■オープニングフェイズ/シーン4 「友だち」
シーンPC:レオンハルト。GM:キミの友達、水無月さやかは、いつも一人ぼっちだった。
GM:特務クラスに編入される前からの、友人。
GM:……容姿も性格は悪くはないのだけれど。
GM:年の離れた兄が合衆国に亡命した、というその噂が、彼女に近づく人間を減らしていた。
レオンハルト:気にせず話し掛けるのさー
GM/さやか:「……あ。レオンくん」
レオンハルト:「こんにちわ」
レオンハルト:肩にハムスターを乗っけて、ひまわりの種を食べさせている
GM:『こんにちは』も『今日も暑いね』の挨拶も、彼女には、ない。
GM/さやか:「……特務、忙しい?」
レオンハルト:「うーん、ほかのみんなは忙しそうだけど、僕はべつにぃ」
レオンハルト:隣に座り、無責任そうな笑みを浮かべる
レオンハルト:「ほら、僕って天才だから」
レオンハルト:人の見てないところでは努力はしてるんだよ(笑)
GM/さやか:「そうだね」
GM:こくん、と頷く。
レオンハルト:「さやかは、どう?」
GM/さやか:「うん。いつも通り」
レオンハルト:「さやかが寂しそうだから、ハムスターのしょうちゃんが心配そうだぞ」
レオンハルト:ちゅっちゅと、ハムスターをさやかの手に乗せる
GM:ぺらり、と文庫本をめくるさやか。
GM/さやか:「……可愛い。しょうちゃんっていう名前なの?」
レオンハルト:「うん、しょういちっていうの。男の子だよ」
GM:つくつく、と指先で頬袋をつつく。
レオンハルト:ひまわりの種を渡す
GM/さやか:「いいの?」
レオンハルト:うん、とうなづく
GM:そっと指で種を摘んで、ハムスターに齧らせている。
GM/さやか:「…………」
レオンハルト:「………」ぼーーーっと空を見ている
GM/さやか:「……兄さんも、おいしいご飯食べてるかな」
GM:兄を待つために、瑞穂市に留まる彼女……キミは放っておけなかった。そんな理由もあり、レオンはさやかの事が、なんとなく気になっていた。
レオンハルト:「どうだろうねぇ、合衆国って料理はまずいって何かの本で読んだよ」
レオンハルト:「なんでもトマトケチャップで味付けするんだって」
GM/さやか:「……ケチャップご飯」
レオンハルト:「うわ、それはお米に対する冒涜だな」
レオンハルト:うへぇという顔
GM/さやか:「……おみそのかわりに、ケチャップ汁」
レオンハルト:うはぁという顔
GM/さやか:「……ケチャップにつけた、きゅうりのおしんこ」
レオンハルト:「す、すとっぷ、もうだめ、おなかいっぱい」
レオンハルト:うひぃという顔で
GM/さやか:「……」ほぉ、と息をつくさやか。
レオンハルト:「さやか」
GM/さやか:「……明日の朝、試してみるね」
GM:ちょっと上気した頬に手を当てて、文庫本をポケットにしまうさやか。
レオンハルト:「やめときなよぉ」
GM/さやか:「……そう?」
レオンハルト:「大丈夫、きっとお兄さんに会える日も近いよ」
レオンハルト:「だってさ。ぼくとトゥアレタが、戦争を終わらせるんだからさ」
レオンハルト:いつも決まって口にする約束の言葉
GM/さやか:「……ん。ありがと」
GM:にっこりわらってハムスターをレオンに返す。
レオンハルト:ハムスターを受け取る
GM/さやか:「じゃ、お買い物あるから。また」
レオンハルト:「ん、またね」 GM:そんな日から数日が過ぎた夜。
GM:携帯が、鳴る。
GM/トゥアレタ:「だからこの問題の解法は……」
レオンハルト:「ふわい、もひもひレオンでふ」
レオンハルト:クッキーを咥えたまま
GM/さやか:『……あ、レオンくん?』
レオンハルト:「………んぐ。あ、さやか。どうしたの、こんな時間に」
GM/トゥアレタ:「(ぎゅぴーん!)」
GM/さやか:『こんな時間にごめんね。あたし今からお兄ちゃんに会いに行ってくる』
