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Last Update/2012.02.05


◇ 第60話『歓喜の歌』◇

「天使と人間が戦争してるって時点で、当の昔に紙切れだな」
――アーヴェル・アドラクス

 

ミドルフェイズ:シーン1//////
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「モルト・ヴィヴァーチェ」
 シーンPC:焔。
アーヴェル登場不可。

GM:瑞穂基地は壊滅的な被害を受けた。
GM:奇跡的に市街地への被害は最小限で押さえられたが、基地機能の70%以上が沈黙。
GM:――第一滑走路には巨大なクレーターが刻まれた。
焔:掌を拳で叩いて「へっ、やってくれるじゃねーかよ」とか不敵に笑ってます。
GM:無事に生き延びた君達ギアドライバー達の前に、ホコリまみれのアクシア大尉が立ち、状況を解説している。
GM/アクシア:「……敵は一切の動力を持たない兵器。地球の裏側から発射された“砲弾”よ」
メーア:「地球の裏側から? そんなことが……」
GM/凍:「……どんな兵器?」
GM/アクシア:「“結界”が止められるのは動力機関を持った存在だけ。動力を持たない砲弾は止められない」
ジークベルト:「理論上は不可能ではない。技術的には不可能に近いが……かつては、か」
GM/アクシア:「第二射以降は私のシュネルギアでケルンを全力展開。砲弾とその衝撃波を受け止めるわ。その間に、ヴィヴリオ大佐が打開策を見つけてくれる筈……だけど」
焔:「力ワザかよ、ますますもっておもしれーじゃねーか」
メーア:「力でねじ伏せるくらいしか方法がないのか……」
GM/メイリィ:「今すぐにシュネルギアで出撃して迎撃するアル! でないと……」
GM:側で、メイリィが何かを言おうと口を開く。
焔:「おちつけ豆チビ。あせったら勝てるもんも勝てねーぞ」
GM/メイリィ:「誰が豆チビあるか、この独活の大木!」>焔
焔:吹っ飛ばされます(笑)。
GM:その口を、そっとアクシア大尉の白い指がふさいだ。
GM/アクシア:「ダメよ。これは私の見せ場なんだから。あなたはイイコで待っていなさい」>メイリィ
メーア:「ええいッ、喧嘩は後にしろ!」
焔:「ってことだな。けど実際どーすんすか大尉。大佐がなんか考えるまでオレらは待機っすか?」
GM/アクシア:「焔くん、メイリィを大人の女になるまで、お・ね・が・い・ね?」>焔
焔:「なにしやがるこの豆ち……」と言いかけてから、ムスッとしてそっぽ向きます。「へいへい、りょーかい」
ジークベルト:「そういうことだ、君たちの出番はそのあとだ。それまでは、英気を養っておけ」
GM:メイリィはその言葉に真っ赤になる。
GM/メイリィ:「お、オトナって……オトナって何アルかたいちょー!!」
焔:「だあぁっ、ちったぁおとなしくしてろ! (ぼそっと)……ケガもしてんだろーが」
GM/アクシア:「あらら〜、何を誤解したのかなタン少尉? ふふ、じゃ、行ってくるわねー」
GM:手を振って去るアクシア。
メーア:「……アクシア隊長、まさか?」
ジークベルト:「君もあまり無理はするな」>アクシア
GM/アクシア:「大丈夫よ、弾道が読めれば香夜が計算してくれるもの。迎撃は無理でも、ケルン防護には十分な時間が残るわ」
ジークベルト:「さあ、聞いてのとおりだ。作戦が始まれば、死ぬような目にあうんだ。それまでゆっくり休め」
ジークベルト:解散を宣言する
焔:「さてと……ひさびさのでけーケンカだぜ」ニヤリと。
メーア:「……了解、しました。絶対に、もう二度と直撃などさせはしない。しかし……」
メーア:中程の頃からひとりごちるように
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン2 「星空の彼方に神を求めよ」
