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Last Update/2012.02.05


◇ 第32話『ナイチンゲールの空』◇

「俺たちが還れる場所は……所詮は、この空だけなのさ。そうだろう……?」
――アーヴェル・アドラクス

 

シーン1/シーン2/シーン3/エンディング:///
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■クライマックスフェイズ/シーン1 「悲しき別れ」
 シーンPC:レオン。

GM:では、戦闘です。天使のたまごを破壊するには、彼らを片づけねばならないことをあらかじめ告げておきます。

GM:あまりにもたくさんの、かつて人であった天使達。
GM:壁を破り出現した、ヤシマ軍の90式戦車。
アーヴェル:何だってー!?(笑)<90式戦車
翔一:「まず、あいつを叩かなければダメか……」<戦車
GM:そして、その両手を翼に変え、灰色の羽根吹雪でキミたちに襲いかかる、水無月さやかの姿が。
GM:距離は、PCズ→(10m)→灰色天使×5・黒色天使→(5m)→さやか・灰色天使(ヤシマ兵)→(10m)→融合天使(戦車)とするですよー。
アーヴェル:「ちぃッ、数だけは多いな!」(重火器をセットしつつ)
レオンハルト:「さやか!」
翔一:「レオン、うかつに飛び出すな!」
アーヴェル:「この前の襲撃は、この“卵”の設置が目的だったのか? ――だが、何故ここに」
GM:さやかはかぼそく笑いながら、歌い続ける。
GM:「わかったの、レオンくん。このたまごはね、お兄ちゃんからの贈り物なの」
GM/さやか:「さやかがお兄ちゃんのところに行けるように、そう言ってくれたんだよ、きっと」
レオンハルト:「ばかっ!」
クレア:『レオンさん、殺して……とは言えません。でも、どうか止めてあげてください……』
レオンハルト:「なんで殺さないといけないのさ!」
レオンハルト:「さやか、天使になんかなっても、誰も喜ばない!」
クレア:『過去の事例を見ても“羽の生えた”状態から回復した事例はありません。それなら……』辛そうな声で言う>レオン
レオンハルト:「いやだいやだいやだ! 友達なんだ!」
翔一:「そうだよな。女の子は殺すより・・・」ちらりと少佐を見る(笑)<レオン、さやか>アーヴェル
レオンハルト:「友達一人助けられないで、戦争が終わらせられるもんか!」
レオンハルト:ぶんぶん首を振る
翔一:「クレア。香夜が天使化直前の状態から助かった時のデータ、あったよな。転送、頼む!」>クレア
アーヴェル:「…………」(ふ、と微笑)>翔一
アーヴェル:「ええい、考えても始まらんか。エスレーヴィス准尉! 衛星測距システムからデータを回してくれ」
アーヴェル:「細かいのは、早めに片付けるに限る」
クレア:『わかりました。少佐、どうか……』
アーヴェル:「とりあえず、うるさ方の外野をどうにかしないとな」
翔一:「そうですね。敵役には早めに退場願うに限る」>アーヴェル

GM:では、戦闘開始だー。
GM:灰色6、黒色8、さやか8、融合天使(戦車)12
アーヴェル:えーと、単独での【感覚】は7で。
レオンハルト:単独だと感覚4
翔一:感覚は8です。
クレア:感覚は4+2(強化神経)
GM:セットアップ!
翔一:なし<セットアップ
アーヴェル:こちらも無い。
クレア:《リーダーシップ》
クレア:ロゴス134 アガペー520に
GM:順番を指定してくれ
クレア:まず私が動いて、それからてけとーに動いてください<行動順位
クレア:敵は一番最後に
クレア:モブは全部でいくつでしょう?
GM:灰天使×5、灰天使(ヤシマ兵)×1、黒天使×1、灰天使(さやか)×1、融合天使(戦車)×1


クレア:では行動します
アーヴェル:行け、クレアー!
クレア:《ミサイル支援》
翔一:さやかもモブ扱いで対象になりますか?<ミサイル支援>GM
GM:さやかは擬似天使です。モブに非ず
アーヴェル:戦車はモブ?
GM:モブ。
アーヴェル:まとめて消し飛ばしてくれてもいいぞ(笑)>クレア
クレア:ではロゴス24使用。成功数を8にします
クレア:対象は灰色5+1、黒色、戦車
GM:贅沢にもダイスも振らずにっ!?(笑)
クレア:効率の問題です(^^;<振れるダイスの初期値が0
クレア:ロゴス110 アガペー544
クレア:『皆さん、今の場所から動かないで! 押し流します!』
翔一:「いつもの奴だな」ふ、と微笑み
レオンハルト:「クレア?」
クレア:『消化装置、水道制御施設にハッキング……成功! 全開放!』
GM:サラリーマン「ぎゃー」
翔一:「手近に掴まれ、セラピア、トゥアレタ、レオン、少佐!」
レオンハルト:「トゥアレタ!」
GM:おばさん「ぐげー」
レオンハルト:トゥアレタの手を取る
アーヴェル:「まさかいきなり地下で洪水とはねっ!」
GM:90式「とけるー……たすけてマイケルー」
翔一:こっちはセラピアをしっかりと抱き寄せておこう
GM:どろどろどろ
GM:さやか以外の天使は、総て消えるっ。
クレア:『彼らが戻ってこれないよう区画を封鎖します……彼女を、お願いします……』地下街放送設備のっとり中(笑)
アーヴェル:まぁ、機械化兵の俺は流されやしない。ので、レオンと翔一の首根っこを押さえておくか(笑)。

