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Last Update/2012.02.05


◇ 第68話『ブラインド・エネミィ』◇

「君は――もとより1などではなく、5ではないか?」
――林檎・クラッカーネ

 

ミドルフェイズ:シーン1////
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「本当の力」
 シーンPC:焔。

GM:乗せられたのは、黒い機体。
GM:シュネルギア……とはまた違う形状。
GM:男性型のフォルムであり、しかもパワードアーマーにて強化されたそれはどう表現するべきだろう?
GM/林檎:「乗り心地はどうかな、焔君?」
GM/林檎:「無論、全てに君に合わせてある機体だ。悪くはないと思うのだけれど」
焔:「……悪くわねーな。気持ちわりいくれぇ、俺向きの機体だ、こいつは……」
焔:視線はあわせず、毒づきます。
GM/林檎:「喜んでくれて、お姉さんは嬉しいよ」
GM:連れられた組織は、まだ何も分かってない。
GM:あてがわれた独房めいた個室と、ハンガーを行き来する日々でしかない。
GM:組織の人間もたまに見る黒服と、林檎しか見ていなかった。
焔:「こいつがなんなのかもう少し教えてくれりゃぁ、少しは喜んでやってもいいんだがな?」
GM/林檎:「今の君を見たらタン・メイリィはなんていうんだろうね?」
焔:言葉に即座に反応し、胸ぐらを掴みあげたりはオケですか?(笑)
GM:OKです(笑)
焔:ではそのままガシっと壁に押しつけて「てめえが……あいつの名前を口にするな」
焔:あくまでも静かに、確かな殺意をこめて睨みながら。
GM/林檎:「成る程、安心していい」
GM/林檎:「そっちの相手も、私がしっかりしてあげるさ」胸下の手に視線をやり。
焔:「わりいな、初めての相手を選ぶぐらいの思慮は持ち合わせてんだよっ」と、汚物を扱うようにぽいっと手を離して。
GM/林檎:「――質問には、答えてあげよう」
GM/林檎:「今までの君の戦果は目を見張るものがある」
GM/林檎:「絆、とでもいうのかな。1+1を、3にも4にもしてきた。そうだね?」
焔:「熱心なこったな、どこからどこまで調べてやがんだか」
GM/林檎:「けど、私はそこに疑問があるんだ」
GM/林檎:「彼女を気遣わず、ただありのまま力を奮うなら、君は」
GM/林檎:「――もとより1などではなく、5ではないか? とね」
焔:本質をつかれ、一瞬怯みます。
焔:確かに、相棒を気遣わず、ただ敵を殴り殺すだけの最近の戦闘は――
焔:空虚ではあるものの、昏い悦びと、それに伴ういつもとは違う力を感じていたから。
GM/林檎:「そのための“D”さ。自分の身を削れば削るほど力を発揮する機体」
GM:ぽん、と焔の頭に手を置き。
焔:「“D”……そいつがこいつの名前か?」機体を見上げて
GM/林檎:「あぁ、昔から決まってるからね」
GM/林檎:「天使を倒すのは、悪魔だと」
焔:「……逆だろ?」
焔:「昔から決まってるのは、悪魔は最後に天使に倒されるってやつだ」
GM/林檎:「……外出を許可するよ。疲れてる君は、ちょっと悲しい」
GM/林檎:「無論、瑞穂基地に連絡を取るような真似をしたらどうなるかは察してくれ」
焔:「……俺は馬鹿だけどな、他人に馬鹿にされるのは面白くねーな」<言外にしねーよ、と。
