エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第77話『Angelic Sympathy』◇

「あなたのお姉さんとそのコレのお名前を正確にどうぞ」
――ティガー・シュヴァルツローヴェ

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1//
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告
 ――合衆国海兵隊第81独立機動群。通称“ANGEL PAIN”
 彼らを率いる「漆黒の夜天使(ブラックライラ)」。
 その夜天使が定めたる、運命の三矢の三本目が放たれた。

 はるか遠方より飛来する超音速の砲撃にさらされた瑞穂基地。
 反撃はおろか迎撃すらままならないその状況に届く新装備。
 それは、状況を打破する切り札となりうるのか。
 今、姿すら見えぬ遠方の敵と邂逅する……。

 エンゼルギア 天使大戦TRPG 第77話
 『Angelic Sympathy』

「私は…………まだここにいる………」


シナリオハンドアウト
▼PC1 薔薇原 概助  ギアドライバー/ファランクス
 ナビゲーター:セラピア・パルマコン
 ダーザイン:【カノン・M・ガイストからの執着】
 かつてこのヤシマを訪れ、その腕と力を持って大打撃を与えた合衆国のパイロット。
 その彼女が再びこのヤシマ目掛け、その全てをもって挑んできている。
 自分の目で彼女の姿を確認した訳ではない。
 しかし、確実にそう感じる。今度の戦いは厳しいものになる、と。

▼PC2 天城 総一  ギアドライバー/コンダクター
 ナビゲーター:司鏡 紀央
 ダーザイン:【ルカ・S・ガイストからの期待】
「漆黒の夜天使」に率いられ、そして無人操作のフーファイターを率いて、戦場に姿を見せる合衆国のパイロット。
 それは以前、この瑞穂の街に現れた不思議な少年。
 あの時は互いに牽制だけで引いたに過ぎない。本当の激突は未だ来ず。

▼PC3 ティガー・シュヴァルツローヴェ  指揮官
 ダーザイン:【草薙詩音?からの有為】
 公にはされていないものの、先日この瑞穂基地から一人の少女が拉致されている。
 その少女の名は草薙詩音。ヤシマの名門草薙家の少女である。
 しかし、その数日後信じられない光景を目の当たりにしてしまう。
 何事もなかったかのように基地内を歩いているその少女の姿は、紛れもなくあの草薙詩音のものだった。


自己紹介
概助:「予備の薔薇原 槻助です。まぁ、別に覚えなくていいです」
概助:「いや、オレすけは覚えたって。セラピア。だから、殴るなってば」
概助:「仕方ないんだけども、いっちょ頑張りますかぁ」
概助:茶髪、黒瞳の14歳の少年。クラスはギアドライバー/ランチャー。
概助:我慢、無気力、そして自分の異常に苦悩する少年。
概助:ダーザインは【トゥアレタからの同情/2】【借金取りからの執着/2】【家族からの期待/2】【カノン・M・ガイストからの執着】【天城総一からの友情】以上。

総一:では。
総一:「俺、天城総一って言います。ま、今は」
総一:「えー、少尉……だったけ。トラバントジステムの試験運用にかり出されてます、まる」
総一:「今、あんたが何思ってンだか、当ててみます? とか何とか言ってみたりして
総一:「この出会いもなんかの因果っつーことで。よろしく頼んますわ」
総一:熱血直情タイプで、ツッコミ体質な少年。クラスの区別は多分ギアドライバー/コンダクター。
総一:初期ダーザインは【紀央からの親近感】Lv2、【家族からの忌避】Lv2。
総一:PC間ダーザインは【ティガーからのあらあらまあまあ】Lv2、シナリオダーザインとして【ルカからの期待】Lv2。以上。


ティガー:「ええと、ティガー・=シュヴァルツローヴェって言います」
ティガー:「戦闘の際は指揮官として皆が全員生き残れるようにがんばっちゃいますよー」
ティガー:「えーと、後はですね……きゃうっ!?」(転倒、しかる後起き上がる
ティガー:「……なんですかー、中佐なんだぞー偉いんだぞーばかにすんなーっ」壁|;)
ティガー:第13実験部隊所属の指揮官で、どこからともなく色々なものを調達してきたりする謎多き女。
ティガー:中佐の癖に雑用係、そしてドジ。ありていに言って役立たず。
ティガー:クラスは指揮官。
ティガー:ダーザインは【ヴィヴリオからの信頼/2】【自己からの侮辱/2】【草薙詩音?からの有為/2】【槻助からの腐れ縁/2】
ティガー:以上、今日はよろしくお願いしますー。

