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◇ 第32話『ナイチンゲールの空』◇

「こんな夜は、私の故郷ではナイチンゲールが飛ぶ」
――ヴィヴリオ大佐

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1///
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 合衆国第7艦隊、第432飛行隊。
 高度10メートルを超音速で飛ぶ獰猛なイタチの群に、次々沈黙させられていくアストラル・レーダーサイト群。
 だが、それは瑞穂基地壊滅の単なる序章でしかなかった。ゴーストタウンを埋め尽くす灰色の天使たち、かつて人であった哀しい人形達に追いつめられるギアドライバー。
 運命を精算するため、悲劇の拡大を防ぐため。戦士達は夜空へと舞い上がる。響き渡るジェットエンジンの叫びは、死を告げるナイチンゲールの歌のように。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第32話
 『ナイチンゲールの空』

「――星が一つ消えるたびに、人が一人消えていく」


シナリオハンドアウト
▼PC1 レオンハルト・トゥルナイサー  ギアドライバー/ファランクス
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
 ダーザイン:【水無月さやかからの友情】
 兄が合衆国に亡命したために、周囲から孤立している少女、水無月さやか。だが、キミにとって彼女はかけがえのない友達だった。
 そんなある日、彼女は「兄に会いに行く」と置き手紙を残し、神奈市へと向かった。

▼PC2 アーヴェル・アドラクス  機械化兵
 ダーザイン:【“リボンの13”からの競争心】
 超低空から侵入し、瑞穂基地のアストラルレーダー網を破壊した恐るべきエース部隊、“第432飛行隊”。
 深夜、超低空で行われた戦いの中で、キミは“13”とナンバリングされたリボンのエンブレムを持つF-18plusと戦うが、決着をつけられなかった。だが、次は!

▼PC3 矢神 翔一  ギアドライバー/スナイパー
 ナビゲーター:セラピア・パルマコン
 ダーザイン:【夜からの呼び声】
 ひょんなことからセラピアに誘われて買い物に出かけたその帰り。キミ達は誰もいないゴーストタウンに迷い込んでしまう。
 絶たれた帰路、誰もいない街区。だがキミには聞こえる。誰かが君を呼んでいる。

▼PC4 クレア・エスレーヴィス  管制官
 ダーザイン:【ヴィヴリオからの信頼】
 瑞穂基地のオペレーターは激務だ。今や天使十字軍の最重要目標となったこの基地を守ることはすなわち人類を守ることなのだから。
 キミは常に耳をすます。天使達の歌声に。キミが気を抜けば、基地は瞬時に灰になってしまうだろうから。


自己紹介
レオンハルト:「………レオンハルト・トゥルナイサーです」
レオンハルト:「階級は少尉、シュネルギアに乗っています…」ぽそぽそ
レオンハルト:基本的に天才肌なやつです。
レオンハルト:シュネルギアの操縦に天才的な素養を見せ、別の部署から引き上げられた、と言う経緯があります。
レオンハルト:そんなこともあって家族の期待を一身に受けつつ。てきとうにへいこらと猫の世話や、犬の世話や、兎の世話をしています。
レオンハルト:トゥアレタとは婚約者だったようですが、彼女の両親が死んでからは形骸化中
レオンハルト:PCダーザインはクレアからの信頼、シナリオは水無月さやかからの友情
レオンハルト:以上


アーヴェル:「統一帝国空軍少佐、アーヴェル・アドラクスだ」
アーヴェル:「今回、トラバントジステムの試験で瑞穂基地にお邪魔することになったってわけ」
アーヴェル:「しかしまぁ、この基地はヘンなところだよ。子供が最新兵器に乗ってるってのはさ」
アーヴェル:「ま、とにかく勝つためには戦わなきゃだ。よろしく頼むよ?」
アーヴェル:初期ダーザインは【ハルトマンからの信頼/2】【故郷からのあこがれ/2】
アーヴェル:シナリオダーザインは【“リボンの13”からの競争心/2】【レオンからの親近感/2】。
アーヴェル:以上(オーバー)!

