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◇ 第62話『闇の名はアムネジア』◇

「よしッ! 興味が無ければ嘘だ!」(力説)
――内海衛至

 

ミドルフェイズ:シーン1/////
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「消エタ絆」(2日目)
 シーンPC:刀真。

GM:翌日。瑞穂基地医務室。
GM:いちおう従ってはいるものの、せわしなく周囲を見回して、気を張った――拾われてきた直後の猫のようなメイリィ。
GM:そこに手を出しあぐねて、見るからに困っているニナ看護師。
GM:ボールペンの尻でこめかみを掻きつつ、困ったもんだなあ、とでも言い出したそうな様子の羽村医師。
刀真:「……」所在なさげというか。何をすればよいのか分からないというか。
GM/羽村:「さて。困ったもんだなあ、これは」
GM/メイリィ:「うー…………」
刀真:「……ええと、その。起こったことっていうのはさっき話したことで全部、で」
内海:登場します。
内海:「記憶喪失、と考えていいのかな?」>羽村
GM/羽村:「そうだな。こりゃ、詐病じゃないね。キミが三行半を叩きつけられたってワケじゃない。安心していいぞ、榊少尉」後半、やや真面目くさった口調で。
刀真:「いやその、三行半って」がっくり。こう、なんか二重三重に疲労していますブラザー。(笑)
内海:「それでも何となく懐かれてるあたり、――良かったな少年。本気で好かれてるみたいで」(わしわしとあたま撫で)>刀真
GM:メイリィは、まあ、何かと心配しているそぶりを見せていた刀真に懐いたか、傍に張り付いている。
刀真:「……ぅー」衛至が刀真を、刀真がメイリィを撫でているよーわからん絵になりました。
GM/羽村:「まあ、見える範囲での症状はこれだけなんだが――」
内海:「――おや、まだ何か問題でも?」>羽村
GM/羽村:「まあね、なんというか――見たほうが早いな」
GM:差し出された黒いクリップボードに留められているのは、二つの波形がプリントされたグラフ。
内海:「む」(拝見しよう)
GM:一方は半ばほどで安定しているが、もう一方はほぼ底辺を這い、ときおり急激に落ち込んでいる。
内海:「これは……」(じっくり分析<グラフ)
GM/羽村:「黒い天使核の出力図なわけだ。メイリィちゃんのね」
刀真:「……む、むむ」足りない頭で理解しようとはする。が、どーも意識はメイリィの方に向くわけで。
GM/メイリィ:「……う」目が合ってみたりするわけで。>刀真
刀真:「……」ああゴメンナサイ神様、そのある意味純真な視線がとても痛いです…!
内海:「安定してるほうが刀真くんの?」>羽村
内海:あ、違うか。出撃前後の比較?>GM
GM/羽村:「いや、そっちは前回の診断で録ったほう、下は今朝になって録りなおしたほうさ。……責任者が俺じゃなきゃ、信じないね。こんなのは」
内海:「なるほど、確かにこいつは困ったな――要するに“使えなくなった”わけか」(メイリィを眺めつつ)
GM/羽村:「まあ、いま記憶が戻っても、シュネルギアは飛ばせないだろうねえ」じゃれ合っている若者二人を眺めつつ。
内海:「それとも――刀真くんはその方が好都合かな?」(にやにや)
刀真:「……わかんないですよ。でも」
GM/メイリィ:「……サカキ」>刀真
GM:ものすごく舌足らずな、ほんとうにカタコトのヤシマ語で。
内海:「いや、可愛いだろう? これはこれで」(くっく、と)>刀真
刀真:「……僕、これからどうしたらいいんでしょう」出会ったばかりの頃のような、つたない発音の呼び名を聞いて。無理に笑おうとした。
内海:「そうだな。――お姫さまの記憶喪失を治す定番の方法でも試してみるかい?」>刀真
GM/メイリィ:「シュネルギアて、あの、人型のコトか? ……ワタシ、アレに、のてたか?」>刀真
刀真:「うん。……あれで、戦ってた」なんとかメイリィとの会話を続けつつ。衛至の言葉に、苦笑い。

