エンゼルギア研究所
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◇ 第74話『赤の聖女の指先』◇

「私は、忘れない」
――観隼アリス

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1///
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 天使大戦の始まり以降、隼雄方面は八門結界の綻びとともに天使兵の上陸を許したこともあり、慢性的な消耗戦を強いられていた。

 ――ヤシマ陸軍に所属する第375中隊も、そんな最前線に投入された部隊の1つである。ただ、彼らが他の部隊と一線を画すのは、様々な理由で軍に志願なり拾われるなりして寄せ集められた、少年少女で構成されているという点にあった。
 90式戦車とアペルギアで編制された寄せ集め部隊は、だが数々の戦いを切り抜けて犠牲と戦功を積み上げ、隼雄方面の戦線を大いに支える精鋭と成り果てていたのである。

 天津島沖海戦における合衆国十字軍艦隊の圧力が外れ、束の間の休息を楽しむ彼らの元に派遣される、第13実験部隊“ドライクロイツ”。
 すなわち、それは近いうちに大規模な侵攻が有り得ることを示していた。

 少年少女の運命が交錯するとき。
 たおやかなる赤の聖女の指先が、次なる道をなぞりゆく。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第74話
 『赤の聖女の指先』

「――ここの人たちは、みんなバカですから」


シナリオハンドアウト
▼PC1 烏丸 大地  ギアドライバー/シューター
 ナビゲーター:リトス・エングリオ
 ダーザイン:【観隼アリスからの隔意】
 ヤシマ陸軍第375中隊を取り仕切っていた少女は、あからさまな視線で君たちを睨む。どうして今頃になってのこのこと――あなたたちがもっと早く来てくれれば、みんな死なずに済んだのに、と。
 彼女の気持ちはもっともだ。だからこそ、今のままではいけない。

▼PC2 ハンス・レーマン  管制官
 ダーザイン:【観隼アリスからの尊敬】
 観隼アリス中尉――若干18歳にして、第375中隊の指揮を預かる少女と君は、どういうワケか顔なじみだ。今回の作戦で、彼女と死線を潜り抜けてきた中隊を預かることになったのも、偶然ではないのだろう。
 ――ならばせいぜい、期待に応えねば大人がすたるというものだ。

▼PC3 鴇宮 静真  ギアドライバー/シューター
 ナビゲーター:T−X
 ダーザイン:【ラファエロからの戸惑い】
 第375中隊に合流した君は、恐るべき事実を知る。
 ――過日、ヤシマ陸軍の記念式典から新型シュネルギアを強奪したはずの、合衆国十字軍の少年が何食わぬ顔で部隊に在籍しているのだ。
 聞けば、彼は新兵として配属されたということだが――?

▼PC4 御船 小五郎  機械化兵
 ダーザイン:【赤の聖女からの観察】
 ――いま、隼雄方面の戦線は驚くほど穏やかだ。
 数週間前の激戦が嘘のような静けさは……嵐の前のそれなのか。
 君は確信している。やがて海岸線を地平を空を埋め尽くすほどの天使兵が姿を見せることを。君は確信している。


自己紹介
大地:「烏丸……烏丸大地だ」
大地:「悪いが、オレはそんな大層な人間じゃないぜ。あんまり期待されてもな……」
大地:「百人の他人と一人の友人……どっちかしか助けられないとしたらオマエ、どっちを選ぶ?」
大地:黒髪。黒瞳。黄色の肌。
大地:身長174cm。体重51Kg。
大地:ダーザインは【リトス・エングリオからの拠り所/2】
大地:【烏丸天音からの母性愛/2】
大地:シナリオダーザインは【観隼アリスからの隔意】
大地:PC間ダーザインは【御船からの期待】
大地:ナビゲーターはリトス・エングリオです。
大地:以上。宜しくです。

ハンス:「私の名前はハンス・レーマン。ノイエンガンメ人です」
ハンス:「長い間、そう長い間、天使と戦いつづけてきた」
ハンス:「ただ、祖国の地を踏みたいがためにね」
ハンス:「階級のことはあまり気にしないでほしい。長く生きていると、勝手に上がってしまうのさ」
ハンス:ダーザインは烏丸大地からの畏怖と観隼アリスからの尊敬
ハンス:以上