翔一:「瑞穂中三年、矢神翔一。呼び方はなんでもいい。よろしく」
翔一:「G3シュネルギア実験部隊所属の少尉。一応、軍人だよ」
翔一:「秘密兵器の操縦者とは言うものの、そんな大したことが出来るわけじゃない」
翔一:「人間、いつかは必ず死ぬものだし。世の中どうやっても変えられない事ばかりだ」
翔一:「なんて、諦めたふりをしていても。諦められないものがあるから、俺たちは戦ってるのかもしれないな」
翔一:黒髪のヤシマ系美少年。若いくせに達観しまくったニヒリストだが、最近は諦めが悪くなりつつある。。
翔一:クラス:ギアドライバー/スナイパー ナビゲーター:セラピア
翔一:所持ダーザイン【セラピアからの興味/2】【自己からの侮蔑/2】【香夜からの信頼/2】
翔一:シナリオダーザイン【夜からの呼び声/2】.PC間ダーザイン【アーヴェルからの感心/2】。
翔一:以上(オーバー)

クレア:『本作戦で管制を務めます、クレア・エスレーヴィス准尉です』
クレア:『あの、精一杯頑張りますので……不束者ですが、よろしくお願いしま(ゴン!)』
クレア:『……いえ、なんでもないです。発艦をお願いします』
クレア:顔の大部分を覆う天使索敵盤をはじめ、各所を外科的に強化された管制官。
クレア:特異的な外見をしているので人前に出るのが苦手。
クレア:外を出歩くときもこそこそとしており、かえって人目を引いているという話も……
クレア:初期ダーザイン【羽村からの好奇心】
クレア:初期ダーザイン【小隊からの信頼】
クレア:シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】
クレア:PC間ダーザイン【翔一からの有為】
クレア:以上、うまく表現できるよう頑張りますー。


■オープニングフェイズ/シーン1 「惨劇の予兆」
 シーンPC:クレア。

GM:統合司令室、午前二時。キミの隣のシートでは、プシナプシナがねむそうに目をこすっている。
GM/プシナプシナ:「うにゅう……」
クレア:「プシナちゃん、もう少しで交替になるから。もうちょっと頑張ろうね」
GM/プシナプシナ:「はいですぅ……ふわぁん」
GM:よい香りがした。
GM:ことん、とキミのコンソールにブリキのカップに入ったコーヒーが置かれる。
クレア:「今日はこのまま何事もなく終われそう……あら?」<ことん
GM:色とりどりのメーターに照り映えてきらめく銀縁のメガネ。ヴィヴリオ司令だ。
クレア:「ヴ、ヴィヴリオ司令!?」
GM/ヴィヴリオ:「異常はないようだな。どうした、私がコーヒーを煎れるのがそんなに不思議か?」
クレア:「いえ、もうおやすみになっているものとばかり……」
GM/ヴィヴリオ:「珍しく静かな夜なのでな。こんな夜は、私の故郷ではナイチンゲールが飛ぶ」
GM/ヴィヴリオ:「ナイチンゲールはとても複雑な歌を歌う鳥で、大神ヴォータンの使いという。その鳥が止まるのは死者が出る家だけだというのさ」
クレア:「何か起きるとお感じなのですか?」
GM/ヴィヴリオ:「いや。……幸いこのヤシマにナイチンゲールはいない。幸いなことだな」
クレア:その言葉に安堵の溜息を漏らす<ナイチンゲールはいない
クレア:「大佐が下がられてから現在まで、策敵圏内に天使反応はありません。各地平常どおりです……このまま、何事もないと良いですね」
GM:プシナプシナのコンソールにはホットココアが置かれる。
GM/プシナプシナ:「わは。ありがとうです、司令」
GM:ヴィヴリオが拙劣(へた)な冗談を口にしたその時。
GM:クレアの脳に、一瞬だけ天使の歌が聞こえた。目まぐるしくコンソールを操作する。
クレア:「えっ!? ……ぷしなちゃん!」
GM:超低空でレーダーをかいくぐり、瑞穂基地の南、神奈レーダー基地に接近する敵機の姿が。
GM/プシナプシナ:「わわわ! き、緊急警報発令!」
クレア:「大佐、敵襲です! 南方海上より、神奈レーダー基地に進路を取っています!」
GM/ヴィヴリオ:「スクランブル発令! 待機任務のパイロットは全部上がらせろ!」
GM:焦るキミの背後で、ヴィヴリオがスクランブル命令を出す。だがおそらくは……間に合わない。
クレア:「了解! 緊急警報! 当直パイロットは各機発進せよ!」
GM:という所でシーンエンド予定。何か一言あるかい?
クレア:「南方より敵襲、進路は神奈レーダー基地。くりかえす……」
クレア:アラートが鳴り響く中、今回の出撃で何人が孵ってくれるのだろうかと思うと、胸が締め付けられるように感じた……。
GM:クレアの基地内の放送が徐々にフェイドアウトしつつ、シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「闇を切り裂く刃」
 シーンPC:アーヴェル。

