エンゼルギア研究所
†Testify Your Own / Angel Gear†

■サイト内検索

- Powered By Google -


■はじめに

■メインコンテンツ
研究所掲示板
エンゼルギア考察
▼天使大戦用語集
▼巫女ナビ推進委員会
TRPG用データ集

■オンラインセッション

■その他

Written by Japanese ONLY
(C)2003-2012 Souma-Seien.
All Rights Reserved.
back to Main

(C)2003 Inoue Jun'ichi
/ FarEast Amusement Research Co., ltd
(C)2003 ENTERBRAIN,INC.
(C)RUNE

Last Update/2012.02.05


◇ 第33話『閃光の刻』◇

「バカ。そんな気障な台詞は、無事帰ってきてから言ってよね」
――津崎綾華

 

シーン1/シーン2/シーン3/シーン4/シーン5/シーン6
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「飛騨山脈・津崎邸」
 シーンPC:御黒。

GM:山脈の盆地に着陸したホルテンより、車で山へ分け入ること30分。
御黒:「ハイキングヤッホーだな」流れる景色を見ながら。
GM:森の外れに、ひっそりと佇むようにある邸宅の前には、一人の老人が君を待っていた。
崇史:「こんな山奥に人家があるなんて……」御黒の護衛も兼ね、紀央と随行
御黒:「相変わらずのようで。……津崎氏」
GM/天馬:「……ふん。誰かが来よるとは思っていたが、よりにもよってお主か」
GM:御黒と、崇史、紀央を順繰りに見る老人。その眼光は今だ老いを感じさせない。
崇史:(あんな歳であれだけの気迫……。只者じゃ、無い)
御黒:「客人に無礼な言いようではないかね?」
GM/天馬:「は。人が折角静かに余生を送ろうとしてるんじゃ。静かにしておくのが若者の礼儀というものじゃろう」かっかっか。と笑う。>御黒
御黒:「少年、少女、挨拶を。若いほうがお好みのようだ」
御黒:で、こっちは。その台詞にぴくりと眉が動く。
崇史:「椎名崇史と言います。で、こっちは……」紀央を促す
GM/紀央:「司鏡紀央と申します。崇史さまのパートナーを務めさせて頂いております」ぺこりと一礼。
崇史:紀央に合わせて、一礼。
GM/天馬:「ま、用件は大体察しがついておる。立ち話もなんじゃ。中に入れ」>御黒たち

アーヴェル:「ん、どーした御黒。こんなとこまで、坊やと嬢ちゃんの遠足の引率かい?」(さも馴染んだ風に椅子に座っている(笑))>御黒
崇史:「………アーヴェル、さん?」
アーヴェル:「よ。元気そうで何よりだ」(ウィンク)>崇史
崇史:「足は……ついてますよね? 良かったです、無事で!」
アーヴェル:「いやー、それにしても参った参った。弾かれるとこまでは計算どおりだったんだけど、そのせいでV機関がまったくおしゃかになっちゃってさぁ……」(笑)
御黒:「……迷い鳥を拾いにきたが、すでに籠の中の小鳥。無駄足だったか。がっくりなのだぞ」
GM/天馬:「昨日まではベッドからも起きあがれなかったというのに、これじゃ。とっととこの若造、連れて帰れ」(笑)<アーヴェル>御黒
GM:しっしっと手で追い払うようなしぐさ(笑)<天馬
御黒:「こいつは、ついでだ」こともなげに言い放って(笑)
アーヴェル:「いやはや、切ないお言葉」(笑)<ついで>御黒
アーヴェル:「ま、でも賛成だね。――大佐の差し金だろ、御黒?」
御黒:「V機関の権威……津崎天馬博士のご意見を頂戴したく参上した」
アーヴェル:(うんうん、と頷いてる)<V機関の権威〜
GM/天馬:「ふむ」ぴくりと眉が上がる>御黒
御黒:「もう一度……アーヴェル達を飛ばしたい。頼む」
アーヴェル:「ああ、俺からも頼むよ博士。このままじゃ、誰も彼もが無駄死にだ」>博士
GM/天馬:「……まだ、この老体を引っ張り出すつもりか? もう十分じゃろう」
御黒:「シュネルギアは、あてにならない以上、頑張ってもらわねばならぬ」遠くへの言葉。だが、確実にここにる誰かに向けての。
崇史:「ヤシマ陸軍陰陽部と統一帝国軍が共同開発した兵器……トラバントジステム。あれとそっくりの戦い方をする奴が出て来てるんです」>天馬
アーヴェル:「坊やや嬢ちゃんならまだ戦えるが……。支援も無しでの抵抗がどれだけ絶望的か、知らないわけでも無いでしょ?」
GM/天馬:「わしは綾華と共に静かに余生を送る、そう決めた」
GM:さて、ここで<事情通>の判定を。目標値は3で>御黒
御黒:ロゴス10消費。技能を2レベル、ブースト7個。
御黒:#12c2
●ダイス:Mikuro:12c2=2(5,5,4,3,6,6,1,4,1,6,4,3)= 2