クロセル:「羽村先生、いますか?」からから、と戸を開けて
内海:「お――クロセルくんか。まぁ遠慮せず」 手招き>クロセル(注:こいつはここの責任者ではない)
クロセル:「あ、お取り込み中でした?」>中の人
刀真:「あ、いや…ええと、そういうワケじゃないです」クロセルへの対応は、やや遅れがちに。
GM/メイリィ:「…………」不安そうに。目に怯えの色を浮かべて、刀真を見ている。それは、出会ったときから、一度も見たことがないような種類のもので。
GM/羽村:「ああ、ショルメス少尉。いや、俺からの話はもう終わったからね。仕事明けってことは、いつもの薬かい?」
クロセル:「はい、すこしバドリーブ・ジステムの調子が悪くて」<いつもの>羽村
GM/羽村:「前のじゃちょっと弱くなったかな。……ああ、ニナくん、三単位まで増やして出しといてくれる?」
内海:「半身生身、半身機械ってのも何かと大変だね。――ところで」>クロセル
内海:「偵察の成果はどうだったかな? あんまり芳しくないみたいだけど」
クロセル:「さっぱりです。探知器群がほとんど機能してなくて……」>うつみん
内海:「――なるほどなるほど。……いや、困ったなこれは」 クロセルに頷き、メイリィをまた眺め
内海:「俺の推測が正しければ――あの天使兵“ツァドキエル”は、通常の偵察なんかじゃ絶対に見つからないだろうね」(肩を竦め)
刀真:「……」少し躊躇いながら。メイリィの手を握り、顔を伏せる。
クロセル:「……えっと、この子達は人間戦車のパイロットですよね。どうしたんですか?」
内海:「ああ、タン少尉が記憶を喰われた。ついでに天使核の出力も低空飛行だね」>クロセル
内海:(いや――“喰われた”じゃなくて“塗り潰された”かな? ……どっちにしてももう少し調べが必要か)
GM/羽村:「それにしても、片一方だけやられるっていうのは、どんな理屈なんだか。……医者としちゃ、頭を抱えたいね。こりゃ」ぽりぽり。
内海:「……そうだな。そこら辺も気になるよなぁ」<片方だけ>刀真&メイリィ
クロセル:「それじゃ、今度の出撃は無理、ですか」なんと見えない目つきで<メイリィ
GM/メイリィ:「……ぅ」かさ、と小柄な身体を、むりやり刀真の陰に押し込んでみたり。
刀真:「……ああ、でも」メイリィを何かから庇うように体を動かし。
内海:「とりあえず羽村先生。こっちでも調べてみるんで、彼女の検査データは貰ってくよ」>羽村
GM/羽村:「ああ、どうぞどうぞ。判子はついといてくれよ。あとで煩いから」>内海
内海:「了解」>羽村
内海:「少年は、まぁせいぜい可愛い彼女を愛でておくんだね」(くっく、と笑って俺は退場〜)
刀真:「……これはこれで幸せなのかもしれない、って。思っちゃうのは、なんでなんだろう」遠くなる笑い声を聞きながら、呟く。
内海:「何をやってもぶん殴られないなんて、今のうちだけってさ」(てくてく)
クロセル:「(……わたしに、人間戦車を扱えるんだったら)」
クロセル:ふるふる、と頭を振って。
クロセル:「たしか、榊少尉、だっけ。彼女、早く治るといいわね」
刀真:「あ、はい。……ええと、ありがとうございます。クロセル…少尉」認識票から読み取りing
クロセル:「クロセル・ショルメスよ。よろしくね」
刀真:はい、と頷きつつ。メイリィに向き直って。
GM/メイリィ:「……そう、アルか? サカキ、たたかいたくないか?」
刀真:「……痛いのは、嫌だから」
刀真:どこか失敗した笑顔を浮かべて。
GM/メイリィ:「……いたいの、アルか」何か、遠いことのような呟きを返し。
GM/羽村:「まあ、アレだな。刀真くん、とりあえず、彼女、身体のほうは何も問題ないはずだから。あとは頼んだ」
クロセル:「……」何か言いたそうな、そうでもないような
GM:――と、言ったところで。
GM/メイリィ:「あ。……あ……れ?」へた、と、突然身体から力が抜けて、刀真に凭れ掛ってくる。
GM/羽村:「……おやあ?」
刀真:「あ、はい。それは何よ……ぇ?」とと、と。なんとか踏みとどまり。
クロセル:「大丈夫? 無理させないうちに、部屋で休ませてあげたら?」
GM/メイリィ:「う、……うん、あ……えーと」はっきり言えぬ程度の息を漏らす。
GM:――不意に、遠くから爆発音。
GM:そして、基地全体に響き渡る耳慣れたアラーム。それは天使兵の襲来を告げる――。
GM/羽村:「……こりゃ、間がいいのか悪いのか」
刀真:「……て、敵襲?」
クロセル:「警報っ? 羽村先生、失礼します! この子達、お願いしますっ」
クロセル:といって駆け出そう
GM/羽村:「あいよ。そっちこそ気をつけて。……さて」
刀真:「――ぁ」戦いに往くクロセルの背。とても遠くに見えて。
GM/メイリィ:「……サカキ、っ……」もたれていたはずの身体に、なけなしの力がこもっている。震えているのが判る。
刀真:「……駄目だ。僕だけ出て行ったって」
GM/羽村:「まあ、とりあえず、頼んだとも言えなくなったな。……避難所に行っとくか。立てるかい?」>刀真
刀真:「……はい。……行こう、メイリィ。大丈夫、傍に居るから」
GM/メイリィ:「…………ウン」
GM:……再度の爆音。どうしてか、距離よりも、ずっと遠くから。
刀真:「(――傍に居たって。僕に、何が出来るっていうんだろう)」
刀真:今口にするわけにはいかぬ疑問は、そっと封じ込めて。
GM:シーンエンド。

