エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第39話『ワンエア・フェザー』◇

「僕らの戦場にようこそ、中尉さん!」
――水原九郎

 

シーン1/シーン2/シーン3/エンディング://
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■クライマックスフェイズ/シーン1 「少年の決めた戦いと、戦う人の戦いと」
 シーンPC:九郎。

GM:この地方で一番高き山、盤醍山。
GM:その頂に、九郎とふわらは立っている。
GM/ふわら:『こわい よね?』そっとスケッチブックをみせて。
九郎:「……不思議だね。恐くなんて無いんだ」本当に、穏やかな表情で
GM:しゅぅぅぅぅぅ。
GM:目の前には収縮していく光。
GM:圧倒的な、質量と、力を持って、滅びを告げる天使。
九郎:「隣にキミが居てくれるだけで、恐さなんて何処かに行っちゃったよ、ふわら」ギュッと手を握り
GM:いま、この世界に”存在”しようとしている敵。
GM/ふわら:『うん』
GM:その手を握り返し、彼女は謳いだす。
GM:ふわららら〜♪
GM:透明な、真っ白な、神の歌を。
GM:九郎の世界は光につつまれていく。
GM:優しくて力強い光。
GM:その光は……天使という形となって、顕現した。
九郎:「……ふわらの、光」
GM:気がつけば、生体的なコクピット。
GM:隣に、彼女の笑顔。
GM/ふわら:「九郎……力を貸してね」
九郎:「うん。行こう、ふわら。力になるよ」
九郎:「共にある為に……倒そう、あいつを」敵に向かい、闘志を燃やす
GM/ふわら:「うん。我……不破熾天使(ふわせらふ)。大切な人の意思を持って、今、この世界に降り立つ!」
GM:天使と対峙する、天使。
ネィ:「て、天使が、もう、一体?」発信準備中の機体で
玲那:「中尉、チェックシーケンスオールキャンセル!」
玲那:「いつでも飛べます!」
GM/リュンマ:「ネィさん、人々は私が守ります! ナビゲーターさんがいなくても、それくらいは」
GM/リュンマ:「だから、天使を倒しちゃってください!」
ネィ:「任せておけっ!」短く答えて、そのまま発進。
玲那:「……クレーエアインス、発進どうぞ!」
ネィ:「ヘッセリンク軍曹。あれは、あの天使―――いや、機体は何だ?」
玲那:「アレは――」
玲那:「あのパールピンクの天使は…我々の仲間です」
玲那:「だから、心配ありませんよ、中尉」
玲那:「…(そうだよね、水原君)…」

ネィ:「仲間だとぅ! おい、そこの機体。聞こえているか、応答しろっ!」
九郎:「……あの時の軍人?」何処からか聞こえて来た声に
GM:敵の主天使が、はばたく。舞うは光の粒子。連鎖的な爆発が山を削っていく。
ネィ:「水原九郎か――何故貴様がそこにいるっ?」
九郎:「それは……ここが僕らの戦場だから、かな」気負いなく応じる
玲那:『今は目の前の敵に集中してください。第一波きますよ、中尉!』
GM:ドゴンッ! 衝撃波が襲う。
ネィ:「リミッター、カット。旋回、回避!」
九郎:「――僕らの戦場にようこそ、中尉さん!」>ネィ
ネィ:「一人前にっ! 勘違いするなよっ、貴様の適性と言うのはシュネルギアに乗れるというだけのもの。戦いに適性があるというわけではないっ!」
九郎:「適性なんて知らない! ただ……戦う意志は、ここにある! ふわら、往くよ!」
GM/ふわら:「九郎、戦い方を思い描いて! ……心が、私たちの武器」
GM:そう、すでにここは戦場なのだ!
GM:シーンエンド。


