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◇ 第66話『フェスティバル・パニック!?』◇

「うん、約束だ。一緒に、大人になるまで」
――里見圭一

 

クライマックス:シーン1//エンディング://
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■クライマックスフェイズ/シーン1 「祭りの仕上げ」
 シーンPC:圭一。

GM:基地に戻った一同は、戦闘準備を開始する。
GM/中島:「ホルテンのエンジンぶん廻せ!! 機体は準備が終わった奴から積み込み始め!!」
GM:お祭りの浮かれ気分から一転、格納庫は戦場と化していた。
圭一:「凍、シュトルムの起動チェック、後ろからお願い。僕は前半分をやるから」
GM/凍:「…………了解。……シーケンス01〜05まで省略。S.Q.U.I.D強制起動」
清海:「トラバント甲壱号から乙壱百八号、完動確認と。紀央ちゃん、丙と丁は生きとう?」基地周囲にバラ蒔いてる子機のチェック。
GM/紀央:「丙・丁ともに稼動状況良好です、清海さま」
カッツェ:『ふたりとも、行けるかいな?』通信で
圭一:「シュトルム、起動準備完了。いつでもいけます」>かっつぇ
清海:「はいな。V機関駆動系推進系姿勢制御系問題なしと。準備完了です」
カッツェ:『ん、ええ子や。ならいつでも出れるように待機。よーいドンはウチが鳴らしたるさかい>うさきよ&圭一
GM/まどか:『現在、瑞穂中学地下のエーテル濃度は3000まで上昇。あと300超えれば天界の門が開きます!!』
カッツェ:「で、梓はんはどーしとん?」>まどかたん
GM/梓:『ちゃんといますよ。今から“作戦”を開始します♪』
カッツェ:「かぁー、相変わらずせっかちさんばっかやな、あちらさんは」あちゃーとした顔で
GM:そういうや、通信が外部向けに切り換わる。
GM/梓:『テレビヤシマの七尾梓です。ただいまより、シュネルギア小隊による天使兵との模擬戦闘を開始します!』どーん
清海:「……いやいやいや?」(笑)
GM/梓:『模擬戦といっても本番さながら。危ないですから、その場から動かないで下さいね?』
GM:ちょっとざわめくんですが……「なんだ、イベントか」といった感じでやんややんやと、喝采が(笑)
カッツェ:「聞いてのとおりや。これで“的”以外はとりあえず動かへん」
カッツェ:「かわしに“的”を外したら大惨事や。目もあてられへんことになるわな」たはは、と。
カッツェ:「なんで命令は2つや。的に当てろ。的以外には当てるな。以上や!」>圭一&うさきよ
GM/凍:「………………無茶苦茶。……でも、……いつものこと」
圭一:「それだけ信頼されてるのかな、僕らも」>凍
GM/紀央:「真実を嘘で塗り固めて、事実にしてしまう。流石は本職のあなうんさぁさんです」
清海:「ほんま、かなわんなあ……圭一くん、どない? ウチらはそっちが専門やけど」
圭一:「模擬戦闘ですよ? 外す、なんてシナリオはありませんって」>うさきよ
GM/まどか:『全国ネットの知名度ゆえの荒業ね……。と、ともかく発進OKです。少佐、ご指示を』>カッツェ
カッツェ:「ん、各員“模擬戦”を始めるで。発進や!」
GM/梓:『さあ、シュネルギア小隊とターゲットの登場です。皆さん、拍手でお出迎えください!!』
圭一:「凍、いくよっ。シュトルム、離床!」
GM/凍:「………………了解。シュトルム、……発進(アップファールド)!」
GM/紀央:「清海さま、私たちも」
清海:「じゃ、ウチらもいこか。6番機、離床。……目立たんように気ィつけてな?」
GM/紀央:「了解です。6番機、離床!」
GM:前代未聞の“模擬戦”の火蓋が、切って落とされた―――。
GM:シーンエンド。


