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Last Update/2012.02.05


◇ 第59話『赤の聖女の微笑み』◇

「あなたは、私に……何を望むの?」
――時祭沙羅

 

ミドルフェイズ:シーン1/シーン2/シーン3/シーン4/シーン5
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「役割分担」
 シーンPC:佑人。

GM:弐条城地下に設営された、臨時の観兵式典警備総本部。
GM:責任者であるアクシア・リヒトヴィッツ大尉に呼ばれたのは、式典に参加するギアドライバーと、その護衛に選ばれた機械化兵たちであった。
GM/アクシア:「はい、みんな集まったわね」
GM/アクシア:「それじゃあ、今回の式典の簡単なおさらいから始めるわよ」
静真:直立不動、腕組み、瞳を伏せ。
佑人:「了解です。まずスケジュールはこんな感じですね」とプログラムを広げる
GM:――とどのつまり。
GM:この式典は開戦以来、帝都を失い、多数の艦艇を撃破され、天使兵に蹂躙されたヤシマが大体的に掴んだ2つの苦い勝利――天津島沖海戦と御神原諸島封滅戦による、合衆国十字軍太平洋方面戦力の撃破――を喧伝し。
GM:それと引き換えに失ったものを糊塗することに他ならない。
GM/アクシア:「完機ちゃんたちは人道的にも戦力的にも晴れ舞台には回しにくいし……」
GM/アクシア:「てことで、主役はシュネルギアと、脇を固める戦闘機隊の面々ね。機械化兵諸氏には、ギアドライバーたち本人の護衛役も頼むことになるんだけど」
GM/アクシア:「純香せんぱ……こほん。江藤次官はマスコミ対策完璧だから、アンタたちもヘマせずきっちり役割をこなしてちょうだい」>ALL
静真:「……Zzz…」
沙羅:静真ひじでつつく
佑人:「耳が痛いね、手ひどくやられた身としては」>アクシア
沙羅:「お人形さんをしっかりやればいいわけですね
GM/アクシア:「そりゃまぁね」>佑人&沙羅
アレクセイ:「人形とは卑下し過ぎだよ、時祭少尉」
佑人:「それで、あのときの連中は見つかりましたか?」
GM/アクシア:「それが皆目。――でも、アタシは連中が何か仕掛けてくると思うわ」
佑人:「でしょうね……(溜息)」
静真:「連中……天使派の連中ですか?」
佑人:「いや、人間戦車を4機も駆ってきたからね。天使派が絡んでいるにしても、その背後に何者かがいると思うよ」>静真
GM:深く頷き、別のパネルにレーダー網のマップを展開するアクシア。
アレクセイ:「式典にかける時間があれば、そっちに割けばいいのに……」アクシアの隣でぼやいておこう
静真:「背後、ねぇ。どんな組織にだって、腹黒い連中はいるもんだしねぇ」
GM/アクシア:「ま、こーして万全の警戒網は敷いてあるので。佑人たちは式典中の、ドライバー陣を護ることにまずは集中して頂戴」>佑人
GM:プランでは4機のシュネルギアが式典に参加。パイロットたちは演台で維馬篭中将と江藤次官の閲兵を受けた後、戦闘機隊とともにデモ飛行を行う運びとなっている。
沙羅:「万全の対策ってすればするほど、油断って大穴が開くんですよね……」(小声)
GM/アクシア:「何か言った? 時祭少尉?」(#)>沙羅
アレクセイ:「………う。 僕の方見て言わないでくれる?」>沙羅
佑人:「了解です。……ということで、よろしく頼むよ」>沙羅、静真
沙羅:「了解しました」
静真:「了解。頼みますね」
GM/アクシア:「――で、ね。機密上っていうより、見栄えの問題から単座で動かしてもらうことになるんだけど」
GM:ぴっぴぴ、と機体データを画面に映し出すアクシア。
GM:2番機“シュトルム”、7番機“ケンプファー”。
GM:そして新造機の“タイフーン”と“カゲミツ”
GM/アクシア:「誰がどれを動かすか決めてちょーだい?」>ALL
GM:それに合わせて護衛も割り振るからー、とのたまう。
佑人:「……戦力としては期待するな、って事だね。それもしょうがないか」<単座で
佑人:ギアドラ&ナビの4人を見つつ
GM/アクシア:「そこが悩みどころ。ま、いざとなれば慣れた方に合流してもらうしかないわ」>佑人

静真:「らっきーせぶん」
GM/T−X:「私は何でも構いません」
沙羅:「自分の機体を他人に任せるつもりはありません」
GM/凍:「……沙羅は…………シュトルムに」(頷く)
GM/凍:「…………私は……“カゲミツ”に、乗る。…………代胤が、きっと悦ぶ」
アレクセイ:凍が某中将の名前を出したところでちょっとぎょっとした表情を。
沙羅:「機体特性が合わない気がするけど、大丈夫かな?」
GM/凍:「…………ヤシマの最新型、だから……、問題ない」(えへん。と胸を張っている?)>沙羅
静真:「……あ」
静真:「配置はどんな感じだっけ?」
GM/アクシア:「じゃ、その辺は説明してくれる?」<配置>アレク
佑人:「セカンドステージのお披露目もあるから、カゲミツとタイフーンが前に。それにシュトルム、ケンプファーが続く形かな?」
アレクセイ:「う、初瀬中尉に先を越されてしまった……(しょぼん)。まあ、そういう事だよ」