■クライマックスフェイズ/シーン2
 第1ラウンド。

GM:爆砕音とともに、ホイシュレッケが数百体現れる。
GM:が。
GM:目の前の主天使がその奇妙な翼で包み込む。
GM:ごきゃっ。ぐちゃ。ががぎゃ!
GM:異音とともに、主天使が巨大化していく。
玲那:「…た、食べてる…?!」
九郎:「天使を……喰ってるのか、仲間を」
GM/ふわら:「……ヤツは、私も取り込むつもりなの」
九郎:「そんな事……させやしない。絶対に!」>ふわら
GM:その無表情の顔がにたりと笑みを歪め……飛翔する。
玲那:『中尉! ドッグファイトは極力避けてください!』
ネィ:「了解した。こちらからも肉眼で確認、アレに近づくのは自殺行為だな」
玲那:『…深風少尉の凰呀があれば…』ノイズ交じりにネィの耳に届く(笑)
ネィ:「あんなものは要らん。今は貴様が管制官だ、情報分析は頼んだぞ」 >玲那
玲那:『了解です…!』

GM:では、戦闘に。各自、感覚を宣言。こっちは20。
ネィ:13〜
九郎:感覚は10なのら
玲那:5〜
GM:では、セットアップ。何かある人はどうぞー。
ネィ:こっちなしです
九郎:こちらもありませんな
玲那:なしー

GM:では、主天使。
GM:カッ。
GM:光が走った瞬間には、すでに聖光が九郎とネィに迫っていた。
GM:#18c5 双聖光
●ダイス:GMS:18c5=15(3,5,6,4,6,1,4,4,4,3,4,2,2,6,4,5,1,5)=15
GM:15で2人に攻撃!
ネィ:「っ!? か、かわせっ、水原九郎!」
玲那:「速い…ッ こんなトラックのレーダーじゃ追い切れない…!」
九郎:「くっ……こんのぉ!!!」
ネィ:《霧散》ロゴス使用。回避レベル3→5、ダイスブースト10個。
ネィ:#19c5
●ダイス:Neh:19c5=15(3,4,3,2,6,5,6,3,6,2,1,6,2,3,5,5,2,3,5)=15
ネィ:あ、あぶなー。
玲那:『尾翼ラダー、小破!』
ネィ:残りロゴス:38、アガペー:506→522。
ネィ:「バカめ、この昼間に光学攻撃だとっ! 陽の中に逃げ込めといっているようなものっ!」
ネィ:隠密状態に移行ー
ネィ:「水原九郎は!? あの機体は、何処に?」
九郎:ロゴス使用して〈回避〉3→5、ダイスブースト14個
九郎:#21c5
●ダイス:Crow:21c5=19(6,4,1,2,2,2,2,6,5,3,3,1,2,3,3,4,1,1,4,2,3)=19
九郎:ロゴス:48、ダーザイン:343へ
GM/ふわら:「くろー、つよーい!」嬉しそうに笑う。
九郎:「ここだよ、中尉さん。良ければ、名前を教えて貰える?」>ネィ
ネィ:「フン、やるじゃないか。こちらは、ネィだ。これより攻勢に移る、行けるかっ?」>九郎
九郎:「……征くさ。そっちこそ大丈夫? さっきのギリギリだったでしょ?」(笑)>ネィ
ネィ:「フン、誰にものを言っているんだ? 少年?」ニンマリ
玲那:『大丈夫、被弾無し。クレーエアインス、ヨー運動への支障無いか?』
ネィ:「問題ない、旋回性能上々!」太陽の中からキリモミしつつ突撃!

