エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第55話『ブライダル・サマー』◇

「ふわぁ、結婚式ですか……。何だかドキドキしますね」
――香夜・リヒトヴィッツ

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1///
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 祝福の鐘が鳴る。
 それは新たなる門出を告げる、祝いの鐘。
 ここに誓いは成され、戦場を駆け抜けてきた2人が結びつく。
 だが――不穏の影は、密やかに瑞穂の空へと近づいていた。

「式場から花嫁を奪い返すくらい、甲斐性みせなきゃ――ね?」

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第55話
 『ブライダル・サマー』

「……汝、この者を永遠に愛すると誓いますか?」


シナリオハンドアウト
▼PC1 守崎 秀吾  ギアドライバー/フェンサー
 ナビゲーター:香夜・リヒトヴィッツ
 ダーザイン:【結婚式からの忙しさ】
 統一帝国空軍と、瑞穂基地が共同で行なう次の作戦。
 これが終わったら、双方に所属するエース同士――クラウスとローズマリーの結婚式が開催される。君と君の相棒は、瑞穂基地の少年少女組代表として、式に深く関わることになった。
 ただでさえ忙しいのに……。でも、嫌ではなかった。

▼PC2 南雲 優希  機械化兵
 ダーザイン:【クラウス・V・レーンライヒからの仲間意識】
 統一帝国空軍第4飛行隊第11中隊長、クラウス・フォン・レーンライヒ。逼迫する戦況の中でも、彼の中隊はひときわ高い戦果と生還率とで知られている。
 その精鋭が、瑞穂基地の戦力と共に投入されることになった今回の共同作戦――。理由の無い不安がよぎるのは、気のせいだろうか。

▼PC3 “アンバー”  情報将校
 ダーザイン:【ローズマリーからの信頼】
 七支隊に所属する母性的なパイロット、ローズマリー。
 君と彼女は、何度かの任務を経て個人的にも信頼しあえる仲となっていた。
「次の共同作戦が終わったらね――結婚式を、するのよ?」
 そう言って彼女は笑った。この任務はいつもに増して、失敗できない。


自己紹介
秀吾:「俺は守崎秀吾。 一応、ギアドライバーっちゅー奴になるんかな」
秀吾:「……ちゅーてもまだ実戦に出たの少ないし、まだピンと来うへんねんけど」(笑)
秀吾:「ここに来て間ァ無いさかい、いろいろ迷惑かけるかも知れんけど、仲良うしたってや」
秀吾:ギアドライバーの補充要員として、大酒からスカウトされてきた少年。
秀吾:明朗快活な性格だが、学生とギアドライバーと家族への仕送りのバイト、三足の草鞋を履く苦労人。
秀吾:クラスはギアドライバー/フェンサー。パートナーは香夜・リヒトヴィッツ。
秀吾:初期ダーザインは【ダーザインは【香夜からの連帯感】、【借金取りからの執着】、【家族からの期待】
秀吾:シナリオダーザインは【結婚式からの忙しさ】
秀吾:PC間ダーザインは【アンバーからの興味】
秀吾:以上(オーバー)!

優希:「お初にお目にかかります。ヤシマ空軍少尉、南雲優希です」
優希:「未だ若輩の身ではありますが、祖国を守るために粉骨砕身の覚悟でがんばります」
優希:「それでは皆様、よろしくお願いしますね」(ぺこり)」
優希:「さて、堅苦しい挨拶はそれまでにして、どこか甘いものでも食べに行きましょう。休息を取るのも、戦士には必要ですわよ」(にこり)
優希:軍人の名門南雲家の養女。戦闘機に乗っているときの姿とは裏腹に、普段はややおっとりとした大和撫子な風情を見せる。
優希:ダーザインは【上官からの信頼/2】【家族からの愛情/2】
優希:加えて【クラウスからの仲間意識/2】【守崎秀吾からの親近感識/2】 以上。


アンバー:「情報部の工作員です。本名はいえませんので、今回の偽名は『大迫 琥珀』とだけ名乗っておきましょう」
アンバー:「またなんか面白そうな事があるようなので首を突っ込んで掻き回してみようかと思います。わ〜い、響くんで遊べる〜♪」
アンバー:生まれは「妖精の血」、境遇は「組織」。
アンバー:ダーザインは【統一帝国からの信頼】【ヤシマ軍情報部からの期待】【ローズマリーからの信頼】【優希からの疑心暗鬼】。
アンバー:よろしくお願いします。以上
GM:今回は遊べるんだろうか……(笑)<響くんで

