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Last Update/2012.02.05


◇ 第53話『もういちど、はじめから』◇

「それができないなら、ここで私を殺して。奏太を連れて行けばいい……」
――リトス・エングリオ

 

ミドルフェイズ:シーン1//////
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「現着」
 シーンPC:翔一。

GM:政宗市より山あいに向かえば、幾つかの温泉街に行き当たる。
GM:そのうちのひとつに、綾村翠の母方の実家――“翠雲楼”はあった。
GM:300年の伝統を持つという触れ込みで、設備は改装してあるが、佇まいは古式ゆかしい風情を保っている。
GM/セラピア:「ほえ〜。これまたスイートでゴージャスな旅籠なんだよ〜」
GM:思わず建物を見上げるセラピア。
翔一:「スイートでゴージャス……うん。確かに」隣で見上げる。
翔一:その表現になんとなく国の違いというギャップを感じる翔一であった(笑)<すいーとごーじゃす
GM:と、玄関に出てきていたちまっこい仲居さんがこちらに気づいたのか、ぱたたた……と駆け寄ってくる。
GM/翠:「翔一先輩! セラピアさん! ほ、ほんとに来てくれたんですね……っ!」
翔一:「久しぶり、綾村。招待ありがとう――やっぱり似合うな、そういうの」>翠
GM:うわぁ……と感極まった感じで涙腺の緩みかけている着物姿の少女――綾村翠。
GM:開戦後、しばらくして瑞穂市から政宗へと疎開したひとりである。
GM/翠:「あっ……と。ようこそ“翠雲楼”へ。お疲れのところ申し訳ありませんけど、部屋の準備をいたしますので少々お待ちください♪」>翔一
GM:ちょっと照れながら。はにかむような仕草で一礼する翠。
GM:このまま、あと5年もすれば美人女将で十分通用しそうな、ほんのりとした色香が漂っている。
翔一:「了解。いい部屋を頼むぜ」ぴっとかっこつけつつ
GM/セラピア:「うー、翔一ちゃん何だか目つきがエロ親父なんだよ〜〜〜〜」
アレクセイ:「……おや、矢神少尉じゃないか」浴衣を颯爽と着こなして浴場から出てくる
翔一:「ただいま到着致しました」>ぴっと敬礼>アレク
GM/セラピア:「しました、だよ〜」(ぞんざいな敬礼)>アレク
アレクセイ:「いや、そんなしゃっちょこばらなくていいから。……それにしても、キミも隅に置けないもんだね」>翔一
アレクセイ:「パルマコン少尉はもう少し上官に対する敬意を覚えるよーに……ね」とほほ
翔一:「いや、綾村の襟元に注目していたのは中尉が先だから」さらりと(笑)>セラピア、アレク
アレクセイ:「なっ、ちょっ、矢神少尉、キミねえっ!?」あたふた(笑)
GM/翠:「あう〜(しかし、気を取り直し!) あ、それでお部屋は1つ……ってわけにはいかないですよね。女性は2名様でよろしいですか?」>翔一
翔一:「それで頼むよ。――ん、やっぱり少し見ない間にしっかりしたな」>翠
GM/翠:「そ、そんなことないです! わたしなんかまだまだで……」(でもちょっと嬉しいのか、しっとりした感じで微笑む)
GM/セラピア:「はえ、2人? 今回は香夜ちゃんは着いてきてないはず。なんだよ?」
GM/リトス:「…………」
翔一:「ん? ああ、そういえば――リトス?」振り向く
大地:「おお!? 昔のオトコか? 翠も隅におけねーなー」
GM/翠:「むっ、昔のって! そんなのじゃないってば大地っちゃん!!」
アレクセイ:「(小声で)リトス・エングリオ……!?」
GM/翠:「だ、大地っちゃんこそ! どうしたのよそんな可愛い子連れて! 不潔! 不純異性交遊ーーっ!!」
GM/リトス:「…………不潔?」(じー、と大地を見る)
大地:「な、客を連れてきたオレに何を言うかコイツはー! オマエこそオトコ連れ込んでンじゃねぇかよー!」>翠
GM/翠:「つ、連れ込んだわけじゃないもん! ただ瑞穂市でお世話になってた部活の先輩だもん!!」>大地

翔一:「翠――綾村の知り合いか?」>大地
GM/翠:「あ、う、うん。烏丸大地くんって言って、わたしと同じ疎開組なの」>翔一
ハインリヒ:ずしゃっと一同の後ろに
ハインリヒ:「旅館の周囲の警戒は終わった。ちょうどリトスも着たようだな」
GM/リトス:「――あ」>ハインリヒ
翔一:「少尉。――そういうことですか」納得顔。>ハインリヒ
アレクセイ:「い、インメルマン少尉っ! あなた、そんなに落ち着いてる場合じゃないでしょ」
ハインリヒ:「なにを慌てている、アレクセイ」
ハインリヒ:煙草を咥えて、リトスの頭を撫でる
アレクセイ:「そりゃ慌てますよ。もしも彼女に何かあったらどうすんですっ、まったく……」
ハインリヒ:「怪我は無いな」
GM/リトス:「――はい、おかげさまで。親切な方にも、助けて頂きました」(大地を見て)>ハインリヒ
ハインリヒ:「少年、うちの娘が世話になったな」
ハインリヒ:と、大地を見る。
大地:「あ、いや気にしなくても。単なるついでですから」
ハインリヒ:G3の軍服を着た、長躯の男。はっきし言って怖いぞ。
アレクセイ:「これから大事な仕事が控えてるのは判ってるだろう? 夜遊びも程々にしてくれよ」>リトス
GM/リトス:「夜遊びをしているわけではありません。それに……私は、ここのことを話したつもりはありま、せん」(だんだん語尾が弱くなってくる)
アレクセイ:「……そ、それならいいんだ。うん、それならね」
翔一:「あー……綾村。とりあえず、部屋の方頼むよ」
GM/翠:「――あ、う、うん。そうだね。ごめんね翔一先輩」(ぺこっ、と礼をしてたたたっと駆けて行く)