 シーンPC:アーヴェル。
登場不可。

GM:あの時、おやっさんの頼みで再度哨戒飛行に出ていたアーヴェル。
GM:大陸間弾道砲の砲撃によって愛機のコントロールを失い、必死に脱出し、地面に叩き付けられた。
GM:……強化されていない生身の体なら、死んでいただろう。
アーヴェル:「――ったく、せっかく美人とお近づきになれる機会だってのに」
GM:見回せば夕暮れの山の中。
アーヴェル:まったく、とぼやきながら。べいんっ! とエーヴィフネルのハッチを力づくで放り出し。
GM:足が巨大な岩に潰されている。
アーヴェル:「にしても、ここはどこだ?」
GM:義足なので命に別状はないが、とても一人でどけることは出来ない。
アーヴェル:むぅ。
アーヴェル:むりやり切り離すとかはできそうにないかな?>GM
GM:ハッチの中のエマージェンシーキットまで手が届かないところで姿勢が固まってしまってるね。
アーヴェル:「あちゃー。……参ったね、どうにも」
アーヴェル:肩を竦めて、空を見上げる。
GM/??:「誰か生存者がいるのか?」
アーヴェル:「――? えーと、こっちに1人。要救助者の確保を求むよ」>声
アーヴェル:ていてい、と手を伸ばして振りつつ。
GM/??:「了解した。ちょっと待て、今行く」
GM:足元の瓦礫を踏み越えて姿を現すのは、エフェメリーダ・ヴォズニャック少佐。
アーヴェル:「早めに頼むよー。命とか血とかそれ以前にもっとヤバいものが漏れちゃいそう……って、君は」>エフィ
アーヴェル:ちょっと意外な顔。
GM/エフィ:「今、どけてやる。あまり無駄口を叩くな、崩落したら二人とも死ぬぞ」
アーヴェル:「や。これはこれは運命の女神様に助けてもらえるとは。地獄で仏ってのはこのことかな?」
アーヴェル:って、できるの? と疑問顔<岩をどける
GM:ライフルの銃床を梃子にして、なんとか隙間を空けるエフィ。
アーヴェル:「――よ……っと」
GM/エフィ:「引き摺り出られるか……長くは持たんぞ」
アーヴェル:「何とかね」(ずるずると這い出し)
アーヴェル:上半身の力だけで、脱出を試みる。
GM:ごろんとコクピットから外に出るアーヴェル。
GM/エフィ:「とりあえずは無事だったのか。助けに来た甲斐があったな、少佐」
GM:――山の端に沈む夕日を受けて、きらきら金色に輝く美しい髪。
アーヴェル:「いや、ほんと助かった。……えーっと?」
アーヴェル:名前を聞きたいなぁ、の視線(笑)>エフィ
GM/エフィ:「名乗ってなかったか? エフェメリーダ・ヴォズニャック少佐だ。助けに来たよ、アドラクス少佐……」
GM/エフィ:「もっとも、遭遇したはぐれホイシュレッケとの戦いで部下と戦車を失って、私も今夜は卿と夜明かしだがね」
アーヴェル:「ははぁ、君も乗ってた戦車を壊されたクチってわけか」(頷き)
アーヴェル:「さて。こうして名乗りあうのは初めまして、だね」(居住まいを正し)
アーヴェル:「アーヴェル・アドラクスだ。それじゃあ一晩よろしく頼むよ、ヴォズニャック少佐」
GM/エフィ:「彼らが勇敢に戦ってくれたから、このあたりに天使兵はもういない筈だ……」
GM:ふと視線を落とすエフィ
アーヴェル:「…………そうか、生き残ったのは君だけか」
アーヴェル:そりゃ、辛いだろうね。とは口に出さず。
GM/エフィ:「……野営の準備をしよう。日が完全に落ちてはどうにも出来んぞ」
アーヴェル:「なら、救援が来るまでの食べ物には不足しないかな。コクピットに救急用の非常食が……おお、あったあった」(軽〜く)

GM:固形燃料の灯りと、非常食のスープがことこと言って煮える音。満天の星空、虫たちのオーケストラ。
アーヴェル:「あ、少佐。これどう?」(非常食袋の中から、固形チョコを取り出し)>エフィ
GM/エフィ:「頂こう……」
アーヴェル:「激ウマだよ。何せ知り合いの情報将校にネタを提供する代わりに、シュネルギアの座席下からパチって来たヤツだから」(にこにこ)
