エンゼルギア研究所
†Testify Your Own / Angel Gear†

■サイト内検索

- Powered By Google -


■はじめに

■メインコンテンツ
研究所掲示板
エンゼルギア考察
▼天使大戦用語集
▼巫女ナビ推進委員会
TRPG用データ集

■オンラインセッション

■その他

Written by Japanese ONLY
(C)2003-2012 Souma-Seien.
All Rights Reserved.
back to Main

(C)2003 Inoue Jun'ichi
/ FarEast Amusement Research Co., ltd
(C)2003 ENTERBRAIN,INC.
(C)RUNE

Last Update/2012.02.05


◇ 第36話『ゼーレンホルン』◇

「一人じゃダメなんだ。シュネルギアは、一人じゃダメなんだ」
――郷理々太

 

クライマックス://////エンディング://
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■クライマックスフェイズ/シーン1 「夜の鳥」
 シーンPC:オスカー。

GM:ゼーレンホルンから立ち上った光柱は、研究所の訓練施設一帯を根こそぎ破壊していた。
GM:自分たち、そして他の施設にその大破壊が及ばなかったのは、まさに奇跡と言って良いだろう。
GM/維馬篭:「やれやれ、結局失敗ですか。昭島博士も理論は良いが実践がこうでは……誰かさんと変わりませんね」
オスカー:「くぅ………」
レイモンド:「……“マスケンヴァル現象”か……?」
GM:煤けた軍服の裾を払いながら、太刀を持ったヤシマの重鎮が姿を見せた。
GM:その余裕は、この状況を前にしてなお、衰えていない。
GM/維馬篭:「いいえ、それはこれからですよ。サダルメリク大尉」>レイモンド
レイモンド:「よぅ。死んだとは思わなかったが、やっぱり元気ですね中将」
GM/維馬篭:「おかげさまで、この通りです」(悪びれず笑う)
理々太:「三条さんは無事ですか?」
GM/維馬篭:「ええ。研究区画はどうやら無事のようですよ」>理々太
GM:さて。と、維馬篭は懐からおもむろに霊素通信機を取り出す。
GM/維馬篭:「――凍、聞こえていますね。そこからシュネルギアの起動まで、どの程度かかります?」
GM:凍『…………S.Q.U.I.Dの調整込みで、5分くらい』
GM/維馬篭:「少し遅いです。3分で済ませてください」
レイモンド:「で、この状態から天使核をどう確保するかって事ですか?」
GM/維馬篭:「取り出すことは、ほぼ不可能でしょう」>レイモンド
GM:眼鏡のブリッジを押さえつつ、維馬篭は一同に向き直る。
GM/維馬篭:「事態は見てのとおりです。――このままでは、あの鵺はマスケンヴァル現象を引き起こすでしょうから、貴官たちは退避を」
GM/維馬篭:「せっかく助かった命、無駄に使うことも無いでしょう。あの鵺は、私の凍が破壊します。――“黒い天使核”も壊れるのは残念ですが、別の使い道を考えれば済む話です」
理々太:血の気が引いていく。いや、血が上っていく。
オスカー:「そうはさせないさ」
オスカー:「何もかもが、思い通りに動くと思わないことですよ、中将」
レイモンド:「……そう言うと思ったけどさ」>オスカー
レイモンド:「一応確認させてくれ。一人でやるつもり?」>オスカー
オスカー:「嫌なら、帰っていいぞ」>レイモンド
オスカー:しれっと
レイモンド:「そんなとこだろうと思ったよ」苦笑。
GM:ほう、と維馬篭は感心したような、呆れたような息を吐く。
理々太:「ふざけるな!」
GM/維馬篭:「何がです?」>理々太
理々太:「あいつがくれた命、なんだ。あいつが、三条さんのために残してくれた命なんだ」
GM/維馬篭:「ですがね、郷少尉。このままでは……」
理々太:「絶対に無駄になんかさせない……!」
GM:警報が鳴り、天使兵の現出予測が告げられる。
GM:暴走し鵺化したゼーレンホルンのV機関が、この辺り一帯の霊素圧を高め、天界への門を開こうとしているのだ。
GM/維馬篭:「……さて。すみませんがサダルメリク大尉と郷少尉は迎撃準備を。掩護はリンケ特務曹長にお任せしましょう」
GM/維馬篭:「三条恭花嬢はお気の毒ですが……。私の凍なら、君にでも軽く合わせられますよ、理々太くん?」
GM:二人とも見捨てて戦えと。
GM:そう、あっさりと壊れた備品に告げるような声で、維馬篭代胤は言った。

