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†Testify Your Own / Angel Gear†
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(C)2003 Inoue Jun'ichi
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(C)2003 ENTERBRAIN,INC.
(C)RUNE
Last Update/2012.02.05
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◇ 第62話『闇の名はアムネジア』◇
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「だけど、想ったんだ。君と一緒に生きたいって」
――榊刀真 |
■クライマックスフェイズ/シーン1 「AEON STRIKE BACK」
シーンPC:クロセル。刀真登場不可。GM:“ブレーカー・ゴルゴーン”作戦発動直後。次々と出現し、地平線から押し寄せるホイシュレッケ。天を白い白い羽根に染めて――
GM/マリ:「ちッ、こそこそわらわら……どっちかはっきりしろってんだ!」
内海:「――心配するな。敵のデータは割れている」>マリ、クロセル
内海:「こいつらは、メイリィが最初に天使兵を見た時のと――最後に天使兵を見た時の取り巻き連中さ」
クロセル:「人間戦車5番機が起動するまでの間、持たせればいいんですね」
内海:「ああ、そういうことだ」>クロセル
GM/エステイン:「とはいえ、戦力比は現時点でざっと五対一といったところか。しかも相手は無尽蔵――いい戦況とは言い難いな」
内海:「危ないところだったよ。これが終われば、もう役者にストックが無くなる。――また最初からやり直しになるか、もっと酷いことになったかは分からないけどね」
内海:あ、ちなみに俺は相変わらず管制室で援護に徹しておりますよ?(笑)
GM:了解。(笑)
GM/マリ:「前みたくボケっとしてんじゃないよ。今度は援護に入っちゃやんないからね!」>クロセル
クロセル:「内海大尉。“これが終われば”、今までのような天使兵の波状攻撃はなくなる――そうでしょう?」
内海:「その代わり、もう一戦お願いすることにはなるけどね。――とりあえずは、それで終わりのはずさ」>クロセル
クロセル:「タン少尉に取り付いた天使を倒す――それで、終わりです」
内海:「ただまぁ――。もう1枚だけ“切り札”は取ってあるから、補給は気にせずガンガンやっちゃってくれ」>クロセル、マリ、エステイン
GM/エステイン:「……了解だ。切る状況にはさせんつもりだがね」
内海:「その方が、俺も楽ができていいですねぇ」>エステイン
クロセル:「了解です。その前に片をつけましょう」
GM/マリ:「いいかい、あんたが死んだって、まだ泣いてやんないからな。精々、馬鹿がいたって――」>クロセル
GM:僅かな時間を稼ぎ出すために注ぎ込まれた、瑞穂最後の稼動戦力が、じりじりと削り取られながらも、圧倒的な波濤を押し留める。
GM:だが、それも――寄せ手の中に、絶対的な戦力が存在していなければの話である。
内海:「――げ。あれは……っ!!」
GM/プシナ:「え、エネルギー反応――基地直上です! エーテル波形、過去に記録が……これっ……!?」
GM/マリ:「なッ、ちょっと待て、こいつは――!」
GM:空を灼く閃光。
GM:マリのBvPが片翼をもぎ取られ、墜ちていく――機械化兵でも、生きているかは――。
GM/エステイン:「マリ! ――くっ! よりにもよって、このタイミングでコイツが出てくるか――!」
GM:さらに。白く白く天を灼き付けて、降り注ぐ光の奔流――《絶対聖光》!
内海:「――あー……、そういやあ、アレもまだ出てきてなかったか」(とっほと、と肩を落とし)<ザフキエル
GM:エステインは、辛うじて直撃を避けたものの――(※HP&機体死亡ゲージで受け、[墜落]状態)
GM/エステイン:「く、制動が――すまん、撤退するっ!」
GM/エステイン:「あとは、たのんだ――クロセルっ」
クロセル:「わかりました! 食いとめますっ、アイギス隊長は下がってください」
内海:「ちッ、これだから厄介なんだ――人間ってのは!」
内海:「プシナプシナ、後は任せた。っていうかアクシア大尉かヴィヴリオ大佐の直下に入ってくれ」<戦闘支援
内海:そのまま、管制室から逃げ出すように出て行きますよ、ええ(笑)。
GM/プシナ:「あ、は、はいっ、了解ですっ」 |
GM:さて。少し気が早いですが、セットアップの宣言を先取りします。
GM:……と、いうわけで。(咳払い)
GM:ここで機体の死亡ゲージを埋めても、クライマックスフェイズ終了まで、機体はぶっ壊れません。1ラウンド、持たせてください。>クロセル
GM:敵戦力は、座天使級天使兵ザフキエル、能天使(仮称甲型)3、能天使(仮称乙型)5。ホイシュレッケがいっぱいいますが、これは背景扱いで。(笑)
クロセル:むぃ……
内海:あー、GM。こいつらデータ付き?(笑)<敵
GM:うん。(笑)<敵
内海:ぎゃー。てことは実質クロセルだけでこれだけの数を相手にせにゃならんのかっ!
クロセル:そういえば、距離は?
GM:……っと、出してなかった。
GM:ザフキエル(←200m→)能天使×3(←600m→)能天使×5(←200m→)クロセル こうなっております。
内海:止むをえん。《リーダーシップ》の取得を申請だ、GM!(笑)
GM:許可。どうぞ。
内海:ではロゴス5消費。順番はクロセル>俺>刀真>敵 で。
刀真:あ、俺は居ないようですが。(きょしゅ)
内海:機体は居なくても行動順は重要だろう!(力説)>刀真
刀真:い、いえっさー!(押された(笑))
GM:空を覆いつくす天使の群れが、まさに光の牙を剥かんとする。が――
内海:「だが、敵のデータは割れていると言った!」
内海:「――司鏡中尉! 八門結界陣を起こせ! ――瑞穂基地がただの対天使前線基地でないと教えてやるんだ!」(演出演出ー(笑))
内海:これあるを予測して、基地周辺のビルに仕込んでおりました。ええ(ひでえ(笑))
内海:ごあああッ! と瑞穂基地を中心とした魔法陣が起動し――ザフキエルの纏う《絶対結界》を打倒する!