GM:トクニか、と呟いてチョコを齧るエフィ。
アーヴェル:うむ、と頷く(笑)<トクニ
GM:既に周囲は漆黒の闇。街の灯も見えない。
GM:耐えかねたのか、エフィがやわらかそうな唇を開く。
GM/エフィ:「……ここも綺麗な国だなぁ。私の生まれた国も、それは綺麗だった。知っているか? 統一帝国と連邦に挟まれた、小さな国のことを」>アーヴェル
アーヴェル:「……ああ」(真面目な顔で頷く)<小さな国>エフィ
アーヴェル:「共和王国、だったっけ。統一帝国の機械化兵に、僅か二週間で蹂躙され、攻め落とされた国」
GM/エフィ:「私の国を滅ぼしたのは、統一帝国だった。でも、その後に来た合衆国はね、それはもっとひどかったよ」
アーヴェル:「俺はその辺の話は詳しくないからね……。聞いても、いいのかな?」>エフィ
GM:歌うように、星を讃えるように、エフェメリーダは身の上話を始めた。とてもとても、哀しそうに。
GM/エフィ:「解放のために戦っていた人々は、みな政治犯として投獄され……そこで病死した。選挙は行われず、議会は閉鎖された。そして……それに反対する人達は、みな天使兵によって“鎮圧”された」
GM/エフィ:「私の国には、統一の象徴である“共和王”というのがいてね。古代種の血を引いている一族なのさ。その家が、国民の統一の象徴として、議会のやることを承認する、ただそれだけのために座っていた。だから“共和王国”なんだよ」
GM/エフィ:「だけどね、ああ、どうしてこんな話をしてしまうのだろう。だけど、共和王の一族はもうたった一人、憎むべき敵だったはずの統一帝国に連れ去られていた、たった一人のバカなお姫様しか残っていないのさ」
アーヴェル:「ふーん……」(じー、とエフィを見つめ)
GM:……キミの冷たい肌に、エフェメリーダはもたれかかった。
アーヴェル:「それが、流れ流れてヤシマくんだりまでたどり着いて」
アーヴェル:そっと肩に手を回しつつ。
GM:長大なライフルを振り回し、レオパルド戦車を乗り回す女傑とは思えないほど、小さく、細い肩。
アーヴェル:「戦車兵やってるってわけか……」
GM/エフィ:「くやしいなぁ。くやしいなぁ。私が唯一の跡取りなどでなかったら、卿のように機械になってでも、国を取り戻して見せるのにな……」
GM/エフィ:「……どうして私は、王女なんかに生まれてしまったんだろうなぁ……」
アーヴェル:「いやいや、ヴォズニャック少佐。そりゃあ違う」
アーヴェル:耳元で、甘く囁くように。
アーヴェル:「君が、生身のままでも強く戦おうとするから、君を慕う連中は君についてくるのさ」
アーヴェル:「勝つために手段を選ばないようになっちゃあ、それこそ同じだぜ。統一帝国(俺たち)や、合衆国(連中)と、ね」
アーヴェル:「それとも、王女なんか辞めて俺の女になってみる?」(笑)>エフィ
アーヴェル:「そしたら、今よりずっと凄い力が手に入るよ?」
GM/エフィ:「……心を惹かれる誘惑だな、それは……」
アーヴェル:お、もしかして脈アリ? な下心はおくびも出さず(笑)。
GM/エフィ:「だがアドラクス少佐? 卿の恋人には私は相応しくないだろう?」
GM:ぎゅーっとアーヴェルの鼻をつまむエフィ(笑)
アーヴェル:「――あれ? どうしてそう思うのさ……にゅわっ?」
アーヴェル:つままれ(笑)
GM/エフィ:「そうだな。まぁ、数ある求愛者のリストの中に加えてやってもよいぞ、アーヴェル・アドラクス」
GM:にっこり笑う。
アーヴェル:「俺はこう見えても(祭り上げられた)救国の英雄だぜ? 亡国のお姫様とのロマンスなんて、ぜったいマスコミが放っとかないと思うんだけどなぁ」(笑)
アーヴェル:どう聞いても冗談な口調で言いつつ、そっと肩から手を離し。
アーヴェル:「ま、ともかく今は体力の温存が先決だね。――俺が見張りしてるから、君は先に休むといいさ、少佐どの」