オスカー:「維馬篭中将、ひとつ聞きたい」
GM/維馬篭:「あまり時間もありませんが……何ですか、リンケ特務曹長?」
オスカー:「貴方はご存知無いか、リヒトヴィッツ大尉がコンロンで遭遇した事件のことを」
GM/維馬篭:「私も詳しくは。ああ、でも――昔馴染みがひとり、自分の命と引き換えにリヒトヴィッツ大尉を救ってくださったとは聞いていますよ?」
オスカー:「その昔馴染みとは?」
GM/維馬篭:「大尉の“黒い天使核”は。彼女――アンナ・Oのものです」
オスカー:「………なるほど」
GM/維馬篭:「――では皆さん、迎撃準備を。このまま手をこまねいていては、誰も助かりません」
レイモンド:「……迎撃、上がるぜ。後でな、理々太」
理々太:「……ご自由に。絶対に、守ってみせますから」
理々太:そういって、レイモンドの姿を見送り、自分の機体へと駆け出す。
GM/維馬篭:「――意気込みは買いますよ。でも、もう遅い。格納庫まで走っていくよりは、凍が貴方のベルゼルクを持ってくるのを待ちなさい」>理々太
理々太:「くっ」押し黙る。
オスカー:「あの子の身体には、黒い天使核があった。違いますか、維馬篭中将」
GM/維馬篭:「ええ。“ゼーレンホルン”は第10世代の完全機械化兵です。説明されませんでしたか?」
レイモンド:む、ちと足を止めていよう。
オスカー:光の柱を見る
GM/維馬篭:「あの光の柱は、鵺化した天使核が纏う一種の結界です」
GM/維馬篭:「対天使兵器でも持ち出さなければ、突破はできませんし――帰還の保証も無い」
GM/維馬篭:「残念ですが、シュネルギアで結界ごと“黒い天使核”を破壊するのがいちばん確実な手です。その後で湧いてくる天使兵など、凍とシュネルギアがあればどうとでもなる」
GM/維馬篭:「三条恭花嬢はお気の毒ですが……。私の凍なら、君にでも軽く合わせられますよ、理々太くん?」
理々太:「凍さんじゃ、ダメなんです」
オスカー:「理々太、聞いたか。シュネルギアで結界を突破し、ゼーレンホルンの黒の天使核を持ち帰れ、必ず!」
オスカー:「破壊するな、持ち帰れ、必ず!」
理々太:「了解……!」
GM/維馬篭:「ああ――それは、許可できません」(しれっ)
オスカー:「許可など求めていない」
GM/維馬篭:「あの結界の中は、膨大なエーテルが集積されています。そんなつまらないことでシュネルギアを失うわけにはいかないと、何故分かりませんか?」
理々太:「なにがあろうとも、もう、彼女の足も腕も失わせない」
理々太:「“オレ”が……好きな人だから。ベルゼルクとともに、必ず戻ってみせる」
理々太:「この戦争を終わらすのは、子供の役目なんですから」
理々太:静かな決意と炎をたたえ、そう言い切る。
GM/維馬篭:「やれやれ、どうにも分かってないようだ郷少尉は。――外側から破壊するでなく、内側に突入すれば“戻って来れない”と言っているのですがね」(皮肉げな微笑)
GM/維馬篭:「まあいいでしょう。サダルメリク大尉。貴方の乗ってきた“飛影”も無事ですから迎撃を……」
レイモンド:「悪いけどね」
GM/維馬篭:「――ん?」
レイモンド:煙草を咥える。
レイモンド:「よく出来た“娘”を見逃すほど、俺は大人じゃなくってね」
GM/維馬篭:「――そうですか」
レイモンド:Snap! 調子の悪くなった義手の指から出た火花で、一発で火をつける。
GM/維馬篭:「では、お任せしましょう。――ご武運を、大尉殿」
レイモンド:「ん、そーゆーことで。また」
レイモンド:ダッシュで飛び込む!
GM:レイモンドの姿が光柱の向こうに消える――!
GM:シーンエンド。

■クライマックスフェイズ/シーン2 「天使と、化す」
 シーンPC:レイモンド。

GM:それは一瞬にして永遠の間に交わされた言葉。

GM/ゼーレンホルン:「……あ」
GM/ゼーレンホルン:「ダメ(だ)。私(僕)のコアが無くなったら、“大天使(ミカエル)の力”は貴方を核にして、食い尽くしてしまう(よ)」
GM:少女と少年の声を重ね合わせて、ゼーレンホルンが警告する。
レイモンド:「……よ。来たぜ」
GM/ゼーレンホルン:「…………」
GM/ゼーレンホルン:「ごめん(なさい)、レイモンド大尉(さん)」
レイモンド:「どうした。ンな深刻な面して謝られるような事、なんかしたか?」
GM:――その目を見て、彼/彼女は全てを悟ったのか。
GM/ゼーレンホルン:「貴方は、私(僕)と同じ(です)ね……。他の誰かのために、自分をヒトの敵にでも、してしまえる人(スケープ・ゴート)……」
GM:そうして彼/彼女は、ふわと微笑う。
レイモンド:「そんな大層なもんじゃないなぁ。精々『気持ちよく』生きてたいだけさ」
レイモンド:同じ表情で返す。
GM/ゼーレンホルン:「仕方ないなぁ(ですね)……。でも、信じます」
レイモンド:「ま、アレだ。助けてやるからそこ動くな。失敗したら俺が死にそうだから、よ」
GM/ゼーレンホルン:「あなた(大尉)は、絶対に負けない人だって……」
GM:す、と両手を差し伸べるゼーレンホルン。
GM:その手を、君はー―。
レイモンド:「……あ、しまった」
GM/ゼーレンホルン:「??」
レイモンド:軍服胸ポケットの携帯を気にして、
レイモンド:「……ま、連絡する暇なんざ無かったからな。しょうがねぇや」
レイモンド:「……往くぜ」
GM/ゼーレンホルン:「……ごめんなさい(です)。でも、もう1つだけ頼んでいいですか?」(頷く)
レイモンド:「ひとつと言わずに二個三個」
GM:ふわ、と彼/彼女は笑って。
GM/ゼーレンホルン:「僕(私)の代わりに、理々太(くん)に伝えて……。お前(貴方)は、生きろ(生きて)って……」
GM:ぎゅ、とレイモンドの手を握る。
レイモンド:「約束はしねぇ。お前が伝えられたら、自分で言え。次善の策として、聞いておいてやるよ」
レイモンド:ぎゅ、と握り返す。
GM/ゼーレンホルン:「はい(はい)」
GM:かくして天界の門は一人の機械化兵の内に閉じ込められ。
GM:出口を求めた神の力は、その男の天使核をコアに、禍々しくも不完全な形で現出した。

GM/オペレーター:「研究所、直上に天使反応(エンジェルハイロウ)! 距離300!」
GM/オペレーター:「だめです! このままでは迎撃が間に合わな……え?」
GM:天上に開けたオスカーと理々太の視界に映る純白の人間戦車。
GM:両腕に特異なユニットをつけたそれは、僅かに頷くと上空から迫り来る天使兵を迎え撃つべく、翼を広げた。
GM:シーンエンド。


■クライマックスフェイズ/シーン3 「承前」
 マスターシーン。

GM:――瓦礫の山に埋もれた人間戦車。
GM:その傍で、白い髪を自分の血で朱に染めた八坂凍が、力なく座り込んでいた。
GM:彼女の手には、霊素通信機。――先ほどまで、維馬篭やレイモンド、オスカーや理々太の声が聞こえていた。
GM:ふと、立ち上がろうとした白い少女の面差しに、影がかかる。
GM/恭花:「……八坂さん、あなた」
GM/凍:「…………ドジ、踏んだ。少しだけ」
GM/恭花:「そっか」
GM/凍:「…………がんばれ」
GM:微笑みあう2人。
GM:開いたままのコクピットに、瑞穂中学校のセーラー服姿の少女が潜りこむ。

