エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第61話『君とフライハイ・アゲイン』◇

「君はこの娘の期待に応えねばならん」
――ユーリア・V・ヴァールハイト

 

ミドルフェイズ:シーン1/////
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「追跡開始っ!」
 シーンPC:塁。

塁:あ、GM。
GM:あい?
塁:達実の靴かなにかに、盗聴器しかけたいのですけど、さすがにばれますか?(笑) 大きさとかどうなんでしょう?
GM:いきなりかっ!?(爆
塁:いきなりです(笑)
塁:門番とゆー立場を利用して、ちょちょいと(笑)
紅夜:職務に忠実だ、実にw
GM:まあ、小型でいいでしょう。で、気づくかは……
GM:達実が探知するのが適当かな。
塁:わかりました、では仕込んだということでお願いします>GM
GM:ということで、達実さん。達成値3の探知でお願いしますのーん
達実:ロゴス消費。ダイス+4の技能レベル+2で振ります
達実:#8c3
DR:Tatumi:8c3=3(4,4,4,2,5,2,5,2)= 3
達実:お、気付いたか
GM:……成功されましたか。
達実:じゃあ、気付いたけどそのままにします
GM:そのままか!(爆) OK、達実は歩いていく。
塁:「ふむ……感度は良好……」
達実:「…………(さて、誰がこれを聞いているのか……)」

GM:君の任務は始まっている……今、彼は瑞穂基地から一歩先に出たところ。
塁:では、探知機の有効範囲もありますので、尾行します。当然気づかれないように。
紅夜:達実の後を紀央と共にスネーク的に追っていってOKですかGMw
GM:待ってました!(何
紅夜:よーしw
達実:では、後方の事は全く気にせず店によってお菓子を購入。
紅夜:「ふむ、まだ気づかれちゃいない、かな?」にょきっとそこらの塀の影から頭を覗かせて
塁:「○○時○○分、商店にて菓子を購入。見舞品と思われる……」
GM/紀央:「尾行は完璧なのです」同じくにょきっと
達実:おもむろに振り向き、キョロキョロと。
塁:電信柱の後ろに隠れます。王道で(笑)
紅夜:「……!」首引っ込めて紀央も引っ張るw
GM/紀央:「ひゃわわっ!?」
GM:ぐぃー。
紅夜:「ふう、危ない危ない」
紅夜:冷や汗を拭い
塁:GM。紅夜の尾行に気づくために探知判定を行いたいのですが?
GM:……多分、紀央の声で気づくかもしれないと思ってるのは何故だろう、塁さん?(何
紅夜:どうぞ、見つかる気満々ですから!w
塁:了解、気づきました。
達実:こっちも気付いておきたいなぁw
GM:そちらは探知判定だっ(爆……とは思ったけど。気づいても可ということにしましょう。
達実:了解です。気付いても、特に目立った動きはしないのですがw
塁:では演出(笑)高速戦闘モードで2人の視界から消えて、後ろに回り込んで紀央に銃を突きつけたいのですけど、どうでしょうか?(笑)
塁:で、「動くな」と。誰かまでは気づかなかったとゆーことで(笑)
GM/紀央:「…………す、すみませんっ?!」
GM:君は知っているはずだ、そこの巫女服の少女を。というか、知っていてくれ頼むから。(笑
塁:「中尉どのっ!?」気づきました(笑)
紅夜:じゃあ突きつけたとこに刀を抜き打ちで寸止めかましてもよろしいですか(何
塁:「しっ、失礼いたしました!!」びしっと敬礼を(笑)。
GM:あなた達って人は……けれど、もう遅いみたいですよ(爆
紅夜:うむ、遅かったw
紅夜:「……あ、塁ちゃん」
達実:しかし、『なぜか』その騒動の音に気付かず、すたすたと病院の方へw
GM/紀央:「ああっ、達実さまが!?」
GM:とてとてと尾行再開しようとする紀央。
塁:「な、鳴神少佐!? なぜこのようなところに。それになぜ司鏡中尉とご一緒に!?」
塁:ぱにくったので達実のことが脳内から消え去ります(笑)
紅夜:「えーと、んー……浮気調査?」かくん、と小首をかしげて
塁:「浮気調査……何かの暗号でありますか?」<素で(笑)
GM/紀央:「紅夜さん、達実さまが行ってしまいます〜」(ぱたぱた)
紅夜:「いや、暗号じゃ……あ、達実ん見失う。説明は後にして追跡再開ー」2人小脇に抱えてすったかたー、と追跡
GM/紀央:「ひゃあっ!?」ぐいっ(笑
塁:あ、では小脇に抱えられて追跡再開「しょ、少佐殿! 自分は任務中でありますので、お離しください」とか藻掻きつつ。
GM:こうして、奇妙な女三人の追跡は続いていくのであった……
GM:シーンエンド。
塁:……すみません、手際悪すぎです(汗)。
紅夜:まあ、そういう事もありますよ。気楽に、気楽にー。