GM:さて皆様。ここでちーっと<探知>ロールなどお願いします。難易度は6。失敗してもフラグ立たないので気楽に振るべし。
ハインリヒ:#6c1
●ダイス:Heinrich:6c1=0(3,6,5,2,3,4)= 0
ハインリヒ:おほほほ
アレクセイ:#2c1 <探知>1 滅多に使わないから、レベル上げないんだよねえ。この技能(笑)
●ダイス:Arec:2c1=0(3,5)= 0
アレクセイ:失敗(笑)
大地:#12c1
●ダイス:Daichi_K:12c1=2(6,6,1,5,1,2,2,5,4,3,2,4)= 2
翔一:#8c1+3 <探知1>≪鷹の目≫
●ダイス:Yagami:8c1+3=0(3,4,2,3,4,3,4,2)+3= 3
翔一:鷹の目で3成功ざんす
GM:惜しいなぁ(笑)。では翔一ちゃんと大地くん。
GM:2人は、視線を感じる。生暖かい、ねちっこい……だが冷徹な観察する視線。
GM:その正体は分からないが――。
大地:「ん……?」(キョロキョロ)「気のせいか……」
翔一:「――へえ」視線と、それに違和感を感じたらしい大地を見て、微かに感嘆の声を漏らす。
アレクセイ:「あれ? どうかしたのかい、二人とも?」場の空気を読めない鈍感な男が一人
翔一:「ま――偶然だが。少しの間骨休めするにはいいだろうさ。よろしくな。――こいつ(大地)とは、街で?」>リトス
GM/リトス:「…………」(小さく、頷く)>翔一
ハインリヒ:「少年、名を聞いてもいいか?」>大地
大地:「うわ、やっべ。オヤジの手伝いの時間だ。じゃ、ごゆっくりー」走り去る
GM/リトス:「――あ」(見送る)
ハインリヒ:「む………」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン2 「夕食」
 シーンPC:アレクセイ。

GM:まぁ、そんなこんなで。
GM:いつの間にか「ヤシマ陸軍瑞穂基地ご一行様」として上がりこむことになった一同は、少し遅めの食事の最中である。
GM/翠:「ほたるさん、次の炊きものをお願いします」
GM/ほたる:「はーい。じゃ、また後でねリトス。ほら、カナタもさっさと運ぶ!」
GM:この宿に疎開してきた子供たちも、人手不足ということで働いているのか。
GM:気のせいか、目標の人物が目の前に膳を持って来てくれているような。
GM/奏太:「あのー。中尉さん。僕の顔に何かついてます?」
アレクセイ:「え、あ。いやいやいやいや。 若いのに偉いなあと思って」
アレクセイ:動揺を隠す様に、ちょっと酒を煽ってみる。
GM/奏太:「そんなことないですよ。働かざるもの食うべからずです」(ぽわー)
GM/ほたる:「こらっカナタ! またそんな口の利き方する! 失礼でしょっ」
GM:あれ? と振り返ろうとした少年の首根っこを掴み、ずるずると退場する少女。
GM:間違いなく、将来あれは尻に敷かれるな――と100%誰もが思うような光景。
ハインリヒ:「あれが例の少年か」
ハインリヒ:浴衣なんか着ずに、空気を読まずに軍服
アレクセイ:「……ですね。いい子じゃあないですか」
GM/リトス:「…………」(薄い笑み)
GM/リトス:「2人とも、変わってないのね。……変わったのは、私だけ」
ハインリヒ:「リトス、声をかけないのか?」
GM/リトス:「はい。……私はただ、あの2人にもういちど、会いたかっただけ、ですから」
GM:ほたるさんは、離してくれませんでしたけど。とはにかむ。
ハインリヒ:ぽんぽんと頭をたたいてやる
ハインリヒ:「それでいいのか、話したいんだろ」
アレクセイ:「少しは寛いでもいいんだよ。気を張り詰めすぎても、仕方が無い」>リトス
GM/リトス:「…………」(ちょっと頬を赤くして、小さく頷く)
翔一:「変わらないもの、か。あるんだろうかね、そんなのは」
翔一:ずずー、と茶を飲み干し、コトリと置く。少し冷たい声。
ハインリヒ:「俺は、50年前から変わってないぞ、翔一」
翔一:「ハインリヒさんには敵いませんね」吹き出して、ちらりとリトスを見る。
GM/リトス:「――?」>翔一
翔一:「いや、なんでもないよ。少しは元気になったように見えるから――ですよね、中尉?」>リトス、アレク
ハインリヒ:「まぁそれならそれでいい。ところでさっきのあの少年のことだが」>リトス<大地の事
GM/リトス:「はい。……何でしょうか?」>ハインリヒ
ハインリヒ:「名前は聞いたのか?」
GM/リトス:「烏丸大地と。……偶然と思いますが」
アレクセイ:「烏丸、烏丸……。はて、どこかで訊いた覚えがあるな」
GM/リトス:「開戦初期の、ヤシマ海軍の記録に、同じ名字のパイロットを見た覚えがあります」
アレクセイ:「そうそう、海軍ギガプラント防衛艦隊、空母“赤城”所属航空隊のエースの一人だ」
ハインリヒ:「カラスマダイチ………」何かを思い出そうとしている
GM/リトス:「壊滅した部隊、と聞いています。関係者なら、政宗に疎開していることも不思議ではありません」>アレク
アレクセイ:「なるほどね。 彼女の兄弟、あるいは親戚ってところか」>リトス
GM/リトス:「そう思います。その、親切な子、でした」>アレク
ハインリヒ:「なんだ、気に入ってるのか?」
ハインリヒ:ぐりぐりとリトスを撫でる