■クライマックスフェイズ/シーン2
 第1ラウンド。

GM:でまあ、配置ですが。距離は面倒なので省略。
GM:こちらの戦力は力天使×1、その前列にホイシュレッケ・シュトルムが5グループ。
GM:基本的に、「ホイシュレッケを倒さなければ力天使に辿り着けない」とします。
GM:PC側の初期配置と、感覚の宣言をお願いしますー。
GM:力天使の感覚は16、ホイシュレッケは7。
圭一:こみで16
清海:ナビ修正込みで9です。
カッツェ:感覚は3です。ホルテンはまあ、基地の高々度を飛んでるとゆーことで。
GM:という訳で、まずはセットアップ。無ければ力天使の《聖光》が飛ぶぜー。
カッツェ:《リーダーシップ》の使用を宣言します。
GM:こっちは持ってないので、それは通す(笑)。順番は?
カッツェ:カッツェ>うさきよ>圭一を敵行動前に持っていく形でおねがいします。
GM:了解。ではカッツェの行動から。
カッツェ:では《演説》で
カッツェ:部下からの誰この人、自己からの執着、うさきよからの腐れ縁、けいいちからの納得、梓からの苦手意識を昇華
カッツェ:で、技能を4>5で、3R、ダイスブーストに120で合計123R消費で判定します。
GM:どうぞー。
カッツェ:#128C5+50
●ダイス:Katze00:128c5+50=111(6,3,5,5,2,6,2,2,2,1,3,3,5,4,3,1,2,2,2,4,3,6,
3,5,5,4,4,5,1,3,6,2,1,1,1,2,2,2,1,5,4,2,4,5,4,4,5,5,5,4,6,5,6,2,6,5,3,4,2,
5,5,3,6,1,5,2,2,6,1,3,6,1,2,3,5,5,1,2,3,2,2,6,1,4,3,2,3,2,5,2,1,2,6,2,3,6,
2,4,5,3,2,1,6,5,3,6,3,1,2,3,3,1,1,4,1,5,1,4,3,3,6,2,2,3,6,2,5,2)+50= 161
GM:からーん、からーん♪
カッツェ:対象はカッツェ、うさきよ、圭一で
カッツェ:『あー、聞こえとおね、2人とも』
カッツェ:『今真下には、ぎょうさんのお客さん、それに来てほしゅうないのがちょいちょいっとまじっとる』
カッツェ:『どうにもまじっとるお客さんは、祭を楽しむ意志はないみたいやから――』
カッツェ:『丁重にお帰り願い。以上や!』
カッツェ:で、ホルテンからシュネルギアをパージするとゆー演出でどうでしょう?>GM
GM:OK。固定アームのロックが外れ、二機の巨人が空を舞う。
GM/紀央:「――だそうです、清海さま。頑張りましょう」
清海:「ま、準備は無駄にせんでおきたいワ。まだ遊んどらんし――ほな、露払いといこか」バトリーブ・ジステムの端子をイン。羅盤を模したコンソールに指を走らせつつ。
GM/紀央:「この子(トラバント)たち、今日はやる気みたいです」
清海:【カッツェからの信頼】、【圭一からの期待】、【梓からの困惑】、【自己からの執着】、【英霊からの信頼】を昇華。達成値+44。
清海:「エエこやね。ウチらのこと考えてくれとうみたいや」
清海:ロゴス3点使用、<エーテル>4→5。ロゴス117点叩き込んでダイスブースト。《制圧射撃》でホイシュレッケをなぎ払うで。
GM/紀央:「では、いきます。陰陽五行、万物に通ず――――トラバントジステム、撃ーー!!」
清海:「――吾等、天羅を織り地網を編む。以て裡より逃るること能はず! 禁!」
清海:#293c5+44 <エーテル>5 トラバントジステムIV(FA)による[射撃攻撃]
●ダイス:Kiyomi:293c5+44=168(2,1,3,1,4,5,4,3,3,4,5,1,5,6,6,2,5,4,1,3,3,5,
