エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第53話『もういちど、はじめから』◇

「奏太が喜べば、ほたるも喜ぶから、大丈夫」
――リトス・エングリオ

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1//
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 天津島沖海戦において、ヤシマ=統一帝国の受けた打撃は大きい。
 特に、決戦兵器と目された第三世代人間戦車シュネルギアでさえ、撃墜される機体が続出した。

 そうして戦いが終わったとき。

 彼女の剣は砕け、彼女の翼は折れ。
 彼女は、戦えなくなった――。

「戦えない私に、価値など無いわ」

 すべてを投げ出していた銀髪赫眼の少女は、ふとした事から旅に出る。
 ――北へ。政宗の地へ。
 彼女が守れた2人が居ると知ったから。最期にもういちどだけと、思ったから。

 そして少女は、少年と三度出逢う――。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第53話
 『もういちど、はじめから』

「……だめ、できない。――もう、私は誰も失いたく、ない!」


シナリオハンドアウト
▼PC1 烏丸 大地  ギアドライバー/シューター
 ナビゲーター:リトス・エングリオ
 ダーザイン:【無力からの悔しさ】
 君は、ただの少年だ。
 遠い街に3発のミサイルが落ちて、戦争が始まって。軍人になっていた身内が二度と帰ってこなくなっても。君は、ただの少年だった。
 彼女に――リトスと名乗る銀髪赫眼の少女に出逢ったのは、そんなときだった。

▼PC2 アレクセイ・レヴォントゥリ  指揮官
 ダーザイン:【ヴィヴリオからの信頼】
 今回、政宗で開発されていた第三世代人間戦車の試験が、かの地の基地で行われるらしい。――そのサポートについて、君はヴィヴリオ大佐から依頼を受けていた。……何でも“黒い天使核”の持ち主を探して欲しいというのだが。

▼PC3 ハインリヒ・インメルマン  機械化兵
 ダーザイン:【見えざる敵からの敵意】
 君に命じられたのは、瑞穂基地所属のナビゲーター、リトス・エングリオの護衛である。政宗基地でおとなしくしていればいいものを、さっそく抜け出してどこかへ出かけるとは戴けない。
 ――そんな彼女を狙う気配があるのは、もっと戴けない。

▼PC4 矢神 翔一  ギアドライバー/スナイパー
 ナビゲーター:セラピア・パルマコン
 ダーザイン:【綾村翠からの招待】
 かつて、瑞穂市を舞台に主天使級天使兵ハシュマルと繰り広げられた戦い。
 綾村翠は、ある意味でその鍵を握っていた同級生だ。
 一般クラスの生徒であり、一家揃って政宗市へ疎開していた彼女から、クラスメイトだった君に届いた1通の手紙ー―。
 それが、すべての始まりだった。


自己紹介
大地:「烏丸……烏丸大地だ」
大地:「悪いが、オレはそんな大層な人間じゃないぜ。あんまり期待されてもな……」
大地:「百人の他人と一人の友人……どっちかしか助けられないとしたらオマエ、どっちを選ぶ?」
大地:黒髪。黒瞳。黄色の肌。
大地:身長174cm。体重51Kg。
大地:短めの髪
大地:ダーザインは【リトス・エングリオからの拠り所/2】【烏丸天音からの母性愛/2】【無力からの悔しさ/2】【翔一からの親近感/2】。
大地:以上。

アレクセイ:「アレクセイ・レヴォントゥリ。G3中尉です」
アレクセイ:「一応、シュネルギア第一小隊指揮官補佐って事になってます。えー、普段の任務は……何ですかアクシア先輩?」
アレクセイ:「緊急の要件? ちょっと待ってくださいよ。まだ話の途中なんですけど―――!!」(ずるずる引きずられて退場)
アレクセイ:アクシアの後輩に当たる、金髪碧眼の青年士官。
アレクセイ:普段はアクシアの補佐(や瑞穂基地の留守を預かる身。
アレクセイ:芯の強いしっかりとした性格だが、先輩であるアクシアには頭が上がらない。
アレクセイ:ダーザインは【部下からの期待/2】、【アクシアからの慈愛】。
アレクセイ:シナリオダーザインは【ヴィヴリオからの期待/2】、【烏丸大地からの戸惑い/2】。
アレクセイ:以上、よろしくお願いします。