内海:では、クロセル頼む!クロセル:「距離は十分、内海大尉から敵の予測資料ももらってる……あいつらは、こう動くハズッ」
クロセル:うん、残りロゴス全部突っ込め
クロセル:予測射撃に2、誘導兵器+1に3、107をダイスブーストに
クロセル:#117c5
●ダイス:Crosel:117c5=94(4,1,5,2,2,6,1,2,4,4,6,6,5,3,6,4,1,6,3,2,6,4,1,5,
5,1,4,4,1,5,4,1,2,1,2,5,6,4,6,4,5,3,4,4,1,2,3,4,6,6,2,4,4,2,1,2,6,3,3,5,5,
5,3,6,5,2,2,2,1,4,6,3,2,2,2,2,3,6,5,6,4,2,6,3,3,2,3,6,1,6,2,2,6,3,4,5,4,5,
3,2,3,2,3,1,2,6,4,3,6,3,6,4,5,5,6,1,5)= 94
クロセル:しまった orz
GM:ん、ダーザイン昇華は使いませんか?
クロセル:あ、いい(^^;? それに、ダイスを後ろから4つ削ります
内海:武器修正だね(笑)<ミサイルの
GM:成功数-3で、91に、ダーザインで幾つ乗ってくるかな?
クロセル:ツァドキエルからの哀れみ4と過去からの要請4を昇華、後ろ4つの成功数3を削って
クロセル:107成功です
GM:……えーと、《対空砲火》の射程は1kmあるが……。
内海:はっはっは、福音級の攻撃には無力! のはず!
クロセル:差分+26のダメージで。
GM:うい(笑)。《対空砲火》ミスって成功数0。能天使ズは……ダメだ、全部成功してもHP削りきられるッ(笑)
GM/天使兵:「serra,serra,serra,serra――」
GM:完全に読み切った軌道のミサイルが、次々と、行動を起こそうとする天使兵を消滅させていく――だが。
内海:む。
GM:要塞の如き威容は、依然として顕在であり――《擬似八門結界》、起動しました。(満面の笑みで)
内海:げげげー、何てこったい。
刀真:やはり機体抜きでは出力が足りなかった…ッ。(笑)
クロセル:えーと、どうなったんだ?
内海:ダメージを受けておらんらしい<ザフキエル(でもたぶん死亡ゲージは埋まった、だといいなぁ)
GM:「<格闘戦闘>もしくは<エーテル>以外の技能で与えられたダメージを0に軽減する」効果で、取り巻きは洗いざらい消し飛びましたが、見た目無傷です。
内海:まぁいい。刀真が出てくればアレは沈む。――てことで。
GM:内海さん、どうぞ。
内海:俺の行動だなGM? マイナーアクションで、クロセルにエンゲージ。メジャーアクションで《タイムリー》を使用っ!(笑)
GM:……このやろうっ!(笑)
内海:安心しなさい。演出でなくルールでアペルギア呼ぶだけだから(笑)。
内海:《忠誠》も入れて、と。
内海:#7c2+2+4
●ダイス:Eiji:7c2+2+4=2(1,4,1,6,5,3,5)+2+4= 8
内海:んい、装備コスト6なのでゲットですよアペルギア(笑)。
内海:「瑞穂基地の戦力が――尽きたと思ってもらっては困るなっ!」
内海:ごうん、とクロセル機の傍に跳び上がってくる(笑)。
クロセル:「内海大尉? あなたは何で出てきたんですかっ」
内海:「――何でって言われてもねえ」
内海:「ほら、女の子一人じゃ寂しいと思って?」(笑)>クロセル
クロセル:「ッ! 馬鹿にしないでくださいっ! わたしはこれでも、正式任官を受けた軍人ですっ」
GM/アクシア:「用意はしといたけどね――エイジ、冗談言ってる場合じゃないでしょうがっ!」指揮引き継いだらしい人の怒鳴り声が、がつーんと。(笑)
GM/ザフキエル:「serra,serra,serra――」くそ、再生ザフキエル動くぞ。喰らえ必殺の《聖光放射》ッ
内海:くそー。アクションを使ったので[庇う]はできないのだなぁ。
GM/プシナ:「ザフキエル、内部エネルギー上昇! 攻撃来ますっ!」
内海:「ふん。所詮は温い光のシャワーだ。事も無いっ!」
内海:「躱せよクロセルっ!」
GM:#15c4 《聖光放射》 ダメージ:+10(軽) クロセル&内海へ、ずびーむっ
●ダイス:sat_GM:15c4=7(6,1,2,5,1,6,1,5,4,3,5,3,5,6,5)= 7
GM:せ、成功数、7?(おずおず/笑)
内海:ち、反撃してやりたいが効かないので諦める。ロゴス10使って《忠誠》と<回避1→3>にダイス+1(笑)。
内海:#9c3+4
●ダイス:Eiji:9c3+4=6(3,1,5,4,3,1,6,1,2)+4= 10
内海:回避ーっ!
クロセル:#9c5 (・∀・)っ⊂パトス⊃6枚消費で技能アップ
●ダイス:Crosel:9c5=9(5,4,1,3,4,1,1,3,1)= 9
クロセル:あ、全部成功〜
内海:「ようし、上出来だ。――じゃあ、次の課題だな」>クロセル
内海:「その機体で、ザフキエルに一太刀浴びせて見せろ。そうすれば――ダイヤのエースの称号は、君のものだな!」(ごう、と機体をロールさせつつ)
クロセル:「そ……」
クロセル:「それだけですか、あなたの出てきた理由って――?!」
内海:「――こういうのには、見届け人が要るのだよ。クロセル・ショルメス少尉?」(ふふふのふ)
内海:んで、次ラウンドかな?
