エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第58話『女神、再臨』◇

「め、眼鏡はどこかしら!?」
――トゥアレタ・クレーリオン

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1//
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 あの日、僕らと共に女神は舞い降りた――。

 天使に対抗するべく造られし第3世代人間戦車シュネルギア。
 それから様々な実験、作戦が展開され今日まで至る。
 そして、遂に――第4世代人間戦車、あの機体の実戦投入が決定されたのである。
 そう、天使という倒すべき敵を殲滅するための力として。

 ……そこで僕たちは奇跡を目の当たりにする。絶望と、ともに。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第58話
 『女神、再臨』

「――ありえません! 確実に無人です!」


シナリオハンドアウト
▼PC1 レオンハルト・トゥルナイサー  ギアドライバー/ファランクス
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
 ダーザイン:【第3世代人間戦車からの誇り】
 君は戦いつづけてきた。信頼する機体と、信頼するナビゲーターと共に。
 だからこそ、選ばれたのかも知れない。第4世代人間戦車の実戦投入のパイロットとして。
 不安はある。けれど、大丈夫。隣には大切な人がいるのだから。

▼PC2 榊 刀真  ギアドライバー/グラップラー
 ナビゲーター:タン・メイリィ
 ダーザイン:【天使からの憎悪】
 第4世代人間戦車と共に実戦で肩を並べる役目が、君とメイリィの任務だった。
 不安は晴れない。戦場が近づくにつれ、天使の意思……憎悪をなぜかよりはっきりと感じてしまう。
 何かが起こるかも知れない。なら、レオンハルト達を守るのも君たちの任務だ。

▼PC3 ジークベルト・ノイマン  情報将校
 ダーザイン:【羽夜間誠吾からの信頼】
 彼は第4世代人間戦車の開発主任であり、君にとっても信頼できる人間だ。
 すでに次の研究に取り掛かっており、彼の夢が叶う戦場に彼が同行できないという話を聞いて残念に思う。
 けれども、それこそが信頼の証と、この作戦だけは必ず成功させねばならないだろう。


自己紹介
レオンハルト:「………レオンハルト・トゥルナイサーです」
レオンハルト:「階級は少尉、シュネルギアに乗っています…」だらー
レオンハルト:基本的に天才肌なやつです。
レオンハルト:シュネルギアの操縦に天才的な素養を見せ、別の部署から引き上げられた、と言う経緯がある
レオンハルト:そんなこともあって家族の期待を一身に受けつつ。てきとうにへいこらと猫の世話や、犬の世話や、兎の世話をしています。
レオンハルト:トゥアレタとは婚約者だったようですが、彼女の両親が死んでからは形骸化中
レオンハルト:戦争を終わらせるために、ヒーローとなるために、日々適当に努力している。
レオンハルト:シナリオダーザインは【第三世代人間戦車からの誇り】、PCは【刀真からの仲間意識】
レオンハルト:以上

刀真:「榊刀真。階級以外で呼んでもらえると嬉しいな」
刀真:「あ、この目?やっぱり変わってるかな」
刀真:「自分でも変だと思うけどさ。1人だけ、この目を綺麗だって言ってくれた人がいるんだ」
刀真:「…あー、それは誰だってのは一応秘密ってことで、ね?」
刀真:格闘戦用にチューンされたマサムネを駆る、悩み多き14歳のギアドライバー。
刀真:黒髪とやけに白い肌、群青と鮮緑のオッドアイという特徴的な容姿の持ち主。
刀真:後ろ向きだが吹っ切れると何をしでかすか分からない、安全ピンの外れた手榴弾のような性格。
刀真:シナリオダーザインは【天使からの憎悪】、PC間ダーザインは【ジークベルトからの感心】で。
刀真:以上、よろしくお願いします。


ジークベルト:「G3大尉ジークベルト・ノイマンだ」
ジークベルト:「戦局はいよいよ厳しいものとなってきたが、各々が持てる力を十分発揮し、一層奮起してもらいたい」
ジークベルト:「(苦笑して)とりあえず、難しいことは我等大人に任せて、思いっきり暴れて来い」
ジークベルト: 統一帝国人とヤシマ人のハーフ。統一帝国籍であるが、生まれも育ちもヤシマのため、そのメンタリティはヤシマ人のそれに近い。
ジークベルト: しかし、幼年兵として幼い頃から統一帝国のために働いてきたため、その忠誠心に疑問を差し挟むものはいない。
ジークベルト:#ダーザインは【統一帝国からの信頼/2】【維馬篭代胤からの期待/2】【G3からの信頼/2】【
ジークベルト:加えて【羽夜間誠吾からの信頼/2】【レオンからの信頼/2】
ジークベルト:以上。