GM/林檎:「それでも構わないのが、私たちの組織さ」
焔:「けっ、酔狂なこった……」と、“D”を見上げながら
GM:では、シーンエンド。
焔:「悪魔……か。確かに天使や豆チビよりは、俺にお似合いな相棒だな……」
焔:ぼそっと吐き捨て、以上で。


■ミドルフェイズ/シーン2 「焔を探して三千年」
 シーンPC:律。

GM/メイリィ:「付きあわせて悪いあるネ、律、八坂」
GM:休日の度に街へと焔を探しに出るメイリィ。
GM:それに付き合わされる形で、律たちも来ている。
律:「そんな事ないよ、僕らだって心配してるんだから」軽く微笑みながら
GM/凍:「………………問題、ない」
GM:基地では明るく振舞っている彼女。なんのショックも受けてない様子では、あるのだが。
GM/メイリィ:「まったく、焔も困った奴アル。どっちが小学生アルか」
GM/メイリィ:「律は、あいつが行きそうなとこ、知ってるアルか?」
律:「それで今日何処に? ええと……うーん」
律:心当たりは?(笑)
GM:でっちあげていいです(笑)
焔:(路地裏でケンカしてたり、ゲーセンにいたりとか<焔の主な生息地)
律:(ゲーセンでヤンキー狩ってるじゃ(撲殺))
律:「ゲームセンターとか……」基地周辺地図を見ながら。
GM/メイリィ:「なるほど、じゃあそこにいくアル」
律:「娯楽施設殆どないし……柄の悪い人が……」
GM/メイリィ:「アレクセイ中尉に見つからないと、いいアルけどネ」てへ、と舌を出し。
律:「大丈夫だよ、何かあったらすぐ逃げちゃえば……」生真面目に対応しつつ
GM/凍:「……………………律」
アレクセイ:「ほう。……誰に見つかったらマズイんだい?」
律:「えうっ!?」
アレクセイ:3人の背後に気配を殺して立っている人。
GM/凍:「……怖い」 柄の悪い人、という言葉に反応。多分、わざと。
GM/メイリィ:「ホワッチャー!?」
GM/メイリィ:「……いいい、いつから、居たアルか?」
アレクセイ:「待機命令を無視して基地外へ出るとは……誰の提案だい?」
律:「……ええと、僕です」挙手
GM/凍:「………………私」挙手

焔:む、GM。派手に登場よろしいですか?
GM:OKですよー<焔
焔:ではそんな会話の中 ガシャーンッ!! と
焔:ゲーセンのウィンドウが割れて、チンピラが道路に吹っ飛んできて、
焔:「てめえ、もういっぺんほざいみやがれっ!?」と聞き覚えのある声が(笑)
律:「うわっ? 喧嘩ですよ……今の声は!?」
アレクセイ:「宇伏少尉が消息不明になって心配するのは判る。だが命令を無視して、もし天使の迎撃に支障が出たらどうするつも―――なっ!?」
焔:「基地のやつらが迷惑だっ!? ならその恩恵でぬくぬくゲーセンで遊んでられるてめーは何様だっ!?」
GM:誰よりも早く反応したのは、メイリィだった。
焔:と、おそらくは瑞穂基地に文句たれてた気絶してるチンピラの胸ぐらを掴んで――
GM/メイリィ:「そこで何してるアル……」
律:「あっ待ってよ、メイリィ!」遅れて後を追うのです
GM/メイリィ:「ほ む ら ッ!!」
焔:「!」
焔:背中越しに聞く声に反応して……しかし顔は向けずに。
アレクセイ:「そこまでだ、宇伏少尉。それ以上の乱暴は……僕でも、庇いきれなくなる」>焔
焔:振り返らず、立ち上って。
焔:「……いつものとーりだろ、くだらねえケンカだ」<何してる?