1,3,5,6,1,2,4,1,2,3,6,5,5,2,2,6,6,1,5,1,6,4,4,2,6,6,4,5,6,2,3,4,3,3,6,2,6,
6,6,2,2,5,4,1,3,2,5,5,3,4,2,6,2,4,5,3,2,1,3,2,1,1,1,2,5,3,2,6,6,4,2,2,5,3,
4,2,2,3,5,1,2,4,2,1,1,5,5,1,3,5,6,2,4,2,5,5,6,2,6,1,3,6,1,2,5,6,2,1,5,4,3,
2,6,3,2,6,5,5,2,4,2,3,5,3,5,5,1,2,3,5,6,5,5,4,2,1,1,5,3,2,5,5,6,5,6,1,5,1,
5,2,2,1,2,2,2,6,5,5,1,2,6,3,2,4,4,1,6,5,3,1,4,5,1,6,6,5,4,4)+44= 212
清海:#93c5+212
●ダイス:Kiyomi:93c5+212=75(6,2,2,5,1,1,2,4,3,6,1,3,6,4,6,2,4,6,1,6,3,2,2,
5,4,2,4,6,1,2,2,4,2,1,1,3,2,1,5,2,1,6,6,3,1,4,5,4,2,4,6,2,4,4,1,4,3,4,1,2,
6,6,6,6,6,6,3,6,4,6,5,3,1,2,4,4,3,4,4,5,4,2,2,4,3,1,3,1,2,3,3,5,3)+212= 287
GM:ホイシュレッケに回避する方法なんてないやい(笑)。トラバントジステムIVの一斉射撃で、全滅。
清海:りーんごーん。(笑) で、要望に則って《マインドクラッシュ》宣言してみよか。周囲からエーテル振動が押し寄せて、一気にホイシュレッケを分解する感じで。(笑)
清海:「――ほな、あとよろしゅうに」>圭一クン
GM/梓:『凄い凄い。迫る天使兵数体を一撃で排除!! シュネルギア:トラバント強い、つよーい!!』
清海:舞い上がる白い羽根が、校庭を覆う。まるで危機感を感じられない光景。
清海:「いや、それを喧伝されてもコマるんやけどなあ」コックピットで苦笑しつつ――
圭一:「わかりました。……凍?」
GM/凍:「………………解ってる。一撃で、あいつを倒す」
圭一:「じゃ、始めよう。中将閣下に、いい土産話ができるように、ね」
GM:産まれたてとは思えないほど驚異的なスピードで動き回る力天使を、これまた驚異的な動体視力と反応速度で、凍がロックオン!!
GM/凍:「………………ん。代胤にいいところ、見せる。……でも、一番見せたいのは。っ、。……なんでも、ない」
圭一:ロックと同時にトリガーを引く
圭一:アサルトライフルで攻撃しますー
GM:おっけー。きなさーい!!
圭一:技能+1、ダイスブースト+75でロゴスを78使用
圭一:#247c5 撃つ!
●ダイス:Kei_ichi:247c5=160(5,3,6,1,4,5,1,2,4,5,4,4,1,5,1,6,2,4,1,4,6,1,6,
6,2,6,1,6,1,4,5,4,6,1,4,5,4,6,3,4,6,1,6,1,5,3,6,6,1,3,1,6,6,4,3,6,6,5,4,6,
4,2,5,2,5,6,1,3,3,2,4,2,1,2,5,3,3,3,1,6,3,1,3,2,2,4,6,1,5,2,3,4,1,5,2,5,4,
5,5,4,4,3,6,3,5,2,6,3,3,1,6,2,5,3,5,6,5,4,4,4,4,3,3,2,3,6,1,4,2,2,6,5,6,1,
5,6,3,5,5,3,6,1,4,4,5,3,4,1,5,2,6,4,4,3,2,6,6,6,5,4,2,3,5,4,4,6,3,5,3,1,5,