■ミドルフェイズ/シーン2 「男と女のラブゲームを遠目で見てる気持ちって」
 シーンPC:ユーリア。

GM:君は、前回の戦闘後に感じたものが少し気になったのだろうか、街の中にいる。
GM:なぜかわからないが、哀しい気持ちを時々思い出してしまう。
GM:そして、現在ふらりと病院前。
ユーリア:「ふっ……。哀しいなどという気持ちは、棄てたと思ったのだがな」
ユーリア:「ん……。此処は、病院か」
ユーリア:特に意識し様ともせず、歩く
GM:しかし、何故か心の中に響くものがある。
GM:何故だろう。……だが、そんなことを疑問に思っていると。
GM:病院に入っていこうとする、見覚えのある少年がひとり。
GM:その後ろには……
GM:三人ほど、やはり見覚えのある女性陣が。
ユーリア:「……なんだ、あの連中は」
ユーリア:「……目立つ奴らだな」(汗)
紅夜:「……んぅ?」おもむろに振り返ってみよう
ユーリア:風に豊かな白金の髪を揺らし、腕組をして見ている。
GM/紀央:「あ、ユーリアさん?」
紅夜:「…………おいっす」びし、と片手上げて
ユーリア:「一体こんな所で何をしているんだ?」>全員
塁:「申し訳ありませんが、お答えいたしかねます、少尉殿」
ユーリア:「塁、答えかねる任務ならば、大勢で動くな……隠密所為の欠片も無いぞ?」
塁:「はっ、失礼いたしました!」
紅夜:「んー……浮気調査?」さっきと同じように、かくん、と小首をかしげて
ユーリア:「少佐も、また興味本位ですか?」
紅夜:「うん」即答しようw
ユーリア:「今のは若神だろう?」
GM/紀央:「はい」
GM:こくり
ユーリア:「……予想通りのお答え、ありがとう。浮気調査、と言うことは」
ユーリア:「彼はこの病院に知り合いが居るという事か……な」
ユーリア:すぅ、と白い巨塔を見上げる
ユーリア:「ナビゲーターがドライバーの素行調査とは」
GM:そうこうしているうちに、とっくに彼は病院の中に入っていってしまった(笑
紅夜:「多分。紀ぃちゃんに言わない、ってことは、コレっぽい」小指を
ユーリア:「……まだ色恋のいろはも知らぬ少年には速かろうに」
GM/紀央:「……その、達実さまはどこに?」
塁:「ところで……少尉殿はなぜこのようなところに?」<ユーリア
ユーリア:「私か?」
ユーリア:「……私は」
ユーリア:「そうだな、何故、ここに居るのかな……」
紅夜:「ユーリんも、お見舞い?」
ユーリア:「いえ、見舞いに行くような相手は居ませんよ」
ユーリア:「空の騎士は、空で散る」
ユーリア:「それが“誇り”故」
GM:ところで君達。そうこうしている間に
紅夜:「ふむー……あ、達実ん、また見失う」隠れつつ後を追う
GM/紀央:「達実さま〜っ」
GM:と、病院の中に入っていく巫女服の少女がいますよ?(笑
紅夜:「紀ぃちゃん、待った待ったー」すったかたー、と
塁:「むっ、失礼します。少尉殿!」ユーリアに敬礼して、達実の後を追います。
ユーリア:「……」
GM:このままだと、あの三人はトラブルを起こすかもしれない。
ユーリア:「……素行調査、と言ったところか」じっと塁の背中を見詰め
ユーリア:「……………」
ユーリア:「此処で瑞穂基地の恥部を公表する訳にはいかんか」
ユーリア:「……頭痛がする」
ユーリア:ふるふると、かぶりを振って(笑)
GM:少々……ではないが、まあ。呆れ気味の君は、三人についていくことになってしまった。
GM:ついていかなければ、大変な目に遭うのは病院の人達、そして名を傷つけられるのは瑞穂基地。(笑
GM:ということで、三人のあとを追いかけるのであった……
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「永遠のココロの孤独を紐解いて」
 シーンPC:達実。

