エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第53話『もういちど、はじめから』◇

「――運命。私は、そういうのは好きじゃないわ……」
――リトス・エングリオ

 

クライマックス:シーン1///エンディング:///
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■クライマックスフェイズ/シーン1 「もういちど、はじめから」
 シーンPC:大地。

GM:そこに、第3世代人間戦車シュネルギア“カゲミツ”は座っていた。
GM:性能評価試験中であるためか、武装は何も無い。
GM:だが、それでも誇らしげに、その機体は主を迎え入れる時を待っていたのだ。
GM:その足元に立つ、1人の少女。
大地:「あ………」
GM:自分が、守った少女。
GM/リトス:「――大地」
GM/リトス:「貴方は、戦える? その資格があると分かった――今でも」
大地:「ああ、大丈夫だ。行けるよ」
GM/リトス:「分かった。……強いのね、大地」(頷いて)
GM/リトス:「急ぎましょう。この機体が稼動しない限り、天界の門は閉まらない」
GM:そうして、てきぱきとシュネルギアの起動準備を進めていくリトス。
大地:「この前、言ってたよな……自分のせいで二人も死んじまったってよ……」
GM/リトス:「…………ええ」(ちょっと、手が止まる)
大地:「…………俺は死ななかったぜ?」
GM/リトス:「そう、ね。……だったら、お願い」
GM:つ、と大地の頬に手を伸ばすリトス。
GM/リトス:「あなたはずっと死なないで……。そうすれば、きっと私も。まだ、戦えるから」
大地:「任せとけ。俺にも護りたいものが出来たんでな。それを護る為にゃ死ぬわけにはいかないよ」
翔一:「結局こうなったか」
翔一:パイロットスーツに身を包み、二人の姿を見ている。
GM/セラピア:「うにうに? 翔一ちゃん、あんまり嬉しそうじゃないんだよ〜?」
GM/セラピア:「せっかくお仲間が増えたのに、ヘンなんだよ翔一ちゃんもー」
翔一:溜息をひとつつき、ヤークトの起動準備をしていく
ハインリヒ:「こちらガイスト1。アレク、先に出るぞ」
ハインリヒ:「尻が重い天使は動きそうか?」
アレクセイ:「烏丸大地くん」>大地
アレクセイ:「キミはこれから死と隣り合わせの世界に臨むことになる。……その覚悟は、もうあるね?」>大地
GM/リトス:「レヴォントゥリ中尉。装備の指示をお願いします。ヘルプストハイムチェックで、適正は出たと思います」>アレク
GM:まあ、時間が無いので今回はヤークトの装備でもOKということで(笑)>大地っちゃん
アレクセイ:「一番機の予備装備を“カゲミツ”に換装。機体の仕様と噛み合わないかも知れないが、その辺はキミがカバーしてくれ」>リトス
GM/リトス:「了解です、中尉」>アレク
GM/リトス:「“カゲミツ”はクセの無い機体ですから……さほど、問題ありません」
翔一:「烏丸」視線は機体に向いたまま声をかける。>大地
大地:「ん、何か?」
翔一:「お前と同じ事を言って死んだ奴を一人、俺は知ってる。だから言っておく」>大地
翔一:「俺達は素人だ」
翔一:「一人前じゃない俺達には、人を守れる力なんて本当はない」
翔一:「ドライバー、ナビ、シュネルギア。三人でようやく一人前なのさ」>大地
大地:「ああ、了解だ。センパイ」>翔一
翔一:「ああ。一言で言えば……パートナーを信頼しろってことさ。後輩!」>大地
GM/セラピア:「頑張ってね大地ちゃん。その、シュネルギアは“うごけーっ!”って思えば動くんだよ。大地ちゃんなららくしょー、なんだよ〜」(うにうに)


GM:一方、その頃――。
GM/響:「っ、このーーーッ! 1番機はまだなのかよーっ」
GM/伊音:「ぎゃあぎゃあ喚くな! それより、目の前の敵を斬ることに集中しろ!」