静真:「鴇宮 静真、ゲードライ少尉、ギアドライバー」
静真:「任務は敵天使兵の殲滅…と言いたい所だけど」
静真:「俺の任務は、他に在るのさ。本当の任務が」
静真:※クラス:ギアドライバー
静真:※黒髪黒瞳、精悍な顔つきの少年。年齢15歳、身長169cm
静真:初期取得ダーザイン【T-Xからの苛立ち/2】【遠山 桂からの嫉妬/2】
静真:シナリオダーザイン【ラファエロからの戸惑い/2】
静真:PC間ダーザイン 【ハンス・レーマンからの期待/2】
静真:初期アガペー   642
静真:以上です

小五郎:「ヤシマ陸軍教練軍曹の御船だ」
小五郎:「“鬼の御船”とも呼ばれているが……。教練で死ぬ(ピー)は戦場に出ても役に立たん」
小五郎:「戦場で役に立たん鍛錬だと? ほう、貴様の戦場は疲れもしない生ぬるさか」
小五郎:「(咳払い)まぁいい。ともあれ作戦ではよろしく頼む」
小五郎:初期ダーザインは【羽村総司からの信頼/2】【自己からの侮蔑/2】
小五郎:シナリオダーザイン【赤の聖女からの観察】
小五郎:PC間ダーザイン【静真からのフザケンナ】
小五郎:以上だ。


■オープニングフェイズ/シーン1 「切欠」
 マスターシーン。

GM:――その剣閃を、私は忘れない。

GM:九州、隼雄方面の戦線は、天使大戦の開戦直後に天使兵の上陸を許したこともあって、膠着状態が長く続いていた。
GM:その時は――早朝から晴れぬ霧の中、敵も味方も分からない状態での遭遇と殴り合い。
GM:護衛のアペルギアともはぐれ、単身でうろうろする指揮車両など、向こうからすれば格好の獲物だっただろう。

GM:目の前に、漆黒の人間戦車が“降って”来た時。
GM:――あ、これヤバい。間違いなく死ぬ。
GM:そんなことを考え終わるより早く、敵の銃口は私を捉え――。

GM:死んだ、と認識し終わるより前に、フーファイターは胸から上を一撃で吹き飛ばされ、派手に地面に打ち倒された。

GM:シュネルギア。
GM:第3世代人間戦車。ヤシマ=統一帝国の最高機密にして最強の対天使決戦兵器。
GM:朱色の機体が振るった、ため息の出るような剣閃を、私は忘れない。