■ミドルフェイズ/シーン2 「現レル影」(2日目)
 シーンPC:クロセル。

GM:そいつらは、瑞穂基地のまさに直前に、忽然と姿を現した。
GM/プシナ:「て――天使兵、出現! 実体化反応ありません! 能天使1、ホイシュレッケ約50!」
クロセル:「管制! そちらにも反応ありませんか」
クロセル:左手をコンソールに走らせ、ロックをかけていくが――
クロセル:「だめ、ロックできないっ」
内海:「こちらにも反応は無い――。計器はアテにしない方がいいね」(登場しつつ、通信)>クロセル
GM/プシナ:「レーダー網に反応なし、いきなり現れたとしか思えません――ああっ!」
GM:出現した後、は通常の天使兵と変わらないのだが、出てくる直前まで、まったく反応がない、ということで。(説明)>内海、クロセル
内海:あ、了解。
クロセル:あ、りょかー(反省)
クロセル:「有視界戦闘……あっ」機体をかすめるように、友軍の放つ機関砲が
内海:「近距離戦闘なら何とかなる、か。――さてさて、連中は“どこから出現した”のかな?」
GM/マリ:「ああもう、ナニやってんだいあんたはさあっ!」どがあっ、と近距離の、それこそ格闘戦で、ホイシュレッケへ一撃が入る。
クロセル:「シノア少尉、すみませんっ」>マリねぇ
GM/天使兵:「serra,serra,serra......」
GM/マリ:「いいってこと、ったく、昨日のアレが祟って、上がってられる面子がただでさえ少ないんだ。しっかりしてもらわにゃ――」
クロセル:「直撃でなくても至近距離で爆発させれば何とかなるかも――」セッティングを変え、次々に打ち出す
GM:クロセルのミサイルで、空中に幾つも咲く炎の花。その中に消えていく天使の影――
クロセル:近距離の天使兵を狙ってミサイルを撃ち、撃ちもらしたものには格闘戦を挑んでいく。

内海:この程度の敵なら自分が出るまでも無い――と結論し、周辺のエーテルレーダー網の記録などを呑気に解析開始@管制塔
GM:……あ、ふむ、そういう行動を取るなら、内海サンは<情報処理>で振ってもらえますかね? 目標値は2ほどで。
内海:よし、得意分野だ(笑)<情報処理
内海:「ああ、そうだよ。前回の戦闘で記憶に影響が見られた連中の監視は怠らないでくれないかな? それと……」(連絡とか飛ばしつつ)
内海:#4c3 足りなければロゴスで買うぜ。
●ダイス:Eiji:4c3=2(5,3,2,6)= 2
内海:よし、ぴったり成功>GM
内海:(さて、俺の推測が正しければ――奴らの数、戦力と一致するはずなんだけどね)観測機器などあれこれいじりつつ。
GM:では、レーダーの反応が妙なことに気がつきます。普通、撃墜されたら当然、天使兵とはいえ、その残骸が墜ちていくのが映るモンなんですが。
内海:うむうむ。
GM:撃墜された瞬間、その場で“消えうせたかのように”反応が消失しています。
内海:(ははぁ、そうか、そっちの線もアリだね――)
内海:再び受話器を取り。
内海:「――俺だ。ああ、そうだよ、リストの人物の動向には特に注意を。いつ記憶を喰われてもおかしくないからね」
内海:――ふう、と管制塔のソファーに身を預け。

クロセル:「一体どれだけいるの……落ちなさいッ」
GM:数分の交戦。広域制圧に長けた人間(クロセル)が出ているからか、天使兵は順調にその数を減らしていき――
GM:能天使「serra,serra,se――」
内海:「我々はどこから来て、どこへ行くのか――。さて、アレはどこから呼ばれて、どこへ還るべきモノなのかな――?」
GM:最後の影が、爆炎の中へ消える。
クロセル:「終わった……? だめ、気を抜くな、クロセルッ」
クロセル:ぎゅん、と機首を挙げて上空から周囲の様子を伺う。

内海:さてGM、確認したいことが(挙手)
GM:……ふむ?
内海:そのいち。まず関東全域のエーテルレーダーの記録を収集し、この襲撃の予兆が完全に無かったかどうかを確認したい。
内海:そのに。恐らく、今回の戦闘でも記憶の消えた人間が出ていると思うのだが……。
GM:前者は、早く結果が出ます。少なくとも、非実体化・実体化問わず、天使兵が出現した記録はありません。>内海
内海:とりあえずそこかな。記憶の消えた人間が居たら、さらに確認事項が増えるけどこれは次のシーン以降でもいい。
GM:後者については……“新しく記憶を消された”人間は、いないようですね。>内海
内海:「やはりね――連中が神出鬼没、天界の門から突然現れるからって、これはあまりにも不自然だ」
内海:あ、らっき。じゃあシーンを作るまでも無い確認になるかな?
内海:また受話器を取って。
内海:「――了解。じゃあ次だ。この前の戦闘で記憶を食われた連中……症状が進行したりしてないか、そう、羽村先生に連絡して……」
内海:俺は以上で(笑)。

GM/マリ:「とりあえず……今回は、これで打ち止めかぃ?」
クロセル:「はい……最後の天使兵を落としてからいままで、新たな反応はありません」>マリねぇ
GM/マリ:「――どうだい、あー、ショルメス少尉。これっくらいで済むと思うかぃ?」>クロセル
クロセル:「付近に新たな天使反応なし……管制、帰還します」
クロセル:「今回はもう出て来ないかもしれませんけど……まだ、どこかに潜んでいるような感じはします」>マリねぇ
クロセル:「倒したって感じ、しませんもん……」
GM:結論から言えば、その直感は当たっていた。
GM:能天使二、ホイシュレッケ約四十から成る第二陣、ホイシュレッケ百数十から成る第三陣が"出現"したのは、一時間後。
GM:力天使一、能天使二から成る第四陣、能天使一、ホイシュレッケ約九十から成る第五陣の"出現"は、二時間十五分後の事であり――。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「砕ケル希」(3日目)
 シーンPC:内海。