アレクセイ:「速やかに基地へ戻るんだ。今なら反省房入り3日で済む」
焔:「……へっ、どうだかな」
律:「ええと……あの、理由ぐらい聞いたほうが」
GM/メイリィ:「何で居なくなったアルか。なんでシュネルギアから降りたアルか」
GM/メイリィ:「何で私の隣から居なくなったアルか、焔!」
焔:「……もともと勝手に連れて来られて、勝手に戦わされてんだ」
焔:『隣から居なくなった』という言葉に、拳を握りしめて。
焔:「なら、勝手に居なくなって、何が悪ーんだ?」
律:「本当にそう思ってるの?」>焔
焔:「……ジャマくさくなったんだよ、豆チビ」できる限り、嘘を上手くつけるように
GM/メイリィ:「……焔ぁ!!」
GM:一瞬にして血が上った。奥義が発動する。誰もがそう思った。
GM:けど、メイリィは泣き崩れた。
アレクセイ:「なら、いつ戻ってくるのも勝手ということだね。――少尉、キミの席は空けておく。暫くは好きなようにしておき給え」
焔:「……そうだな、今乗ってる“幽霊”に飽きたら、戻ってやってもいいぜ、中……尉?」
律:「幽霊? それじゃあやっぱりアレは……」
GM/凍:「………………律」
GM/凍:「…………みんな、……変」困惑しているかも知れない。
律:「多分、それは焔が居なくなってたからだよ……」
GM/凍:「……うん。…………私も、そう思う」メイリィをあやす、凍。
アレクセイ:「ああ、飽きたら戻ってくるがいい。……だが、アクシア先輩が戻ってくる前にしてくれよ?」
焔:「泣いてんじゃねぇっ!!」>メイリィ
焔:「俺は俺に従って勝手にやってんだっ!」
焔:「んなヒマがあったら、俺に見切りをつけて新しい相棒を捜すなり――」
焔:「戦うのやめて、安全なとこに逃げるなりしやがれっ!」
GM/凍:「………………嘘つき」
律:「焔らしくないと思う…」
律:「こんなの」
GM/凍:「………………字伏も、……泣きそう」
焔:顔は、絶対に見せられない。涙はでなくても顔を見られればばれてしまうから。
焔:「……なにいってんだか。オレはもともとこんなんだぜ?」>律&凍
焔:「……あばよ」
焔:ダッシュで、その場から逃げ出すように退場をー。
GM:今、こんなにも嫌な空気が流れている。
律:「嘘だよ……」
律:その背に向って
アレクセイ:「さて。話もついたところで……3人とも、基地に戻るぞ?」
律:「このまま戻って良いんですか?」>アレクセイ
アレクセイ:「仕方ないだろう? このままここでぼうっと突っ立っていても、事態が解決する訳じゃない」
GM/凍:「………………律、……ごめん。よく分からない。……けど」
GM/凍:「………………色々、…………嫌」
律:「……うん、僕も嫌だ」そう言って凍の手をぎゅーっと握ろう
GM/凍:「……ん」
GM:では、シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「敵の影」
 シーンPC:アレクセイ。

GM:羽村と落ち合ったのは、基地の外。
GM/羽村:「……元気そうだったかい、字伏君は?」
アレクセイ:「元気、といえば元気ですか。……厄介な相手に取り込まれている様ですがね」
アレクセイ:ずずずずー、とチャーシュー麺を啜りつつ。あ、舞台は至高亭ってことでよろしく(笑)
GM:了解(笑)
GM/羽村:「ほう。何か気づいたことがあれば、教えてくれないかなぁ。僕の網に引っかかるかも知れないよ」
