エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第64話『Night of Storm』◇

「よしよし、帰ったらチューしてやんぜ」
――天野ツバサ

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1//
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 1999年、夏の某日。

「午前3時から降り出した雨は勢いを増し、降水量は例年の2倍近い値が記録され……」

 暢気なテレビが煌々と、誰も居ない暗い食堂で明滅していた。
 不意に、その画像が乱れる。
 穏やかだった海が爆音で渦巻き、瑞穂基地から焔が上がる。
 黒煙の空。割れた滑走路。
 漆黒の死神が――否、漆黒の堕天使が――微笑む。
 我々は満身創痍……。
 しかし、その翼を休めるべき止り木は存在しない。
 止り木は……奪われた――。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第64話
 『Night of Storm』

「――ならば、ただ奪い返すのみ」


シナリオハンドアウト
▼PC1 水護 律  ギアドライバー/シューター
 ナビゲーター:八坂 凍
 ダーザイン:【天野 ツバサからの有為】
 我が目を疑う光景とでも言うのだろうか。
 君は、彼女のその姿を見て「信じられない」と思った。
 彼女が、こうもやられる相手とは…一体何者なのか?
 そして、託されるの言葉。
「あンたに、任せた。……俺様ちゃんの代わりに、ぶん殴って来い」

▼PC2 紡 操久朗  ギアドライバー/グラップラー
 ナビゲーター:タン・メイリィ
 ダーザイン:【凶兆の鴉からの憐憫】
 雨の中、戦った漆黒の人間戦車。
 手にした、漆黒の十字架は光を纏い、聖咎の剣となり。
 その翼は断罪の輝羽を風に乗せ、穿つ。
 その日、突然の襲撃は、迅速に、そして一瞬にして趨勢が決まった。
 手も足も出ぬまま、襲撃したそいつは……基地機能を奪うでもなく、何もせずに姿を消した。
 憐れむかの様に、見下すかの様に。
 借りは、返さねばなるまい。次に逢った時が、奴の最期となる。

▼PC3 瀬名 まどか  管制官
 ダーザイン:【基地の仲間からの期待】
 基地は表向き、平和だった。
 静かな基地は、何時もとは異なり…怯えるかのような空気を持っていた。
 突然の襲撃。敗北――。
 だが、それでも。
 彼らの、仲間の目は死んでいない。
 君なら。君ならきっと何とかしてくれる。そんな、目だった。


自己紹介
律:「瑞穂中学一年、水護律です」
律:「好きで小さいんじゃないです、放って置いて下さい! シュネルギアに乗れば同じじゃないですか!」
律:「……ちゃんと戦って見せますよ」
律:ギアドライバー/シューターな13歳
律:戦災孤児、施設に入ってる所をシュネルギアのパイロットにスカウトされる
律:気弱だが子ども扱いされると怒り易い、結局の所はお子様である
律:ダーザイン:【八坂凍 からの幸福感Lv2】 【故郷 からのあこがれLv2】
律:シナリオダーザイン:【天野ツバサ からの有為Lv2】
律:PC間ダーザイン:【瀬名まどか からの庇護 Lv2】
律:以上よしなに

操久朗:「紡操久朗。ギアドライバーだ。一応、G3所属の少尉ということになっている」
操久朗:「年齢は15歳。……何、15に見えん? 気にするな。じき慣れる」
操久朗:「血反吐を吐いて身に着けた糸操りの業、よもやこのような形で使うことになろうとは思わなんだが……まあ、それも良い」
操久朗:「影の底で練り上げた殺しの技を、誰かを守るために使うというのも、存外に痛快なものだ」
操久朗:忍の流れを汲む糸使いの一派、紡家の生き残り。
操久朗:祖父との修行生活のせいかどこか年寄り臭い印象を持ち、ギアドライバー達の中でも少々浮いて見えるときがある。
操久朗:クラスはギアドライバー/グラップラー、ナビゲーターはタン・メイリィ。
操久朗:ダーザインは【メイリィからの信頼】2、【故郷からのあこがれ】2、【凶兆の鴉からの憐憫】2、【律からの劣等感】2。
操久朗:以上です。今日はどうかよろしくお願いします。

まどか:「あたしは瀬名まどかG3准尉。シュネルギア部隊の管制官よ」
まどか:「何か困った事があったらおねーさんに相談してみなさいな」
まどか:「相談料はアクシア隊長の生写真って事で……あー、冗談よ冗談!」
まどか:横ポニーテールがトレードマークの管制官。
まどか:情報処理と管制のエキスパートだが、男運の無さに悩む普通の女の子である(笑)
まどか:シナリオダーザインは【基地の仲間からの期待/2】。PC間ダーザインは【久郎からの連帯感/2】。
まどか:以上(オーバー)!