GM/恭花:「……S.Q.U.I.D接合、V機関始動。ケルン展開」
GM/恭花:「動く……。私でも、戦えるんだ……」
GM/恭花:「ううん、違う。守るんだ。私が、理々太くんを!」
GM:そうして彼女は、天を駆ける巨人の翼を広げ、天を墜とす夜の鳥へと立ち向かう。


■クライマックスフェイズ/シーン4 「空を、堕とす」
 シーンPC:理々太。

GM:上空で戦う、戦闘機の姿を模した天使兵と、シュネルギア:ベルゼルク。
GM:だが、その戦闘力差は歴然としていた。今のままでは、ただの時間稼ぎにしかならないだろう。
GM/恭花:「――っ、このくらい!」

GM:って、ことでレイモンド。
レイモンド:あいよ。
GM:貴方は天使化しちまいました。それを代償に、何か目の前に恭花の乗ったシュネルギアが居るわけですが。
GM:天使レイモンドの性能は、本人+“飛影”+力天使、です。
レイモンド:ナニィ(笑)
GM:技能は本人及び、力天使のものが全部使えます。
GM:ロゴスは、自分で使っても、他のPCに分けてもOK(笑)。
レイモンド:力天使……了解しますた(笑)
GM:能力値は、今計算しておいた。
レイモンド:なにーぃ(笑)
GM:47/29/20/23/5
GM:HP94 軽47 重24 致12 死2(1個チェック済)
GM:1個チェック済なのは、レイモンド本人のだから(横死)
GM:その代わり、最初からダイス+3ですよ(笑)。
GM:ただし、ダーザインの昇華は自分には使えません。理々太か、オスカーにしか駄目(笑)。
レイモンド:了解しました(笑)

オスカー:「八坂一人だとしたら、無理だ!」
オスカー:上空を見上げ
理々太:「レイモンドさんは……?」
オスカー:「わからん」
GM/維馬篭:「――なッ、いいえ、違います、リンケ曹長」
GM/維馬篭:「あれを動かしているのは――私の凍では、ありません」
オスカー:「なんだと!」
オスカー:「じゃあ誰が!」
GM/恭花:「させない! ぜったいにやらせない――! 理々太くんは、私が、守る!」
GM:ドドドドッ! と左手の拳銃を乱射するシュネルギア:ベルゼルク。
GM/維馬篭:「――如何なる現象、いいえ、奇跡が起きたかは分かりません」
GM/維馬篭:「ただ、恐らくは――アレを動かしているのは、貴方がたがよく知っているお嬢さんでしょう」
理々太:「な、三条さんがっ!?」
GM/恭花:「――来ないで! 消えてッ! あの研究所を……理々太くんを、傷つけないで!」

オスカー:「通信は、通信は繋がるのか!」
GM/凍:「…………うん」(よたよた、とやってくる)
理々太:「凍さん?」
オスカー:「凍、怪我は大丈夫なのか?」
オスカー:肩を貸してやる
GM/凍:「…………私は、いい。リンケ曹長」
レイモンド:エーテルに乗せて、全員に届く声で歌う。
レイモンド:“めちゃめちゃにしてやる”と。“俺たちでしっちゃかめっちゃかにしてやらぁ”と。
レイモンド:神にも届くように、歌う。
GM/恭花:「――きゃあああああああッ??」<良い様に天使レイモンドに翻弄されている。
理々太:「ダメだ、三条さん。一人じゃ、ダメなんだっ」
理々太:一番、空に近い場所を探す。
GM/維馬篭:「確かに。――このままでは、せいぜいが良い的です」(理々太を、そしてオスカーを見る)
GM/恭花:「……何よ! 何よ何よ何よ何よ! これくら、い、これくらいッ!!」(ぶんッ! と長大な剣を大振り)>レイモンド
レイモンド:恭花ひとりでは絶対結界を抜けないのが判ってるから、反応しない。
GM:お見通しかッ!(笑)<抜けない
GM:がいん! がいんがいんがいん! と上空で火花が散っている。その姿は、あまりにも崇高で、あまりにも虚しく、馬鹿馬鹿しい。
レイモンド:その代わり、こっちもベルゼルクにも攻撃を仕掛けないように抑えとく!
オスカー:「理々太。レイモンドが支えている間に、彼女のところに行け。彼女を呼べ」
オスカー:「名前を、呼ぶんだ」
GM:では、理々太くん。
GM:崩れた建物の壁に上った向こうに……1機の戦闘機が傾いてるのが見えた。
GM:あれは、レイモンドの乗ってきたVTOL機――“飛影”。
理々太:「……教官、貴方が教官で本当によかった」
理々太:「いま、空にいってきます」
GM/凍:「…………だめ、理々太」
GM/凍:「…………理々太は、戦闘機を、飛ばせない」
GM:私がやる。と、よたよたと凍が歩き出す。
オスカー:「凍、止めろ」
オスカー:とんと、押して、尻持ちつかせる
GM/凍:「…………でも。理々太が恭花を呼ぶには、あの天使を」(ぺたん、としりもち)
オスカー:「ったく、ここの所、こんな役回りばかりだな」
GM/維馬篭:「――なるほど。貴方が戦闘機に乗る姿を見るのも久しぶりですよ、リンケ特務曹長」
オスカー:「まぁ、短い時間なら何とかなるでしょう」
オスカー:「理々太、死んでくるつもりは無いが、もし戻れなかったらアクシアに言い訳しておいてくれ」
オスカー:よっとコックピットに
理々太:「……なんて?」
オスカー:「考えてくれ、それくらいは」と笑う
理々太:「はい」神妙な顔で、それに答える。
GM/凍:「…………無理。いまのリンケ曹長は、天使とは戦えな……」(きゃっ、と戦闘機のエンジン風に髪が流される)
GM/恭花:「何で! 何で! 何で私の剣じゃ、効かないの――?」(がいんがいん)
オスカー:「いいな、名前を呼べ! 名前を呼べよ!」
理々太:「はい! ご武運を」
GM/維馬篭:「――は、はは、は」
GM/維馬篭:「久しぶりに、面白いものを見させて頂きました。……では、私も微力ながらお手伝いいたしますよ」
GM:そう言って、維馬篭は光柱のあった位置に凍と共に移動する。
GM:(レイモンドのダーザインとかが味方に作用するのは、この人のせいだと思って(笑))