GM:マーボーチャーハンをかっこみつつ。
アレクセイ:「宇伏少尉は我が強い様でその実、他者を思いやる子ですから……その彼が、パートナーにあんな暴言を吐くとは思えなくてね」
GM/羽村:「そうせざるを得ない状況、だと。ふむ」
アレクセイ:「盗聴か、人手を使った直接監視か……人質か。思いつくのはそんなところですがね」
焔:ではガラガラっと女連れで登場を(笑)
焔:「オレが知ってる飯屋なんて、ここぐれーだぞ?」と。
GM/林檎:「君のお誘いなら、どこでも嬉しいさ。うふふ」
焔:では、アレクと羽村先生の後ろのテーブルに。
アレクセイ:ぷぴゅるっ!? と思わず麺を口から吐き出しかけますが(笑)
焔:「おやっさん。チャーシュー大盛り2杯に餃子。あと茄子の味噌炒めと麻婆定食な!」と、いつものコースを。
焔:ちなみに焔は2人に気づいてないという方向でどうでしょう?(笑)>アレク
アレクセイ:それはOK(笑)「……噂をすれば何とやら、か」
GM/羽村:「どうするんだい?」
アレクセイ:「幸い、少尉はこちらに気付いていません。が、“お連れ”がそうかは判りませんしね。様子を見ようかと」
GM:焔の隣にいる、金髪の女性。
焔:奢りなので喰う。例え目の前にいるのがヤナやつだろうが悪人だろうがなんだろうが、
焔:飯に罪はないし、上手い飯は戦うエネルギーになるので。
GM:アレク、ここで情報処理判定をー。難易度は3です。
アレクセイ:#7c1 <情報処理>1 まずは普通に振ってみよう。
●ダイス:Arec:7c1= 1
アレクセイ:ぬ。……ロゴス6点使用、成功数を2点買います(笑)
GM:了解ー。
GM:では、アレクは思い出します。
GM:隣にいるのは、一時期シュネルギアの開発主任を務めていた人物。
アレクセイ:「―――林檎・クラッカーネ。シュネルギア:ベーシックの元開発主任が、何故……!!」
GM:その後、軍を退役して合衆国の企業に流れていった……という噂を聞いたことがある。
アレクセイ:(いや、彼女の経歴を考えれば……宇伏少尉の一件に絡んでいても不思議ではない、か)
焔:で、相変わらず林檎には目を合わせないまま――。
GM/林檎:「昔話になるけどね。私は軍をやめて本当によかったと思ってる」
焔:おっと、なら聞き手に回ります。
焔:「あんた……やっぱもとは軍人か?」
アレクセイ:こちらは黙って、チャーシュー麺を啜りつつ盗み聞き(笑)
GM/林檎:「子供を殺すことに、耐えられなくなったのさ」
GM/林檎:「私の組織はみんなそんな人間ばかりだよ。退役軍人や自分の意志で軍を抜けた技術者……」
焔:「……で、殺すことに耐えられなくなって」
焔:「……豆チビを殺すと脅して、オレに天使を殺させる訳だ。ご立派な人生計画だな」けっ、と。
GM/林檎:「君ならば、死なないと思ったから」
GM/林檎:「私が心の底から、その技術に感服し。――必ず帰ってくると信じられたのは、君だけなんだよ」
焔:「ったりめーだ、死人はもう死なねーだろうが」と、謎かけじみた答えを。
焔:最後の一滴まで汁を飲み干して
GM/林檎:「いつか、子供たちは全員殺される……そう思わないかい、アレクセイ中尉?」
アレクセイ:「そう思っているのなら、いたいけな少年を脅迫して縛りつけるのは矛盾していると思いますが?」>林檎
アレクセイ:そう言って立ち上がり、拳銃を林檎の額にポイント!!
焔:その拳銃を手でホールド!
