■ミドルフェイズ/シーン4 「嫌な予感」
シーンPC:ほのか。GM:数日後、キルシュもようやく動くようになり。
GM:今はもっぱらシルヴィーがこの基地に慣れるような訓練をしている、とそんな状況です
GM/シルヴィア:「灰原中尉、こっちでしたっけ?」と、まったく逆のほうへギアを進める
ほのか:「逆、逆、反対反対そっちはだめーっ!?」
ほのか:わたわたわたわた
GM/シルヴィア:「え、こっちじゃないですか? えーっと……」
GM:うろうろ、うろうろ。
ほのか:「だからー、あっちあっちーっ」目的の方向を指さす
GM:シュネルギアが滑走路の真ん中を歩いているのは、何か間抜けな雰囲気が漂っている……。
GM/ヴィヴリオ:「灰原中尉。どうだ、彼女は?」
GM:管制室のドアを開けてヴィヴリオが入ってくる
ほのか:「はい、まあ上々です―――あのぽけぽけなところさえなければ、ですけど」苦笑を漏らす
GM/ヴィヴリオ:「うちにはどうも癖のある連中が集まるようだな」うろうろするギアを見て、思わず苦笑をもらす
GM/ヴィヴリオ:「エリュドリン准尉はそんなところ、だろうな。それで、シュネルギアのほうはどう見ているか、灰原中尉?」
GM:エーテルで判定をお願いします>ほのか
ほのか:「ギア―――ですか」
ほのか:ダイス12追加
ほのか:#20c4
●ダイス:Honoka_H:20c4=13(1,5,2,6,2,5,4,5,6,5,4,1,1,2,1,3,6,2,3,3)= 13
GM:OK(笑)
ほのか:「なんか、一人乗りって時点で嫌な感じなんですけど―――」さあ、結果を(笑)
GM:ドライバーが『動く』と思ってから実際にギアが動くまでのタイムラグがとても短い
GM:反応性が良い、とも言えるけど、その反応性の良すぎるところが欠点になりうるかもしれない、と思う。
GM:思考制御で動いているのは従来機どおりなので、ちょっとした注意の逸れが思わぬ結果を生むような。
ほのか:「反応速度が、ヤシマ一周3時間で宅配できそうなぐらい早いんですよ。滅茶苦茶な例えですけど」
ほのか:「早すぎる、というか、これは……随分と人を選ぶ仕様なんですね」
GM:そして何より、ギアの発するエーテル波形が違うのが、従来機との最大の違いだろう
GM:従来のギアとは逆の波形を描いている
ほのか:「性欲の塊とか霊に憑かれてるのとかの誰かさんズには無理でしょうね。あと、エーテル波形が……シュネルギアとは真逆なんですよ」
ほのか:「……大佐ー、嫌な予感がしますよこれー」
GM/ヴィヴリオ:「黒い天使核を持つものを選ぶと言う意味では変わりはない。それに何より、戦場へ送り込む子供の数が減ることが、上層部の関心を買ったみたいだからな」
ほのか:「……大佐」
GM/ヴィヴリオ:「エーテル波形が逆? そうか、なるほどな……それで、か」
ほのか:「……どうかしました、大佐ー?」
GM/ヴィヴリオ:「いや、いい(苦笑) 思い切ったことをしたものだと思っただけだよ」
GM:そのとき、通信機が呼び出し音を奏でる
ほのか:「……あの、大佐。一つお聞きしても―――れれ」
ほのか:通信を取るね
GM:「……基地、瑞穂基地。応答願う! こちら韮山陸軍基地管制!」
ほのか:「こ、こちら瑞穂基地、どうぞっ」
GM:「相模湾に向けて天使兵襲来……至急出動願う!」
ほのか:「りょ、了解しました!」
GM:「こちらも迎撃をしているが、天使兵のスピードが速い……対応し切れん」
GM/ヴィヴリオ:「灰原中尉? どうした?」
ほのか:「―――あ、あう、大佐っ、天使兵が相模湾に出現している模様ですっ!?」
GM/ヴィヴリオ:「わかった。警報鳴らせ」
GM:ほのかが警報ボタンを押す前にさらに通信が入る
ほのか:「了解しました! き、緊急事態緊急事態っ!」警報のボタンを二度三度押す
ほのか:「―――今出られる戦力はっ!?」
GM:「こちら足立海軍通信室! 天使兵の侵攻が早い、迎撃が間に合わない!」
ほのか:「た、大佐っ、足立基地が、迎撃が間に合わないって、あう、あーうーっ」
GM:「推定進路は忍の臨時司令部の模様……頼む、食い止めてくれ!」
ほのか:「推定進路、忍の臨時司令部らしいですっ! どうします、今出られる戦力は……っ!?」