1,3,4,4,5,2,5,6,4,6,3,6,1,1,4,4,1,6,4,2,1,5,3,2,1,2,4,6,2)= 160
圭一:#47c5+160 200まででしたな
●ダイス:Kei_ichi:47c5+160=39(6,1,6,3,5,4,2,3,2,6,3,1,5,3,4,6,4,6,5,3,5,2,
3,1,4,3,3,5,4,6,3,6,5,5,5,2,3,4,6,3,1,3,1,2,4,3,2)+160= 199
圭一:ロゴス3突っ込んで成功数200に(笑)
GM:それを16D程度で避けろというのか!?(笑)
GM:死亡ゲージは削れました(笑)
圭一:では《連撃》を
GM:力天使はまだまだ無事……て、ええい来なさい!!(笑)
圭一:連撃、今度は接合、技能+1でロゴス11消費
圭一:残りロゴス91突っ込んで
圭一:269このダイスをぶちまけます
圭一:#200c5
●ダイス:Kei_ichi:200c5=167(1,2,1,2,1,6,5,1,3,2,6,2,6,4,3,5,6,1,1,2,3,4,1,
2,3,5,5,1,1,2,1,4,3,2,1,3,3,3,4,1,2,6,1,3,5,2,1,1,6,3,3,4,2,2,6,1,4,1,4,1,
4,5,1,4,3,3,4,4,6,2,5,2,3,2,4,3,3,1,6,5,5,6,3,3,6,5,5,6,2,3,3,4,6,1,2,5,3,
4,4,3,4,2,4,5,5,6,2,2,2,1,3,6,5,3,5,5,4,3,2,3,1,4,1,5,3,3,5,6,4,6,5,4,4,5,
2,4,6,6,1,1,6,1,4,5,3,4,1,2,1,6,2,6,6,4,2,6,4,6,1,4,4,1,2,3,1,3,6,5,1,1,6,
4,5,3,3,6,3,3,6,4,6,6,4,6,3,4,3,1,3,4,4,1,3,2,6,2,2,3,2,4)= 167
圭一:#69c5+167
●ダイス:Kei_ichi:69c5+167=53(3,4,6,6,4,3,5,5,6,6,3,1,4,3,1,2,3,5,3,2,6,5,
6,6,1,3,6,3,5,5,2,4,5,6,6,3,3,4,5,5,2,3,6,4,1,1,3,4,2,3,2,3,6,3,1,2,3,1,1,
6,1,1,4,4,6,3,1,6,6)+167= 220
圭一:220成功
GM:矢継ぎ早に撃ち込まれる弾丸が、天使兵を粉々に打ち砕いていく!!
GM/力天使:「serra,serra,serra……」
圭一:「凍、マガジン換装! 粉砕するよっ」
GM/凍:「………………仕留め、る!!」
GM:そして――2つめのマガジンの弾がすべて撃ち尽くされた時。
GM:力天使の姿は消え去っていた―――。
GM/梓:『これはすごーい!! その姿、まさに疾風の如き!! シュトルム、実に美麗です♪』
GM:梓の台詞に、観客たちからやんややんやと拍手が飛ぶ。
GM:戦闘終了です。
圭一:「目標、消滅。……帰ろ?」
圭一:ケルンを操作し、上空のホルテンへと戻っていく
GM/紀央:「清海さま。私たちも帰りましょう」
GM/紀央:「……しかし、はて。何か忘れているような気がするのですけど……」
清海:「……ぞっとせんなあ。ウチもなんよ」
GM/紀央:「気になりますけど……今は帰りましょう」(にこり)
カッツェ:「……けったくそ悪い作戦や」誰にも聞こえないように、ぼそっと、ホルテンのCICで歯がみを。
GM:では、ここでシーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン1 「あとのまつり」
 シーンPC:カッツェ。