GM:超低空から侵入し、本格的な攻撃に先立ってレーダー基地や対空ミサイルを沈黙させる“ワイルド・ウィーズル”。
アーヴェル:「ちぃっ、何だってこんな時に!」(格納庫へ走る走るー)
GM:その任務を専門に行う“第432飛行隊”の噂はキミも聞いていた。
アーヴェル:ぴっぴっぴ、とコンパネ起動し、機体を滑走路に回しつつ。
アーヴェル:「あの432飛行隊が出張ってきたか……。面白くなってきたじゃないの!」
アーヴェル:「こちらエーヴィフィネル。アーヴェル・アドラクス、発進準備完了」>管制塔
GM/プシナプシナ:『進路クリアー! 発進どうぞです!』
アーヴェル:「了解! 行くぞっ!」
アーヴェル:ゴゥッ! と機体を発進させる。

GM:一歩間違えれば電線や木と接触しかねない、高度十メートル前後の超低空を縫うようにして、山肌に点在するレーダーサイトを破壊していく、ベクタード・ノズル装備の艦上夜間攻撃機、F-18plus“ホーネット”。
アーヴェル:そのまま上昇せず、低空を一気に駆け抜けて迎撃に向かおう。
アーヴェル:「今回のお客さんは……一癖ありそうだなっ!」
GM:キミのレティクルにリボンのエンブレムと、“4”とナンバリングされた機体の尻が写る。
アーヴェル:「来たかッ!」
GM:ためらいなく引き金を引き、キミは敵機を地上にたたき落とした。
アーヴェル:まずは挨拶代わりに、レールガンを叩き込んで(笑)。
アーヴェル:「よっしゃ、次ッ!」
GM:しかし息をつくヒマもない。敵も味方も、まるでハエのように落ちていく。
アーヴェル:「第12飛行隊! 生きてる奴がいたら返事をしろ……ッ、ダメか」
GM/レイモンド:『わーはははは、狙いを付ける必要がねぇ! 気持ち良い戦闘だなァ、おう!』 どらたたたたたた
GM:空を染め上げる曳光弾、闇を切り裂いて飛ぶ無数のミサイル。フレアの光に照り映えてきらきら光るチャフ。
アーヴェル:ぱしゅッ! とトラバントを展開。オールレンジ攻撃で敵機を追い込んで、失速させる(笑)。
アーヴェル:『よー、レイモンド。相変わらず調子いいみたいだねえ』(通信)>レイぽ
GM/レイモンド:『ああ、スコアの稼ぎ時だ! 食い合いする味方も少ないからなぁ!』
アーヴェル:『今回のお客さんはリボンマークだぜ。撃墜しづらいんじゃないの?』
アーヴェル:軽口を叩きつつ、対空ミサイルを迎撃(笑)。
GM:立て続けに、二機の僚機が撃墜された。木々の間をかいくぐり、斜め下からキミを狙う“13”とナンバリングされたリボンつきのF-18plus!
アーヴェル:『ちいいッ! レイモンド、上空のカバーは任せたっ』
GM/レイモンド:『おっとこっちもお客さんだ! また後でな、アーヴェル少佐!』
アーヴェル:急旋回して“13”の狙いから機体をずらそうと試みる。
GM:絶妙のタイミングで放たれるロケット弾。
アーヴェル:『?! ――振り切れない? やるねッ』(きゅぴーん! と額に稲妻っぽいのが(笑))
GM:回避運動を先読みしたかと思えるほどの精密射撃で、アーヴェル機の行動範囲を狭めてくる!
アーヴェル:「――いい度胸だ。売られたケンカ、買ってやるさ!」
アーヴェル:むしろ望むところ、と云わんばかりに敵機に突っ込むコースへ。
アーヴェル:がきょん! とトラバントを展開し、こちらも牽制射撃。
アーヴェル:正面からのぶつけ合いに持ち込んでやらー!(笑)
GM:向こうも牽制の20mmバルカンが火を噴く!
アーヴェル:「うおおおおおおおおおッ!!」(ばらららッ、とレールガン連射!)
GM:……と、不意に敵機が機首を返す。ベクタードノズルの噴煙が、キミの機体のキャノピーを煽る。
アーヴェル:「ちいいいッ、その程度でッ!」
アーヴェル:この際だ。トラバントを1つぶつけるコースに置いてやれ(笑)。
GM:ふと見ると、周囲からも敵機の姿が消えている。
アーヴェル:「――? 引き上げた、のか」
GM/レイモンド:『このやろ、待ちやがれ! もうちょっとで落とせそうな……』
アーヴェル:機体を上空に持ち上げて、周囲を索敵。
アーヴェル:『おいおいレイモンドー。あまりしつこい男は嫌われちゃうぜ?』(苦笑)>レイぽ
アーヴェル:が、瞳は笑っていない。油断無くさっきの“13”を探す。
GM:決着がつかないまま、リボンの13は戦闘空域を離脱していく。恐ろしい腕の男だ。
GM:ゾクゾクするほどの空戦技術と度胸の据わったパイロット。あそこまでキミと互角にやりあえる男はいない。
アーヴェル:男?!(笑)
GM:女だなんて一言も言ってませんよ?(笑)
アーヴェル:「……“置きみやげ”も躱されたか」
アーヴェル:「こいつは、久しぶりに腕がなるねえ……」(冷や汗を浮かべつつも、不敵な表情で)
GM:それにしても、とキミは思う。ワイルド・ウィーズル任務は最初に出撃し、最後に撤退するものだ。本格的な攻撃を最後まで支える、誇りあるエースの仕事。
アーヴェル:「…………」
GM/レイモンド:『ちっくしょ、今度来た時は容赦しねぇ……』
GM:だが、本格的な爆撃が行われた気配はない。なにかがひっかかる。何かが……
アーヴェル:「嫌な感じだね、どうも」
GM:エンド予定。何かあればどぞ
アーヴェル:『さて、レイモンド。とりあえず生き残りおめでとさん。――燃料切れで墜落する前に戻るとしますか』
アーヴェル:だいぶ味方もやられちまったか……などとと思いつつ、機首を瑞穂基地に向ける。
GM/レイモンド:『そーねー。帰って寝ようかー』。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「ゴーストタウン」
 シーンPC:翔一。