GM:いや。ここでシーンが切れます。
GM:算定によれば、S.Q.U.I.D.によるサイコダイヴの限界時間まであと少し。それまで持たせなければ――。
GM:シーンエンド。 |
■クライマックスフェイズ/シーン2 「ESCAPE from ATARAXIA」
シーンPC:刀真。GM:薄闇があった。暖かで、穏やかで、そこでじっと蹲っていれば解けてしまいそうな、深い薄闇が。
GM:足元に、柔らかな地面のような感触がある。
GM:そして、目の前には樹――白い翼でできた樹が、はるか天へそびえていた。その先には、目を背けたくなるほど神々しい光の窓がある。
GM:つい先ほどまで、シュネルギアのコックピットにいた筈なのに。
刀真:「ぁ、ぇ……ああ、うん。……そういう場所、なのかな」
GM:――しゃくりあげるような、泣き声が聞こえる。白い樹のほうからだ。
刀真:「……そっか、ここがメイリィの中。だとしたら――」
刀真:眩しさに目を細めながら。樹へ歩み寄る。
GM:白い樹に大きなこぶがある――いや、これは、檻だ。檻であり、揺籃だ。枝分かれした幹が、檻のように何かを閉じ込めている。
GM:ふわふわと漂う白い羽毛に隠されて、窺い知ることはできないが――。
GM/??:「……誰?」
刀真:「こんにちわ。ひょっとしたら、こんばんわかもしれないけど」
刀真:しゃがみこんで、視線を合わせる。
GM:涙で枯れそうな、それでも聞きなれた声がする。舌足らずでも、意識的な訛りを乗せてもいないけれど。
GM/??:「……どうして、ここへ来たの?」
GM:白い壁のむこう。たぶん、記憶のままなら目があっているはずの人影は、泣き声のまま答える。
刀真:「君に言いたいことが、あるから。ここに来れたのは、周りに流されてかもしれないけれど――言葉と気持ちだけは、僕のものだと思う」
GM/??:「ダメ。わたしには……何を言っても、ダメなの」
GM:身悶える、ちいさな人影。
GM/??:「わたしは、ここから出ちゃいけないの。わたしがいると、わたしは辛いの。痛いの」
GM/??:「だから、わたしは……認められたら、いけないの」
刀真:「……うん、そっか。でもさ、それでも」
刀真:「僕は、君を認める。君が自分で自分を嫌いになったって、僕は君を嫌いになんてならない」
GM/??:「……でも。それでも。ワタシは、私に、きっと耐えられない。耐えられなくなる」しゃくりあげるような声。
刀真:「耐えられなくったって、いいじゃないか」
刀真:柄じゃないのは分かっている。けれど、そんなことは構うもんか。
GM/??:「……え?」
刀真:「僕はさ、色んな人に迷惑をかけて。とりわけ、1人の女の子に頼りきりになって。今まで、なんとかやってきた」
刀真:「敵側の人に教えられもしたし、友達を失ってから、その大切さに気付いたりもした。勝手に沈んで、凹んで。その度に助けてくれた子がいた」
刀真:「だから――僕も、その子を助ける」
GM/??:「……助けたって。いま、助けたって。きっと、いつか。だって、あなたも」
GM/??:「あなたも、いなくなって」
刀真:「僕は――」
刀真:「僕は、いなくならない」立ち上がり
刀真:「何にも無くて空っぽで、理由なんて見つけられなくて」前を、しかと見つめ
GM/??:「…………」
刀真:「今だって、未来なんて見えない。だけど」己が拳を、握り締め。
刀真:……ふむん。判定するにゃちとタイミング早いでしょうか、GM.
GM:……いえ? 問題ないと判断。(ぐっ)
GM:……さて、泣き虫姫を引っ張り出そうとした刀真くん。メイリィのダーザインレベルはいくつかな?
刀真:2つありますが、双方とも5ですな。<メイリィのダーザイン
GM:では、任意の一方で、ダーザイン判定を。目標値は秘密。(にっこり)
内海:ふっくいん、ふっくいん♪
刀真:ふっくいん、ふっくいん♪(みょん)
刀真:レベル…はこれ以上上げ様が無い。メイリィからの親近感、シュネルギアからの哀しみを昇華。
刀真:判定値+120を宣言。いーくーぜー。
刀真:#128c5+20 昇華含む
●ダイス:Touma:128c5+20=108(1,1,5,5,2,5,4,2,1,6,1,4,5,2,4,1,2,3,3,2,6,4,
3,3,2,6,3,4,2,3,1,6,6,6,6,4,4,3,1,4,6,3,3,3,4,5,2,6,3,4,3,5,6,4,4,1,1,4,
6,2,2,3,2,1,1,6,4,2,4,2,1,6,1,4,5,6,1,2,2,3,2,1,1,6,3,5,6,5,3,4,4,3,2,6,
3,1,2,4,5,3,6,2,4,1,1,5,5,5,3,1,5,6,4,4,3,4,5,2,2,2,1,3,4,5,2,4,5,6)+20= 128
刀真:…うむ、鳴った。
GM:――触れた白い羽の薄絹が、身悶えするようにうねる。脳裏に微かに響くのは、聞きなれた天使の歌。
GM:だがそれも、力を失い遠ざかっていき――
刀真:「――想ったんだ」拳は光を裂き。
刀真:「君と一緒に、生きたいって」
刀真:ヴェールの向こうの小さい手を、握る。
GM/メイリィ:「……あ」
GM:握り返す、小さな手の感触。
GM:その瞬間、凄まじい悲鳴のような感覚が走りぬけ、白い大樹が羽根と弾け散り――
GM:シーンエンド。 |
■クライマックスフェイズ/シーン3 「BROKEN PHANTASM」
第2ラウンド。GM:空に、しろい、あたたかな閃光が走った。
GM/ザフキエル:「serra,serra,serra,serra――!」
GM:ザフキエルの城塞の如き威容が、硝子が割れる音とともに揺らぐ。集まっていた光が散っていく。
GM:空を圧していたホイシュレッケたちの姿も同じく。半ば透明のエーテル塊に戻りかけ、ひとつ、また一つと砕け散り、消えていく。
クロセル:「……眠り姫が目覚めたみたいね(安堵)」
内海:「――ちッ、認定試験はお預けか。にべも無い」(←本気で残念そう(笑))
GM/アクシア:「だから妙な冗談言ってないで! S.Q.U.I.D波形反転――来るわよ!」
GM/ザフキエル:「serra,serra,serra――」
内海:「分かっている。……もとより、これを想定しての根回しでね!」>アクシア
GM:座天使だったものが、その崩壊を止める。もと座天使の外殻を纏った中から、長い骨組みの羽根が突き出す。
GM:浮かぶのは、主天使――。ただしその姿は、多種の天使兵を繋ぎ合わせた外骨格に覆われ、寧ろ力天使のそれに近い。
GM:本体の周囲には、放射状に漂う、無数の骨組みの翼。
GM/プシナ:「敵、天使兵反応消失。残数一! エーテル波形安定――ツァドキエル、実体化しました!」
内海:「ちぃ――思ったよりは強敵そうだな」(アペルギア、地上に着地、20mmアサルトライフルを装備(笑))
刀真:地上、瑞穂基地滑走路。輝きを持たぬシュネルギアの瞳に――3色の光が、灯る。
刀真:紅、蒼、碧。三つの光は混ざり、万色の輝きを放ち――
内海:「各機、ここが鍔際だ。――アレを倒せば、決着が着く!」
クロセル:「了解。ここから先には進ませませんっ」
内海:「その意気だショルメス少尉。一気に決めるぞ!」 内海:てことでGM。《リーダーシップ》を宣言したい。
内海:コスト払ってなかった。現在パトス208、アガペー312です。
内海:とりあえず、順番は俺>クロセル>刀真>敵、とする。
内海:んで、俺の行動だが――《アナライズ》を取得して使用するぞー(笑)。
GM:OK。来なさい……の前に、こっちもセットアップ宣言の能力があるので。(笑)
内海:む、何だろう^^;<セットアップ
刀真:むい、それを待って演出入れまする。シーン内には既に自分、存在しますゆえ。<セットアップ宣言
GM:じゃ、行くぜー。
GM:#15c4 《記憶吸収》 対象:シーン <エーテル>で対決を行う 敗北した場合、[差分値]ぶんの全判定ペナルティを受ける(累積)
●ダイス:sat_GM:15c4=12(3,4,6,1,3,3,1,1,2,4,6,6,2,1,4)= 12
内海:「――ふふん、アペルギアのセンサーとて……、ッ、何?!」
内海:GM〜。これは射撃攻撃扱いでしょうか?(可愛く)
GM:いえ?(にっこり)
刀真:ダメージ…でもないよなあ。
クロセル:ああ、バドリーブジステムが有効だ……。
GM/ツァドキエル:「serra,serra,serra,sera――」
内海:ちぃ、止むをえん!