ハインリヒ:「私はハインリヒ・インメルマン。階級は少尉だ」
ハインリヒ:「世界大戦からこっち…天使は幾つ落としたかなんて、数えてないな」
ハインリヒ:「何年生きてるかって? そいつは秘密だ」
ハインリヒ:「お前ももう少ししたらわかるさ」
ハインリヒ:ダーザインは【アレクセイからの懐疑】2、【見えざる敵からの敵意】2
ハインリヒ:以上

翔一:「G3所属ギアドライバー、矢神翔一少尉です」
翔一:「シュネルギア一番機、ヤークトのメインパイロットを務めています」
翔一:「悲観主義的……と、よく他人にはよく評されますが」
翔一:「狙撃者の観点から、冷静に戦場を見通すのが、俺の役目ですから」
翔一:束ねた長い黒髪、怜悧な眼差しをしたヤシマ人少年。
翔一:所持ダーザイン【セラピアからの興味/2】【自己からの侮蔑/2】【香夜からの信頼/2】
翔一:シナリオダーザイン【綾村翠からの招待/2】、PC間ダーザイン【ハインリヒからの仲間意識/2】
翔一:以上です。


■オープニングフェイズ/シーン1 「招待状」
 シーンPC:翔一。

GM:今日も今日とて、出撃が無ければアクシア隊長の厳しい訓練。
GM:盛夏も過ぎ、ちょっとした疲労感がなかなか抜けない――。
GM/セラピア:「んん〜、くたびれたんだよ〜。こういう時は、のんびり温泉にでも漬かってミネラルを補給したい気分なんだよ〜」
GM:へろへろと不思議な踊りをステップしつつ、翔一にまとわりつくセラピア。
翔一:「ほれ」ぺし、とおでこの上にミネラルウォーターのボトルを置く。
GM/セラピア:「ひゃー。きもちいいんだよー」うねうね
GM/セラピア:「ねーねー翔一ちゃぁん、温泉〜。ボク、温泉がいいんだよ〜」
GM:そうは言っても、この臨戦体制下である。当てとツテと理由が無ければ休暇は取れても温泉に出かけるなどまず無理だ――。
翔一:「温泉にでも浸かりたいのは同感だけどな。長距離は休暇は無理。温泉の素でも買ってくるしかないか」
翔一:自分も少しの疲労感をにじませつつ。
GM/セラピア:「ぶーぶー。そんなのただのゴマカシなんだよ〜」
GM:と、翔一を呼び止める凛とした声。
GM/伊音:「矢神。ちょっといいか?」
翔一:「ぶーぶー言うな、ぶーぶー星人」びし、とチョップしつつ振り向く
翔一:「ああ、草薙か――どうした、ついに響が倒れでもしたか?」>伊音
GM/伊音:「それならどれだけ……っ、いや、そうではない」(こほん)
翔一:「――ま、倒れたならお前があいつの傍を離れる訳はないか」と、付け加え。
GM/伊音:「お前宛てに手紙だ。――綾村翠、覚えているか?」
GM:ほら、と手紙を渡す伊音。
GM:心無しか、その指先が怒り? に震えているよーな気がしないでもない。
翔一:問いに頷いて、手紙を受け取る。
翔一:「読んで構わないのか?」
GM/伊音:「ああ。……お前宛だ、と言ったであろう」(不機嫌)
翔一:「俺宛に――律儀な奴だよ、あいつ」微かな喜びをにじませて便せんをめくる
GM:では、ここから翠ちゃんボイスで内容が朗読されます(笑)。

