エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第47話『滅びの歌』◇

「ですから、私が戻るまで――ということです」
――ベティ・スターズ

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1//
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 追い込まれるヤシマ、緊張の度合を増す戦況。
 唯一の対天使決戦戦力として存在する瑞穂基地にも、その影響は色濃い。

「もし何かあったら、後のことはあなたにお願いします」

 合衆国艦隊の大攻勢が迫る中、基地に搬入される物資。
 それは希望の扉か、絶望の種か。

「覚えておいてもらいたいな。貴様らが誰のおかげで戦えるのか」

 少女は歌う。滅びの歌を、希望の歌を。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第47話
 『滅びの歌』

「わたしは“ひみつへいき”なのですよ?」


シナリオハンドアウト
▼PC1 レオンハルト・トゥルナイサー  ギアドライバー/ファランクス
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
 ダーザイン:【ほのかからのとまどい】
 ここ最近、基地の中でよく見かける10歳くらいの少女。
 レオンに妙に懐き、スキンシップ(という名の悪意無き暴力)をとっている。
 しかし、なぜこんな女の子が基地内に……?

▼PC2 仁科 真希  機械化兵
 ダーザイン:【ベティ・スターズからの警告】
 先日の戦闘で戦死した、七支隊のナンバー2パイロット。
 生前、何らかの諜報任務に携わっていたようだ。
 最後の出撃の前日、真希の部屋を訪れた彼女は……。

▼PC3 服部 涼蔵  情報将校
 ダーザイン:【獅堂将人からの侮蔑】
 ヤシマ陸軍開発局所属の将校。
 今回、直々に瑞穂基地への新兵器搬入を指揮している。
 末端組織を完全に見下す嫌な男。


自己紹介
レオンハルト:「………レオンハルト・トゥルナイサーです」
レオンハルト:「階級は中尉、シュネルギアに乗っています…」ぽそぽそ
レオンハルト:基本的に天才肌なやつです。
レオンハルト:シュネルギアの操縦に天才的な素養を見せ、別の部署から引き上げられた、と言う経緯があります。
レオンハルト:そんなこともあって家族の期待を一身に受けつつ。てきとうにへいこらと猫の世話や、犬の世話や、兎の世話をしています。
レオンハルト:トゥアレタとは婚約者だったようですが、彼女の両親が死んでからは形骸化中。
レオンハルト:シナリオダーザインはほのかからのとまどい、PCダーザインは真希からの競争心
レオンハルト:以上

真希:「瑞穂基地飛行小隊パイロット、仁科真希よ。よろしくね」
真希:「ちょっと、今ものすごーっく“信じられない”って顔したでしょ?」
真希:「ズィーガー中尉みたいに“歴戦の勇士”って貫禄は無いかも知れないけど……戦争を終わらせたい気持ちなら、誰にも負けないわ」
真希:「今は捕らわれの身になっている父さんを救い出す為にも、早くこの戦争を終わらせなくちゃいけないんだ……」
真希:元民間人。交通事故で瀕死の重傷を負った体を父親によって機械化された。
真希:シナリオダーザインは【ベティからの警告】、PC間ダーザインは【服部からの有為】。
真希:以上、よろしくですよー。

服部:「……服部です……宜しく」
服部:「………何か?……ああ、これですか?(ミラーシェードをくいと直して)……気にする程の事ではありませんよ」
服部:「……沈黙は金…無駄な言葉は言わぬことです…」
服部:「何気なくした事でも、きちんと相応の責任を取らなくてはね」
服部:常にミラーシェードをかけ、表情を崩さず淡々と任務をこなす男。
服部:ヤシマ軍所属で、階級は少佐。
服部:#ダーザインは【一族からの重圧/2】【ヤシマからの信頼/2】【ヤシマ軍部からの信頼/2】【獅堂将人からの侮蔑/2】【レオンからの信頼/2】
服部:以上です……。


