エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第68話『ブラインド・エネミィ』◇

「噂に過ぎないけどね。――僕らが動くには十分だろう?」
――羽村総司

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1///
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 あの日、大切な人を護るために、僕は敵となった―――。

 誘いは突然だった。或るいは、強引だった。
 選択肢は2つ。彼女の命か、それとも裏切りか。
 狡猾に君を支配していく敵。なにが敵なのか。それも見えないまま。
 絆だけが、試される。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第68話
 『ブラインド・エネミィ』

「私は君が欲しいのだよ。どんな手を使っても、ね」


シナリオハンドアウト
▼PC1 字伏 焔  ギアドライバー/グラップラー
 ナビゲーター:タン・メイリィ
 ダーザイン:【林檎・クラッカーネからの興味】
 君の前に突然現れた白衣の女性。彼女こそが組織という名の敵のリーダーである。
 とても卑怯で狡猾なこの女は、君に選択肢を提示する。
 自分たちの仲間になるか、君の信頼するナビゲーターの命を組織が狙い続けるか。
 ……君は彼女を護るための、選択をした。たとえ離れることになったとしても。

▼PC2 水護 律  ギアドライバー/シューター
 ナビゲーター:八坂 凍
 ダーザイン:【黒い機体からの罪悪感】
 字伏焔が行方不明になった直後、戦場に現れた機体。
 所属不明。目的不明。君たちと同じく天使と戦っていることから、単に敵とは呼べないのだが……。
 だが、気のせいだろうか? あの機体の戦い方をよぉく知ってる気がするのは。

▼PC3 アレクセイ・レヴォントゥリ  指揮官
 ダーザイン:【羽村総司からの信頼】
 字伏焔が行方不明になってから、暗躍している影に君たちは気づいていた。
 組織だったそれが何を目的としているのか、それは分からない。
 だが、確実に分かることがあった。それは、子供たちが困っているということ。
 ならば、君の出番だ。


自己紹介
焔:「字伏焔だ。カゲミツに乗ってる。相棒はこっちの小学せ――いぐはぁっ!?」
焔:(メイリィ神速の一撃に吹っ飛ばされて)
焔:「ってぇ……(視線に気づいて)んだよ、なに笑ってんだよ?」
焔:「(ふてぶてしく笑って)まっ、いっか。とりあえずよろしく頼まぁ」
焔:シュネルギア“カゲミツ”を駆る喧嘩バカ。
焔:粗にして野だが卑にあらずな江戸っ子気質&「男の方が女より偉い(てーか強い)」的な思考を持つ頑固者。
焔:ピンチをニヤリと笑って切り抜ける図太さと、朝飯のメニューで大ゲンカを始められる狭量さを併せ持つ。
焔:初期ダーザインは【メイリィからの競争心】【戦闘からの愛情】
焔:シナリオダーザインは【林檎・クラッカーネからの興味】
焔:PC間ダーザインは【水護律からの信頼】です。
焔:
焔:以上です、それではみなさん、本日はよろしくお願いいたします。

律:ではと
律:「瑞穂中学一年、水護律です」
律:「好きで小さいんじゃないです、放って置いて下さい!シュネルギアに乗れば同じじゃないですか!」
律:「……ちゃんと戦って見せますよ」
律:ギアドライバー/シューターな13歳
律:戦災孤児、施設に入ってる所をシュネルギアのパイロットにスカウトされる
律:気弱だが子ども扱いされると怒り易い、結局の所はお子様である
律:初期ダーザイン【八坂凍からの幸福感Lv2】【故郷からのあこがれLv2】
律:シナリオダーザイン【黒い機体からの罪悪感Lv2】
律:PC間ダーザイン【アレクセイからの期待 Lv2】
律:以上です。よろしくお願いします。


アレクセイ:「“ドライクロイツ”所属、アレクセイ・レヴォントゥリG3中尉です」
アレクセイ:「普段はアクシア大尉の補佐が主な任務ですが、部隊の指揮もこなします。……あ、そう見えませんか、やっぱり」(しょんぼり)
アレクセイ:「正直いえば、まだまだ戸惑う事ばかりですが。僕に出来る事をやっていこうかと――ってなんですかアクシア先輩?」
アレクセイ:「急用ができたから付き合え? また何か無茶をやらせるつもりじゃ……って、ちょ、僕に拒否権はあぁぁぁぁ!?」
アレクセイ:(アクシアの手でずるずると舞台袖に引きずられ、退場)
アレクセイ:メーヴェ出身で、アクシアとは士官学校時代からの腐れ縁。
アレクセイ:有能らしいが、押しの弱さが珠に傷(笑)
アレクセイ:ダーザインは【部下からの期待/2】、【アクシアからの慈愛/2】。
アレクセイ:【字伏焔からの信頼/2】、【羽村総司からの信頼/2】。
アレクセイ:以上(オーバー)!