GM:じゃあ、ネィからどぞん。
玲那:『ジルベルドラクロア中尉、十時の方向……目標はそこです!』
玲那:「(あ、ちゃんと言えた♪)」
ネィ:《リミッター解除》打ち込みます
ネィ:ダーザイン昇華。【水原九郎からの仲間意識/5】【リュンマ・サカモトからの尊敬/5】
ネィ:誘導兵器レベル1→4でロゴス9点使用。さらにダイスブースト23個で30個振り
ネィ:#30c4+20
●ダイス:Neh:30c4+20=19(1,5,1,2,4,4,5,1,6,4,4,3,3,3,4,2,5,2,2,6,6,4,5,
6,3,5,2,5,5,3)+20=39
ネィ:#11c4+39
●ダイス:Neh:11c4+39=9(6,4,4,2,6,3,1,1,2,3,2)+39=48
ネィ:快調だ。48でミサイル攻撃ー
GM:#30c1-3 不意打ちで−3。オレの主天使はいつも回避する(笑)
●ダイス:GMS:30c1-3=3(4,5,4,3,3,5,5,2,2,6,1,1,4,1,5,4,4,4,4,3,5,5,4,6,
2,5,2,5,6,6)-3=0
GM:0だと!(笑)
ネィ:すげぇ!(笑)
GM:ダメージをくれ。
ネィ:ダメージ74すー
GM:すべてHPで受ける。まだ余裕ー。
ネィ:残りロゴス:1、アガペー:522→559。
玲那:『直撃を確認! 凄いです、中尉!』
GM:攻撃は直撃した。にも関わらず、ただ、哂う天使。

GM:九郎どうぞ。
九郎:「ねえ、ふわら……不思議だよね」
GM/ふわら:「?」
九郎:「ここで二人、こうしている……それだけで、何故だか幸せなんだ。こんな戦場で戦っているっていうのに」笑顔
GM/ふわら:「おなじくー」ととびっきりの笑顔を向ける。
九郎:と言うわけでダーザインロール。
九郎:#48c5 ダーザインロールx6
●ダイス:Crow:48c5=42(4,5,3,4,6,1,6,1,4,2,3,3,6,5,1,3,4,3,5,1,4,4,5,2,
3,5,4,3,1,3,5,6,4,2,6,5,4,1,5,2,3,1,1,3,6,3,1,1)=42
九郎:パトス:14、ロゴス:90 アガペー:349へ。溜まった溜まった♪

GM:じゃ、次は玲奈。
玲那:えー、此方も貰ったパトスを使ってダーザインロール
GM:ロールプレイが必要なのだ(笑)<正式ルール
玲那:おお、わすれてた。
玲那:「このまま、此処で負ける訳には行かないんですよ…」
玲那:「私には、皆がいるんだから…信頼してくれる人が、期待してくれる人が」
玲那:5れべる3こ
玲那:#27c5
●ダイス:ReNa_H2:27c5=23(6,5,3,4,6,3,3,4,4,4,3,4,5,5,3,4,6,3,3,4,2,5,2,
6,1,4,3)=23
玲那:パトス2、ロゴス152、アガペー405
GM:じゃあ、なにもなけりゃ次のシーンにいくけど?
玲那:んで、九郎に《感応》
玲那:出来ますっけ、このタイミング?
GM:うい。OK

※注:ほんとうはできない。何故なら玲那の行動後、もうこのラウンドに[イニシアチブロセス]は発生しないからである……が、まぁそれは些細な問題だろう。

玲那:では使用。
GM:玲奈のエーテルが九郎へと接続される。
玲那:ロゴスを10使用
玲那:エーテル技能を+1 3点
玲那:#17c4
●ダイス:ReNa_H2:17c4=11(5,2,3,5,5,1,1,6,3,6,3,4,5,1,1,2,2)=11
玲那:成功、れっつゴー
玲那:パトス2、ロゴス152、アガペー415
玲那:『水原君、ふわらちゃん? がんばれ!』

九郎:「征こう。アイツを倒して、その先へ。僕とキミと、二人で……ううん、皆とで」>ふわら
九郎:「まだまだ、キミに見せたいものは沢山あるんだから」
GM/ふわら:「うん、楽しみにしてる♪」
九郎:#48c5 ダーザインロールx6
●ダイス:Crow:48c5=36(6,5,1,1,6,5,5,4,1,6,4,1,2,1,2,3,3,3,3,5,5,6,3,
6,4,3,6,6,3,2,6,4,2,5,1,1,2,5,4,1,6,4,4,6,6,5,6,5)=36
九郎:パトス:9、ロゴス:126 アガペー:355。次で……決めてみせる!
GM:では、次のラウンドに。