■オープニングフェイズ/シーン1 「れっつ☆ぱーてぃ」
 シーンPC:秀吾。

GM:大酒から瑞穂にやって来てからこの方、数度の実戦と訓練付けの毎日を送っていた秀吾だが、今日はちょっとアクシア教官の様子がおかしかった。
GM:妙に恥ずかしそうに、
GM/アクシア:「訓練終了後、香夜・リヒトヴィッツ少尉と共にアタシの部屋まで来るよーに。……ちょっち話があるから」
GM:とか言われると、つい色々と勘ぐってしまう……。
秀吾:「こないだ街の方でナビ娘ちゃんの写真売ってたん、バレたかな……?」
秀吾:「いや、それとも中島のおやっさんに内緒で整備班の部品を売ってたんが……?」
GM/香夜:「秀吾さん、それ下手すると軍事機密漏洩罪ですよ?」(心配そう)
秀吾:「いやいやいやいや。俺、そんなんしてへんよ? 香夜の空耳やよ?」明後日の方向に視線を向けつつ
GM/アクシア:「ふふーん。それはいー話を聞かせてもらったわ。さっすが香夜! わが娘ながら優秀よねー」(にこにこ)
GM/香夜:「あ…………」(あははー)
秀吾:「いや、その辺はあとでゆっくりお小言食らいますし。……ほんで話っちゅーんは?」>アクシア
GM/アクシア:「……む、何だかごまかされた気がするけど」
GM:ま、いいわ。と椅子とお茶を勧めるアクシア>秀吾
GM/アクシア:「話っていうのは……2人に“ブライダルパーティ”をして欲しいのよ」
秀吾:「ぶ、ぶらいだ……? 何ですそれ?」
GM/香夜:「ぶらいだるぱーてぃ?」(知ってます? な顔)>秀吾
GM/アクシア:「あっ、“ブライダルパーティ”ってのはー、まぁそのナニ。男の子が指輪を運ぶ役で、女の子がバージンロードに花を巻く役するアレよ。分かる?」
GM:こくこく、と素直に頷く香夜。
秀吾:「………おお、披露宴!!」手をぽむ、と打ち
秀吾:「センセェ、横文字使ったらわかりませんやん。 つまり、手伝いせぇ、っちゅーことやろ?」
GM/アクシア:「食い意地張ってるわねー。披露宴の前の、式の話だっつのよ!」(うりうり、と秀吾にウメボシ)
秀吾:「ぐがっはぁぁぁ!! イタイイタイ、死ぬぅ〜!!」
GM:ぱ、と手を離すアクシア。
GM:まぁ、要するに結婚式で新郎新婦の前を歩く役、ということらしい。
GM/アクシア:「いや、それがね。……今度の作戦の後で、ウチの基地で結婚式するヒトが居るのよねー」
GM/アクシア:「知ってるでしょ? 七支隊のローズマリー少尉」
GM:こくこく、と頷く香夜。
秀吾:「ああ、あの別嬪なおねーさん。……ほな、新婦はあの人なんやなぁ」
GM/香夜:「秀吾さん! 新郎ですよ新郎!」(あわわ)
GM/アクシア:「新郎でも新婦でもどっちでもいーわよ」(ひらひら、と手を振り)
GM/アクシア:「とにかく、諸般の事情とかで、挙式早めたんだって。――あ、アタシだってまだなのにっ!」(きーッ、と唇を噛む)
秀吾:「………なぁ、センセェ」
GM/アクシア:「あによ?」(じとー)>秀吾
秀吾:「あんまり向こうさんが羨ましいからて、式の時に恥ずかしい過去とかぶっちゃけたらアカンよ?」
秀吾:同情とか哀れみに満ちた視線を向けつつ、肩をぽむ(笑)
GM/香夜:「お、おかぁさ……アクシア隊長は、そんなことしませんよぅ秀吾さん」(ふぉろー……のつもり)
GM:どよーん、とアクシアの頭上に垂れ込める暗雲。
GM/アクシア:「まぁ、そんなワケだからお願いできる? ……他に適任も居ないし」>秀吾
秀吾:「まあ、こーゆーんやったらバイトで経験ありますさかい。かまへんよ?」
GM/アクシア:「ほんと? さっすが秀吾クン。アタシが見込んだだけのことはあるわー」(笑)
GM:何でも、凍とリトスは興味自体示さず、伊音と紀央、T−Xは固辞。
GM:セラピアと恭花、リュンマは別任務で不在。
GM:トゥアレタとツバサは、本人(の、ムネ)が目立ちすぎるという理由で却下となったらしい。
GM/香夜:「ふわぁ、結婚式ですか……。何だかドキドキしますね、秀吾さん♪」
秀吾:「せやなぁ。 他人事やいうても嬉しいもんがあるな」
GM:何だか香夜はわくわくと嬉しそうだ。
秀吾:「うん、大酒人としてはお式を盛り上げたらなアカンわ。腕が鳴るでー!」
GM/アクシア:「決まりね。じゃあ明日から、訓練の後に練習もしてもらうから。ついでにアタシ、幹事になってるんだけどその手伝いも――って、ちょっと香夜! どこに行くのよぅ!」
秀吾:「……この年頃の女の子に結婚式ゆーんは一大イベントやねん。それがわからんとはセンセェも歳食うてぐはぁ!?」
秀吾:アクシアに拳骨を一発貰って(笑)
GM/アクシア:「よく言ったワ秀吾くん。さーてお楽しみの時間はこれからよ? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いするココロの準備はOK?」
GM:そしてシーンエンド(笑)。