GM:響く怒号。飛び散る火花。最低限のマナーで最大限の注意を払って可及的速やかに取り扱われる戦闘機械。
GM:瑞穂基地ハンガーは戦場のような有様だった。一日。僅か一日――それだけの間に、ここから、無事な機体の姿が消え失せたのだ。
GM:二十四時間中に出現した天使兵はすべて中級以上、その数は大小合わせて百を超える。
内海:「やれやれ――いよいよこいつは切羽詰って来たかな」
GM/中島:「向こうさんは待っちゃくれねェんだ、命預かってんの忘れんじゃねェ! 手ェ抜いた莫迦ァ、叩ッ殺すぞ!」
内海:ハンガーの隅で、呑気にノート端末を叩いている。ように見える。
内海:ちなみに、手が足りなくなっているのでそこら辺の作業も全部自前なのさ。カタカタ(笑)。
GM:リヒトヴィッツ大尉も、デスクワークに篭り切りのようです。(言い訳)
クロセル:「内海大尉、ここでしたか。えっと、これがわたしたちのほうのレポートです」
クロセル:紙束を持って登場しよう
内海:「お、ありがとうクロセルくん」(受け取り)
内海:「さすがにシュネルギア隊も消耗が酷いね。――まともに稼動できる機体が目に見えて減ってるなぁ」
クロセル:「無傷なのは、もう5番機だけですか……」
内海:「まぁ、その分完機ちゃんや君たち飛行隊の面々には負担をかけてるわけだけど――」
クロセル:「いえ、任務ですから……お気遣い、ありがとうございます」
内海:「いやぁ、正直こうやって俺がサボってられるのも、クロセルくんや七支隊の麗し方のおかげってね」(にんまり)>クロセル
内海:さて、記憶喪失者のリストを呼び出してみよう。状況はどう変わってるかな?
GM:今のところ、病状が変わった――という人間はいない様子だ。一人を除いて。>内海
内海:ほほう?<1人
GM:タン・メイリィひとりが、この状況のなかで体調を崩して、何度か医務室に担ぎ込まれている。
内海:ふむ、GM確認。記憶喪失者は、最初の戦闘でツァドキエルと直接戦った面々に限定されている?
GM:うん、最初の被害にあった5番機と、撤退を支援するために割り込んだメンバだけ、だ。<記憶喪失
内海:なるほど、当初の予想は修正だけで済みそうな気配。
クロセル:「あ……あのっつ、サボってるのは良くないと……」
内海:「ははは。さて、と――」(立ち上がり)
内海:「俺は今からメイリィちゃんを見舞うけど、付き合う?」>クロセル
クロセル:「あ、はい。ご一緒させてもらいます」
刀真:うむ、では。
刀真:「…………」
内海:「おや、手間が省けたかな?」
刀真:いつからそこに居たのか。縮こまるメイリィをおぶって、何も言わず5番機を見上げている。
GM/メイリィ:「……サカキ。これ、アルか?」
刀真:「うん。これが、シュネルギア。……僕たちみたいな子供にしか動かせない、切り札の一つ…って言われたんだ」
GM/メイリィ:「……ワタシたち、たたかてた、アルか。この……こで」ぽそぽそ。

内海:ではGM。――情報将校な情報網を駆使してですね。タン・メイリィの過去の記録をじゃんじゃか手元の端末に集めておいた……としたいのですが。
内海:つーか、ぶっちゃけ彼女がコンロンからヤシマに来るまで遭遇した天使兵どもの記録。
GM:ふむ。OK、認めましょう>内海
内海:技能かロールが必要なら取ったり振ったりするぜー?(笑)
GM:あ、天使兵の記録のほうは、情報処理で2/4ほど要求してみますね。(笑)
内海:4以上出せると美味しい情報が出るのか。よーし気合が入った。ロゴス3で《忠誠》使用(笑)。振らずとも達成値4出ます(わるものー(笑))
内海:ロゴス59、パトス525に。
GM:……あ、では、次の情報収集シーン時に、「呪法船団が遭遇した上級天使兵のエーテル波形記録」が加算されました。(システムメッセージ)>内海
内海:む、何だか重要そうだがピンと来ないな(笑)。

クロセル:「榊少尉? いいの、こんなところまで出てきて?」背中のものにも目をやりつつ
GM/メイリィ:「……あ、あう」背負われたまま、内海とクロセルのほうへ会釈をくれる。
刀真:「何処に居たって、同じだと思ったから。……それにこう、少しでも動いてないと。なんだか、落ち着かなくて」会釈。>クロセル
クロセル:「そうなの。でも、いつ襲撃があるかもわからないんだから……」>刀真
クロセル:「わたしにも、あれがうごかせたなら、ね……」マサムネ2に目を移す
刀真:「その時は…うん。また、上手く逃げますから」力の入らない笑顔。
GM/メイリィ:「……とくべつなもの、アルか」じっと、十四メートルの巨大な人型を見つめている。ひどく遠いものを見る目で。おぶっている刀真には見えないけれど――
クロセル:「(溜息)ないものねだりしても、仕方がないわね」
刀真:「……特別、か」
GM:逃げる、の言葉で、刀真の背中から肩に回された手へ、力がこもる。
刀真:自分を見下ろす白い巨人。―見下ろす、といっても視線はないはずだけれども。何か、重苦しい。
刀真:「――あ、うん。大丈夫。怖くなんて、ないから」視線を合わせぬまま、背に負うた人へ。
GM/メイリィ:「……でも……サカキ、ワタシ、どしたら……いいか?」
刀真:「……どうすれば、いいんだろうね」思えば。自分は一体、ここで何をしたいのだろう―と、考えは纏まらぬうちに。