内海:ロゴス20投入。エーテル1→4で9点、忠誠で3点、ダイスに8点と。
内海:#15c4+5
●ダイス:Eiji:15c4+5=9(3,2,6,3,1,1,2,6,5,2,3,4,5,5,6)+5= 14
内海:よし、打ち消した!
刀真:うお、すげえぜ内海大尉。
内海:「――センサーとて、進化している! その程度の攻撃が効くものか」
刀真:こちらもエーテル1→4で9、ダイスに……10点入れておく。残り64に。
刀真:#18c4
●ダイス:Touma:18c4=13(2,3,4,2,4,3,2,4,6,4,3,5,6,1,6,4,6,1)= 13
刀真:成功。地上の天使は、黙したまま動じず。
クロセル:#9c1 ダーザイン:刀真からの後ろめたさを昇華
●ダイス:Crosel:9c1=0(6,6,4,6,3,5,6,2,6)= 0
刀真:クロセルさん…ッ!?
クロセル:あう…… orz
GM:……差分値4か。成功数買います?
クロセル:差分4ですので、放置する方向で
GM:OK。では……くそう、4dしか吸えなかったか。
内海:いや、そもそもリアクションには昇華使えないよ>クロセル
内海:(七支隊のは別だけど)
クロセル:あ、そうか。リアクションだったのか
GM:いや、とりあえず、厳密にはリアクションとちゃいますのでな。今回は流す方向で。 内海:なるほど。じゃあ行動するぞ。《アナライズ》の取得を宣言。これを使用する。
内海:#3c3+5 ロゴス3で《忠誠》を使用するだけで成功。恐るべし情報将校最終形態(笑)。
●ダイス:Eiji:3c3+5=2(1,6,1)+5= 7
内海:さぁ、能力をゲロるがいい、ツァドキエル(ふふーん)
GM:さて、内海さん、データ流しますぜ。……くそうッ(笑) ・主天使級天使兵“ツァドキエル”
基本データは力天使に等しい。
ただし《巨神》を持たず、代わりに以下の特殊能力を持つ。
《記憶吸収》
セットアップに使用。判定値:15、レベル:4、対象:シーン。
対象の<エーテル>と対決を行い、[勝利]した場合、シーン中に対象が行う全ての判定の[判定値]を[差分値]分だけ減少させる。さらに、ツァドキエルの[判定値]を、この能力によって低下した[判定値]の合計分だけ上昇させる。この効果は累積する。 内海:他は特に無いね?<追加能力
GM:ありません。
クロセル:あ、差分買っておいたほうがよかったのか
内海:クロセル、どうする? このラウンド中に倒せるかどうか微妙なので、ダーザイン1つ残してアタックする?
クロセル:うい、そうする
内海:では頼む。次のラウンドの頭に全員が回避できれば、それで勝ちだ――たぶん(笑)。
GM:ぱきぱきと音を立てて、ツァドキエルの"鎧"に新たな天使が顔を出す。見覚えがあるかもしれない―― クロセル:マイナーでロケット弾倉を1つ使用して。
クロセル:合衆国からの憎悪5、内海からの期待5を昇華
クロセル:#46c5 技能レベル+1、ダイス追加37 でGo アガペー569、ロゴスの残りはなし。
GM:来なさい。(くい、くい)
クロセル:#46c5
●ダイス:Crosel:46c5=41(6,1,3,4,4,4,4,4,5,4,2,1,1,4,3,5,1,1,5,4,4,1,1,4,
2,5,6,6,1,6,2,2,3,2,1,5,2,5,3,6,5,5,1,5,4,2)= 41
GM:#20c4 <回避>4 うそん。
●ダイス:sat_GM:20c4=14(6,5,6,3,1,1,3,3,1,1,4,4,3,4,5,2,6,6,4,4)= 14
GM:奮闘はしましたが……差分値47。
クロセル:ミサイルのダメージを入れて、73点です。 内海:次は刀真か。――よし、殴れ!(笑)
刀真:あいさ。マイナーでエンゲージ入り。メジャーで《奇襲》。――演出は判定後に。
GM:り、力天使舐めんな、まだ全負傷ゲージ健在だぜ……1点はっ
刀真:家族からの忌避、メイリィからの戸惑い、クロセルからの苛立ち、衛至からの同情、自己からの決意を昇華。成功数+46で…ッ。
GM:き、キヤガレッ
刀真:あ、《接合》も使用。……最後の追加。技能レベルを5に。
刀真:#19c5+46 <格闘戦闘>《接合/奇襲》 代償:ロゴス6
●ダイス:Touma:19c5+46=14(6,6,2,6,1,6,5,2,5,5,1,3,5,3,2,6,1,5,1)+46= 60
GM:#20c4 <回避>4 回避、回避ぃーっ!?