GM:――感謝とは別の、抑えきれない、もっと黒く渦巻く気持ちを。
GM:私は、忘れない。

GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「休暇の前に」
 シーンPC:大地。
静真、登場済。

GM/まどか:「こちら管制、瀬名まどかです。――シュネルギア7番機、10番機、聞こえますか?」
静真:「ケンプファー、聞こえてるよ」
大地:「感度りょーこー、バッチリっス」
GM:九州、隼雄方面の上空を往くホルテンXXB。
GM:格納庫から伸びるアームから投下された、2機のシュネルギア。
GM:眼下に広がる市街地では、ヤシマ陸軍と天使兵の戦闘が繰り広げられている。
GM/まどか:「現在、隼雄方面では第四軍を中核とした陸軍部隊による掃討作戦が展開されています。――合衆国十字軍の艦隊からの圧力がほぼ消えたのが大きいですね」
GM:現状、戦闘はこちらが優勢なようではある。
GM:S.Q.U.I.Dからモニターに流れ込んでくる数々の情報も、それを裏付けていた。
GM/まどか:「我々は第四軍所属、375中隊の支援任務を受けています。彼らの現在位置は――」
静真:「要するに、最後の追い込みって事か……」
GM:幾つかのフリップが展開される。
静真:データを確認。
GM:どうやら、市街地でホイシュレッケを90式戦車の十字砲火点に引きずり込み、存分に叩いているらしい。
静真:「……戦車?」
静真:瞳だけ動かしデータを読み取る。
大地:「掃討戦か、そりゃ相当大変だろーな」
GM/リトス:「…………大地。それ、もしかして」
GM:ジトっ、とした視線を背中に感じる(笑)>大地
大地:「それ以上は言うな……」
GM/まどか:「あはは、これなら支援、要らないんじゃ……? ッ、待ってください!」
GM/まどか:「天使反応増大! 天界位階基準照合…………能天使級フォワードタイプと確認!」
静真:「……T−X!」
GM/T−X:「!!」
GM/T−X:「こちらでも確認しました、静真。能天使級が3体、出現しています」
GM/リトス:「まずい、大地。――能天使級相手に、戦車は役に立たない」
GM/リトス:「アペルギアだけでは……支えきれない」
大地:「来たか! 準備いいな?」数瞬前とがらりと雰囲気を変えて
GM/T−X:「中隊のアペルギアも頑張っていますが、消耗度が……ああ」
GM:ふっ、ふっ、とアペルギアのフリップが消える――撃破されたのだ。
静真:「報告は飛びながらでいい、俺の身体は気にすんな、飛ばせ!」
GM/T−X:「緊急発進を掛けます!」
GM/リトス:「――行こう、大地」
GM:だが、無線から聞こえるのは――最期まで諦めようとしない意思に満ちた、悲鳴。
GM/アリス:『――ッ、全戦車に連絡、スモークを張りながら全速後退!』
GM/新田:『了解。――各車両、スモークを張りつつ全速後退。繰り返す、各車両……』
静真:つぅぅ……見えない力場が針の如く細く展開していく
GM/アリス:『倉稲少尉! ……あと3分、持たせられる?』
大地:「リトス! 相手の進路予測っ! 発進と同時にぶっ放すぞ」
GM/倉稲:『いや、あのねアリス。貴女それあたしに死ねって――きゃあッ?!』
GM/リトス:「乱戦状態になっている。……狙撃は難しい。至近距離で、確実に叩くほうが、いい!」
GM:残ったアペルギアの眼前に迫り、腕をしならせ振るう天使兵。
GM:ブリキ人形のような機体の肩が吹き飛び、腕が落ちる。
GM:他の2体も、仕留めた機体から視線を転じ――。