GM:君は、またこの扉を開く。
GM:そこには、やはり亜衣がいた。だが……
GM:倒れていた。
GM/亜衣:「あたた……し、失敗……」
GM:その声は、4人にも聞こえていた。盗聴器越しだが。
塁:ではGM、ドアに張り付く紅夜と紀央からは離れたところで、盗聴器でこそーり聞いてると言うことで<塁
GM:了解です。
達実:「……!? 何をしているのですか?」一瞬何が起きたかと思ったが、すぐに気を取り直して。
GM/亜衣:「あー、ちょっと立つ練習をね、うん」
達実:「そうですか……」そうして、盗聴器があるのを思い出し、「少々休憩しませんか」
達実:椅子へ促す。
GM/亜衣:「……そうだね、うん」
GM:少し苦労して、椅子について一休み。
達実:「いつものコレが欲しいですか?」少しイタズラっぽい顔で、土産を指しながら。
GM/亜衣:「むー、何なのさその顔はー」
達実:「いえいえ、貴女はコレが好きだった、と思いましてね」
紅夜:「いつものコレ……むむ、意味深」ドアの隙間に耳くっ付けて壁に耳アリ状態でw
塁:(いつものこれ……? もしや基地の機密か!?)
GM/紀央:「た、たた達実さま? そ、それ以上やってしまうと掲載禁止になると申しましょうか、わたしなら幾らでもお相手しますといいますかっ!」(錯乱(笑))
GM/亜衣:「……ありがと」
達実:「では、私は準備をしてきますので、それまでお預けですよ」と言ってお茶の用意を。
GM/亜衣:「わかりましたー」
塁:(やはり若神少尉が情報の漏洩を? 準備とはなにかの工作準備か、くっ!)勘違いして焦ります(笑)
ユーリア:「…こんな所で、何を慌てている、塁?」かつかつかつ
紅夜:達実がドアを開けると、「ゴガン!」という轟音と確かな手ごたえがw
GM/紀央:「ひゃわっ!?」びくぅ(笑
塁:「はっ、いえっ、そのっ……」>ユーリアに気づいてわたわたと
ユーリア:「……疚しい事でも?」
GM/亜衣:「な、何なの、今の音は……ひと?」
ユーリア:かつっ、と踵を塁の前で高く鳴らす
ユーリア:そして、病室前の二人を見詰め、そしてその周りでひそひそしてるナースたちを見詰め
紅夜:ドアに顔面貼り付けたままずるずると滑り落ち、べたんと床に、でドアが完全に開く、とw
ユーリア:盛大な溜め息をつく。
塁:たっぷり30秒ほどかけてから、冷や汗をたっぷり浮かべて「少佐らの護衛であります、少尉でどの」バレバレな嘘を(笑)
達実:「これはこれは、大所帯ですね」持っているお盆には湯呑みが6つ
GM:……まあ、そんなことがありまして。