アーヴェル:何なら一晩中交代無しでもいいよ? とこれまた真面目な顔。
GM/エフィ:「……気持ちだけ頂こう。2時間交代でいいから、起こしてくれ」
アーヴェル:「了解、殿下」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「やさしい翼の憩うところ」
 シーンPC:ジークベルト。
アーヴェル登場済。

GM:薄暮。
GM:朝焼けを背にして飛ぶハインド・ヘリ。
ジークベルト:「目標地点まではあとどれくらいだ?」ヘリから眼下を見下ろしつつ
GM:ヴィヴリオの特命を受けて、エフェメリーダの捜索に急行するジークの姿があった。
GM/三穂:「えーと、交戦区域はこの近辺の筈です! 撃破・墜落機の周囲を注意して見てください!」
アーヴェル:うむ、では俺の機械化兵ちっくなビーコンをキャッチしてくれると嬉しいぞ(笑)>ジーク
ジークベルト:「よし……、シグナルビーコンは見逃すな」と双眼鏡を使って墜落地点探索
アーヴェル:もしくは、焚き火でもいいけど(笑)。
GM:では焚き火でいいか。
GM:ジークの瞳は、墜落したエーヴィフィネルの傍から立ち上る白煙と、その横に二人で寝ているアーヴェルとエフィを発見する。
ジークベルト:「む………アレは…………」
ジークベルト:「やれやれ、押っ取り刀で駆けつけてみれば…………心配して損したな」どこかほっとした表情で
アーヴェル:「ん――来たかな、これは」(むっくりと起き上がり)
GM:……不意に、呼び出しの鋭いアラーム音。
ジークベルト:「しかし、どこに行っても女の補給は欠かさない男だな、あいつは……」(苦笑しつつ)
GM:ヴィヴリオ司令からのエーテル通信だ。
ジークベルト:「はい、こちらノイマン大尉」
アーヴェル:「おーい、こっちだ、こっちー!」(手を振って生存をアッピール)
GM/ヴィヴリオ:『私だ。ヴォズニャック少佐とアドラクス少佐の両名を、そのまま私のところへ連れてこい。ああ、このさいどんな格好でも構わない』
アーヴェル:寝乱れた格好なのかしら(笑)<どんな〜
ジークベルト:「了解、首に縄着けてでも引っ張ってきますよ」
GM/ヴィヴリオ:『反攻作戦の糸口は掴めた。死ぬ気で作戦を立案するまでが私の仕事だ。後はお前たちが死ぬ気で働く番だぞ』
ジークベルト:「ええ、その時にはゆっくり休んでください、大佐」
GM/ヴィヴリオ:『……だが、絶対に死ぬな。作戦を成功させるまでは死ぬことは許さん……いいな……くぅ』
ジークベルト:「…………」
GM/三穂:「寝ちゃいましたね、大佐」
ジークベルト:「無駄口を叩いている時間は無いぞ。降着準備急げ」>三穂
ジークベルト:「(ゆっくり休んでください、大佐)」
アーヴェル:「お、ありゃジークじゃないか。相変わらずマメだねえ」(機械化兵アイで拡大(笑))

GM:ゆっくりとホバリングしてハインド・ヘリが降着する。
ジークベルト:「おはよう、今日も“熱い”ですな、アドクラス少佐」涼しげな顔で(笑)
アーヴェル:「んー。夏だしねえ」(したり顔でエフィを見つつ)>ジーク
ジークベルト:「回収するから、準備してくれ」
アーヴェル:「応、ジーク。ありがとな?」
ジークベルト:「…………まあ、心配なぞしていなかったがな」(不自然に繕った声で(笑))>アーヴェル
GM/エフィ:「……ん? 救助が来たか」
GM:爆音を響かせるヘリのローターに、エフィも目を覚ます。
アーヴェル:「や、おはようエフィ。よく眠れた?」(にこり)>エフィ
GM/エフィ:「ああ、卿が紳士だったからな」>アーヴェル
アーヴェル:じゃあ、エフィに肩を借りてみたい。五体満足ならお姫さま抱っこしてあげるのだがっ!!(笑)
アーヴェル:「うう、ありがたくも切ないお言葉。では申し訳ないが、肩を貸して頂きたい、少佐」(しおしお)>エフィ
GM:OK、エフィは喜んで肩を貸そう(笑)
GM/エフィ:「やれやれ。仕方の無い男だな、卿も」