GM/アクシア:「じゃあ、機械化兵諸氏には、明日までのパイロット陣の護衛役の割り振りね」
佑人:「あ、悪い(^^;。アレク、じゃあ頼んだ」
GM:で、誰がいい? とにやりんぐなアクシア(笑)>佑人
アレクセイ:「……やっぱ僕ぁ、こういう仕事向きじゃないのかもなぁ」目の幅涙を流しつつ(笑)
沙羅:「……しっかりしてください」
GM/アクシア:「「…………#」(裏拳で腹を小突く(笑))>アレク
アレクセイ:「う。 だからそんな眼で睨まないでくれるかなぁ……てぐがはぁ!?」
沙羅:「この眼は生まれつきです」(ちょっとぶすっとz)
アレクセイ:「ど、どにがぐ、ぞう゛いう゛ごとだがら゛……」腹を押さえつつ、ドライバー陣に打ち合わせを任せてみる(笑)
静真:「……じゃぁ、T−Xはタイフーンだな。後ろ取った」(ケンプファー
GM/T−X:「――静真は、後ろに私が居るのは嫌なのですか?」(きょとん)>静真
静真:「いや、べつに。むしろ、好きだけどな、後ろ」
静真:(そう、弓弾く彼女の背を見るのが好きだった)
GM/T−X:「そう、ですか?」(ちょっと不思議そうに)>静真
静真:「そうそう、まぁ、たまには後ろもいいじゃん。いつもT−Xが後ろだし」
静真:な、と微笑む。
GM/T−X:「分かりました。よろしくお願いします、静真」(丁寧に、礼)
GM/機械化兵A:「あ、じゃあ俺は凍姫がいいー」
GM/機械化兵B:「ちっ。じゃあおれはそっちの完機ちゃんで!」
GM/機械化兵C:「……ふむ。時祭少尉を誘って西陣織を見に行くのも悪くない……」(きらーん)
GM:外野は気にしないでいいよ(笑)>佑人
アレクセイ:「ほらそこっ、いたいけな少女を相手に変な気起こすなよ!」>機械化兵ズ
佑人:「そうだなぁ……静真くん。君はお姉さんについてもらったほうが良いかな(笑)?」
静真:「お姉さん?」
佑人:「君の護衛につかせてもらおうかと思うんだけどね。構わないかな?」>静真
GM/機械化兵A:「おお、勇者だな佑人よ!」
静真:「美人で奇麗なお姉さんが良いなー、とは思いつつも了解」>佑人
GM/機械化兵B:「話の分かるヤツっていいよな、うんうん」
GM:居ないぜ?(笑)<美人で綺麗なお姉さんな機械化兵たち
静真:知ってるから!(笑)<いない
GM:七支隊も最前線に投入されて、今頃酷い目にあっておる。
GM/機械化兵C:「――佑人。我々は貴官の尊い犠牲を忘れないだろう」
沙羅:あははは……
佑人:「馬鹿だな、任務で女の子連れて歩いたってむなしいだけだろう」(笑)>機械化兵A
GM/機械化兵A:「なんでさ。そこがいいんじゃないか。特権特権♪」
沙羅:「佑人さん結構きついですよそれ(笑)」
静真:「……あっはっは…」
静真:きゅ、と右手を銃みたくに。
静真:(…後ろの方が、少しは楽かも知れないだろ… その時のためには、さ)
アレクセイ:「盛り上がるのもいいけど、式典の時間が押してるんですよ。……先輩が怒る前にやめときましょ? ね?」
GM/アクシア:「…………#」
佑人:「……ま、これで一応分担はできましたよ」>アクシア
GM:ばむっ! とレポートボードをわざとらしく演台に叩きつけるたいちょー。
GM/アクシア:「決まりね。それじゃあ解散。護衛がついてる限りは、門限まで観光してきてもいいわよ」>ALL
GM:じゃーねー、とふらふら会議室を出て行くアクシア。
GM:どうやら、だいぶ煮詰まっているようだ。
アレクセイ:「あ、ああ、ああ……なんて事を!なんて事をッ!! あんな怒った先輩の怒りの矛先が向くのは僕なんだよっ!?」
アレクセイ:静真ほか、機械化兵ズに涙目で訴えてやる(笑)
静真:「がんがれ、負けるな。力の限り、アクシアたいちょーのご機嫌取りをよろしく」>アレク
佑人:「大変そうだねぇ……君も」同情のまなざし(笑)>アレク
沙羅:「私たちにどうしろといわれるのですか?」
アレクセイ:「同情するなら手を貸してくれよ……」(しょぼーん)
GM:では、シーンエンド(笑)。

■ミドルフェイズ/シーン2 「古都の風に」
 シーンPC:沙羅。

GM:――そんなわけで。
GM:夕暮れの赤が空に広がる頃合。
GM:沙羅は凍を連れ、清水寺の舞台に立っていた。
GM:――特に理由は無い。
GM:だが、どうせ凍に見せるなら、金ぴか銀ぴかの仏閣よりこちらの方がいいのかな、とも思う。
GM/凍:「………………」
沙羅:「いい眺めだね」
GM/凍:「………………」(こくこく、と頷く)
GM:仁王門からこの方、凍はいつもどおり終始無言。
GM:でも、わくわくしているのは、僅かな表情の動きや、そわそわした肩の仕草などで丸分かりだった。
アレクセイ:「ふーむ。木造の建築物というのは趣があってイイねえ」
沙羅:「清水の舞台……舞を見てみたいとも思うけどね」
GM/凍:「…………沙羅が……踊ると。きっと、……綺麗」
GM:夕暮れの古都の山景を前にしたそれは――ひとつの幻想とさえ感じられる。
GM:駆け抜ける風が、舞台の縁まで駆けた凍の白い髪を梳かす。
沙羅:「凍も映えると思うけどね」(にこ)
GM/凍:「…………!」(ちょっと顔が赤くなる)