御黒:ロゴス3で成功買います(泣)
GM:はい(笑)
GM:では、彼が軍を引退した理由は、娘の婚約者とも噂されていた機械化兵が前線で死亡したせいだ、と言われている。
GM:ちなみに、その男の最後の出撃前にV機関を再調整したのも、博士。
御黒:「私は、酷いことをいってるのでしょうね」
GM/紀央:「お願いします。津崎博士。私の力では、崇史さまやアーヴェルさまを助けることができませんでした」と、紀央も頭を下げている。
崇史:「お願いしますお爺さん。僕たちに力を貸してください。……お願いしますっ!!」
崇史:「僕には守りたい人たちがいるんです。……だけど、僕だけの力じゃダメなんです」>天馬
GM/紀央:「崇史さま……」心配げに肩に触れる>崇史
アーヴェル:「……なあ、御黒」(思案顔)
御黒:「なんだ?」
アーヴェル:「フリューゲル中尉の隊の連中は、どうなってる? もう動けるようになってるのか?」>御黒
アーヴェル:ちょっと肩を回したり、手をぐーぱー動かしたりアピールしつつ(笑)。
GM:全然(笑)<他の機械化兵
御黒:「動けないままだ。……正直、お前のことは諦めていたぞ?」口はしを歪め。
アーヴェル:「なるほどねえー。まったく、鍛え方がなっちゃいないよなぁ?」(苦笑) #暗意 博士と綾華さんの力が俺たちには必要だ
GM/天馬:「……ふう。しつこい奴じゃ。そういうところは昔からちいとも変わらんな、伊達」
GM:息をついて、椅子に深く身を沈める。
御黒:「なんだかんだいって、私達のために動いてくれる貴方もね」
アーヴェル:「おっ?」(ちょっと期待の顔)
崇史:「えっ?」天馬の返答に、紀央と顔を見合わせる
GM/天馬:「ともあれ、しばらく逗留していけ。そこの若造も、しばらく養生したほうがいいのは確かじゃしな」<アーヴェル
アーヴェル:「はいはい。そりゃもうよーっく分かってます」(苦笑)<養生
御黒:「娘にも興味はある。遠慮はせん」ふふ、と笑い。
GM/天馬:「そこのお嬢ちゃんも、どうやら疲れておるようじゃし。裏手に温泉もある。自由に使え」<紀央
GM:天馬は立ち上がり、部屋を出ていく。最後になんかあればどうぞ>ALL
崇史:「何だかよく判らないけど……これって、いい方向に転がりだしたって事なのかな?」
アーヴェル:「さぁてね。とりあえず、お楽しみが増えたってとこかな?」(ウィンク)>崇史
御黒:「アーヴェル……椎名を頼む。このままではダメだろう」小声で。
アーヴェル:「ん? 俺に任せてもらっていいのか?」(苦笑+小声)>御黒
御黒:「私は……敵にしかなれんからな」肩を竦めて。
アーヴェル:「分かった。ま、やってみるさ」(頷き)
GM:シーンエンド。