アーヴェル:「さすがに、回収班に担架で、というのはプライドがね」(笑)
ジークベルト:「さて、いい雰囲気のところ申し訳ないが、大佐がお呼びだ。一緒に来てくれ」>アーヴェル・エフィ
GM/エフィ:「大佐……ヴィヴリオ司令が?」
アーヴェル:「こりゃあまた。良からぬコト企んでるな。あの魔女っ娘」
ジークベルト:「さて、それはご本人に直接聞いてみるんだな」
GM:では、シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「死の試練を越えた友」
 シーンPC:メーア。

GM:ボロボロになったアクシアのシュネルギア:カノーネが、格納庫に崩れるように着陸する。
GM:一晩中、砲弾をケルンで受け続けた機体は見るも無惨な有様だ。
メーア:「た、隊長!? 大丈夫ですか、お怪我は……っ」
GM:駆け寄るメーアに、コクピットから降りたアクシアは微笑んでみせる。
GM/アクシア:「……うい〜、疲れたーーぁ……。ああ、メーア?」
GM/アクシア:「アタシは大丈夫だから、安心して。――基地は今、ツバサが守ってくれてるわ」
GM:あの子なら、単身でも半日は持たせられるからね、とアクシア。
メーア:「な、何というか。申し訳ない気持ちでいっぱいです……」
GM/アクシア:「あなたと凍、それから焔とメイリィ。大佐はあなたたちに全てを託すって。この基地がなくなってしまえば、ヤシマは終わりだから。頑張ってね」
GM:遠巻きに二人を見ている凍。
GM/アクシア:「凍も、こっちおいで」
GM:呼ばれて素直に近付いてくる。
メーア:「……私達が、ヤシマの希望、ですか。考えたこともありませんでした、そのような大役を任されるなど……」
GM:アクシアはメーアと凍をぎゅっと抱きしめ
GM/アクシア:「……ごめんね。こんな大任、貴方達に丸投げしちゃって」
メーア:「いえ……任されたからには、やってみせます」
焔:「けどよ、いーかんげんこのままじゃジリ貧だぜ。大佐はまだなんも閃かねーんすか?」<とか言って登場してよいですか?
メーア:「……っ!? ほ、焔……お前、そんなことを言って!」キッ(何
GM/アクシア:「ええ、大佐は既に反攻作戦を立案されているわ。だから交代して私が降りられたのね」>焔
GM:非常呼集のサイレンが響く。
焔:「ケンカしてやられるならまだしもよ、ケンカもしねーでやられるくれーなら、こっちから出たほーがまだマシじゃねーかよ!」>メーア
メーア:「言い方があるだろうに、言い方が!」と返してみます
焔:サイレンに反応して「っと、閃いた……のか?」
GM:エノア『非常召集。非常召集。ズィルバーン・八坂・字伏・タン各少尉は、統合司令室へ直行せよなのです。繰り返す、非常召集。非常召集……』
メーア:「……私達の仕事はこれからだ。死ぬ気でこのヤシマを護る、その大役を果たすのだ、今こそ」
焔:「だべんのは終わりだな。……どつきあいの時間みてーだぜ?」メーアにニヤリと。
GM/メイリィ:「早く走るアルよ焔!」
焔:「へっ、わかってらぁ豆チビ!」と走り出します。
GM/凍:「……先に行く」
メーア:「―――では、行ってきます、隊長」
GM/アクシア:「ん。頑張ってらっしゃい、4人とも」
メーア:軽く礼をして、統合司令室に走る。
GM:敬礼を返すアクシア。
焔:ケンカできるの嬉しくてアクシア眼中になしです(笑)。
メーア:「……死に場所を誤るな、メーア」とか自分に言い聞かせ。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン5 「この接吻を全世界へ」
 シーンPC:焔。
全員登場済。

GM:統合司令室。
GM:現在ヴィヴリオ大佐が極度の疲労の為、羽村医官に栄養注射を受けているという。
GM:エフィも、先に大佐に呼ばれたらしく、ここには居ない。