GM/羽村:「アレク、場所が悪い」
GM:ざわめく店内。
GM/林檎:「君はまだ、あの性悪に飼いならされてるのかい?」
焔:「悪ぃ……中尉。こいつが戻らねーと、豆チビがやべーんだよ」
アレクセイ:「……なるほど、それが3人に辛く当たった理由か」>焔
焔:「……あのままにしといてくんねーかな?」
焔:「水護や八坂はともかくよ」
焔:「下手に希望もたせて……アレにこれ以上泣かれるのは、正直、つれえ」
焔:「馬鹿が勝手に出てって、帰ってこなかった。それなら、アイツもあきらめがつくだろ?」
アレクセイ:「はっはっはっは、上手い事を言うね。……でもね、クラッカーネ元主任」
アレクセイ:「彼女はキミの様な真似は絶対にしない。だからかな、着いて行こうって思えるのさ」
アレクセイ:焔の台詞に、承諾の意を込めて頷きつつ―――呆れた視線を林檎の方に。
GM/林檎:「けれど、君が無力であることには変わらないないさ」
GM/林檎:「焔クンも救えずに、ただ私を見逃すことしかできない。さぁ、帰ろうか、焔クン」
GM/林檎:「次はベットの上で可愛がってくれる約束だったよね?」わざと聞こえるように残して店内を去る。
焔:「……勘違いすんなよ?」>林檎に
焔:「今こーして何もしてくれねーことで、オレは充分救われてる。それを無力と感じるなら、てめーが馬鹿なだけだ」
焔:で、複雑な表情で「んじゃ……頼んだぜ、中尉」
焔:と、林檎の後に続き、退場を。
アレクセイ:「ああ。そこの自己中女の鼻、へし折ってやろうじゃないか」
GM/羽村:「ああ、羨ましい」歯軋り。
アレクセイ:がくっ!! 「軍医、つっこむところが違うでしょう!?」(笑)
GM/羽村:「……君は、意外と焔君に信頼されてるんだね。このことが羨ましい、だよ?」苦笑して。
アレクセイ:「アクシア先輩に比べればまだまだですよ。彼女のそこを判ってないんだ、あの女は。それにしても……」
アレクセイ:「しょ、性悪。性悪とはね。ぷっ、くっくっくっく……いや、先輩には悪いけど、上手い例えですよこれは」
GM/羽村:「おやおや、いいのかい。そんなこと言って?」
アレクセイ:「あ、いや、それは……!? 軍医、ここの勘定、僕に奢らせてください」
GM/羽村:「うん、よろしく。さて、頑張ろうか」
GM:敵の姿が分かったのだから、と。
アレクセイ:ちょほー、と目の幅涙を流しつつ、懐からがま口財布を取り出してエンドOKで(笑)
GM:では、シーエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「彼女の想い」
 シーンPC:律。

GM:黒い機体出現の報が入り。
GM:律と凍は、ギアに搭乗しての待機状態を余儀なくされている。
GM:2人だけの、ギアの中。
GM/凍:「………………律。……思った」
律:「うん?」
GM/凍:「……きっと。字伏は………………利用、されてる」
律:「うん、焔の様子普通じゃなかったし」
GM/凍:「……………………律。もし」
GM/凍:「……私が、人質になったら。…………律も、同じこと。……する?」
律:「何か不安? ……えっと、そうだね」
律:「しちゃうかも知れない……。手の届く範囲位は守りたいもの」
律:「そういうのは嫌?」
GM:ちょっとびっくり。
GM/凍:「………………律、ちっちゃい」
GM/凍:「……でも、……おっきい」
律:「むーっ。ちゃんと大きくなるよ、凍より」
GM/凍:「………………待ってる。……? ええ、と」
GM/凍:「………………そのままでいい。のほうが、……いい?」
律:「僕はもっと男らしくなりたいのに……」
GM:凍が、微笑んだ。
GM:気がしたが、気のせいだった。きっと。うん。
GM:ビー! ビー!