GM/翠:『翔一先輩、お元気ですか? ――わたしも元気です。毎日が忙しくて、でも平和で……とても、感謝してます』
GM/翠:『でも、最近は疎開してくる人も増えました。結界の壊れたところはどこも危ないからって……。そんなわけで、うちにも2人、家族が増えました』
GM/翠:『柊奏太くんと、田中ほたるさん。2人ともとってもいい子で、すぐに仲良くなれたんですよ』
GM:(便箋1枚目終わり)
GM/翠:『あ、それとこの前、響くんからお手紙もらったんですけど。近いうちに響くんと翔一先輩が政宗に来るって書いてあって……その、あの、ご迷惑で無ければ、なんですけど』
GM/翠:『わたしのお母さんの実家、温泉宿してるんです。良かったら、みんなでうちに来てゆっくりしていってください』
GM/翠:『……あ、けっこう軍人さんたちも湯治に来てる宿ですから、大丈夫ですよ! それでは、楽しみに待ってます』
GM:(2枚目終わり。EOF)

GM:以上、翠ちゃんボイス再生終了。
翔一:「(ま、これは“ついで”――と言ったら表現が悪いが、そんな類なんだろうけどな)」伊音の表情を盗み見つつ。
GM/伊音:「……確かに、私たちは今度、政宗基地で開発された新型シュネルギアの最終調整に出向することになっているが」(わなわな)
GM/セラピア:「おおぅ、温泉、温泉おんせんたまごなんだよ〜」(うにうに)
GM/伊音:「矢神。やはり私はあの馬鹿者を機密漏洩罪で叩き斬るべきであろうか?」(ぶるぶる)
翔一:「峰にしとくといいぞ。温泉で治る程度なら問題ないだろ」投げやり(笑)
GM/伊音:「この時期に……よりにもよって温泉など、温泉などとっ!」
翔一:「実際には軍の方で手紙は検閲してるだろうし、問題は――あん? 温泉に何か怨みでもあるのか、草薙」
GM/セラピア:「うに〜。怒ってばかりだと美容に良くないんだよ伊音ちゃん。一緒に温泉にはいろーなんだよ〜」
GM/伊音:「うわ、待てセラピア! いきなりくっつくな、わあっ?!」
GM/伊音:「う、恨みなどないっ! ただ響宛ての手紙によからぬことでも書いてないかと私はっ、っ、退けセラピア!」
GM/セラピア:「温泉に入ると、きっととってもきもちいいんだよ〜?」
GM:てーい、と伊音に抱きつくセラピア。押し倒され、じたばたと伊音。
翔一:「そいつはないさ、俺が保証する。書いてあるとしても、綾村の嘘偽りない気持ちだろうしな」(笑)
GM:そんなドタバタ劇に思わず苦笑いした時――背後から、視線。
GM/リトス:「…………」
翔一:「ま、折角の機会だし――?」振り返る
GM:振り返れば、銀髪赫眼の少女が、ついっと踵を返して去っていく姿が――。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「護衛、あるいは捜索任務」
 シーンPC:アレクセイ。
ハインリヒ登場済。