■オープニングフェイズ/シーン1 「AとLの帰還」
 シーンPC:レオンハルト。

GM/トゥアレタ:「レオン、右っ!」
GM:襲い来る天使の軍団をこの蒼穹で薙ぎ払う機体、シュネルギア:イェーガー。
GM/トゥアレタ:「あいつで最後っ。レオン、外さないでよ?」
レオンハルト:「ほい、ほーい」
レオンハルト:へらへら
レオンハルト:「ファイエルっと」
レオンハルト:三時のおやつをこなすようにへらへらと
GM/トゥアレタ:「しっかり当たったのはいいけど……なに、だらけてるのよ」
レオンハルト:「別にー。これくらいじゃあね」
レオンハルト:コックピットで胡座をかく
GM:天使の爆散を確認し、トゥアレタがため息をつく。
レオンハルト:「大きな作戦もないし…ちぇ…」
レオンハルト:どこか憮然とした顔
GM/トゥアレタ:「まぁ、分からなくはないわ。私もちょっと……力を持て余してる感があるし」
レオンハルト:勲章は増えている。だけど胸の重さが増すほどに、自分のできることがどれほどなのか、逆に気も重くなる。
レオンハルト:そう言うのはあまり表に出さない。
GM/アクシア:「2人とも、お疲れ様。そして、ビッグニュースよ」
レオンハルト:「アクシア隊長のボーナスが増えたとか?」
GM:任務終了の合図とともに、隊長から通信が入る。
レオンハルト:ぶーらぶーらとぎっこんばったん、身体を揺らしつつ
GM/アクシア:「逆に減ったわぁ……しくしく」
レオンハルト:「うーん、ご愁傷様です…」
レオンハルト:なむなむ
GM/アクシア:「それより。今度の任務でAギア、Lギアの実戦投入が決定されたわ。パイロットは貴方たち」
GM/アクシア:「移動中はイェーガーで待機になるけど、本番はあの機体。しっかり頼むわよー」
レオンハルト:一瞬、唖然となる
レオンハルト:「え、ちょっと、あれって、実用化できたんですか!」
レオンハルト:珍しく慌て気味
GM/トゥアレタ:「レ、レオン、落ち着いて! め、眼鏡はどこかしら!?」
レオンハルト:「トゥアレタ、頭、頭」おでこにある眼鏡を指差す
GM/トゥアレタ:「……っ、分かってたわよ!」赤くなる。
GM/アクシア:「実用化できるかどうかは、貴方たち次第ってとこかしらね」ウインク一つ。
レオンハルト:にっと笑う
レオンハルト:「まぁ、適当に期待しといてくださいよ。アクシア隊長の給料が減らないくらいにはがんばりますから」
GM:2人が一体となって敵と戦ったあの機体。それにまた、レオンとトゥアレタは乗ることになる。
GM/トゥアレタ:「頑張りましょうね、レオン」
レオンハルト:「だけど………」
レオンハルト:イェーガーのコックピットを撫でる
レオンハルト:「お前はまだ…頑張れるだろ、イエーガー」
レオンハルト:トゥアレタの言葉は、どこか届いていない
GM:レオンの言葉にトゥアレタは押し黙る。ギアは何も答えない。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「次世代の可能性」
 シーンPC:ジークベルト。

