■ミドルフェイズ/シーン2 「なみうちぎわ」
シーンPC:黎司。GM:昨日のゴレームとの戦闘。その後の追跡。
GM:東海龍近海で忽然とそれは消えた。
GM:だが、それを聞いたヴィヴリオはこう言った。
GM:「満月の夜、東海竜に“なにか”が現れる」
GM:だから君は今、愛機と共にここにいる。
GM:外は雨が降りつづけている。
GM:日がな一日整備をしているわけでもないので、君は東海龍の港に足を運んでいた。
黎司:「……海か。俺には縁の無い場所だな…」
黎司:「俺の場所は空だ」
黎司:忌々しく、雨雲を睨み
GM:もし近海でゴレームが消えた、いや難破したなら、破片か何かしら、流れ着くと思われた
GM:しかし、それらは影も形も無く、捜索は芳しい結果を見せはしない。
黎司:「徒労、だったか」
黎司:つぃ、と歩みを返す…
ネィ:「フン、哨戒任務を任されたと思ったら、こんなところで偵察屋とハチ合わせか」と、ごあいさつ
黎司:「中尉殿、どうされました…こんな所で?」
黎司:目を合さずに語る
ネィ:「言ったろう、哨戒任務だ。及び腰のG3と違って、敵機との交戦目的だがな」
GM:ふと、二人の視線の端に金色の影が映る。
GM:雨の中、傘も差さずに彼女は埠頭に立っていた。
黎司:「なるほど……。ん?」
GM:美しい金髪と、特徴的な黒いサングラス
ネィ:「とはいえ、小隊の集合と、忌々しい天城のデータ解析のためにこんな所で待たされているがな……おや?」
黎司:「……こんな所に?」
GM/女性:「こんにちわ、いい天気ですわね」
GM:にこやかに微笑んでいるように、見える
GM:目はサングラスにさえぎられ、見えないが。
ネィ:「ハアッ、何を言っているんだ。こんな時に」
黎司:「個人的な話をすれば……俺は蒼空が好みだが」
黎司:掌を上に剥け、雨粒を受け止め。
GM/女性:「統一帝国の生え抜きパイロットさんたち」
GM:サングラスを外し、彼女は君たちを見た。
ネィ:「その言い回しは、味方には見えんな。諜報部は何をやっていたんだ」やれやれ、と身構える
黎司:「そのパイロットと相対する貴女は誰だ?」
GM/女性:「ただのボランティアですよ」
黎司:「ボランティア……?」
ネィ:「ボランティア、か。最近だとテロリストの片棒も、そう呼ばれるのか?」カマかけ
GM/女性:「鍬の変わりに剣を与え、鋤の変わりに銃を与える」
GM:にこやかに微笑む
ネィ:「驚いたな、当たりか。慣れない民間人に銃など与えるくらいなら百姓のままの方が良かろう」
黎司:「与えられる農民は、誰だ?」
GM/女性:「彼らは農民ではない。天使を奉ずる無知な輩」
ネィ:「だが、そう明かすと言うことは観念したと見えるな。おい深風、逃がすなよ?」
黎司:「了解しました、中尉殿」
黎司:ふっ、と短い嘆息。
GM:女性はネィの様子に、肩を竦める
GM/女性:「無知な輩でも、モルモットくらいにはなる」
ネィ:「フン、それが一番タチが悪いと言っているんだ! 訓練も覚悟も無い連中に力を与えて戦わせることがっ!」
ネィ:(ギアドライバー連中のことを思い浮かべつつ、憤怒の形相で)
黎司:「任意同行か、それとも強制か…どちらがいいかはわかるだろう」
GM/女性:「統一帝国の軍人は、いつのまにかジェントリの心を失ったようね」
黎司:「すまないな、生まれはヤシマだ」
ネィ:「言いたいことはそれだけか、さんざんコケにしてくれおって!」
GM:組み付く?
ネィ:あ、組み付くー
黎司:ぶっちゃけ、銃はつかえんから格闘戦か(笑)
ネィ:「この場で殺しはしないが、ついて来てもらうぞ!」と、腕を取りにいく
GM:ネィは機械化兵だ。少なくとも、生身の人間、しかも女性に負けるはずは無い。
GM:そう思ったのだろう。
GM/女性:「あら、強引な方」
GM:彼女は軽く手を振った。
黎司:「……!?」
黎司:なるべく全力で横っ飛び
GM:ネィや格闘してごらん
ネィ:#7c3 格闘ちと高め、機械化兵の嗜みだ。えいやー
●ダイス:Neh:7c3=4(1,5,5,1,1,4,2)= 4
GM:#20c5
●ダイス:bak_yan:20c5=15(4,6,4,1,6,6,3,3,2,1,6,3,3,3,2,6,5,3,2,4)= 15
GM:やったことは無いが。
GM:天使と取っ組み合いをすると言うのはこういう感覚だろうか
GM:触れた瞬間、ネィは深風の方に吹き飛ばされる。
ネィ:「うっ、なっ、ぐふっ!」
黎司:「…世話の掛かる…っ!」ネィをキャッチ、怪我しないように抱えて港を転がる
黎司:「…っ、…く…」
GM/女性:「人間の身体は……加減が難しいわね」
GM:そう、虫を見下ろすように、君たちを見つめてくる。
ネィ:「き、貴様……なにも……げふっげふ」
黎司:「……」ぐ、と睨む。
ネィ:「なにも、のだ……人間を、オレたちえお使って何をしようとしている?」
GM/女性:「決まってるじゃない」
GM/女性:「戦争よ」
GM:それだけ言うと、彼女は踵を返す
GM:なにかあればどうぞ
ネィ:「オレた、ちは、貴様らの手のひらの上で……くそっ、ぐふ」
黎司:「あまり喋るな…基地に戻るぞ」
黎司:「……アレが、天使…」
黎司:体がボロボロなネィを背負い、基地へ。
GM:シーンエンド。 |