翔一:「助かります、少佐。少し考えがあるので、セラピアをお願いします」>アーヴェル
アーヴェル:「分かった。……やってみるといい」>翔一
翔一:「茜がこいつを入れて置いてくれて助かった。問題はやれるかどうかだが・・・」
レオンハルト:「翔一…」
翔一:パンツァーファウスト44(らしきもの)を取り出して構え、飛び出す。
アーヴェル:「ほらお嬢ちゃん、心配なのは分かるがここは彼氏に任せるとこだ」(セラピアの頭を抑えて飛び出させないよーに固定)
GM/セラピア:「う〜、痛いんだよ〜」
翔一:《精密射撃》の取得申請です>GM
GM:いいよー。
レオンハルト:「翔一!」
レオンハルト:翔一に駆け寄って、狙いをつけるのを助けるように、手を添える
翔一:ロゴス20、命中に突っ込みます。
GM/セラピア:「しょーいっちゃんしょーいっちゃん(くいくい)」
翔一:えーと、PLとして聞くけど、何かな?(笑)<くいくい>手招き?
GM/セラピア:「多分、倒すだけじゃ助けられないんだよ。無茶と勇気は似てるようで違うんだよ〜(頭抑えられつつ)」
翔一:「(ふ、と少佐を真似て笑って)当然!」
翔一:「行くぞ、レオン!」
レオンハルト:「…!」頷く
アーヴェル:「まぁ、ここは少年たちの力を信じて、生暖かく見守ろうじゃないか」>セラピア
翔一:#23c4 <砲術4>+≪精密射撃≫
●ダイス:Yagami:23c4=18(2,2,4,2,2,5,1,4,2,1,4,1,1,2,3,6,6,4,5,1,1,6,3)= 18
翔一:18で命中です。
GM:#8c3 むちゃゆーなっ(笑) 回避っ
●ダイス:Rai_GM:8c3=5(6,2,4,2,3,1,2,4)= 5
GM:13差( ´Д⊂ヽ
翔一:では、ダメージを与える代わりに
翔一:さやかの武器を「捕縛」!
翔一:「茜特製、スプレッドワイヤーガン、発射!」
GM:む、では唯一の武器である羽根吹雪が使えなくなった( ´Д⊂ヽ
翔一:ぼむ、と弾けた弾頭から無数のワイヤーが弾け飛び、さやかの羽を捕らえていく
翔一:「これで時間は稼げた。あとは・・・!」
翔一:レオンへにやりと笑いかける
翔一:で、行動終わりです
レオンハルト:「ありがとう、翔一」

GM:ではたまごまでの道を阻むものはいない。どうする?
アーヴェル:あ、俺は待機で(笑)。
レオンハルト:さやかに近づこう
レオンハルト:「さやか…」
GM/さやか:「わかってるよ……わかってるよぉ。帰りたいよ、帰りたい……でもね、体が止められないの……」
レオンハルト:「さやか」手を繋ぐ
レオンハルト:「ぼくとさやかの繋がりを、信じて」
アーヴェル:(セラピアを翔一に返却後、嫉妬に思わず叫びそーになるトゥアレタの口を後ろから手で塞いでおこう)
GM/トゥアレタ:「むぐー! もげぐー!」
アーヴェル:「まぁまぁ、あれがレオンくんのいいとこなんだし、落ち着いて落ち着いて」(笑)>トゥアレタ
翔一:「香夜の時は、本当に俺もダメかと思いました。でも、何とかなった。出来てしまった。だから希望を持つのは・・・残酷なことなのかもしれません。けど・・」>少佐
翔一:セラピアをこっちも抱きかかえていよう。
アーヴェル:「なに。――希望ってのは最後の災厄なのさ。俺たちにとってか、天使(むこう)さんに取ってかまでは知らないけどね」>翔一
レオンハルト:「ぼくは、さやかがここにいることを肯定するよ」
レオンハルト:「さやかは、僕がここにいることを否定するのかい?」
GM/さやか:「……ごめんね、レオンくん」
レオンハルト:「もし僕の繋がりだけで足りないなら、大丈夫…」
アーヴェル:お、こっちに振られそうだ。トゥアレタのホールドを解除(笑)。
レオンハルト:「トゥアレタも、翔一も、セラピアも、みんなが君のことを認めてくれる。君がここにいていいと思ってくれる」
レオンハルト:「だから、帰ってきて」
GM/さやか:「……ごめん。ごめんね、レオンくん……」
レオンハルト:GM、クライマックスフェイズだよ、な?
GM:だよ。
レオンハルト:さやかのダーザインを5LVにする。
レオンハルト:ダーザインは、その人と俺との繋がりだ。
レオンハルト:神にだって断ち切られるもんか。
GM:うむ、メジャーの行動として認めよう。
レオンハルト:パトス5消費、さやかからの友情を5LVに。
GM:では、次の方どうぞ(半眼)