■オープニングフェイズ/シーン2 「邂逅」
 シーンPC:アンバー。

GM:それは、アンバーが瑞穂基地に来るよりも前の、昔話。
GM:――コンロン沿岸、とある港街。
GM:大陸での諜報活動を終えたアンバーは、例によって呪法船団に乗り込むべく夜の影を走っている。
GM:ただし、今回は追っ手のおまけつきだが――。
アンバー:「アイヤー、このミスター陳ともあろうものが追手を撒けないなんて恥アルよー」
アンバー:すてててて
GM/男:「そこまでだ。もう逃げられんぞ、この女狐が!」
GM:そして珍しく緊急事態。
GM:あろうことか袋小路に追い詰められてしまったのだ。
GM:まぁ、今回ばかりは、このアウルム系合衆国人の運と執念を褒めてあげてもいいかも知れない。
GM:体格からは不釣合いな小型の拳銃を構え、にじり寄ってくる男。
アンバー:「わわわ、絶体絶命アル。なにかひみつ道具ひみつ道具……」ごそごそとポッケを探る
アンバー:「……ビスケット、食べます?」>アウルム軍人
GM/男:「誰が食うか」(一蹴)>アンバー
アンバー:「ポケットに入れて叩くと2枚になる魔法のビスケットアルよ!? 携行食料に困らないアルよー!」
GM/男:「無駄なあがきは止すんだな。大人しく捕まれば痛い目には……ぐあっ?」
GM:不意に、男の背後から伸びた黒肌の腕。
GM:がっちりと引き倒し、喉を締め上げ――無音のまま意識を落としにかかる。
アンバー:「……おや。なんとかなってしまったアル」
GM/男:「…………」(ぶくぶくと泡を噴いて気絶)
GM/ローズマリー:「魔法のビスケットなんて素敵ね。1つもらえるかしら?」>アンバー
GM:ぱたぱた、と服の裾を叩いて立ち上がったのも、アウルムの女性だ。
アンバー:「あ、こんなもので良ければどーぞアル」
GM/ローズマリー:「ありがと(ビスケットを受け取り)。危ないところだったわね。貴女が“アンバー”?」
アンバー:「今さっきまでは“ミスター陳”だったアル。今はその名前でもいいアルよー」
GM:彼女は、“七支隊”のローズマリー・イリッチ少尉と名乗る。
アンバー:「……と言う事は、貴女が今回の?」
GM/ローズマリー:「ええ。ヤシマ側のエージェントってことね」
GM/ローズマリー:「行きましょう。3ブロック先に呪法船への渡し舟が待機してるわ」
アンバー:「良かった良かった、とりあえずは早速この場を離れるアルよ。このおっさんが目を覚ますと厄介アル」
GM/ローズマリー:「……ええ、そうね」(少し複雑そうな顔で)
アンバー:「ふひー、それにしてもこのコンロンドレスは脚がすーすーするアル……早く着替えたいアルー」 以上(笑)
GM:そうして、2人は渡し舟へと向かう――。
GM:これが、“アンバー”とローズマリーの奇妙な出会いであった。

