エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第56話『羽村総司の憂鬱』◇

「キミ、明日はヒマかい?」
――羽村総司

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1//
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
「悪いね。ちょっと出張に付き合ってもらえないかな?」

 タバコを吹かしながら、珍しく頼みごとをしてきたのは。
 瑞穂基地に所属する軍医、羽村総司。

「何、監視だよ。――天使学に通じた優秀な軍医を、どこの馬の骨とも分からぬ輩にどうこうされてはつまらんだろう?」

 ほいほいと出歩く気ままな猫の首につくのは、単なる鈴か。
 あるいは――刃か。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第56話
 『羽村総司の憂鬱』

「……羽村は…………やらせない」


シナリオハンドアウト
▼PC1 菅沼 新  ギアドライバー/フェンサー
 ナビゲーター:三条恭花
 ダーザイン:【羽村総司からの依頼】
 瑞穂基地軍医、羽村総司。
 唐突に彼が頼んできたのは、東海竜方面のとある都市への同行だった。
 何でも、ヘルプストハイムチェックに引っかかった“素材”があるという話だが、それなら何故、シュネルギアまで持ち出すのだろうか?

▼PC2 玲那・H・ヘッセリンク  管制官
 ダーザイン:【ヴィヴリオからの信頼】
 今回、君がG3司令のヴィヴリオから受けた任務。それは軍医である羽村総司の監視任務だった。
 勝手に――というわけではないが、のこのこ出歩かれて、何かあっては困るというのが理由というが……。

▼PC3 赤石 徹哉  ギアドライバー/シューター
 ナビゲーター:八坂凍
 ダーザイン:【待機命令からの逸脱】
 いつものように訓練を終え、定期的な検診を受ける――その場には、珍しく羽村医師の姿が無い。
 看護婦のニナさん曰く、東海竜のとある都市に“出張”したという。――それを聞いた凍が、珍しく君の服の裾を引っ張った。


自己紹介
新:「第十三独立実験小隊所属、菅沼新。階級は少尉、九番機のドライバーを担当しております(不自然なまでにカタチの整った敬礼)」
新:「……しゃちほこばらずともいい、と。はい、ありがとうございます。どうもまだ、礼儀ひとつ染み付いていなくて」
新:「はい。大丈夫です。そういった心配は、無用にて願います。仕事の内容には馴れましたから、適当な戦果は見込んでもらえて――」
新:「――はい。その心配も無用と。大丈夫です。俺も、進んで死のうと思ってはいません(左眼を瞼の上からこつこつと)」
新:所持ダーザインは【三条恭花からの苛立ち】2、【故郷からのあこがれ】2。
新:及び【羽村総司からの依頼】2、【赤石徹哉からの腐れ縁】2。
新:宜しく御指導願います。以上(オーヴァ)。

玲那:「私の名前は蓬莱寺玲那」
玲那:「ですが、今は玲那・H・ヘッセリンクといいます」
玲那:「まぁ、色々と在りましたけど、今は此処で働いています。この、瑞穂基地で」
玲那:「階級は軍曹です」
玲那:「…えーっと…」
玲那:「…よ、よろしくお願いします」
玲那:※初期ダーザイン
玲那:小隊からの信頼
玲那:家族からの期待
玲那:※シナリオダーザイン
玲那:ヴィヴリオからの信頼
玲那:新からの有為
玲那:以上です、よろしく。


徹哉:「俺?赤石徹哉って奴さ。階級は少尉かな。どーでもいいけど」
徹哉:「ま、気楽に行こうぜ! シメる時はシメるけど」
徹哉:「オラそこ。油断してると、後ろからドガガン、だぜ」
徹哉:初期ダーザイン【八坂凍からの好奇心】【凍からの真心】【戦闘からの愛情】
徹哉:シナリオダーザイン【玲那からの感心】【待機命令からの逸脱】
徹哉:以上、拙い所もありますが、宜しくお願いします。

■オープニングフェイズ/シーン1 「出張のおともに」
 シーンPC:新。

GM:自分が瑞穂基地に来てから、それなりに時間が経った。
GM:訓練後、たまに行なわれる定期健診。気乗りしない顔でてきぱきと診察を済ませる羽村総司の姿も、だいぶ見慣れた気がする。