■ミドルフェイズ/シーン2 「露天風呂・男湯」
 シーンPC:崇史。

GM:家の裏手にあった温泉は、ちょっとした観光地なみのものだった。
GM:岩場に囲まれ、男女を竹の敷居で分けた露天風呂は、古風な雰囲気を醸し出している。
アーヴェル:「はー、vivanonnon、っと」(一緒に入ってる(笑))
崇史:SE「かぽーん♪」(笑)
アーヴェル:「いやー、温泉はイイねえ。ヤシマ文化の極みだよ?」>崇史
崇史:「アーヴェルさん、その……あの時はすいませんでした」
アーヴェル:「あの時? ああ、この前の戦いのか」
崇史:「僕がもう少し機体を上手く扱えてれば、こんな事には……」
アーヴェル:「気にしない気にしない。お互いこうして、生きて風呂に入れる身なんだし……と、言いたいところだが」
崇史:「……はい」
アーヴェル:「坊や。君、お嬢ちゃんと最近どうなんだい?」(いきなり(笑))
アーヴェル:「俺の見立てじゃあ、なーんかこう、遠慮してるような気がするんだけどねえ?」(ニヤニヤ)>崇史
崇史:「いやっ、そのあの……」ぶくぶくと浸かる
アーヴェル:「そんなだから、あの天使兵の障壁を打ち抜けない……とか、思わないかい?」(にこにこ)
崇史:「司鏡さんは……純粋なんですよ。なんていうのかな。生まれたてのひよこと一緒で、余計な事は何も知らなくて」
崇史:「だから、“怒る”事も知らなくて戸惑って。そんなだから守ってあげなきゃっていうか……」ぶくぶく
アーヴェル:「第3世代人間戦車は単体でも強力な兵器だが。ドライバーとナビゲーターの意識、いや、心が同調した時。スペック以上の力を発揮する、だったっけな」
崇史:「……はい」
アーヴェル:「俺が思うに、君はもっと遠慮せず、お嬢ちゃんのことを知るべきじゃないか?」(ウィンク)>崇史
アーヴェル:「てことで、少年!」(肩をぐっと掴み)
崇史:「は、はいっ!」
GM/紀央:「〜♪ 〜〜〜〜♪」女湯から聞こえる楽しげな鼻歌。
アーヴェル:「お嬢ちゃんのリラックスした湯浴み姿を確認しておくのも、パートナーとしての君の義務だッ!」(力説!(笑))
崇史:「えっちなのはいけないと思いますっ!!」
崇史:ざぱっ、と立ち上がり力説(笑)
アーヴェル:「けしてこれはやましい行為じゃないぞ? 彼女の心の動きのパターンを少しでも把握しておくことが、戦場での生存率向上に繋がるんだ」(大真面目)>崇史
崇史:「そ、そこまで言うんでしたら……」遠慮がちに、敷居の向こうを覗いてみようとする
アーヴェル:「よーし、それでこそ男だ、少年」(さて、自分もバックアップに回らないと(笑))
御黒:「あー、邪魔してすまんが」実はいた。
アーヴェル:「何だ御黒。――邪魔するな。いま、イイとこなんだぞ?」(真剣(笑))>御黒
御黒:「先ほどから興味津々の様子でその紀央くんがこちらが覗いているぞ?」
崇史:「い、伊達少佐っ!? これはそのですね……って、ええええええっ!?」
GM/紀央:「崇史さま。お呼びになられましたか?」
GM:濡れた髪をタオルでまとめた紀央が、敷居の上に頭を出している。うなじが妙に色っぽく見えたり。
アーヴェル:「成る程。いやいやそれは好都合」(悪だくみの顔(笑))
崇史:「ななななな、何でもないってば司鏡さん!?」
アーヴェル:「いやいや、お嬢ちゃん。崇史少年がだね、ぜひこっちにお嬢ちゃんを招待したいとさっきからお待ちかねなんだけどさぁー?」(笑)>紀央
アーヴェル:「混浴ぐらいでどぎまぎしてちゃ、この先持たないぞ、少年?」(笑)>崇史
GM/紀央:「はい。少々お待ち下さいね。いま、お掃除終わらせてしまいますから」
崇史:「だからいやそんな、僕は何も……はい?」<お掃除
GM:そして皆気付く。彼女は……三助姿で女湯の床を掃除していた。
アーヴェル:「掃除……掃除か。まぁ、それはそれで」(うんうん、と頷く)
御黒:「うむ、よい足だ。少年、存分に『よくじょう』するといい」
崇史:「……司鏡さん。温泉は掃除するだけじゃなくて。ちゃんと入るところなんだよ」
GM/紀央:「はい。でも、お掃除していると気が紛れるんです。もやもやしたものも、忘れてしまうような気がして」ごしごし
崇史:何か、安堵の表情を浮かべる(笑)
アーヴェル:「成る程……」(さらに悪だくみ顔)
アーヴェル:「御黒。いいか、これは訓練なんだ。――少年は、もーちょいお嬢ちゃんとスキンシップを取る必要があると思う」(小声+割と真面目に)>御黒
アーヴェル:「司鏡中尉」
GM/紀央:「はい?」
アーヴェル:「椎名少尉の背中は、自分では充分に汚れを落とすことができない。……彼の背中の掃除は、君に相応しい任務だと思うので、これを実行するよう要請する」(大真面目な声で)>紀央
アーヴェル:んで、ほれほれ、と洗い場に崇史を押し上げる(笑)。
崇史:「………大人って、不潔だ」
御黒:「何をいう。エロは世界を救うのだぞ」
崇史:「……はぁ。ちょっと待ってて。僕も着替えてそっちに行くから」
崇史:げんなりとした表情で、そのまま上がりましょう(笑)
GM/紀央:「崇史さま」
GM/紀央:「今度は、頑張りましょうね」
崇史:「……うん、そうだね。頑張ろう」
GM:そんな彼女の声が、崇史の背中に聞こえた。
アーヴェル:「やれやれ。ま、とりあえずはこんなもんか?」(笑)>御黒
御黒:「きっかけには、なるだろうな」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「津崎邸裏手・墓地」
 シーンPC:アーヴェル。