GM:セラピアのおねだりに負けて、キミは瑞穂基地の西にある郊外型ショッピングモールに買い物に出かけていた。
GM/セラピア:「ぷっぷくぷ〜。しょういっちゃんとお出かけは久しぶりなんだよ〜」(CV:以後総て力丸乃りこ)
GM:と、いうより荷物持ちをやらされていた。
翔一:「響と刀真の……これに。レオンとトゥアレタの……あれ。少佐からの頼まれものに、香夜に買っていくやつ」
翔一:「どいつもこいつも、ここぞとばかりに買い物押しつけてくるな……。雑用係か、俺は」買い物リストを手にがっくり(笑)
GM/セラピア:「あ。あのまくら、可愛いんだよ……うー、欲しいんだよ〜」
GM:セラピアの身長位ある、大きな抱き枕。
翔一:「ん? どれどれ」<枕
GM/セラピア:「ねぇねぇしょういっちゃん。あれ、欲しいんだよ〜(おねだりモード)」
翔一:「珍しいな。お前がこういうの欲しがるの」
翔一:ぽむぽむ、と枕を触って品質を確認。
GM:抱き枕の絵柄は、白い水着を着た髪の長いお嬢様然とした女の子の絵が付いている。
翔一:「……これはいわゆる。萌え系か?」>GM(笑)
GM:隅の方に「(C)型月」とある。
翔一:「なんだか分からないが……響が見たら涙を流して喜びそうな枕だな」
翔一:そんな、ことを、イメージした……。
GM/セラピア:「うーうーうー。なんだか全国のそっち系のおにいちゃんの怨念の籠もってそうなところがいいんだよ〜。買おうよ〜」だだっこ。
翔一:「分かった。買ってやるからレジに持っていくのはお前がやるんだぞ」ため息。
GM/セラピア:「わーいわーい、しょういっちゃん優しいからだーい好きなんだよ〜♪」てってけとレジに走るセラピア。
GM:なーんてことを話しながら、とりあえずの買い物は終わる。
GM:大量の荷物を抱えてバス乗り場に歩む二人。
GM:丁度基地へ戻る方面のバスが来ている。
翔一:「レオンから頼まれた小麦粉に紅茶、動物にやる餌も買ったしと。これで全部だな」
GM/セラピア:「わわ、あれ逃すと門限に間に合わないよ!?」
GM:一体何をここまで買い込む必要があるのだというくらいには荷物は大量で。
翔一:「そう慌てるな。間に合うときは間に合うし、間に合わない時は間に合わない」
GM:二人はギリギリで、転がり込むようにバスに乗り込んだ。
GM:バスは最終に近いためか、キミとセラピア以外には乗客はいない。神奈市を抜けて瑞穂市へ、ざっと30分ほどの行程。シートに腰を降ろすとちょうど、バスが動き出した。
翔一:「ふう」荷物の重さに負けてシートに座り込む。
GM/セラピア:「ふあ〜、いいお休みの日だったんだよ。やっぱり瑞穂市じゃ買い物できる範囲に限度があるんだよ〜」
翔一:「お陰で荷物も膨大だけど。久しぶりに楽しかったな、確かに」
翔一:「しかし、枕より服を新調したほうが良かったんじゃないのか? それぐらい買ったのに」
翔一:オーバーオールいっちょのセラピアを横目で見ながら。
GM/セラピア:「ボクはあんまり服にこだわったりしないんだよ〜。着心地がよかったらそれでいいんだよ〜」へにょへにょと、いつものように踊りながら。
翔一:「せめて胸元は見えないように気をつかいなさい。やれやれ」
GM/セラピア:「おつかれさまのキャンディなんだよ? はい、あ〜ん♪」>翔一
翔一:「ん」他に客が居ないのを確認してぱくり。<キャンディ
GM/セラピア:「……あれれ? なんだか外が暗いんだよ?」
GM:セラピアがそう言ったときだった。ブレーキがかかり、バスが急停止する。
GM:セラピアの小さな体が、キミの胸の中に倒れ込んでくる。
GM/セラピア:「わぷっ!?」
翔一:「日没・・にはまだ早いはずだな」
GM:運転手「すいません、お客さん。いきなり通行止めになってて。おかしいなぁ、こんな話聞いてないぞ」
GM:バスを止める運転手。
翔一:「おっと」セラピアをしっかりと抱きかかえて。
翔一:「回り道、できそうですか?」>運転手
GM:運転手「無理そうですね……」
GM:運転手はすまなそうにそう言うと、様子を見てきます、と言ってバスを降りた。