GM:さて、またも皆さん<探知>ロールを。難易度は5で>ALL
ハインリヒ:#3c1
●ダイス:Heinrich:3c1=1(3,5,1)= 1
ハインリヒ:1成功
アレクセイ:#2c1 <探知>1 だから苦手なんだってばー(笑)
●ダイス:Arec:2c1=0(2,2)= 0
アレクセイ:また失敗かっ!?(笑)
翔一:#8c2+3 <探知1→2>≪鷹の目≫
●ダイス:Yagami:8c2+3=3(1,3,4,5,5,1,1,3)+3= 6
翔一:レベル上げた意味がねえっ!?(笑)
GM:お、気づいたな翔一。
GM:視線を――否、これは冷たい殺気か。それを感じ取る>翔一
GM:その穂先が狙っているのは、銀髪赫眼の少女――。
翔一:ハインリヒに目配せ>ハインリヒ
翔一:で、自分は視線とリトスを遮るような位置に立ちまする。>GM
ハインリヒ:翔一の目配せに、煙草を咥える
アレクセイ:「新しい友だちか。大事にしないとね」殺気に気付く事なく、のほほんと会話>リトス
GM/リトス:「――友だち……でしょうか。……よく、分からない、です」>アレク
翔一:「友達、それだけか?」にやにやと笑いながら、リトスにからむ。そんな“ふり”(笑)
GM/翠:「――?」(←翔一の行動に疑問符が浮かんでいる(笑))
GM/リトス:「それだけ、です――」
アレクセイ:「それはそれとしてインメルマン少尉。お煙草は外で吸われた方がいいですよ。ここ、未成年もいますから」
ハインリヒ:「咥えてるだけさ。火は点けてません、まーせーんー」
ハインリヒ:唇を尖らせて、アレクに嫌味
GM/セラピア:「うにゅー。しょういったぁん、うわきは、ゆるさないなの、ですじょー」(うにうにとツインテールごと絡んでくる(笑))>翔一
GM:では、ハインリヒ。
ハインリヒ:ほう
GM:翔一の目配せもあったので、この旅館のあちこちを狙撃できそうなポイントに幾つかアタリをつけてよい。
ハインリヒ:「じゃあお前らは飯食ってこい。俺はもう一回りしてくるよ」
ハインリヒ:「煙草も吸いたいしな」
ハインリヒ:ぽんとリトスをそっちに押してやる
翔一:リトスにからみつつ、セラピア、翠と和気藹々。そんな風な……“ふり”
翔一:あ、こっそりアレクにも伝えておきますね<状況
GM:それはOK
GM:では、シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「混乱の浴場」
 シーンPC:大地。
翔一の登場を推奨。ハインリヒ登場不可。

GM:夜。
GM:バイトも終わった大地は、渓流に沿って造られた岩肌の露天風呂に浸かり、体を休めていた。
GM:湯煙の向こうから聞こえてくるせせらぎの音。微かな月明かりの元で舞い踊る蛍の群れ……。
GM:どこまでも静かなこの地に居ると、この国が戦争をしているなどと言う方が、嘘に思えてくる。
大地:「ふ〜、気持ちいいね、疎開してるってのを忘れちまいそうだ……」
GM/奏太:「あれ、大地くんも疎開組だったんだ?」(居る(笑))
大地:「まぁ、一応な」
GM:ばちゃり、と湯の跳ねる音。
GM/奏太:「でも、びっくりしたな〜。まさか大地くん、リトス連れてくるなんて。ほんと、でっかいびっくりだよ」
大地:「いや、会ったのはホント偶然。まさか奏太をたずねてきてるとは思わなかったけどな」
GM/奏太:「良かったぁ……リトスもちゃんと、生きててくれたんだ」(ぱしゃぱしゃと湯面で遊ぶ)
翔一:「知り合いなのか? リトスと」湯煙の向こうからかかる声。
GM/奏太:「うん。前にちょっとね。……その、助けてもらったんだよ」>大地、翔一
大地:「あれ? えーと……」>翔一
翔一:「さっきも会ったな。矢神翔一。綾村……翠の一応、元先輩だよ」>大地
翔一:かなたとは挨拶は交わし済ということで
GM:ういうい。
大地:「ああ! そうそう、玄関でも会ったよな。オレは烏丸大地って言います」
GM/奏太:「翔一くんは、ギアドライバーなんだよね……。怖く、ない?」
翔一:「怖いさ」ぱしゃり、と顔を洗い。
翔一:「自分が死ぬこと。自分の隣に居た奴が死ぬこと。自分の目の前で人が死ぬこと。全部怖い。普通はそうだろ?」>大地、かなた
GM/奏太:「うん……。そうだよね」(ふと、大地を見て)
翔一:「あいつ……リトスな。なんとなく元気なかっただろう?」>大地
大地:「まぁ…………確かにな……でも、俺はタダの民間人だし、すぐに何かできるわけじゃないってのがつらいトコロか?」後半はいやに明るく
GM/奏太:「うん。……そうだよね」
翔一:「袖擦り合うも多少の縁、さ。相棒が死んだ痛みを忘れるには、ここと、あんたたちの暖かさが丁度いいと思う」>大地
GM:――と。