GM:夜。
GM:手持ちぶさたということもあり、リハビリのために邸宅内を歩いていると、家の外に出ていく綾華の姿を見かける。
GM:どこかはかなげな、いまにも消えてしまうそうに見える後ろ姿。
アーヴェル:「おやおや、こんな夜中に……」(多少、思案し)
アーヴェル:「ま、世話になった御礼に、陰ながら護衛ということで問題ないか」(数秒で解決)
アーヴェル:気付かれないように、後を追います(笑)。
GM:では、家の裏手で彼女の足は止まる。
アーヴェル:こっちも足を止める。
GM:一つの墓。ヤシマ式のそれの前に跪き、祈りを捧げる綾華。
アーヴェル:「…………」
アーヴェル:「婚約者さんの、かい?」(あーもう仕方ないなぁ、と頭を掻きつつ)>綾華
アーヴェル:祈りが済んだっぽいタイミングにて声を掛ける。
GM/綾華:「…………」
GM/綾華:「正確には、婚約者と、その子供のもの」
アーヴェル:「…………君の?」(ちょっと意外そうに)>綾華
GM:彼女は墓を見たまま、振り向かない。
GM/綾華:「ええ。お墓参りなんて久しぶりだけど。思い出してしまったから。あなたのせいで」
アーヴェル:「そりゃあ、悪かったかな」
アーヴェル:「だが、無粋を承知で言わせてくれ。――今のヤシマには、いや、俺たちには」
アーヴェル:「天馬博士と、君の力が必要だ」
GM/綾華:「……じゃあ、一つ聞かせて」
アーヴェル:「いいけど、何かな?」
GM/綾華:「何故、あなたたち機械化兵は……命を粗末にするの? まるで、自分を駒のように扱えるの?」
アーヴェル:「別に、俺は粗末にしてるつもりは無いんだがなぁ……」(ふと、天を見上げ)
アーヴェル:「でも、君の婚約者さんの気持ちは、分かる気がするかな」
アーヴェル:「俺たちは……自分が護れるヤツが居て。そして、後に続いてくれるヤツが居るって信じられるから、戦えるんだ」
アーヴェル:「君の婚約者も……そうだったんじゃないかな。俺が憶測で言うのもアレだけどね」
アーヴェル:「ま、俺も他人(ヒト)のことは言えないか。――あの少年とお嬢ちゃんは、俺たちに取って護るべき存在だが……」
アーヴェル:「きっと、俺たちの後に続いてくれる。信じられるのさ。理屈じゃなくてね」
GM/綾華:「そう、か。たぶん、あの人も同じ事を言うと思う」
GM/綾華:「でも……勝手ね。男って。ほんとう……哀しいぐらいに」
アーヴェル:「寂しくなった?」(フ、と微笑)
GM/綾華:「そして、あきれるぐらいに馬鹿」
GM:振り向き、少しはにかんだような笑顔を見せる、
アーヴェル:「ごもっとも」(苦笑)
GM/綾華:「父には、言ってみるわ。承諾してくれるかどうかは、分からないけれど」
GM:そう言って、彼女は家の中へ戻っていく
御黒:「アーヴェル」すっと。
アーヴェル:「――やれやれ、ちょっと卑怯だったかな。我ながら」(綾華の背を見送りつつ)>御黒
御黒:「安心しろ……そんな顔をしてしまうお前の言葉は届いている」
御黒:「……きっと、な」
アーヴェル:「どうかなぁ……」
アーヴェル:「まぁ、未亡人――この場合、婚約者か。寂しさにつけ込んでってのは後味悪いよね、やっぱさ」(笑)
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「津崎邸地下・情報処理室」
 シーンPC:御黒。