GM:ヤシマ陸軍陰陽部により、関東平野に大規模な天使の軍団の現出が予測された。
GM:それを受けたヤシマ=統一帝国軍大本営は、ついに……かの第4世代人間戦車の実戦投入を決定したのである。
ジークベルト:「アレが実用化されたのですか……」
ジークベルト:少しだけ感慨深げに
GM/ヴィヴリオ:「一応の継続的な使用には耐えうるようになったという話だ」
GM/ヴィヴリオ:「そこで、貴官にはその作戦の指揮を取ってもらいたい」
GM:ジークベルトの前で、ヴィヴリオ大佐が無表情のままで言葉を紡ぐ。
GM/ヴィヴリオ:「これは開発主任である羽夜間博士の強い希望もあってのことだ。博士は次の研究に取り掛かっており、作戦には参加しない」
ジークベルト:「そうですか……。それは引き受けないわけにはいきませんね」
GM/ヴィヴリオ:「彼からの伝言も預かっている」
ジークベルト:「伝言……ですか」
GM/ヴィヴリオ:「『何かあれば、すぐ力になる』……だそうだ。返答があれば伝えておくが?」
ジークベルト:「彼らしいですね。では、『期待には応える』と伝えておいてください」
GM/ヴィヴリオ:「よかろう。――さて、ここからは個人的な質問だ」
GM/ヴィヴリオ:「最近、水面下での働きかけが露骨じゃないか。君が懇意にする――“彼”の組織は、何をしようとしてるのかな?」
ジークベルト:「……さて、おっしゃている意味がよく分かりませんが」少しとぼける
ジークベルト:「少なくとも私の活動は、全て統一帝国のために行っているものですよ?」
GM/ヴィヴリオ:「そうか、ならばいい。私としても羽夜間博士は信頼している。しっかり頼むぞ、ノイマンG3大尉」
ジークベルト:「了解しました。期待には全力でこたえますよ」
ジークベルト:敬礼
ジークベルト:「シュネルギアの新たな可能性。しっかりと拝見させていただきますよ」去り際に一言
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「出撃前の静けさ」
 シーンPC:刀真。

GM:雲の中を飛ぶ輸送機ホルテンの中、刀真はメイリィとともにシートに座っている。
GM:次の作戦の地は、関東平野。指揮を取るジーク、試作機に乗るレオンらも一緒だ。
GM/メイリィ:「しっかし、試作機はデータは見たけど本当にすごい機体アルねー」
GM/メイリィ:「確かにこのスペックなら、ワタシの嫌いな天使を殲滅できるアル」どこかウキウキとした様子。
刀真:「あ…うん、そだね。座学で見た記録映像だと、ホント圧倒的って感じだったし」
刀真:相棒とは反対に、どこか沈んだ……というか、気の進まない様子。
GM:だが、陰陽部の予測地点が近づくにつれ、刀真がどんどん感じ取っている意思がある。
GM:絡みつくような不快感。それはきっと……天使の憎悪。自分達を敵として、認識しているのだろうか。
GM/メイリィ:「どうした……アルか、刀真?」不安そうに刀真を見る。
刀真:「…ううん、何でもない。なんだろ……ホント、駄目だなあ。作戦前になると、いっつもこうで」あはは、と誤魔化すように笑う。
刀真:震える手は背後に隠し。見られてはいない、はずだ。
GM:その様子を見たメイリィは、むっとして。
GM/メイリィ:「チンジャオロース! チンジャオロース!」
GM/メイリィ:「ほら、刀真も一緒に言うアル!」
刀真:「ホイコーロー! ホイコーロー! ……はっ!?」条件反射的に叫んで、ちょっと自己嫌悪。(笑)
GM/メイリィ:「任務が終わったらワタシが、と、刀真のためだけに作ってあげるアル。魔法のおまじないネ!」
刀真:「……よーしおっけぃ」ぐ、と。隔したのとは反対の手で、握り拳。
GM:はっとして恥ずかしくなったのか、刀真とは別の意味で手を隠し(笑)
刀真:「それじゃ、さ。…うん、頑張ろう。頑張って戦って、勝って」
GM/メイリィ:「だから、頑張ろうアル。何かあったら、ワタシたちが頑張らなきゃいけない」じっとその瞳を見据えて。
刀真:「……そだね。全部終わって、帰るんだ。みんな、一緒に」
刀真:視線を交わしたのはほんの一瞬。逸らした視線は床と壁の向こう、格納庫の方向。
GM:いまだ憎悪はひしひしと伝わってくる。けれど、刀真の隣にはメイリィがいる。
刀真:天使化の可能性。要封印。それはつまり―。
刀真:脳裏を過ぎる考えは口に出さず。解いた拳を、また握り締めた。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