翔一:「クレア、エーテル濃度の観測は密に頼む」>クレア
クレア:『ええ、継続しています……ですけど、こんな……』<エーテル濃度
GM:エーテル濃度はどんどん密度を増している。
アーヴェル:ふーむ……。
GM:ゲーム的に言ってしまうと、次のラウンドの終了時にマスケンヴァル現象が起きてもおかしくないくらいに(笑)
レオンハルト:あわわ
アーヴェル:レオンの説得には、もう1行動必要そうな雰囲気か。
アーヴェル:ま、出し惜しみしても仕方ないなー。《超推理》の取得を申請するぜGM(笑)
アーヴェル:てことで、ロゴス1消費。彼女を助ける具体的な方法は何か無いか考える(笑)。
GM:うむ、ではアーヴェルの脳裏に「にうたいぷ」の光が走る。
アーヴェル:きゅぴーん!(笑) ロゴス156、アガペー543に。
翔一:「・・・少佐?」
GM:ここもゲーム的にぶっちゃけます。「彼女のHPを0にして、<エーテル>で達成値100出せれば助かります」
アーヴェル:GM、確認だけど、それは誰でもいいのかな?<エーテルで福音発生
GM:かまわんよー。クレアがやっても構わない。
翔一:あと、メジャーアクションは必要?<エーテル100
GM:うむ、メジャーアクション必要。
アーヴェル:だよねえ。なので演出を悩んでいたのだ(笑)。
GM:このラウンド、もう行動が残ってるのはいないよな。
アーヴェル:俺だけだね。
翔一:≪超推理≫はメジャーアクション消費しないので、いまアーヴェルがこの行動で殴って、レオンに感応が飛べばいいのかな
レオンハルト:うん、そんなかんじー>しょうちゃん
GM:ああ、なるほど。確かにそうだ。
アーヴェル:いや、《感応》はイニシアティヴに割り込む特技なので。
アーヴェル:ここで使うと、俺のメジャーアクションの直前に、行動が入ってしまうんだ(笑)。
アーヴェル:でも、俺がさやかのHP0にしちゃうと、彼女の行動消えてしまうのだが(笑)。
クレア:むむむ。
GM:次のラウンドまであるんだからそうきりきり考えずに(笑)
翔一:じゃあ、次ラウンドに回して再度リーダーシップかな
翔一:捕縛解除に一行動かかるはずなので<さやか
レオンハルト:じゃあまったりと(笑)
アーヴェル:では、普通に殴るとしよう。
翔一:「少佐、レオン! ワイヤーがあまり長いもたない。早く!」
レオンハルト:「わかった! さやか、ちょっとだけ…我慢してね」
アーヴェル:「よし、いいぞ2人とも。そのままお嬢ちゃんを抑えてろ」
アーヴェル:「――俺が今から、“卵”とお嬢ちゃんのリンクを絶つ。その隙に、お嬢ちゃんを“卵”の影響下から引っ張り出すんだ。できるな?」>ALL
レオンハルト:「やってみせます!」
翔一:「一度似たような経験がありますからね。出来るだけのことは」
GM/セラピア:「ひゅーひゅー、みんな頑張るんだよ〜」
翔一:「お前ももう少し真面目に応援しなさい」ずびし>セラピア
GM/セラピア:「いだーい、しょーいっちゃん最近ドメスティックでバイオレンスなんだよ〜(涙)」
クレア:『私はお願いすることしかできません……だけど、どうか助けてあげてください』
翔一:「分かってる。俺は祈れない性質(タチ)だけど。お前が変わりに祈ってくれ。あいつらの為に」手を握る>セラピア
アーヴェル:てことで、ロゴス6消費で【格闘3→5】の、ダイスブーストに……50個入れるか(笑)。
アーヴェル:ちょうどこれで、残りロゴス100。アガペー599、と。
アーヴェル:#55c5 <格闘5>+リミッター解除(対天使効果付与)
●ダイス:Avel:55c5=44(1,6,1,6,2,5,5,5,5,5,5,1,5,5,6,3,1,2,4,5,4,5,2,1,4,5,
5,3,3,6,3,6,2,5,2,2,4,1,3,6,3,1,5,2,4,4,2,6,2,5,6,6,6,6,2)= 44
アーヴェル:#11c5
●ダイス:Avel:11c5=8(4,2,5,3,5,6,2,1,6,2,6)= 8
アーヴェル:達成値52にて。
GM:避けられるかーっ!(笑)
GM:どう頑張ってもHP以上にダメージが来ます。回避しません(苦笑)
アーヴェル:「よっしゃッ! これで……行けるはずだ!」(ぶちぶちと“卵”とさやかの間のエーテル流を引きちぎる演出(笑))
GM:これで全員の行動終わりの、次ラウンド。
アーヴェル:ういうい(笑)。


■クライマックスフェイズ/シーン2
 第2ラウンド。

GM:では、行動をどうぞ。
GM:たまごは攻撃とかしませんので。ただ、行動順が来たら爆発して四散してみんなで死にます(笑)
クレア:《リーダーシップ》 ロゴス105 アガペー549
クレア:行動順は……レオン、翔一、アーヴェル、クレア、たまごで

レオンハルト:ではおいどんが真っ先にうごかせてもらいまっしゅ
アーヴェル:行け行けー。
レオンハルト:クレアからの信頼、翔一からの仲間意識、アーヴェルからの好奇心、トゥアレタからの焼きもち 各4LVを昇華
アーヴェル:「不可能を可能にする“奇跡”の力、見せてくれよ、少年!」>レオン
クレア:『レオンさん……』
クレア:『あなたならきっと成し遂げてくれるって、信じています……』
翔一:「諦められないのなら、とことんまでやってみせろ!、それがお前だろう、レオン!」
GM/セラピア:「マーマ……(両手を組む)」
GM/トゥアレタ:「レオン……信じてるからね!」
レオンハルト:ダーザインを、エーテルのLVアップに1→5に12消費。ダイスブースト100。ロゴス45、アガペー590
レオンハルト:「ねぇ、さやか…みんなが君にいてほしいって言う気持ち、伝わるよね」
レオンハルト:レオンを通じて、さやかがここにいていいという気持ちを肯定する(ダーザイン)
レオンハルト:#110c5+32
●ダイス:Leon_tt:110c5+32=92(2,4,4,3,4,6,6,2,5,3,1,1,5,2,4,4,2,2,4,6,2,5,4,
2,2,3,5,2,2,3,5,6,4,3,2,5,1,1,3,6,3,4,5,6,2,6,4,4,5,4,5,2,1,5,3,1,2,3,4,4,6,
4,4,4,2,5,4,3,6,6,2,4,5,3,1,1,2,4,3,5,1,3,5,5,6,2,2,6,2,6,6,2,6,1,4,1,5,6,1,
2,1,5,3,4,6,5,3,4,6,5)+32= 124
レオンハルト:ふぅ
アーヴェル:よっしゃあ!
レオンハルト:「………」
レオンハルト:ぎゅっ
GM:ぱぁんっ!
GM:軽い破裂音がキミたちの鼓膜を打ち、
GM:さやかの力を失った死体は、灰色の羽根となって欠き失せる!
GM:たまご「……べへー」
GM:もぞり
GM:たまご「りっとー……」
GM:もぞもぞもぞむくむく
GM:……
翔一:「そして、これで……終わりだっ!」自分の行動順でたまごを撃つ
GM: ぱ ぁ ん !
翔一:お?(笑)<ぱぁん
GM:翔一の射撃によって殻がはじけ飛び、
アーヴェル:「っ、弾けた?!」
クレア:『エーテル濃度が急変している!? 皆さん、気をつけて!』
GM:その中からは、一糸纏わぬ姿で再生されたさやかの姿が。
レオンハルト:「さやか!」
レオンハルト:抱きとめる
GM:とん、とレオンの胸の中に落ちるさやか。
アーヴェル:「なるほどねえ……エーテルの流れが逆流して、取り込まれたはずのお嬢ちゃんを再生した、か」
レオンハルト:「おかえり…」
GM/さやか:「……むにゃ」
アーヴェル:ま、そんな理屈はどうでもいいか、とばかりに微笑う。
翔一:「さてと」トゥアレタ捕まえておきます(笑)
GM/トゥアレタ:「ちょっとレオンっ! そんな格好のまま抱っこしないっ!」
レオンハルト:「えー、いいじゃん。役得役得」
レオンハルト:お姫様抱っこで、みんなの方に向き直る
GM:慌ててトゥアレタはサマージャケットを脱いで、さやかにかける
レオンハルト:「わっ」
GM/さやか:「……けちゃっぷごはんー……」
アーヴェル:「は?」<けちゃっぷごはん
レオンハルト:「それはもうおなかいっぱいだよ」
レオンハルト:にこにこ