GM/羽村:「はい、今日のメニューおしまいっと。ニナくん、データまとめはいつものとおりよろしく」
GM:何やら書き込んでカルテを看護婦に渡す羽村。
GM:ふと、どこかいたずらっぽい視線でこちらを見ている。
新:数テンポ考えて、
新:「あの、羽村先生、どうかされましたか?」言う内容は普通。
GM/羽村:「――ところで、菅沼くん。キミ、明日はヒマかい?」
GM:タバコの煙と共に吐き出されたのは、そんな鳥肌の立つような台詞だった。
GM/ニナ:「…………?!」(←凍っている(笑))
新:「……羽村先生」
GM/羽村:「ん?」
新:「俺は男ですし、確か同年齢前後かそれ以上が対象だと公言されていませんでしたか」
GM/羽村:「あぁ、何もデートのお誘いとかじゃないからね、気色悪ぃ誤解はしないで欲しいなぁ」
GM/ニナ:「…………」(何故か、ほっとしている(笑))
GM:くっく、と笑う羽村総司。相変わらず……その底は読めない。
GM/羽村:「――市は知ってるかい? 開戦初期にホイシュレッケの上陸を許し、一晩で住人の9割が喰い尽くされたってとこなんだけど」
GM:さらり、と。何気なく新の故郷の名を告げる。
新:数テンポ考えて、
新:「ええ」
GM/羽村:「情報筋から、そこでヘルプストハイム・チェックに引っかかった“素材”が出たって報告があってね」
GM:ごしごし、と吸っていたタバコを灰皿に押し付け。
GM/羽村:「場所が場所だけにさ。頼れる護衛とナビゲーターが欲しいところじゃない?」
GM:しゅぼ、ともう1本にジッポーで火を点けなおす。
新:また数テンポ考え込んで、
新:「護衛なら、完機さんがたのほうが向くのではないかと思うのですが」
GM/羽村:「ま、護衛だけならね」
GM/羽村:「ただ、今回はシュネルギアを持って行きたいんだよねぇ……。そうなると適任者って意外にいなくてさ」
GM/羽村:「どうかな、引き受けてもらえるかい?」
新:「リヒトヴィッツ大尉の承諾は得ておられますね、羽村先生のことですから」
GM/羽村:「そりゃもちろん」(鷹揚に頷く)
新:「それでしたら、俺は否やはありません」
GM/羽村:「ありがとう、菅沼くん。……いやいや、これで結構楽になるかな?」
新:数テンポ考えて、
GM:じゃ、今日はもういいよー、と手をひらひらさせる。
新:「はい。ありがとうございました」切る意志を示された時点で、席を立って、かっちりとした礼をする感じで。
GM/羽村:「あ、恭花ちゃんにはキミから頼んでおいてくれると俺、嬉しいなぁ」
GM:と、退室する新の背中に、声がかかった。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「スパイ小作戦」
 シーンPC:玲那。

GM:いつものように、瑞穂基地の司令室――ヴィヴリオに呼び出された玲那。
GM:相変わらず、こちらを見るヴィヴリオの表情は眼鏡の透過光に遮られて伺うことはできない。
玲那:(ううん、苦手だなぁ…)
GM/ヴィヴリオ:「よく来てくれた、ヘッセリンク軍曹」
GM:1枚の書類を机の上に出す、ヴィヴリオ。
GM:出張申請書と表題のついた、瑞穂基地での所定のものだ。
玲那:「……出張、ですか?」
GM:頷くヴィヴリオ。
GM/ヴィヴリオ:「申請者は羽村総司軍医中尉。行先は――東海竜地方、松平市となっている」
GM/ヴィヴリオ:「ヘッセリンク軍曹には、彼の“出張”の監視任務を命ずる。可能であれば隠密裏に行なうことが望ましいが、あの軍医相手には難しいだろうね」
玲那:「……ええっと…羽村軍医の出張に私が同行すr…はい?」
GM/ヴィヴリオ:「同行とは言っていない。……結果的には、そうなるだろうが」
玲那:「か、監視ですか…?」
GM/ヴィヴリオ:「そうだ。あの軍医が何か悪さをしないか、見張ってもらいたいのだよ」>玲那
玲那:「……あの人が悪さをするのはしょっちゅうなので、面倒見切れません」
玲那:「………」
GM/ヴィヴリオ:「…………」(じー)>玲那
玲那:「……うう、行きます…」(TT^TT)
GM/ヴィヴリオ:「そうか、すまないな」(にこやかな顔)
玲那:「…えー、ですが。いくつか質問が」
GM/ヴィヴリオ:「安心しろ。貴官のような人間になら、見つかったところで態度を変えるような奴でもないからな、あの男は」
GM:頷いて、質問を許可するヴィヴリオ
玲那:「大佐、お土産は何が良いでしょう」(大真面目に
GM/ヴィヴリオ:「…………」(席を立ち、窓辺のブラインド越しに滑走路を見つめる)
GM/ヴィヴリオ:「…………東海竜の、ういろうを頼む」(背中を向けたまま)
玲那:「………はっ…!」踵を鳴らし 敬礼
GM:ざッ、と大真面目なそぶりで振り向くヴィヴリオ。
GM/ヴィヴリオ:「あの辺りは疎開も終わっているがゆえに……物騒だ」
玲那:「…ゑ」
GM/ヴィヴリオ:「天使学に通じた優秀な軍医を、どこの馬の骨とも分からぬ輩にどうこうされてはつまらんからな」
玲那:「……」
GM/ヴィヴリオ:「連絡手段は所定の手順で行なうように」
玲那:「……えーと」
GM/ヴィヴリオ:「松平市は、結界の破壊地域の縁あたりだが。――どうかしたのか?」>玲那
玲那:「ついこの間まで一般人で実技訓練も赤点ぎりぎりだったような私に務まるでしょうか」>物騒
GM/ヴィヴリオ:「メスしか持ったことのない軍医よりはマシだろう?」(棒読み)>玲那
玲那:「……なんで棒読みなんですか…大佐…」
GM/ヴィヴリオ:「では、頼んだぞヘッセリンク軍曹。……フリーデン・イン・デア・ハント」(ドン無視(笑))>玲那
玲那:「…うぇぇ〜ん」orz
玲那:「出張手当くらい出してくださいね〜?」
玲那:涙ッシュで、荷物を纏めます(笑)
GM/ヴィヴリオ:「経理に申請しておこう」<手当
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「任務逸脱」
 シーンPC:徹哉。