GM:なんだかんだと言いながらも、天馬博士は家の設備を御黒に使わせてくれていた。
GM:その設備は軍のものにも劣らず、未だ博士が研究への情熱を失っていないことを感じさせる。
御黒:「……この、恥ずかしがり屋め」ふふ、と笑い
GM:というところで、前回の戦闘の分析・次回へ向けての作戦案を練っている最中のシーンとなります。
御黒:「V機関の不調……シュネルギアに影響がないこと」
御黒:「この二つの、相違点はなんだ?」
GM/天馬:「ふん。相変わらず、仕事熱心なことじゃな」
GM:コーヒーのカップを二つ片手に、部屋へと入ってくる。
御黒:「……必要な時に、必要なことをしているまでだ」
御黒:受け取り。
GM:さて、ここで選択です。
GM:自分で分析するか、天馬博士に頼むか<前回の戦闘データ
御黒:「そして、今は貴方が必要なのだ」天馬博士に頼みます。自分は専門外すぎる。
GM/天馬:「……ふん」
GM/天馬:「データは持ってきておるのか?」
御黒:「すでに、ここの設備にバックアップしている」
御黒:「軍事機密だ。漏らすと私が困ったことになるぞ」
GM:博士は、データを高速で画面に表示していく。
GM:御黒の声も聞こえない程の集中力だ。
GM/天馬:「あやつのV機関を調整した時のデータと合わせてみるならば」
御黒:「ああ」
GM/天馬:「この主天使は極超短波のエーテル波を発生させることにより、最小の天使核機関……すなわち、機械化兵及び完全機械化兵のV機関に干渉。その機能の殆どを停止させておる」
御黒:「防ぐには?」
GM/天馬:「V機関そのものの出力を上げることじゃな。ただし、これは通常のリミッター解除程度では足りん」
御黒:「結論だけでいい」
GM/天馬:「だが、一時的にでも高出力を叩き出せるのならば、相手の干渉を防ぐことはできる。短時間。そして、無論体にも相当な負担を強いる」
GM:淡々と話す。
御黒:「……どうして、こう、機械化したものは苦難ばかり訪れるのでしょうね」敬語で。
GM/天馬:「力を得れば、その力を制御する必要が生じる。その無理は、己の体へと還る。……業、じゃろうな。力を求める哀しい人間の」
御黒:「だが、それでもあいつは飛ぶ。頼らざるをえない私は、少し嫌になる」
GM/天馬:「V機関への処置は可能じゃ。だがそれは、弱ったエンジンに無理矢理ニトロを叩き込むようなもじゃ。ゆえに儂は、お前たちの提案を受けたくはなかった」
御黒:「……ありがとうございました。最後に一つだけ」
GM/天馬:「(黙って聞いている)」
御黒:「アーヴェルと、フリューゲル。あと5年……命は続きますか?」《共感》使用。ロゴス1点消費。
御黒:Yes/Noの質問です。言葉にしなくても、御黒に伝わります。
GM:Meybe YES Meybe NO
御黒:笑って。
GM:それはあの二人と、お前たち次第だと、彼は言っているような気がした。
御黒:「安心した。私は、これでますます明日を勝ち取らなければならん」
GM/天馬:「……ふん。だが、本人がいいと言わなければ、わしはやらんぞ」
GM:少しぬるくなったコーヒーを置いて去る
御黒:「私の友は、そんな臆病でも運命で尽きるほど脆弱でもない」
御黒:かたん、とコーヒーを置いて見送る。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン5 「津崎邸・崇史宿泊中の部屋」
 シーンPC:崇史。