GM:ヴィヴリオ大佐の声がする。
GM/ヴィヴリオ:「急げ! お前達の機体は中央道路に射出済みだ! 搭乗し、敵の攻撃部隊を迎撃しろ!」
クレア:『ホルテン、神奈市上空に到着……何とか、間に合いましたね』
アーヴェル:「ま、まーとにかくアレだ! 敵が近づいてきてる状況は変わらん!」
アーヴェル:「さっさと引き上げて、さっさとやっつけて。基地に帰ろうぜ?」>ALL
アーヴェル:ウィンク1つ(笑) 以上で。
レオンハルト:「っと、了解、急ぎましょ!」
翔一:「了解。少佐、こういう“奇跡”が起きてしまうから。人間は希望を持ち続けてしまうんでしょうね。……出撃、急ぎます」>アーヴェル
翔一:「行くぞ、セラピア」以上で
GM/セラピア:「あいあいさー!」
レオンハルト:「トゥアレタ、僕たちも行こうか」
GM/トゥアレタ:「ええ、このもやもやのぶつけ先がとっても・必・要・だ・か・ら!」(笑)
GM:では、シーンエンド。


■クライマックスフェイズ/シーン3 「リボンの13」
 第1ラウンド。

GM:「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな……」
GM:歌が聞こえる。
GM:巨大な円盤のように見える力天使ハニエルと、翼の下に“天使の卵(エンゼルアイ)”を満載したF−15Eストライクイーグル。
GM:神奈市を襲ったエンゼルアイはただの実験だったのだろう。
GM:迎撃に出たヤシマ空軍を壊滅させた第432飛行隊のリボン・エンブレムがこちらに向かって反転してくる。
GM:先頭に立つのは、“13”のナンバリングがされた敵のエース、水無月あきら!
GM:リボン13「あれが噂のシュネルギアか! 面白い、対天使ミサイルの味を教育してやろう!」
アーヴェル:「――真打ち登場ってことか。腕がなるねえっ」
アーヴェル:ぐいん! とエーヴィフィネルの高度を上げつつ。
レオンハルト:『アーヴェルさん、前衛お願いします』
レオンハルト:『翔一、バックアップ、僕らは雑魚の掃討だ』
レオンハルト:さやかは、ホルテンに預けてきますた。いっしょに乗ろうとしたら、トゥアレタが怒るんだもん(;´Д`)
クレア:さやかを膝に乗せて乗ろうとするからだ(笑)>レオン
アーヴェル:「2機とも支援機ってのが辛いトコだ。当てにしてるよ!」(笑)>レオン&翔一
翔一:『一番機、狙撃ポジション確保。支援は任せてください』>アーヴェル
レオンハルト:『クレアさん、データリンクお願いします』
クレア:『乗機のストライクイーグル、パイロットのリボン・カラー、ともに合衆国の精鋭です。気をつけてください』
アーヴェル:「分かってる。頼りにしてるぜ、お嬢ちゃん!」>クレア
GM:では、感覚で行動順を。修正込みの数値をどうぞ
レオンハルト:感覚は8〜
アーヴェル:込み込みで9。
翔一:16デス<感覚
GM:リボン13は18、F15ストライクイーグルは15、力天使ハニエルが16。
アーヴェル:くーッ、早いな!(笑)
翔一:大丈夫、クレアの指揮がある!
レオンハルト:こちらには、天下無敵の管制官様がいらっしゃる(笑)
クレア:どうれ(笑)
アーヴェル:管制官は凄いなー(笑)
GM:ではセットアップ!
GM:配置はPC→(1km)→リボンの13&F−16plus&融合天使(戦闘機)→(3km)→ハニエル&F-15E。
GM:融合天使はモブ。
クレア:『気圧、気温、湿度……空間状況の分析を終了。行きます』
レオンハルト:『あの戦闘機…』
翔一:『クレア。あのリボンの13……』クローズ回線で通信>クレア
クレア:『翔一さん? どうかしましたか?』
翔一:『いや、何でもない。戦術データリンク。指示頼んだ』>クレア
クレア:《リーダーシップ》
クレア:クレア>翔一>レオン>アーヴェル>敵さん でいいかな?
レオンハルト:そうだねー
アーヴェル:問題ない。

GM:では、クレアさんどうぞー(笑)
クレア:《アナライズ》を使います
GM:判定をどうぞン
クレア:#11c5 技能+2、ダイス+4追加 目標5
●ダイス:Clair:11c5=9(4,2,4,2,1,1,5,4,5,6,6)= 9
クレア:OK! その辺にいる敵のデータを下され

※アナライズされたデータについては、リプレイの公開とはまた違う話ですので、現状では非公開情報とさせていただきます(笑)。

クレア:わふ……
クレア:『かなりの強敵です。長期戦は不利となるでしょう』>all
アーヴェル:『……1つ聞いておく。お前、水無月あきらだな? 腕は上がったかも知れないが、ニアミス回避のクセまではそう簡単に変わったりしない』>“リボンの13”
GM/リボン13:『お前はこの前の機械化兵か。面白い、この間の決着をつけるか?』
アーヴェル:『答えろよ。何故ヤシマを捨てて――合衆国に肩入れする?!』>“リボンの13”
GM/リボン13:『知れたこと! 負け組よりも勝者に組みする方がいいに決まっているではないか!』
翔一:『なら、見せてやろう。負け組の諦めの悪さってやつを』
レオンハルト:『ばかやろう!』
レオンハルト:通信にぎゃーっと
レオンハルト:『残されたさやかのこと、考えたことないのかよ!』
レオンハルト:『兄貴は、妹を守るもんだろう!!』
GM/リボン13:『私はもうとうに死んだ男だ! この腐った国と、その民を捨てることに後悔などない!』
GM/リボン13:『それが血を分けた家族であろうともなぁ!』
アーヴェル:『かーッ、あくまでしらばっくれるってわけね。――パイロット養成校の後輩が、またえらく過激になったもんだ』(26歳と24歳なので、そういうことにしておく(笑))
GM:では、次。