ハインリヒ:「やれやれ。……BvP、先に行くぞ。ガイスト1出る!」
ハインリヒ:「リトス、大地、翔一、セラピア。大人の後ろについてこいよ」
GM/リトス:「…………了解」>ハインリヒ
GM/セラピア:「がってんしょうちのすけ、なんだよ〜」>ハインリヒ
翔一:「ヤークト、起動準備完了。これより発進ファーゼに移行する」
GM/リトス:「……システム、オールグリューネン。シュネルギア“カゲミツ”発進準備完了」
アレクセイ:「矢神少尉、それから烏丸……少尉」
アレクセイ:「二人とも、必ず生きて還ってくれ。護りたい大事な人の為に」
アレクセイ:「戦闘空域に到達後、ハッチ開放。発進ファーゼに移れ!!」
GM/セラピア:「V機関出力最大! ケルン展開準備良し!」
翔一:「1番機ヤークト、続けて出撃する!」
GM/セラピア:「あっぷふぁーると!」
GM/リトス:「行こう、大地……一緒に」
大地:「ああ……行くぜ、リトス!」
GM/リトス:「ええ! ――シュネルギア“カゲミツ”、発進します!」
GM:そうして――新たなる翼が政宗の空を舞う。
GM:シーンエンド。


■クライマックスフェイズ/シーン2 
 第1ラウンド。

GM:まず、各自感覚……いちおう宣言してください。
大地:感覚は20になります
翔一:感覚16でっす
ハインリヒ:感覚14だ
アレクセイ:【感覚】は2。
GM:敵は、力天使×1、能天使/スナイプ×2、ホイシュレッケ×44グループ
GM:戦闘開始時の配置は、PCはまとめて1エンゲージ、北に2kmの距離に、ホイシュレッケの一群(すべて別エンゲージ)。そのまた向こう2kmに、力天使と能天使/スナイプが1エンゲージ。
GM:なお、PCから10km先(力天使、能天使から6km先)には政宗市の市街地が広がっており、ここに敵天使兵が到達した次の行動順を渡すと、とんでもない被害が発生するので注意。
GM:ついでに。視界には入っていますが、特殊ルールによりホイシュレッケが居る限り、力天使たちのエンゲージは「シーンの外」として扱われます。
GM:つまり、奴らをシーン内に引っ張ってくるには、ホイシュレッケの全滅が必要。
アレクセイ:なるほど。お約束の《予測射撃》は使えない、と(苦笑)<力天使シーン外
GM:ホイシュレッケが全滅すれば、OK。

GM:セットアップー。
GM:無ければ、大地からじゃね。
翔一:ありましぇん
大地:私もセットアップは無しで
アレクセイ:GM、GM。《ミサイル支援》を取得してホイシュレッケ駆逐を試みてみようかと。
GM:あんぎゃー! どうぞ。
GM:44グループ居ることを、忘れるな!
アレクセイ:ふむ、ならば《リーダーシップ》を先に使って、その後《ミサイル支援》で。
GM:ぐぬうう、どうぞー。
アレクセイ:先にホイどもに動かれたらたまんないしねー(笑)
GM:代償はよろしくしておいてくだされ。
アレクセイ:順番はアレク→大地→翔一→ハインリヒ でOK?>ALL
翔一:私はおっけ
GM:うい。
大地:OKです

GM:じゃ、続けてアレクさん、どうぞ。
アレクセイ:《ミサイル支援》でロゴス5点、ダイスブーストでパトス50点を消費。
アレクセイ:で、ダーザイン【大地からの戸惑い】、【リトスからのまごころ】、【ヴィヴリオからの信頼】を昇華。
アレクセイ:#59c4+28 <軍略4>《ミサイル支援》
●ダイス:Arec:59c4+28=40(4,4,3,6,6,6,1,4,6,2,3,3,4,1,6,5,6,1,4,4,3,
5,6,6,1,4,4,1,3,5,6,3,4,4,1,2,2,1,6,1,4,3,6,4,6,2,1,5,4,1,6,3,5,3,3,
2,2,6,4)+28= 68
GM:ぐわー。
アレクセイ:「ミサイル発射管1番から20番に対天使ミサイル装填。前衛を駆逐する!!」
GM:オペレーター「敵前面、ホイシュレッケ群の掃討を確認!」
GM:では、力天使のエンゲージがシーン内に入ってまいりました。