●ダイス:sat_GM:20c4=18(1,3,3,4,1,3,3,4,6,2,2,1,1,4,1,3,1,3,5,1)= 18
GM:……差分値42でございます。
刀真:――飛翔。それは、地より放たれる光の矢。
刀真:差分2倍+10、92点。ダメージ種別はなし。
内海:ゲージはどうなったかなー(わくわく)
GM:ツァドキエルの纏っていた"天使の鎧"が、粉々に弾け飛ぶ――死亡ゲージ埋めました。(ちょほり)
内海:お、それは僥倖<死亡ゲージ。では、ここで沈めてくれよう。
GM/メイリィ:「……刀真」ナビシートから、懐かしい声がする。
刀真:「――うん。やっと、戻ってきた」
GM/メイリィ:「ん。……ありがと、アル。刀真」
刀真:「――これが、僕たちだ」
内海:「上出来だ。――あとは、ゆめの残骸を片付けるだけだな」>ALL GM:さて、ツァドキエルの行動……。この状況だと、シュネルギア狙うよなあ(ちょほり。
GM/ツァドキエル:「serra,serra,serra,serra――」
GM:突き立てられた拳ごと、敵を吹き飛ばさんと。聖光が収束し――。
GM:#39c4 聖光 ダメージ:+20 消し飛べや刀真ッ
●ダイス:sat_GM:39c4=32(1,3,4,4,4,2,4,2,6,5,6,2,5,6,4,3,2,3,2,6,1,2,4,1,
5,2,2,3,1,2,1,4,2,3,3,4,3,1,3)= 32
刀真:うぐ、目算52点か…では。
刀真:<格闘戦闘>4→5、判定に45個ブースト。
刀真:#69c5 <格闘戦闘>《接合/捨身撃》 代償:ロゴス7
●ダイス:Touma:69c5=62(1,2,5,1,1,5,2,4,5,6,5,4,1,6,3,4,3,6,4,1,3,3,6,5,
1,5,2,3,5,5,3,1,3,1,2,5,5,2,1,3,4,6,5,2,3,6,5,3,5,5,6,4,2,5,1,3,2,2,1,5,
5,5,2,4,1,4,2,5,1)= 62
GM/メイリィ:「――やっちゃえ刀真! あとでちゃんと、ワタシのなかでいろいろやったせきにん、取ってもらうアルから!」
刀真:「言われるまでもなく! これで――」
刀真:カウンターで72点を。
GM:ええと、差分値62の――ダメージ72? ええい、そっちにゃ種別ナシの52点じゃっ!
GM:こっちは――HP全部埋めても足りないかっ!
内海:沈んだかな?
GM/ツァドキエル:「serra,ser――!?」
GM:ごぉん、と。白い、骨組みめいた身体に亀裂が走る。――爆光。
刀真:装甲に19点、シュネルギアの軽傷、重傷、致命。パイロットの軽傷、重傷の全て、致命に2点割り振り。
内海:「――あ、また機体壊したな刀真」(ぼそ)
内海:いや、つーか52点は耐えられないのでは?>刀真
刀真:装甲を1点残して死亡2つを除外すると、フルに割り振って53点まで耐えられるのです。
GM:いや、ギリギリで耐えられるようです。確認しました(笑)<パイロットの重傷まで埋めれば
内海:ほほう、この頑丈さんめ――。良かったな、撃墜じゃなくて!(笑)
内海:「……いや、耐え切ったのか?」
刀真:「――ぁ、ぐ…」やっぱり滅茶苦茶痛い、けれど。
内海:がしゃり、と20mmアサルトライフルを降ろし。
内海:「プシナプシナ。――敵天使兵の確認を」>ぷしな
内海:殲滅を確認してくれいプシナ。
GM/プシナ:「は、はい――ツァドキエルの撃墜を確認。レーダー有効圏内に、天使兵の反応ありません!」
クロセル:「今度こそ、終わった……のね?」
内海:「ああ、これでどうにか、今回は終わりだ」>ALL
刀真:「――これでお終い…じゃ、ないんだ」シートに体を沈め、呟く。
GM/メイリィ:「でも、ワタシもいるネ……。刀真には、ぜったい生き延びてもらわなきゃならないアルから」すこしだけ、苦しそうな声。フィードバックを持って行ったらしい。
内海:「作戦コード“ブレイカー・ゴルゴーン”状況終了。3人とも、お疲れさん」>クロセル、刀真、メイリィ
内海:「さーて戻るぞ。いい加減、整備班の連中の仕事も軽くしてやらないとなぁ」(ぽんぽーん、とアペルギアを跳ねさせつつ戻る)
クロセル:「管制、アイギス隊長やシノア少尉は……」などと安否を確認しつつ帰投します。
刀真:「……今回も、次も。またその次も、次も」痛みが和らぎ、頬が緩む。
刀真:「僕らは、生きていく」自身の背後に在る大切な人と、視線を合わせて。
GM:シーンエンド。 |
■エンディングフェイズ/シーン1 「大人たちの時間」
シーンPC:クロセル。GM:事件終息より数日後、夜。瑞穂基地内、士官用BAR。営業再開初日。
GM/エステイン:「まあ、手近なところでなんだが。立て直しが終わるまで、ろくに外出もできんしな」
GM:本来の客層が事後処理に追われているためか、店内に人気はない。
クロセル:「そんな。わざわざ誘っていただいて……それだけで、十分です」
GM/エステイン:「……本当なら、もう少し人が集まれるときにお披露目、と行きたかったんだが」
クロセル:「え、お披露目って……?」
GM/エステイン:「私の指揮下での最初の作戦から、生還したのを忘れたか? ショルメス少尉」小さく笑ってグラスを取る。
GM/エステイン:「形式上は指揮下に入っていてもね。それ以外のところに、相応に拘る人間というものはいるものさ」
クロセル:「いえ、だから誘っていただいたのだと思っていましたけど……???」反射的にグラス受け取り
GM/エステイン:「ああ、なんというのかな。……率直に言って、固めの杯というヤツだと思ってくれればいい」
クロセル:「! それって……」
クロセル:あらためてこの場に集った顔を見渡してみる
GM/マリ:「……まあ、ちょいとまだ、役者不足だとは思うけどさァ」片腕吊ったまま。
GM/クリスティン:「あたしたちより後まで残って見せたんだ。それだけじゃ足りないってかい? マリ」
クロセル:「シノア少尉……ウィンスレット少尉」
クロセル:「(はっ)クロセル・ショルメス少尉です。まだ未熟者ですが、よろしくお願いしますっ」
クロセル:背中をピンと伸ばして一礼する
GM/エステイン:「……ようこそ。七支隊へ。貴官を歓迎しよう、クロセル」
クロセル:「ありがとうございますっ。わたし……わたしっ」
GM/マリ:「……馬ッ鹿、こーゆー酒の席で何やってのさ。いいから喜べってんだ」
クロセル:「マリ姉ぇ……だって、うれしくて」
クロセル:ぐしぐし、と涙を拭って
