エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第63話『突き立つもの』◇

「今まであんまり良い事なかったし、こーゆー流れで」
――鳴神紅夜

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1///
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 ヤシマを覆う八門結界に向け、大気圏外から射出された天使兵。
 しかし、その天使兵は突如としてあらゆるレーダーから消失した。
 その消失と前後して確認された、微弱な天使反応。
 それらは全て不可避の神撃の布石。
 避ける事も、防ぐこともできぬ天よりの神槍を止める手段はあるのか。
 残された時間はあとわずか。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第63話
 『突き立つもの』

「既に槍は放たれている……。この過去の事実をどうするつもりだい?」


シナリオハンドアウト
▼PC1 東雲 武尊  ギアドライバー/シューター
 ナビゲーター:八坂 凍
 ダーザイン:【アクシアからの信頼】
 ヤシマのはるか上空、大気圏外に出現した天使兵。
 落下予測地点に出撃した第13実験部隊の面々であったが、上空から落下してきた天使兵は、あなた達の部隊と接触することなく文字通り消失した。
 これは何を意味するのか。そして天使兵はどこへ消えてしまったのだろうか。

▼PC2 鳴神 紅夜  機械化兵
 ダーザイン:【稲生真琴からの期待】
 かつて、僅かな期間だけ瑞穂基地に出向いていた人物が、再びこの地を訪れた。
 彼女の名は稲生真琴、ヤシマ陸軍衛生部所属の軍医にして、天使核を利用した機械化技術の技術者。さらに技術開発局へも出向している開発者でもある。
 そんな彼女が今回、この基地へ再訪した目的はとは何なのか。

▼PC3 神宮寺 カッツェ  指揮官
 ダーザイン:【謎のおにーさんからの仏心】
 あなたも出撃した先日の出動。
 しかしあなたが監視するその最中で件の天使兵は消失した。
 その後、全力で捜索したものの、まったくその手がかりはつかめない。
 そんな時だった。無線のノイズに混じった声が聞こえてきたのは……。


自己紹介
武尊:ヤシマの名家東雲家の末っ子。維馬篭代胤は叔父にあたり、武尊は『大叔父様』と慕っている。
武尊:本来、軍籍には身を置いておらず、シュネルギアへの適性が判明したあとも前線には送らないよう、維馬篭代胤が手を回していたが自ら望み軍人となる。
武尊:名家には名家の責務があると理解しているまっすぐな少年。でも才能無し。
武尊:所持ダーザインは【維馬篭からの慈愛】【凍からの母性愛】
武尊:PC間ダーザインは【鳴神からの興味】。
武尊:シナリオダーザインは【アクシアからの信頼】。
武尊:あ、名前言って無かった(笑)。東雲武尊(しののめ・たける)です。
武尊:以上

紅夜:では、自己紹介をば
紅夜:「………んぅ? ああ、自己紹介」
紅夜:「ヤシマ陸軍少佐、鳴神紅夜。以後よろしくー」
紅夜:「ま、おばさんに任せときゃなんとかなるから、気楽に行こう」
紅夜:「あ、この角、変? ま、フツーの人はないか2本あるか、だからね。気にしない気にしない」
紅夜:「んじゃまあ、こんなトコで」
紅夜:何か考えているようでいて実はあんまり脳味噌使ってないアペルギア乗り。
紅夜:戦闘方面にパラメータが突出している為に戦闘マシーンのような見方をされる事もあるが、
紅夜:基本的に子供好きで悪戯好きで気は優しくて力持ちな人。
紅夜:旦那との間に子供が出来なかったからなのか、自分より年下の兵士達を実の子供のように見ている節がある。
紅夜:オニの血を濃く受け継ぐため角があるが、紅夜のそれはなぜか一本しかない。
紅夜:ダーザインは【ヴィヴリオからの信頼/2】【愛する人からの純愛/2】【稲生真琴からの期待/2】【カッツェからの信頼/2】
紅夜:以上で


カッツェ:「あ、硬くならんでえーよ。神宮寺カッツェや。少佐ってことになっとるはず」
カッツェ:「……しかしあれやね、この基地はほんまよりどりみどり……あ、いや、気にせんときーな(にひひ)」
カッツェ:「まあ当面、アンタらが天使さんを倒すんを後ろから助けるゆー立場になる訳やね」
カッツェ:「あ、今のうちにゆーとくわ。世の中にはぎょうさん不思議なことがある。なんでウチの作戦もまー、そーした不思議現象のひとつ思うてくれると助かるわ。あんま疑問に思わんほーが巧くいくで、たぶん」
カッツェ:「ま、ともあれよろしゅーな」
カッツェ:いつの間にやら瑞穂に配属されていた胡散臭げな小隊指揮官。
カッツェ:「無意識下で行われている超演算能力」――傍から見れば「カン」としか思えない判断を元に采配を振るう究極の右脳派。
カッツェ: 一見すると下手なモデルが裸足で逃げ出す金髪碧眼美女だが、その正体はセクハラオヤジな魂を持つ浪速オンナだったりする。
カッツェ:所持ダーザインは【部下からの期待】【自己からの執着】
カッツェ:シナリオダーザインは【謎のおにーさんからの仏心】
カッツェ:PC間ダーザインは【武尊からのかわいそう】です。
カッツェ:以上です。それでは皆さん、よろしくお願いいたします。