GM/ヴィヴリオ:「大規模かつ速攻で来たか。韮山と足立を見捨てるわけにもいかんが、そうすると忍への迎撃も間に合うかどうか……」
ほのか:「―――大佐」
ほのか:「大佐、今動いてるあの機体なら、もしかしたら……?」
GM/ヴィヴリオ:「今動いている……あの白いやつか」
ほのか:「あれの性能なら、何とか保たせられるかもしれません……本当は嫌なんですけど」
GM/ヴィヴリオ:「仕方あるまい、灰原中尉。エリュドリン准尉に迎撃命令を。彼女にしばらくがんばってもらおう」
ほのか:「了解しました! ―――しるび……エリュドリン准尉!」
GM/シルヴィア:「はい? 何でしょう?」>ほのか
GM/ヴィヴリオ:「その間にハルトマン大佐にも迎撃を“お願い”しよう」
ほのか:「相模湾に天使兵が出現! 進行が早くて、迎撃しきれない状態なの、向かってあげて!」
ほのか:「推定進路、忍の臨時司令部! 初めての出撃だけど……頑張ってね」
ほのか:最後の口調が、優しくなる。
GM/シルヴィア:「え? は、はい……えっと……あっち、ですか?」と指したのは、遠くに見える日本の最高峰
ほのか:「ちッ、が―――うっ!!」
ほのか:かと思ったら思わず怒鳴ってしまう。
GM/シルヴィア:「えっ、あっ、ごめんなさいっ!」
ハインリヒ:『どうした、管制塔?』
ハインリヒ:『こちらガイスト1、出撃準備出来次第発進する。出られる機体から出ろよ!』
ほのか:「了解! ……え、あっと、出します……しるびーちゃんも」
ほのか:「凄く嫌な予感がするんですけど……いざという時には、頼めますか?」
ハインリヒ:『任せておけ』>ほのか
GM/ヴィヴリオ:「待て、少尉! 戦闘機は編隊を組むまで動くな! ギアならともかく、無駄に犠牲を出すだけだ!」<随時出撃>ハインリヒ
ハインリヒ:『待てませんね、大佐。俺はあの子の命を見守る権利があるんだ』』
ほのか:「大佐……あの子、方向音痴なんですよ? 一人だけでも道標がいないと」
ハインリヒ:BvPに火を入れる
GM/ヴィヴリオ:「それはわかっている……だが、くそっ!」
ハインリヒ:『なぁに、若いやつらのけつを叩けばすぐに追いついてくるさ。安心しろよ大佐』
ハインリヒ:『伊達に戦場で60年食っちゃいないぜ』
GM:先行する天使兵が、すでに瑞穂基地のレーダーにも捉えられるようになっている。
ほのか:「……あの、大佐。ギアはいくつ出られますか?」
GM/ヴィヴリオ:「いくつも何も、出せるだけ出す。今の我々には、遊ばせておく余裕はない。橘中尉にも出撃するように伝えてくれ」>ほのか
GM/ヴィヴリオ:「彼も動かせるようにはなったのだろう?」
ほのか:「はい、一応は……ですが」
ほのか:「……ですが、相棒のいない彼で、どこまでできるのでしょうか……?」
GM/ヴィヴリオ:「基地にとどまっている限りは何もできんよ」
ほのか:「……ですよね」
ほのか:「了解……緊急通信です、ギアドライバー、及びナビゲーターは総員第一戦闘配備に!」
ほのか:「―――あァもうっ、肝心の本人が来ませんッ!!」
GM/ヴィヴリオ:「ふぅ……わかった、私がたたき起こして来よう。灰原中尉、以後しばらく指揮を執れ」
ほのか:「……は、わ、私が、指揮をですかっ!?」
ほのか:わたわたとまた慌てる
GM/ヴィヴリオ:「第一小隊は足立、韮山方面を手当せねばならんからな」
GM/ヴィヴリオ:「うまく戦闘機を出せれば、とりあえずはそれでいい。いつもの仕事だ」
ほのか:「りょ、了解しました!」
ほのか:「ハインリヒ少尉、エリュドリン准尉の先導をお願いします!」
GM/シルヴィア:「大丈夫です、もう見えてますから……シュネーヴァイス、行きます!」
ハインリヒ:『了解、付いてこいよ!』
ほのか:「……発進、どうぞ!」
ほのか:「あうんっ、『行きます』って言われたらもう『発進、どうぞ!』は遅いですか」
ハインリヒ:『灰原、落ち着けよ』
GM:ふわり、と舞い上がり。シルヴィーは地上でうろうろとしていたのが嘘のように、滑らかな動きで飛翔する
ほのか:「―――お願いだから当たらないで、私の嫌な予感」
GM:シーンエンド。 |