GM:ヤシマ陸軍政宗基地。
GM:民間飛行場に併設された陸軍飛行場は、松島湾奥に母港を持つヤシマ海軍第二艦隊とともに、東北方面――そして、要石の置かれた神守島の護りとして知られていた。
GM:もっとも、未だ八門結界に守られた地域でもあり、兵士たちの緊張感も緩みがちといえば緩みがち。
GM:そんな基地のブリーフィングルームに、アレクセイ・レヴォントリ中尉、ハインリヒ・インメルマン少尉の両名は呼び出されていた。
GM:呼び出し主は無論――アクシア・リヒトヴィッツG3大尉である。
ハインリヒ:ぶらぶらぶーら
GM/アクシア:「悪いわねー2人とも。ちょっち頼み事があるんだけど……イイわよね?」(にっこり)
アレクセイ:「……今度は何ですか? 以前みたいにシュネルギアを2機建造するとか装備をちょろまかしてこいとかは勘弁してくださいよ?」
GM/アクシア:「だいじょうぶ! アレクのはG3のせーしきな任務だから!」(えっへん)
ハインリヒ:「断ってもいいのか?」
GM/アクシア:「んー。激戦地に援護なしで吶喊命令受けるのとどっちがいいかしら? あ、こっちはモチ拒否権なしで」(にこにこ)>ハインリヒ
ハインリヒ:「昔は可愛かったのに、今ではすっかり鬼司令官が板についたな、んー?」
ハインリヒ:にやにやと煙草をくわえて
GM/アクシア:「んー、何か言った?」(#)>ハインリヒ
アレクセイ:「全くです。メーヴェじゃアイドルで通ってたのに、今やすっかり腹黒いオバ……はいッ!?」
ハインリヒ:「やれやれだな、休暇がまた延びるか」
ハインリヒ:煙草には火をつけずに、咥えているだけ
アレクセイ:「どうせ発案したのは先輩でしょ?……いいですよ。で、任務というのは?」
GM:ま、いいけど。と肩を竦めるアクシア。
GM/アクシア:「じゃあさっそく本題。まずアレクセイ中尉」
GM/アクシア:「この基地でもウチのシュネルギア隊の新型機を開発してるってのはもう知ってると思うけど……」
GM:そう言って、スペック表をスクリーンに展開するアクシア。
GM:“マサムネ”をベースにフレーム構造から徹底的な改良を加えた次世代機“カゲミツ”の姿が映し出される。
ハインリヒ:「また試験機か」
アレクセイ:「セカンドシリーズの一機ですね。“マサムネ”ベースって事は……。3番、5番機の後継機の?」
ハインリヒ:「試験機って、いいことのほうが少ないだろう?」
GM/アクシア:「まーねー。いろいろとねー。この機体は、まぁイケると思うんだけど」(こほん)
GM:が、不意にそれが1人の少年のプロフィール画面に切り替わった。
GM:田舎の校舎を背景に、自信のなさそうな微笑で立っている姿。
GM:名前は『柊奏太』。――出身地は帝都天津島村、とある。
GM/アクシア:「で、本題はこの子ね、実は“黒い天使核”の持ち主なんだけど、開戦後のごたごたで行方不明になってたの」
GM/アクシア:「リトスが現地徴用で使った記録もあるわ。初めて乗ったシュネルギア:ベーシックで力天使を倒した逸材よ」
アレクセイ:「それは……凄いですねえ」
ハインリヒ:「ふぅーん…」
GM:ぴっぴっぴ、と戦闘記録画面を切り替えるアクシア。
GM:ぜひ、欲しいのよねー。と部活のスカウトじみた笑顔を浮かべる。
ハインリヒ:じぃっと見ている
GM/アクシア:「で。この子がどうやら政宗に疎開してるって情報があるのよ。それがホントなら、このまま埋もれさせておく手は無いでしょ?」
GM/アクシア:「そんなわけで、アレクセイ中尉は“カゲミツ”の最終試験終了までにこの子を発見。連こ……じゃない、この基地に招待してもらえないかしら?」
アレクセイ:「了解です。……でもいいんですか?」
GM/アクシア:「何が?」>アレク
アレクセイ:「彼、一旦はG3の拘束を解かれた身でしょ? 承諾してくれますかねえ?」
ハインリヒ:「承諾しなくたって、連れてくるだけだろ」