ユーリア:「……先ほどとは任務が違うようだが、良かろう」ふっ、と笑みを残し
塁:冷や汗50%増量で直立不動してます(笑)。
GM/亜衣:「……あ、のー、これは?」
達実:「先日もちらりと話しましたが、見てて飽きない類いの方々ですね」
紅夜:「えーと、そのー……浮気調査、を?」達実と視線を合わせないようにしつつw
GM/亜衣:「……浮気調査?」
達実:「浮気? ほう、この私がですか。ふふふ、そうですか……なるほどなるほど」ぶつぶつと愉しそうに、実に愉しそうに呟いている。
ユーリア:「…やれやれ」
GM/亜衣:「この人達が……? あ、初めまして。霧崎亜衣、です」
達実:「今日はどうやら、基地からこの私を追ってきていたようですが。や、お一方は違う様子ですが」
紅夜:こっちは「かくかくしかじか」とOP4の事情を。塁の任務? 知る由もありませんw
塁:そこまでされるとさすがに大佐に処理されるから勘弁してください(笑)<任務の漏洩
ユーリア:GM、ちょっと調達したい物が。
GM:ふみ?
ユーリア:霧崎亜衣のデータを(笑) 身元確認とでも言いますか。ね
ユーリア:できる?
GM:んー……といっても
GM:やっても、敵と関わった情報は見つからないかな。
GM:4年くらい前から、事故で入院していたことはわかりますね。
ユーリア:では、こっそりと塁にそのデータを渡しておく
ユーリア:「(彼女の経歴…もう一度洗いなおすべきかも知れんな)」
ユーリア:「上辺だけだ、あとはお前次第だ」ぼそ>塁
塁:(感謝致します、少尉殿)>敬礼できないのでこそーりと。
ユーリア:「それで、若神少尉。彼女の紹介はしてくれないのか?」
達実:「そうでしたね。ご紹介が遅れましたが、此方は私の旧くからの友人で、霧崎亜衣と言う御方です」
GM/亜衣:「よ、よろしくお願いします……貴方達は?」
ユーリア:「そうか…私はユーリア・フォン・ヴァールハイト…軍人だ」
塁:「はっ、自分は塁 漆ノ零であります」びしっと気をつけをして。
紅夜:「鳴神紅夜、43歳。軍人さんだよー」
GM/亜衣:「……軍、人?」
GM:目を丸くして呆然とする亜衣。
塁:「(偽装か……? しかし経歴からは怪しい点は見受けらないが……)」
ユーリア:「ふむ…?」
ユーリア:「何を彼女は驚いているんだ、若神少尉?」
達実:「まぁ、これだけの大人数が一度に訪ねて来るという状況に驚かぬ方が難しいのではないかと」>ユーリア
ユーリア:「……なら、良いのだがな」
GM/亜衣:「……あ、ああ、軍人さんですね。以後、よろしくお願いします! って?」
達実:「ああ、それから御安心を。御心配なさっていると思われる部分に関しましては、一切その様な事ありません故」>紅夜、紀央
GM/紀央:「そうなのですか。よかったです」
紅夜:「おー、良かったねぇ、紀ぃちゃん」撫で撫で
GM/亜衣:「……そっか。大変だったでしょ、若神くん」
達実:「いえ、私は大変なことなど、むしろこのような愉快な状況は早々有るものでもありませんし」
GM/亜衣:「むー、やっぱり軍人さん、目が怖い……」
塁:あ、では凝視していたということで(笑)<塁
紅夜:「ユーリん、塁ちゃん、そんな怖い眼で見ちゃ駄目ー。この子怖がってる」
達実:「で、御二人の理由は分かったのですが、貴方はどのような理由で?」>塁
塁:「………………」冷や汗たらたらで。
塁:「……護衛であります。少尉殿」<バレバレな嘘2(笑)>達実
GM/亜衣:「……まあ、うん。なんというか、話はそこまでにして、お茶でも……」
GM:言いかけたところで。
GM:……スクランブラ、召集の知らせ。
紅夜:「……む」眉尻が跳ね上がる
GM:気まずい雰囲気をぶち壊したのが
GM:天使の襲来だというのは、なんという皮肉さ。
塁:「少佐殿!」と紅夜にふってみよう。一番偉い人ですし、この場で。
GM/亜衣:「え、な、なに……?」
紅夜:「ん。大至急基地に帰還。その後はアクシアちゃんか大佐の指示を仰いで」こくんと頷いて
GM:いきなりの緊急事態、状況が飲み込めない一般人ひとり。
達実:「すいませんが、急を要するの用事のようです。本日はこれまでのようですね。残念ですが」>すでに立ち上がり、亜衣に軽く礼をして。
塁:「はっ!」敬礼して駆け出します。瑞穂基地へと戻るべく。
ユーリア:「……達実、行こう」
ユーリア:「君はこの娘の期待に応えねばならん」
GM/亜衣:「あ、ちょっと待って!」
達実:「はい、何でしょうか」
GM/亜衣:「……死なないでよ!? 私、これから若神くんの前で立ってみせるんだから!」
GM/亜衣:「あと皆さん、病院の中での携帯は禁止だよ! うん、禁止ーっ!」
達実:「それは樂しみですね。では、立ち上がる前の姿を最後に見る為に直ぐに帰って来ると致しましょう」そう言って駆け出す。
紅夜:「…………」最後に残って、ぽむと亜衣の頭に手を置こう
GM/亜衣:「……ぇ?」
紅夜:「大丈夫、達実んは、私が守るから。もちろん、あなたも、この街も、みんな、皆守って見せるから」にこ、と今まで見せなかったような優しい笑みを見せて退出
GM:ぽかーん、と別の意味で呆然としている亜衣。
GM:だが、皆が退出したその後、
GM/亜衣:「……うくぅっ!?」
GM:足に激痛を感じ倒れ伏した彼女の姿を、皆は知らない。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「ヒトガタとしての本来の大きさ」
 シーンPC:紅夜。

