■オープニングフェイズ/シーン1 「招待状」
シーンPC:翔一。GM:今日も今日とて、出撃が無ければアクシア隊長の厳しい訓練。
GM:盛夏も過ぎ、ちょっとした疲労感がなかなか抜けない――。
GM/セラピア:「んん〜、くたびれたんだよ〜。こういう時は、のんびり温泉にでも漬かってミネラルを補給したい気分なんだよ〜」
GM:へろへろと不思議な踊りをステップしつつ、翔一にまとわりつくセラピア。
翔一:「ほれ」ぺし、とおでこの上にミネラルウォーターのボトルを置く。
GM/セラピア:「ひゃー。きもちいいんだよー」うねうね
GM/セラピア:「ねーねー翔一ちゃぁん、温泉〜。ボク、温泉がいいんだよ〜」
GM:そうは言っても、この臨戦体制下である。当てとツテと理由が無ければ休暇は取れても温泉に出かけるなどまず無理だ――。
翔一:「温泉にでも浸かりたいのは同感だけどな。長距離は休暇は無理。温泉の素でも買ってくるしかないか」
翔一:自分も少しの疲労感をにじませつつ。
GM/セラピア:「ぶーぶー。そんなのただのゴマカシなんだよ〜」
GM:と、翔一を呼び止める凛とした声。
GM/伊音:「矢神。ちょっといいか?」
翔一:「ぶーぶー言うな、ぶーぶー星人」びし、とチョップしつつ振り向く
翔一:「ああ、草薙か――どうした、ついに響が倒れでもしたか?」>伊音
GM/伊音:「それならどれだけ……っ、いや、そうではない」(こほん)
翔一:「――ま、倒れたならお前があいつの傍を離れる訳はないか」と、付け加え。
GM/伊音:「お前宛てに手紙だ。――綾村翠、覚えているか?」
GM:ほら、と手紙を渡す伊音。
GM:心無しか、その指先が怒り? に震えているよーな気がしないでもない。
翔一:問いに頷いて、手紙を受け取る。
翔一:「読んで構わないのか?」
GM/伊音:「ああ。……お前宛だ、と言ったであろう」(不機嫌)
翔一:「俺宛に――律儀な奴だよ、あいつ」微かな喜びをにじませて便せんをめくる
GM:では、ここから翠ちゃんボイスで内容が朗読されます(笑)。
GM/翠:『翔一先輩、お元気ですか? ――わたしも元気です。毎日が忙しくて、でも平和で……とても、感謝してます』
GM/翠:『でも、最近は疎開してくる人も増えました。結界の壊れたところはどこも危ないからって……。そんなわけで、うちにも2人、家族が増えました』
GM/翠:『柊奏太くんと、田中ほたるさん。2人ともとってもいい子で、すぐに仲良くなれたんですよ』
GM:(便箋1枚目終わり)
GM/翠:『あ、それとこの前、響くんからお手紙もらったんですけど。近いうちに響くんと翔一先輩が政宗に来るって書いてあって……その、あの、ご迷惑で無ければ、なんですけど』
GM/翠:『わたしのお母さんの実家、温泉宿してるんです。良かったら、みんなでうちに来てゆっくりしていってください』
GM/翠:『……あ、けっこう軍人さんたちも湯治に来てる宿ですから、大丈夫ですよ! それでは、楽しみに待ってます』
GM:(2枚目終わり。EOF)
GM:以上、翠ちゃんボイス再生終了。
翔一:「(ま、これは“ついで”――と言ったら表現が悪いが、そんな類なんだろうけどな)」伊音の表情を盗み見つつ。
GM/伊音:「……確かに、私たちは今度、政宗基地で開発された新型シュネルギアの最終調整に出向することになっているが」(わなわな)
GM/セラピア:「おおぅ、温泉、温泉おんせんたまごなんだよ〜」(うにうに)
GM/伊音:「矢神。やはり私はあの馬鹿者を機密漏洩罪で叩き斬るべきであろうか?」(ぶるぶる)
翔一:「峰にしとくといいぞ。温泉で治る程度なら問題ないだろ」投げやり(笑)
GM/伊音:「この時期に……よりにもよって温泉など、温泉などとっ!」
翔一:「実際には軍の方で手紙は検閲してるだろうし、問題は――あん? 温泉に何か怨みでもあるのか、草薙」
GM/セラピア:「うに〜。怒ってばかりだと美容に良くないんだよ伊音ちゃん。一緒に温泉にはいろーなんだよ〜」
GM/伊音:「うわ、待てセラピア! いきなりくっつくな、わあっ?!」
GM/伊音:「う、恨みなどないっ! ただ響宛ての手紙によからぬことでも書いてないかと私はっ、っ、退けセラピア!」
GM/セラピア:「温泉に入ると、きっととってもきもちいいんだよ〜?」
GM:てーい、と伊音に抱きつくセラピア。押し倒され、じたばたと伊音。
翔一:「そいつはないさ、俺が保証する。書いてあるとしても、綾村の嘘偽りない気持ちだろうしな」(笑)
GM:そんなドタバタ劇に思わず苦笑いした時――背後から、視線。
GM/リトス:「…………」
翔一:「ま、折角の機会だし――?」振り返る
GM:振り返れば、銀髪赫眼の少女が、ついっと踵を返して去っていく姿が――。
GM:シーンエンド。 |