■オープニングフェイズ/シーン1 「稼動限界」
マスターシーン。GM:様々な電子機器や医療器具の並ぶ薄暗い部屋。
GM:燐光を纏うカプセル状のベッドの傍に立つ2人の男が、低い声で言葉を交わしていた。 GM:「じゃあ、正直に答えてくれ。あと、どれくらいだ?」
GM:「さて。――云わば本気を出せば後が無い、というところでしょうか」 GM:問い質す声に応える声には、どこかしら愉悦めいた色があった。
GM:それが伝播したのか、問うた男の声からも力が抜ける。 GM:「やれやれ、困ったもんだねェ。まったく……」
GM:「ええ、私としてもその通りなのでね。うまく彼女の承諾が得られればと思っているのですよ」 GM:では、良い結果を期待するとしましょう。そう微笑み、問われた男は踵を返した。
GM:かちゃり。――右手に持った太刀の拵えが、僅かな鍔鳴りを起こす。
GM:シーンエンド。 |