■クライマックスフェイズ/シーン3
 第2ラウンド。

GM:じゃあ、なにもなければ主天使からいくぜー。
ネィ:うう、こいやー
玲那:ちょっと待ったー、の《感応》を。九郎へ!
GM:成功すればなっ!(笑)
玲那:ロゴスを10使用!
玲那:エーテル技能を+1 3点
玲那:#17c4
●ダイス:ReNa_H2:17c4=13(1,3,2,3,6,5,4,1,2,5,5,3,4,4,1,4,4)=13
玲那:オッケー、成功!
GM:では、エーテルという世界を構築するそれが、ふわらの天使へと集まっていく。
玲那:『ジルベルドラクロア中尉! 戦闘空域から距離を取ってください!』
ネィ:「何を始める気だ? くっ、回避! あのガキ、いきなり使いこなすかっ!」

九郎:「あーる・はんどぅ・がんぱれーど! 全弾射出!」
九郎:ロゴス使用。《接合》、〈誘導兵器〉3→5、ダイスブースト80個。加えてダーザイン【日常からの解放】【玲那からの仲間意識】【ネィからの競争意識】昇華
GM/ふわら:「すごい……九郎、ふわらでさえここまで……!」
九郎:#84c5+30
●ダイス:Crow:84c5+30=65(3,2,6,6,5,3,6,5,1,3,3,5,5,2,6,4,1,2,3,4,6,6,1,
1,1,1,1,3,1,2,6,4,1,3,1,6,6,3,4,5,4,2,1,5,3,6,3,4,1,4,1,5,3,1,3,4,3,1,2,
5,6,1,6,6,2,6,6,3,3,4,3,6,3,3,2,5,3,3,6,3,6,6,4,3)+30=95
九郎:惜しい(Shit!)
ネィ:うーん、惜しい
GM:#30c1 無駄っぽいけど
●ダイス:GMS:30c1=4(3,6,3,6,4,3,2,4,6,2,4,6,6,1,6,3,4,6,3,1,6,2,6,5,1,
6,2,6,1,3)=4
玲那:『あぁ、凄い… これが…』
ネィ:「天使兵器だと、こんなもの、使いこなす人間が……」
GM:ダメージを(笑)
九郎:エーテル誘導対天使ミサイルは+26なので、差分の91足して117点。
GM:死亡ゲージで受けるぜー。
九郎:ダメージ決定プロセスに《連撃》を宣言。
GM:光によって構成されたミサイルが、確実に主天使を”消滅”させてゆく。
GM:だが、いまだ立ち続ける最強の天使。
GM:連撃どうぞ。
九郎:「まだだ! これで……どうだぁ!」
玲那:『……!!!』
玲那:エーテルの波に通信機が一時的に死ぬ
ネィ:「冗談ではないっ、天使同士の総力戦だと!」光の弾幕に追い立てられるように上空へ離脱
九郎:ロゴスとパトス全部使用。《接合》、〈誘導兵器〉3→5、ダイスブースト32個。加えてダーザイン【ふわらからの幸福感】【姉(頼子)からの純愛】【自己からの好奇心】昇華
GM/ふわら:「これが……人と天使の力よぉぉ!」
九郎:#36c5+30
●ダイス:Crow:36c5+30=31(4,5,1,4,1,3,2,3,4,6,3,6,4,6,4,1,1,5,1,4,6,6,4,
4,4,4,1,3,3,4,5,1,4,5,3,4)+30=61
GM:#30c1
●ダイス:GMS:30c1=4(1,4,5,4,4,5,3,3,1,1,6,5,3,6,6,2,2,1,5,6,5,4,6,6,2,
2,3,4,3,5)=4
GM:ダメージを。
九郎:87点でどぞ。
九郎:「光、あれ!」<ラストアタック(笑)
GM:……さすがに足りんなぁ。
GM:ばごっ!
GM:その無表情な顔がひびわれていく。
GM:『るぉぉっぉぉぉぉぉぉぉ』
GM:怨差の声とともに崩れゆく主天使。
GM:戦闘終了。
GM/ふわら:「……九郎、すごすぎ」にぃと笑って語りかける。
九郎:「キミが、ここに居てくれるから……」
ネィ:「フン、勝利、と言えるのか……あんなものを、残したままで」上空からふわらを見下ろしつつ旋回
GM:では、エンディングにいこう。