GM/セラピア:「わぁっ、ほたるが綺麗なんだよ、蛍ちゃん!」
GM/ほたる:「……何だか微妙に間違ってる気がするけど、気にしないであげる」
GM/セラピア:「ふに? ボク、何か間違ったこと言ったかなぁリトスちゃん?」
GM/リトス:「漢字と、ひらがなくらい使い分けなさい……。難しいと思うけど」
GM/セラピア:「うにに? ほたるはツとウと虫さんだよね。ボクちゃあんとお勉強してるんだよ〜」
GM:と、黄色い声の集団がこちらに向かってくる気配が……。
翔一:「そういえば、バイトの人」>大地
翔一:「ここは、男女別だよな?」
大地:「ん? ああ、時間制でな」
GM:ちゃぷん。とぷん。だっぱぁああああん――!!
GM:ぐわっ、と盛り上がった湯波が大地たちに津波の如く押し寄せるっ!
GM/奏太:「そ、そのはずなんだけどぅわああああーーっ?」(ぶくぶくぶく)
GM/ほたる:「こらっ、セラピアさん! そんないきなり飛び込んだりして危ないじゃない!」
アレクセイ:「どわあぁぁぁぁぁっぷっ!?」丁度湯船に浸かったところで巻き込まれた(笑)
GM/リトス:「…………バカ」
GM/セラピア:「あれ、あれれ? ボクたち……」
翔一:諦めきった顔で流されていきます(笑)
GM:ふと、視線を泳がせるセラピア。
GM:男子一同と、目が合った。
GM/セラピア:「ボクたち、間違っちゃったんだよ〜?」
アレクセイ:ぷかーん、と湯に浮かんでます。気絶して(笑)
GM/ほたる:「――――――――ッッ??!」
GM/リトス:「……別に、減るものじゃないわ」
GM/ほたる:「そんな、間違っちゃったってセラピアさんっ?!」(ざぶー、と浸かったまま動けなくなる)
翔一:「三者三様だな……色んな意味でさ」>大地
大地:「んー、たまにはこういう事が無いとな。何しろ温泉なんだから」>翔一
GM/奏太:「ほっ、ほたるちゃん! リトスも、それに……ぁうああぁうあ」(真っ赤)
GM/セラピア:「うわあああん、しょういっちゃぁ〜ん、ほたるちゃんがボクのこといじめるんだよ〜」(ざぶざぶざぶざぶ)
GM/リトス:「…………」(冷静に湯の端に浸かっていて……流されてきたアレクセイを見て固まる(笑))
アレクセイ:先ほどの“ざっぱーん”で気絶して、土座衛門の如く漂うアレクセイ(笑)
GM/リトス:「…………」(赤〜っ、ぶくぶくぶく)
翔一:「そうか。なら後は頼んだ、バイトの人」しゅた>大地
大地:「え? ちょ、ま、おにーさーん!」
翔一:遁走(笑)
GM/セラピア:「むむぅ、しょういっちゃん敗れたり! そっちは女湯なんだよぅははははー!」
GM:ちゅどーん! と向こうの方からとんでもない爆音が(合掌)。
翔一:「――あ、綾村? え、いや、これは違――ぐわああっ!?」断末魔(笑)
GM/翠:「翔一先輩のばかばかばかばかーーーっ! ひっ、響さんにも見せたことないのに――っ!!」(スーパーモード発動中?)

GM:えーと、じゃあ大地だけか。<探知>振ってください。難易度は2で(笑)。
大地:#12c1 
●ダイス:Daichi_K:12c1=1(6,3,3,6,5,5,3,4,6,4,1,5)= 1
大地:む、いいやロゴス3払って2にします。
GM:む。では大地くん。
GM:例の視線を、よりはっきりと感じることができる。
GM:もちろん、その行く先はリトス。
大地:「……」その視線を追って思わずリトスを凝視。
GM/リトス:「――――っ?!」
GM/リトス:「な、何……大地?」
GM:ちょっと焦りつつ、浮かんでいるアレクセイをこちらに押しやってくる(笑)。
大地:「あ……いや、これはその、違くてだな」
GM/リトス:「私……どこか、おかしい?」
大地:「いえいえ、滅相もない。お美しい肢体でございます」
GM:ゆらゆら〜、と漂ってくるアレクセイの裸体(ヤな表現だな^^;)
アレクセイ:ぷかーん(笑)
翔一:『相棒が死んだ痛みは……』と、翔一の言葉がリフレイン、かな(笑)<リトス
GM/リトス:「――女湯に、行くわ。……その、あまりじろじろ見ないで」(ざぱぁ、と湯殿から出る)
GM:その瞬間――。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「対峙」
 シーンPC:ハインリヒ。
登場不可。