GM:そろそろ眠ろう、とした時間。
GM:控えめにノックの音がする。
崇史:「はーい?」
GM/紀央:「あの、崇史さま? 夜分遅く失礼します。入ってもよいでしょうか」
崇史:「あ、うん。構わないけど……」内心ちょっとドキドキ
GM:紀央は何かを後ろ手にもって、もじもじしながら入ってくる
GM/紀央:「あの。私、崇史さまに見ていただきたいものが」
崇史:「な、何かな……?」どきどき
GM/紀央:「あの、これなんです」
崇史:「う、うん」
GM:ばっと出したのは……携帯コンピュータ。ノートパソコンみたいなもんだと思ってくれ
崇史:「Tintelの携帯PCじゃないか。何でこんなものが……」
GM/紀央:「以前、崇史さまと“擬似八門結界”を持った座天使を、その座を破壊して倒したことがありました。なので、今回もそれが応用できないかと、色々調べてみたんですっ」(握りこぶし)
GM:画面には、先日の戦闘に於いて交戦した敵のデータが表示されている。
崇史:「これは……」画面を覗き込み
GM/紀央:「……しかし、残念ながらあの主天使の結界に同じ手は通じない様子。でも、見つけたことがあります」
GM:カタカタと、戦闘時の画像データを表示していく。
GM/紀央:「……お分かりになりますか?」
崇史:「せ、説明してくれるかな?」
GM:さて、ここで自分で推理するなら<情報処理>で目標値4。説明して貰うならそれもよし(笑)
崇史:夜中、紀央と二人きりという状況でちょっとどきどきしてるので頭も回ってないと思うので。説明してもらおう(笑)
GM/紀央:「ここです」ぴ、と画像を拡大する。
GM:敵の独立戦闘ユニットが、何度かの攻撃の後に、敵の本体に一度戻るところだ。
GM/紀央:「ほんの僅かですけど、このユニットにエネルギーを補給する為に帰還させる時。この結界に孔が空いているのです」
崇史:「裂け目か……な、なるほどね」紀央に心持ち近寄ったところで、ふんわりと漂ってくる香りにどきどきしつつ
GM/紀央:「……崇史さま?」
崇史:「な、何でも無いよ。続けて」
GM:寝間着姿の紀央。その襟元から覗く、白い肌。
GM:風呂上がりの髪からはいい匂いが……
崇史:「―――――ッ!!」壁に唐突に頭を打ち付ける(笑)
崇史:「煩悩退散、煩悩退散……つ、続けて」
GM/紀央:「……ですので、あの強力な結界は天使の翼を出力源として使っていると思われます。そこを一時的にでも叩けば……??」
GM:首を傾げつつ、説明を続ける。
GM/紀央:「……ですが、その隙は本当にゼロコンマ何秒のものなんです。一機だけでは、破れるかどうか……」
GM:紀央は崇史の瞳を見つめる。
崇史:「結界の裂け目を突くのは僕たちが、孔を破るのはアーヴェルさんがやればいいと思うよ」
崇史:「アーヴェルさんの腕とエーヴィフィネルのスペックなら、出来るハズさ」
GM/紀央:「……いえ、崇史さま」
GM/紀央:「私達皆なら、きっと出来ると思います」
GM:彼女は微笑む。
アーヴェル:では、ここでコンコン、と部屋のドアをノック(笑)。
アーヴェル:「や、少年。今後の対策会議でも……」(がちゃ)
崇史:「司鏡さん……てうわああっ!?」お互い見詰め合っていい雰囲気になったところで(笑)
GM/紀央:「アーヴェルさま」
アーヴェル:「あちゃー。……こりゃー、お邪魔だったかな?」(ニヤリ)>崇史
崇史:「お邪魔とかそういうのじゃなくて。そりゃちょっと残念でしたけどってそうじゃなくて」(あたふた)
アーヴェル:「いやいや、何時の間にこんなに仲良くなったのか。お兄さんは嬉しいねえ?」(うんうん)>2人
GM/紀央:「崇史さまは、私の……運命のお方ですから」
崇史:「誤解ですって。ちゃんと話…………をっ」赤面っ
アーヴェル:「だ、そうだぞ?」(笑)>崇史
GM/紀央:「お話しがあります。よろしいでしょうか? 伊達さまも交えて」>アーヴェル
崇史:赤面状態。全然話が聴こえていない(笑)
アーヴェル:「……どうやら、打開策を見つけてくれたか、司鏡中尉」
アーヴェル:「了解した。じゃ、3人で御黒を探しに行くとしようか」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン6 「津崎邸地下・医療室」
 シーンPC:アーヴェル。