■エンディングフェイズ/シーン1 「またね」
 シーンPC:九郎。

GM:全てが終わり、彼女はまた少女の姿で君の前にたっている。
GM/ふわら:『ありがとー』
九郎:「ううん。僕の方こそ、ありがとう、ふわら」
GM:九郎からもらったスケッチブックを大切そうに。
GM/ふわら:『くろー、つよくなった』
九郎:「うん。アイツを倒した時、僕を縛ってた過去の痕も、一緒に消えちゃったみたいだ」
GM/ふわら:『ふわら、あんしん』
GM:そういって、少しだけ寂しそうな顔を浮かべる
九郎:「ふわら……どうしたの?」
GM/ふわら:『つかいきっちゃった』
GM:てへ、と額を叩いておどけてみせる。
九郎:「? 使い切っちゃった、って?」キョトンと
GM:なぜか、ぼんやりしていく彼女の姿。
GM/ふわら:『てんしが このせかいに いられる りゆう』
GM/ふわら:『ふわら また ちがう せかいに』
九郎:「え!? ふわら、ふわら!」薄れ行く彼女に
GM/ふわら:『ふわら いっちゃうけど』
GM:そして、君の唇に優しさを。
GM:そのまま額をつけて。
九郎:「そんな! 厭だよふわら! お願いだから、僕を置いてかないで! 僕を一人にしないで! ……ッ!?」不意を討たれ
GM/ふわら:「九郎のこと、待ってるから」
九郎:「……待ってて、くれる?」静かに返す
GM:彼女は、とびきりの笑顔を君へと向けた。揺れる髪がそよ風にのって。
GM/ふわら:「ずっと、いつまでも、そうあるから」
九郎:「……そこは、寂しくはない?」
GM/ふわら:「寂しいから、九郎のことずっと考えてる」
GM/ふわら:「天使の世界に、ふわらの理由はないから」
九郎:「なら、待ってて。必ず、僕もそこへ行くから。キミの許に……もう一度キミに会う為に」
GM/ふわら:「ふわらは、九郎という理由を待ってるから――!」
GM:『またね』
九郎:「約束……だよ、ふわら」涙を堪えて
GM:カラン、そうかかれたスケッチブックが地面へと落ちた。
GM:そこには、もう誰もいない。
九郎:スケッチブックを拾い上げる。まるでそれが宝物であるかのように。
九郎:「約束……したからね、ふわら」空を見上げる。日の落ちたそこには、一面の星の海。
GM:少年の戦争ははじまったばかり。
九郎:幾重にも滲んだその星空を、少年はじっと見上げていた……。
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン2 「大戦果」
 シーンPC:ネィ。

GM/リュンマ:「ネィさん、やっぱりすごいです!」
GM/リュンマ:「天使2体、倒しちゃったんですね!」
ネィ:「あ、ああ、そうだな。どうやら、天使反応は両方とも消えたようだな」
ネィ:少々気のない態度。先ほどからトラックのPCで、玲那が観測したデータを見ている。
ネィ:「こんなもの、報告できるか」(ぼそ)
GM/リュンマ:「……? 違うんですか?」歯切れの悪いネィを不思議に思い。
ネィ:「そんなことはないっ、さすがに疲れただけだ」
GM/リュンマ:「む」
ネィ:「コホン。それより、民間人の様子はどうだ?」
GM/リュンマ:「りゅんまきっく!」
GM:ばこっ。
ネィ:「あのみずは……ぐぶっ!」
GM/リュンマ:「貴方、偽者です!」
GM/リュンマ:「私の知ってるネィさんは、いつも自信たっぷりで正しいことをする偉い人です!」
ネィ:「き、貴様……何を―――おおお」
GM/リュンマ:「ネィさんは――――そ、そんな顔しません!」赤くなりながら、必死に言葉をつむぐ。
ネィ:「フン、言うじゃないか。貴様、本部に帰ったら覚えていろよ。シゴいてやるからな」いつものように傲慢そうに(笑)
GM/リュンマ:「あ、あう!? ……ご、ごめんなさいっ。じょ、上官侮辱罪で銃殺刑ですよね……?」はた、と事の重大さに気づき。
ネィ:「フフ、いらん。今回はいちいち監視している人間もいないだろう。ところで、使いを頼みたい」
GM/リュンマ:「なんなりと!」
ネィ:「あの、水原九郎。ヤツに伝えておけ――その気があるなら瑞穂を訪ねて来い、とな」
GM/リュンマ:「それって……」何かに気づいたように、ネィの次の言葉を待つ。
ネィ:「覚悟のあるヤツは嫌いじゃあない。今日の礼に、シゴいてやる」(笑)
GM/リュンマ:「はい!」
GM:……どうやら、そういうことになるかも知れない。面白いことに。
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン3 「墜ちた天使がいてもいい」
 シーンPC:玲那。