アレクセイ:「時祭少尉。さっき、キミは“式典でお人形をやってればいい”と言ってたけど……」
沙羅:「ドライバーだけでは全力発揮する事はできない。だから立って歩くか、飛ぶだけ。戦場では人形でしかなくなります。ちがいますか?」
アレクセイ:「いやいやいや、そうじゃなくて。何といえばいいか……。戦争にはさ、英雄が必要なんだよ」
アレクセイ:「良くも悪くも……ね?」
GM/凍:「…………えい……ゆう」
沙羅:「それが作られたものであっても……ですか」
アレクセイ:「国を挙げて大々的な式典をやる。そこで勇士を祭り上げる。そうすればさ、前線で戦ってる兵はどう思う?」
静真:「作られてたとしても、英雄は英雄」
静真:「英雄が前線に向かえば、それだけで士気高揚」
アレクセイ:「そう。『ああ、人の力で勝てない訳じゃ無い』……とまあ、そう納得する訳さ」
静真:「英雄と共に戦っているという昂揚感」
静真:「いろいろ、与えられる」
静真:「それに……英雄がいれば、民衆へのアピールにもなる」
アレクセイ:「特に、その英雄が年端もいかない少年少女なら――インパクトは充分だろうね」
GM:ふと、興味が湧いたのか。
GM:まるで羽根のように、ふわりと凍の身が、欄干の上に立っていた。
GM/凍:「………………!、!!」
GM:とん、ととん。と軽快にステップを踏む。
沙羅:「凍」扇を投げる
GM:見ているだけで恐ろしく危なっかしく、――壊れやすくて綺麗な景色。
GM/凍:「………………」(はし、と扇を受け取り)
アレクセイ:「兵士のみならず、国民の士気も上がるだろうさ。だが……キミたちは“造られた英雄”とは違うよ」>沙羅
沙羅:「欲しくて得たわけではないですけどね……。今は感謝しています。友だちに会えた事は……」
静真:「……そうですなー(ま、ルビには…イケニエ、とでも振っておこうか)」
GM:くるくると、細い欄干の上で、凍が踊る。
GM:それは――。つまりは、こういうことでしょう? という問いかけにも、見える<英雄
静真:「しかし、絶景だねー」舞台に座り込んで、凍を眺め。
アレクセイ:「僕は根っからの臆病者でね。だから前線じゃ戦えない。そんな技能も無い。けど……キミたちは違う」
アレクセイ:「自分に誇りを持ってくれ。キミたちにはキミたちにしか、出来ない事があるんだから」
GM/??:「それは――面白くない。とか思ったりはしないんですよね。不思議だなぁ」>アレク
GM/凍:「…………あ……っ?」
GM:いつの間に、そこに居たのか。
GM/金髪の少年:「――っと、!」
アレクセイ:「だ、だだ、誰だっ!?」
アレクセイ:さっきまでのシリアスぶりとは打って変わって、脅えまくり(笑)
GM:凍が、欄干の傍に立っていた少年に気づき――バランスを崩しかけ。
GM:素早く手を伸ばした彼の手によって、舞台のこちら側にすとん、と降りた。
沙羅:「凍」手を引きます。
静真:「…“白”か」
GM/金髪の少年:「危ないなぁ。パートナーはしっかり監督しとかないと、駄目だと思いますよ、おねーさん?」>沙羅
GM:えいや、と凍の背を押し、屈託の無い笑みを浮かべる――少年。
沙羅:「忠告感謝します」
GM:沙羅より2つくらい年下だろうか。ふわふわの髪が、ひよこを思い出させる。
静真:「舞台は終わり、と……」
GM/金髪の少年:「ボクはラファエロって云います。おねーさんたちのお名前は?」>ALL
沙羅:「沙羅です」
沙羅:「沙羅双樹のさら……」
GM/凍:「…………八坂……凍」
GM:へえ、いい名前ですねえ、と。ラファエロ少年が笑う。
アレクセイ:「ラファエロ、か。アンセルモ・ロッソに同行していた完全機械化兵も天使と同じ名前だったね」
GM/ラファエロ:「興味深いお話でした。おじさん」>アレク
GM:おじさん、の部分を微妙に強調しつつ、屈託なく笑う。
アレクセイ:「が、合衆国の人間が。この古都で何の用だ!」
アレクセイ:ツッコミいれる余裕なんざありゃしませんよ(笑)<おじさん
GM/ラファエロ:「ひどいなぁ。何でいきなりそう決め付けるかなぁ……」(むー)
沙羅:「中尉、向こうは今はやりあうつもりはなさそうです。おちついてください」
静真:「……」すー、はー。深呼吸。空を見上げ。
GM/ラファエロ:「そんなだから、“英雄”に護ってもらいたい。とか、思ってません?」(にこ)>アレク
アレクセイ:「……人には適材適所ってのがあるんだよ。少年」
GM/ラファエロ:「じゃあ、おじさんはかちあわないいびつな歯車なわけですね」(あははー、と悪気のない笑顔)>アレク
アレクセイ:「僕は彼女たちを導いて、諭して。迷ったら後ろから背中を押すのが仕事」
GM/ラファエロ:「そうして、死ねって命令するのも?」
GM:純粋な、疑問符。
GM/凍:「………………」
佑人:「そうしないために、アレクはがんばっているんだよ」>ラファエロ
アレクセイ:「そうならない様に命を懸けるのさ。……甘く見るなよ、少年」
佑人:舞台の袖から登場します(我慢できず)
GM/ラファエロ:「あ、こんにちは佑人さん」(にっこり)>佑人
静真:「お、ようやく来たね。石段きつかった?」>佑人