内海:「――ふむ、こんなところかな。さて」 集まった情報を……ツァドキエル戦からこの方、瑞穂基地を襲った連中と突き合わせて見るぞ。
内海:俺の推理が正しければ、何らかの共通点が見出せると思うのだが――!>GM
GM:――うん。記録されている外見、波形は、出現した中級天使兵の半数ほどと一致する>内海
内海:半数、とな? むぅ……。
内海:あ(きゅぴーん)。
内海:こっちは判定要らないと思うのだが。もしかして残りの半数は、メイリィがこっちに来てから戦った天使兵と合致したりはしていまいか?>GM
GM:……Ja。とりあえず、PLが感づいた以上、概ね気付いててOKで。(笑)>内海さん
内海:うけけ。では要請どおりここでメイリィの傷を切開するのは止めておこうか(←悪人)
刀真:ひぃぃぃ。(笑)
内海:とすると……。最後に出てくるものの正体もつけられそうだが、これは後のシーンに回そう。

内海:す、と立ち上がり。
内海:「や、刀真くん。それにメイリィちゃん?」(ぽむ、と後ろから2人の肩に手を)
刀真:「ぉぅあ!?」びっくらこいたー。(笑)<ぽむ
内海:「はっはっは、驚かせてすまない」(棒読み)
GM/メイリィ:「……ぅうっ……」じっ。
内海:「――う、そう警戒されるとお兄さん困るなぁ」(たはは)>メイリィ
刀真:「……」ぢっ、と。警戒心が混ざった視線を、衛至に。
内海:「ま、でもどうかな? ――この、シュネルギアって機械は?」>メイリィ
内海:見た感想を聞きたいね、と笑顔。
GM/メイリィ:「………………ちょと、こわい、ね」たっぷり、考えた後。
内海:「でも――興味がある?」(確認するように)>メイリィ
GM/メイリィ:「……ぅ、ぁ、……はい」こくり。
内海:「よしッ! 興味が無ければ嘘だ!」(どーん、と力説)
GM/メイリィ:「あ、サカキ……ごめんあ、あうっ?」力説にびびくり。
刀真:「……あの、内海大尉?」おそるおそる。(笑)
内海:「では、今日は特別に。そんなメイリィちゃんと刀真くんに! 最新鋭の人間戦車の中身をお見せしようではないかーっ!」(力説)
刀真:「……! …………!」そして首が絞まっております。(笑)<びびくり
刀真:「(げふあっ)……な、中身?」ぜーはーぜーはー。
内海:「ふふふふふ、メイリィちゃん。楽しみだろう? 何しろ、シュネルギアはちょー秘密兵器だ。一般の娘が中を覗いたりなんて、奇跡のよーな出来事だよ?」(ふっふっふ)>メイリィ
GM/メイリィ:「……はぇ? あ……ぇえと」惑乱。(笑)
刀真:「……ああ、まあ、その。……こういう人なんだ、内海大尉は」端的な説明。(笑)
内海:「まぁ、どうしてもメイリィちゃんが嫌なら、止めとくかい?」(←悪人)
GM/メイリィ:「あ……あぅ、サカキ、どうするか? ワタシは……その、」
刀真:「……」むぅ、と唸って。
内海:「――――」(にこにこと。だが、刀真を試すように目が笑ってない)
刀真:「……うん。お願いしてみよう、メイリィ。ひょっとしたら――」何かが変わるかもしれない、と。期待と不安を込めて。
内海:「――よろしい」(頷き)「ならば、探検だ!」(いえー)
内海:てことで、俺は以上!(笑)
GM/メイリィ:「うん。……わかた、アル」
刀真:「(……ひょっとして、上手く乗せられた?)」
刀真:ずーんと、なんか心が重くなったのでありました、まる(笑)
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「震エル手」(4日目)
 シーンPC:刀真。