GM:大騒ぎになっている“翠雲楼”の露天風呂。
GM:その様子を観察している何者かの気配を、とうとうハインリヒは掴んだ――!
GM:河を挟んだ対岸の山林の中、SVDドラグノフを構えている人影がある。
GM:その銃口は、湯殿に浸かっている1人の少女を狙っていた。
ハインリヒ:ひゅーっと闇の中飛び上がり、警告無しで銃撃
GM:そうして、彼女が立ち上がった時――。
ハインリヒ:ワルサーP99を抜き打ち
GM:ばッ、とSVDを手放して回避! 銃弾がドラグノフの銃把に当たってヒビを入れる。
GM/金髪男:「ッ、と。やっぱ気づかれたか。――さすがに優秀だねぃ」
GM:クセのある金髪に、特徴的なアイパッチ。
ハインリヒ:「何者かは知らんが、死ね。捕虜には取らんぞ」
ハインリヒ:ぎしっと人口筋肉を軋ませる
GM/金髪男:「どっちも願い下げ――ってのは、駄目かぃ?」
GM:ベレッタM92TEを、いつの間にか手の内に滑り込ませている。
ハインリヒ:「抵抗して死ぬか、抵抗せず死ぬか。好きな方を選べ」
ハインリヒ:じりじりと間合いを詰める
GM/金髪男:「うはー。じーさんはさすがに言うコトが厳しいや」
GM/金髪男:「そんじゃま。“抵抗して無事に逃げ延びる”ってとこで1つ――」
ハインリヒ:言葉が終わる前に間合いを一足で詰める
GM:不意にベレッタの銃口が火を噴く!
ハインリヒ:銃弾を拳で払う
ハインリヒ:当たれば、頭骨が粉砕するほどのストレート
GM/金髪男:「――っと!」(ぎりぎりでハインリヒの拳をのけぞって回避!)
GM:ざざざっ、と広がる間合い。
GM:この挙動は――機械化兵だ。
GM/金髪男:「はー。やっぱ9パラじゃ牽制にもならないか。仕方無いねぃ」
ハインリヒ:「貴様、マシーネンゾルダートか」
GM/金髪男:「いえーす、ざっつおーるらい」(おどけて)
ハインリヒ:「………なら手加減はいらんな。死体が残らない心配をしなくていい」
ハインリヒ:「リミッター解除」
GM/金髪男:「ああー、撲殺も銃殺も絞殺も願い下げ」
ハインリヒ:疾風を纏って、殴る蹴るの暴行行為開始
GM/金髪男:「どうせなら、大空のもとで美しく散りた……ってェ、手加減なしってかァ!?」
ハインリヒ:周囲の木々が巻き込まれてなぎ倒されていく
GM:楽しそうにそれらをすべてガードし、あるいは躱す。
GM:が。
GM:ずざあああっ、と。もろい足場が崩れ。金髪男は崖下に落ちそうになっている。
GM/金髪男:「あちゃぁー。こりゃあ、俺っちの負けって奴?」
ハインリヒ:そこらにある、へし折った大木を担ぐ
ハインリヒ:「ふううううううううん!」
ハインリヒ:「そのまま、死ね!」
ハインリヒ:落ちそうになってる奴に投擲
GM/金髪男:「おお、助けてくれ……って、ちょっと待ったァ?!」
GM/金髪男:「重要な情報やるから取引しよーぜぃ……」(だぱぁん、と水音)
ハインリヒ:「それにでも掴まれ」
ハインリヒ:投げた樹を指差す
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン5 「嘆願」
 シーンPC:アレクセイ。