GM:では、戦闘ラウンド開始といきましょう。ふふふ。
GM:ちなみに、シュネルギア搭乗は1ラウンドでできることにしときます(笑)。
GM:では、各自【感覚】を宣言すべし。
レイモンド:なんかぁ、29とかあるんですけどぉ(笑)
GM:まぁ、本人+愛機の似姿+力天使だからなぁ(笑)。
理々太:現在6。ギアに乗れれば変わります。
オスカー:えーっと俺は飛影か?(笑)
GM:うい。飛影です(笑)>オスカー
GM:1ラウンドでいいので、耐えてください(笑)。
レイモンド:そのとおり。俺の愛機だー。感覚は+5ね
オスカー:じゃあ感覚は15
オスカー:「最近は、こんなのか………。これがあのころにあればな…」
オスカー:背骨を走る痛みを堪え、歯を食いしばる
GM/恭花:「――何で、え? 味方機?」(シュネルギアの動きが止まっちゃう。ド素人がー)
オスカー:「恭花、下に降りろ!!」
GM/恭花:「え? オスカーさん……?」
オスカー:「俺が持たせる、お前は、理々太の元に行け!」

GM:では、感覚29の人、どうぞ(笑)。
レイモンド:よーし、いくぜー(笑)
レイモンド:……ここは聖光だろうなぁ、ミサイルよりは(笑)
GM:ういうい。どーんと行け、どーんと。
レイモンド:判定値はどの能力値なんだ? 力天使データのまま35?
GM:んー。使いこなせてないってことで、そのままいきましょう。
レイモンド:感覚29の方が低いからな。こっちで振るか(笑)
GM:さすが天使兵だ(笑)。
レイモンド:#29c4 聖光 ダメージ+20 えいやっ
●ダイス:Raymond:29c4=20(5,1,6,2,2,5,4,2,3,6,6,1,4,4,6,5,1,5,4,1,1,3,5,4,4,4,3,1,2)= 20
GM:狙いは誰かしら?>天使レイモンド
レイモンド:リミッター解除はしないのが武士の情け。オスカー狙いで。
オスカー:20ミリ機関砲は届く距離かしら。(笑)
GM:射程1kmだから、届くでしょう。聖光と20mm機関砲は同じ射程なのさー。
オスカー:撃ち返そう
GM/恭花:「……ッ、オスカーさん! ……くんは、理々太くんは!?」
オスカー:「地上に降りろ、理々太が待ってる!」
オスカー:「名前を呼べ、あいつの名前を呼べ、恭花!」
GM/恭花:「――! は、はいっ!」
オスカー:ロゴスを20消費ダイスブースト、技能を4→5に
オスカー:#33c5
●ダイス:Oscar:33c5=29(1,2,6,6,1,5,2,5,5,1,4,3,2,1,3,3,4,5,3,5,3,6,1,3,2,2,6,4,4,5,2,4,2)= 29
GM:それは……弾かれたっぽいなぁ(笑)。
オスカー:ふふ、ダメージが通らないぜ(笑)
GM:って、そもそも対天使効果が無いからダメージ入らないのか(笑)。
レイモンド:その通り(笑)
オスカー:「くそ、やはり結界を貫けないか!」
GM:20mmの弾幕が、聖なる光の軌跡を逸らす! だが、それだけだ。
オスカー:「だが、メーヴェ時代はもっと辛い戦場を越えてきた!」
GM:かつてオスカーが、メーヴェ時代に味わった屈辱が鮮やかに蘇る……。

GM:では、オスカーの番です。
オスカー:あ、対天使ミサイル積んでるのね(笑)
GM:あるよ(笑)<対天使ミサイル
オスカー:「武器は、他に武器は…」
オスカー:「対天使ミサイルが4発か」
オスカー:対天使ミサイルで攻撃、技能は無い(笑)
レイモンド:特技とか特に使うことなく、ロゴスの譲渡が可能なんですな?>GM
GM:うい、OKです<特技とか
GM:そこら辺、維馬篭が悪いことしてると思ってください(笑)。
レイモンド:【ハルトマンからの信頼/5】【オスカーからの仲間意識/5】【理々太からの焦燥/5】昇華! オスカーの攻撃に+30!
レイモンド:こっちでロゴス12消費、オスカーの誘導兵器を1→5、も可能? ロゴスだけしか渡せない?
GM:いいえ、可能ですよー<ロゴスでできることは>レイモンド
オスカー:維馬篭からの命令、理々太からの恐怖、レイモンドからの信頼、三条からの信頼、維馬篭からの嘲笑を昇華、成功+46
レイモンド:ほれ、5レベルでどかんと撃って来い!
オスカー:ロゴス40消費、ダイスブースト
オスカー:#40c5+76
●ダイス:Oscar:40c5+76=34(6,5,1,1,3,5,4,6,2,5,6,2,2,3,6,6,4,1,5,4,3,3,4,2,
1,5,6,2,2,3,5,5,4,1,5,1,4,4,3,3)+76= 110
GM:がらーん、ごろーん、がらーん、ごろーん!
オスカー:「がぁあああああ!」
オスカー:ミサイル発射の衝撃だけでも、身体が軋む
オスカー:回避しないんだっけ、力天使(笑)
GM:できますよ、回避。
GM:それでなくても、レイモンドが自分の回避持ってるし。
レイモンド:いちおう16c4で回避できる。俺の能力使うと、回避が3レベルに下がる(笑)
GM:いや、肉体の能力値使ってOKOK>レイモンド
GM:えーと、いわゆるブレカナの複合魔法的良いとこ取りが出来ると思って。
レイモンド:んじゃ、全開でいってみよか。どうせ110は越えないし(笑)
GM:(もちろん、ヘタレな組み合わせでもいいけど(笑))
レイモンド:#49c4 回避 肉体47+〈反射防御〉
●ダイス:Raymond:49c4=33(4,3,4,1,3,3,5,1,6,2,3,5,5,1,2,1,3,1,5,4,1,4,4,2,
5,6,6,6,1,6,3,4,3,1,5,3,5,4,3,3,4,3,6,1,4,6,2,6,6)= 33
レイモンド:33削ると……77か?
GM:だね<77 これにミサイルのダメージが入る。
オスカー:77+24で101ダメージ
GM:えらいダメージだな(笑)。でも半分削ったくらいか。
レイモンド:致命傷、重傷、軽傷全部埋めて、HPも76に。