GM:翌日。嫌味なほど晴れ渡った蒼い空。
GM:どれ程の窮地であろうが、シュネルギアを起動できないギアドライバーには、やれることはない。
GM:さりとて、機械を弄れるか、炊き出しに手を貸せるか、情報分析に手を出せるか、はたまたそのほかの何かができるか。
GM:我が身を思い返すに――。
刀真:「――とっくに気付いてたつもりなんだけどなあ。いざ自覚すると、やっぱり」
刀真:手が、重い。
GM:静けさの増すほうへと足を向けるうち、気付けば武道場の門前に立っていた。
GM:この状況だ。人気はない。戦場のような基地内の喧騒は遠く遠く。
刀真:吊るされたサンドバッグの前へ。目を閉じ、呼吸を整え―拳を一閃。
GM:サンドバッグが勢いよく、縦方向へ跳ね上がる。力任せに撲ったのでは起きない動きだ。
刀真:「……こんなことしか、出来やしない」
GM:背後で、からら、と、戸口の動いた音がした。
刀真:「……ぅん?」サンドバッグを元の位置に戻し、振り向く。
GM/メイリィ:「あ」
GM:ぱったりと、目が合う。
GM/メイリィ:「……ごめんアル、サカキ……じゃま、したか?」
刀真:「ううん。こっちも…まあ、気晴らしみたいなモンだから」
刀真:「いつもは街に出てやってるんだけどね。……その、あんまり無闇に出歩くなって言われちゃって」
GM/メイリィ:「……てんし、が来てるから、ネ?」
GM:遠慮がちに、刀真を見ている。上がり口からこちらに来ようとはしない。
刀真:「うん。……戦えないならせめて邪魔はするな、だってさ」あは、と心が抜け落ちた笑顔を浮かべて。
刀真:一歩、前へ。ミシリと、床が妙に音を立てる。
GM/メイリィ:「……わたしが、だめになた、からか? だから、サカキ、たいへんね?」
刀真:「……違う、と思う。多分、駄目になったのは――」
刀真:「僕の方だと、思うから」
刀真:もう一歩、前へ。
GM/メイリィ:「……そなこと、ないよ。サカキ……きれいだた、よ。すごく」
GM:少しずつ少しずつ、距離が縮まる。
刀真:「ありがと。……うん、でもやっぱり駄目みたいだ」
刀真:「……ねえ、メイリィ?」歩みを止める。
GM/メイリィ:「……どしたか? サカキ?」
刀真:「一回だけでいいんだ。刀真、って呼んでほしい」
GM/メイリィ:「………………?」
GM/メイリィ:「…………とー、ま」不器用に、それなりになぞって発音する。
GM/メイリィ:「……とーま、ねえ、とーまは、なんで、さきの、しってたか?」
GM:こう、と、あまり力はないのだけど、さきほどサンドバッグに打ち込んだ打の構えを見せて。
刀真:「……。……さっきの? うん、さっきのは……」
刀真:「……そっか。覚えてないんだ、やっぱり」
GM/メイリィ:「……うちの、崑崙八仙(崑崙発音で)のはずね。してるのは、わたしと、とうさまと、」
GM/メイリィ:「……ワタシが、おしえたか?」
刀真:「うん。教えてもらった…っていうより、体で覚えたって感じだけど」
刀真:「メイリィが、僕に教えてくれた。……他にも色々貰ったけれど、最初にメイリィから貰ったもの」
GM/メイリィ:「サ、……とーま。ねぇ、ワタシ、どんなこ、だたね?」
GM/メイリィ:「どうして、たたかてた、ね?」
GM:不安そうで揺れて、でも真摯な瞳が。真っ直ぐに射竦めてくる。
刀真:「……」口にするべきか否か。伝えなければ、嘘を吐けば
刀真:「……うん。僕と一緒に戦ってくれた子は、ね」平穏は得られるかも、しれないけれど―
刀真:「いっつも、一杯一杯だった」それをしては、いけないと思う。
GM/メイリィ:「……ぇぅ?」<いっぱいいっぱい
刀真:「どんな時もギリギリで、天使を倒そうって頑張って」
刀真:「……うん。傍に居て、痛いくらいに一生懸命さが伝わってきて」
刀真:「……僕はさ。そんなメイリィが、眩しかった」
刀真:「この子は、僕に無いものを持っているんだな、って。それが何なのか分からないままに、ちょっと憧れた」
GM/メイリィ:「……メイリィは……ワタシは……ねぇ、とーま」
GM/メイリィ:「とーまにとて、ワタシは、なんだた……アルか?」
刀真:「……僕にとって」また、一歩。
刀真:「メイリィは―」もう一歩。―零距離まで、あと一歩。
GM/メイリィ:「……ぁ」少しだけ、震えている。息遣いがもう届く。
刀真:「――鍵、だった。何もなかった僕にとって、居場所を開く扉の鍵だった」歩みを、止める。
刀真:「辿り着いた場所の居心地は、良くはなかったけど……楽しかった。辛いことも沢山あったけど、なんとかやっていこうって思えるくらいには」
刀真:「……さっきはさ。メイリィが駄目になったから、って言ったけど。そうじゃないんだ」
刀真:「……甘えてたんだ、僕は。理由を誰かに任せたって、居場所は手に入らないのに」
GM/メイリィ:「……とーま」
GM:一歩。ほんの一歩の距離。
刀真:「……今は、もう戻れない場所まで来てるのに。気付くのが遅すぎた、のかなあ」
刀真:無理をしてでも、笑う。笑う。笑う。
GM/メイリィ:「………………っ」
GM:彼女が、とん、と、一歩踏み出して――
GM/メイリィ:「……いま、ねえ、ワタシ、なにできるか、わからない、けど」
GM:支えるというより、胸にしがみついているようなありさまだけれど。
GM/メイリィ:「とーまと、いっしょに、いたいとおもうよ。どうしてか、わからないけど。……でも、きと、まちがいないね」
GM/メイリィ:「……ワタシ、きと、そうおもてたね。これ、きと、ほんとよ」
刀真:「――」何かを言おうと口を開き、だが言葉には出来ず。
刀真:「(――ああ、でも。あと、少しだけ――)」
刀真:胸にかかる重さに甘えて。少しだけ、涙を。
GM:――相変わらず遠い音が、少しだけ近づいた気がした。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン5 「足掻ク者」(4日目)
 シーンPC:内海。