GM:何やらひと悶着あった露天風呂の一件もどうにか落ち着き、アレクセイは和式宿の窓辺でグラスを傾けていた。
GM:アクシア・リヒトヴィッツ大尉から依頼された人物は、幸運にもすぐに見つかったが、さてどうしたものか……。
アレクセイ:「正直に事情を話して……ああ、これじゃ駄目だ。 かといって強制連行ってのもいただけないしなぁ」
GM:と、とんとん、と小さく部屋のドアがノックされる。
アレクセイ:「はい?」
GM/リトス:「…………失礼、します」
GM:入ってきたのは銀髪赫眼のナビゲーター、だった。
アレクセイ:「エングリオ少尉か。 入っておいで」
GM/リトス:「……お願いがあります、レヴォントゥリ中尉」
GM:すたすた、とアレクの傍まで来て、膝を着いて見上げるように。
GM/リトス:「彼を……柊奏太を連れて行くのは、止めてもらえないでしょうか」
アレクセイ:「やっぱりね。 その事じゃあ無いかと思ったよ」後ろ頭をぽりぽり
GM/リトス:「……駄目、ですか?」(何か思いつめた目)
アレクセイ:「何故、柊くんを連れて行きたくないんだい?」
GM:理由を質すと、リトスは少し俯いて押し黙る。
ハインリヒ:「話したくないのか?」
ハインリヒ:部屋の隅でタバコを吸っている
GM:小さく首を振って>ハインリヒ
GM:しばらく自分の中でいろいろなことを整理していたのか。やがて彼女は顔を上げ、搾り出すように話し始めた。
GM/リトス:「彼と……田中ほたるは、私がこの戦いで遺せた、たった1つの戦果なんです」
GM/リトス:「“戦いたくない”と嫌がる彼をその気にさせて、私は彼とほたるを天使との殺し合いに引き込みました」
GM:その結果は――語るまでも無い、語る必要も無い、とリトスは赫い瞳で訴える。
アレクセイ:「ようやく幸せを手にしたあの二人を戦火に巻き込みたくない――そういうことか」
GM:はい、とリトスは頷く。
GM/リトス:「本土についた彼が、どういう経緯でこの地にたどり着いたのか、私は知りません。たぶん、ほたるの伝手だと思いますが」
GM/リトス:「でも、私は――2人の故郷を壊した私は、もう、2人の平和を壊す資格なんかありません!」
GM/リトス:「お願いします。2人はここに居なかったと――そう、報告してもらえませんか?」
アレクセイ:「ねえ、少尉」>ハインリヒ
ハインリヒ:「なんだ?」
アレクセイ:「アクシア大尉の”お仕置き”、僕と一緒に受けてもらえませんか?」へらっと笑う
ハインリヒ:「嫌だね」
アレクセイ:「厳しいですねえ、インメルマン少尉は」
ハインリヒ:「気にくわんな」
ハインリヒ:「リトス、気にくわん」
ハインリヒ:「なぜお前だけが我慢する」
GM/リトス:「――――」
ハインリヒ:「お前はお前だけが我慢をすれば、あの子達が幸せに暮らせると思っているのか?」
ハインリヒ:冷淡な、普段見せない表情を浮かべる
GM/リトス:「違います。……これは、私の業」
ハインリヒ:「同じだ、リトス」
ハインリヒ:「業とは人が重ねた罪、東洋の考え方だな」
GM/リトス:「戦えなくなった私が、もういちど戦うための理由。……そう、言い換えても構いません」
ハインリヒ:「お前はそれで戦えるのか?」
ハインリヒ:「他人の幸せのために」
ハインリヒ:「自分の幸せを犠牲にして、戦えるのか?」
GM/リトス:「戦えます。あの2人が戦わないためなら」
ハインリヒ:じぃっとリトスを見る
GM/リトス:「それができないなら、ここで私を殺して。奏太を連れて行けばいい……」
GM:ゆっくりと、ワルサーP99を抜くリトス。
アレクセイ:「いやはや。……そう来られると対応に困るなぁ」おろおろ
ハインリヒ:「なら俺を止めて見せろ、リトス」
ハインリヒ:ゆっくり立ち上がる
ハインリヒ:「俺はお前を殺してでも、小僧共を連れて行くぞ」
ハインリヒ:「優秀な天使殺しが必要だからな」
翔一:「――少しだけ、自分からも弁護をさせて貰ってよろしいでしょうか」>ハインリヒ、アレク
GM/リトス:「…………!」>翔一
ハインリヒ:と、入ってきた翔一を見る
翔一:部屋の入り口に立つ人影。
アレクセイ:「訊いてたのか。……盗み聞きとは感心しないよ」
アレクセイ:「ま、僕としてもこれ以上はどうにもし難いから。いいよ、言ってごらん」>翔一
翔一:「親しい人が“どこかで元気に生きていてくれる”こと。それはささやかですが、俺の誇りです」
GM:リトスが、ちょっと意外そうな、でも少し嬉しそうな顔>翔一
翔一:「そしてそれは多分、瑞穂基地のギアドライバーとナビゲイターの総意であると、俺は思っています」
翔一:じっ、とハインリヒ、アレクを見る。
アレクセイ:「ま、それはキミたちを見てれば嫌でも判るよ」>翔一
ハインリヒ:「ふざけるなよ小僧共」
ハインリヒ:「幸せ過ぎて、脳が煮崩れたか?」
ハインリヒ:「戦う力が無い奴が戦わないのは、罪だ」
GM/リトス:「――――!!」(びくっ、と気圧される)
ハインリヒ:「戦う力があるならば、それはもっと罪だ」
翔一:「それは否定しません。けれど」
ハインリヒ:「いいか、翔一、リトス」
ハインリヒ:「アレクも聞け」
ハインリヒ:優男なのに、絶対零度のような雰囲気
ハインリヒ:「俺たちが誰かを守るために戦う? 違うだろう」
ハインリヒ:「お前たちが守らなきゃいけないのは、お前の隣にいる奴だろうが!」
GM/リトス:「…………」(瞑目し、息を吐き。――P99をハインリヒの胸にポイント)
ハインリヒ:「そうだ、止めたいなら、力づくで止めて見ろ。ほんとうにそれが大事ならな」
ハインリヒ:一歩進み出る
GM/リトス:「了解しました、インメルマン少尉」(遠慮なく、弾丸すべてを叩き込む)>ハインリヒ
アレクセイ:「ちょ、待―――!!」
ハインリヒ:防御せず、縁側まで吹っ飛ぶ
ハインリヒ:そのままぴくりとも動かない。
ハインリヒ:演出で、致傷に1マスダメージきぼんぬ(笑)
GM:それはOK!(笑)>ハインリヒ
GM/リトス:「――この程度で終われない、というのなら」(がしゃッ、と次弾を装填し)
アレクセイ:「エングリオ少尉っ!!」 思わず頬を引っ叩く!!
GM/リトス:「私が、貴方を終わ――、っあう?!」(ひっぱたかれる)
アレクセイ:「力を無闇に振り翳しちゃいけない。キミのしたことはいけない事だ」
翔一:ハインリヒの元に駆け寄り。
ハインリヒ:矢神にだけ見えるように、手でサイン
翔一:「――」頷き。>ハインリヒ
GM/リトス:「――違う、違う!!」(泣き崩れる)
GM/リトス:「私には、もう無いもの――! もう、守りたいものは無いのにっ!」
アレクセイ:「そんな哀しい事をいうな!!」>リトス
GM/リトス:「なのに――、その守りたいものさえ戦場に引きずりだすならっ、そいつが私の敵!!」
GM/リトス:「私なんてどうなったっていい! でも、あの2人だけは守る! 私が生きてる限り!!」
GM:ぼろぼろ、ぼろぼろと涙を零すリトス。
アレクセイ:「だったら……だったら生きてみせるんだ。命を粗末にするなよ!!」
翔一:「リトス」
翔一:「忘れるな。“あいつ”は、お前がどうなったっていいわけがない」
GM/リトス:「――っ、うっ……」
翔一:「お前を守りたくて戦ったってことを」
翔一:ハインリヒの指示に従い、退場
GM:(特に無ければ、ここでシーンエンドにしますが……何かあるかな?)
翔一:なっしんぐ
ハインリヒ:あー、リトスと翔一がいなくなった後に、アレクと話したい(笑)
アレクセイ:ああ、それは望むところ(笑)>ハインリヒ
GM:OK。リトスは翔一と、待機していたセラピアに付き添われて部屋に戻る。