GM/恭花:「――理々太くん! 理々太くん!」(叫ぶ。血を吐きながら)
理々太:「……!、……!、……!」
理々太:空に向かって、ただただ一心不乱に叫びつづける。
GM/凍:「…………」
GM/維馬篭:「……貴方を呼んでいますよ、郷少尉。応えておあげなさい」>理々太
GM:で、維馬篭は凍との通信に使ってた通信機をぽいっと渡す。
理々太:「恭ーー花ーーー!!!」
GM/恭花:「――理々太くん!」
GM:まるで堕天してくるように、上空からシュネルギアが“降って”くる。
理々太:「一人じゃダメなんだ。シュネルギアは、一人じゃダメなんだ」
GM/恭花:「分かってる……分かってるけど。でも、私は、理々太くんを守りたかった――」
GM/恭花:「ただ、守られてるだけの自分が、嫌だったの……」
理々太:「恭花っ! 一緒に戦わせてくれ! オレに剣を、オレに銃を、オレにも力を!!」
GM/恭花:「――うん。私が、間違ってた。今になって、やっと分かったよ、理々太くん」
理々太:「――ううん。オレも、間違ってた。君のこと、全然分かってなかった、三条さん」
GM/恭花:「――そうよ。一人じゃなくて、二人なら」
GM:どしゃあ! とシュネルギア:ベルゼルクがほとんど墜落したように研究所に着地する。
GM/恭花:「守るだけでも、守られるだけでも、駄目なの――。お願い、理々太くん! 私と一緒に、戦って!」
理々太:ざっと、コクピットハッチをオープン。
GM:ばしゃん! とシュネルギアのコクピットハッチが開く。
理々太:空を背に恭花へと右手を出し。
GM:うむ。コクピットの中は血だらけだ。
GM:恭花は、相当無理をして、この機体を一人で動かしていたらしい。
GM:機体中枢は、これで動いてるほうが不思議なくらいの負荷がかかっている(死亡ゲージ1個チェック済)
理々太:「いこう。一緒に、あの空に!」
理々太:自分も血を滴らせる重傷の中、笑顔でそう恭花へと。
GM/恭花:「――うん! 行こう、理々太くん」
GM:差し出された理々太の手を、しっかりと握る恭花。
GM:――傷つき汚れた人造の天使が、再び空へと駆け上がる!


■クライマックスフェイズ/シーン5
 第2ラウンド。

GM:セットアップどうぞー。
レイモンド:ないな
オスカー:うーんと、ないね

GM:では、天使レイモンドからでーす。
理々太:了解。感覚15です。
GM:ちなみに、恭花のナビ修正……香夜と同じなんだよ(笑)。
オスカー:香夜…あわわ
GM:で。オスカーと理々太同じ?(笑)。肉体は?>2人
理々太:同じく、15です。
GM:まぁ、初手がレイモンドは変わらない。行っとき(笑)>レイぽ
レイモンド:んじゃ、すまんが食らってくれ(笑) エンゲージしてるっけ?>オスカー&理々太
理々太:してないかとー。地上におりたばっかですし。
レイモンド:制圧射撃は出来んな(笑) んじゃ、ランダムに
レイモンド:#1d2 1なら理々太 2ならオスカー
●ダイス:Raymond:1d2=1(1)= 1
理々太:うい(笑)
レイモンド:#35c4 聖光 ダメージ+20
●ダイス:Raymond:35c4=20(5,2,4,2,3,2,4,4,5,1,5,2,6,5,6,1,6,2,3,2,5,5,5,1,
6,3,5,3,3,4,3,5,4,5,5)= 20
レイモンド:いかん、目がくさった(笑)
GM:腐ってるね(笑)。
GM/恭花:「――天頂、1時の方向から! 来るよ理々太くん!」
レイモンド:We will we will rock you
レイモンド:Sing it
レイモンド:We will we will rock you
理々太:「いくよ、三条さん」
理々太:ベルゼルクの特殊接合は使えますか?(笑)
GM:あ、使えます。恭花がフルスペックになったので。
理々太:「ベルゼルク、アップフォールト! 飛べっ!」
理々太:ロゴス3点使って、《接合》ヴィークル修正3倍。
GM:ほいほい。
理々太:#29c3
●ダイス:Ririta:29c3=14(6,5,2,4,1,5,6,2,3,5,4,1,6,6,2,6,2,6,5,4,4,1,1,2,3,2,3,6,1)= 14
GM:6足りないぞ(笑)。
理々太:差分6です。
レイモンド:ロゴス18消費!(笑)
GM:うわー、支援してるし!(笑)
レイモンド:理々太の成功を6買います(笑)
GM/恭花:「――避けられない! でも、これくらい……えッ?」
理々太:「レイモンドさん……なんですか?」
レイモンド:“おーよ”
GM/恭花:「機体のケルン強度が、スペックを越えてる……」(きゅ、と操縦桿を握る手に力を込めて)
理々太:「オレは、どうすればいいですか?」
レイモンド:“自分で決めな”
レイモンド:“ああ、あいつら……いまこの中で眠ってるっぽいんだが、二人から伝言だ”
レイモンド:“『生きろ』とさ”
GM/恭花:「…………」(俯き、ぽたぽたと涙を溢す)
理々太:「……。どうして、みんなこんな代わりに奴なんかに」
レイモンド:“ばぁか”
レイモンド:“お前はお前で こいつの代わりじゃねぇよ”
理々太:「そんなに、オレは、すごい奴なんかじゃないのにっ!」涙を流しながら咆哮。
レイモンド:“すごくないお前が すごくないお前らしく お前のように お前として生きろ”
理々太:「レイ、モンドさんっ……!」押し殺す声。
GM/恭花:「……あのね、理々太くん」(囁き)
GM/恭花:「私が一緒に居ること、こんど忘れたら承知しないから」(震える声で。でも、気丈に告げる)
GM/恭花:「代わりじゃない。理々太くんは、代わりじゃないよ」
GM/恭花:「私の……たった一人の、理々太くん、なんだから」
理々太:「うん、そうだ。そうだったね。もう、一人じゃないんだ。“オレ”じゃなきゃ、ダメなんだね」
理々太:「恭花……全てを終わらせて帰ろう。……いいたいことが、できたから」
GM/恭花:「――!!」
レイモンド:“さて もう一声歌っとくか――”