アーヴェル:「やれやれ。謎の大爆発で撃墜され、やっと戻ってこれたと思えば着替えもできずに呼び出しとはねえ」(肩竦め)
GM:大佐が入室するまでの、短い幕間……。
ジークベルト:「もうすぐ大佐が到着する。それまでは楽にしていてくれ」>ALL
焔:少佐のとなりでいきいきとしてます。「いーじゃねーっすか、待たされるより」
アーヴェル:「つーか、待たされてるんだっての」(苦笑)>焔
メーア:「……お疲れ様です、アーヴェル少佐」
アーヴェル:「いやいや、お嬢ちゃんも元気そうで何より何より」(頷き)>メーア
アーヴェル:「それでジーク。作戦の概要とかは分かってるのか?」
ジークベルト:「……まあな、詳しいことは後ほど説明されるが」
焔:「そうっすよ、いつどつきに行くんですか、大尉!?」
メーア:「落ち着きを持て、少し」>焔
ジークベルト:「…………覚悟はしておいてくれ」>アーヴェル
アーヴェル:「覚悟ねえ……。昨日の例の爆発、地球の裏側からの砲撃だって?」
アーヴェル:肩を竦め。
ジークベルト:「そうだ。今回は、そこへ殴りこみに行くことになる」
焔:「あ、ってことはやっぱ、地球の裏側まで行くんすか? オレ、海外初めてなんすけど?」<素で
ジークベルト:「それがどれだけ大変かは……言うまでもなかろう」
アーヴェル:「――艦隊なり潜水艦なりってのは、現実的じゃないな」(頷き)
メーア:「観光旅行の気分でいるのか。少々気楽すぎるぞ」>焔
焔:「へっ、旅行じゃなくて殴り込みだけどな。初めてなのはどっちも一緒だけどよ」
メーア:「しかし、地球の裏まで射程に捉えている兵器……常識など最早紙切れですか」
アーヴェル:「天使と人間が戦争してるって時点で、当の昔に紙切れだな」>メーア
ジークベルト:「非常識が服を着て歩いている男が言うのだから、間違いはなかろう」うなずき(笑)
メーア:「……最早返す言葉も見つかりません」
焔:「かんけーねっーっすよ、少佐。ケンカすんのに天使だの人間だの」
ジークベルト:「まあ、それだけ気楽にしているほうが良いだろう。どうせ数時間後には、笑顔が引きつることになるのだからな」>メーア
焔:「上等」ニヤリと。
アーヴェル:ごいんっ、と焔の頭を小突く。
アーヴェル:「――焔」(ちょっと真面目な顔で)
焔:「なっ!?」と口答えしようとして黙ります<真面目な顔
メーア:「全く、調子に乗るからだ……」小突かれた焔を見て呆れている
アーヴェル:「1つ言っておくが。……ケンカと戦争を履き違えるな」
アーヴェル:「装うのはいいさ。それはそれでひとつの対処法だ。……けどな」
アーヴェル:「勘違いしたままなら、お前――死ぬぞ?」
アーヴェル:ま、死ぬのは勝手だけどさ、とソファに背を預け。
焔:真剣な表情と言葉に言い返せず、そっぽを向いてぼそっと「……了解!」 大きな声なのはせめてもの反抗とゆーことで
アーヴェル:「タンお嬢ちゃんまで巻き込むのは、勿体無いから勘弁してくれよ?」(くっくっく)
焔:「わかってますよ!」<ちょっと赤くなって。
メーア:「他人を巻き込んで死ぬのは赦さん。そして、この作戦中に死んだら一生赦さんからな」
アーヴェル:「君もな。メーア?」(ウィンク)
焔:「……戦争……か……」ぼそっと。
ジークベルト:「いずれにせよ、無駄死にだけは許さん。皆ちゃんとここまで帰って来い」
メーア:「善処します。自分も、死ぬわけにはいきませんので……今はまだ」
GM:では、シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン6 「全ての人々は兄弟となる」
 シーンPC:ジークベルト。
全員登場済。

GM:無事で残った、瑞穂基地の中枢、統合司令室。
GM:キミ達の前に、憔悴したヴィヴリオ司令と、彼女と共に入ってきたエフェメリーダが立っている。
GM:目は真っ赤で松葉杖によりかかってはいるが、ともかく彼女は必死に威厳を保とうとしていた。