■オープニングフェイズ/シーン1 「救いの女神」
 シーンPC:概助。

GM:残弾数はゼロ、剣はとっくに手放して楯も無い。そして自分のシュネルギアに突きつけられる、銃口。
GM:いわゆる絶体絶命というやつである。
概助:「……へ、へへ」笑うしかないっす。
GM/カノン:「最期になにか言い残したい事はあって?」 目の前の機体から通信が入る。
概助:「そうだなぁ。オレすけ、最後くらいは楽になりたいから言いたいことは色々あるんだけども……」
概助:「まぁ、決めた。君の名前は?」
GM/カノン:「カノン。カノン・M・ガイスト」
概助:「どーも。じゃあ、最後の言葉。『カノン・M・ガイスト。貴方はオレすけの、」
概助:「最高の女神だ』」
GM/カノン:「あら……。光栄ね?」
概助:「まぁ、これでオレすけ、色々我慢しなくて済むからなぁ……はは」走馬燈。優しくしてくれなかった両親とか、思い出し。
概助:死という安楽へと誘ってくれる死神に礼を言う。
GM/カノン:「やっぱり、満たされていないみたいね。今の自分、今の環境に」
概助:「おうさ。オレすけ、アンタと同じ顔してるよ」返答はそれ。
GM/カノン:「背中の翼に飽きたら、こっちに来てもいいわよ? ……また会いましょ、近いうちにね」
GM:そう言ってフーファイターは高速で飛び去る。
概助:「な……おい」
概助:呆然として、つぶやく。
GM/セラピア:「う……ううう……」後ろから悲しげな声。
概助:「殺せよ、コンチクショウ」カノン。その名を刻み込んで。
概助:「……おい、脱出してなかったのかよ、セラぴー!?」驚く。
GM/セラピア:「ボクじゃ、きーちゃんを満足させて上げられないんだよ〜」えぐえぐ
概助:自分はしっかりとナビの強制脱出ボタンを押したはずだ、と。
概助:「オレすけのワガママに巻きこむとこだったじゃないですか……ごめんなぁ」
概助:後ろを振り替えり、自分のナビの顔を改めてみつめる。
GM/セラピア:「きーちゃんが満足してくれるようにボクも頑張るんだよ」
概助:「いや、気にすんなっていってるじゃんか。オレすけに、セラピアは勿体ないって。エースの1人だし」
概助:「戻ったら、この有様じゃ予備すらクビかもだしなぁ」緊急アラームがいまだ止まってない機体に、ため息をつき。
GM/セラピア:「きーちゃん、ファイトなんだよ?」笑顔を浮かべる。
概助:「あぶねえなぁ。そんな顔すると、ちゅーするぞ。ちゅー。……まぁ、帰るか」進路変更。騙し騙しで、なんとかこうにか帰還へと。
GM:では、シーンエンド。


■オープニングフェイズ/シーン2 「紙飛行機」
 シーンPC:総一。

GM:学校から基地までの帰り道。今日は珍しく一人でぶらぶらと歩いていた。
GM:そして、ふと前方に変わった人影を見つける。
総一:「……およ?」
GM:金髪の髪にマントを羽織り、道端のベンチに腰掛け、紙飛行機を飛ばしている。
総一:性別は分かりそう?
GM:男の子みたいです。大体総一と同じくらいの年齢。
GM/少年:「ん?」向こうの少年も総一に気がつく。
総一:「あ……」とりあえずどうするべきか脳内会議中。
GM/少年:「ふふ、天城総一くん。だったっけ? 折り紙っていいよね」どこからか紙を取り出し折り始める。
GM:そこで、総一は気づく。
GM:紙飛行機は少年の周りをぐるぐると飛び続け、地面に落ちる気配が無い。
総一:「ほー。好きなのか、折り紙」異常に気づきながらも、あくまで動揺を抑えて声をかける。
総一:こういう時、下手に背中を見せると逆にヤバい。勘。(笑
GM/少年:「うん、好きだよ。総一くんはどうなの?」顔に満面の笑み。
総一:「んー、そやね……俺はー……」
総一:現在、脳内会議はどうやってこの場を逃れるべきかと模索中。下手したらヤバい。
GM/少年:「やっぱり、もっと別のものの方が好き? 女の子とか」笑顔は変わらず。
総一:「まあ、悪くはないけどな。残念ながら、今は折ってやる相手もいやしないからやってない」
GM/少年:「じゃあ、この紙飛行機あげるよ」少年の周りを回っていた紙飛行機が、スーッと総一の方に飛んでくる。
総一:「……っと?」普通に取れる?
GM:総一が取ろうとすると、そのまま総一の周りを回り始めようとします。
GM:そして回りながら地面にポトリと落ちます。
総一:「へー。こりゃどーゆー風の吹き回りだ」
総一:笑いながら取ろうとする。
GM/少年:「あーあ、ちゃんと飛ばさないとダメだよー。きみ、こういうの操るの得意でしょ?」
総一:「ああ……成る程な」
GM/少年:「ああ。それとも、一人じゃ難しいのかな?」立ち上がり。
総一:「『その要領』かよ」上げた顔に、もう笑顔はない。
総一:「ご期待に添えなくて残念無念。大雑把な俺にゃ、考えて細かい操作するよーなのは向いてねーんでな」
GM/ルカ:「ふふ、いい顔になった。自己紹介がまだだった。僕の名前はルカ。ヨロシクね」
総一:「ああ……俺は天城総一。今はそういうことになってる」
総一:「まあ、何か縁でもあったらよろしく頼むわ」合間に一息入れて、表情を和らげる。
GM/ルカ:「うん。じゃあ、また今度」そう言って折り上がった紙飛行機を総一の方に飛ばすとそのまま振り向いて歩いて去っていく。
総一:「ああ、また『今度』な」
総一:……手に持った紙飛行機を投げます。飛んできた紙飛行機に、ちょうどぶつかるように。
GM:パシンと空中で交錯した紙飛行機はそのまま地面に向かって落下します。
総一:「……宣戦布告、ってことかね?」
GM:その問いに答える者は既に無く、二つの紙飛行機だったものが風に飛ばされていく。
GM:シーンエンドで。