GM:では、オスカー。
GM:何かもう、機体もボロボロで飛んでるだけで精一杯かも(笑)<イメージ的には
オスカー:ではいくぜー
オスカー:統一帝国、軍上層部のダーザインを昇華
オスカー:ロゴス12消費、エーテル1→5
オスカー:ロゴス20消費、ダイスブースト
オスカー:#21c5+16
●ダイス:Oscar:21c5+16=18(5,5,6,2,2,2,1,5,4,5,4,6,5,6,1,4,4,3,1,3,2)+16= 34
オスカー:「レイモンド、壊すの許せよ!」
オスカー:天使に特攻。機体を衝突させる寸前で、俺は脱出装置で脱出、とう!
GM:では以降、天使レイモンドのリアクションに−34dです。
レイモンド:“構いやしねぇよ! どうせもう乗れねぇ!!”
GM:どおおおん!! と“飛影”が爆発四散する。
オスカー:「いけぇ、理々太、恭花!」
オスカー:パラシュートでふわふわ降下しつつ
GM/凍:「…………さよなら」(静かに、散り逝く名機に、敬礼)
GM/恭花:「――はいッ!」
GM:さぁ、理々太くん出番だよー。一気に行け!

理々太:「ベルゼルク……エネルギー集中。……舞え、エンペールング!」
理々太:轟、と剣を正眼に構え、一点集中突破!
GM/恭花:「――V機関出力最大ッ! ケルンによる《絶対結界》の相殺を、確認!」
レイモンド:一撃目、ダーザイン昇華!
レイモンド:【ヴィヴリオからの執着/5】【ひまわりからの純愛/5】【ゼーレンホルンからの仲間意識/5】【昭島からの好奇心/5】昇華して、+40!
GM:ゆけー
理々太:白兵技能を5レベルに!そして、接合。ダイスブースト22!
理々太:足りない、さらに+20個。
理々太:#71c5+40
●ダイス:Ririta:71c5+40=64(2,2,5,5,3,1,3,2,4,3,3,3,2,3,4,2,3,4,6,2,4,5,2,4,
5,2,3,3,3,4,6,5,4,5,2,1,6,6,6,4,5,5,4,5,3,3,2,5,4,4,6,1,1,5,5,2,1,4,3,1,1,4,
2,1,5,5,5,6,2,5,2)+40= 104
GM/恭花:「――砕けろ、天使の力ああッ!」
理々太:「――オレたちが、切り開くッ!」
レイモンド:#18c4 回避+〈反射防御〉
●ダイス:Raymond:18c4=14(3,4,2,4,6,4,1,2,6,4,4,2,1,6,1,5,1,3)= 14
レイモンド:90差分(笑)
理々太:+33でっす。
GM:90+33=123ダメージらしい(笑)。
レイモンド:死亡ゲージっ!(笑)
理々太:そして、《連撃》!
GM/恭花:「天使兵の、コアを破壊ッ! ――でも、これじゃまだ!」
レイモンド:そして理々太、残りのロゴス全部消費して、アガペー665になるまで何点足りない?
理々太:29です。厳しい(笑)
レイモンド:じゃ、理々太のダイスブースト、29点!(笑)
レイモンド:関係ないけどな、ホントは(笑)
GM:美味しい展開だ(笑)。
理々太:【レイモンドからの期待3】【三条恭花の疑惑5】【親友からの友情5】【ホルンからの既視感4】【後悔からの苛み5】【伊音からのまごころ2】を消費!
理々太:+48
理々太:で、白兵技能5レベル、接合、ダイスブースト18+レイモンドの想いで+29!
理々太:#66c5+48 鳴れ、福音!
●ダイス:Ririta:66c5+48=54(6,5,5,1,3,4,4,4,4,6,2,6,5,2,2,5,6,1,3,5,4,3,1,1,3,3,5,2,6,3,2,4,5,2,5,
4,2,1,3,6,3,1,2,6,4,4,4,3,6,4,1,4,2,2,5,2,4,6,3,6,6,1,2,1,2,6)+48= 102
GM:うお、鳴った!(笑)
レイモンド:#18c4 回避
●ダイス:Raymond:18c4=14(5,4,4,3,4,3,4,1,2,6,1,2,2,2,6,2,6,4)= 14
GM:ではまぁ、どうやっても撃墜されるわけですが……。
GM:戦闘終了です。どう散るかは、レイモンドに任せるよ(笑)。


■クライマックスフェイズ/シーン6 「今際に」
 シーンPC:レイモンド。

理々太:空を切り裂く轟剣!そして、豪剣!
レイモンド:We will we will rock you
レイモンド:We will we will rock you
レイモンド:Alright……
理々太:「オレは、みんなを守りたいっ!」
GM/恭花:「…………ッ!!」
レイモンド:ボロボロと崩れる天使の肉体。
レイモンド:「――よう、二人とも」
レイモンド:はっきりと、声が届く。
GM/恭花:「…………あ」
レイモンド:「……わり、恭花もいたな。三人だ」
理々太:「……ありがとう、ございます」
レイモンド:「――俺は今から死ぬ」
GM/恭花:「…………ッ」(きゅ、と唇を噛む)
レイモンド:「だが、悲しむには値しねぇ。俺が死んだ後――瑞穂基地には一人の人間が現れる」
GM/恭花:「?」
レイモンド:「そいつは俺と、歳も、背も、格好も、人種も、髪の色も、瞳の色も、種族も、名前も、ひょっとしたら性別も違うだろうが」
レイモンド:「――やはり、俺と同じ目をしている。それが、俺だ」
理々太:「……待ってます」
GM/凍:「…………ん」(天を見上げたまま力強く頷く)
レイモンド:「そいつは……自分の命を掛け金にしてでも誰かの為に銃弾の前に身を晒し、誰かより先に死ぬ事で誰かの命がほんの一秒でも永らえるなら、それでいいとか考える馬鹿だから、さ」
理々太:「貴方が守ってくれた人たちと、一緒に待ってますから」
GM/恭花:「ごめんなさい……ごめんなさいレイモンドさん! わた、私、私……ッ!」
レイモンド:「だから……オスカー。約束してくれ。そいつをたっぷり鍛え直して……」
オスカー:「あぁ、任せておけ…」
オスカー:「安心して、逝け」
レイモンド:「理々太。期待してるぜ……そいつと一緒に、戦争を終わらせてくれるってな」
理々太:「はい……はいっ……それが、オレの、使命ですからっ……!」
レイモンド:「……ああ、130まで生きるつもりだったんだが……ま、好きな空で死ねたのが念願だったな」
レイモンド:「……ああ、瑞穂基地の女の子達に伝えてくれや。“こんな与太者の事なんざ綺麗さっぱり忘れちまえ”ってさ」
GM/恭花:「分かりました。……でないと、次の人が、困りますよね?」(泣き笑い)
レイモンド:「じゃ、な。達者で暮らせよ」
理々太:「はいっ!」涙をふくこともせずに、ただ、ただ―――!
レイモンド:「……ああ、最後に一服したかったかもなァ……――」
レイモンド:――それを最後に、声が消える。
GM:そうして――、夜空はありえない輝きに充たされた。
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン1 「誰のものでもない自分に」
 シーンPC:オスカー。