GM:翔一どうぞー
アーヴェル:遠慮せず一気に行くが良い良い。
翔一:『セラピア。ロックオン及び武装制御頼んだ。一気に行く!』
GM/セラピア:「うい〜っす。一気に決められるように頑張るんだよ〜」
GM/セラピア:「ん〜とねぇ、この辺をこのくらいの出力で狙ってどかーんといっとくとよさげなんだよ〜?」
GM:HUDのカーソルに、セラピアからの情報が転送される。
翔一:『ああ。早く終わらせて……買い物をしなおさないとな』
GM/セラピア:「あの枕、みんなに見せびらかすからちゃんと取りに帰らないとダメなんだよ〜」
翔一:『全くだ。チャンバー装填、エネルギー安定。"ローエングリン"全弾、発射!』
翔一:■天雷 代償:ロゴス5 技能+1LV+ダイスブースト112 対象はF18以外の全ての敵
翔一:#127c5+26〈砲術4→5〉《予測射撃+接合》【自己からの侮蔑4】【トゥアレタからの親近感/4】【夜からの呼び声/5】を昇華 
●ダイス:Yagami:127c5+26=107(3,5,2,1,2,4,2,6,5,3,1,3,3,5,6,6,1,1,1,4,1,3,1,
4,4,1,2,6,6,5,4,3,6,3,6,6,2,4,1,5,2,5,1,1,2,4,4,4,3,1,3,6,4,2,1,2,2,2,4,5,4,
3,3,1,1,6,3,1,4,4,5,1,2,5,2,6,4,4,4,6,6,2,4,6,5,5,6,2,4,5,1,1,5,5,1,6,2,2,4,
4,5,6,3,1,4,1,1,3,2,1,5,3,6,4,3,6,1,6,1,2,5,1,2,1,2,2,3)+26= 133
翔一:どむどむどむどむ! と88mmライフルの弾装から全ての弾が上空に向かって吐き出される。
翔一:133成功っす
翔一:そして数瞬後。弾丸が天より落ちる雷のごとく降り注ぎ、敵機を打ち抜いていく
GM:ふざけんなぁっ!?(笑) えーと、モブの融合天使は言うまでも無く消滅、F-15もどう頑張っても負傷ゲージ無いから全滅、力天使ハニエルは回避ができないから……( ´Д⊂ヽ
GM:ダメージは何点だ、どちくしょう……(笑)
翔一:27足して160でごんす<ダメージ
GM:死亡ゲージっ!(笑)
翔一:『秘技、天雷。コクピットはうまくはずせたか、ふう』
翔一:あ。いかん
翔一:GM。さっきの攻撃は88mm対天使ライフルなので「重」属性がありました。重傷ゲージも埋めといて(笑)
GM:なめんなーっ!?(笑) ちくしょう、忘れてたよ……
GM:じゃあ残りHP60、軽傷35、致命9( ´Д⊂ヽ
GM:リボン13無傷。ハニエルは死亡ゲージ埋まりで、次の方〜。
アーヴェル:じゃあ、レオンだな。力天使は頼むぜ(笑)。

翔一:『レオン、少佐!』
レオンハルト:『おっけー』
アーヴェル:『ったく、やってくれるじゃないの!』
レオンハルト:「く…体が重いな…」
GM/トゥアレタ:「これだけ数が減ればロックオンも簡単……とはいえ、いい腕ね。わたしのスピード予測にちょっと匹敵してるわ、あのF-18」
レオンハルト:接合使用、ロゴス3消費して技能を4→5に。予測射撃使用
レオンハルト:ダーザインを全部消化。成功度+30、ダイスブースト81
レオンハルト:#101c5+30
●ダイス:Leon_tt:101c5+30=84(6,4,6,4,4,6,4,5,6,5,4,3,3,5,5,1,5,4,3,3,6,3,
4,1,6,3,3,5,2,5,6,1,1,1,5,3,4,4,1,3,2,4,4,4,1,1,5,4,5,2,1,5,6,6,6,3,4,2,4,
1,2,3,6,6,6,6,4,5,1,1,1,1,1,2,4,2,6,1,5,2,6,4,6,5,2,5,4,2,1,1,3,4,3,1,3,1,
5,3,1,4,2)+30= 114
レオンハルト:114成功
GM:( ´Д⊂ヽ
翔一:(りんごーん)
レオンハルト:「全弾、発射!!」
GM:誘導兵器だよな?
レオンハルト:ゆうどうへいきでぃす
GM:#20c4 リボン13回避っ
●ダイス:Rai_GM:20c4=16(4,2,3,3,5,4,4,2,1,1,4,4,2,2,6,3,1,6,6,3)= 16
GM:リボンは差分値98、ハニエルは114
GM:さぁ、ダメージを
レオンハルト:98+26でリボン騎士には124ダメージ、ハニエルには140ダメージ
レオンハルト:「空を駆けろ、イェーガーの光の矢!」
GM:……リボンの13は死亡ダメージっ( ´Д⊂ヽ 力天使は……死ぬな( ´Д⊂ヽ
GM/ハニエル:「聖なるかな、聖なるかな……聖なるかな……」
クレア:『レオンさん……お見事です。力天使ハニエル、天使反応消滅します!』
アーヴェル:むぅ、本当は正々堂々一騎打ちで倒したかったが、時間の都合もあるし仕方ないな(笑)。
GM:ずずぅ……ん
翔一:『残るは、一機』
レオンハルト:『これは、さやかの心の痛みだ!』