律:「だってそうじゃないと……」その言葉の後ろは飲み込み
律:「……焔かな?」
GM/管制官:「あの黒い機体が来ました! シュトルム、発進してください!」
律:「了解しました……凍!」気持ちを切り替えつつ
GM:同時に通信が入る。
GM:カゲミツ、からの回線である。
GM/メイリィ:「水護、頼みがあるアル」
律:「あっうん、なにかな?」
GM/メイリィ:「私はずっと、ここに座ってるアル。だから……」
GM/メイリィ:「ぶん殴って、連れ戻してきてほしいアル」誰が、とはいわず。
律:「大丈夫、任せてよ」安心させるように笑顔で
律:「だからメイリィは信じて待ってあげててよ」
GM/メイリィ:「崑崙人、頑固アルネ。たとえ本人に否定されようと信じるアル」
律:「うん、メイリィだったらそう言うと思った」にこり
GM/凍:「………………律。男になる……チャンス。……私も、手伝う」
アレクセイ:『レヴォトゥリ中尉だ。――5番機は現状維持、ギアドライバーの到着を待って発進。……いいね?』>メイリィ
GM/メイリィ:「了解アル」
GM/凍:「………………ジステムチェック。……ユーヴァーグリューネン。律、いつでも、いい」
GM/凍:「……それから。…………メイリィとばかり、話すと。……怒る」
律:「御免」
アレクセイ:『発進ゲート、オープン。固定アームのロックを解除。……シュネルギア:シュトルム、発進せよ』
律:「シュトルム、アップファールト」
GM/凍:「……っ」
GM:そして、シュトルムは向かう。あの黒い機体の下へと。
GM:では、シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン5 「ぶつかり合う、男たちッ!!」
 シーンPC:焔。

GM:“D”。
GM/林檎:『時間だね……天使が来る』
GM:モニターに表示されるエーテル反応。
GM:黒い機体の中で、焔はそれをしっかりと確認した。
焔:いつもはメイリィに任せていた作業を、自分でカリカリやりながら。
GM/林檎:『君なら悪魔の性能を120%引き出せる。もう一度いうよ?』
GM/林檎:『その機体は、自分の傷を力に変える機体だ』

GM:ルール的には、自分のHPや装甲を1削るごとに成功数が1増えます
焔:何時でも自分の命と引き替えになにかができると(笑)
GM:データ的にはいまんとこ、カゲミツの現状のデータでOKっす。
焔:了解です。ナビ修正のみ無くす形ですね?
GM:はい、そんなかんじで。
アレクセイ:やばーい(笑)
焔:よかった、カノーネあたりに乗せられたらどうしようかと思ってました(笑)<データはカゲミツ

焔:『確認した……とっとと殺らせに行かせろ』
GM/林檎:『力強い言葉。もう、そんなに私に惚れ直させるのはどうかと思うよ』
GM/林檎:『さぁ……来た。頑張ってくれなさい、焔クン』
GM:轟ッ。
GM:天使が現出する。
GM:直に、瑞穂基地の面々も来るだろう。
焔:『“D”、出るっ!』
焔:ふと、思う――
焔:信頼関係のない上官からの命令に従い、
焔:好きでも嫌いでもない奴らの整備した機体に一人乗り、
焔:ただ天使を殺すだけの今。
焔:『否定できねーな、今が――』
焔:――幸せではないが、愉しいと言うことを。
GM:目の前に現れたのは主天使。最強と名高い天使だが―――
GM:――今の焔の前では、ただの雑魚だ。
焔:一瞬だけ、少女の笑顔が脳裏に浮かんで
焔:「傷を力に変える悪魔――」
焔:「なら――こっちの疵も喰らって――」無理な制動と急加速を繰り返して――
焔:「全て――ぶち殺してみせろっ!!」主天使の脳天に、鉄槌の如き一撃を。
焔:こっちの=心のってことで(汗)
GM:ぐちゃ。羽をもがれた小鳥のように。
GM:べちゃ。ぶちまけられた絵の具のように。
GM:一瞬にして主天使が、肉塊へと化した。
焔:「弱えっ! こんなんじゃ――足りねえぇっ!!!」続けざまに、全身から呪法爆弾を周囲に撃ちまくる。
GM:さて、ではここで意志力判定となりますが。
GM:黒い機体のダーザインは何を取得してましたっけ?
焔:誘いで2LVですね
GM:ならば、自動的に失敗となります。
焔:了解です。
GM:焔はすでに悪魔を乗りこなしていた。
GM:いや。
GM:一体化していた、といってもいい。
GM:もし、今、少しでも天使に近い奴らを見たら。
GM:そのまま敵として殺しちまいそうだ。
GM:――なぁ、そうだろ?