GM:紫煙もうもうたる情報分析室。ほぼ半日ぶりに顔を合わせたアクシア・リヒトヴィッツ大尉は、電話応対中である。
GM/アクシア:「――わかったわ。意識はあるのね? ならそのまま思うたけ慰めてあげれば、って」
GM:何かがーっ、と叫ばれた様子で、受話器から耳を離し。
内海:「――大変だなぁ、アクシア大尉も」(苦笑)
GM/アクシア:「いいのよ。いまは出る機体がないんだから。……こんなときだけどね、最低限休養は取っておきなさい。これは命令よ。いい? 草薙中尉」
GM:通話終了。はぁ、と溜息をついて卓に戻り、
GM/アクシア:「3番機も中破。力天使に能天使、六体からに囲まれて袋叩きだって。V機関はやられてないけど、3日は出られない見込み、だそうよ」
内海:「ああ、橘中尉か。――その状況で全部の敵を斬り伏せて還ってきたのは流石だねぇ」
GM/アクシア:「ま、それはね。……でも、これで動けるシュネルギアは5番機だけ、か」
内海:「機種転換させるにも、橘・草薙ペアは使いづらい。――かな?」>アクシア
内海:「まぁ、それをしたところで、全滅が先延ばしになるだけで、解決にはならないだろうけど」(ふむ、と新たなデータを端末に打ち込みつつ)
GM/アクシア:「流石にね。完調に近いのは、イェーガーにヤークトに……いつぞやみたいに、5番機の操縦系だけ挿げ替える手もあるけど」
内海:「……だが、どの道パイロットが足りない。次の襲撃を持ちこたえれば、そこでおしまいさ」<すげ替えとか
GM/アクシア:「榊少尉とタン少尉が動けれ、ばね……いや、それでも、相手の正体が見えないと」むう。<パイロットが
GM/アクシア:「……で、エイジ。見つけた糸口って、何のことよ? これで、冗談って事はないでしょうね?」
内海:「――ああ、つまりだねアクシア大尉」<糸口
内海:「俺たちが戦ってるのは、天使兵の大軍団なんかじゃない、ってことさ」
内海:肩を竦める。
GM/アクシア:「……どういう意味?」
内海:「俺の出したレポート、読んでくれてないね? ――ま、仕方ない。簡単に説明すると」
内海:「――これまでの襲撃に登場した天使兵は、すべてタン少尉の記憶にある連中なのさ」>アクシア
GM/アクシア:「……記憶って、夢だの幻だのって言うんじゃないでしょうね、それ」

GM:さて、ここで。ラスト、情報収集提示ー。
内海:うむ、目標値は幾つだろう(笑)>GM
GM:『実体化反応のない天使兵の正体について(詳細)』 2/6で御座る。(笑)

内海:「例えば3日目の襲撃だけど、あれは彼女の両親がコンロンで虐殺された時の主天使級だね。――ああ、おとついの第二派の中には、最初に出撃した時のホイシュレッケも混じってたかな?」
内海:「だが――もちろん、あの天使兵だけはこれまでのキャストに含まれてない」
GM/アクシア:「……あの主天使一体を相手に、私たちはこれだけ散々な目にあわされてる、ってワケ?」
内海:「その通り。さすがメーヴェのヒロインは理解が早い」(おどけた風に)>アクシア
内海:ではロゴス3で《忠誠》の、さらにロゴス7つかって技能+1、ダイス+4にて。
内海:#8c4+4
●ダイス:Eiji:8c4+4=5(1,5,5,5,1,3,4,2)+4= 9
内海:よし、9成功でばっちり。
GM:では、ようやく用意した情報項目を出せる。(笑)
内海:解析、解析〜♪

・『実体化反応のない天使兵』が出現する際、周囲でエーテルが変質し、天使化に近い反応を起こしているようだ。
・天使としての主体なしに天使化が成立するこの現象は、規模に大きな開きがあるのを除けば、マスケンヴァル現象時に発生するソレと酷似している。
・天使兵の正体を類推するに、天界の門の向こう側から、直接に活性エーテルを引き込んで作られた“質量のある幻像”が、蓋然性のある回答である。
・このような現象を引き起こそうとするならば、常時開いているか、さもなければ開閉可能な天界の門と、直接接触している必要があると予測される。