GM/倉稲:『あぐっ。……ごめんアリス。1分、足りないかな』
GM/新田:『っ、くそ! いいから逃げろ秋桜! ――いいよな、隊長?』
GM/アリス:『――――無駄口叩けるなら、あと30秒でいいわ。持たせる算段を……』
GM:てことで。
大地:「ち、しゃーねぇ! それじゃ直接どてっ腹にブチ込むか」
GM/リトス:「――ターゲット、ロック。あとは思い切り踏み込むだけ」
GM:こいつらエキストラなので、颯爽と料理してやってください(笑)<能天使3体
静真:「零距離戦闘は、俺たちの十八番だ、そうだろ!」
GM/T−X:「射程圏内です、静真!」
静真:「撃ち貫け、奴らよりも疾く!」
静真:二挺の大型拳銃が、マズルフラッシュを絶やすことなく暴れまわる
GM/倉稲:『くッ、さすがにもう……っ、え?』
GM:ドパパパパっ、と生き残っていたアペルギアの眼前の能天使が、蜂の巣になって悲鳴を上げる。
大地:「よっしゃ、突っ込むぞ!」
大地:砲身から吐き出された榴弾が、直接天使兵に食い込み炸裂する
GM/新田:『おおっ、騎兵隊が来てくれたってかぁ。……助かった!』
GM:残った2体が、それぞれシュネルギアに挑みかかってくるが――。
GM/リトス:「――直線的過ぎる動き。射的より簡単……外したら、恥」>大地
GM/T−X:「問題ありません、静真。……能天使級であれば、80%の出力で粉砕できます」
大地:「真っ直ぐ来てくれんのか。こりゃそいつはまさに出血大サービスだな」両手左腕両翼の砲身から一点に集中砲火
静真:「だってさ。エンジェル……人間を舐めんな、よっ!」右のリボルバーを逆手に持ち替え、銃身でトンファーの如く殴りつける
GM/天使兵:「ギエエエエエエエッ!!」(ズドドドッ、と1体が文字通り粉砕され)
GM/天使兵:「グギャアアアア!」(もう1体が、ビルを崩しながらぶっ倒れる)
静真:左のリボルバーの弾丸が、追い討つ
GM/T−X:「今です、静真。――トドメを!」
GM:ドン! ドンドンドン! と無慈悲な弾丸が天使兵を羽とエーテルに分解していく……。
静真:「眠れ、地の底で」
静真:「天空は、お前らだけのもんじゃない……」
大地:「リトス、広域索敵。他にいねぇか?」とどめを撃ち込みつつ
GM/リトス:「――周囲を索敵。……敵天使兵は、撤退を始めている」
GM/倉稲:『はー……っ、さすがに死ぬかと思ったわー。ありがとね!』
GM:安堵のため息が漏れ、ボロボロになったアペルギアがぎこちなく手を振っている。
GM/新田:『ひゅー。アンタらが噂の“ドライクロイツ”かい? すげえじゃねえか』>大地、静真
静真:「……無事、みたいだな」
GM/アリス:『――――新田曹長、部隊の損害報告を纏めてください。第四軍は掃討作戦に移行を始めたようだけど、参加できないならそう言わないと』
静真:「……いや、掃討戦は俺たちが引き受ける。あんたらは、隊を立て直してくれ」
GM/新田:『お、そりゃありがたいね。楽ができる♪』
GM:だが――当の中隊を率いる少女は、複雑そうな顔で。
GM:シュネルギア隊の到着を、じっと見ていた。見つめていた。
大地:「救出可能な生存者は?」
GM/新田:『アペルギアは頑丈だし、コクピットブロックは無事なはずだ。こっちの作業機を回すから、手伝ってくれる?』>大地
大地:「ああ、了解。まかしとけ」
静真:「大地、こっちは頼んだぜ?」
静真:ふわり、と天空に舞い上がる
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「特秘命令」
 シーンPC:小五郎。
ハンス登場済。