アーヴェル:では、最後の一機に正面から突っ込んでいくぜー。
アーヴェル:『残っているのはお前だけだ、水無月ッ!』
GM/リボン13:『怨恨に根ざした戦いであっても、オレ達の戦いは純粋なものだ! 男との男の闘いに、情など不要! 見せて見ろ、オレとお前の限界領域を!』>アーヴェル
アーヴェル:『決着なんてのは……とうの昔についてたって、思い出させてやるよ!』
アーヴェル:ロゴス3消費で<エーテル4→5>、ロゴス100投入でダイスブースト。トラバントジステム、展開ッ! さらに、5レベルダーザイン5つを、昇華ッ! 成功数に+50!
アーヴェル:#108c5+50
●ダイス:Avel:108c5+50=87(6,6,4,6,6,6,4,6,3,3,3,2,4,5,4,6,4,5,1,4,2,3,3,
3,1,3,6,4,3,4,4,1,1,2,2,2,4,3,2,1,2,2,5,5,4,6,2,2,2,2,4,5,2,2,1,5,2,5,1,
6,4,6,3,4,4,3,6,4,4,4,5,1,2,4,1,4,2,6,1,4,2,5,3,4,4,2,2,4,5,6,2,5,2,6,6,
6,1,2,3,5,4,3,6,2,6,2,6,6)+50= 137
アーヴェル:うい、至近距離から、トラバントのオールレンジ攻撃で137撃(笑)。
GM:どう足掻いても避けられません(笑)
アーヴェル:ダメージは+19で156ねー☆
GM:  カ  ッ
アーヴェル:すれ違いざま、閃光が迸る!
GM:閃光が瞬いたかと思った瞬間。
GM/リボン13:『ふ……これで行ける、お前の元へ……』
GM:爆音は、キミたちが空域を通過してから、ようやく聞こえた。
GM:戦闘終了。
アーヴェル:『馬鹿ヤロウが……道を見失ったお前が行けるところなんて、どこにもないんだ』
アーヴェル:『俺たちが還れる場所は……所詮は、この空だけなのさ。そうだろう……?』
アーヴェル:天を見上げて。エンドOK〜。
クレア:『リボン13消滅……策敵圏内に天使反応なし。戦闘、終了です。帰りましょう、瑞穂基地へ』
クレア:こちらもエンドOKです
翔一:『リボン=4の残骸に残されていたハンカチは、もしかしたら。、、、いや、今更言っても意味のないこと、か』
翔一:『帰るか。瑞穂に』以上で
レオンハルト:「ふぅ・・・……」
レオンハルト:「ねぇトゥアレタ、帰ったら、デートの続きしようか、ジープで…」
レオンハルト:いじょ。
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン1 「朝日を見ながら」
 シーンPC:クレア。

GM:朝日に包まれ、黄金色に輝く管制室。
GM/プシナプシナ:「ふにゃああ……うう、疲れたですぅ」
クレア:「ただいま……あ、ごめんなさい!」
クレア:「ぷしなちゃん、代わってくれたのね。ありがとう」
GM/プシナプシナ:「頑張りましたぁ……きょうの朝を乗り切れば、お休みなんですぅ」
GM/まどか:「あ〜、おかえりぃ。そっちはもっと大変だったねぇ……」
クレア:『ええ、でもレオンさんや翔一さん、アドラクス少佐がいてくれたから』>まどか
GM:こと、と音がして、ブリキのカップに入ったコーヒーがキミ達の前に現れる。
GM/プシナプシナ:「わーい、ぷしなのはココアですぅ」
GM/ヴィヴリオ:「ご苦労だった」
GM:ヴィヴリオはそう言って自分もコーヒーを口に運ぶと、独り言のように喋り始めた。
クレア:「ヴィヴリオ大佐、ただいま戻りました……?」<独り言
GM/ヴィヴリオ:「“天使のたまご(エンゼルアイ)”の発見が遅れたのは、ヤシマ政府の一部が天使化技術の確保を求めて、神奈市を封鎖したためらしい」
GM/ヴィヴリオ:「結局人間の敵は永遠に人間ということなのかな。もう少し発見が遅れたら、被害は数十倍にふくれていただろう」
GM/ヴィヴリオ:「いきなり瑞穂ではなかったのは、おそらくは……いや、これは憶測だ。やめよう」
クレア:「……はい、皆さん無事に戻ってこれて……私は、それで満足です」
GM:帰ってこれた兵士と、戻れなかった神奈市民。
GM/ヴィヴリオ:「……ともかく、ご苦労だった。諸君ら3人の管制任務は現時点を持って解かれる。24時間の完全休息を許可する」
GM/ヴィヴリオ:「引継ぎは次の班に報告して、今日はゆっくり休め」
クレア:「はい、ありがとうございます」ぺこりと頭を下げる
GM:ヴィヴリオの入れてくれたコーヒーは暖かく、けれど限りなく苦かった。
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン2 「英雄」
 シーンPC:アーヴェル。

GM:「お疲れさまです、アドラクス少佐!」
GM:「撃墜王(エクスベルテン)のお帰りだ!」
GM:「憎むべき合衆国のエクスベルテン、“リボンの13”を撃墜したそうですが、コメントをひとこと!」
GM:「結婚のご予定は!?」
GM:帰投したキミを待っていたのは、英雄に飢えた人々が派遣した取材の群だった。
GM:戦争のことなど聞いたこともないような、平和そうな顔。
アーヴェル:「チッ、英雄なんて柄じゃないってのに」
アーヴェル:と、思っていることなどおくびにも出さず、テキトーにあしらって(笑)。
GM:「やはり凄いですね、天才というのは!」
アーヴェル:「天才? いやいや、それは違うね」
GM:「リボンの13を撃墜した瞬間感じたことをひとことで!」
アーヴェル:「――運が良かった。それだけ、それだけ」
GM:「他のエクスベルテンも撃墜すれば、アクシア大尉のエクスベルテンの称号を新しく受け継ぐとの噂がありますが!」
アーヴェル:「いやいや、そーすっと俺が大尉どのに殺されちゃうね」
GM:まるでスポーツ選手でも出迎えるように、彼らはキミに、人を殺す感想を求める。
アーヴェル:じゃ、機体の整備があるから――とか誤魔化して、引っ込んでしまおう。
アーヴェル:「はー、やれやれ。モテる男は辛いよねえ」(笑)
アーヴェル:「ま、仕方ないか。――少年少女が、あんな下らない連中のエサになるよりは、よほどいいってね」
GM:取材責めに逢い、疲れたキミの耳に響く、スクランブルのサイレン。
GM:レイモンド「少佐ー、お疲れのところ悪いがまだ当直だってよー」
アーヴェル:「内憂外患ってのはこのことだな。仕舞いにゃ倒れるぞ、これは」(笑)>レイモンド
GM:取材はこれでおしまいだ。キミは欣喜雀躍して、愛機のフットバーを蹴る。あの空へ向かって。
アーヴェル:「――こちら、アーヴェル・アドラクス」
アーヴェル:「エーヴィフィネル、出る!」
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン3 「そしてまた朝が来る」
 シーンPC:翔一。