■オープニングフェイズ/シーン3 「そうさ恐れないでみんなのために」
 シーンPC:ティガー。

GM:瑞穂基地の格納庫は慌ただしい。
GM:ましてや、新型の武器が届くとなればなおさらスゴイ事になる。
GM/茜:「やー、新兵器だって。新兵器かー。新兵器だ〜」満面の笑みで飛び回ってる人もいます。
ティガー:「……新型武器もいいけれど、もっと今あるものを大切にするのもいいとお姉さん思うなっ」茜の後ろから、にゅぅと生える眼鏡。
GM/茜:「それは別の問題。新兵器はっ!」
GM/詩音:「ロマ〜ン!」
GM/二人:「「いえ〜い!!」」ぱちんと手を合わせる。
ティガー:「手配とか、手続きとか、面倒なの。物凄く。ただでさえ皆景気よく壊すから補修パーツ頼むのも一苦労だっていうのにっ!」よよよ、と嘘泣き。
GM:そして気がつく。なんでここに詩音がいるのか、と。
ティガー:「あら? そういえばー……」はてな、と思案顔。
ティガー:じー、と、詩音に視線。
GM/詩音:「あれ? どうかしました?」てこてこと近づいていてくる。
GM/詩音:「あう!」そして、コケる。
ティガー:「わ、大丈夫ですか、詩音ちゃん」思わず抱き起こし。
GM:しかし、ティガーは気付いてしまいました。
GM:彼女は今、コケてしまったのではなく、自分からコケたのだ。という事に。
ティガー:(えっと、詩音ちゃんって攫われてるんですよね。だったらここにいるのは偽者? 影武者? 双子の姉の魅音ちゃん? コケ方も芝居臭いし……)ぐるぐる、ぐるぐる、色々脳内を情報が駆ける。
GM/詩音?:「だ、大丈夫ですかー?」
ティガー:「……はっ!? だ、大丈夫ですよっ!?」びくんと覚醒、眼鏡ずれ。
ティガー:「……えーと、つかぬ事を聞きますけど、詩音ちゃん」
GM/詩音?:「はい、なんでしょう。ティガーさん」
ティガー:「あなたのお姉さんとそのコレのお名前を正確にどうぞ」びし、と小指を立てる。
GM/詩音?:「え〜と……。姉さまの名前は草薙伊音で、それの名前は小指です」
ティガー:「了解、的確なボケ有難う。お礼にコレどうぞ」びし、と敬礼し、アンパンを差し出す
GM/詩音?:「わーい、ありがとうございます」
ティガー:(どー見ても、本物なんですけどねぇ……)「さて、私はちょっと用事ができちゃったのでこれにて。鳴神少佐でも呼んでおけば私の4倍は」
GM/詩音?:「じゃあ、私もこのアンパンを響さんに恵んでくるですー」
ティガー:「それは良いことです。ではでは、これにてー」といいつつその場を離れ、離れきったところで物陰に隠れ、携帯を取り出す。
ティガー:「えーと、と、とりあえず、と」ぴぽぱと携帯を弄り、ヴィヴリオに繋げようと。
GM/ヴィヴリオ:「……どうした?」
ティガー:「あ、ええとですね、大佐。なんだか、基地内にスパイが潜入しているかもしれません。詩音ちゃんに会ったんですけど、さっき」さっきまでの様子とはがらりと変わり、目には怜悧な輝きが浮かぶ。
GM/詩音?:「あら……さすがですね。大丈夫、スパイ等の類いではありませんから……のちほどゆっくりと……プツッ――――」電話口からは何も音がしなくなる。
ティガー:「……!?」唖然とし、携帯を取り落とす
GM:カシャンと地面に落ちる携帯。ティガーの背後では整備班が慌ただしく動いていた。
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