■オープニングフェイズ/シーン1 「天使兵の消失」
 シーンPC:武尊。
全員登場済。

GM:天使兵出現の報を受け、出撃した武尊であったが、慣れない戦場に悪戦苦闘の連続であった。
GM/凍:「………………武尊、右」凍のアドバイスが無ければ、もう何度撃墜されていたか。
武尊:「わ、わかっておる、凍」
武尊:がちゃがちゃ
武尊:「余には凍が言う通りに動かすことすら難しいからの。凍、頼りにしておるのだ」
GM/凍:「………………左2時方向、3kmに反応2」
カッツェ:「あー、ほんま才能はおみそなんやねぇ……武尊たんは。まあでも当たっても生きとるゆーんも才能なんかなぁ?」
紅夜:「あんまり、無理はしないで。今のところは、空気を感じることを優先させなさい」と、通信入れてみよう
武尊:「馬鹿者。余に才能が無いのはわかっておるわ! ええい、敵を倒さぬか、馬鹿者共」
カッツェ:「紅夜はんー、てけとーにサポート頼みますわ〜」
紅夜:「了解。任せて」
GM/管制官:「上空に強い天使反応が現れましたっ!」
カッツェ:「上? ってここお空やで? これ以上の高度なんて……」と機内にも関わらず上を見上げて
紅夜:「……む、新手?」上を見る
武尊:「むむ、見えぬぞ?」
武尊:「凍、なにかわかるか?」
GM/凍:「…………上から……来る!」
GM/管制官:「距離は………上空15km?! 超高々度っ!」
GM/管制官:「ちょ……一直線に落下してきます!」
カッツェ:「あかん! みんな回避運動。なんか来るでっ!」
武尊:ちょっとぼーと上を見る
GM:武尊の目に映るのは、天空より迫る一条の光。
紅夜:「……ああもう!」たけるんのシュネルギアに体当たりかまして強引に移動させる
武尊:「のわぁ、なにをする、この馬鹿者!」
カッツェ:「機体前に出しっ、2人の上に出るんや!」
GM/管制官:「さらに天使反応出現! 上空500mに8!」
武尊:「な、なんだ。何が来るのだ凍?」
武尊:右往左往
GM:次から次へと現れる天使兵。
紅夜:「くっ、次々と……!」がちゃりと刀を構えて
カッツェ:「ああ、団体さんまで来るんっ、かんべんしてーな」
GM:しかし目の前で起こったことを、どれだけの人間が認識できたか。
武尊:「ええい、敵の数が多かろうが、我らは引くことはできぬのだろうがっ!」
武尊:「戦わねば明日は無い、だから剣を持つのであろう」
GM:遅れて出現した天使兵は、互いにエーテル流で結合、まさしく門を形作り――。
紅夜:「来る……!」
GM:天空より飛来した光はその門へと――――消えた。
武尊:「む……なんなのだ?」
GM/管制官:「て、天使反応……消失?」
紅夜:「……え?」
カッツェ:「……はい?」かくんっ、と眼鏡がすりおちて。
武尊:「凍、なにか観測はできたかの?」
武尊:懐から扇子を取り出し、ぱたぱた
GM/凍:「…………………よく、分からない。けど……消えたみたい」>武尊
GM:皆が唖然とする中、その八体の天使兵も開かれた天界の門を通ってこの場から消えた。
カッツェ:「……なんやねん。それは? レンジ外に行ったとかとちゃうて、消失?」
紅夜:「逃げた……? この、状況で?」
カッツェ:「……ばかされたんかいな、ウチら?」
GM/管制官:「広域レーダーにも痕跡ありません。完全に消失しました」
武尊:「まぁよいではないか、はっはっは」
カッツェ:「んー」としかめっつら。
武尊:「敵自ら退いたのだ。負けなかったのだからな、はっはっは」
武尊:扇子パタパタ
カッツェ:「ま、そやね。増えたんやないんし、えーことにしとこ」脳天気に笑って
GM/凍:「……………武尊は……すぐ、調子に乗る」
武尊:「調子に乗っておるのではない」
武尊:「めでたい時にはめでたいと喜ぶ、あたりまえではないか」
武尊:はっはっは、と
カッツェ:「あー、そこ。痴話げんかはもっとウチの近くでやり」>武尊&凍
紅夜:「それもどうかと思う、ネコ」>カッツェ
紅夜:「……でも、きっと、また来る。今回のこれは、きっと、何かの布石」
GM:そう、これは布石。過去から未来への……
カッツェ:「んで、さっきの記録まとめといてーな。あとで他ん頭えー人たちにの意見も聞かんとね……」
カッツェ:「ま、とりあえずってことで堪忍してや、凍たん」
GM/凍:「………………了解」
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「稲生真琴の再登場」
 シーンPC:紅夜。