GM:昏睡したフリューゲルが、瑞穂基地よりこの場所へと運ばれて来た。
GM:アーヴェルも、同じく処置用のベッドの前にいる。
GM/綾華:「……」
アーヴェル:「まぁ、どうせやるならまとめてってのが効率いいよな」(頷く)
アーヴェル:「それにしても、よくもまぁ思い切った手段を思いついたもんだ。尊敬しますよ」(心底本気で)>博士
崇史:「大丈夫……なんですよね?」>天馬
GM/天馬:「いや。ズィーガー大尉には、お前さんを救出した時に施した通常の処理をするだけじゃ。容態を聞けば、こやつは危ない様子じゃからな」
アーヴェル:「俺の方が(外傷は)酷かったのに……」(いじいじ(笑))
御黒:「ああ。戦いの全てをお前に任すことになる……すまんな」<アーヴェル
アーヴェル:「何、全てでも無いさ。俺は、少年とお嬢ちゃんを手伝えるように、ちょっと力を借りるだけってね」>御黒
GM/綾華:「アーヴェル」
アーヴェル:「何かな?」>綾華
GM/綾華:「これは、貴方が大事なものを守るための力」
GM/綾華:「けれど、貴方自身を焼き尽くす焔でもある」
GM/綾華:「それでも、往くの?」
アーヴェル:「…………」(ちょっと、困った顔で)
アーヴェル:「なあ、綾華さん。俺が目を覚ました時、最初に言った言葉、覚えてるかい?」>綾華
アーヴェル:「俺が生きてるこの世界は、言うなれば常に身を焼かれ続ける地獄のようなもんなんだよ」
GM/綾華:「戦うのね。貴方は、地獄でも」
アーヴェル:「だから――今さら、焔の1つや2つ増えたところで、大差ないさ」(ウィンク)>綾華
アーヴェル:「さ、博士。悪いが手を貸してくれ。――俺の勘は当たるんだ」
アーヴェル:「近いうちに、必ずあの主天使が、もう一度やって来るってね。その前に……」
GM/天馬:「ああ。処置を開始するぞい」>ALL
GM/綾華:「……バカ」それは優しい声。
アーヴェル:「悪いね。――どうにもさ」(苦笑)>綾華
崇史:「アーヴェルさん………」不安げな表情
アーヴェル:「そんな顔するなって。俺が信じられないっての?」(笑)>崇史
アーヴェル:「パートナーの半分くらいでいいから、信用してくれないと戦いに響くぜ、椎名少尉?」
崇史:「はい、少佐!」
アーヴェル:では、えいやっ、と手術台にセットアップされよう(笑)。
御黒:ぐっと親指を立て、首をかっきる仕草で成功を祈る。
GM:では、画面は暗転し……
アーヴェル:地獄におちるー(笑)

GM:次に目覚めた時、アーヴェルは聞く。
GM:……あの天使の呼び声を。
アーヴェル:「んー、いい寝覚めってわけには行かないねえ。――来たぜ」>ALL
アーヴェル:駆け出す皆を見送って、綾華さんと2人になっておきたい(笑)。で。
アーヴェル:「――困るな。その、泣かれちゃうとさ」(苦笑)
GM/綾華:「……気のせいよ。きっと。そうしておかないと、大変でしょう?」
アーヴェル:「いやいや。――綾華さんは気づいて無いようだから、言っておくとね。男ってのは、女性の涙を止めるために戦えるモノなんだ、これが」
アーヴェル:「――同じ想いをさせやしませんって。俺は必ず還ってくるからさ」
アーヴェル:じゃ、また後で。と言い置いて駆け出す(笑)。
GM/綾華:「バカ。そんな気障な台詞は、無事帰ってきてから言ってよね」
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