GM/クリスティン:「ま、ベッドから起きられない根性ナシはあとで挨拶させるとして。旦那としけこんでるのも、そのうち顔出すはずだからさ」
GM/エステイン:「それまでは付き合ってもらうぞ。まさか、先に退くとは言わないな?」くすり、と笑い。>クロセル
クロセル:「はいっ、これから、ずっとよろしくおねがいします」
クロセル:グラスを掲げ、中身を一気に空ける
GM:静かに、瑞穂の夜は更けていく。次の、騒がしい夜明けまでの間の、つかのまの平安に。
GM:シーンエンド。 |
■エンディングフェイズ/シーン2 「まだ、子供たちの時間」
シーンPC:刀真。GM:事件終息より数日後、昼。瑞穂基地医務室。
GM/羽村:「ほい、お疲れさん。問題なし。二日も放っておけば治るだろ。相変わらず頑丈だねえ」
刀真:「いやまあ、珍しく堕ちずに済んだわけですしー。……あれ、なんか虚しいのはなんでだろう」
GM/羽村:「自分に聞くのが早いんじゃないかな、刀真くん。……ま、悲しむべきかもねえ。この場合は」
刀真:「……ぁぅ?」小首傾げ。
GM:羽村は、だってさあ、と人の悪い笑みを浮かべて
GM/羽村:「可愛いメイリィちゃんに、看病してもらえないじゃない? 何やったか知らないけど、躍進したみたいじゃないか」
刀真:「……うあー、うあー」ごろごろぢたばた。
刀真:「あー、その、できりゃ思い出したくないってーか今思い返せばなんてこと言ったんだってゆーかどーゆー顔して会えばいいのかっ」ごろごろ。
GM/羽村:「……ああ、そういや、ニナくんはどうしたかなあ。軍病院の人手が足りないって、出て行ったきりだけど」ふと刀真の背後――戸口のほうを見て、いきなり言い出す。
GM/羽村:「やっぱり俺も、上役としては、手伝いに行かなきゃ駄目だよなあ。ああ、辛いところだねえ大人って」煙草に火を点けて立ち上がる。
刀真:「……うぅ、覚悟決めろってことですか羽村せんせー」
GM/羽村:「まあ、頑張れ。未来は明るいよ、きっと」ぽん、と刀真の肩を叩いて退出していく羽村。
GM:……入れ違いに。背後、戸口に“見知った”気配。
刀真:「……あー。ぅー……」ぴた。
刀真:こほん、と一つ咳払い。深呼吸ー、深呼吸ー。
GM:向こうでも、深呼吸の気配。
GM:続いて、とたたたたたん、と遅滞ない足運びが、すぐうしろまで一直線に。
刀真:「――」まずは名を呼ぼうと、言葉を紡ぎながら振り返って―
GM/メイリィ:「――と」うま、と続けようとしたところと、目が合う。
GM/メイリィ:「――はぅ」
刀真:「……ぁぅ、ぁー……」
刀真:いざ顔をつき合わすと。やはりまあ、色々思い出してしまうわけで――。
GM/メイリィ:「……あー。ええと、傷のぐあい、どうアルか?」
GM:と、言う彼女のほうも、いつもより幾らか怪我が多い。袖口からちょこっと包帯が覗いていたりする。
刀真:「ぅ、うん。大丈夫大丈夫、もー完全に治ったよ。ほら、こーんな風に」バク転、前転、倒立ともっていこうとしてー。
刀真:「痛ぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」転倒。悶え苦しみ。(笑)
GM/メイリィ:「って、と、刀真、何やってるアルかっ!」反射的にゆさぶりっ
GM:……必要以上に距離が縮まり。
刀真:「……いやその、痛いってゆーか顔近すぎ…っ」
刀真:ガクガクガクガク。
GM/メイリィ:「あんなこと言っといて、自分でカラダ壊してどーするアルっ」気付いてない。(笑)
刀真:「イヤダカラデスネめいりぃサン、コーモ近イトイヤデモ色々思イ出シチャウワケデ…」声が裏返っております。(みょん)
GM/メイリィ:「いろい……」はた。 かーっ。
刀真:「(……しまった墓穴掘ったー!?)」
刀真:「……ああ、まあ、その」もう一度、深呼吸。
GM/メイリィ:「…………」咽喉が動くのが見える。
刀真:「……ええとね、メイリィ」正座、正座。向かい合わせで正座。(ちょこん)
GM/メイリィ:「……あいあい」身を離され、板張りの床に正座。
刀真:「よく考えたら、今まで。大切なこと言ってなかったなー、と思い出したわけですよ」
GM/メイリィ:「…………あ。そういえば、ワタシも、アルね」
GM/メイリィ:「とにかく刀真、まずは、そっちから、先に言うネ。何を考えたのかとか洗いざらい吐くヨロシ」後半無理やりっぽく早口。
刀真:「ぅ、それはちょっと卑怯な……ああいやナンデモナイデスハイ」カクカク。やや気圧され。(笑)
刀真:「……うん、それじゃ」咳払い。
刀真:メイリィの小さな肩に、両手をぽんと置いて。
GM/メイリィ:「……う」少し逡巡後、直ぐに刀真の眼を見る。
刀真:「今までと、そしてこのほんの何日かで。メイリィのこと色々見て、知って、それでもまだまだ全部を知ったわけじゃないけれど」
刀真:「僕は、メイリィのことを好きでいたいって思った」
刀真:「……その、今すぐじゃなくても構わない。明日でも、明後日でも、戦争が終わってからでも」
GM/メイリィ:「……莫迦。今じゃなくてどうするネ。戦争が終わるまで、ワタシを置いてくつもりアルか?」
刀真:「……ぅ。それ言われると、この続き言うのが滅茶苦茶恥ずかしいんだけど。……最後まで言わなきゃダメ、だよね」
GM/メイリィ:「言わないと、明日から組み手の量八倍くらいにふやすアルよ」上目遣いに睨みっぽい。
刀真:「うぅ。……あー、うー…」今更顔を赤くする。まあ、ともあれ。何度目かの深呼吸。
刀真:「その、これからも迷惑かけるかもしれない。ってゆーか迷惑かけると思う」
刀真:「でも、こんな僕でよければ」
刀真:「――ずっと、ずっと。メイリィと一緒に、生きていいかな」
GM/メイリィ:「…………」こっちも、深呼吸。
GM/メイリィ:「そのことば、忘れたら、ぜったいに赦さないアル」
刀真:「大丈夫。ずっと覚えてる。いつか記憶が消えたって、ずっとずっと覚えてる」
GM/メイリィ:「やくそく破ったら、どんなことしても思い出させてあげるネ」ゆるみそうな表情をむりにいかめしく作りながら。
刀真:「覚悟しとく。……でさ、メイリィ」
GM/メイリィ:「……ん、何アルか? 刀真」
刀真:「メイリィの番。……メイリィが思ってたこと、聞きたい」
GM/メイリィ:「……あぅ。あー」
GM/メイリィ:「……い、言わなきゃだめアルか?」
刀真:両肩から首筋を経て、メイリィの頬を両手で包み込むよーに。……いやま、やってる方が恥ずかしいんですヨ?