焔:(ああ、そいつぁ悪くない……)
焔:天使兵を殴る拳の感触が、自分の感覚にフィードバックされて――
GM:林檎からのG3が来たという通信も届いていなかった。
律:「戦闘はもう終ってる……か」
GM:惨劇場、といえる場所だった。
律:高高度から戦闘区域に突入する……。
焔:天使兵を引き裂き、その体液を全身に浴びて
焔:黒とも紅ともつかない機体が――吼える。
律:「酷いな……こんなの」息を呑む
GM/凍:「……………………律。怖い」
GM/凍:「………………。怖い……!」
GM:震えている。あの彼女が、あの凍が!
アレクセイ:「照準固定、“フレースベルグ”てえぇぇぇぇぇッ!!」
アレクセイ:ホルテンから放たれる、対天使ミサイルの弾幕ッ!!
GM:――さぁ、来たぜ、相棒。
律:「やな気分……。うん、怖いよね。――だけど、怖くてもっ!」黒い機体に向き直りつつ
アレクセイ:「2番機、ぼさっとするな!! 撃ち落されたいのか!?」
GM/凍:「………………あれは……。本当に、字伏……?」声が震えたまま。
律:操縦桿を握る手が震える……今度は模擬戦じゃない。
律:「わかってますッ!」勝てるのだろうか僕は
焔:左手で天使兵の頭を鷲づかみながら、弾幕の中で急制動。
焔:(……相……棒)少しだけ、その言葉に違和感を感じるものの――
焔:掴んだ天使兵を――ホルテンに向かって投げつける!!
GM/管制官:「て、天使兵接近……じゃなくて、投擲!?」
アレクセイ:「総員、対ショック用意!!」
GM:ガゥゥゥゥゥゥン!
GM/管制官:「ミサイル発射筒、2、3、4番大破!! 機体制御に深刻なダメージ!!」
焔:(――ツギハ)「……ツギハ」
焔:虚ろな光を放つ眼が、シュトルムに向けられる。
アレクセイ:「くっ―――これが天使核兵器(エンゼルギア)か? まるで……悪魔(ディアボロス)じゃないか」
GM/凍:「……………………律。もう……怖くない」
GM/凍:「……この気持ち。…………きっと、私。……怒ってる」
律:「ホルテンがっ……止めるよ、アレを」
GM/凍:「………………うん、できる。……私と…………律なら!」
律:「そうだね。凍が居るんだもの、絶対止めてみせる……」
GM:そして、戦場に彼女の声が響き渡った。
GM/林檎:『うふふふふ! 最強、最強だわ! さすがよ、焔クン!』
GM/林檎:『これならば合衆国も、私たちを認めてくれるわ。ええ、きっと、そう!』
アレクセイ:通信と同時に、小型輸送機がホルテンから発進!!
アレクセイ:『キミたちだけを危険な目に遭わせる訳にはいかないよ』
アレクセイ:《タイムリー》を取得。Fw410U2“ミステル”を積んでいたことにします。それで出撃!
GM/凍:「………………ロックオン。律」
律:「わかってるっ!」ライフルから火線が“D”に向けて跳ぶ。
アレクセイ:『と、ととととおぉぉぉぉっ!? 敵に接近する前に誤射されるうぅぅぅ!!』
GM:火線が“D”の動きを奪い、ミステルが接近する!
焔:左の拳で、弾丸を正面から打ち砕く!
GM:怒鈍!
焔:が、一瞬の隙をつかれて、ミステルを見失う!
焔:(!?)「!?」
アレクセイ:『機体固定アーム、展開。……目標、ロック!!』
アレクセイ:背面に廻り、アームで“D”を固定!!