GM/維馬篭:「……ご苦労さまでした、曹長」
GM:何とか、研究所に戻ってきたオスカーを、珍しく神妙な表情で迎える維馬篭代胤。
オスカー:「………」
オスカー:「いえ、維馬篭中将こそ」
GM/凍:「…………ん。リンケ曹長も、がんばった」(こくこく、と頷く)
オスカー:「凍もな」
オスカー:くしゃくしゃ撫で撫で
GM/凍:「…………んっ」(撫でられて、ちょっと表情が柔らかくなる)
GM/維馬篭:「久しぶりに、腕前を見せて頂きました。ふふ、まだまだ現役で行けるのでは?」
オスカー:「無茶を言って。もう後少しでも乗っていれば…」
オスカー:すとんと腰が落ちる
オスカー:「ほんのあれだけ乗っただけで、下半身がきかなくなる」
オスカー:「もう、私の時代じゃない」
GM/維馬篭:「はは、確かに。……ですが、それでも貴方がたには感謝しておきましょう」
オスカー:「あの子達の時代なんですよ。だから、私はあの子達を護る」
オスカー:そう、ベルゼルクのほうを見上げる
GM/維馬篭:「――ええ。これからもよろしくお願いしますよ、曹長」
GM/維馬篭:「無論、私の凍だけではありません。――このヤシマを。いいえ、ヒトを護るべき子供たちを」
GM/維馬篭:「守ってください。期待していますよ」
GM:そう言い置いて、維馬篭代胤は歩み去っていく。
オスカー:「お応えしますよ…期待に」
GM/凍:「…………ん」(こくん、と頷く)<残っている
オスカー:ふぅと凍を見る
GM/凍:「…………?」(不思議そうに見てくる)
オスカー:「なぁ、凍」
GM/凍:「…………?」
オスカー:「中将は、お前を『私の凍』と言ったが」
GM/凍:「…………うん」(頷く)
オスカー:「お前は、お前自身の物だ」
GM:では、凍はそれには応えずに。
GM:ただ、ふわと微笑って、頷いた。
オスカー:タバコを取り出し、吸う
GM/凍:「…………」
オスカー:「吸うとアクシアが怒るが…今日くらいはいいよな」
オスカー:「なぁ、レイモンド」
オスカー:彼が散った大空の方を見る
GM/凍:「…………ん。たぶん、大丈夫」(頷いて、同じ空を見上げる)。
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン2 「誓い合う言葉」
 シーンPC:理々太。

GM/恭花:「……ここが、あの人の?」>理々太
理々太:「ええ、まあ」苦笑して。
GM:しゃがんで花束を供えつつ、呟く恭花。
GM/恭花:「でも、変な話……。この人は死んだのに生きてて。ほんとうはまだ、死んだわけじゃなくて……」
GM:私の中に、居るんだよね。という言葉を飲み込む。
理々太:「ありがと、な」そう墓石に声をかけながら隣にしゃがむ。
GM/恭花:「…………」(じっと瞑目して、手を合わせる)
理々太:「……で、その。三条さん、今、どういう状態なんですか?」
GM/恭花:「…………」(すっ、と立ち上がって)
理々太:「見た目は、変わってないとは思いますけど……」
GM/恭花:「私には、V機関が埋め込まれてるの。――あなたの親友の“黒い天使核”が、私に戦う力をくれる」
GM/恭花:「でも、それは……とっても辛くて、哀しいね」
GM:哀しげに笑って、頬を涙が伝う。
理々太:「……そうです、辛いですよ」
GM/恭花:「……ね、理々太くん」
理々太:「なん、ですか?」
GM/恭花:「もし、私があの人と同じように……天使になったら」
GM:不意に、理々太に抱きつく恭花。
GM/恭花:「その時は……理々太くんが、私を殺してね」
GM:表情は見えない。でも、その声は涙に滲んでいる。
理々太:「三条さんは……馬鹿だ」腕はだらんと、なすがままにされてる形。
GM/恭花:「V機関を受け入れるってことは、きっとそういう覚悟が……え?」<馬鹿
GM:どういうこと? と、ちょっと抗議っぽい顔。
理々太:「そんなこと言うから……戦争が終わっても普通に戻れないんです」
理々太:「そういう物を背負っちゃったんです」
GM/恭花:「…………うん」
理々太:「だから」声と同時に、強く抱きしめ。
GM/恭花:「きゃっ?」
理々太:「全てが終わったら……オレと、“特別”になってほしい」
GM/恭花:「ちょ、り、理々太くん……?」(戸惑い、至近距離で見上げる視線がぶつかる)
GM/恭花:「…………馬鹿」
GM:すっ、と彼女は瞳を閉じる。
理々太:「本当のオレは、結構、馬鹿です」
GM:「…………」(うーッ、と何か唸り始める)
理々太:ドキドキして逡巡。のちに、ふうと一息。
理々太:「これから、よろしく」
GM/恭花:「……もう。理々太くんのでりかしー無し!」(ぷぅ、と膨れて抗議(笑))
理々太:そういって、唇を重ねる。
理々太:膨れた所に不意打ちの形で!(笑)
GM/恭花:「…………ん? んんんっ!」(ず、ずるいわよ! そんないきなり?! とか言ってるらしい(笑))
GM:まんまるに見開かれた彼女の瞳が、少し柔らかに細まる。
理々太:「……さ、レイモンドさんのお墓にいこうか」自然と恭花の手を取り。
GM/恭花:「…………うん」(頷いて、手を握り返す)
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン3 「天界の門に鐘が鳴る」