■オープニングフェイズ/シーン1 「みんな居た、あの日」
 マスターシーン。
全員登場済。

GM:目の前で天使が爆散した。
GM:アレクセイが指揮を取る、焔と律の小隊は獅子奮迅の活躍を見せていたのだ。
GM/管制官:「作戦終了です。皆様、お疲れ様でした」
焔:「へっ、どーってことのない相手だったぜ」
GM/メイリィ:「ま、こんなのは楽勝アルね」
アレクセイ:「……そう言って機体の装甲を70%も削っていれば世話は無いんだがね」
焔:「なに言ってんすか中尉、30%も残ってんすよ?」
律:「うー。また整備の人に迷惑掛けちゃうな」
GM/凍:「………………問題、ない」
焔:「むしろ暴れたりねーな。水護っ、後で模擬戦にでもつきあえよ?」
律:「あっ、はい。最後の一撃凄かったですね。僕も頑張らないと」
GM:……そんな、日常。そんな日々だった。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「選択肢」
 シーンPC:焔。

GM:休日。天気のいい日に街へと繰り出していた焔。
GM:……気がつけば、路地裏に追い込まれていた。そして、目の前に。
GM:ウェーブがかった扇情的な金髪に白衣と眼鏡をした女性。微かに微笑んで言葉を紡ぐ。
GM/??:「はじめまして、だね。字伏焔クン」
焔:「……ああ、会った覚えはねーな」
GM:くすり、と笑う。とても、嬉しそうだ。
GM/林檎:「私は林檎・クラッカーネ。親切な私は、君に選択肢を与えにきた」
焔:と、平静を装りつつ、あたりを探ります。
GM:気配。確実に10人以上に囲まれている。
焔:「そりゃま、ご親切なこったな……で、どんな提案をしてくれる訳だ、あんたは?」
GM/林檎:「君が、この私とともに我が組織に来るか」
GM/林檎:「それとも、私の組織が全力を以って君のパートナーである――」
GM/林檎:「――タン・メイリィを殺しにかかる、かだね」
焔:「………………」
GM/林檎:「質問は1つだけ、許してあげようか」
焔:「……あの豆チビは、G3の所属だぜ。それわかって言ってんのか、あんたは?」睨みつけながら。
GM/林檎:「優先度の違い、だね。G3にとっては駒の1つ」
GM/林檎:「我が組織にとっては、最重要ターゲットとなる。結果は必ずや達成されることに違いない」
GM/林檎:「今、私をこの場で殺せたとしても同じことだ。そう命令してある」
焔:「そりゃま、ずいぶんとあの豆チビを買ったもんだな……」
GM/林檎:「勘違いしないでくれたまえ!」憤慨した。見る限り、本気で。
GM/林檎:「私は君が欲しいのだよ。どんな手を使っても、ね」
焔:「なるほどな……」忌々しげに、密かに狙っていた第三の選択の可能性を潰されて。
焔:「けっ、むかつく奴だな、あんたは。選択肢を与えると言いつつ、答えは一つだと確信してる口だ」
GM/林檎:「君を理解したがる可愛い乙女心だろう?」嬉しそうに笑った。恋する少女のように。
焔:ほうっと、大きく息をついてから
焔:「……いいぜ、どこへなりとも行ってやらぁ……だがな」
GM/林檎:「君にしてもらいたいのは1つだけさ」
GM/林檎:「私の創った機体で、天使と戦うこと。君の目的は何も変わらない。そうだろう?」
GM/林檎:「大好きなタン・メイリィを助けるために、天使と戦う。何も変わらないはずだ」
焔:ぎりっと歯ぎしりを。
焔:「てめえの言い出したルール、破った時には。生まれてきたことを後悔させてやるからな!!」
焔:がごんっ と壁に裏拳で八つ当たりを。
GM/林檎:「本当に可愛いね、君は」
GM/林檎:「あ、そうそう」
GM/林檎:「私と2人っきりの時は私のことは『林檎ちゃん』と呼んでも構わないからね?」
GM:そういってきびすを返す。ついてこい、と。
焔:決めたなら、躊躇はせず。
焔:堂々と、臆せず後に続きます。
GM:こうして、一度、絆は断たれた。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン3 「大人たち」
 シーンPC:アレクセイ。