ハインリヒ:「がんばれよ、人攫い」ぽんとアレクセイの肩を叩く
GM/アクシア:「解かれてなんか無いわよ。リトスの最終報告は“行方不明”だもの――。あの子が、どういう意図でそんな報告してきたかは知らないけどね」
GM:再び、肩を竦めるアクシア。
ハインリヒ:「戦う力があるのに戦わないのは、屑のする事だ」
アレクセイ:「……なるほど。情報部がしっかりマークしてた訳だ」
GM:じゃ、次はー。とハインリヒに視線を移す。
GM/アクシア:「で、ハインリヒに頼みたいのは、そのリトスのことね」
ハインリヒ:「リトスがどうかしたのか」
GM:そしてアクシアは、天津島沖海戦でパートナーを失って以来、戦うどころか生きる気力も無くしていたような彼女が、自ら今回の試験への同行を申し出た、と説明する。
GM/アクシア:「これはアタシの勘なんだけど。あの子、この奏太って子に会いたいんじゃないかと思うのよ。どこでそんな情報知ったか知らないけど」
ハインリヒ:「ほー…あいつがやる気を出してるなら、いいことじゃないのか」
ハインリヒ:「………黒い天使核は惹かれあう」
ハインリヒ:「って言ったら信じるか?」
GM/アクシア:「そういうものなの? アタシは良く分かんないけど」
ハインリヒ:「じゃあなんでナビゲーターとパイロットを固定する」
GM/アクシア:「それで、相性のいいドライバーとナビゲーターが揃うなら御の字よ」(にんまり)
アレクセイ:「はっはっは。そんなの、迷信でしょう?」
ハインリヒ:じろりとアレクを見る
アレクセイ:冗談ばっかりー、と笑ってみる。
ハインリヒ:「天使と戦ってる俺たちに迷信を語るか、んー?」ニヤニヤとアレクを見る
ハインリヒ:「それに、天使である俺に、迷信を語るか?」
アレクセイ:「す、すみませんでした」びくびく(笑)
GM/アクシア:「まぁまぁハインリヒ。あんまりアレクをいじめてあげないで。この子ったらマジメさんなんだから、胃薬の量が増えちゃうわ?」(あはー)
ハインリヒ:「指揮官なんざ、胃薬の量次第だろ
GM/アクシア:「それで、リトスの件ね」
GM/アクシア:「結界が生きてるから――政宗は比較的安全だわ。ただ、あの子は思いつめてるところあるし、一人で放っておくと何するかわからないところ、あるし」
ハインリヒ:「リトスを護衛しろってか」
GM/アクシア:「監視――じゃ、言い方悪いか。身辺警護ってことで、お願いできる?」>ハインリヒ
ハインリヒ:「そんなことはオスカーに言えよ。フォローはあいつの方が得意だろ?」自分の髪をぐしゃぐしゃとかく
GM/アクシア:「あら。休暇が欲しいって今言ってたのは誰だったかなー?」
GM:うまくすれば、奏太クンも一緒にゲットできるわよねー、とにんまり笑うアクシア。
ハインリヒ:「わーったわーったよ。わかりましたよ、少佐殿」
GM/アクシア:「やーねーもう。まだ大尉だってば!」(←でも嬉しそう(笑))
アレクセイ:「先輩に弱いのはインメルマン少尉も変わりありませんか……」ちょっと苦笑
ハインリヒ:「五月蝿い、この小童」
ハインリヒ:アレクセイのこめかみをぐりぐり、機械化兵の力で
GM/アクシア:「じゃ、さっそくだけど2人ともお願いね」
アレクセイ:「りょ、了解です……」こめかみぐりぐりの姿勢のまま、涙目で(笑)>アクシア
ハインリヒ:「ヤー」
GM:そして手元のコンソールを動かし、何やら通信するアクシアの表情が――変わる。
GM/アクシア:「な、何ですってええ。リトスが居なくなった?!」
ハインリヒ:「やれやれ。お姫さまは元気だな」
GM/アクシア:「――っ、お、大人しそうな顔してやるじゃないの。……っまぁそんなワケだから! 頼んだわよ2人とも!!」
GM:さっそく、アクシアは部屋を駆け出して行ってしまう。
ハインリヒ:「それじゃ行くぞ」
ハインリヒ:ぽいとアレクを解放
アレクセイ:「は、はひっ!」
GM:では、シーンエンド(笑)。