GM:大地くん、どうぞ!
翔一:「残るは敵主力。無理はするなよ、リトス、烏丸」
GM/リトス:「――ええ」
大地:「昔から無茶はしても無理はしない主義でね」
大地:《接合》から《予測射撃》で三体を狙います。
GM:くう、さぁ来やがれー。
アレクセイ:いけ、大地ー!
大地:【翔一からの親近感】【無力からの悔しさ】【奏太からの仲間意識】を昇華してダイスは+60で振ります。
大地:あ、あと技能を5LVに。
GM:ほいほい。
大地:#79c5+26
●ダイス:Daichi_K:79c5+26=57(1,4,6,2,4,4,5,3,1,5,5,5,1,1,1,6,6,6,1,
1,5,6,6,6,4,6,2,5,6,4,5,5,5,6,5,1,5,4,6,4,6,6,1,5,6,3,5,4,4,1,6,4,3,
5,3,3,5,1,2,3,6,6,4,5,6,3,4,6,3,5,1,6,5,1,2,2,6,6,2)+26= 83
GM:#26c5 回避 するよ、こいつらは!(笑)
●ダイス:SOUMA_GM:26c5=22(6,2,2,2,3,2,5,4,3,5,6,6,3,2,1,5,3,3,2,2,
6,5,5,5,5,2)= 22
GM:#25c4 回避
●ダイス:SOUMA_GM:25c4=15(6,1,5,3,1,3,2,5,5,5,3,1,6,6,3,3,4,6,6,3,
3,4,5,2,2)= 15
GM:#25c4 回避
●ダイス:SOUMA_GM:25c4=18(2,4,4,5,5,4,3,3,1,1,2,1,5,5,2,1,4,5,6,1,
5,4,3,4,3)= 18
アレクセイ:惜しい。あと4〜8倍足りない(笑)
GM/リトス:「――この、照準能力。こんな技……どこで覚えたの、大地?」
大地:「なんていうかな。そうしろって声がさ……はは、姉貴のかもな」>リトス
GM/リトス:「――そうかしら。ううん、そうかもね」(ふぅ、と息を吐き)>大地
大地:ダメージは差分+24です。
アレクセイ:これで1体くらいは死亡ゲージまで埋まったかな?
翔一:差分は61、68、65なのでダメージは85、92、89ですか。
GM:計算ありがとー。……げげ、能天使2体とも撃墜されてるじゃん!(笑)
GM:力天使は、85ダメージくらいでは沈まぬよ。
GM/力天使:「serra,serra,serra……」

GM:では、翔一っちゃん。
翔一:「街には綾村たちも居る。敵機の攻撃を叩き落としつつ、迎撃するぞ、セラピア」
GM/セラピア:「りょうっかい! 一仕事終わったら、もっぺんみんなで温泉なんだよ〜」
翔一:《接合》で力天使を攻撃します
GM:ぐいん! と88mmを構えるヤークト。
翔一:《接合》で18、ロゴスでダイス+92、<砲術戦闘>5レベルに。【自己からの侮蔑】を昇華して成功数+8します
翔一:あと、《鷹の目》(笑)
翔一:#110c5+11 <砲術5>《接合+鷹の目》
●ダイス:Yagami:110c5+11=94(2,3,6,6,2,2,3,2,5,6,2,6,3,5,1,5,6,4,2,
5,6,3,4,6,4,6,3,3,4,5,5,4,4,4,3,3,4,4,2,3,1,6,1,6,4,4,5,1,3,2,5,1,
4,5,2,4,2,3,5,4,6,3,4,6,5,3,5,5,6,1,6,4,4,4,4,5,5,2,5,2,2,3,4,2,3,
5,3,2,3,6,5,1,5,1,3,2,3,1,5,1,4,6,2,5,3,5,3,5,4,3)+11= 105
翔一:ん、鳴った鳴った。りんごーん
GM:#26c5 回避 つか駄目っぽい(笑)
●ダイス:SOUMA_GM:26c5=19(4,6,3,2,4,3,3,6,1,2,6,3,3,4,5,5,6,6,2,6,
6,3,3,2,4,3)= 19
GM:りんごーん♪ りんごーん♪
翔一:差分+27なので、ダメージは86+27で113(重)
GM:そ、それは死亡ゲージで受けます……(笑)。
アレクセイ:「これは……。これは凄い。凄いぞ!!」ホルテンのCICで驚嘆の声
翔一:「烏丸、コンビネーションで抑える!」
GM:……ハインリヒが起きてれば、ここで華麗に止めなのになぁ。落ちてるので他の敵を抑えているということにして。
GM:力天使は“全力移動”して、市街地上空に到達します。
GM:――街が、一見して大パニックになったのが見て取れる。
GM:ラウンドエンド。