GM:話したいNPCと場所の指定なぞあれば、どうぞ。
カッツェ:まあ、ヴィヴリオ大佐と、大佐の部屋で。時間軸的に祭が終わったあととかだとうれしいです。
GM:では、そのように。

カッツェ:「――と、言う訳ですわ」
カッツェ:と、ことのあらましを報告。
GM/ヴィヴリオ:「今回は苦労をかけてしまったな、少佐」
カッツェ:「んー、まあ苦労するのはウチら(指揮官)のお仕事ですさかい」
カッツェ:たはは、と。
GM/ヴィヴリオ:「ふむ。それで……“彼女”の撮った映像記録はどうした?」
カッツェ:「不思議なことにチェックをしたらすべて“消えて”ました。いや、不思議なこともあるもんですな〜」しれっと
GM/ヴィヴリオ:「なるほど。軍用の機材の放った電磁波にでもあてられたか。七尾嬢には可哀想な事をしたな」
カッツェ:「あー、でっけど」<と、ちと真顔に
GM/ヴィヴリオ:「……何か問題が?」
カッツェ:「戦場に自覚もないままクビつっこんで、好きかってかまして生き残った」
カッツェ:「それだけで充分しあわせやないですか?」
カッツェ:「ウチには“しとーないのに、しとる子”が大勢いるゆーのに」
カッツェ:と、ちらと本音が出たあとに
カッツェ:「まあ、せいぜいがおもろいバラエティでも作ってもらえるよう“手”えまわしときますわ」とニヒヒといつもの表情で
GM/ヴィヴリオ:「――七尾嬢は本物の戦場を観た。まともな感性の持ち主ならば、子供たちの理解者になってくれるだろうさ」
カッツェ:「だったら少しは浮かばれるゆーもんですけど……あんテレビ屋さんが、自分が“カメラ越し”にモノを観てたゆーことに気づいてくれたらえーんですけどな」と。
GM:と、ここでヴィヴリオがはたと思い出したように。
GM/ヴィヴリオ:「ところで、あの地下通路だが……。崩落した場所から、合衆国の軍人と思しき男の遺体が発見されたそうだ」
カッツェ:「はあ、柳の枝のモトってやつですか?」
GM/ヴィヴリオ:「ああ。一連の盗難事件と天使兵の養育――恐らく、その男の仕業だろう」
カッツェ:「死んでなお働く……えらい忠義もんでんなぁ……」
GM/ヴィヴリオ:「……ヤシマの古い諺にある。“死んで花実が咲かせるものか”と。まったくその通りだと思うよ」
GM/ヴィヴリオ:「うちの猫は優秀さ。首に鈴をつけるのも一苦労だがね」
カッツェ:「まあ、不忠なウチには無理そうですさかい。せいぜい生きてるうちにお役にたつとしますわ」再びにひひと笑って以上で。
GM:では、シーンエンド。


■エンディングフェイズ/シーン2 「どなどなー」
 シーンPC:清海。

GM:場所とNPCの指定をどうぞー。
清海:後夜祭、消えた肉をメリケン粉で誤魔化したい。(笑) 紀央ちゃんと軽く約束もしてましたしな。

GM:では、“瑞穂祭”の後夜祭。
GM:政宗産の高級牛肉を使ったバーベキューということで、特務クラスの生徒はそろって参加したのだが……
GM/翔一:「……なあ。なんかこの肉、粉っぽくないか?」
GM/セラピア:「それは味気が足りないんだよ。焼肉のたれをかけるんだよ〜」
GM/レオンハルト:「それ以前に、“肉”って食感じゃないような……。あれ、どうしたの清海さん?」
清海:「ま、予算の問題やよって。詳しくは、そっちの、お姫様に睨まれとう人に聞きい?」(笑)
GM/刀真:「……響。お前なんかやったの?」
GM/紀央:「実はですね。響さまはマンホールの中に入って――」
GM/響:「ストップ! 紀央っち、それ以上いうなー!!」
清海:刻んだキャベツだの小麦粉だの山芋だのをボウルでかしゃかしゃ掻き混ぜつつ。
GM:背後では、騒がしくも楽しいいつもの風景。
GM:実行委員として後始末が頭の痛いところだが……。この風景を守れただけで、よしとしよう。
清海:「まーしかし、グルテン代用肉やとさすがにコレで限界かなあ。一人だまされてくれただけでもよしとしよか」
清海:「あ、紀央ちゃん、約束してたん行くで。具ゥ何にしとく?」
清海:とか言いつつ、シーンカットの方向で。
GM:では、シーンエンドで。