内海:「――つまりだ。あの天使兵、ツァドキエルは」
内海:「その実体を天界に住まうための白き衣とサンダルに変えて、タン・メイリィ少尉の“黒い天使核”に居座って――」
内海:「向こう側から、彼女の記憶にある天使兵を出演させてる。――てところかな?」
内海:「で、だね」
GM/アクシア:「……その推測が当たってるとすると。どーやって攻めるのよ、天使核の中なんて」
内海:「この状況を打破する方法は、とりあえず俺は2つしか思いつかない」
内海:「その1。――タン少尉から“黒い天使核”を抉り出し……ああ、いや。摘出して破壊する」
GM/アクシア:「……もう一つは」
内海:「その2。――タン少尉の記憶の傷を切開し……。と、間違い。記憶を揺さぶってツァドキエルの衣を引き裂き、引きずり出す」
内海:ま、要するに。と続ける。
内海:「身体を壊すか心を壊すかの違いでしかない。けれど――後者なら、まだ彼女の心の強さ次第では、生き残れるんじゃないかな?」
内海:「これ以外にも思いつきはいくつかあるけど、たぶんまぁ、間に合わないね」
内海:やれやれ、と肩を竦める。
GM/羽村:「で、頼まれた調整は終わったんだが……。そんな事に使うつもりとはねえ。女性の味方としちゃ嬉しくないなあ、内海大尉」戸口で銜え煙草の、肩すくめ二号。
内海:「まぁまぁ、楽に死なせるよりは苦しくても生きてることを尊びましょうよ」(苦笑)>羽村
内海:「――そんなワケで、作戦その2の目処は立った。……後は君次第ってことで、どうかなアクシア大尉?」
GM/アクシア:「…………」すーっ、と深呼吸。
内海:言外に曰く。許可してくれなきゃメイリィばらすよ、と。
内海:冗談でも何でもなく――そう、視線で告げる。
GM/アクシア:「判った。即座に動ける人間を集めて。何を仕掛けたとしても、黙ってやられるほど、相手も暢気じゃないでしょう」
内海:「――了解、たいちょー」(ぴっ、といなせに敬礼)
内海:「よぅし。じゃあ始めようか羽村先生。――あ、それと刀真くんについては腹案が……」(ざかざか歩き出しつつ)
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン6 「ユメノ階」(4日目)
 シーンPC:刀真。
全員登場済。

GM:同日、作戦会議室。呼び集められたのは、なけなしの稼動戦力のなかで士官クラス、瑞穂で毀たれておらぬ最後の刃。
内海:珍しく真面目な顔で、今回の作戦案について解説していよう(笑)。
刀真:「……」うむ。半ば引き摺られるよーにしてやってきたドライバー。(笑)
内海:「――つまり、結論としては。タン・メイリィ少尉の記憶を封じている天使兵をどーにかしなくちゃならないってこと」
内海:「そのために、羽村先生にも協力してもらって――5番機のS.Q.U.I.D波長を裏返してもらったワケだ」
内海:データやら画像やらをスクリーンに映しながら解説。
GM/羽村:「あとはまあ、頑張る人が頑張ればいい」刀真を見る。
内海:「揺さぶりをかければ、おそらくツァドキエルは瑞穂基地の上空に姿を現す」
内海:「そこを――叩く。次の生贄を見つける前にね」
GM/アクシア:「でも、本体が出てくるまでに、何もしないって事はないはずよ。今までのパターンから見るに、相当数の天使兵が出てくるでしょう」
GM/エステイン:「……その間を持たせるのが、我々というわけだ」
内海:「そういうこと。――歴戦のパイロットっていうか、この場に居る全員、ここのところの連戦で経験値は溜まりまくってるはずだから」
内海:腕の見せ所だよー、と悪びれず言う。
刀真:ぐ、と拳を握る。やらねばならぬのなら―
内海:「ま、そんなワケだけど。今度も生き残る自信はある?」>クロセル
GM/エステイン:「我々の隊も、上がれるのは三機だけだ。……実質、ここが決戦だな」クロセルを見る。
内海:む、どうやらエステイン隊長と同じことを考えていたらしいぞ俺(笑)。
GM:ちなみに、もう一人(マリさん)は、『どんな相手だろうとやるなら一緒だ』と、自機の武装にかかりきっております。
クロセル:「やれるだけ、やってみます。絶対生き残る、なんて言えませんけど」>内海
内海:「なら、君はきっと戦い抜けるさ。――この俺が保証しようじゃないか」←根拠は無い>クロセル
クロセル:「――はい」
GM/エステイン:「心配するな。この三日、機体を大破させずに生き延びたんだ。もっと、自信を持っていい」ぽん、と肩を。考えてみると、こうした接触ははじめてだったような>クロセル
クロセル:一瞬あっけに取られ「エステインさん……いえ、アイギス隊長。全力を尽くして」
GM/エステイン:「その意気だ。……もう、欠けさせるわけには、いかないからな」
内海:「では、各機は順次発進。その後、5番機を滑走路に出して――ツァドキエルを引きずり出す」
刀真:「……。……あ、はい」どこかボーッとした反応。
GM/アクシア:「……榊少尉、タン少尉。あなたたちは、作戦が成立したあと、即座に出てもらう事になります。覚悟しておいて」
内海:「作戦コードは“ブレーカー・ゴルゴーン”とでもしておこうか」(ふふふのふ)
GM/メイリィ:「……とーま」
刀真:「……大丈夫。クロセルさんが言ってたように。やれるだけ、やってみる」
内海:「悪く思うなメイリィ。――今の君は残念だが天国に安住する権利は無い」
内海:「戻ってきてもらうさ。――どれだけ君の心を暴いて、その傷を開こうともね」(ここは小声)
GM/メイリィ:「……ん、いいよ、ワタシ。刀真となら、なにか、できそうなき、するね」うん。
内海:「――さぁ、始めよう。そして終わらせるぞ!」>ALL
内海:ざッ、と身を翻して退室。
刀真:「……うん。きっと上手くいく。どうにかなる――どうにかする」自分に、メイリィに呼びかけるように。
刀真:「(――だから、僕は。君を知りに行く)」
刀真:メイリィの手をそっと握り、声には出さずただ、想う。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