GM:瑞穂基地。
GM:そう、旅を終えて戻ってくる。語りづらい真実とともに。
玲那:「……あの街の情報操作はこれで完了…と」
GM:かつかつかつ。
玲那:「あとは、このデータを………」
GM:軍靴の音が響く。
玲那:「消去……」と、言う所で手が止まる。
玲那:軍靴の音に、気付いた。
GM/ヴィヴリオ:「玲那・H・ヘッセリンク軍曹。今回はご苦労だった」
GM:G3大佐がやってくる。
玲那:「……はっ、有り難うございます」敬礼。
GM/ヴィヴリオ:「報告を、聞こうか?」
玲那:「今、レポートを仕上げています、後数分いただければ、それで」
GM/ヴィヴリオ:「口にしづらいことでも、あるのかね?」瞳に光が宿る。
玲那:データの中に“水原九郎、天使化を確認”の文字が点滅している。
玲那:「あ……いえ。そんな事は、ありませんが」
玲那:姿勢を正す振りをしながら、ヴィヴリオの視線とコンソールの間に立つ。
GM/ヴィヴリオ:「そうか。また、独り言なのだが」
GM/ヴィヴリオ:「天使とは、我々にとっての何かな……?」
玲那:「天使とは、ですか…?」
玲那:「……天使とは…敵、だと思います…」
GM:唇の端をゆがめ、微笑するヴィヴリオ。
玲那:「……ですが…」
玲那:「ロマンチズムかも知れませんが……堕天使が居ても、おかしくは無いのではないか、と思う事もあります」
GM/ヴィヴリオ:「同感だよ」
GM/ヴィヴリオ:「さて、支度をしよう。いかねばならない場所が、君と私にはある」
玲那:「……場所、ですか?」
GM/ヴィヴリオ:「迎えに行くのだろう?」
玲那:「あ……。は、はい!」
玲那:にこりと笑みを浮かべ。
GM:また、旅がはじまるようだ。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

■アフタープレイ

【経験点計算】
 水原九郎@Ray:5点
 ネィ・ジルベルドラクロア@Braveone:4点
 玲那・H・ヘッセリンク@Cyphiss:5点
 GM@シンヤ:14/3+1=5点

【雑感】
 ちょっと不思議な感じのセッション。
 今の目で見ると、重要NPCであるふわらが“ワールド・エンブリオ”のネーネと妙にダブって見えるが、お話自体はこちらの方が先。相変わらずシンヤさんが冴えてる一例であったりする。
 さて、設定としては会津磐梯山周辺の八門結界はまだ生きているので、そもそもこの地方に天使兵が落ちてくるはずもないのだが――それだけ、彼女が特別であったということ。地方を変える案もあったが、ふわらの不思議さと力加減を表現する意味で、あえてそのままとしている。
 余談だが、リュンマの「大自然ばんざい!」は彼女らしくていい台詞。こういう台詞がすらすら出てくるGMでありたいと私も思うのでありました。


エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