佑人:「ああ。もう少し相棒のことも考えてやれ」とT−X連れてきてもいい? それともまだ整備中?>GM
静真:んー、個人的には来てほしくなかったり(笑)
GM:じゃあT−Xは、ちょっと調子が悪いので宿舎に居残りです>佑人
静真:おけおけw
佑人:了解〜
GM/ラファエロ:「ええと。――こういうのを、この国では“役者が揃った”って言うんでしたっけ?」
佑人:「ああ、久しぶりだね。お蔭様で、こうしていられる」>ラファエロ
GM/ラファエロ:「でも、困ったなぁ……佑人さんが来ちゃうと」
GM:じー、と沙羅と凍を見つめる、少年。
アレクセイ:「キミと対になる役者が舞台に立ったよ。……どうする、ラファエロくん?」
アレクセイ:微かに余裕を滲ませている……振りをしつつ、ラファエロに警告。
沙羅:「佑人さん、この子を知っているんですか?」
GM:ちょっと唇に人差し指を当てて、黙ってて欲しいなぁ? の笑顔>佑人
佑人:個人の問題なので、それには口をつぐむ悪人(笑)>ラファエロ
GM/ラファエロ:「ちぇ。もう少し沙羅さんや凍さんとお話したかったのにー」(ぶーぶー)>佑人
アレクセイ:「キミの望む舞台はここじゃないだろう? まだ役者も揃っていないんじゃないのか」
アレクセイ:じっとりと掌に滲む汗。震える脚。でも弱みはこれ以上見せないぜっ
佑人:「それは悪かったね。でも彼女たちもスケジュールがきついんだ」>ラファエロ
GM/ラファエロ:「うんうん、佑人さん分かってる。――ボクは、ここでお話がしたかった」
GM:でも、確かに時間切れみたいですね。とちょっとため息。
沙羅:「あなたは、私に……何を望むの?」
沙羅:特に理由があったわけでない。けど、つい口から出た言葉
GM/ラファエロ:「友だちになって欲しいなーって。思っちゃいけません?」(にこ)>沙羅
GM/ラファエロ:「あ。ボクはそれ以上でもいいんですけど」
GM/ラファエロ:「いきなりそれもどうかと思いますし」(むー、と考え込み)
佑人:じっと舞台の上の人たちを見ている
沙羅:「私はいいよ」
GM/ラファエロ:「――ホントですか? うわぁ、嬉しいな……!」
GM/凍:「………………」(敵視の視線)
GM:金髪のふわふわ少年は、それじゃあ。とてこてこ舞台の出口に向かう。
GM/ラファエロ:「それじゃあ沙羅さん、凍さん。近いうちにまたお会いしましょうね!」
沙羅:「でも、友達って道具じゃない」
GM:見れば、背の高い黒髪の青年が――舞台の出口に立ち、こちらを見ていた。
GM/ラファエロ:「ごめーん劉略。ついおしゃべりが楽しくって……」
GM/劉略:「…………行くぞ。もうここに用は無い」
GM:ふと、制服内の拳銃に手をかけている凍。
GM/凍:「…………沙羅。……敵……?」
アレクセイ:「お前は―――!?」>劉略
佑人:「ラファエロ。また、な」片手上げて
GM:ふッ、と。唐突に2人の少年の姿は消える。
沙羅:「凍」制服の上から手を押さえてる
GM/凍:「…………沙羅。……あいつらは。あの、2人は……!」
沙羅:「多分ね。戦場で会うでしょう。近いうちにね」
静真:「………でだな」
静真:「俺はオール無視か、オイ」>ラファエロ
アレクセイ:「くっ―――何も、出来なかった……!!」
アレクセイ:がっと膝を崩して、拳を床に叩きつけて
佑人:「沙羅さん、凍さん、か……アレクと静真くんは無視したのか。やれやれ、先が思いやられるな」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「新型機、到着」
 シーンPC:アレクセイ。

GM:夜――。国鉄古都駅。
GM:軍事用の特別ホームに、政宗から北陸経由で搬送されてきたシュネルギア:カゲミツが搬入されてくる。
GM:責任者の陸軍少佐曰く、輸送機の手配がつかず、やむをえず列車で運んできたとのこと。
GM:また、途中で“天使派”の襲撃を受けるも、撃退したと言う。
GM/陸軍少佐:「さぁ、あとはこいつをトレーラーに載せて弐条城まで運ぶだけですな」>アレク
佑人:「ここまで来れば一安心、か。早く運んでしまおう」>アレク
アレクセイ:「予定通りなら、ね。でも世の中、”予定は未定”ともいうから……」
GM/陸軍少佐:「なぁに、この“カゲミツ”はヤシマ期待の星。維馬篭中将もさぞお喜びでしょう」>アレク
アレクセイ:「……あの人も大概、何考えてるか解らないからねえ。ウチの司令といい勝負さ」
アレクセイ:陸軍少佐にぼやきつつ
GM/陸軍少佐:「しかし。明日の式典、楽しみですなぁ。江藤次官は美人ということですし」(うんうん、とうなづく)
GM:まぁ、そんなこんなで積み替え作業は滞りなく進んでいく。
沙羅:「このまま何もないといいんですけどね……。凍大丈夫?」(あくび交じり)
GM/凍:「…………くー」(ねてる(笑))>沙羅
佑人:「アレク、今のところ襲撃の気配はない、な?」小声で
アレクセイ:「大々的な式典に出る、新型機。その輸送で何も無い方がおかしいよ」
アレクセイ:「現にイェーガーやトラバントも、輸送中に奪取されたことがあるし」
佑人:「それを何事もなく運ぶのが君の仕事だろう? もう少し自信持てよ」>アレク