GM:緊急出撃は終わり、キミはあらためて休暇をもらうことができた。
GM:といっても緊急出撃で夜を明かした次の日など、出来ることなどたかが知れている。
GM:つまり寮のベッドでぐっすり寝ることだ。
GM:ふとんはあくまでフカフカで暖かく、夏の朝日もブラインドにさえぎられて心地よいくらいだ。
翔一:「夢も見ないで、眠れそうだな……」すー
GM:いよいよ眠りにつこう……というまさにその時、
GM/セラピア:「しょーいっちゃん、おっぱよ〜ん!」
GM:どさーっ! と布団に飛び乗ってくるセラピア。
翔一:「ごふうっ!?」
翔一:しーん
翔一:ぴくぴく
翔一:しーん
翔一:びくっびくっ
翔一:しーん
GM/セラピア:「……うわー。しょーいっちゃん、なんかすごいところがぴくぴくしてるんだよ?」
翔一:「いや、もう色々と諦めているから、とりあえずは、いい」
GM/セラピア:「ひょっとして枕元のマットレスの下に隠してあるこの本のせいかな? ……かな?」
翔一:のそのそと起きあがりつつ
GM/セラピア:「うわー、すごいんだよー……」ぺらぺら
翔一:「で。朝も早くから何の用だ、お前は」
翔一:ぎりぎりとゴブラツイストをかけつつ
GM/セラピア:「いだだだだだだだだ、しょーいっちゃんいだいんだよぉおおおおお」
翔一:技を解除して、とりあえず本をごみ箱に捨てる(笑)
GM/セラピア:「勿論、お買い物に行くんだよ〜♪」
翔一:「確かに流れ弾で、結局買い込んできたものはお釈迦になっていた」
GM/セラピア:「昨日のお買い物のにもつ、全部バスに置いたままだから取りに行ってー。他にも欲しいものいっぱいあったからいろいろ見てまわって〜」
翔一:「お前……買い物がそんなに楽しいか?」
翔一:嘆息して立ち上がる
GM/セラピア:「喫茶店のテラスでふたりで“じゃんぼぱへ”をつつきあったりぃ、ひとつのジュースを2本のストローでちゅーって飲んだりぃ♪」
GM/セラピア:「しょーいっちゃんと一緒だったら何でも楽しいんだよ♪ ねぇ、明日からはまた訓練だよ? 今日一緒におでかけしようよぉ」
翔一:「ふぅ」
翔一:諦めたようなため息をひとつついて。
翔一:「ああ。一緒に行こう」
翔一:彼女の手を、そっと握った。
GM/セラピア:「わーいわーい、しょーいっちゃん優しいから大好きなんだよっ♪」
翔一:「お前と一緒なら、きっとどこまでも行けるさ」
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン4 「翼の記憶」
 シーンPC:レオンハルト。

GM:――夢を、見ている。
GM:水無月さやかの夢を。
GM:さやかと一緒に学校に行き、おしゃべりをし、二人で一緒に帰り……そんな夢を。

GM/さやか:「……ねぇ、レオンくん」
レオンハルト:「うん?」
レオンハルト:ちゅっちゅー
レオンハルト:ハツカネズミを頭に載せて
GM/さやか:「……レオンくん、毎日……楽しい?」
レオンハルト:「楽しいよ」
レオンハルト:「授業はつまんないけどねー」
レオンハルト:けらけらと笑っている
GM/さやか:「天才だもんね」
レオンハルト:「まぁね」えっへん
GM:にこにこと笑っている
GM/さやか:「でもね、レオンくん」
GM/さやか:「ありがとう、ね」
レオンハルト:「どういたしまして」
GM/さやか:「あなたがね、あなたがいてくれたから、あたしは最後に、お兄ちゃんの夢から覚めることができた」
GM/さやか:「本当はお兄ちゃんが憎かった。どうしてあたしも連れて行ってくれなかったんだろう、って」
レオンハルト:ちゅー…
レオンハルト:「………」
GM/さやか:「でもね、あなたが呼んでくれたから、あたしはこの街にいたいって思えて、それでお兄ちゃんにさよならが出来た」
レオンハルト:「人はね、一人じゃ不安なんだよ」
GM/さやか:「……レオンくんは、トゥアレタさんが好きなのね?」
レオンハルト:「うん、トゥアレタのことを愛してる」
GM/さやか:「トゥアレタさんが居ないと、不安なくらいに?」
レオンハルト:「うん…トゥアレタはね、僕の翼」
レオンハルト:「僕は、トゥアレタがいないとどこにも飛べないんだ」
レオンハルト:「でもトゥアレタがいれば、僕は空の星だって掴んでみせる」
レオンハルト:そう、腕を広げる
GM/さやか:「……教えてくれてありがとう。ちぇ、次はわたしもうまくやれるといいなぁ」
レオンハルト:「ねぇさやか」
GM/さやか:「……なに?」
レオンハルト:「ぼくはさやかにここにいてほしいと思った」
GM/さやか:「うん」
レオンハルト:「さやかは、ぼくがここにいてもいいと思ってくれる?」
GM/さやか:「うん!」
レオンハルト:「ありがとう」
レオンハルト:「だから僕は、誓えるんだ……戦争を終わらせるって」
GM/さやか:「うん、ありがとう。じゃ、ここで。また明日!」
レオンハルト:「うん、また明日」
GM:手を振って、さやかは家に帰る。
レオンハルト:手を振って、ずっと彼女の背中を見ている
GM:さやかの家が、だんだんぼやけて輪郭を失い……。