GM:――その、数時間前。
GM:瑞穂基地より、隼雄方面に派遣されることになったシュネルギア隊。
GM:今回の任務について、特別に言っておくことがある。
GM:ヴィヴリオに呼び出されたのは、御船小五郎ヤシマ海軍曹長及びハンス・レーマン予備役准将であった。
GM/ヴィヴリオ:「――両名とも良く来てくれた。まずは楽にしてくれていい」
GM:そう言って、ヴィヴリオは壁際のスクリーンに戦図を映し出す。
小五郎:「はっ」ひとまず敬礼。そして休め、の体勢でスクリーンを見詰め
ハンス:こほこほ、と咳をしつつ
ハンス:「では失礼して」
ハンス:ソファーに腰掛ける
GM:九州、隼雄方面――天使大戦の開戦直後に天使兵の上陸を許したことから、長く膠着状態の続く最前線。
GM/ヴィヴリオ:「現状は知ってのとおりだ。我々は合衆国十字軍が太平洋に展開した二個艦隊を撃破し、ヤシマ海域の制海権をほぼ取り戻している」
GM/ヴィヴリオ:「もともと、我々も合衆国十字軍も、東海龍から帝都周辺を主戦場と捉えていたことは否めない」
GM/ヴィヴリオ:「ゆえにこちらは陸軍主体の部隊が、灰色天使、黒色天使、ホイシュレッケや融合天使どもと膠着した戦いを続けていたが――掃討戦も最終段階に入っている」
GM:ふう、と息を吐くヴィヴリオ。
ハンス:「九州の爆心地周辺ですね」
GM/ヴィヴリオ:「そうだな。……国見岳周辺は、帝都と同じく侵入もできん」<爆心地>ハンス
GM:何かがおかしい。そもそもそれならば、いまさらドライクロイツがしゃしゃり出る必要は無いのではないか――。
小五郎:「最後の最後、大博打を打ってくる……と?」
GM/ヴィヴリオ:「あくまで、可能性の話だがな……」(首肯)>御船
GM/ヴィヴリオ:「問題が2つある。貴官らには、その解決のため隼雄方面に行ってもらうのだ」
小五郎:「最悪の最悪は、芽の内に潰す。自分の理念です」面白くもなさそうに
GM:ぴっぴっぴ、と操作されるリモコン。
GM:スクリーンには、ヤシマ陸軍の少年少女に混ざって、金髪碧眼の少年が映っている。
ハンス:「動員できる戦力は?」
GM/ヴィヴリオ:「基本的に、九州に展開している第四軍が中核となる」<戦力
ハンス:「シュネルギアは、瑞穂から何機動かせますか?」
GM/ヴィヴリオ:「この基地から持っていけるのは、シュネルギア4機とホルテン、それに護衛機と考えてくれ」>ハンス
小五郎:「…………」4機。なんとも多いな、と内心半眼
ハンス:「なるほど。護衛機の選抜は、御船曹長お願いします」
小五郎:「はっ」短い応答に首肯。
GM:そうして、スクリーンに視線を戻すヴィヴリオ。
GM:彼の姿は――それこそ、機密中の機密だが。
GM/ヴィヴリオ:「この少年の名はラファエロ。先日、古都で行なわれた式典において、新型シュネルギアを強奪した連中の1人だよ」
GM/ヴィヴリオ:「彼が強奪した機体は――知ってのとおり2番機とほぼ相撃ちになり、古都近郊の山中で遺棄されているのが見つかっている。ドライバーは行方不明だったが……」
小五郎:「彼がそう、と?」
ハンス:「それが見つかったわけですね」
GM:そうだ、と頷く基地司令。
GM/ヴィヴリオ:「経緯はともかく、間違いなく当人だろう。……まず、ヤツがどういう意図で375中隊にもぐりこんでいるのか探って欲しい。結果如何では督戦も許可する」
GM:――つまり、中隊ぐるみで裏切っているなら始末せよ。という意味。
小五郎:「……なるほど」それで納得した。
小五郎:通常、作戦で同時に展開するシュネルギアは2機であることが大半。
小五郎:天使兵と、中隊、2面作戦なら、4機いるだろう。
ハンス:「なるべくそうならない事を祈っていますよ」
ハンス:「少年兵の部隊と言うのは、昔を思い出してしまいます」
ハンス:肩を竦める
GM/ヴィヴリオ:「そしてもう1つだが」
GM:振り向き、背中を見せる。表情を読まれたくないのか。
GM/ヴィヴリオ:「先日、当基地の統合霊子コンピュータ“べリアル”が1つの分析結果を弾き出した」
GM/ヴィヴリオ:「少なくとも4日後以降――隼雄方面は天地を埋め尽くすほどの天使兵に見舞われる、とな。天使嘯とでも言おうか」
GM/ヴィヴリオ:「これについての対応策は、現地入り以後に追って送る。第1の問題如何では起こらない可能性もあるからな……」
ハンス:ふぅむと少し考え込む
GM:以上、何か質問はあるか? と促すヴィヴリオ。
ハンス:「とりあえず、問題が起こる可能性があるから、行って何とかしてくればいいわけですね」
ハンス:こほこほ、と
小五郎:「ほう…」自分が選ばれるだけある、泥沼戦の予兆、か、と納得。
ハンス:「まぁ御船曹長、なるべく誰も死なないように努力してみましょう」
小五郎:「無論です。自分は鬼ですが―――」
小五郎:「手塩にかける小僧小娘が減るのは楽しみがなくなっていけない」
GM/ヴィヴリオ:「そういうことだ。シュネルギア4機でも足りなくなる可能性は残されているが、合衆国十字軍のゲリラ戦はことのほか、ひどい」
GM/ヴィヴリオ:「2人とも苦労をかけるが――鋭意、任務遂行に励んで欲しい」
ハンス:立ち上がり、敬礼
ハンス:「任務、承りました」
小五郎:「任務、受領いたしました」敬礼。
GM:再びくるりと、ヴィヴリオが振り向く。
GM/ヴィヴリオ:「それから――。貴官らの任務遂行のため、第375中隊にまる2日間の休暇を認めることとなった」
GM/ヴィヴリオ:「ゆっくり羽を伸ばさせれば、ボロも出るかもだ。……監視の必要性はあるから、まとめて温泉にでも連れて行くといい」
GM/ヴィヴリオ:「手配はこちらでしておこう。伝達及び監督は任せる。――よろしく頼むよ?」
小五郎:「自分のやり方でよければ」
ハンス:「戦争をする準備をしながら、修学旅行の引率ですか。御船君、君もゆっくり休んだらどうだい」
小五郎:「年寄りが休みとって鈍ると後が辛いですから」面白くもなさそうに
GM:では、シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン4 「第13実験部隊、着任」
 シーンPC:ハンス。
全員登場可。