レオンハルト:トゥアレタに聞こえても気にせずに
GM/トゥアレタ:「……さ・や・か?」
レオンハルト:「会いにいくって………合衆国に?」
GM/さやか:『……聞こえたの。呼んでるの。お兄ちゃんの“歌”と同じ歌、聞こえたの。だから今から神奈市に行ってくる』
レオンハルト:「………歌…?」
GM/さやか:『心配しないで。大丈夫だよ……レオンくんにだけは、心配してほしくなかったの。あ、バス来たみたい。じゃあ、行くね』
レオンハルト:「歌……待ってさやか。待つんだ!」
GM:ぷつっ つーっ つーっ つーっ
レオンハルト:ばんっと立ち上がって。ぱたりと携帯を閉じる。
GM/トゥアレタ:「どこに行くつもりなの、レオン?」
レオンハルト:「ごめん、トゥアレタ。それ、後回し」
レオンハルト:「いっしょに来て」
レオンハルト:ぐいと腕を引く
GM/トゥアレタ:「ちょ、ちょっとどこへ行くのよ! ねぇ、ちょ、ちょっと! わたしこんな格好で……」
レオンハルト:どんな格好よ(笑)
GM:えーと……パジャマ?(笑)
レオンハルト:ネグリジェか(爆)
レオンハルト:「途中で、服を買えばいいよ。神奈市に急がないと」
GM:気になる。どうしても気になる。ただごととは思えなかった。
レオンハルト:自分の部屋の軍用コートをトゥアレタに着せ、腕を引く
GM/トゥアレタ:「あーもう! わたしもちょっと着替えるから、アクシア大尉に頼んで外出許可を貰ってきなさいっ!」
レオンハルト:「はーい。あ………」
レオンハルト:「せっかく二人きりなんだからさ、かわいい服着てきてよ」
レオンハルト:こんなときでもこんなことを言う
GM/トゥアレタ:「う……うるっさーい! ばかーっ!」
レオンハルト:だっとアクシアの部屋に走る。まーた酒でも飲んでるだろうなぁ、と思いつつ GM/アクシア:「んー? どしたのレオンくーん? ん、外出? トゥアレタと?」
GM:とろん、とした半目でキミを見るアクシア。
レオンハルト:「はい、ちょっと深夜のデートなんです」
レオンハルト:「基地の中だと、いろいろと問題があるので」
レオンハルト:至極まじめな顔
GM/アクシア:「気分変えにホテルでも行くの? やーん、レオンくんえっちぃー! いろおとこー! ひゅーひゅー!」
GM:……かなり“回って”いるようだ(笑)
レオンハルト:「大尉…おっぱいにいってるうちはいいですけど、そのうちおなかに行くようになりますよ」
レオンハルト:じぃーーーっと
レオンハルト:視線を上→下とやり
GM/アクシア:「ん? そーかそーか、レオンくんはおっぱい星人かー。よし、おねーさんがひとはだ脱いであげ」
GM:めぎょっ
GM:……部屋の奥から飛んできた角瓶の角で昏倒するアクシア。
レオンハルト:「………うわ…」
レオンハルト:つんつん
レオンハルト:つんつん
GM:オスカー「……すまない、レオン君。醜態を晒したようだ」
レオンハルト:「あ、軍曹。あの、さすがに、これは…」
GM:ずるずるとアクシアを片付けるオスカー。
GM:オスカー「大丈夫だ、多分。酔ってるから痛くない」
レオンハルト:「あ、それで。車も借りたいんですけど」
GM:オスカー「外出許可は私の方で通しておこう。車が必要ならジープの鍵があるが?」
レオンハルト:「お願いします」
GM:オスカー「あまり危険なことはするなよ。……素直に聞くとも思わないが、こう言っておくのは大人の義務だからな」
レオンハルト:「大丈夫ですよ、ぼく痛いのは嫌いですもん」
レオンハルト:鍵を受け取って、おじぎをぺこり
GM:オスカー「行ってらっしゃい」
レオンハルト:すったかたーと走っていく
GM:……と、キミは瑞穂基地から車を借りだし、神奈市へと向かう事になる。
GM:で、エンド予定。締めの一言はあるかい?
レオンハルト:なーし
GM:では、シーンエンド。 |