GM/陸軍少佐:「――初瀬中尉どのは、運搬途中の襲撃がある、とお考えで?」
佑人:「あって欲しくはないね」
佑人:「沙羅くんも大丈夫かい? ただ輸送するだけだから、休んでいてもよかったのに」
沙羅:「私よりもこの子が見たいっていってましたから」
GM/凍:「………………すー」(すやすや(笑))
GM:まぁ、けっこう待ったので凍はおねむモードになっている(笑)。
GM:トレーラーの後部座席で、こう、丸まって寝てる。
沙羅:なでなで
GM/凍:「……ふにゅ、沙羅…………」(すーすー)
アレクセイ:「時祭少尉たちに柄にも無い大風呂敷広げちゃったからね。 頑張らないと……」
GM/陸軍少佐:「――はぁ。なにやら実験部隊も大変ですなぁ」

GM:ふむ。ではアレク。
GM:<軍略>振ってみてください。難易度はとてもたいへん、というかまぁ普通気づかないので13(←酷い(笑))>アレク
アレクセイ:ではロゴスを6点消費してダイスブーストしておきますか。
アレクセイ:いや、訂正。ロゴス30点消費!!(笑)
アレクセイ:#39c4  <軍略>4 30個以上振って出なかったら泣くよ!?(笑)
●ダイス:Arec:39c4=18(3,3,2,4,3,1,3,5,3,2,5,5,5,5,5,5,6,2,6,5,6,1,5,2,3,
5,6,5,3,6,5,5,1,5,1,5,3,6,4)= 18
アレクセイ:あ、あぶなーい!?(笑) 18で成功
GM:アクシア『……アレク、いちおうこの件も調べといて。何も無いとは思うけど』
GM:という、たいちょーの言葉が。
GM:心臓に打ち込まれた釘のようにひっかかる。
GM:違和感。何もおかしくないはずなのに、逆にそれがおかしい。
GM/まどか:『報告によると、“天使派”の散発的な攻撃があったとかで……』
GM:そして自分で言ったではないか。……そのことに、なぜ自分は思い至らない?
GM:『イェーガーやトラバントも、搬送途中に奪われたことがある』と。

アレクセイ:「……初瀬中尉。周囲の警戒を怠らない様にしてくれ」
アレクセイ:陸軍少佐の動きにも注意しておくよ。
佑人:GM、G36アサルトライフル調達したい〜
GM:現在は戒厳中なので、判定無しで許可しよう>佑人
佑人:さんきゅ!
沙羅:凍起こします
GM/凍:「………………ん、ふあ。……おはよ、沙羅」(もぞもぞ)
佑人:「沙羅くん、凍くん、こっちにおいで」
GM/陸軍少佐:「――? どうされました、中尉どの?」>アレク
アレクセイ:「カモがネギしょって歩く、って云うんだよね。ヤシマじゃこういう状況のことを」
GM/陸軍少佐:「はぁ。言っていることが良く分かりませんが」
アレクセイ:「……おかしいと思わないかい? こんな状況で誰も仕掛けてこないって」
GM/陸軍少佐:「ですな。……だが、それは古都の警戒態勢を恐れてのことでは?」>アレク
アレクセイ:「例えば、さ。……スパイが既にここにいたりしたら、面白いよね?」
GM/陸軍少佐:「はっは、それは、笑えませんなぁ……」
GM:瞬間、銃声。
GM/陸軍少佐:「――がはっ」
アレクセイ:「やっぱり、そう来たかッ!?」
GM/凍:「………………」(硝煙を立ち昇らせている、ワルサーP99)
GM:射殺された、陸軍少佐の手には拳銃が。
GM:で。いつの間にか前方に見慣れないジープやら民間車両やらがわらわらと。
沙羅:「やはり来ましたね」
沙羅:伝ってコクピットへいくのは無理だよね。
GM:ちょっと難しいかな。<運動> 難易度6で>沙羅
佑人:「アレク! 運転かわれっ!」
アレクセイ:「ああ、安全運転で頼むよ少尉!!」
佑人:「アクシアよりは落ち着いて走らせるさ! 舌、噛むなよ」>アレク
アレクセイ:「ヤシマ陸軍も腐敗してるなぁ……。佐官クラスの人間が裏切る軍隊なんて、ぞっとするね」
GM/凍:「…………佑人。……それ、貸して」<G36>佑人
佑人:「ああ、使い方はわかるね? ……気をつけて」
GM/凍:「………………任せて」(頷き、がしゃこんとセイフティ解除)
アレクセイ:「さっきはありがとう。助かったよ……って、うわわっ!?」
アレクセイ:凍に礼を言ったところで、急発進するトレーラーに揺られ。
GM:そのままトレーラーの荷台に出て、バララララっ、と応射し始める八坂凍。
沙羅:「もう1丁ないの?」
佑人:「沙羅くんはカゲミツへ。あれがやつらの目標だ!」
GM/凍:「…………沙羅。……今のうちに、コクピットに!」(バララララッ)
沙羅:「その方がよさそうだね」
GM:じゃあ、佑人は<回避>振ってもらおうかな(笑)。
GM:難易度はひみつで。
佑人:ひみつかぁ……じゃあ限定解除しないとなぁ
GM:だららららッ! と凍の応射に数倍するSMGやらロケット弾やらの雨。
佑人:普通にキャラの肉体だけでいいんですよな?<回避
GM:うむ。今回はタダのトレーラーなので、キャラとして判定してください>佑人
GM:沙羅も判定頼むぜ。
沙羅:ロゴス9点使用で<運動>を1→4,ダイス11個追加します。
沙羅:#16c4
●ダイス:Sara:16c4=11(3,3,4,6,2,1,6,4,1,3,3,4,6,3,5,5)= 11
