。
GM:隼雄から帰ってきても、トゥアレタのキミに対する態度は相変わらずだ。
GM:何かにつけて口うるさいし、ツッコミも多い。
八房:放課後の教室でぼーっと汚れたバヨネットを眺めてます
GM/トゥアレタ:「守郷くん。もう学校終わってるわよ?」
八房:「ん………ああ………」
GM/トゥアレタ:「そんなにぼーっとしてる時間があるなら……ちょっと、付き合ってくれないかしら?」
八房:「……ん? ……いいけど……」
GM/トゥアレタ:「た、ただの買い物ですからね。疚しいことなんてありませんからねっ」
GM:言いながらも、心なしか嬉しそうに見える。
八房:「………ま、いいか。せっかくだし、付き合ってやるよ」バヨネットを大切にしまって
GM:あの事件から変わった事といえば、トゥアレタがこういう融通の利くことをする様になった事だろうか。
GM:他の生徒たちには見せない、キミだけに見せる顔。
GM:それが何となく面映く、同時にちょっぴり嬉しくもある。
GM/トゥアレタ:「あの……あのさ、守郷くん」
八房:「……お?どした」
GM/トゥアレタ:「隼雄の事件の時……護ってくれてありがとう」
GM/トゥアレタ:「それだけだからっ。一応、お礼言っておこうと思って。ほんとにただそれだけだからっ」
八房:「何だよ。そんな事かよ。俺たちはパートナーなんだから当然だろ?」
GM/トゥアレタ:「な……恥ずかしい事言わないで頂戴!!」
GM:サイの言っていた苦しみは、今の自分にはまだ判らない。
GM:だが、いつか判る時が来るとしても……自分はああならないと思える。
GM:この口うるさくも心優しいパートナーがいる限り。
八房:「だから……アイツの分まで……守ってやらないとな……」バヨネットをそっと撫でて呟き。
GM:シーンエンドでー。 |
■エンディングフェイズ/シーン2 「歩いていこう」
シーンPC:刀真&メイ。GM:事件後、ふたりは瑞穂市の外れにある軍の共同墓地に来ていた。
GM:アクシアからふたりに「見せたいものがある」という話だったのだが……。
GM:案内された二人の目の前には、ひとつの墓石がある。
メイ:「これは…」
GM:刻まれた名は「サイ・マクラクラン」――――。
刀真:「―――ここに眠る………か」刻まれた名を、目で追う。
GM/アクシア:「これからこの出来事を忘れない為に……と思ってね」
GM:無論、遺体がある訳では無い。形式上の墓碑に過ぎないのだが……。
メイ:「お兄ちゃん…」ガサガサと自分の荷物を開く
刀真:「…忘れるわけ、ないですよ。…忘れちゃいけないんだ、絶対に」
メイ:「まさか、お墓を立てていただけるなんて思っていませんでした…ありがとうございます」>アクシア
GM/アクシア:「アタシの思いつきじゃないのよ。言い出したのは彼女」
GM:と言って、刀真の傍らに立つメイリィを見る
メイ:「…メイリィさん。どうして」
GM/メイリィ:「メイ。ワタシ、アナタに酷い事言ったアル。だから、その……お詫びというかなんというか」
刀真:「――ね、メイリィ」
GM/メイリィ:「なにアルか?」
刀真:「……今くらいは、さ。…素直になっても、罰は当たらない…よね」
GM:メイリィは黙って頷く。
刀真:墓石の前に膝を付き、刻まれた名に目線を合わせる。
刀真:「――貴方にああは言ったけど。これから先僕らは、何度も躓くでしょう。何度も、何度も…大人になっても、繰り返すでしょう」
刀真:「でも、絶対に立ち止まりません。…皆と一緒に歩ければ、きっとなんとかなる、って。そう思わせてくれた人が、居るから」
GM/メイリィ:「いい心がけアルよ、刀真。……それはそれとして」>刀真
GM:満面に笑み(但し、目は笑ってない)を浮かべ、刀真に詰め寄るメイリィ。
刀真:「…それと、して?」
刀真:そーっと、そーっと振り向き。後ずさり、後ずさり。
GM/メイリィ:「メイといい雰囲気になっていたみたいアルが、そこのところをじっくり聞かせてほしいアル」
刀真:「あー…あれはその、なんというか。ええ、まあ」
メイ:「今日は、実はこんなの作ってきたんです」二人は無視してアクシアにアップルパイを見せる(笑)
GM/アクシア:「ほらほら二人とも、喧嘩しないの……って、これは……」<アップルパイ
メイ:「結構自信作なんですけど、一緒にいかがですか? お茶も入れてきたんです」はにかむように微笑む>アクシア
メイ:「二人は込み入った話があるようですし」ちら、と刀真を見て(笑)
メイ:とか言いながらてきぱきと用意を(笑)
GM/アクシア:「あら、いいわねぇ……それじゃ、痴話喧嘩は後にして。基地で戴いちゃいましょうか?」(笑)
刀真:「…メイ、大尉。実は半分楽しんでない…?」目の幅涙。(笑)
GM:刀真の呟きに、声をあげて笑うアクシア。つられてメイリィも笑い出す。
メイ:「今更気づいたの、トーマ?」いたずらっ娘スマイル
刀真:「――――」しばし、そんな三人に見惚れて。なんとなく赤くなる頬を必死に隠して。
GM:大事な家族、幸せな日々……それは少女が一度無くしてしまったもの。
刀真:「―――そっか。結局、僕も貴方も―――」
GM:だが、それに勝るとも劣らないものを彼女は手に入れる事が出来た。
刀真:「メイの笑顔が、大好きだったんだ」南の空で拳を交えた戦士を、想う。
GM:戦いはこれからも激しくなるだろう。だが――――。
GM:きっと新たな家族が、仲間がいる限り。
GM:二度と、その翼(こころ)がもがれ、挫ける事は無い………。
GM:シーンエンド。 |
■アフタープレイ 【経験点計算】
榊刀真@しんごろ:6点
メイ・M・マクラクラン@ゆきむ:6点
守郷八房@阿桜聖:6点
GM@葉隠:18/3+1=7点
【雑感】
新米管制官メイ、はじめての出撃。
――というわけではないけれど、実質的に彼女を主人公に、刀真と八房が脇を固めてのドライクロイツの1エピソード。メイと兄であるサイの因縁と戦場での再会は、やはり見ていて切ないわけで。
生き延びる手段として、またメイを取り戻す手段として天使に魂を売った兄と、そんな兄だからこそ許せなかった妹との対峙は、やはりこのような形でしか決着できなかったのか……。
シナリオとして見ても、トンデモ兵器に憑依した天使兵の奇襲による苦境、生身でのライバルとの邂逅、そして決戦と基本を抑えたお話。ただ、ホルテンがあれば概ね1時間余りで展開できる距離とはいえ、普段のこの辺の防衛体制ってどうなっているのだろうか。やはり完機ちゃんたちの頑張りがあるのだろうか……。
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エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠
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