GM:だが、十分以上経っても運転手は戻ってこなかった。
翔一:「どうしたんだろうな、一体」
GM/セラピア:「どうする、しょういっちゃん?」
翔一:「そうだな」
翔一:「まずは、いつまでも猫のように俺の膝の上に居ないで離れなさい」
翔一:びしっ(笑)
GM/セラピア:「うぅ〜、居心地いいのにぃ」おりおり。
翔一:「セラピアは何か感じるか?」ツインテールを示して。
GM/セラピア:「う〜ん……なんだか変な感じがするんだよ。いつもと何か違う感じなんだよ?」
翔一:「学生らしい休日で忘れかけてたが、戦時下なんだ。何が起こっても不思議じゃないか」
GM/セラピア:「でもでも、こうしてても仕方ないし、運転手さん探しに行くのも面白そうなんだよ〜」
翔一:「ああ。……銃は持ってきてるか?」しばし思案した後。
GM/セラピア:「持ってても当たらないんだよ〜♪」
GM:妙ににこにこしながら答えるセラピア。
翔一:「自分で怪我されても困るしな。……行こう。荷物は一旦置いて」
GM/セラピア:「あいあいさー、かぴたーん!(敬礼)」
翔一:懐の銃を確かめ、バスの入り口へと急ぐ。
GM:というところで、シーンエンド予定。締めの台詞があれば、どぞ。
翔一:「(これを持ち歩くのに違和感感じなくなってきた辺り、俺も“軍人”になってきたってことなのかな)」
翔一:自嘲気味に呟いて。エンドおーけい。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン4 「友だち」
 シーンPC:レオンハルト。