沙羅:11成功
GM:ちっ、楽勝だなぁ……(笑)。
佑人:肉体は5なので……回避を+1して、ダイス+9で行ってみようか
佑人:#14c4 ロゴスは12消費
●ダイス:Yu_to:14c4=10(3,6,1,1,4,5,3,2,5,6,1,3,2,4)= 10
佑人:#4c4 限定解除分
●ダイス:Yu_to:4c4=3(4,2,5,2)= 3
佑人:13こ成功で、HP4減らす
GM:うむ。OK。
GM:では、佑人の運転と凍の活躍で、連中を振り切って友軍のもとへとたどり着くことができた。
佑人:「アレク、凍くん、沙羅くん……生きてるかい?」ぎゃりぎゃりっと急ブレーキをかけつつ
GM:――だが。沙羅は何もしていない。否、できなかった。
GM:そう、それは……。
GM:有り体に言えば、この機体がそもそもシュネルギアでは無いからであり。
GM:沙羅1人の力では、「この」第三世代人間戦車を起動することができないからでもある。
GM/凍:「………………ん、大丈夫」>佑人
沙羅:「大丈夫ですけど……、一人じゃ手に負えないですよこれ」
アレクセイ:「……おっかしいなぁ。先輩の話じゃ、式典だと単座起動させるって事だったんだけど」
GM/凍:「………………」(無言で、頬や太股のかすり傷を自分手当て開始)
沙羅:ぶっこむの辛そうなので素で判定しよう
沙羅:#4c1
●ダイス:Sara:4c1=1(4,3,1,3)= 1
GM:ロゴス3点、いっとく?(笑)>沙羅
沙羅:いきますw
GM:うい。では沙羅はこの感触に覚えがある。――この機体は、シュネルギアではない第三世代人間戦車。
GM:すなわち、フーファイターだ。
GM:外装は“カゲミツ”そのものではあるが。
アレクセイ:PDAを立ち上げて”カゲミツ”のスペックを確認しよう。
GM:それはだらららっと出てくる<スペック
アレクセイ:GM。最近になって再建された例の機体と似通ってません?(笑)<スペック
GM:ああ、この機体のスペックを調べるのか。
GM:まず、中身はフーファイター。
GM:装甲はカゲミツとほぼ同じ形だけど、鋳鉄かなんかの模造です<スペック調査>アレク
GM:ちなみに、沙羅。このコクピットはシュネルギアのそれを模しただけの仮設のものだ。
沙羅:「これ、何の冗談です?」
アレクセイ:「X−1と同じ――いや、混ぜものの部品が無いぶん、こちらの方が純正品か」
佑人:「アレク? どうしたんだ?」
アレクセイ:「やられたよ。こいつは羊の皮を被った狼だった」
アレクセイ:PDA端末の画面を見せよう
GM:ただね、アレク。
GM:さっきの<軍略>の余禄で言うと、政宗基地を出た時は、この機体は確かに真正の“カゲミツ”であったことも間違いは無い。
GM:政宗基地がまるごと“天使派”であれば話は違うが、さすがにそれも無い。
アレクセイ:「恐らくどこかで……政宗基地を出てから、摩り替えられたんだ。ご丁寧に仕様書や機体のデータごと、ね」
GM:物言わぬ骸のはずの陸軍少佐が――笑っているようにも、見える。
佑人:「つまり……カゲミツは、やつらの手に……ってことか」
アレクセイ:「まるで、『気付いて下さい』と言わんばかりに手懸りを遺してる。……どういう事だ?」
アレクセイ:「事件の黒幕は、何を考えている―――?」
GM:それは違うぞアレク。
アレクセイ:おお。どこか認識違いが。
GM:本来なら、この陸軍少佐が明日の式典の駐機位置に重機でこの機体を運ぶ予定だった。
GM:だから、ここでアレクが陸軍少佐を疑わなければ、誰にも疑われずに、この機体は式典会場に搬入されていたはずだ。
GM:そして――プログラム的には、早朝に機体の再チェックなど行うことにもなっていない。
アレクセイ:つまり、張子を被ったフーファイターを知らずに動かす事になっていた、か……。
GM:いえす、ざっつらい。
アレクセイ:「アクシア先輩。 ほんと、今回は雑用だけじゃ済みそうにないですよ……」
アレクセイ:陸軍少佐の死体を見やり、エンドで。
GM:蛇足だけど、沙羅も本気で起動させようとしたので、気づいたと<コクピットの仕様
沙羅:「で、どうするんです? このガラクタ」
GM:それについてはシーンを用意します。つかフラグ立ったぜ(笑)>沙羅
GM:では、シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「舞い散る羽根の悪夢」
 シーンPC:静真。

GM:深夜。
GM:宛がわれた宿舎の一室――静真の部屋の扉が、ノックされる。
GM/T−X:「静真。……夜分にすみませんが、よろしいでしょうか?」
静真:「…どうぞー」
静真:「あいてるよー」
GM:視線を逸らし、どこか沈痛な面持ちで部屋に入ってくるT−X。
GM:憂鬱な表情は――かつての“彼女”なら、人前では決して見せなかった顔だった。
GM/T−X:「…………」
GM:話がある。
GM:そう云ったのに、彼女は床にきちんと正座したまま、視線を床に落としたままで何も言わない。
静真:「……」腕を組み、正座し、瞳を伏せる。
GM:こち、こち、こち……と、時計の音が妙に、煩い。
GM:――煩いのは、本当に時計の音、だろうか?