ハインリヒ:では部屋にアレクだけになったところで
ハインリヒ:「全員、行ったか?」
ハインリヒ:と倒れたまま
アレクセイ:リトスを引っ叩いた掌に視線を落としつつ……「ええ」
ハインリヒ:よっと立ち上がる。
ハインリヒ:「いつつ……リトスめ、しっかり狙いやがって」
GM:ハインリヒの銃傷は、機械化兵でなければ即死……と思える位置に叩き込まれていた。
アレクセイ:「随分と手荒な真似をしたもんですね。着弾の衝撃に合せて後ろに飛んでいなければ、死んでましたよ?」
GM:一撃で倒せると思っていなかったのは、彼女の行動(生死確認せず次マガジン装填)からも明らかだったが……。
ハインリヒ:「なぁに、あの子をもう一度戦わせるためだ」
ハインリヒ:「酷い大人だと思うか?」
ハインリヒ:「大事な物を餌にするのは」
アレクセイ:「憎まれ役を買って出るのは、僕のハズだったんですけどね……。いや、面目ない」
ハインリヒ:ぽんとアレクの肩を叩く
ハインリヒ:「なに、お前は若い。今はまだ、あの子達と同じ目線に立ってやれ」
ハインリヒ:「憎まれるのは年寄りの役目さ」
ハインリヒ:煙草を取り出し吸う
アレクセイ:「出来ると思います?」ちょっぴり情けない顔で
ハインリヒ:「できるようにならなけりゃ、あの子達が死ぬ。そう思えば、やる気も出るだろ」
ハインリヒ:と、煙が銃創の編から、もくもく
ハインリヒ:「ふむ、人工気管支に穴が開いたか」
アレクセイ:「……生き残ってもらいたいですよ。一人も欠けることなく、この戦いをね」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン6 「戦う意味」
 シーンPC:大地。

GM:深夜。
GM:なぜか寝付けず、外の空気を吸いに出た大地は――天使を、見た。

GM:薄い月明かりのもと、和風庭園に無数の蛍を周囲に舞わせて佇む銀髪赫眼の少女――リトス・エングリオ。
GM:その姿は、触れれば消えてしまう虚像のように幻想的で、儚かった。
GM/リトス:「――大地?」
大地:「あれ? こんな時間に……」
GM:お互い様ね。とリトスは淡く微笑う。
GM/リトス:「……今日は、いろいろごめんなさい。関係の無い貴方に、こんなところまでつき合わせてしまって」
大地:「いや、いいって。どうせここには来る予定だったしさ。ついでだよ」
GM:そうなの? と、ちょっときょとんとした顔。
大地:「ああ、オレも奏太とかと同じでさ。ここに疎開してきてる身なんでね」
GM:そう。と呟くリトス。
アレクセイ:庭園の叢の影で二人の様子を見守ってます。リトスを捜しに来てここで見かけた、ということで(笑)
アレクセイ:(瑞穂基地の人間ではない烏丸くんと話すことで、エングリオ少尉が何かを見出せればいいんだが……)
アレクセイ:影からこっそり見守り中。覗きではない(笑)
GM/リトス:「ねえ。……大地は、戦いたいと思ったことは、ある?」
大地:「戦いたい……かぁ。どうかな。確かに力が欲しいと思った事はあるけどな」
GM/リトス:「…………何の、ために?」
大地:「うん、前の話だよ。衝動的にさ………姉貴が戦死しちまったからな……」首のネックレス、いやドッグタグを引っ張り出してリトスに見せる。
GM/リトス:「それは……」
アレクセイ:(いや、驚いたね。本当に彼が烏丸天音の親族だったとは……。世間は狭い)
GM/リトス:「じゃあ、やっぱり貴方は。烏丸中尉の弟さん、なのね」(頷く)
大地:「ん、姉貴のコト知ってるのか? ああ、軍ってのはそういうもんか」
GM:小さくリトスは首を左右に振る。
GM/リトス:「詳しく知ってるわけじゃない。ただ――」
GM/リトス:「貴方のお姉さんを殺した相手に……私も、大切な人を殺された」
GM/リトス:「それだけよ」
GM:ふ、と。このまま消えてしまいそうに微笑うリトス。
大地:「……………そっか……辛かったよな」
GM/リトス:「だから、私は戦えなくなった……」
GM/リトス:「戦えない私に価値など無い。そう、思ってた……」
GM/リトス:「ねえ、大地。私、どうすればいい? どうしたら……私は」
大地:「………どうして、戦えないとかいうんだ?」
GM:不安に揺れて、縋るような赫い瞳が大地を映す。
GM/リトス:「だって、死なせてしまうから」
大地:「誰を?」
GM/リトス:「私のせいで、私と一緒に戦ってくれるひとを死なせたわ……。それも、2回も」
GM/リトス:「私は戦えない……。きっとまた、誰かを死なせてしまう」
GM:ぎゅ、と自分の肩を抱いて。
GM/リトス:「そんなのは……もう、嫌なの」
大地:「でも、戦う力があるんだろ? オレはそれすら出来ないんだぜ」
GM/リトス:「…………」(じっ、と大地を見つめて)
大地:「姉貴が戦争でやられても、何も出来ねぇで逃げてくる事しか……」

GM:ふむ。では大地くん。
大地:
GM:<射撃戦闘>か<砲術戦闘>で振ってくれるかな。難易度は5
大地:む、じゃあ砲術で
大地:#12c4
●ダイス:Daichi_K:12c4=11(3,4,3,5,4,1,3,4,2,3,4,1)= 11
GM:凄いなー。ラヴの力?(笑)。
GM:なぜか鋭敏になっている大地の感覚に、嗅ぎ慣れない匂いが絡みつく。
GM:これは、血と硝煙の匂い……戦争の、匂いだ。
大地:「ん? ……なんだ……」
GM:そして見つける。リトスを狙うサブレッサー付の銃口を。
大地:「あ、あれって………」
アレクセイ:(二人とも何を話してるんだ? 小声になったから聴き取り辛いな……?)硝煙の匂いに気付かぬ男がここに。
GM:夜闇を引き裂いて、それが火花を噴いて――!
GM/リトス:「――?」
大地:「ええいっ! 何が何だか!」リトスに飛び掛って押し倒す。
GM/リトス:「きゃああああっ?!」バスバスッ! と、何発かが大地の背を穿つ!
GM:焼けるように、背中が熱い――!
大地:「うがっ! いってぇーー!!」
アレクセイ:「くそっ!! してやられたっ!!」
GM/リトス:「大地? っ、な、何が――?!」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン7 「埋伏の毒」
 シーンPC:アレクセイ。
大地登場不可。