■エンディングフェイズ/シーン3 「いつまでもいつまでも」
 シーンPC:圭一。

GM:お待たせしました。場所とNPCの指定なぞあればどうぞ。
圭一:GMの方に想定してるのがあれば、それで。
圭一:なければ凍と。
GM:うぃ、では。

GM:“模擬戦”終了後、圭一は凍とともに屋台を廻っていた。
GM:背後にどんよりとした空気を漂わせる梓というオマケつきだが……(笑)
圭一:「さすがにこの制服だと、射的はさせてもらえないね(苦笑)」>凍
GM/凍:「…………景品は全て、取る……。自信、あるから」
GM:えへん、と胸を逸らしてみる凍。
圭一:「うん、そしたら店じまいになっちゃうもんね」
GM/梓:「私だって店じまいよ。……取材データが全部消えてるって、どういう訳よっ!?」
GM:背後でおねーさんが焼き鳥とビール片手に悲哀の叫びを上げているが……それは、それ(笑)
圭一:久しぶりのお休みと、年に1度のお祭りを、凍と過ごしている。それがとっても楽しい。
GM/梓:「維馬篭中将からも、凍ちゃんの可愛い映像の数々を期待してるって言われたのに……どーしてくれるのよぅー!!」
圭一:「……凍、あとで維馬篭中将に電話かけてあげて。さすがにアレじゃ七尾さん、かわいそうだし」苦笑しながら囁く
GM/凍:「………………うん。酔ったアクシア大尉みたいで……ちょっと、怖い」
GM/凍:「……でも、電話はあと。……今は、いっぱい。圭一と色んなものを見たい」
圭一:「大人ってみんなああなのかな」
GM/凍:「……圭一は、どんな大人になりたい?」
圭一:「え? うーん、まだ想像もつかないな」
圭一:「ずっとこうしていたい気もするし」
GM/凍:「………………きっと、圭一はいい大人になる。ん。……私が、保証する」
圭一:「そうかな。……そうだといいな」
GM/凍:「…………だから。……大人になるまで戦って。生き残ろう、圭一」
GM:きゅっと手を握り、圭一と見つめ合う凍。
圭一:「うん、約束だ。一緒に、大人になるまで」
GM:かしゃっ!!
GM:唐突に焚かれるフラッシュがひとつ。
圭一:「えっ?」振り向くその先には、梓がカメラを構えている
GM/梓:「うん、今の表情いい感じだったわ。……映像はダメでも、このくらいはいいわよね?」
圭一:「っ……!」思わず、顔が真っ赤に
GM:それは酔っ払いのおねーさんでも突撃レポーターでもない、“戦場を知った”大人の顔。
圭一:「こ、凍っ。ほら、もうすぐ講堂で整備班主催の劇が始まるからっ」
圭一:「早く行かないと、席なくなっちゃうよっ」と手を引っ張って走っていく
GM/梓:「仲良き事は美しき事かな――ってね」走り去る少年少女の後姿を見て、呟く。
GM:この後、七尾梓はフリーのレポーターとして、幾つかの天使が関わる闘いに首を突っ込む事になるのだが……それはまた、別の話。
GM:フリーレポーターとしての最初の“作品”に使われた、一組の少年少女の写真については、彼女は生涯その出所を明かさなかった、という―――。
GM:それは、戦争を知ってしまった子供たちの“日常”を映し出した、大切な風景だから。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

■アフタープレイ

【経験点計算】
 里見圭一@銀目猫:6点
 宇佐清海@satmra:5点
 神宮寺カッツェ@mao:6点
 GM@葉隠:17÷3+1=6点

【雑感】
 いままでありそうで無かった、瑞穂基地に突撃リポーターがやってくるお話。
 舞台設定も、軍事基地が地域住民の好感度UPとの交流を深め、かつ一般公開が前提である“基地祭”と秀逸。ノリが学園祭的なのはむしろリアリティあるお話であって、中学生年代の少年少女がメインであればあんなものだろう。
 そこに咬んでくる、日常ゆえの非日常たる報道リポーター。彼女の傍若無人とも云える能天気さは、だが13年間の鎖国を経て偽りの平和を味わってきた現在のヤシマのカリカチュアであると言えるかも知れない。
 考えてみれば、瑞穂基地はスクープとスキャンダルの宝庫である。特に本来の仕様であるパソコンゲーム版の設定を適用すれば、公になると上層部の首が2〜3個は吹っ飛ぶ事象が存在するのだから、マスコミが嗅ぎ付けてくるのもむべなるかな。
(もちろん“この”瑞穂基地ではそのような事実は(以下略)。しかし、火のないところに煙を立てられることだって無いわけでは(後略)。くわばらくわばら)
 しかし、ひょんな事からお祭り騒ぎの土台には、これまでの過酷な戦いの歴史があったことを思い知らされる七尾梓。彼女が最終的にスクープと報道の分別を着けられるようになったのは、本来の資質と英霊の成せた技か。間違ってもネズミーランドからの使者のためではないと信じたい。
 お祭りらしく賑やかな描写に、巻き込まれる大人、楽しむ子供のコントラストも見事。個人的には、伊音がお好み焼きのバックアップをしていたのが意外というか、雑に作るのは許してくれそうになさそうというか。


エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