GM:いつものように訓練を終え、定期的な検診を受ける――その場には、珍しく羽村医師の姿が無い。
GM:そんなわけで、今日は嬉し恥ずかしニナさんメインの診察だった。
徹哉:「……なんか変だと思ったら。ニナさんが診察ですかよ」
徹哉:流石にドギマギはしないが。なんというか落ち着かない。
GM/ニナ:「ええ。羽村先生から聞いていませんか? ――もう、相変わらずいい加減なんですから……」(ため息)
GM:呆れたような困ったような苦笑を浮かべる、看護婦ことニナさんが説明して曰く――。
GM:羽村総司は、今朝方に大型トレーラーで東海竜地方のとある都市に“出張”したという。
徹哉:「へー……んな話、これっぽっちも。しかも、わざわざトレーラーっすか?」
GM:こくん、と頷くニナさん。
GM/ニナ:「何でも、あなたたちの仲間が見つかったってお話よ」
GM/ニナ:「そのせいかしら。菅沼くんと三条さんも一緒だったみたい」
GM:トレーラーにシュネルギアを載せていくなんて、やっぱり危険な任務なのかしら、と心配そうに言う。
徹哉:「そっすか。ま、なんやかやで物騒っすからね、世界まるごと……にしても、アイツラっすか」
GM:と。
GM:――それを聞いた凍が、珍しく徹哉の裾を引っ張った。
徹哉:「まあ、ポカはしないかも……あん? 凍、どうしたんだ?」わしゃわしゃ、と何時も通りに。
GM/凍:「…………徹哉」
GM/凍:「…………羽村を…追いかけよう………」
GM:ふにゅ、といつものように表情をくゆらせながらも、心配そうな色が瞳から消えない<凍
徹哉:「また藪から棒に。っつっても凍のこういうのって当たるんだよな……何か感じるのか?」
GM/凍:「…………悪い予感が、する」(頷く)
徹哉:ニナさんに検診受けつつなので、上半身は裸だったりも。
GM/凍:「…………羽村は……こんなことで、自分から出かけたり……しない」
GM:そういえば……と、ニナさんも何となく同意の顔。
GM:ちなみに、凍は次の検診を受けるために上半身は色気の無いブラだけな格好。
徹哉:「んー……そういやそうだよな。裏で手を回して誰かに、ってのが得意だしよ」ぶっちゃける馬鹿。
GM/ニナ:「でも、あなたたちは待機命令が出ていませんでしたか?」>徹哉&凍
GM/凍:「……………………」
徹哉:「命令って奴には内緒にしといてください、後で色々聞くって事で」上着を引掴み、立ち上がる
GM/ニナ:「……いいわ、私は聞かなかったことにしてあげます」>徹哉
GM/ニナ:「その代わり、ウチの先生の首根っこ、しっかり捕まえて連れて帰ってくださいね」
徹哉:「了解、っと」にやり>ニナさん
徹哉:「凍、検診終わったらさっさと行くぜ、俺はその間に支度してるからよ?」
GM/凍:「…………」(こくん、と頷く)
徹哉:「……どうにも楽しそうじゃねえかよ、おい」にやり、と笑うのも忘れず。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