刀真:「駄目」珍しく、強く。
GM/メイリィ:「…………」もういっかい、深呼吸。
GM/メイリィ:「――謝々、刀真。ワタシを呼んでくれて、手をにぎってくれて、うれしかったヨ」
GM/メイリィ:「そ、それだけアル。うん。いまはこれでいいネ」さっきよりも、赤っ。
刀真:「……ぁぅ」まあ、やっぱり面と向かってだと限界もあるわけで。
刀真:……まあ、照れ隠しというわけではないけれど。
刀真:つい、と少しだけ身を乗り出して。
刀真:半ばぶつけるようにだけれど。紅い瞳の上、広い額に唇を押し当て。
刀真:「…ぼ、僕からも。今はこれでっ」速攻で離れ。
GM:顔が下のほうから、かー、とさらに赤くなっていって。ぼん、と音がしそうなカンジで状況を理解して。
GM/メイリィ:「な……ちょ、待つある刀真、そ、そそ、そこになおるヨっ!?」がたっ、と立ち上が……ろうとして足が痺れてちょとよろめき。
刀真:「……ああでもその、決して軽い気持ちってわけじゃなくてそりゃまあ続きもしたいのは山々だけどそりゃさすがに拙いと思うからってゆーか…ぉぅぁ!?」よろめいた体を支えようと立ち上が…ろうとして。
刀真:……まあ、やっぱりこっちも足が痺れてたわけで。
GM/メイリィ:「あいやーっ!?」
GM:どんがら、がっしゃーん。
刀真:「うわぁっ?!」がっしゃーん、ごろごろ。
GM:さて。カメラが引いていって――医務室の外。
GM/羽村:「……そろそろ水を差してやらにゃ、教育上マズい事態になるかな。やれやれ」
GM:がららっ、と引き開けられる戸口。悲鳴のような声が廊下に溢れ出して――
刀真:――まあ、こうして。羽村せんせーを始めとする大人たちにからかわれたり、ニナさんに医務室で何やってんですかとか怒られたり。
刀真:ちょっとした変化はあったものの、やっぱり僕らはいつも通りなわけで。
刀真:「……ま、子供でいるのも悪くないかな」
刀真:ちょっとだけ、そう思った。
GM:シーンエンド。 |
■エンディングフェイズ/シーン3 「また、『大人たち』の時間」
シーンPC:内海。GM:事件終息より数日後。瑞穂基地、トレーニングルーム前。
内海:てくてく、と偶然通りがかったような風情で歩いてくる。
内海:「さてと。刀真くんは無事に復帰してるかね……」(ひょいひょい、と入り込み)
刀真:中からは、時たま何かを打ち付けるような激しい物音。時たま「いてぇっ!?」とか叫ぶ声も。
GM/アクシア:「はい、あと九十秒。動き止ってきてるわよー。……って、あら。エイジ。汗でも流しに来た?」
内海:「いや、さすがにそんな柄じゃないさ」(←ざーとらしく)
刀真:「……がーっ!」もう半分やけくそで。……いやま色々迷惑かけたのは認めるけど、追加訓練の量がハンパじゃねえっす。
内海:「相変わらずメーヴェのヒロインは容赦がないねぇ。……薫陶のたまもの、というヤツだ」(少年少女を見やりつつ)>アクシア
刀真:(背景でどすーん、ばすーん)
GM/アクシア:「ま、やれることやらないでどうすんのよってハナシよ……で」顔寄せて。
内海:「ああ。悪いけどちょっと刀真くん借りていいかな?」(ひそひそ)>アクシア
GM/アクシア:「……お目当てはやっぱりそこ、内海大尉? まあ、彼女が検査中のいま来たんだから、そうじゃないかとは思ったけど」(ぼそぼそ)
内海:「彼はまだ可愛い相棒のことを“知らな過ぎる”。――今回のことは、いい機会だと思わないかい」(淡々と……だが、薄い刃の峰のような)
GM/アクシア:「……私としても、止められないけどね。やりすぎないでよ。……まあ、エイジなら、万が一はないと思うけど」対照的に、少し表情を険しくしつつこそこそ。
内海:「ま、察しがついてるなら話は早い。悪いようにはしないさ。……お邪魔するよ」(ふ、と微笑して。すたすた)
刀真:「……あの…とっくに、90秒経って……あの、たいちょー?」ぜぇはぁ。
内海:「や、精が出るね刀真くん」(すちゃ、と手を挙げつつ声をかけ)>刀真
刀真:「……あ、どもー」息も絶え絶え。
GM/アクシア:「あー、はいそこまで! クールダウンはちゃんとやっときなさいよー」すちゃ。>刀真
内海:「ちょっと話があるんだが、いいかな?」(ラウンジあたりを親指で示しつつ)
刀真:「ぇ……あ、はい。そりゃ構いませんけど」何事かと頭上に疑問符。 内海:んでは、さくっと移動し、席を勧めつつ。
内海:「――さて、さっそくだが本題だ。……刀真くん、君がメイリィの記憶を呼び覚ましたときに何を見たか話してもらえるかい?」
内海:今後の参考にしたいからね、と表向きだが間違いでもない理由を取って付ける(笑)。
刀真:「……それ、命令ですか?」ずず、とスポーツドリンク啜り。
内海:「ふむ、命令でないと話せないような。えっちな内容だったとかなら無理強いはしないが」(しれっ)
刀真:「いやもー、どーせ今言わなくたってネチネチ聞いてきそーだからいーです」がっくりとくずおれ。
内海:「そうだな。全部吐き出してしまえ若者よー」(棒読み)
刀真:まあ、クライマックスでの出来事を。自分視点で。
内海:うむ。刀真の報告/独白は真面目に拝聴。
刀真:「……そんな感じです。なんだか抽象的っていうか、何かの象徴みたいだなって思いましたけど」
内海:「――なるほど、白い翼でできた樹か。メイリィらしい」(ふぅ、と息を吐き、コーヒーを啜る)
刀真:「……むー」ずずー。空になった紙パックを手の中で転がし。
内海:「だが刀真くん。それでも彼女は君に、自分の過去は見せなかったのだな――」
内海:カップを置き、顎を組んだ手の上に乗せ、刀真を下から観察するような視線。
刀真:「……?」ちょっとカチンとくる物言いだな、と思いつつ。
内海:「何ともいじましいことだ。……君に話さず、見せなかったということは。それだけ君に知られたく無いということなのだろうな」
内海:ああ、だが――。と、視線を刀真から外し。
内海:「君はもう、知ってしまっているというのにね」(夏だというのに、底冷えのするような微笑で、視線を戻す)>刀真
刀真:「――ああ」なんとなく理解する。この人はいつだって、そういう人なのだから。