GM:ヴィヴリオ?「――まったく。貴官も馬鹿ことをしたものだな……」
GM:ヴィヴリオ?「――いつもの調子は、どこへ消えたのだ?」
GM:どことも知れぬ場所。何時とも知れぬ時。
GM:見渡す限り真っ白な空間に、ぽつりと浮かぶ姿は、きっと確実に幻。
レイモンド:「え? ……ああ、ここが天国って奴ですか? だから俺の女神様がここにいるんだー?」
レイモンド:はにゃ顔
GM:ヴィヴリオ?「――まぁ、似たようなものだ」(息を吐く)
レイモンド:「ならばかけつけ一発ー!?」迫る(笑)
GM:ヴィヴリオ?「これから“天界の門”を開く。本来の意味のな」(ごすッ、と叩きつつ(笑))
レイモンド:「べふ(撃墜)」
レイモンド:「うう、という事はここはまだ天国じゃねぇですか」
GM:ヴィヴリオ?「――“私”は見送ることしかできないが」
GM:ヴィヴリオ?「お前を迎えるのに相応しい者を呼んでおいた。ほら、向こうだ――」
レイモンド:「お? クリストフ先輩かな?」
GM/??:「レイ……?」
GM:ぽつり、と白い闇に浮かぶ、少女の姿。
GM:ヴィヴリオ?「それよりは色気があるぞ。喜んでおけ」(苦笑)
GM/??:「レイ! レイだ……」(とたたっ、と駆け寄って、抱きつく)
レイモンド:「……ひまわり? お前、ひまわりか!?」
GM:ひまわり「そうだよ……。あ、あたし、もっとずっと待ってるつもりだったのに……」
GM:ばかばかばか! とレイモンドの胸板を叩く少女。
GM:その姿は、どこかゼーレンホルンと呼ばれた完全機械化兵にも重なる。――全然、似ても居ないのに。
レイモンド:「ま、しょうがねぇやな。死んだものは死んだんだし」苦笑しつつそのままに。
GM:ひまわり「うう〜。嬉しいのか哀しいのか、難しい……」
レイモンド:「……ゾーネンブリューメやゼーレンホルンは、お前の娘だったのかな……? なら、俺が娘にしたくなってもおかしかねぇか」
レイモンド:ひまわりをなでなでしつつ。
GM:ひまわり「んー。娘っていうより、双子と妹になるのかなぁ……って、レイ! あたしのことそーゆー風に見てたの?!」(ぶーぶー)
レイモンド:「あーあーあーきーこーえーなーいー(∩ ゜д゜)」
GM:ヴィヴリオ?「まぁ、そういうことだ。――ゆっくり休め、レイモンド・サダルメリク」
レイモンド:「機会があればまだそっちに協力したいところですがねぇ。そうもいきませんか」>大佐
GM:ヴィヴリオ?「生憎だが、もうこちら側にはお前の席は無い。――お前の魂を受け継ぐ者が居るかも知れないが。それもまた、お前ではない」
GM:ヴィヴリオ?「まぁ、ゆっくり休んで思い出すことだ。多重世界の根源にあるお前の存在が壊れない限り、お前は……」
レイモンド:「……ま、仕方ないすね。借金返せなかった事は申し訳ないスけど、まぁしょうがないしょ」
GM:ヴィヴリオ?「……」(ふぅ、と息を吐き)
GM:ヴィヴリオ?「あえて言おうか。“また会おう”。レイモンド・サダルメリク」
GM:そう言って、ヴィヴリオ? は踵を返し、歩み去る。
レイモンド:「ええ、また会いましょう。とりあえず、二階級特進で中佐として眠る、かぁ……ふふー」
レイモンド:「……じゃ、俺達も行くか?」>ひまわり
GM:ひまわり「うん、レイ。あたしたちも行こ?」(ぎゅ、と腕を胸にとって)
GM:(では、最期になにかあれば)
レイモンド:「……ひまわり。ちょっと胸おっきくなった? 天国だからその辺も思うがままとか?」取られた腕の感触から(笑)
レイモンド:で、エンドOK。
GM:ひまわり「そッ、そんなコトないよぅ! これは待たせたレイが悪いんだからね! だいたい……」


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

■アフタープレイ

【経験点計算】
 郷理々太@シンヤ:6点
 オスカー・リンケ@Bak.ヤン:6点
 レイモンド・サダルメリク@礼智仁:6点
 GM@相馬斉遠:18/3+1=7点

【雑感】
 ――さらばレイモンド、暁に死す!
 今回はあえて仕掛けのひどいシナリオ。三条恭花をナビゲーターにするために、かつての親友の“黒い天使核”を持つ完全機械化兵を破壊する。……それが、このような形になったのはレイモンドのせいというか何というか(ごにょごにょ)。
 最初は、鵺化した“ゼーレンホルン”を、凍の助力を得た理々太がやっとの思いで倒して――という展開を予定していたため、恭花ちゃんの初実戦は次のシナリオの予定にしていたはずが……ああちくしょう可愛いなぁもう!
 彼女が“奇跡”じみた登場の仕方でシュネルギア:ベルゼルクを起動させたのは、ひとえにレイモンドとゼーレンホルン。そして理々太の“親友”の意思が成した御技。男が命を賭して戦う時には、きっと何かが起こるのだ……!

 なお、余談ながら私の“三条恭花”のネーミング解釈は“惨状強(狂)化”。
 彼女は自らと自らの関わるものが酷い目にあい続けることを止めるため、自らを強くしながら少しずつ狂っていく。――そんな彼女が乗る機体ゆえ狂戦士(ベルゼルク)。
 今後、彼女がどうなるかはまったくの未知数ですが、彼女と共に戦うドライバーの双肩に、その運命はずっしりのしかかりながら一緒に歩いていくのは間違いのです。


エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