■オープニングフェイズ/シーン1 「登場」
 シーンPC:服部。

GM:瑞穂基地の朝は早い。
GM:現在、朝の7時過ぎ。夜勤組が帰宅し始める時間帯、服部は一台の大型トラックの前に居る。
GM:トラックに印された所属は、ヤシマ陸軍開発局――対天使兵器開発の大御所。
服部:「………………ふむ、これが……」
GM:そして、トラックの助手席から降り立つ1人の男。立派な口髭と神経質そうな目をした軍人。
GM:服部がヴィヴリオから直々に「補佐」せよと仰せつかった人物。ヤシマ陸軍、獅堂将人中将。
服部:「…………ご苦労様です……」
GM/獅堂中将:「貴様が服部か。出迎えご苦労である」
GM/獅堂中将:「早速だが、貴様には色々と手伝ってもらう。まずは会議室を一つ、手配してもらおう」
GM:いちいち、物言いが高圧的である。
服部:「…………では…………そうですね、四半刻ほどお待ちください………」携帯を取り出し、手配する
GM/獅堂中将:「うむ、頼んだぞ服部。統一帝国の戦力を借りねばならんのは不本意だが、致し方あるまい」
GM:誇らしげに、トラックの荷台―コンテナに覆われて中身は見えないが――を見やる。
服部:「………今は、贅沢をいえる情況ではありませんので………」
GM/獅堂中将:「そして、使えるものは何でも使わねばならん」
服部:「………はい………」
GM/獅堂中将:「では、手配は任せた」ぽん、と馴れ馴れしく服部の肩を叩いて。運転手を待たせていたジープに乗り込む。
服部:「…………使えるものは……確かに………」トラックを見上げて
GM:くぐもったエンジン音が遠ざかる。
GM:――と。コンテナの陰、服部を射る視線を感じる。
服部:「………………」ミラーシェードをくいと上げ、その視線の先を見る
GM:子供だ。小さな女の子。
服部:「…………………(使えるものは…と言っていたな……)」その姿を見る
GM:女の子は服部の視線に怯えたのか、びくりと震えてコンテナの陰に消える。
服部:「……………」音も無くコンテナの陰に
GM:どこに行ったものやら、そこに人影は無い。
GM:ただ、鋼鉄の壁の向こうに。得体の知れない機材が鎮座しているだけ。
服部:「……………まぁ、いいでしょう………」トラックの運転手に指示を出して、トラックを見送ります
GM:トラックは朝日の向こう側、格納庫へと消えてゆく。
GM:一日の始まり。それは服部にとって、大きな気苦労を伴って訪れたわけだ。
服部:「……………今回も厄介な仕事ですね……まぁ、いつもの事ではありますが……」ミラーシェードを右手で支え、基地へと歩いていきます。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「鍵」
 シーンPC:真希。

GM:さて、日付は少し遡る。

GM:真希が宛がわれている2人部屋。とはいえ、同室に住まうのは量産型の完全機械化兵。
GM:その同居人も今夜は、定期メンテナンスだかで一晩中出てしまっている。
真希:「こうなってみると、意外に静かなものだわね……」
真希:殺風景ではなく、それなりに年頃の少女らしく飾り立てられた部屋の中で、手持ち無沙汰モード。
GM:コンコン。
GM:控えめに、ドアがノックされる。一応インターホンはあるのだが。
真希:「はーい。開いてますよー」
真希:二段ベッドの下段からのそのそっと起き出し、扉の方へ。
GM:カラカラとあまり静かではない音を立てて、扉が開く。
GM/??:「夜分遅くに失礼します。仁科真希軍曹ですね?」
GM:見知らぬ女性だ。眼鏡をかけた、どことなく理知的な雰囲気を持つ美女。
真希:「えーっと……どちら様ですか?」どこの小隊のヒトだったかなぁ……と思い出そう。
GM/ベティ:「私はベティ・スターズ。七支隊のベティ、と言えばお分かりいただけますか?」
真希:「ししししし七支隊!? 四十年戦争の猛者、あの赤狼隊の生き残りの!?」
真希:慌てて敬礼
GM/ベティ:「そう硬くならないでください。言葉、どもっていますよ?」
GM:クス、と小さく笑う。
真希:「し、失礼しました。それで、一体どんな御用向きでしょうか?」
GM/ベティ:「――ええ、そうですね。では、簡潔に」
真希:うわーなんかカッコイイ女戦士ってカンジだなぁ……などと、ベティに見惚れつつ話を聞こう。
GM/ベティ:「仁科軍曹。貴女にこれを預けます。私が作戦から帰還するまで、貴女の手で保管してください」
GM:一枚のカードを差し出す。何かのカードキー…なのか?
真希:「カードキー……ですか?」手にとって、照明にかざしてみたり
GM/ベティ:「ええ。瑞穂基地のターミナル内、私に与えられた記憶容量スペースへのアクセスキーです」
真希:「それって……尉官クラスの人間しかアクセス出来ないとかなんとか、瀬名ちゃんが言ってたような」
GM/ベティ:「はい、通常はそうなりますね。ですから、私が戻るまで――ということです」
真希:「……も、戻るまででいいんですね?」
GM/ベティ:「ええ。では、よろしくお願いしますね」柔らかい笑みを浮かべて、敬礼。
真希:「……預かっちゃったよ。 でも、無事に帰ってきたら返せば良い訳だし、問題は……」
GM/ベティ:「仁科軍曹」背を向け、数歩歩いて。背中越しに声がかかる。
真希:「は、はいっ!なんでしょう!?」
GM/ベティ:「私個人としては。それは、貴女にも知る権利があるものだと思っています」
GM/ベティ:「今は時間が無いので失礼しますけど……。戻ってきたら、ゆっくりお話ししませんか?」
真希:「よ、喜んで! 七支隊の方とお話出来るなんてそうありませんから」
真希:緊張と歓喜の入り混じった表情で、返答を返す。しかしカードキーを持った手は僅かに震えたまま。
GM:背中越しに軽く手を振って。ベティ・スターズは立ち去る。