GM:君達は、瑞穂基地に駆けていく。
GM:空では、天使兵との戦闘が既に始まっていた。
ユーリア:「く……っ。あの機体の動きは……隊長、紫音!」
GM:急いで自分たちも出撃せねばならない。
ユーリア:空を見上げ、走る!
GM:とにかく皆、瑞穂基地に駆けていく。
ユーリア:「あの娘、まだ……早く、飛ばなければ」
紅夜:「むー……ちぃとカッ飛ばそう。ユーリん、紀ぃちゃん持って。そっちのが速い」自分は達実を抱えて、スピードをさらに上げる
達実:「何も私を抱えずとも走れますよ。これくらい」
GM/紀央:「そのとおりです! ヤシマ伝来の陰陽術に掛かれば縮地のひとつやふたつなど造作も――」
ユーリア:「……いかん、あの動きは……紫音!」
塁:「状況捕捉……」上空の敵を把握しながら基地へ走ります。
GM:では、塁。その時、君は目にした。
GM:シュネルギアや戦闘機との戦闘中なのだが。
GM:どう見ても敵の影が……小さい。
塁:「む……小型機か? しかしそれにしても小さすぎる!?」
GM:各機と比べればわかるが、明らかに小さい天使兵。
紅夜:「むぅ……?」見上げつつ
ユーリア:「………」飛行機乗りの常として、目はとても良い
GM:対比では、おそらく史上最小であろう。そして、攻撃はことごとく空を切ってしまう!
塁:瑞穂基地に通信入れてます。
塁:「司令室、敵部隊に未確認の小型機を発見。確認を申請いたします!」
塁:具体的には人ぐらいの大きさでしょうか?>GM
GM/ぷしな:『了解。あれは……』
ユーリア:「まるで……」
GM:人より少し大きいぐらい。
ユーリア:「そう、人だ……」
GM:とても小さなもの。
GM:過去にナノマシン級のものもあったが、それとはまた別の次元。
塁:「小型機による攪乱……いや、あのアンノウン自体が本命か!?」
達実:「躰自体は小さいようですが、感じられるエーテル量自体は通常のものとそう変わらないように思いますが、果して……」
GM:そう。それは、言うならば『機体から見れば史上最小』の脅威となる。
紅夜:「なんか、凄いヤな予感、するなぁ」
GM:と、そんな紅夜の耳に
GM/??:「きゃはははは、はっえーの、はっえーの!」
GM:という声が、一瞬町並みから聞こえたような……
紅夜:「……空耳…じゃない? どうしよう」走りつつ、悩む
GM:何か、いたような気がする。だが……?
GM:疑問を胸に、走る5人。
GM:瑞穂の基地は、もうそこだ―――。
ユーリア:「整備班、暖機は済んでいるなッ! クレーエ小隊の4番機だ!!」携帯電話に怒鳴る
塁:ん、笑い声も聞こえたのでしょうか?<GM
塁:気配を感じただけではなくて。
ユーリア:こっちにも聴こえたの? 聞こえてないつもりだったんだけど
達実:紅夜だけだと思ってましたが、
GM:いや、紅夜がかすかに聞こえたくらいで、あとはわかりません。
塁:気配は感じたのでしょうか?
GM:気配は……んー、あったことにしてもいいかな、微かに
塁:了解です。
紅夜:「何だったんだろ、さっきの声……でも、今は天使兵を倒さなきゃ」自分の機体へ向かって走る
塁:「(なんだこの感覚は……殺気……ではないが)」と、疑問を感じつつ。
GM:では、シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン5 「ナゾワレ」
 マスターシーン。