GM:キミの友達、水無月さやかは、いつも一人ぼっちだった。
GM:特務クラスに編入される前からの、友人。
GM:……容姿も性格は悪くはないのだけれど。
GM:年の離れた兄が合衆国に亡命した、というその噂が、彼女に近づく人間を減らしていた。
レオンハルト:気にせず話し掛けるのさー
GM/さやか:「……あ。レオンくん」
レオンハルト:「こんにちわ」
レオンハルト:肩にハムスターを乗っけて、ひまわりの種を食べさせている
GM:『こんにちは』も『今日も暑いね』の挨拶も、彼女には、ない。
GM/さやか:「……特務、忙しい?」
レオンハルト:「うーん、ほかのみんなは忙しそうだけど、僕はべつにぃ」
レオンハルト:隣に座り、無責任そうな笑みを浮かべる
レオンハルト:「ほら、僕って天才だから」
レオンハルト:人の見てないところでは努力はしてるんだよ(笑)
GM/さやか:「そうだね」
GM:こくん、と頷く。
レオンハルト:「さやかは、どう?」
GM/さやか:「うん。いつも通り」
レオンハルト:「さやかが寂しそうだから、ハムスターのしょうちゃんが心配そうだぞ」
レオンハルト:ちゅっちゅと、ハムスターをさやかの手に乗せる
GM:ぺらり、と文庫本をめくるさやか。
GM/さやか:「……可愛い。しょうちゃんっていう名前なの?」
レオンハルト:「うん、しょういちっていうの。男の子だよ」
GM:つくつく、と指先で頬袋をつつく。
レオンハルト:ひまわりの種を渡す
GM/さやか:「いいの?」
レオンハルト:うん、とうなづく
GM:そっと指で種を摘んで、ハムスターに齧らせている。
GM/さやか:「…………」
レオンハルト:「………」ぼーーーっと空を見ている
GM/さやか:「……兄さんも、おいしいご飯食べてるかな」
GM:兄を待つために、瑞穂市に留まる彼女……キミは放っておけなかった。そんな理由もあり、レオンはさやかの事が、なんとなく気になっていた。
レオンハルト:「どうだろうねぇ、合衆国って料理はまずいって何かの本で読んだよ」
レオンハルト:「なんでもトマトケチャップで味付けするんだって」
GM/さやか:「……ケチャップご飯」
レオンハルト:「うわ、それはお米に対する冒涜だな」
レオンハルト:うへぇという顔
GM/さやか:「……おみそのかわりに、ケチャップ汁」
レオンハルト:うはぁという顔
GM/さやか:「……ケチャップにつけた、きゅうりのおしんこ」
レオンハルト:「す、すとっぷ、もうだめ、おなかいっぱい」
レオンハルト:うひぃという顔で
GM/さやか:「……」ほぉ、と息をつくさやか。
レオンハルト:「さやか」
GM/さやか:「……明日の朝、試してみるね」
GM:ちょっと上気した頬に手を当てて、文庫本をポケットにしまうさやか。
レオンハルト:「やめときなよぉ」
GM/さやか:「……そう?」
レオンハルト:「大丈夫、きっとお兄さんに会える日も近いよ」
レオンハルト:「だってさ。ぼくとトゥアレタが、戦争を終わらせるんだからさ」
レオンハルト:いつも決まって口にする約束の言葉
GM/さやか:「……ん。ありがと」
GM:にっこりわらってハムスターをレオンに返す。
レオンハルト:ハムスターを受け取る
GM/さやか:「じゃ、お買い物あるから。また」
レオンハルト:「ん、またね」