■クライマックスフェイズ/シーン3
 第2ラウンド。

GM:大地と翔一の砲撃でボロボロになった力天使が、政宗市の市街地上空に到達している。
GM/金髪男:「――ま、これっくらいはさせてもらわないとねぃ」(何処からか、この戦況を眺めている)
大地:「くそっ! あいつ街に……」
翔一:「焦るな、烏丸」
翔一:「俺達――いや、お前達なら――出来る」

GM:セットアップフェイズ。
翔一:ありませんー
アレクセイ:ふーむ。《援護射撃》、いっときますかね?
翔一:うい、飛ばすなら大地にどうぞ(笑)
アレクセイ:取り合えず、《リーダーシップ》を宣言。
アレクセイ:順番はハインリヒ→大地→翔一→アレクで。ごー
GM:はーい。

GM:では、打ち合わせどおりということで。復活のハインリヒ、どうぞ。
ハインリヒ:ういっす
ハインリヒ:では、《リミッター解除》
ハインリヒ:ダイスブースト142個 <射撃戦闘>4→5
ハインリヒ:「それじゃ…悪いが、欠片も残さず消えてもらう!」
アレクセイ:「間に合ってくれよ、ガイスト1」
GM/リトス:「――良かった。あの人も、守ろうとしているのね」
ハインリヒ:#155c5 <射撃>5
●ダイス:Heinrich:155c5=129(5,1,6,6,6,2,4,4,5,5,5,4,5,1,1,1,3,6,5,1,3,5,
1,2,3,2,6,5,2,2,3,6,2,2,3,4,4,4,1,3,2,1,5,2,4,4,2,2,1,1,4,5,5,4,2,5,2,6,
1,5,3,5,5,3,3,5,5,3,6,5,5,6,4,4,2,1,4,4,3,1,6,1,2,4,4,5,3,3,6,6,1,4,1,2,
2,6,1,4,3,4,2,2,3,2,4,3,6,4,1,1,1,5,3,6,2,6,2,1,5,5,6,6,6,4,5,5,4,5,6,2,
2,2,6,6,2,5,3,6,1,3,2,3,6,5,6,2,3,2,5,5,1,1,6,3,5)= 129
ハインリヒ:#26c5
●ダイス:Heinrich:26c5=20(5,5,5,1,6,3,4,2,6,5,1,6,3,3,1,1,5,3,6,3,1,2,
4,1,6,6)= 20
ハインリヒ:149成功
GM:#26c5 回避
●ダイス:SOUMA_GM:26c5=23(1,1,2,6,2,5,6,2,2,3,1,3,4,1,3,2,5,2,4,4,4,3,
1,2,5,6)= 23
GM:追加分を回避するので精一杯じゃのー(笑)。
GM:さすがにそれで吹き飛びますが……ダメージは?
ハインリヒ:139ダメージ
GM:もう死亡ゲージもなーい。残った負傷ゲージがすべて吹っ飛び、[戦闘不能]です。
GM:――戦闘終了します。
ハインリヒ:「ファイエル!」
GM:ごばごばごばッ! とエーテル誘導対天使ミサイルの嵐が力天使を打ち据える!
GM/力天使:「serra,serra,serra……」
ハインリヒ:「今宵の天国はここまでだ。帰りな、天使」
GM:そうして……政宗市上空に巨大なエンゼルハイロウを遺し――、最後の1柱も、羽根となって散った――。
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン1 「いろいろ発展途上」
 シーンPC:翔一。