GM:格納庫は慌ただしい空気でいっぱいである。
GM:もっとも、それはいつもの事なのだが、今日は特に騒々しい。
GM:来訪者、その目的は新装備のテスト。向こうから、この基地でテストを行いたいと言ってきたらしい。
紅夜:「……む?」コクピットのハッチ開けて出てくる
GM/茜:「あ、紅夜さん。悪い、後ろすぐ来るんで、動いてもらえるかなぁ」
紅夜:「ん、判った。こっちの隅っこで良い?」がきょんがきょんと移動
GM/茜:「うん、ありがと」その言葉が終わらないうちに滑り込んでくる輸送機。
紅夜:「新装備のテスト、だっけ?」
GM/茜:「そーそー、何でも向こうからここでやりたいって言ってきたらしいよ?」
紅夜:「ふーん……何もなきゃ、いーんだけどねえ」はふう、とため息
紅夜:「今まであんまり良い事なかったし、こーゆー流れで」
GM:ばしゅーとハッチが開いて、出てくる白衣の女性。
GM/真琴:「こんにちは。えーと、ここに来るのは2回目ですね。ヤシマ陸軍衛生部所属、あ……現在は開発局に出向中なんですけど。稲生真琴です」
GM:メガネにベリーショートの髪。その白衣とあいまって、どこからどう見ても研究者である。
紅夜:「よい……しょっと! ヤシマ陸軍、鳴神紅夜、よろしくー」アペルギアのコクピットから直で飛び降りて、しゅたっと手を上げて挨拶
GM/真琴:「今回は新装備のテストに協力頂きまして有難うございます」
紅夜:「ん。で、どんな装備なの?」
GM/真琴:「なんでも、こちらの基地の方から是非ともここでテストを、と言う要請があった様で……」
紅夜:「……む?」アカネを見る
GM/茜:「ん? そっちでここを指定したんじゃないの?」
GM/真琴:「え? 私は、こちらの基地の方からと聞いてますけど……」
紅夜:「ん、そっちから指定したって聞いた、けど」
GM/茜:「……………」
GM/真琴:「……………」
紅夜:「……さてはて、ふむー。何でだろ」
紅夜:「まあ、細かい問題は上の人に任せるとして。よろしく」手を出す
GM/真琴:「えーと、はい。とにかくよろしくお願いしますね」
紅夜:「ん」ぶんぶんとしぇいくはんど
GM:手を握り返し
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「神宮寺カッツェの溜息」
 シーンPC:カッツェ。

GM:目の前で天使兵が消失した前回の出撃。
GM:責任者と言うのは、責任を取る為にいる訳で。
GM:当然、指揮官であったカッツェはこってりと絞られた。
カッツェ:目幅涙で「うあ〜、てゆーてもしゃーないやんか。消えたもんは消えたんやし〜」
カッツェ:グチグチと
GM/管制官:「お、お疲れさまです……」憔悴したカッツェに声をかける部下の一人。
カッツェ:「かなわんわー」と、管制官のおじょーちゃんに後ろから抱きついて。
カッツェ:「せめて今この時だけでもウチを癒してーなぁ」すりすりすりと
GM/管制官:「ふわっ!? ちょ、ちょっと! まだ仕事中……って、そういう問題じゃないですけど!」
カッツェ:「ん〜、ならまあお楽しみは後でとっとくとしてやね……」
カッツェ:「この前のデータ、まとまっとる?」
GM/管制官:「あ、はい。こちらに。それと……」
カッツェ:データを確認しつつ。「ん、どないしたん?」
GM/管制官:「少佐は非常回線、知ってますよね?」
カッツェ:「もちろん知っとぉよ。いくらウチでもそれくらいは」タハハと笑いながら。
GM:非常回線とは、各部隊の小隊長以上のみが知っている守秘回線の事で、原則的に基地の関係者のみしかそのチャンネルは知りません。
カッツェ:了解です<非常回線
GM/管制官:「その回線に、ノイズに混じった奇妙なデータが……」
カッツェ:「……キナ臭い話やね。どんなデータなん?」
GM/管制官:「こちらです」といってプリントアウトされた紙が渡される。
GM:その紙にはただ一文、「新月の夜、梟は瑞しい稲穂を摩天楼より見下ろす」と。
カッツェ:「……確かに妙やね。回線が回線でなければ、誰かんポエムのデータでも間違って流れたってだけかもしれんけど……」
カッツェ:「とりあえず、見んかったことにしといた方がよさそうやね」
GM/管制官:「履歴からみても、現存の各小隊長機から出されたものでは無い様子で……」
カッツェ:「あ〜、なんかすっごいやな予感してきたで。逃げたいわホンマ……」あちゃ〜と座り込み
GM/管制官:「お、お疲れさまです……」
カッツェ:(でも、逃げられない予感もバシバシすんのやよなぁ〜)
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