GM:君達が走り抜けた道の、少し外れ。
GM:1人の女が、2人の男に口を塞がれていた。
GM/女:「むがー、むごーっ!」
GM/男1:「こら、暴れるなって! お前があんな声出すからいけねーんだろ!?」
GM/男2:「……今の、気づかれたかもしれんな」
GM:……やっと塞がれた口が外れる女。
GM/女:「だってさー、面白いじゃん、アレ。あの光景さ」
GM/男1:「まーな。でもダメだろ、俺達が出てきちゃ」
GM/女:「だいじょーぶ。別のヤツ等が仕込んだんでしょ、アレ?」
GM/男2:「……そうだな。ただ」
GM:……少し逡巡して
GM/男2:「あの女を手術した奴がすりかわっていたと、彼奴等が知るのはいつのことか」
GM:……空では、未だに戦闘が続いている。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン6 「哀しみの理由」
 シーンPC:ユーリア。

GM:君達は、急いで出撃の準備をしていた。
GM:だが、どういうことか。心を打つ哀しみが、今になって強くなってきた
GM:正体のわからないこの感情。今更、何故……?
ユーリア:「……」そんな感情は無視。邪魔なだけだ
GM:……無視しつづけていると。
GM:一瞬、ある情景が浮かんだような気がした。
GM:どこかの一室。うずくまる少女。
GM:……その部屋は、まるで
ユーリア:「……あの娘が?」
GM:―――ここで情景も、感情も止まった。
ユーリア:「ふっ、下らん」
GM/??:「……本当にくだらないの?」
ユーリア:「…もし、正体が貴女だとしても、私は容赦はしない」
ユーリア:「それだけの事だ」
GM/??:「……そう」
ユーリア:「失せろ」
ユーリア:「私の知った事ではない」
GM:視界を、白い蝶がゆっくりと横切ったように見えた。
GM:最後に、一瞬だけ聞こえた ――ように思った―― のは
ユーリア:「胡蝶の夢とでも? 馬鹿らしい…」
GM/??:「つたえて」「ごめんね」
ユーリア:「言った筈だ、知るか、とな」
GM:全ての感情を捨て、あくまで戦士として生きる。
GM:その道を選んだ彼女……もう戻らない。
ユーリア:「チェックシーケンス、オールキャンセル」
ユーリア:「(人に頼るな、馬鹿め!)」
ユーリア:VTOL展開、一気に空へ舞い上がる

GM:そして、他の3人もそれぞれ出撃準備を終え、発進しようとしていた
塁:「状況異常なし……塁 漆ノ零、発進する」
塁:ごうっ。と、人には耐えられないGを受けつつ急発進。大気を振るわせながら急上昇。戦闘エリアへ急行します。
達実:「シュネルギア・スオウ、調節総て完了。出ますよ」
GM/紀央:「じすてむおーるぐりゅーねん。いつでも行けます、達実さま!」
達実:ゆっくりと動き出した人間戰車は、ケルンを展開し上空へと飛び立つ。
紅夜:「さーて……行くと―――――するか」顔を伏せ、上げる。顔を引き締め、劫という闘志が眼に宿る
紅夜:「アペルギア、鳴神紅夜。出撃する」V機関の出力を上げ、ゆっくりと、力強く舞う
GM:それぞれの機体が飛び立つ。この戦いは、何をもたらすのだろうか。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