GM:場所とNPCを指定せよ。
翔一:うい、ちょっと響かなと考えたのですが(笑)
翔一:ここは順当に宿と綾村でお願いします。
GM:りょうかーい。

GM:では、その日の夕方。
GM:幸い、市街地から外れている地域への被害はほとんどなく。
GM:綾村翠の住まう温泉宿――“翠雲楼”も早々に営業を再開していた。
GM/翠:「はい、お疲れ様でした翔一先輩」(お膳盛り盛り)
GM/セラピア:「うにゅっ。しょーいっちゃんは頑張ったんだよ。ねー?」
翔一:「ああ――ん、うまい。綾村が作ったのか、これ?」
GM/翠:「そ、そんなことないですよ? わたしはお手伝いしてるだけですし……」
GM:まぁ、口ぶりから察するに、端っこの煮付けあたりは彼女の作ではなかろうか。
GM/セラピア:「…………」(むぐむぐ、とごはんを頬張っている)
翔一:「久しく食べられなかったからな、こういうの。――うん、いける」
翔一:と、煮付けをぱくり。
GM:けっこうおいしい上に、発展途上の余地がまだまだありそうな。そんな彼女らしい味付けだ<煮付け
GM/翠:「セラピアさんは、料理してくれないんですか?」
GM/セラピア:「…………」(むぐむぐ、と自分の料理の才能を主張している、らしい)
翔一:「系統が違うから比べる事は出来ないが……あいつも腕はいい方だよ」、と、セラピアを示しつつ
GM/翠:「そういえば、どこからともなくピロシキやボルシチを出して……ませんよね」(どきどき)
翔一:「綾村は……ずっとここを手伝うのか?」
GM/翠:「……早く戦争が終わったら、また瑞穂に帰れると思うんですけど」
GM:ちょっと寂しそうに微笑う翠。
GM/翠:「でも、お父さんは何だか、わたしがこの仕事するの気に入っちゃったみたいで……」(あはは、と苦笑)
翔一:「すぐにそんな日が来る……って、俺は誰かさんみたいに勇気付ける事は出来ないけど」
GM/翠:「頑張ってくださいね、翔一先輩も……。わたし、待ってますから」
翔一:「そうだな。もう一度、この煮物を食べよう。今度は――響たちと一緒に」
GM/セラピア:「むー。何気にいいふいんきなんだよ。やっぱり翔一ちゃんは“じごろ”なんだよ〜」(ぶーぶー)
翔一:「敢えて否定はしない」(ぱくり)
GM/翠:「あ、それなら大丈夫ですよ、先輩♪」(←嬉しそう)
翔一:「ん?」<大丈夫
GM:と、何だかまた玄関の方が騒がしくなってくる。
GM/ほたる:「翠ー。予約のお客さん、到着だよー!」
GM/翠:「あ、はーい。すぐ行きますー」
GM/翠:「と、言うわけですから。ちょっと待っててくださいね、先輩☆」(ウィンク)
翔一:「そういう事、か」
GM:そうして、彼女はすっくと立ち上がって部屋を出て行く。
GM/セラピア:「うみゅ。みんなで仲良くなんだよ〜」(笑)
翔一:「少尉。俺達はまだまだ子供で、戦士というには弱すぎるけれど」
翔一:「こんな穏やかな日々を守る。その誇りがあれば、しばらくは戦えそうです」
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン2 「湯治客」
 シーンPC:ハインリヒ。

GM:場所とNPCを指定せよー。
ハインリヒ:うーん…
ハインリヒ:旅館の周囲を歩きつつ、金髪の眼帯男希望。
GM:何とまぁ、そう来るか(笑)。
ハインリヒ:色気なんかありませんよ(笑)
GM:では、ご要望に応えて……。

GM/金髪男:「よ、じーさん。無事だったんだねぃ」
GM:と、どこからパチってきたのか軍用ジープに乗った金髪アイパッチの男が。
ハインリヒ:「そっちこそな」
ハインリヒ:「なかなかしぶといじゃないか」
GM/金髪男:「いやいや、今が夏で助かったってね。これが冬だったら心臓麻痺確実確実」
ハインリヒ:「機械化兵が心臓麻痺になるか、阿保が」
GM/金髪男:「そりゃまぁ、俺っちにもいろいろと――ね」(にまり)
ハインリヒ:「命を助けたらいいネタを話すという約束だったろ。ほら、話せ」
ハインリヒ:ぬけぬけと
GM/金髪男:「あー。今じゃあもう無効じゃねいっすかね、それ」(肩竦め)
GM/金髪男:「烏丸大地は“黒い天使核”保有者である。よってシュネルギアを動かせる力を持つ――っての、確かめたばっかでしょ?」
ハインリヒ:「ちっ、助けて損したな。じゃあやっぱり、死ぬか?」
ハインリヒ:ごきりと指を鳴らす
GM/金髪男:「あっ、そりゃ勘弁っすよじーさん。俺っち、湯治に来てるんですから」
GM:と、助手席の人物を見やる金髪男。
GM:割と小柄な、フードを被った人物――15〜6の少女のようだ――が、ちょこんと座っている。
ハインリヒ:「ふん………ゆっくりしていけ」
ハインリヒ:「俺が言う事じゃないがな」
ハインリヒ:背を向け、手を振る
GM/金髪男:「――そりゃあ、助かります」
GM/金髪男:「そんじゃま、また戦場で会いましょうや。“クラブのエース”殿」
GM:ブロロロ……とジープは走り去っていく。
ハインリヒ:「ああ、またな。フクロウ」
ハインリヒ:煙草を咥えて、火を点ける。
ハインリヒ:「さて、ガキのお守はアレクに任せて……。一杯やるか……」
ハインリヒ:と立ち去ります
GM:シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン3 「棒読みでも愛は愛」
 シーンPC:アレクセイ。