GM:ヤシマ陸軍第375中隊が野戦基地として使用している、放棄された高校。
GM:そのグラウンドに着陸したホルテンXXBの翼中格納庫からシュネルギアや各種補給物資が搬出されている――。
GM:撤収作業を終えたのか、中隊の主な面々がホルテンの前に集まって整列した。
GM:タラップが降ろされ、扉が開く。少々面倒な気もするが、これも様式美というものだろう。
ハンス:杖を付いて、一同の前に進み出る
GM/アリス:「――総員傾注。ヤシマ第四軍特務作戦参謀ハンス・レーマン准将及び第13実験部隊各位に、敬礼!」
ハンス:鷹揚に手を上げて、答える
GM:ざっ、と思い思いのスタイルで、敬礼が返ってくる>ハンス
ハンス:「楽にしてください、みなさん」
GM/アリス:「――――」(視線で、休めの合図)
大地:「こうしてみると、やっぱあの人って凄いんだなぁ……」ハンスを離れて見て
GM/アリス:「閣下……。今回は、ありがとうございました」
GM/アリス:「到着早々、中隊の危地を救っていただいて……。何と御礼を言ったらいいか」
GM:ちょっと緊張気味な、隊長らしき少女。
ハンス:「礼は不要です。君たちはとてもよくやってくれています。功には賞で報いる。あたりまえの事ですよ」
小五郎:大地の隣あたりで面白くなさそうな顔のまま、375中隊の面々を見渡してる
ハンス:「さ、君たちもあいさつを」
ハンス:後ろの面々に振り返り>大地、静真、御船
GM/アリス:「あ、いえ。――こちらが先に」(あせあせ)
GM:こほん、と一息ついて。
GM:アリスは、次の人物を中隊の主なメンバーとして紹介する。
GM/アリス:「ヤシマ陸軍中尉、観隼(みはや)アリス。第375中隊の指揮を預かっています」
静真:「…Zzz……」
GM/倉稲:「ヤシマ陸軍少尉、倉稲秋桜(くらいな・あきお)です。アペルギア1号機のドライバーを務めております」
GM/T−X:「しっ、静真? 起きてくださいっ」(つんつん)
GM/新田:「新田八岳(にった・やつたけ)。階級は曹長。隊長のパシリってとこかなぁ?」
GM/アリス:「な――っ、違うでしょう新田曹長! 訂正して下さい!」
GM/新田:「はいはいっと。――中隊指揮車付の通信士やってます。よろしく」
ハンス:くつくつ、とおかしそうにわらう
GM/チコ:「鳴海(なるみ)チコ。軍曹待遇で、整備主任やね。よろしう」
GM:他にも数人集まっているが、見た感じでは中隊の中核メンバーは、この4人のようだ。
ハンス:「では、こちらからも」>大地、静真
大地:「は、はいっ! 自分はゲードライ所属ギアドライバーの烏丸大地しょうに…もとい少尉です。搭乗機はシュネルギア10番機『タイフーン』ナビゲータは…」リトスの方を見て
GM/リトス:「リトス・エングリオ。……少尉。よろしく」(淡々)
GM/アリス:「…………」(むっ、とした顔)
大地:「…………」何となくアリスと目が合って気まずい感じ
GM:ちょっとそっぽを向かれる(笑)>大地
静真:「……ぉ…ぅ……Zzz…」
小五郎:足を踏む。>静真
小五郎:なかなか挨拶しない静真にしかめ面を向けて
静真:しゅ、と足を引いて避けつつ(笑)「ゲードライ所属ギアドライバー、7番機シュネルギア・ケンプファー担当、鴇宮静真」
GM/T−X:「ナビゲーターのT−Xです。……あ、そのー。階級とかは特に」(ごにょごにょ)
静真:「……あぶ、なかった」(ぼそ
小五郎:「……御船小五郎。ヤシマ海軍教練課軍曹。主に、格闘を担当している」面白くなさそうな顔のまま一同を見て
ハンス:「では最後に」
GM:ざっ、と注目がハンスに。
ハンス:「ハンス・レーマン准将です。よろしくお願いしますね」
GM/一同:「よろしくお願いします」(再度、敬礼)
静真:「よろしく」
小五郎:「……一回り半年下の上官に頭を下げられるのもいい加減なれたが妙な気分だ」
GM:ちなみに。
GM:この場に、ラファエロの姿は無い>ハンス&御船
ハンス:「今回は、君たちに特別休暇が与えられます。次の任務まで羽根を伸ばし、ゆっくり休んでください」
静真:「……へぁ?」
GM/新田:「休暇? やった! 上層部も話が分かってるじゃん!」
GM/倉稲:「――ま、正直に言えば休みはありがたいか」
静真:「…じゅんしょー」挙手