GM:――そして、現在。
GM:アンバーはドライクロイツの作戦を支援するため、空母“瑞鷹”に乗船することになる。
GM:無事に乗船してから開封するよう指示された命令書を携えて――。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「集結」
 シーンPC:優希。

GM:瑞穂基地から、三笠港沖に停泊する空母“瑞鷹”に着艦する優希。
GM:甲板要員の指示に従い、愛機をハンガーまで回す。
GM:既にけっこうな数の先客が居るようで、飛行甲板下の格納庫にはBvP504や飛影、F−2といったヤシマ=統一帝国軍の機体がずらりと並んでいる。
優希:「……ふう」汗に濡れたヘルメットを外して一息
GM/クラウス:「やぁ、君が最後の参加者か。お疲れ様」
GM:声をかけて来たのは、“七支隊”隊長エステインと話し込んでいた青年であった。
GM:襟元には、統一帝国空軍中尉の階級章。
GM/クラウス:「クラウス・フォン・レーンライヒだ。君が“七支隊”の補充要員だね、南雲少尉?」
優希:「あ、お久しぶりです、レーンライヒ中尉。これからよろしくお願いします」(ぺこり)
GM/クラウス:「そう畏まらなくていいよ。君の腕についてはよく聞いているしね」
GM:気さくに話す、如何にも好青年然とした統一帝国人。
優希:「それは光栄ですわね」ふわりと微笑む
GM/クラウス:「期待しているよ、南雲少尉」(爽やかすまいる)
GM/クラウス:「今回の作戦は、地味だけど重要な仕事になるはずだ。お互い、最善を尽くそう」
GM:右手を差し出し、握手を求めてくる。
優希:「ええ、中尉とともに戦うことを光栄に思いますわ」握手を返す
GM:がっちりと握り合った手から、この青年の誠実さが伝わってくるようだった。
GM:エステイン「中尉。そろそろお戻りになった方が良いかと」
GM:こほん、と咳払い。
GM:そちらを見れば、上背のあるエステインの影から、うーッ、と唸る女獅子のようなアウルム女性の視線があった。
優希:「あらあら」ちろりと、レーンライヒのほうに視線を向ける
GM/クラウス:「こいつは困ったな。大事な婚約者の同僚がどんな人物かは、知っておきたいとこだろうに?」
GM:苦笑しつつも、素直に提言を容れるクラウス中尉。
GM:なかなかに、誠実で信頼できそうな人物だ――と、優希は思った。
優希:「おあついですわね、中尉」(くすくすと微笑む)
優希:それから、ローズマリーの方に会釈を交わす
GM/クラウス:「いや、これは参ったね……」(苦笑)
優希:「よろしくおねがいしますね」(ぺこり)
GM:つーん、とそっぽを向きつつも、思い直して会釈するローズマリー。
GM:まぁ、なかなかに複雑なようでは、ある。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン4 「唆し」
 マスターシーン。

GM:海風が吹き抜ける、とある廃墟――。
GM:カモメの合唱をミャアミャアとBGMにしながら、赤毛の女将校と、アウルム系の男とが並んで海を見ている。
GM/アンナ・L:「その情報は確かなのね、ホランド中尉?」
GM/ホランド:「ああ。合衆国とは別ルートの財団筋からだ。間違いない。――奴らは、ここを突き止めに出てくるぞ」
GM:ふぅん、と興味のある無しも曖昧な声をつく女将校。
GM/アンナ・L:「ま、確かに第3、第7艦隊の残存戦力寄せ集めじゃあ分が悪いわね。みんなにも無理させてるし――」
GM:時間稼ぎが必要ね、とひとりごちるアンナ・L。
GM/アンナ・L:「貴方も、式場から花嫁を奪い返すくらい甲斐性みせなきゃ――ね?」
GM:ぽん、と男の肩に手を置く。
GM:その獰猛な瞳が、目の前の男を獲物を品定めする狩人の視線で値踏みしていた――。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