GM:彼女が戦闘中行方不明になり、生存は絶望的であると知るのは――その、少し後のこと。
真希:「預かったコレ、どうしたらいいんですか。……教えて下さいよ、ベティさん」
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「仕事」
 シーンPC:レオンハルト。

GM:瑞穂基地は今日も(?)平和である。
GM:基地でのちょっとした用事も終わり、学校も今日は休み。さて、どうにもやることが無いレオンである。
レオンハルト:ぼーーーーー
レオンハルト:膝の上で兎を撫でている
レオンハルト:芝生かどっかに寝転んで、ぼーっとしている
GM:寝転んでいるのか。ちょいと<探知>を。
レオンハルト:#4c1 俺は感覚は無能ですよ(笑)
●ダイス:Leon_T:4c1=1(3,1,2,2)= 1
レオンハルト:お、一個
GM:成功しやがったか(笑)。
GM:足元の方から、そーっと忍び寄る気配がある。小さな気配。
レオンハルト:ぼーっとして、放って置く
レオンハルト:膝の上の兎が、鼻をふんふんさせ、そっちを見る
レオンハルト:かまってかまって
GM:「むう。うさちゃんは可愛いけれど、レオンはぼーっとしててつまんないです」
GM:ひょいと兎を摘み上げる人影。
レオンハルト:「なに?」
レオンハルト:ぼぉーっとしたまま
GM/ほのか:「レオンこそ何をしてるのです? お昼寝にはちょっと早いと思うのです」
GM:この子の名前はほのか。どういう理由でかはわからないが瑞穂基地に滞在し、これまた何故かレオンに懐いてしまっている。
レオンハルト:「いいのー。今日はなにもないの」
レオンハルト:うさぎ達を、飼育小屋から周りに放している
レオンハルト:もふもふもふと白いもこもこがうろうろうろうろ
レオンハルト:「ほのか、誰かに遊んでもらいなよ」
GM/ほのか:「みんな忙しそうなのです。トゥアレタも伊音も凍も、セラピアだってなんだか大慌てなのですよー」
GM:もふもふと兎を突っ突きながら、不機嫌そうに唸る。
レオンハルト:「大慌てねぇ…なにかあったのかなぁ」
レオンハルト:身を起こす
レオンハルト:「セラピアが大慌てなんて、どうせピロシキとボルシチが切れたとか、そんなんじゃないの」
GM/ほのか:「はいなのです。在庫がきれたんだよ〜、とかって騒いでたのです」全っ然似てない物まね。
レオンハルト:ふーーーんと、どこか心ここにあらず
GM/ほのか:「…あ、しまったのです。そういえば、レオンに用事があるのでした」
レオンハルト:「なに?」
GM:レオンの正面に周り込んで、じーっと目を見て。
レオンハルト:兎たちはレオンが身を起こすのを見て、わふわふわふわふと集まってくる
GM/ほのか:「トゥアレタや大佐さんが探してたのです。わたしやレオンにお仕事があるみたいなのです」
レオンハルト:うえーーー…という顔
GM/ほのか:「…お仕事、ヤなのです?」
レオンハルト:「めんどくさい事が…また起きるんだろうなって…」
レオンハルト:立ち上がって、埃を払う
レオンハルト:「ほのか、うさぎ達を小屋に入れるの手伝って。みんなを入れたら、行こうか」
GM/ほのか:「はいなのです。お手手繋いで行くのですよー」
GM:きゃいきゃいと兎を追い回しながら、笑う。
レオンハルト:「いい天気なのに…こんなに…」
レオンハルト:眩しげに空を見て
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