内海:「ゆえに君は、すべてを知らねばならない。――何、恨むなら俺を恨めばいいさ。聞きたくないのに内海大尉に聞かされたー、と喚いてみるのも一興だろう」(くっく、と笑いを噛み殺すように)
刀真:「……むー」苦笑いのよーな微妙な表情で。
内海:「さて。まずはツァドキエル出現直後の天使兵について話そうか」
内海:居住まいを正し、また真面目な顔に戻す。
内海:「あれは――我々ヤシマ情報部が、彼女をコンロンで保護した時に交戦した相手でね……」
内海:以下、つらつらと今回の天使兵の“由来”と、メイリィが彼らに誰を殺されてきたかを諾々と刀真に告げていく。
内海:「――最後に出てきたのがザフキエルというのはまた笑える話だな。……あの時初めて、彼女は自分が大事だと思った人間を死なせずに、天使兵に勝利できた」
内海:「ここまで話せば分かるだろう。――何故、君の可愛い相棒があれほどまで天使兵への憎悪を秘めて戦っているのかを」
刀真:「……そりゃ、いくら僕でも。……うん、そっか。そうなんだ」
内海:そして何故――君にあと一歩を踏み込めないでいるのかを。とは言わない(意地悪)。
内海:「そういうコトだ。……まぁ、長くなってしまったが。要するに――彼女が天使兵に狙われやすく、あるいはしばしば乗機を撃墜されるのも、この辺りに由縁があるのではというのが俺の感想でね」
刀真:「それに加えて僕の無謀、って感じですけどねー。……ああいや、笑うトコですよここ?」ちょっと無理して茶化し。
内海:「メイリィは――天使兵相手に退くことを知らん。否、できない。それは彼女のこれまでの在り様を否定することに他ならないからだ」
内海:故に、と立ち上がり。
内海:「榊刀真。――お前は彼女を理解しろ。その上で、無謀だと思うならそれを改める必要は無い」
内海:ふふ、と静かに笑う。
内海:「天使兵さえ撃破できれば、数度の撃墜とて価値がある。――その上で、より強くあるために、君はメイリィを受け入れ、共に突き進め」
内海:それが――彼女を死なせない唯一の方法だ。と言外に語る。
刀真:「……んー、んー…。……その、まあ、なんてゆーか」
内海:「ん?」>刀真
刀真:「今、よーやくスタートラインって感じですから、隠し事だってあって……僕だってほら、色々人に言えないことはありますし」
刀真:「まあでも……うん。なんとかなります、きっと。なんとかならなきゃ、なんとかすりゃいいんです」
内海:「そうだな。……ところで刀真くん」(にやり)
刀真:「それが僕ら子供に出来ることなんじゃないかなーって思うわけで……ええと、なんでしょーか内海さん」…やーな予感がしますヨ?
内海:「君の隠し事は、彼女に伝えておいた方がいいかな?」(しれっ)
刀真:「……」机の引き出しの二重底か、枕の中か、それともベッドの下の床下か。いったいどれのコトなのか。(ぇー
内海:「榊家といえば、帝族の武闘集団“草薙”に連なる一派としてその筋じゃあ有名でね。……特に現在の当主は暗殺の技に秀でているとか何とか」
刀真:「……あっはっは。ヤだなー、この細腕にンなこと出来ると思うんですかー?」汗だらだら。
内海:「後継者についても色々と面白……いやいや、悶着話は仕入れてあるんだが。――案外、彼女も興味があるかもだぞ?」(にやにや)>刀真
刀真:「……まあ、その。……確かにまー、色々あるのは認めますけども」追い詰められつつ。
内海:「ま、今日はここまでにしておこう。俺もそれほど暇じゃあない」(白々しく(笑))
内海:「さて。――長々と時間を取ってしまったかな。俺が言いたいのはこれだけだ。……まぁ、仲良くやるといい」(苦笑し、片手を挙げて立ち去る)
刀真:「い、いえっさー。……うぅ、胃が痛い」キリキリ。(笑)
内海:てことで、俺は退場(笑)。
刀真:「(……つーかホント、あなたは何がやりたいんですか内海さーん)」心の叫び(笑)
GM:シーンエンド。 |
■アフタープレイ 【経験点計算】
榊刀真@しんごろ:5点
クロセル・ショルメス@銀目猫:5点
内海衛至@相馬斉遠:6点
GM@SATMRA:16÷3+1≒6点
【雑感】
ヒトのココロに巣食い、その記憶からかつて倒された眷族を再生し顕現させる――。
まさに主天使ツァドキエルにふさわしい方法を以って瑞穂基地、そしてタン・メイリィは脅威にさらされた。
これを打ち破れるのはただ一人。共に泣いて笑って訓練して戦って死に掛けて、そして一緒に生きているギアドライバーだけなのだ! ……と書くと実に浪漫あふれる物語なのだが(実際そうなのだが)、このシナリオの悪辣(注:褒め言葉)なところは、そうして天使の脅威に曝されているメイリィが、昏睡状態でなく純真無垢な状態で放り出されているところだろう。
ツァドキエルの仕業という一点を差っ引けば、戦いを忘れた少女の記憶を無理矢理揺り起こし、また前線に放り込むという惨い仕打ちを内海はやったわけである。まさにわるもの情報将校の面目躍如といったところだろうか。
しかし、再生怪人天使が底なしに湧いてくる状況では贅沢も言えない。ある意味、このシナリオは瑞穂基地の置かれた構造のカリカチュア的なお話でもある。となれば、それを打破するのはPCとして正しいことなのだ。……たぶん。
なお、伝承でのツァドキエルは主天使ザドキエルの別名であり、ザドキエルはセフィロトの樹でザフキエルとも関連している。その意味で見ても、クライマックスフェイズに仕込まれた復活ザフキエル→ツァドキエル本体への変形ギミックが実においしい。
さりげなくクロセルが七支隊に編入されたり、刀真がメイリィの悲惨な過去を知ったりと、これまた登場人物のターニングポイントになっている点でも注目。……約1名いつもどおりだが、それは仕方ないのである。
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エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠
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