■オープニングフェイズ/シーン1 「虚空よりの使者」
 シーンPC:操久朗。

GM:その日は、雨が降っていた。
GM:深い水煙が、滑走路に篭っている。
GM:そんな日だった。

GM:待機している、君の耳に……警報が鳴り響く。
GM/プシナプシナ:「緊急事態。瑞穂基地上空に天使反応!」
操久朗:「了解。紡・タン機、マサムネ2。出るっ!」
操久朗:天を見上げ、地を蹴り、飛び上がる
GM:上空、雲を突き抜ける。
操久朗:「メイリィ、索敵を頼む」
GM/メイリィ:「レーダーに感! 直ぐ近くにいるアル、操久朗!」
操久朗:「くっ……俺とした事が!」ぐるりと周囲を見回す
GM:操久朗の視界に。ゴツン、と何かが当たる。
操久朗:「何だ……?」
GM/メイリィ:「え、銃口?」
GM:モニター全天に、突きつけられた、6つの銃口だった。
操久朗:「ここまで接近されるまで気づかんとは……!」手を振り上げようと
GM:ガガガガガガンッ
GM:衝撃が一気に上から叩きつけられる。
操久朗:「――――っ!」声も無く、衝撃に打ちのめされる
GM:視界が真っ白に染まった…そんな気が、した。
GM/メイリィ:「操久朗! しっかりするアルー!!!」
GM:ガンッ
GM:ガンッ
GM:ガンッ
GM:弄ぶかのように、銃口が、君のマサムネ2を大地に押しやっていく。
操久朗:「ああ、判っている……!」反撃しようとするが、その動作そのものをことごとく潰され、地へと落とされていく
GM/メイリィ:「一体、何…! 相手の機体が捕らえられない…ッ?」
GM:操久朗の視界にも、敵機が確認できない。
GM:あるのは……“銃”だけだ。
操久朗:「何だ、マサムネが、俺とメイリィが捕らえられんだとっ!? 格が違うとでも…言うのかっ!」
GM:そして、君の背に瑞穂の海が迫っていた。
操久朗:「ちぃ……メイリィ、衝撃に備えろ!」あえて機体を後ろに向けて加速させて
GM:どんっ!
GM:雨を受けるだけだった海が渦巻いた。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「敗者の行進」
 シーンPC:律。

GM:君の視界には、無惨な瑞穂基地があった。
GM:襲撃は、終ったのだ。
GM:電撃戦とも言うべき、襲来。
GM:ひび割れた滑走路。
GM:雨雲なのか、黒煙なのか判らない、空。
GM:君たちが乗るべきシュネルギアを収めた格納庫は、倒壊していた。
GM/凍:「…………出れなかった」
律:「みっ皆は、他のパイロットは無事なの!?」
GM:雨に打たれながら、格納庫を見詰める少女。
律:不安に駆られて凍に問う
GM/凍:「……回収班が、出てる。……生きていれば、大丈夫」
律:「大丈夫かな皆……いったい何が……」無意識に凍の腕を掴む
GM:じ、と君の瞳を覗き込む。
GM/凍:「――――――敵」
GM/凍:「……敵が、きた」
律:「敵なのは…判ってるよ……でも……警報も無かったじゃないか」
GM/凍:「……警報は、あった。…………律、注意力散漫」
律:「それは……」うぐっと息を詰まらせ
GM/回収班A:「おい、ドライバー息在るぞ! 運び出せ、ゆっくりだ!」
GM:格納庫を倒壊させた原因の一つは、あの倒れこんだ機体。
律:「誰が!?」慌てて回収班に駆け寄る
GM:コードネーム、カゲミツ
GM:そのカゲミツの装甲は、袈裟懸けに捲れあがっていた。
GM/凍:「………………」その姿に、少しだけ眉をひそめ。
GM/回収班B:「天野少尉! 生きてるか!」
律:「ツバサさん!?」
GM:ゆっくりと、引き上げられる、少女。
GM:天野ツバサ。
GM/ツバサ:「あー、いたいいたい……。生きてるよ〜」
律:「よかった……大丈夫なんですか?」少なからず自分の語彙のなさに辟易しつつツバサに声をかける
GM:だが、彼女は直ぐに担架に乗せられてしまう。
GM/ツバサ:「おお、りっちゃんじゃん……大丈夫、大丈夫」
GM:笑っているが、彼女の額からは血が流れている。
律:「血が……」ハンカチを当てる
GM/ツバサ:「いたいいたいいたい」
GM/ツバサ:「さわるなー。いたいいたいいたい」
律:「あっ御免なさい」
GM:ふー、と大きく息をつく。
律:恐る恐る手先の力を緩め
GM/ツバサ:「……やられたちまったか〜。アッタマ来るね、あーいうの」
律:「……ああ言うの?」
GM/ツバサ:「おいおい、そんなんじゃ死ぬぞー 敵だよ、敵」
GM:ずびし、とチョップ
律:「あぅ……。僕が上がった時には、もう終わってたんです」痛いからではなくほっとして涙目になる
GM/ツバサ:「んー、そうだ……」
GM/ツバサ:「あンたに、任せた。俺様ちゃんの代わりに、ぶん殴って来い」
律:「……自信はないですよ?」
GM/ツバサ:「…………ありゃりゃ。こりゃあヤシマも終わりかね〜〜〜〜?」
律:「でも……判りました……。ツバサさんからのバトンは僕が受け取ります」
GM/ツバサ:「よしよし、帰ったらチューしてやんぜ」
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「瑞穂復興は遠く」
 シーンPC:まどか。