GM:あの任務の後の休日。焔が、行方不明となった。
GM:欠員による待機を繰り返す日々。何の手がかりも掴めていない日々。
GM/羽村:「……やぁ。調子はどうだい?」
GM:咥え煙草でやってくる白衣の男。君の友と呼べなくもない間柄だ。
アレクセイ:「……コレが調子いいように見えたら、僕ぁ貴方をヤブ呼ばわりしてやりますよ」
アレクセイ:目の下にはでかいクマ、頬はげっそりとこけて、足取りも覚束ない(笑)
アレクセイ:どうやら、焔が抜けた穴を埋める為にかなり奔走しているようである。
GM/羽村:「栄養剤を打つことくらいしかできなさそうだね、こりゃ」
アレクセイ:「そっちから声を掛けてきたって事は……。世間話だけって訳じゃないんでしょう、用事は?」
GM/羽村:「まぁ、とりあえずコーヒーでも飲むといいよ」とても上手い煎れ方なのが毎回びっくりするコーヒー。
GM/羽村:「で、だ」
GM/羽村:「字伏君が行方不明になってから、色々と動きが見られるようになっている」
GM/羽村:「それが何か、は全然わかってないけどね。何か組織的なものが動いているのは間違いないよ」
GM/羽村:「もっとも、組織の名前も分からないから、調べようもなくてね。お手上げなんだけど」
アレクセイ:「……ほう」コーヒーをずずずっと啜りつつ、聞いておこう
GM:ふう、と肩を竦めて。
アレクセイ:「ヴリル・ソサエティか、天使派か。はたまた合衆国の諜報部か……。僕ら、“人間”からも恨みを買ってますからねえ」
アレクセイ:ふぅ、と同じく肩を竦める。
GM/羽村:「何者かは分からない。けれど、字伏君と接触を持ったという話だ」
GM/羽村:「噂に過ぎないけどね。――僕らが動くには十分だろう?」
アレクセイ:「……この件、アクシア大尉には?」
GM/羽村:「今は遠方で行われている作戦の指揮を取ってるでしょ? まだ話してないよ」
GM/羽村:「そろそろ、君自身の本気も見せてもらおうと思ってね、アレクセイくん?」苦笑めいた微笑でこの男はいう。
アレクセイ:「……買い被りなんじゃないんですか? それに、一介の軍医殿が深入りすれば火傷じゃ済まないかも、知れませんよ?」
アレクセイ:言って、コーヒーをぐいっと一気に煽り。
GM/羽村:「何かを正常に戻すのは、医者の仕事さ。まぁ、危なくなったら僕はすぐ逃げるしね」
GM/羽村:「困ったことがあれば、手伝うよ。それだけは言っておくさ」
アレクセイ:「助かります。……貸しヒトツってところですね」
アレクセイ:コーヒーご馳走様でした、と言ってその場を立ち去りますか。軍人らしい、しっかりとした足運びで。
GM:シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン4 「黒い機体」
 シーンPC:律。

GM:瑞穂基地は、どことなく静かになったと思う。
GM:無論、遠方で行われている大掛かりな作戦に多くの人員が参加してることもその理由だが。
GM:やはり、字伏焔が行方不明になったのがその理由であると思える日々が続いていた。
GM/凍:「………………静か」
律:「……そうだね、焔も居ないし」
律:「何処行っちゃったんだろうね?」
GM/凍:「……………………逃げた?」
GM:無感情な表情のお人形のような、綺麗な君のパートナーはいった。
GM:彼女にしては珍しく。
律:「逃げるって言うタイプじゃないと思うんだけど…」うーんと考え込む
律:「えっとほら、何か事故に巻き込まれたとか」
GM/凍:「……律、見て」
律:「え?」
GM:意を決したように、部屋のモニターにDVDロムを挿入する。
GM:……写し出されるのは、偵察機からの映像。
GM/凍:「………………今日の、撮影」
律:「それが……」じーっと画面を見る
GM/凍:「………………基地の近く。……未確認の、機体」
GM/凍:「…………黒い、……機体」
GM:映像は不鮮明ながら、その動きはよく見て取れる。
GM:シュネルギアに近い、無骨な人型兵器。
GM:まるで『昼を滑る影の光のような』動き。
GM/凍:「……………………分かる?」
律:「G3の所属じゃないの? じゃあなんで基地の傍に………………今の動き?」
律:確かめるように凍の顔を見る
GM/凍:「………………きっと……私の、勘違い」
GM:だが、律も感じてしまった。
GM:その機体の動きはとてもよぉく知ってる気がすると。
律:「偶々似たような機体だから……でも」
GM/凍:「………………律。……これは、敵?」
律:わりと当たる悪い直感が頭をかすめる
律:「わからない。でも……僕らの敵は天使兵だけだと信じたいかな」
GM/凍:「…………律。私を、ぶっていい」
GM/凍:「………………私は、そう……思わなかった……から」
律:「えっ? あう、なんで凍を叩かなきゃいけないのさ。僕、女の子を叩くなんて嫌だよ」むーっと不満そうに
GM:彼女は何の表情も浮かべない。けれど、ほんのちょっとだけ。すまなそう、と思った。
GM/凍:「……………………うん」
GM:暗い予感がいまだ付きまとう。
GM:けれども、彼女と一緒に乗り越えなければいけないみたいだ。
律:「だからそんなこと言っちゃダメだよ? ……ええとこの映像他の人は?」
GM/凍:「……まだ。…………見せてない」
律:「……うーん」誰か信頼できる人の意見を聞いたほうがいいのだろうか、そう無言で悩む。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