焔:(あいつぁ、確か……)<エフィがメイリィのケンカ相手だと気づいて。
アーヴェル:「あーあー、無理しちゃってまぁ」(小声)>大佐
メーア:(大佐……あんなになるまで……)
GM/ヴィヴリオ:「作戦部の徹夜の計算の結果、大陸間弾道砲は共和王国の首都、レグニツァから発射されているとわかった」
アーヴェル:「へえ。そりゃあまた……」(ちら、とエフィを見る)
焔:ちらっと横目でメイリィの様子を盗み見
GM:メイリィはエフィの方を気にしてはいるが、悪感情を抱いている風はない。
GM/メイリィ:「……今度こそ目に物見せてやるアル……」
GM/ヴィヴリオ:「2時間後に、アドラクス少佐、ズィルバーン少尉、字伏少尉は各機体に高々度用ラムジェット・ブースターを装備。弾道飛行で共和王国に到達、大陸間弾道砲を破壊する」
ジークベルト:「シュネルギアやフライングユニットでは、航続距離も時間も足りませんからね」
焔:「つまり打ち上げられる訳っすね、オレらは」
アーヴェル:「うわ、何かトンデモ兵器が出てきましたね……」(肩を竦め)
GM/ヴィヴリオ:「レグニツァ一帯は濃密なアストラル・ジャミングが行われており、大陸間弾道砲への誘導は通常の手段では行えない」
メーア:「通常の手段、では……?」
アーヴェル:「現地の地理に詳しい者が必要ですな」(首肯)
焔:「地球の裏側っすよ、いるんですかそんな奴?」
GM/ヴィヴリオ:「そこで、あの土地と感応しているヴォズニャック少佐をアドラクス少佐の後部座席に乗せ、彼女をエーテル・レーダーの端末代わりに使う」
GM/ヴィヴリオ:「恨んでくれていい。純然たるカミカゼだ。だが、それを承知で私はお前達になおも命令する。生還せよ! と」>ALL
焔:「……上等っす。それに恨む気も死ぬ気もねーっす」
アーヴェル:「はい、大佐質問」(しゅた、と挙手)
GM/ヴィヴリオ:「なんだ、アドラクス少佐」
アーヴェル:「少数戦力での特攻も、それによる敵拠点の破壊もやって見せましょう。ですが帰路の確保についてはどうなってますか?」
アーヴェル:「ご命令される以上、手段があると期待しますが」
GM/ヴィヴリオ:「ラムジェット・ブースターは往復2発分を搭載して飛んでもらう。第一次降下の角度を調整し、地球の重力をカタパルトに利用して再度復路のラムジェット・ブースターを点火しろ」>アーヴェル
アーヴェル:「なるほど。燃料は片道ではない、と。――では大佐、ひとつ訂正して頂きたい」
アーヴェル:「こんなものは、純然たるカミカゼでもなんでもありゃしない。立派な要撃作戦です」
アーヴェル:ぴっ、と真面目に敬礼。
焔:「それじゃカミカゼじゃねーな。ちょっとばかしきついってだけっすよ」
焔:追って敬礼。
メーア:「ええ。必ず帰還はさせてもらいます」びしっ
アーヴェル:いやぁ、実際はちょーカミカゼだけどな!(笑)
GM/ヴィヴリオ:「なるほど、では訂正しよう。それと……」
GM/ヴィヴリオ:「……ゲーム的に言えば欧州で機体の死亡ゲージを入れた場合、復路のラムジェット・ブースターが使用不可能になる。PC的にも死亡するのと同等の扱いになるので注意せよ。困ったらあんパンを食え」>ALL
GM:少々錯乱しているヴィヴリオ大佐。
ジークベルト:「帰りのことは心配するな。体さえ無事なら、歩いてでも救出にいくさ」>出撃組
焔:「了解。体させ無事なら、這ってでも帰還します」>ジークに
焔:「ところで、現地での指揮は……少佐がとるってことっすか?」>ヴィヴリオ
アーヴェル:「ああ。と、言いたいところだが」>焔
アーヴェル:「正直言って、さすがに俺も機体制御だけで手一杯で、そこまで気が回らん」<指揮
焔:「んじゃ、どーすんです? オレ、自慢じゃねーけど指揮してくれねーとかなりアレですよ?」
アーヴェル:「てことでジーク、ひとつよろしく!」(ていっ、と指名(笑))>ジーク
メーア:「了解……ですが、それだと指揮は誰……が……」(軽っ!?)