GM:一夜明け。
GM:空は快晴だった。
GM:気持ち悪いくらいに。
GM:整備班から、何から何まで総出で、基地を“使える”状態まで戻せ
GM:それが君の直属の上司様からの命令だったのであります。

まどか:「見上げれば蒼穹、されど地上は煉獄……。天と地じゃ、大違いの差よね」
まどか:「ついでに、あたしの待遇も。……なんでいつもこんな面倒な仕事ばっかり回ってくるかなっ!!」
GM/アクシア:「はーいはいはいはい、文句垂れる前に手を動かす、手を!」
GM:現場監督のような格好してるアクシアたいちょー。
まどか:「はーい。……ま、正直な話。今回はあたし達管制側の落ち度も大きいもんね。あんな防衛ラインギリギリまで接近されるだなんて……」
GM/アクシア:「職務怠慢ってことで、トイレ掃除一週間」
GM/アクシア:「……って、言いたいトコだけど。まぁ、完璧にレーダー網をすり抜けられたって事は、それなりの技術が向こうにあるかって事とは思うけどね」
GM/アクシア:「今にでも、襲撃があるかもしれないし?」
まどか:「う。……そういう脅しはナシにしてくださいよ、隊長ぉ〜」
GM/アクシア:「真面目な話よ」
まどか:へにょり、と萎びる横ポニーテール(笑)
GM/アクシア:「そもそも、単騎で襲撃なんて。何処のアニメよって感じじゃないの」
まどか:「シオンくんに訊きましたけど、向こうのカートゥーンは荒唐無稽なのが多いらしいですからねえ。……合衆国のヲタク文化の影響かしら」<単騎襲撃
GM/アクシア:「うちもあーゆーの出来たら良いなー。なんて、思わないでも無いわね」
GM/アクシア:「ワープで突撃、敵中枢をピンポイント撃破!」
GM/アクシア:「できたらいいなー、できないのかー、うらー」>ぐにぐにとポニーテール引っ張り弄り
まどか:「痛っ!? 痛いです隊長っ!! それなら古都で開発中のシュネルギア高速輸送機でも持って来たらどうなんですっ!?」
GM/アクシア:「むむ。上官に向かってその言い草はなんなのかしら〜」どすんと頭に乗せつつ。
まどか:「髪が痛いッ!? っていうか柔らかい感触がなんか後頭部にっ!?」ぢたばた
GM/アクシア:「乗せてんのよ」
まどか:「――冗談はさておき。 今回ばっかりはあたしも頭にきましたからね。何でもやっちゃいますよ」
GM/アクシア:「おっけ。取り敢えず、まどかちゃんには新しいお仕事ね」
GM/アクシア:「ここにずらりと並べますのは。基地の皆が寄せてくれたアンノウンのデータの山なり」
GM/アクシア:「今、引上げ作業中のマサムネ2からのデータが主になるとは思うけど、解析ヨロシクね」
GM/アクシア:「基地の皆が、まどかちゃんに期待しているのだぞー?」
まどか:「……ちなみに、期限はいつまでで?」
GM/アクシア:「…………」(にこにこにこにこ)
GM:因みに、マサムネ2のパイロット及びナビは引き上げ済(笑)
まどか:「……善処します、ヤー」
GM/アクシア:「うむうむ、期待も責任も大きいけど。大丈夫よ瀬名准尉。……貴女なら、やれるわ」
まどか:たぶん、今の隊長には何を言っても無駄だ。こんなににこやかな時は――そう、アクシア・リヒトヴィッツは怒っているから。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