静真:「……なぁ、T−X」
GM/T−X:「…………」
GM/T−X:「……あの」
GM/T−X:「いえ、静真からお先に。どうぞ」
GM:居住まいを正し、じっと見つめてくる。
静真:「……いや、話すのはそっちが先」
静真:「そもそも、話があるのは君のはずだろ?」
GM/T−X:「……それが、ですね。その」(あせあせ)
GM/T−X:「何を話せばいいのか……分からなくて」(もじもじ)
GM:うー。と、困ったように膝の上で指を縺れさせている。
GM:その仕草にも、見覚えがある。
静真:「うーん…」
静真:「仕方ない」
GM/T−X:「…………すみません」(しゅん)
静真:「ちょっと遊ぼう」
GM/T−X:「はい」(頷き)
GM/T−X:「射撃ですか? それとも格闘訓練?」
静真:「射撃で」
GM:ちょっと嬉しそうに、立ち上がり。
静真:「いや」
静真:「射で」
GM/T−X:「ですが、この時間では訓練場は使えないでしょうね……。え?」<射
GM/T−X:「でっ、でも。そんなのどうすれば? 弓も道場もこんな時間では……」(あせあせ)
静真:「型はできるだろ?」
GM/T−X:「たっ、確かに古都は武芸も盛んですし。昼間なら弓道場もたくさん……、あ。はい」(頷く)<型
GM/T−X:「では、どうしましょう。先ずお手本をお見せした方が?」
静真:「…それにさ、ほら。俺ってば、サイコロの出目で入部決めたし」
静真:「真面目にやった憶えが無い」
GM/T−X:「…………?」(はてな顔)
静真:「だから、お手本よろしく」
GM/T−X:「静真も、弓道を……してたの?」(ちょっと顔をしかめる。何かが痛いような)
静真:「してたよ」
GM/T−X:「うん。……ちょっと、そこで見てて」
静真:「はいはい」
GM:す、と瞑目し――。
GM:そこには無い、仮想の弓を仕立てて起こし、ゆっくりと引く。
GM:いや。
GM:静真の目にも、見える。
GM:うっすらと燐光が、弓の形を作って彼女の手の内に、ある。
静真:――懐かしい、あの日の姿
GM:くんっ、と手元が動いて――。
GM:ばんっ! と、宿舎の窓ガラスが派手な音を立てる。
GM/T−X:「…………? あ、あれ?」
静真:「――ん、どした?」
GM:びいいん……と、何かがぶつかったように振動するガラス戸。
GM/T−X:「いえ。その……何も、ないはず。……だよ、ね?」(確認するように)>静真
静真:「……?」
静真:「在るじゃん、ちゃんと」
GM:不安そうな視線が……少し、柔らかくなる。
GM/T−X:「そっか。静真がそう思ってくれるなら、それでいいかな」(ふっ、と微笑い)
GM/T−X:「じゃあ、次は静真の番だよ。……見せて、くれるよね?」
GM:すっ、と綺麗な所作で後ろに下がる。
静真:「だーいぶ、忘れてるけどね」
静真:立ち上がるのも、場につくのも、ぎこちない。
GM/T−X:「でも、身体は覚えてるはずでしょ?」
静真:「だと良いけどね〜…」
GM/T−X:「あれだけ……たくさん、練習したんだから」
GM:自分でも、なぜそんな言葉が出るのか、気づいてない。
静真:あの頃も、無駄口を叩きながら射に臨んでいた
GM:す、と膝を落とし、正座して静間を向く。
静真:「……」すぅ、と呼吸を整え…
GM/T−X:「…………」
静真:身体の憶えている動きを…なぞる
GM/T−X:「…………」(ほぅ、と息を吐き)
GM:ぱちぱちと、拍手。
GM/T−X:「凄いね、静真は」
静真:「…ん…ずれたかな〜…」目を開ける
静真:「そーかな?」
GM/T−X:「久しぶりにしては、綺麗だったし……。“華”があるよ、静真の射には」
GM:凄く嬉しそうに、笑う。
静真:「……華、ねぇ…」
GM/T−X:「翔一もそうだよね。――わたしには、そういうのってなかったから」
静真:「あいつは……見た目もいいからなぁ」
GM/T−X:「たくさん練習したのに、ぜんぜん巧くならないときも、あ……っ」
GM:つぅ、と知らず堕ちる、涙。
GM/T−X:「あ……あ、はぁっ。う?」
GM:我に返ったように、自分の頬に手を当てる。
静真:「……星が奇麗だな…」T−Xのほうを見ることなく、窓の外のソラを眺め
GM/T−X:「静真……。これは、何。でしょうか……?」
GM/T−X:「なぜ、私は……」
静真:「……ただの、想い出さ」
GM:ぼろぼろとこぼれる涙に戸惑いながらも、頷いて。
GM:ふぅっ、と息を整える。
GM/T−X:「……ありがとうございます、静真。おかげで少し、落ち着きました」
静真:(……君と、あいつが親しげに話す姿を見るのが、俺は嫌いだったんだ――)
GM:ほっと息を吐き、少し寂しそうな、辛そうな微笑を浮かべて。
GM/T−X:「すみません。明日も早いのに長居してしまいました」
静真:「べつにいいよ〜」
GM/T−X:「……私は寝なくても大丈夫だけど、静真がそうでないのを忘れていたようです」
静真:「で、話す事って見付かったかいね?」
GM:もういちど、ごめんなさいと軽く会釈する。
GM:さて静真くん。
静真:はーいな
GM:ちとT−Xのダーザインで判定してくれまいか。難易度は
GM:5で。
静真:5かぁ…
GM:5だ。
静真:じゃぁ、ダイスブーストを10しておこう。(笑)
GM:OK。
静真:#18c4
●ダイス:Shizuma_T:18c4=13(3,4,3,2,5,1,6,4,3,3,3,4,2,6,4,5,5,3)= 13
静真:ぶっw
GM:では、静真は気づいた。
GM:彼女の身体の3割ほどがすでに受肉し、危険な状態に差し掛かっていることが分かる。
GM/T−X:「…………」(俯く)
GM:そう。彼女は繰り返している。
GM:かつてその身を削り、己の意を押し殺して戦い――イノチを落とした時と、同じ轍を踏んでいる。
GM/T−X:「それでは、静真。……おやすみなさい」(くるり、と)
GM:立ち去ろうとする、彼女。
静真:「……遠山」
GM/T−X:「……?」(視線だけで振り向く。疑問の貌)
GM:それは誰? それは誰? それは私の向こうのわたし?