GM:そんな日から数日が過ぎた夜。
GM:携帯が、鳴る。
GM/トゥアレタ:「だからこの問題の解法は……」
レオンハルト:「ふわい、もひもひレオンでふ」
レオンハルト:クッキーを咥えたまま
GM/さやか:『……あ、レオンくん?』
レオンハルト:「………んぐ。あ、さやか。どうしたの、こんな時間に」
GM/トゥアレタ:「(ぎゅぴーん!)」
GM/さやか:『こんな時間にごめんね。あたし今からお兄ちゃんに会いに行ってくる』
レオンハルト:トゥアレタに聞こえても気にせずに
GM/トゥアレタ:「……さ・や・か?」
レオンハルト:「会いにいくって………合衆国に?」
GM/さやか:『……聞こえたの。呼んでるの。お兄ちゃんの“歌”と同じ歌、聞こえたの。だから今から神奈市に行ってくる』
レオンハルト:「………歌…?」
GM/さやか:『心配しないで。大丈夫だよ……レオンくんにだけは、心配してほしくなかったの。あ、バス来たみたい。じゃあ、行くね』
レオンハルト:「歌……待ってさやか。待つんだ!」
GM:ぷつっ つーっ つーっ つーっ
レオンハルト:ばんっと立ち上がって。ぱたりと携帯を閉じる。
GM/トゥアレタ:「どこに行くつもりなの、レオン?」
レオンハルト:「ごめん、トゥアレタ。それ、後回し」
レオンハルト:「いっしょに来て」
レオンハルト:ぐいと腕を引く
GM/トゥアレタ:「ちょ、ちょっとどこへ行くのよ! ねぇ、ちょ、ちょっと! わたしこんな格好で……」
レオンハルト:どんな格好よ(笑)
GM:えーと……パジャマ?(笑)
レオンハルト:ネグリジェか(爆)
レオンハルト:「途中で、服を買えばいいよ。神奈市に急がないと」
GM:気になる。どうしても気になる。ただごととは思えなかった。
レオンハルト:自分の部屋の軍用コートをトゥアレタに着せ、腕を引く
GM/トゥアレタ:「あーもう! わたしもちょっと着替えるから、アクシア大尉に頼んで外出許可を貰ってきなさいっ!」
レオンハルト:「はーい。あ………」
レオンハルト:「せっかく二人きりなんだからさ、かわいい服着てきてよ」
レオンハルト:こんなときでもこんなことを言う
GM/トゥアレタ:「う……うるっさーい! ばかーっ!」
レオンハルト:だっとアクシアの部屋に走る。まーた酒でも飲んでるだろうなぁ、と思いつつ

GM/アクシア:「んー? どしたのレオンくーん? ん、外出? トゥアレタと?」
GM:とろん、とした半目でキミを見るアクシア。
レオンハルト:「はい、ちょっと深夜のデートなんです」
レオンハルト:「基地の中だと、いろいろと問題があるので」
レオンハルト:至極まじめな顔
GM/アクシア:「気分変えにホテルでも行くの? やーん、レオンくんえっちぃー! いろおとこー! ひゅーひゅー!」
GM:……かなり“回って”いるようだ(笑)
レオンハルト:「大尉…おっぱいにいってるうちはいいですけど、そのうちおなかに行くようになりますよ」
レオンハルト:じぃーーーっと
レオンハルト:視線を上→下とやり
GM/アクシア:「ん? そーかそーか、レオンくんはおっぱい星人かー。よし、おねーさんがひとはだ脱いであげ」
GM:めぎょっ
GM:……部屋の奥から飛んできた角瓶の角で昏倒するアクシア。
レオンハルト:「………うわ…」
レオンハルト:つんつん
レオンハルト:つんつん
GM:オスカー「……すまない、レオン君。醜態を晒したようだ」
レオンハルト:「あ、軍曹。あの、さすがに、これは…」
GM:ずるずるとアクシアを片付けるオスカー。
GM:オスカー「大丈夫だ、多分。酔ってるから痛くない」
レオンハルト:「あ、それで。車も借りたいんですけど」
GM:オスカー「外出許可は私の方で通しておこう。車が必要ならジープの鍵があるが?」
レオンハルト:「お願いします」
GM:オスカー「あまり危険なことはするなよ。……素直に聞くとも思わないが、こう言っておくのは大人の義務だからな」
レオンハルト:「大丈夫ですよ、ぼく痛いのは嫌いですもん」
レオンハルト:鍵を受け取って、おじぎをぺこり
GM:オスカー「行ってらっしゃい」
レオンハルト:すったかたーと走っていく
GM:……と、キミは瑞穂基地から車を借りだし、神奈市へと向かう事になる。
GM:で、エンド予定。締めの一言はあるかい?
レオンハルト:なーし
GM:では、シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