■オープニングフェイズ/シーン3 「おみやげ選び」
 シーンPC:大地。

GM:それは、ちょっとした違和感に過ぎなかった。
GM:ただ、どうにも引っかかる違和感――見過ごすと、何か大変なことになりそうな……そんな感覚が、その光景にはあった。
GM:別に珍しくもなんとも無い光景。
GM:一人の少女が、おみやげを決めかねているのか、政宗駅の地下商店街をうろうろうろうろしている。
GM:彼女が――鮮やかな銀髪赫眼とG3の制服姿でなければ。そして彼女の背後を、片目にアイパッチをつけたアヤシゲな金髪男が追跡していなければ、だ。
大地:「……うむ、こんなに非日常的な日常は初めてだ」
GM/少女:「…………」(困った顔でうろうろうろうろ)
GM/金髪男:「…………」(うろうろする少女を無言で追跡)
大地:「えーと……何か困ってます? あ、ヤシマ語通じない? やべ、どうしよ……」
GM/一般客:「…………」(関わるとヤバい、と本能で察知しているのかドン無視)
GM/少女:「…………えっ? あ、その。別に困っては……」(語尾が小さく(笑))
GM/少女:「……その、おみやげが」(ぽそぽそ)
大地:金髪男を横目で見ながら「おお、お土産。それはそれは。どんなんが希望で?」
GM/金髪男:「…………」(軽く舌打ち?)
GM/少女:「……私、ともだちに会いに行くの。それで、ヤシマだと手ぶらでは失礼と聞いて……その、どういうのが良いのか、分からなくて……」
GM:こんなことを言うのは恥ずかしいのか、真っ赤になって俯いてしまう(笑)。
GM/金髪男:「…………ヒュゥ♪」(冷やかすように口笛を吹いて、人並みに消えて退場)
大地:「はぁ、そうですか。じゃあ、一緒に選びましょうか?」
GM/少女:「……あ。その……いいの?」
GM:上目遣いで、すがる様な赫い瞳が大地を見つめる。
大地:「問題ない。つーか、困ってる女の子をほっとく方が問題だ」
GM:大地の発現に、ちょっと我が身を振り返りつつすごすごとすれ違う一般客たち(笑)。
GM/少女:「ありがと。……私は、リトス」
GM:貴方は? と視線が問いかけてくる。
大地:「オレは大地だ。烏丸大地。よろしくな」
GM:あと、何を選んだかテケトーでいいので決めてくだされ(笑)。ちなみに彼女が会いに行くのは、大地と同年代の男の子と女の子だそうな。
GM/リトス:「……大地も、私の友達と同い年くらいだから、大丈夫、かな?」(あれこれ品定めしつつ)
大地:「そっか……随分大事な友達なんだな」
GM/リトス:「……うん。とても大事な、私のたった2人の友達、だから」(顔を伏せて)
大地:「たった二人か……お、この饅頭なんてどうよ。そこそこ量あるし二人になら丁度いいんじゃねぇか?」
GM/リトス:「…………政宗銘菓、葉城の月」(頷き)
GM/リトス:「うん、いいかも。……大地が喜ぶなら、きっと奏太も喜ぶ」(ぎゅっ、とお饅頭の箱を抱いて)
GM/リトス:「奏太が喜べば、ほたるも喜ぶから、大丈夫」(少しだけ、嬉しそうに笑う)
GM/リトス:「ありがとう、大地。じゃあ……」(と、支払いをしようとしたところで、表情が凍る)
大地:「おう、それは良かった。他に何か用事は……ん?」
GM/リトス:「…………」(恥ずかしさに真っ赤になって、泣きそう)
GM/店員:「あの、お客様? こちらの商品が1,890円となっておりますが……」(←空気読めてない(笑))
大地:「あ、これでお願いしまーす」二千円出し
GM/リトス:「…………大地?」
大地:「いや、ここまで来て今更だしな。いいからいいから」
GM:ちゃりーん、とレジが会計を通し、おつりが渡される。
大地:(ぐう、今月の小遣いが早くも紙のない生活に……)
GM/リトス:「……あの、ありがと、大地……。それと、もう1つ、聞いてもいい?」
GM:レジから離れて、その辺のベンチに腰掛けて」
大地:「お? なんだ?」
GM/リトス:「……私の行きたいところは……翠雲楼。……場所、分かる?」
GM:ちなみに、政宗市からバスで50分くらいの山あいにある温泉宿だ。
大地:「おお、知ってる知ってる。知ってはいるが……」
GM/リトス:「…………仕方、ないか」
GM:すっくと立ち上がるリトス。ごそごそと懐からカードのようなものを取り出す。
大地:「お? 珍しいバスカードだな」
GM/リトス:「どうせもう、バレてるだろうし……。それに、大地が居れば迷わない」(1つ1つ確認するように頷いて)
GM/リトス:「案内、してくれる……?」(じー)
大地:「おうよ、ここは俺に任せときな」
GM/リトス:「……うん。ありがとう」(淡く微笑う)
GM:――これが、烏丸大地とリトス・エングリオの出会いだった。
GM:“黒い天使核は惹かれあう”。――それは、果たして誰の言葉であったか。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