GM:――それは、誰?
GM:そんな、顔。
静真:「……俺は」
静真:「……君を信じてる」
GM/T−X:「似ていますか? その、私は。そのひとと」
GM/T−X:「…………」(そのまま、無言で立ち去る)
静真:「……似てないよ、全然」
静真:「……そうだろ」
静真:ひびの入った、ガラス窓を撫で。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン5 「わるだくみのじかん」
 シーンPC:アレクセイ。

GM/アクシア:「――で、どうするつもりなの。アンタとしては?」
GM:深夜。
GM:ほうほうの体で弐条城にたどり着いたアレクセイは、そのまま徹夜モードで不機嫌絶好調のアクシアと。
GM:膝を詰めて話すと殺されるので、机を挟んで作戦会議をしている。
アレクセイ:「いや、それはその……どうしましょう、先輩?」
GM/アクシア:「それを考えるのも指揮官の務めよ? ちっとは自分で考えろーこの(ピー)後輩ー」
GM:いま、すっごく不穏当な発言がありましたことをお詫び申し上げます(笑)。
アレクセイ:「うわ、非道い!! 今の逆セクハラですよ、逆セクハラ!!」
GM/アクシア:「でもまぁ、条件としては」
GM:ずずい、と身を乗り出し。
GM/アクシア:「いまさら式典は中止できないんだから、逆にこれを利用する他ないわね」
アレクセイ:「つまり……“カゲミツ”の中身に気付かなかったフリをして、敵をおびき寄せる訳ですね?」
GM/アクシア:「そ〜ゆーコト。冴えてるじゃない」
GM:ふっふふー、と笑うアクシアたいちょー。
アレクセイ:「連中もこっちが機体の解析を済ませてるかも、という不安はある。でも、肝心のカードはこちら……。ババ抜きの最後の一手と同じですよ」
アレクセイ:「カードを引くしか、手は残ってない。ってね?」
GM/アクシア:「いや、それはどうかしら……。アタシの見立てだけど、アレクのおかげでどうにか五分に戻せたって感じよ?」
GM/アクシア:「アレク。あんたレオンとトゥアレタの報告書は読んでるんでしょう?」<天使の名前のフーファイター乗りたち
アレクセイ:「ええ」
GM/アクシア:「じゃあ……アレ(劉略のことね)が、フーファイターをどーしたか。覚えてるわよね?」
アレクセイ:「天使化させたんですよね、確か」
GM/アクシア:「で。アンタはアレに会ってるんでしょ、夕方」
GM:ふーむ。と椅子に背を預ける。
アレクセイ:「ええ。ラファエロって少年も一緒でした」
GM/アクシア:「なら、あのカゲミツもどきがどうなるかってくらい想像つかないかしら?」
GM:とんとん、とテーブルを綺麗な指で叩いて。
アレクセイ:「そりゃ勿論、連中が無理矢理にでも―――天使化させべぐっ!?」舌噛んだ(笑)
アレクセイ:「有効なカードどころか、ジョーカーじゃないですかこれっ!?」
GM/アクシア:「そうよ。だから、この手を使ってようやく五分。でも、使わなきゃ連中はさっさと奪ったギアだけ持ってトンずら。……ほら、楽しくなってきたでしょ?」
GM:にんまり、と意地の悪い笑みを浮かべる。
アレクセイ:「………先輩がこういうカオの時はだいたい無茶な事云うんですよね。でもって、僕に断る権利は無い」
GM/アクシア:「そういうコト。――襲撃直後の押さえはアタシがやるわ。アンタは、ドライバーの子たちを指揮して連中をとっちめなさい」
アレクセイ:「大杜基地の4番機建造の時もそうだったし、トラバント六式開発の時だって……」よよよ
GM/アクシア:「じゃあ、報道対応とか非常線構築とかの方、やる?」(しれっ)
GM:言っとくけど、すっごく面倒よ? とにこにこ言う。
アレクセイ:「アレクセイ・レヴォントリ中尉。ギアドライバーの指揮に移ります!!」
アレクセイ:びしす、と敬礼。報道管制の一言はドン無視して部屋を出る(笑)
GM/アクシア:「うっし。それでこそアタシの後輩! アレク愛してるー」(後半は棒読み(笑))
GM:あ、それとなアレク。
アレクセイ:はい?
GM:式典では、パレード>閲兵>デモ飛行まで、ギアドライバーたちがシュネルギアに触れることは無いプログラムですが。
GM:その間、駐機してる機体の監視とかはどうするかね?(にこにこ)
GM:たいていの要望なら、アクシアがどーにかしてくれるけど。
アレクセイ:うーん……どうするかなぁ。
アレクセイ:陸軍の兵はアテにならん、桜花8−5vsガブリエラの例を見るまでもなく、完機ちゃんで警護しても危ないし。
GM:あえて場所を分ける、という手もある<既存機と新型機
GM:あるいは、あえて何もしないという手もある。
GM:もちろん、警備を強化してもいい。
アレクセイ:今のところ場所分けくらいしか思いつかないかなぁ。
GM:では、その方向でギリギリの調整が行われた――。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