GM/トゥアレタ:「……」じー
レオンハルト:「………」
GM/トゥアレタ:「……お目覚めかしら?」
レオンハルト:「おはよう」
GM/トゥアレタ:「おはよう。ノート、よだれで波打ってる」
レオンハルト:「うえ?」
レオンハルト:ごしごし
レオンハルト:「あぁっ!? せっかく書いた『僕の理想の宇宙ロケット』が!」
レオンハルト:「しおしおのぱー………」
GM/トゥアレタ:「昨日の出撃で疲れてるのはわかるから、起こさなかったけど……勉強の途中ですこーんと寝ちゃう!? 普通!」
レオンハルト:「うーん………トゥアレタが寝かしてくれないから…」
レオンハルト:ごしごしと目をこする
GM/トゥアレタ:「人聞きの悪い言い方するなぁッ!?」すぱこーん!
レオンハルト:「いたい…」
レオンハルト:「夢か…」
レオンハルト:ぼーっとしている
GM/トゥアレタ:「まったく、ものの5分で熟睡するわよだれはでろーんと出ちゃうわ寝言で他の娘の名前呼んで『にへーっ』と笑うわ……もう、わたしなんでこんな苦労しなきゃならないのかしら……」
レオンハルト:「さやか…」
GM:トゥアレタ(ぴくり)
レオンハルト:「さやかは…どうしてるのかな」
GM/トゥアレタ:「……い、一応精密検査する為に羽村軍医が検査してる、けど……通常の天使核が入ってるから、身体的には問題ないだろうって」
レオンハルト:「よかった…」
GM/トゥアレタ:「う、噂ようわさ! わざわざ調べた訳じゃないんだから!」
レオンハルト:「どうしたのトゥアレタ? なんか変だよ」
レオンハルト:じっと見る
GM/トゥアレタ:「変じゃないわよ! ああもう、なんで……」
GM:ほろり
GM:一粒こぼれる、涙。
レオンハルト:「ど、どうして泣くのさ!」
レオンハルト:わたわた
GM/トゥアレタ:「知らないわよ……馬鹿」
GM:眼鏡を外して、タオルで顔を覆ってしまうトゥアレタ。
レオンハルト:「………毎日…こんなに愛してるって言ってるのに…不安なの?」
レオンハルト:きゅっと後ろから抱きしめてあげる
GM/トゥアレタ:「……だって……だって、レオンってば他の娘にも優しいんだもの」
レオンハルト:「うーん………放って置けないじゃないか」
GM/トゥアレタ:「わたしじゃなくたって、もっと他にかわいくて性格のいい娘だっているもん」
レオンハルト:「………」
GM/トゥアレタ:「レオンにとって、わたしが一番じゃなくなる日が来るもん……(くすんくすん)」
レオンハルト:「なんでさ」
レオンハルト:「トゥアレタが僕以外の人を一番にしようとしたら、僕その人を殺しちゃうかもしれないよ」
レオンハルト:「僕は、トゥアレタだけだから」
レオンハルト:「ぼくが、意地悪するのは…トゥアレタだけだよ…」
GM/トゥアレタ:「……ほんとに?」
レオンハルト:きゅっと抱きしめる手を強くする
レオンハルト:「僕はね」
GM/トゥアレタ:「……ん」
レオンハルト:「生まれ変わったって、トゥアレタを探すよ」
レオンハルト:「トゥアレタは、僕が生まれ変わったら探してくれる?」
GM/トゥアレタ:「……ん(こくん)」
レオンハルト:「僕は百回生まれ変わっても、百回トゥアレタを探すよ」
GM/トゥアレタ:「……わたしも」
レオンハルト:「ずっとずっと、君を探すよ」
GM/トゥアレタ:「ずっとずっと、レオンを探すの」
レオンハルト:「うん」
GM/トゥアレタ:「うん」
レオンハルト:しばしの沈黙
レオンハルト:「それはそれとしてさ、トゥアレタ」
GM/トゥアレタ:「……ん?」
レオンハルト:「また、おっきくなった?」
レオンハルト:ふにふに
GM:ごぎゃっと肘打ち(笑)
レオンハルト:「いたい…」頬を押さえて
レオンハルト:「なんで殴るかなぁ…」
GM/トゥアレタ:「あああああアンタがいつもいつもむにむにむにむにTPOもわきまえず触るからこんなになっちゃったのよー! 責任取れー!!」ぎゃーっす!!
レオンハルト:「だいじょうぶ、おおきいことはいいことだー!」
レオンハルト:寮中に聞こえるくらいに叫ぶ
レオンハルト:「トゥアレター、愛してるよー!」
GM/トゥアレタ:「肩が凝るの! 体育で掏れるの! わたしはちーっとも嬉しくなーい!!」
レオンハルト:「僕はうれしいから、もんだいなーし!」
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

■アフタープレイ

【経験点計算】
 レオンハルト・トゥルナイサー@Bak.ヤン:5点
 アーヴェル・アドラクス@相馬斉遠:6点
 矢神翔一@Show:6点
 クレア・エスレーヴィス@銀目猫:6点
 GM@礼智仁:23/3+1=8点

 Special Thanks to 小太刀右京@ももいろ☆ウサギ and ポーランド礼賛日記

【雑感】
 「異界戦記カオスフレア」でTRPGデザイナーとしてデビューした小太刀右京氏が、以前サイトで公開されていたシナリオ。「この」瑞穂基地に合わせて細部がチューニングされているが、シナリオ構造はほぼそのままであり、骨子と素性の良さが証明されている。
 ストーリーとしては、あきらとさやかの兄妹を軸に絡んでいくPCたちが、それぞれの決着をつける王道。個人的には、ギアドライバーたちを救うため、単身で天使の巣窟へと挑む機械化兵という構図が興味深い。普通の戦略戦術ではありえない話だが、ドラマ的には「ああ、あるある」という要素の上手な取り入れ方ではないだろうか。
 惜しむらくはシナリオの構成上、関係するNPCたちの繋がりが少し見えづらいこと。あきらと“リボンの4”、そしてさやかの因縁は、シナリオで僅かずつしか触れられていない(ハンカチとか)ヒントから類推するしかない。やり過ぎるとくどくはなるが、あきらの独白をマスターシーンで挿入するなど、もう少し「見せて」おくとPCたちの感情移入度もより上がったかな、とも。
 なお、このシナリオはナビをPC1が凍、PC3が伊音で書かれていたことを付記しておく。ナビが変わってもシナリオ構造が変化しない柔軟さであるとともに、GMの腕の良さが如実に分かる好例だろう。


エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