ジークベルト:「私がシュネルギアに乗れると思うか?」>アーヴェル
アーヴェル:「んなわけあるか」(笑)>ジーク
アーヴェル:「エーヴィフィネルは、トラバントジステム対応機だぜ? ってことはつまりだ」
アーヴェル:「トラバントジステムとアストラル・レーダーを応用した、強力なエーテル通信も可能ってね」(ニヤリ)>ジーク
アーヴェル:「幸い、通信士は有能な子が確保できてるし」(と、エフィの肩をぽん)
GM/エフィ:「わっ、私がか?!」
ジークベルト:「さすがにいい勘をしているな」>アーヴェル
ジークベルト:「本部統制下の小隊運用はお手の物でしょう、ヴォズニャック少佐。――期待していますよ?」
GM/エフィ:「了解した。やってみせよう」
GM/ヴィヴリオ:「…………zzzZZ」(はっ、と目を覚まし)
GM/ヴィヴリオ:「作戦の説明は以上だ。総員、出撃準備にかかれ!」
ジークベルト:「それでは、皆の帰還を祈る」
アーヴェル:「了解、っと」
メーア:「はっ!」最後に精一杯の敬礼をして
メーア:(……まだ死ぬな、メーア。今はその時ではない。皆の願いを一心に背負っている、今は……)
焔:「んじゃ、現地では少佐経由で大尉の指揮っすね、了解です」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン7 「楽園より来た乙女」
 シーンPC:アーヴェル。
全員登場済。

GM:軌道から雷鳴のように落下し、急激なGに耐えながら機首を地面に向け押さえ込む。
アーヴェル:「――っかー、きっついねこれは!」
アーヴェル:「エフィ、――大丈夫か?」(さすがに振り返れないが、後席を気遣う)
GM:俯角60度の常識を超えた突撃。地上は全て緑の草原。
GM:ここが共和王国。
ジークベルト:「さて、ここまでは順調だな……」少し考え込んで
ジークベルト:「機体モニター良好。そちらの調子はどうだ?」>出撃組
メーア:「……は、問題は特に見あたりません」
GM/凍:「……こちらも全て問題無し。このまま突貫」
メーア:「しかし。ここがあの時の話に出ていた国か……凍」
GM/凍:「…………なに、メーア……?」
メーア:「あ、いや……。何でもないよ。綺麗な国、だね」
GM/凍:「……よく、分からない。…………変な、メーア」
焔:「メイリィ、どっかぶっこわれてねーかチェック……(小声で)てめーの体もついでにチェックしとけ、だいじょぶか?」
GM/メイリィ:「大丈夫、全て計器はグリューンアルよ」
焔:「こちらカゲミツ。問題なしっす!」>ジークに
アーヴェル:「こちらエーヴィフィネル。状況オールグリューネン、だ」>ジーク
ジークベルト:「よし、レグニツァまではあと少しのはずだ。締めてかかれよ」
GM/エフィ:「――んっ、う……」
GM:キミの後ろで、気絶していたエフェメリーダが目を覚ます>アーヴェル
アーヴェル:「よ、着いたぜお姫さま」
GM/エフィ:「……こんな形でこの国に帰ってくるとはな」
アーヴェル:「――けっこう、いい国じゃないの?」
アーヴェル:眼下に広がる草原を見渡す余裕っぷり。
GM/エフィ:「ああ。あの時、私はまだ五つだった。乳母に抱かれて、帝国軍に連れられて、この国を離れた。いつかこの国を取り戻すのだ、そう誓って」
GM/エフィ:「敵と味方は逆になったのに、それでも空の色も草原の色も、記憶のままにある。懐かしい……ほんとうに、懐かしいよ」
アーヴェル:「そっか。……じゃあ悪いが少佐、仕事を始めてくれ」
アーヴェル:あえて、そこでエフィの望郷の念を断ち切る。冷静な残酷。
GM/エフィ:「少しだけ……少しだけ、泣いてもいいか、アドラクス少佐」
GM:ぐもった声が聞こえた。
アーヴェル:「――――」
アーヴェル:おもむろに、後席からの音声通信回路をシャットダウン。
GM/エフィ:「……いや、そんなヒマはないようだ。来る!」
GM:レーダーを睨み、エフェメリーダが叫ぶ。
アーヴェル:「さすがに大歓迎ってか?!」
アーヴェル:音声回路は元に戻すよ(笑)。
GM:眼前には、スクランブルしてきた戦闘機の大軍。曳光弾のオレンジ。帰還した姫君を迎える、世界の色。
ジークベルト:「どうやら歓迎されているようだな。クラッカーにビビらず、目的地まで突っ込んでいけ!」>出撃組
ジークベルト:「さて、本番はここからだ。情報解析頼むぞ」>オペレーターズ
GM/エノア:「はいです」
GM/三穂:「了解!」
GM/ぷしな:「がんばりまーす」>ジーク
焔:「さて、豆チビ。戦車隊のねーさんに見せてやろーじゃねーか」
焔:「オレらが子供のおもちゃかどーかをな!」レーダー反応に気づいて
GM/メイリィ:「豆チビ言うなー! アナタの脱出装置のボタン押すアルよ!?」>焔
焔:「そいつは瑞穂に帰ってからにしろやっ!」<脱出装置ボタン
メーア:「……こちらはヤシマの希望を背負っていると言っても過言ではないのだ。立ちふさがるなら……問答無用で叩き潰す!」
メーア:「私達はまだ、死ねないんだ!!」
アーヴェル:「――エフィ、1つ聞いておくけど」
アーヴェル:「合衆国機じゃないのは、撃破しない方がいいかい?」(割に真面目な声で聞く)>エフィ(だが回答は無用)
GM:では、シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