GM:場所はどこがいいかな? NPCは確定なので(笑)。
GM:希望が無ければ、政宗基地になるけど。
アレクセイ:二人とも政宗なのに一人だけ瑞穂ってのもねえ。政宗基地で羽を伸ばすですよ(笑)

GM/アクシア:「――って、甘いっつーのよレヴォントゥリ中尉?」
GM:どさどさどさー、と目の前に積み上げられていく書類の山。
GM/アクシア:「さ、取引の時間だわ。――結局、柊奏太は見つかったの? 見つからなかったの?」
GM:どん、と机に片手を着いた挑発的なポーズで、ぷりぷりと怒っているアクシア。
アレクセイ:「柊奏太くんは政宗市では発見できず。神威方面に向かった後、消息を絶ってます」しれっと(笑)
アレクセイ:「という訳で。そろそろ解放してくださいよ、先輩〜」
GM/アクシア:「そ。じゃあ取引成立ー」
GM/アクシア:「アレクセイ中尉には、この書類の山の整理決裁をめいじまーす」
アレクセイ:「…………………はい?」
GM/アクシア:「あーのーねーアレク? 人間、見つかったって証明するより見つからないって証明する方がずーっと難しいの」
GM/アクシア:「裁判とかだってそうでしょ。だーかーら」
GM/アクシア:「これは、貴方の主張を裏付けるための報告書のネタだから。……がんばんなさいよ?」(くすくす)
アレクセイ:「先輩は何でもお見通しですか……」
GM/アクシア:「あら。アタシは別に“もっと使えるパイロットが手に入ったから、しばらくはいいかー”とか思ってないわよ?」(笑)
GM/アクシア:「ま、とにかく分かったらお仕事、お仕事♪」
アレクセイ:「ってちょっと待って下さいよ。中に何気に弾薬の決済書類だとか未処理の報告書が混ざってんのは何なんですか!?」
GM/アクシア:「あによ。必要だから書類の処理ってしなきゃいけないでしょ?」(じろ)
GM/アクシア:「特に、今回の事件に深く関わってるんだから。全体を俯瞰して見るためにも、ね?」
アレクセイ:「あああああ、貴女って人はどーしてこう………!! 判りました判りました。全部僕がやったらいいんでしょうっ!!」
GM/アクシア:「いえーすざっつらい! 無事に終わったら、1杯おごったげるわよ!」
GM:だから頑張りなさいね〜、と部屋を出て行くアクシア。
アレクセイ:「………奢りよりも愛ある一言が欲しいです、先輩」しくしく泣きながら書類に取り組む(笑)
GM/アクシア:「おっけー。アレクあいしてるー♪」(棒読み(笑))
GM:そしてシーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン4 「ここから、ふたりで」
 シーンPC:大地。