GM:一夜明けた――ヤシマ陸軍政宗基地。
GM:リトスを庇って撃たれた烏丸大地は、応急手当を受けたあと、なぜかこの基地の医療施設に運び込まれた。
GM:いや、何故か――は、分かっている。
GM:その銃弾は致命傷であったにも関わらず……彼の命を奪うことは、無かったからだ。

GM/アクシア:「――これって、どういうことなのよ、アレク?」
GM:士官用の会議室で、そう問い詰めてくるアクシア。
アレクセイ:「現在、烏丸大地くんの血液を基にヘルプストハイム・チェックを行なってます。詳細はもうすぐ……来たか」
アレクセイ:送られてきたFAXに目を通しつつ
GM/アクシア:「うわちゃー、バッリバリの陽性じゃない。これで何で今まで埋もれて……ん?」
アレクセイ:「……どうかしましたか、先輩?」
GM/アクシア:「ねえアレク。この特記事項のとこの……“ヤシマ製でない強化感覚神経埋設処置あり”って、まさか……」
GM:と。
GM:ううーーうう、と基地中に警報が鳴り響く。
GM/オペレーター:「てっ、天使警報発令! 天使警報発令! 天使兵の出現を確認しました!」
アレクセイ:「話は後です、先輩!!」
GM/オペレーター:「そんな、結界内なのにどうして……っ?!」
GM/オペレーター:「天界の門が、開いてる……ッ。あ、てんしが、あふれ出てきて……ッ?」
GM/アクシア:「待ちなさいアレク! ……どう考えても、変よこれ」
アレクセイ:「だから、何がどう変なんですか?」
GM/アクシア:「何で、結界の内側で“天界の門”(ヘブンズゲート)が開くの? マスケンヴァル現象も無しで――」
アレクセイ:「そりゃあ先輩、簡単な話じゃないですか」
GM/アクシア:「まるで、何かを道しるべにしてるような……」(考え込み)
GM/アクシア:「っ、何よアレク。言ってみなさいよぅ」
アレクセイ:「道しるべの正体はエングリオ少尉ですよ」
GM/アクシア:「――根拠は何?」
アレクセイ:「彼女は天津島で天使を撃退しています。だから……天使たちも彼女をマークしていたんじゃないですかね?」
GM:は〜っ、とため息をつくアクシア。
アレクセイ:「もう1つの仮説としては、烏丸少年に施されたインプラント処理とか……」
GM/アクシア:「それなら、翔一クンだって響クンだって同じ……っ、てそれよ!」>アレク
GM/アクシア:「どーしてそっちを先に言わないの、このとんちんかん!」(でもちょっと褒める、的表情)
GM/アクシア:「はい、解決策。何か言ってみて!」>アレク
アレクセイ:「えー……インプラントを取り出して叩き壊す、ですか?」大真面目に
GM/アクシア:「…………殴るわよ」(大真面目に殴り倒してから、言う)
アレクセイ:「……殴ってから言わないで下さい。相変わらず手が早いんだから」
GM/アクシア:「まぁでも、要は無力化すればいいわけよね。そうすれば道標を失う以上、“天界の門”(ヘブンズゲート)も維持するだけの意味を成さない……」(ぶつぶつ)
GM/アクシア:「っ、そうよケルン」
アレクセイ:頭を両手で抑えつつ「先輩、先輩?……聞こえてますか、この意地悪オバ――」
GM/アクシア:「ケルンさえ展開させれば、この干渉を止められるかもっ!」(ごッ! とアレクの頭にキックをみまいつつ)
アレクセイ:「あぐっ!? 聴こえてるなら返事くらいしてくださいよっ!!」
ハインリヒ:「なら簡単だろ」
ハインリヒ:「そいつをギアに乗せればいい」
GM/アクシア:「そういうことね。――アレク、シュネルギア発進準備。1番機、3番機と――“カゲミツ”もね!」
アレクセイ:「先輩、ちょっと待ってくださいよ!! “カゲミツ”はまだ試運転も済んでないんですよ!?」
ハインリヒ:「敵が待ってくれるか」
GM/オペレーター:「敵天使兵、2波に分かれました! 半数は当基地、半数は市街地に向かっています!」
アレクセイ:「あああああ、もうッ!! どうなっても僕は知りませんよ!!」
GM/アクシア:「そういうこと! ディフェンスはアタシと3番機を使うわ。アレクは1番機と“カゲミツ”で市街地に向かった敵を叩いて!」
ハインリヒ:「市街地か…」
アレクセイ:「こちら瑞穂基地所属、アレクセイ・レヴォントゥリ中尉だ。“カゲミツ”の発進準備、急がせろ!!」
アレクセイ:整備班に向かって通信
GM/アクシア:「ハインリヒはサポートお願い! 正直、この基地の航空戦力ってアテになんないから!」
GM:たったかたー、とすっ飛んでいくアクシア。
ハインリヒ:「アレク、俺は先に行くぞ。指揮、しっかりしろよ」
アレクセイ:「それじゃ少尉、子供たちのお守りはよろしくお願いしますっ!!」
ハインリヒ:俺は走って退場
GM/整備兵:「了解です。ですが、ドライバーとナビゲーターはどうするのですか、中尉?」>アレク
アレクセイ:「今日ここに搬送した少年が居ただろう。ドライバーにはあの少年を使う」
アレクセイ:「ナビゲーターはリトス・エングリオ少尉だ。さっさと呼び出して!」
GM/整備兵:「そんな無茶な……って場合でも無いですね。了解です!」
アレクセイ:「二人とも、生き延びてくれよ……」
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