GM:ミステルとDが交差し、衝撃が走る。
GM:それは、焔にも。
GM:では、改めて意志力判定を。難易度は4です。
焔:んー、とりあえず、ロゴスを9使ってLVを4にします。
焔:で、判定を。
GM:うい。
焔:#9C4
●ダイス:Homura:9c4= 8
焔:Σ( ̄▽ ̄;)
GM:その衝撃の中、最初に聞こえたのは。
GM:悪魔ではなく……
GM:林檎ではなく……
GM/メイリィ:「馬鹿焔ぁぁ!」
GM:メイリィの声、だった。
焔:「メ……イリィ?」朧気な、霞のかかった頭に、声が響く
GM:“D”のコクッピトブロックからはじき出され。
GM:ミステルの中。
アレクセイ:『高速輸送機Fw410U2“ミステル”……ドッキングしたシュネルギアの管制を委譲する機能、こんなところで役に立つとは思わなかったよ』
GM:タン・メイリィは仁王立ちしていた。
アレクセイ:通信機越しに、息を切らせつつ。
律:「中尉、普通しないですよそんな事」苦笑しつつ
GM/メイリィ:「目を覚ませ、馬鹿焔!」
GM/メイリィ:「私が誰だかいってみるアル」
焔:誰だったか……この声は……
焔:思い出せない、意識が虚ろだ、意識が虚ろなら――
GM:衝撃。
GM:奥義、八卦天象破。
GM:喰らい慣れた一撃だ。
焔:壁に叩きつけられて、ずりずりずり、と床に。
GM/メイリィ:「私が誰だか聞いてるアルよ、まっすぐ馬鹿」
焔:「……ってぇだろうが、豆チビっ!!」その一撃で、覚醒。
GM:指をビシっと突き刺して。
GM/メイリィ:「私はタン・メイリィ」
GM/メイリィ:「字伏焔の唯一にして最高のナビゲーターアル」
焔:「ああ、おまえはタン・メイリィ」
焔:「オレの唯一にして最高のナビゲーターだ!」
焔:と、思わず勢いで。
アレクセイ:「宇伏少尉。取り合えず、愛の告白は後にしてくれないか………?」
GM:“D”が暴れ出す。
焔:「……メイリィっ、カゲミツに火ぃ入れろっ!!」
GM/メイリィ:「アタリキ、アルッ! お前のほうこそ、火ぃ入ってるアルか!?」
焔:「たりめーだ、ここ数日っ、燻らせてもらったからな!」
焔:「溜まった火っ、熨斗つけてアイツらに返すっ!」
焔:コクピットに飛び込んで。
GM:ミステルの崩壊も近い。
焔:「中尉、カゲミツの手に! ホルテンまで運ぶっ!」
律:「援護する、早く離れてっ!」
アレクセイ:「く――アレ、やっと瑞穂基地に廻ってきた機体なのに……。もったいないことしたなぁ……」
アレクセイ:“D”に破壊されるミステルを見やり、目の幅涙。
焔:帰ってきた、制約だらけで最強とはお世辞にも言えない機体のコクピットに、
GM:爆発。
GM:空を切り裂く黒き弾丸となりて、“D”が舞う。
焔:しかしその「枷」故に――最強たらずとも、負けない。
アレクセイ:「ええい、ごちゃごちゃ考えるのは後だ、後!! 全機、速やかに目標を破壊せよ!!」
焔:「オレが育てた……なら、ケリはオレが――オレたちがつけるっ!!」
焔:とりあえず、アレクをホルテンに放り込んで。
GM:気がつけば。
GM:白衣の金髪の女性が、そのコクピットへと滑り込んでいた。
GM/林檎:『させないよ、焔クン。最強は、悪魔なんだ』
GM/林檎:『私が、君がいなくても――。それを証明せねばならない』
焔:「最強、勝手に名乗れよ。だがな……」
焔:「負けねーのは、オレたちだっ!」
律:「あの人一体何処からっ!?」“D”の動きを牽制しながら驚い射撃が止まる
GM/凍:「………………空間……転移。……たぶん、強い、天使核の持ち主」
焔:背中に在る存在は、枷であると同時に――。
焔:戦うことの意義そのものだから。
GM/管制官:「アレクセイ中尉! ご無事ですか!?」
アレクセイ:「何とかね。それより、急いで直接火砲支援の準備を!! シュネルギアを援護する」
GM/管制官:「了解!」
GM:さぁ、ここは戦場だ。
GM:天使と、悪魔の。アポカリプス。
律:「最強なんてないんですよ………きっと何処にも」
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