GM/チコ:「よっしゃ! ほな本格的に作業にかかれるな……」(きらーん)
ハンス:「どうしたかね、鴇宮君」
静真:「着任して直ぐに休暇?」
静真:「……で、ありますか」ごほん
GM:わーい、とアリス以外の面々は無邪気に喜んでいる(笑)<休暇
ハンス:「ええ。九州ですしね、温泉とかどうでしょうか」
大地:「…………」わーい、と喜びたいが、オトナの人がいるので我慢
静真:「温泉……」
GM/アリス:「温泉、ですか……。はい、閣下がおっしゃるなら」(こくこく、と頷く)>ハンス
ハンス:「アリス君や倉稲君、どこかいいところがあれば、案内してくれませんか?」
ハンス:そう、微笑む
GM/アリス:「そうですね。温泉なら疲労回復にもちょうどいいでしょうし、いい気分転換ができるかも……」(←生真面目さん)
静真:「温泉か、楽しみだな。な、ティ?」
GM/T−X:「あの、静真。……温泉とは、身体にいいものなのですか?」>静真
静真:「そうだな、身体にいいとも、精神に良いとも、だな」 クルッとハンスに向き直ろう
大地:「温泉か………」呟いてリトスのほうをちょっと見る。
GM/倉稲:「ああ、だったら高千穂とかどうかな? けっこういいお湯沸いてるよ?」
GM/リトス:「…………温泉」(こく、と頷き)>大地
GM/アリス:「高千穂? ……けっこうまだ施設新しくなかった?」
GM/倉稲:「そうそう。暇があったら寄りたかったんだよねー。露天もあればミストもあるよ?」
小五郎:「最低限、哨戒体勢は怠らんようにな」
小五郎:喜んでる連中に水をさしたり
ハンス:「まぁまぁ、御船君。休む時は休む。そうしないと次の任務もできませんよ」
小五郎:「休むな、と言ってるわけではありません。全員休まれて、全員討ち死に、では面子も何も無い、とだけ言わせてください」
大地:「流石にそこんトコはシフト組むと思いますが……」>小五郎
GM:シフトの犠牲になっているのが、この場に居ない他2名のドライバー&ナビたちであろう(笑)。
ハンス:というところでパンパン、と手を叩く
GM/アリス:「! ――総員、清聴!」(びしっ)
ハンス:「とは言え、休暇は明日からです。御船、烏丸、鴇宮他、各員は、ホルテンからの搬出作業、シュネルギアの即時セットアップを行うこと」
ハンス:「明日にずれ込むと、休暇が少なくなりますよ?」
ハンス:意地悪そうに、一同に微笑む
小五郎:「了解」正論も出たことだし、そこまで気が緩んでないことに満足したのか、簡素な返事で応答し沈黙
ハンス:「アリス君、ありがとう。君はとてもいい指揮官のようですね」
GM/アリス:「そ、そうですか? ……閣下にそう言ってもらえるのは、私にとっても光栄です」
ハンス:ぽん、と彼女の頭を撫でてあげる。
大地:「じゃ、いっちょぶわーッと汗かいて気持ちよく洗い流すってことで」笑顔で笑う。
静真:「(……修学旅行は、温泉地だったからな)」
GM/チコ:「あ。そうや。なーなー准将はん准将はん」>ハンス
ハンス:「なんだい?」
GM/チコ:「ちょいお願いあるんやけど、ええ?」
ハンス:「私にできることなら」
GM:こ、こらチコ? と抑えようとするアリスを潜り抜け(笑)。
ハンス:まぁまぁ、とアリスをおさえ
GM/チコ:「えっとな。いまウチ、ちぃとアペルギアの改良に励んでおりまして」
GM/チコ:「搬出ついでに、シュネルギアの補修パーツ、ちょこっと分けてもらえへんでしょうか?」
ハンス:ふむ、と少し考え
GM/アリス:「――チコ! あ、貴女まさか」
GM/チコ:「ええやん。アリスかて、アレが戦力になったらええっていつもぼやいてるやんー」
ハンス:「わかりました。余剰の補修パーツから、いくつか回しましょう。ただし、あとで報告書を提出してくれることが条件ですよ」
ハンス:「必要な部品の一覧があれば、見せてください。こちらで判断して、パーツは搬出しましょう」
GM/チコ:「うい、感謝です准将閣下。――書類なら、うちの隊長はすっごく優秀やさかい、安心してください」
GM/アリス:「〜〜〜〜っ?!」(ううー、となってる(笑))
GM:で。
GM:何故かシュネルギアのドライバー陣を睨んでから、彼女は去っていった……。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