GM:NPCは確定でしょうから、場所の指定をどうぞ。
大地:うーむ、前の時と同じ中庭ですかね
GM:うい。では時刻は夕暮れ時。

GM:座敷の方では「ええい痴れ者、そこに直れ!」だの「誤解だ! つーかお前酔ってるだろ?!」とかいう怒号や悲鳴も聞こえてくるが。
GM:ここは、相変わらず静かだ――。
GM/リトス:「…………ごめんね、大地」
大地:「ん? なんでリトスが謝るんだ?」
GM/リトス:「……結局、貴方を巻き込んでしまった」
GM:向かい合い、2人でお茶とケーキを楽しんでいた時間も終わり。
GM:ふと、そんなことを彼女は呟く。
大地:「いいよ、多分そういう運命だったんだろ」
GM/リトス:「――運命」
GM/リトス:「私は、そういうのは好きじゃないわ……」
GM:カラカラと空になったティーカップをスプーンで鳴らしながら
GM/リトス:「でも……貴方が戦ってくれるなら、私も、もういちど戦える」
GM/リトス:「――ずるい女ね。私も……」
GM:そんなつもり、無かったのになぁ……と、空を見上げる。
大地:「ま、正直オレも運命とかはあまり信じたりしないんだがな……」
GM:うっすらと浮かびだしてきた星空だが、まだまだ群青の空が強い。
GM:――夏の日は、まだまだ長い。
GM/リトス:「信じたりしないのに?」
大地:「街でたまたま会った娘と、こうして一緒になっちまうとさ」
GM/リトス:「うん」
大地:「たまには、そういうのも悪くねぇんじゃないかって、思うんだよな」
GM/リトス:「そうね――。でも、本当にそうなのかしら……」
GM:ふるふる、と小さく首を振るリトス。
GM/リトス:「ううん。どっちでもいい。……貴方が居れば、私も戦える。いまは、それで十分」
GM:少し、微笑んで。
GM/リトス:「これからも、よろしくね、……大地」
GM:す、と華奢な手を差し伸べる。
大地:「ああ、そうだな。これから宜しく頼むぜ ……リトス」その手を握り返す
GM/リトス:「――――」(こくん、と頷く)

GM:かくて、また戦いは始まる。
GM:もういちど、はじめから。そう、まだこの戦いは、始まったばかり……。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

■アフタープレイ

【経験点計算】
 烏丸大地@阿桜聖:6点
 アレクセイ・レヴォントゥリ@葉隠:6点
 ハインリヒ・インメルマン@Bak.ヤン:6点
 矢神翔一@Show:6点
 GM@相馬斉遠:24/3=8+1=9点

【雑感】
 あぁもう、リトス可愛いな?!
 そんなわけで、彼女の復活セッション。そしてこれは、第53話――終わらなかった物語の、再開の嚆矢でもある。
 公式サイトリプレイ、さらに第45話と、2度に渡ってパートナーのギアドライバーを失い、自分だけが生き残り、それゆえに戦えなくなった少女が。もういちどはじめから自分の存在証明を掴み直す。いいセッションになったと自負している。
 実のところ私の中では、2度目の相棒の死によるダメージが大き過ぎるだろうという考えから、リトスの復帰についてはあまりそのつもりが無かったのだが……。めでたく彼女が復帰できた裏には、いいんちょことトゥアレタ・クレーリオンの存在があった。とだけ付記しておこう。

 さて、いざ彼女を復帰させるとなれば、普通にやったのでは面白くない。
 そこで、第45話とは趣向を変え、これまでの経緯を活かして綾村翠や柊奏太、田中ほたるといった面々にも友情出演を願いつつ、舞台は翠の疎開先となった政宗の地に設定した。
 疎開した子供たちでも、無理なく登場できる憩いの場、温泉――。とくれば、いろいろとまぁお約束もあるわけで。混沌とした状況の中、ひとり眼福に預かれずぷかぷか浮いているアレクセイのいと哀れなり。
 ギアドライバーの“先輩”としていい感じに存在感を見せてくれた翔一、またいわゆる“嫌な大人”を立ち回ってくれたハインリヒにも感謝。特にハインリヒはリトスに本気で銃撃されるという、おいしいがとっても痛い役回り。……いや、だから機械化兵じゃなきゃ死んでるって!

 さらに見所として、テレビアニメの続編もの第1話的に、現状での最高性能新型機“カゲミツ”が初陣し、リトスの初めての「ずっとつきあえる」パートナーである新顔ギアドライバー、大地っちゃんがデビューを飾り――何気に、敵側のライバルキャラ代表から脱落した人と、彼女を支えている元PCまで出演していたりする。いや、アレクセイもアクシアの良き下僕として初登場……とは思えない馴染みっぷりがもう(笑)。

 蛇足ながら、このセッションは公式サイトリプレイに登場する3人のうち、リトスだけが“この”瑞穂基地にも登場し、奏太とほたるは出てこない理由付けも兼ねている。彼女だけが戦い続ける理由は、本編で述べたとおりだが――いずれ、その過程を埋めるシナリオも遊んでみたい。興味のある向きはご協力いただければ幸いである。


エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